JPH0536668B2 - - Google Patents
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- JPH0536668B2 JPH0536668B2 JP60500838A JP50083885A JPH0536668B2 JP H0536668 B2 JPH0536668 B2 JP H0536668B2 JP 60500838 A JP60500838 A JP 60500838A JP 50083885 A JP50083885 A JP 50083885A JP H0536668 B2 JPH0536668 B2 JP H0536668B2
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- JP
- Japan
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- lip
- seal
- cylindrical
- circumferential surface
- extending
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
- F16J15/3248—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports
- F16J15/3252—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports with rigid casings or supports
- F16J15/3256—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports with rigid casings or supports comprising two casing or support elements, one attached to each surface, e.g. cartridge or cassette seals
- F16J15/3264—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports with rigid casings or supports comprising two casing or support elements, one attached to each surface, e.g. cartridge or cassette seals the elements being separable from each other
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16J15/3284—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings characterised by their structure; Selection of materials
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はグリース保持用およびごみ侵入防止用
の2重リツプ部分を有する一体化されたグリース
シールに関する。
の2重リツプ部分を有する一体化されたグリース
シールに関する。
(従来の技術)
2重リツプ部分を有するグリースシールの従来
技術としては、例えば、フランス特許第2430555
号明細書に開示されているものがある。従来技術
におけるこのグリースシールは静止されている穴
に嵌合されるシール部材と、回転する軸に嵌合さ
れる金属製のスリーブ部材とで成つている。この
シール部材は前記穴内に圧嵌される円筒状の壁
と、前記軸に向かつて内方に延びている半径方向
フランジとを有する金属製ケースを含む。この半
径方向フランジはこのフランジの内方端部に結合
された2重リツプのエラストマーシールを有す
る。このシールのリツプは2つに分かれていてグ
リース保持リツプエツジと、ごみを排除するリツ
プエツジとを提供している。組み立てられると、
これらシールリツプは前記スリーブ部材の円筒状
部分に係合する。このスリーブ部材は金属製ケー
スの円筒状の壁と半径方向フランジとの間の空間
内に延びている外方に配置されたフランジを有し
ている。金属製ケースの円筒状の壁の外方端部は
スリーブ部材上のフランジの外方の端部と取り外
し可能に係合するようになつた複数の指状部材を
有している。
技術としては、例えば、フランス特許第2430555
号明細書に開示されているものがある。従来技術
におけるこのグリースシールは静止されている穴
に嵌合されるシール部材と、回転する軸に嵌合さ
