JPH0536931U - 単安定マルチバイブレータ - Google Patents
単安定マルチバイブレータInfo
- Publication number
- JPH0536931U JPH0536931U JP8520191U JP8520191U JPH0536931U JP H0536931 U JPH0536931 U JP H0536931U JP 8520191 U JP8520191 U JP 8520191U JP 8520191 U JP8520191 U JP 8520191U JP H0536931 U JPH0536931 U JP H0536931U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- variable resistor
- voltage
- circuit
- pulse width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単安定マルチバイブレータにおいて、1つの
可変抵抗を変えるだけで、従来よりも大幅に広い出力パ
ルス幅の可変範囲を得る。 【構成】 1つの可変抵抗により、定電流回路の動作点
を変えて、充電用コンデンサの充電電流を制御するとと
もに、充電用コンデンサの充電電圧を判定する比較回路
の基準電圧を変えるように構成されている。 【効果】 出力パルス幅を決定する充電用コンデンサの
充電電流と、コンデンサの充電電圧を判定する基準電圧
の相乗的変化により、可変抵抗の可変量のほぼ2乗に比
例して出力パルス幅を可変できる。
可変抵抗を変えるだけで、従来よりも大幅に広い出力パ
ルス幅の可変範囲を得る。 【構成】 1つの可変抵抗により、定電流回路の動作点
を変えて、充電用コンデンサの充電電流を制御するとと
もに、充電用コンデンサの充電電圧を判定する比較回路
の基準電圧を変えるように構成されている。 【効果】 出力パルス幅を決定する充電用コンデンサの
充電電流と、コンデンサの充電電圧を判定する基準電圧
の相乗的変化により、可変抵抗の可変量のほぼ2乗に比
例して出力パルス幅を可変できる。
Description
【0001】
この考案は、単安定マルチバイブレータに関するものである。
【0002】
図5は、一般的な集積回路に見られる単安定マルチバイブレータを示すブロッ ク図であり、図において、1は、出力パルス幅を調整する可変抵抗器、2は充電 用コンデンサ、3は充電用コンデンサの充電電圧が基準電圧に達したか否かを基 準電圧と比較する比較回路、4は充電用コンデンサの電荷を放電させる放電回路 、5は入力トリガを受けつけるフリップフロップ、6は基準電圧を作成する基準 電圧回路、7は出力端子である。
【0003】 次に動作について説明する。フリップフロップ5に入力トリガが印加されると 、フリップフロップ5をセット状態にする。フリップフロップ5がセットされる と放電回路4がOFFとなり、可変抵抗器1を通して充電用コンデンサ2に充電 電流が流れ、充電用コンデンサ2が充電されていく。充電用コンデンサ2の充電 電圧を比較回路3で基準電圧回路6の基準電圧と比較し、基準電圧に達すると、 比較回路3からフリップフロップ5のリセット信号が送出されフリップフロップ 5がリセットされて放電回路4をONにし、充電用コンデンサ2の電荷を放電さ せて1サイクルを終る。 このようにして、出力端子7に可変抵抗器1と、充電コンデンサ2の値で決ま るパルス幅を出力する。
【0004】
従来の単安定マルチバイブレータは以上のように構成されているので、パルス 幅を変えるため可変抵抗器1を変えても、可変抵抗器1の値にほぼ比例して、パ ルス幅が変化するだけであり、可変範囲が狭いという欠点があった。
【0005】 この考案は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、パルス幅 を可変する可変抵抗器を変えるだけで、ほぼ、可変抵抗器の可変量の2乗の可変 幅を持った単安定マルチバイブレータを提供することを目的とする。
【0006】
この考案に係る単安定マルチバイブレータは、1つの可変抵抗で、充電用コン デンサの充電電流を制御するとともに、比較回路の基準電圧も同時に変えて、出 力パルス幅の可変範囲を拡大したものである。
【0007】
この考案における単安定マルチバイブレータは、1つの可変抵抗を変えること により、出力パルス幅を決定する充電用コンデンサの充電電流の値と、充電用コ ンデンサの充電電圧を比較する比較回路の基準電圧を同時に変えて、出力パルス 幅の可変範囲を可変抵抗の可変量の約2乗倍にすることができる。
【0008】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1において、1は出力パ ルス幅を調整する可変抵抗器、2は充電用コンデンサ、3は充電用コンデンサの 充電電圧が基準電圧に達したか否かを基準電圧と比較する比較回路、4は充電用 コンデンサの電荷を放電させる放電回路、5は入力トリガを受けつけるフリップ フロップ、7は出力端子、8は可変抵抗器1で作られた電圧に応じた一定電流を 充電用コンデンサ3に流す定電流回路である。 図2は、図1の回路における各部の波形であり、11は入力トリガ、12は充電用 コンデンサに充電される電圧の変化、13は出力パルスである。
【0009】 次に動作について説明する。入力トリガがフリップフロップ5に入力されると 、フリップフロップ5をセット状態にする。フリップフロップ5がセットされる と、放電回路4がOFFとなり、可変抵抗1で作られた電圧に比例した電流を定 電流回路8を通して、充電用コンデンサ2に流し、充電する。充電用コンデンサ 2の充電電圧は比較回路3で、可変抵抗1で作られた電圧を基準電圧として比較 され、基準電圧に達すると、比較回路3からフリップフロップ5のリセット信号 が送出されてフリップフロップ5がリセットされ、放電回路4をONにし、充電 用コンデンサ2の電荷を放電させて1サイクルを終る。このようにして、出力端 子7にパルスを出力する。 ここで、可変抵抗1を電源(+V)に近い出力が出る状態にすると、定電流回 路8では、(+V)−(可変抵抗1の設定電圧)によって決まる定電流が流れる ことになるが、その電流は設定電圧が電源(+V)の電圧に近づく程少なくなる ため、充電用コンデンサ2の充電速度は遅くなる(コンデンサの両端の電圧はコ ンデンサに充電された電荷量に比例するため)。 又、逆に、充電用コンデンサ2の充電電圧を判定している比較回路の基準電圧 は、可変抵抗1による設定電圧が(+V)に近づくため、充電用コンデンサ2の 充電電圧が基準電圧に達するには、より長い時間がかかるように作用するため、 出力のパルス幅は、可変抵抗1の可変量のほぼ2乗に比例して変化することとな る。 逆に、可変抵抗1の設定電圧が0Vに近づくと、充電コンデンサ2に流れる電 流は多くなり、速く充電されると同時に、充電コンデンサ2の充電電圧を判定す る比較回路3の基準電圧も0V近くになるため、出力パルス幅は非常に短くなる ことは明白である。