れる金属製のスリーブ部材とで成つている。この
シール部材は前記穴内に圧嵌される円筒状の壁
と、前記軸に向かつて内方に延びている半径方向
フランジとを有する金属製ケースを含む。この半
径方向フランジはこのフランジの内方端部に結合
された2重リツプのエラストマーシールを有す
る。このシールのリツプは2つに分かれていてグ
リース保持リツプエツジと、ごみを排除するリツ
プエツジとを提供している。組み立てられると、
これらシールリツプは前記スリーブ部材の円筒状
部分に係合する。このスリーブ部材は金属製ケー
スの円筒状の壁と半径方向フランジとの間の空間
内に延びている外方に配置されたフランジを有し
ている。金属製ケースの円筒状の壁の外方端部は
スリーブ部材上のフランジの外方の端部と取り外
し可能に係合するようになつた複数の指状部材を
有している。
(発明が解決しようとする課題)
上述した従来技術のグリースシールにおけるご
み侵入防止用のシールリツプはエラストマー部材
のみで構成されている。ホイールベアリングにグ
リースを時々追加することができる場合には、グ
リースは補充できるのであるし、またグリースが
十分に適用されているから、グリース保持用のシ
ールリツプの方の寿命はあまり問題にならない。
然し、ごみ侵入防止用のシールリツプの方は、小
砂、ちりおよび腐食性液体などのごみと極めて接
触し易いから、ごみ侵入防止用のシールリツプの
摩耗は極めて大となつてしまい、長寿命を確保す
ることはむずかしい。
み侵入防止用のシールリツプはエラストマー部材
のみで構成されている。ホイールベアリングにグ
リースを時々追加することができる場合には、グ
リースは補充できるのであるし、またグリースが
十分に適用されているから、グリース保持用のシ
ールリツプの方の寿命はあまり問題にならない。
然し、ごみ侵入防止用のシールリツプの方は、小
砂、ちりおよび腐食性液体などのごみと極めて接
触し易いから、ごみ侵入防止用のシールリツプの
摩耗は極めて大となつてしまい、長寿命を確保す
ることはむずかしい。
次に、上述した従来の技術において、金属製ケ
ースの円筒状の壁の外方端部はスリーブ部材上の
フランジの外方の端部と取り外し可能に係合する
ようになつた複数の指状部材を有しているが、指
状部材とスリーブ部材上のフランジの外方の端部
との係合は、両者が金属で成るものであるから、
スムーズに行なわれ難く、金属製ケースとスリー
ブ部材との組み立て作業が簡単なものではなかつ
た。また、両者が誤つて分離されてしまつて、一
体化を確保し得ないことがあつた。
ースの円筒状の壁の外方端部はスリーブ部材上の
フランジの外方の端部と取り外し可能に係合する
ようになつた複数の指状部材を有しているが、指
状部材とスリーブ部材上のフランジの外方の端部
との係合は、両者が金属で成るものであるから、
スムーズに行なわれ難く、金属製ケースとスリー
ブ部材との組み立て作業が簡単なものではなかつ
た。また、両者が誤つて分離されてしまつて、一
体化を確保し得ないことがあつた。
(発明が解決しようとする課題)
以下に説明する実施例に用いられている符号を
参考のために付記して本発明を記述すると、本発
明は、一体化されたグリースシールであつて、静
止している穴内に圧嵌されるようになつた外周表
面21と内周表面26とを備えた壁を画定してい
る円筒状外方部分20と、半径方向内方端部33
を有し内方に延びている半径方向フランジ30
と、前記シールの大気側にある外方表面31と、
前記シールのグリース側にある反対側の内方表面
32とを有する一体ものの金属製ケース15と、
該金属製ケース15に結合されていて且つ前記半
径方向フランジ30の外方表面31に結合された
半径方向延在部35を有する成形されたエラスト
マー部材16とを備えているシール部材11を含
み、前記エラストマー部材16は、前記半径方向
フランジ30の半径方向内方端部33の半径方向
内方に延びていて且つ前記半径方向フランジ30
に結合されている内方部分を有し、この内方部分
はそれらの間に凹所44を備えている2つに分か
れたリツプ部分40,41を有し、該リツプ部分
のうちの1方40は前記シールのグリース側にあ
つてグリースを保持するリツプエツジ42を備
え、前記リツプ部分のうちの他方41はごみを排
除するリツプ部分を提供し、前記一体化されたグ
リースシールは、更に、回転軸上に圧嵌されるよ
うになつた内周面53を有する半径方向内方円筒
状部分52を有する一体ものの金属製減摩スリー
ブ部材12を含み、前記半径方向内方円筒状部分
52は前記減摩スリーブ部材12が組み付けられ
る前における前記リツプ部分40,41の内方の
直径よりも大きな外方の直径を有していて且つ前
記リツプ部分40,1の両方に係合される外周面
54を有し、前記シール部材11上に前記減摩ス
リーブ部材12を組み付けると2つの前記リツプ
部分40,41が更に広がつて隔離されるように
なつており、前記減摩スリーブ部材12は、ま
た、前記半径方向内方円筒状部分52の大気側の
端部56から半径方向外方に延びているフランジ
部分57と、前記金属製ケース15の前記内周表
面26と前記半径方向内方端部33との間の空間
内へ前記フランジ部分57に対して角度をなして
軸線方向に延びている折り曲がつた部分58とを
有し、前記金属製ケース15の円筒状外方部分2
0の大気側の端部は前記減摩スリーブ部材12の
折り曲がつた部分58と取り外し可能に係合する
ようにされた保持装置38を収容しているグリー
スシールにおいて、 前記エラストマー部材16は前記半径方向延在
部35と一緒になつて前記半径方向フランジ30
の外方表面31を完全に覆う外方円筒部36を有
し、前記保持装置38は互いに円周方向に隔置し
て備えられた、前記エラストマー部材16の半径
方向内方に延びる一連の保持部38を含み、この
保持部38は、前記減摩スリーブ部材12の折り
曲がつた部分58の外方の端部59に取り外し自
在に係合しており、ごみを排除するリツプ部分4
1は円筒状に延びる凹所47,48を有してお
り、ポリテトラフルオルエチレン製の挿入部材1
7が前記凹所47,48内に適合されていて且つ
前記エラストマー部材16に結合されていて、ご
みを排除する前記リツプ部分41のシールリツプ
エツジ51を提供していることを特徴とする。
参考のために付記して本発明を記述すると、本発
明は、一体化されたグリースシールであつて、静
止している穴内に圧嵌されるようになつた外周表
面21と内周表面26とを備えた壁を画定してい
る円筒状外方部分20と、半径方向内方端部33
を有し内方に延びている半径方向フランジ30
と、前記シールの大気側にある外方表面31と、
前記シールのグリース側にある反対側の内方表面
32とを有する一体ものの金属製ケース15と、
該金属製ケース15に結合されていて且つ前記半
径方向フランジ30の外方表面31に結合された
半径方向延在部35を有する成形されたエラスト
マー部材16とを備えているシール部材11を含
み、前記エラストマー部材16は、前記半径方向
フランジ30の半径方向内方端部33の半径方向
内方に延びていて且つ前記半径方向フランジ30
に結合されている内方部分を有し、この内方部分
はそれらの間に凹所44を備えている2つに分か
れたリツプ部分40,41を有し、該リツプ部分
のうちの1方40は前記シールのグリース側にあ
つてグリースを保持するリツプエツジ42を備
え、前記リツプ部分のうちの他方41はごみを排
除するリツプ部分を提供し、前記一体化されたグ
リースシールは、更に、回転軸上に圧嵌されるよ
うになつた内周面53を有する半径方向内方円筒
状部分52を有する一体ものの金属製減摩スリー
ブ部材12を含み、前記半径方向内方円筒状部分
52は前記減摩スリーブ部材12が組み付けられ
る前における前記リツプ部分40,41の内方の
直径よりも大きな外方の直径を有していて且つ前
記リツプ部分40,1の両方に係合される外周面
54を有し、前記シール部材11上に前記減摩ス
リーブ部材12を組み付けると2つの前記リツプ
部分40,41が更に広がつて隔離されるように
なつており、前記減摩スリーブ部材12は、ま
た、前記半径方向内方円筒状部分52の大気側の
端部56から半径方向外方に延びているフランジ
部分57と、前記金属製ケース15の前記内周表
面26と前記半径方向内方端部33との間の空間
内へ前記フランジ部分57に対して角度をなして
軸線方向に延びている折り曲がつた部分58とを
有し、前記金属製ケース15の円筒状外方部分2
0の大気側の端部は前記減摩スリーブ部材12の
折り曲がつた部分58と取り外し可能に係合する
ようにされた保持装置38を収容しているグリー
スシールにおいて、 前記エラストマー部材16は前記半径方向延在
部35と一緒になつて前記半径方向フランジ30
の外方表面31を完全に覆う外方円筒部36を有
し、前記保持装置38は互いに円周方向に隔置し
て備えられた、前記エラストマー部材16の半径
方向内方に延びる一連の保持部38を含み、この
保持部38は、前記減摩スリーブ部材12の折り
曲がつた部分58の外方の端部59に取り外し自
在に係合しており、ごみを排除するリツプ部分4
1は円筒状に延びる凹所47,48を有してお
り、ポリテトラフルオルエチレン製の挿入部材1
7が前記凹所47,48内に適合されていて且つ
前記エラストマー部材16に結合されていて、ご
みを排除する前記リツプ部分41のシールリツプ
エツジ51を提供していることを特徴とする。
(発明の作用及び効果)
本発明においては、ごみを排除するリツプ部分
は円筒状に延びる凹所を有し、この凹所にポリテ