【0010】 実施例2. なお、上記実施例では、制御電圧の可変素子として可変抵抗を設けたものを示 したが、フォトトランジスタを設けてもよい。 図3において、14はフォトトランジスタ、15は、フォトトランジスタの電流制 限用抵抗である。フォトトランジスタ14は、入射光により、コレクタ電流の電流 値が変化する為、フォトトランジスタ14と電流制限用抵抗15の組み合せにより、 入射光の強さによって、可変抵抗と同様に、出力のパルス幅を変化させることが できる。
【0011】 実施例3. また、上記実施例では、制御電圧の可変素子として、単一の可変抵抗器を設け たものを示したが、定電流回路用と比較回路用とに同軸の2連可変抵抗器を設け ても良い。図4において、16は、2連可変抵抗器である。 可変抵抗器を2連型にすることにより、定電流回路の電流値と比較回路の基準 電圧値を独自に設定できるので、出力のパルス幅の変化パターンを任意に選べる 効果がある。
【0012】
以上のように、この考案によれば、1つの可変抵抗によって、充電用コンデン サへの充電電流と、充電コンデンサの充電電圧を判定する基準電圧の両方を同時 に変えるように構成したので、出力パルス幅の大幅な可変が得られる効果がある 。
【図1】この考案の一実施例による単安定マルチバイブ
レータのブロック図
レータのブロック図
【図2】この考案の一実施例による回路の各部の波形図
【図3】この考案の他の実施例を示す単安定マルチバイ
ブレータのブロック図
ブレータのブロック図
【図4】この考案の他の実施例を示す単安定マルチバイ
ブレータのブロック図
ブレータのブロック図
【図5】従来の単安定マルチバイブレータのブロック図
1 可変抵抗器 2 充電用コンデンサ 3 比較回路 4 放電回路 5 フリップフロップ 7 出力端子 8 定電流回路 14 フォトトランジスタ 16 2連可変抵抗器
Claims (1)
- 【請求項1】 定電流回路と、コンデンサと、放電回路
と比較回路からなり、外部からの制御電圧によって、定
電流回路に流れる電流と、比較回路の基準電圧を同時に
制御する単安定マルチバイブレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8520191U JPH0536931U (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 単安定マルチバイブレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8520191U JPH0536931U (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 単安定マルチバイブレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536931U true JPH0536931U (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=13852010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8520191U Pending JPH0536931U (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 単安定マルチバイブレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536931U (ja) |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP8520191U patent/JPH0536931U/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4764840A (en) | Dual limit solenoid driver control circuit | |
JP2628642B2 (ja) | 自動電圧切替電源 | |
US3358206A (en) | Pulse width modulation control systems for controlling direct current motors | |
US4117384A (en) | Tachogenerator processing circuits and motor speed control systems including such circuits | |
JPH0536931U (ja) | 単安定マルチバイブレータ | |
JPH06101952B2 (ja) | 直流電動機の速度制御装置 | |
JP2718068B2 (ja) | 振幅制御台形波発生装置 | |
SU1510053A1 (ru) | Устройство дл управлени силовым тиристором | |
JP2624524B2 (ja) | 電動機の過負荷検出装置 | |
US4521748A (en) | Adjustable frequency oscillator | |
JPH0723033Y2 (ja) | デューテイ比制御装置 | |
JP7442189B2 (ja) | 調光装置および調光方法 | |
JPH0330281A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2582635B2 (ja) | 電磁ポンプの駆動装置 | |
JPH0537552Y2 (ja) | ||
JP2693464B2 (ja) | 非常用照明装置 | |
JP2822074B2 (ja) | 直流モータ駆動回路 | |
JPH061506Y2 (ja) | パワ−ステアリング制御装置 | |
JP2712522B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPS6311905Y2 (ja) | ||
JP2581038B2 (ja) | タイマ回路 | |
SU1211885A1 (ru) | Преобразователь интервала между импульсами в длительность импульсов | |
JPS6237523Y2 (ja) | ||
JPH0620171Y2 (ja) | 電力制御装置 | |
JP2589820Y2 (ja) | スイッチング電源装置 |