トラフルオルエチレン製の挿入部材が適合して配
置されているので、減摩スリーブ部材と接するご
みを排除するリツプ部分の摩擦抵抗を減少せしめ
て、ごみを排除するリツプ部分の長寿命を確保す
る。
は円筒状に延びる凹所を有し、この凹所にポリテ
トラフルオルエチレン製の挿入部材が適合して配
置されているので、減摩スリーブ部材と接するご
みを排除するリツプ部分の摩擦抵抗を減少せしめ
て、ごみを排除するリツプ部分の長寿命を確保す
る。
次に、本発明においては、エラストマー部材が
金属製ケースの半径方向フランジの外方表面を完
全に覆う外方円筒部を有しており、ここに半径方
向内方に延びる一連の保持部が備えられており、
この保持部は減摩スリーブ部材の折り曲がつた部
分の外方の端部に取り外し自在に係合するように
なつているので、シール部材すなわち、エラスト
マー部材を備えた金属製ケースに対して減摩スリ
ーブ部材の折り曲がつた部分を保持部内にスナツ
プばめしてシール部材と減摩スリーブ部材とを簡
単に組み立てることができるうえに、エラストマ
ー材料で成る保持部が減摩スリーブ部材の折り曲
がつた部分を弾性的に良好に保持して、組み立て
体を一体的に維持することができる。シール部材
と減摩スリーブ部材とは、保持部がある故に誤つ
て分離されることはない。
金属製ケースの半径方向フランジの外方表面を完
全に覆う外方円筒部を有しており、ここに半径方
向内方に延びる一連の保持部が備えられており、
この保持部は減摩スリーブ部材の折り曲がつた部
分の外方の端部に取り外し自在に係合するように
なつているので、シール部材すなわち、エラスト
マー部材を備えた金属製ケースに対して減摩スリ
ーブ部材の折り曲がつた部分を保持部内にスナツ
プばめしてシール部材と減摩スリーブ部材とを簡
単に組み立てることができるうえに、エラストマ
ー材料で成る保持部が減摩スリーブ部材の折り曲
がつた部分を弾性的に良好に保持して、組み立て
体を一体的に維持することができる。シール部材
と減摩スリーブ部材とは、保持部がある故に誤つ
て分離されることはない。
更に、エラストマー部材が金属製ケースの半径
方向フランジの外方表面を完全に覆う外方円筒部
を有し且つ一連の前述した保持部を有すること
で、減摩スリーブ材料の折り曲がつた部分の端部
をまわつて通り、ごみを排除するリツプ部材に達
するごみの量をかなり少なくし得るという利点を
も有している。
方向フランジの外方表面を完全に覆う外方円筒部
を有し且つ一連の前述した保持部を有すること
で、減摩スリーブ材料の折り曲がつた部分の端部
をまわつて通り、ごみを排除するリツプ部材に達
するごみの量をかなり少なくし得るという利点を
も有している。
(実施例)
第1図に示すように、本発明に基づく一体化さ
れたグリースシール10は連続した環状装置であ
る。第1図および第2図で示すように、グリース
シール10はシール部材11と減摩スリーブ部材
12とを含む。シール部材11と減摩スリーブ部
材12とは、グリースシール10が2個の主要部
材であるシール部材11および減摩スリーブ部材
12を別々に取り付けて形成されるのではなく、
一体化された組み立て体として取り付けられるよ
うになつている。
れたグリースシール10は連続した環状装置であ
る。第1図および第2図で示すように、グリース
シール10はシール部材11と減摩スリーブ部材
12とを含む。シール部材11と減摩スリーブ部
材12とは、グリースシール10が2個の主要部
材であるシール部材11および減摩スリーブ部材
12を別々に取り付けて形成されるのではなく、
一体化された組み立て体として取り付けられるよ
うになつている。
整形されたシール部材11を示す第3図でみて
よく分るように、シール部材11は、3個の主部
材を含む。すなわち、このシール部材11は、金
属製ケース15と、金属製ケース15に結合され
たエラストマー部材16と、エラストマー部材1
6に結合されたポリテトラフルオルエチレン製の
挿入部材17と、を含む。以下、「内」、「外」と
いう文言が多数出てくるが、第3図および第4図
でみて、右側は半径方向の「内」であり、左側は
半径方向の「外」であり、また、上側は軸線方向
の「内」であり、下側は軸線方向の「外」である
ので、これを留意して読まれたい。
よく分るように、シール部材11は、3個の主部
材を含む。すなわち、このシール部材11は、金
属製ケース15と、金属製ケース15に結合され
たエラストマー部材16と、エラストマー部材1
6に結合されたポリテトラフルオルエチレン製の
挿入部材17と、を含む。以下、「内」、「外」と
いう文言が多数出てくるが、第3図および第4図
でみて、右側は半径方向の「内」であり、左側は
半径方向の「外」であり、また、上側は軸線方向
の「内」であり、下側は軸線方向の「外」である
ので、これを留意して読まれたい。
金属製ケース15は、ハウジングの静止してい
る穴と漏れのない係合をする外周表面21を有す
る円筒状外方部分20が形成された一体ものの環
状金属製部材である。外周表面21は好ましくは
図示しない静止している穴にロツクする材料が被
覆されている。円筒状外方部分20の一端部22
は自由端にされており、そして他端部23は短い
逆方向円筒状部分24を形成するように逆方向に
折り返されており、逆方向円筒状部分24の外周
面25が円筒状外方部分20の内周表面26に接
して押圧するようにされている。逆方向円筒状部
分24は、内周面27を有しかつその端部28で
内方に向けて曲げられて、大気側の外方表面3
1、グリース側の内方表面32および半径方向内
方端部33を有する、半径方向フランジ30が形
成されている。この半径方向内方端部33および
外方表面31と、内方表面32の内方部分とに対
してエラストマー部分16が接着されている。実
際のモールド作業は、第6図および第7図に関連
してあとで述べる。
る穴と漏れのない係合をする外周表面21を有す
る円筒状外方部分20が形成された一体ものの環
状金属製部材である。外周表面21は好ましくは
図示しない静止している穴にロツクする材料が被
覆されている。円筒状外方部分20の一端部22
は自由端にされており、そして他端部23は短い
逆方向円筒状部分24を形成するように逆方向に
折り返されており、逆方向円筒状部分24の外周
面25が円筒状外方部分20の内周表面26に接
して押圧するようにされている。逆方向円筒状部
分24は、内周面27を有しかつその端部28で
内方に向けて曲げられて、大気側の外方表面3
1、グリース側の内方表面32および半径方向内
方端部33を有する、半径方向フランジ30が形
成されている。この半径方向内方端部33および
外方表面31と、内方表面32の内方部分とに対
してエラストマー部分16が接着されている。実
際のモールド作業は、第6図および第7図に関連
してあとで述べる。
エラストマー部材16は、適当なエラストマー
であればどのようなものであつてもよく、一体も
の部材で、半径方向フランジ30の外方表面31
に接着された半径方向延在部35と、金属製ケー
ス15の内周面27に接着された外方円筒部36
と、を含む。この外方円筒部36の軸線方向の端
部37に隣接して、複数個の内方に向けられた低
い突起で構成された保持部38が突設されて、減
摩スリーブ部材12をそれが組み立てられた位置
で一体的に保持するようにされている。
であればどのようなものであつてもよく、一体も
の部材で、半径方向フランジ30の外方表面31
に接着された半径方向延在部35と、金属製ケー
ス15の内周面27に接着された外方円筒部36
と、を含む。この外方円筒部36の軸線方向の端
部37に隣接して、複数個の内方に向けられた低
い突起で構成された保持部38が突設されて、減
摩スリーブ部材12をそれが組み立てられた位置
で一体的に保持するようにされている。
エラストマー部材16の半径方向内方部分は2
個のリツプ部分40および41を含む。リツプ部
分40は、モールドされたままでかつ整形される
必要がないリツプエツジ42を含み、リツプ部分
40は金属製ケース15の半径方向フランジ30
に対して約45度の角度でもつて離隔するように傾
斜しており、グリースを保持するリツプエツジ4
2はわずかに曲面がつけられてもよく、さらに好
ましくは複数個(3個が好適である)の短いベン
トを構成する浅い刻み目43が設けられている。
刻み目43は、外周上に均等に離隔されておりか
つ、好ましくは、幅が約0.127mm(0.005″)そして
深さが3.175mm(0.125″)になされている。これら
刻み目43の目的は、2個のリツプ部分40,4
1の潤滑を保持するように、両リツプ部分40,
41間の凹所44内にグリースがベアリング室内
から流入することを許容することにある。これに
必要なグリースの量は非常に小量である。即ち刻
み目43は非常に小さいので、ベアリング室内に
おけるグリース保持量に大きい影響を与えること
はない。
個のリツプ部分40および41を含む。リツプ部
分40は、モールドされたままでかつ整形される
必要がないリツプエツジ42を含み、リツプ部分
40は金属製ケース15の半径方向フランジ30
に対して約45度の角度でもつて離隔するように傾
斜しており、グリースを保持するリツプエツジ4
2はわずかに曲面がつけられてもよく、さらに好
ましくは複数個(3個が好適である)の短いベン
トを構成する浅い刻み目43が設けられている。
刻み目43は、外周上に均等に離隔されておりか
つ、好ましくは、幅が約0.127mm(0.005″)そして
深さが3.175mm(0.125″)になされている。これら
刻み目43の目的は、2個のリツプ部分40,4
1の潤滑を保持するように、両リツプ部分40,
41間の凹所44内にグリースがベアリング室内
から流入することを許容することにある。これに
必要なグリースの量は非常に小量である。即ち刻
み目43は非常に小さいので、ベアリング室内に
おけるグリース保持量に大きい影響を与えること
はない。
他方のリツプ部分41は、ポリテトラフルオル
エチレン製の挿入部材17に対する良好な支持部
が形成されるように、リツプ部分40より相当に
幅広にされている。挿入部材17はリツプ部分4
0の幅の約半分を占め、エラストマー製のリツプ
部分41に接着されてそれにより固定保持される
必要がある。かくて、リツプ部分41のエラスト
マーの部分は壁部45および46と、壁部47お
よび48で画成された凹所とを有するものであ
る。この凹所内に壁部47,48と端を合わせて
ポリテトラフルオルエチレン製の挿入部材17が
配置されている。リツプ部分41と挿入部材17
は共通の整形されたエツジ50を有する。この整
形されたエツジ50は、壁部45に対して垂直で
はないが、シール部材11が減摩スリーブ部材1
2上に組み立てられた時に、整形されたエツジ5
0は、第2図でみて分るように、減摩スリーブ部
材12に対して可能な限り直角に近づくように、
整形されている。普通この整形は半径方向フラン
ジ30に平行な平面に対して約30度の角度をなし
て行われる。シール部材11を作る方法はあとで
述べる。いずれにしても、この整形により最初は
鋭いシールリツプエツジ51を形成する。リツプ
部分41が摩耗するとシールリツプエツジ51も
鈍くなる。
エチレン製の挿入部材17に対する良好な支持部
が形成されるように、リツプ部分40より相当に
幅広にされている。挿入部材17はリツプ部分4
0の幅の約半分を占め、エラストマー製のリツプ
部分41に接着されてそれにより固定保持される
必要がある。かくて、リツプ部分41のエラスト
マーの部分は壁部45および46と、壁部47お
よび48で画成された凹所とを有するものであ
る。この凹所内に壁部47,48と端を合わせて
ポリテトラフルオルエチレン製の挿入部材17が
配置されている。リツプ部分41と挿入部材17
は共通の整形されたエツジ50を有する。この整
形されたエツジ50は、壁部45に対して垂直で
はないが、シール部材11が減摩スリーブ部材1
2上に組み立てられた時に、整形されたエツジ5
0は、第2図でみて分るように、減摩スリーブ部
材12に対して可能な限り直角に近づくように、
整形されている。普通この整形は半径方向フラン
ジ30に平行な平面に対して約30度の角度をなし
て行われる。シール部材11を作る方法はあとで
述べる。いずれにしても、この整形により最初は
鋭いシールリツプエツジ51を形成する。リツプ
部分41が摩耗するとシールリツプエツジ51も
鈍くなる。
減摩スリーブ部材12は金属部材で形成され、
好ましくはこの種の装置に普通使用される薄鋼板
の材料で作られ、一般にリン酸またはこれと類似
の溶液で処理されている。第4図に示すように、
この減摩スリーブ部材12は、半径方向内方円筒
状部分52を含む。半径方向内方円筒状部分52
の内周面53は回転する軸上に適当に嵌合され、
その外周面54は第2図でみて分るようにリツプ
エツジ42およびシールリツプエツジ51が摺動
する表面としての役目をする。ベアリングに面す
る一端部55は自由端をなし、他方の端部56に
おいては減摩スリーブ部材12は半径方向のフラ
ンジ部分57を含み、更に角度をつけて延在する
折り曲がつた部分58が軸線方向に端部55の側
に向けて設けられそして外方の端部59で終つて
いる。端部55および59は成型される前に切断
されている。角度をつけて延在する折り曲がつた
部分58は半径方向のフランジ部分57に対して
約45度の角度をつけて延在するものとして図示さ
れており、外方の端部59は保持部38を越えて
位置しているが、外方円筒部36の内表面からは
離隔されている。外方の端部59はグリースシー
ル10を組み立てて一体化するために4個または
それ以上の保持部38内にスナツプばめされるこ
とができる。保持部38の間隔があけられている
ことと、保持部38がえラストマーで成つていて
可撓性を有することは、組み立てを非常に簡単に
する。
好ましくはこの種の装置に普通使用される薄鋼板
の材料で作られ、一般にリン酸またはこれと類似
の溶液で処理されている。第4図に示すように、
この減摩スリーブ部材12は、半径方向内方円筒
状部分52を含む。半径方向内方円筒状部分52
の内周面53は回転する軸上に適当に嵌合され、
その外周面54は第2図でみて分るようにリツプ
エツジ42およびシールリツプエツジ51が摺動
する表面としての役目をする。ベアリングに面す
る一端部55は自由端をなし、他方の端部56に
おいては減摩スリーブ部材12は半径方向のフラ
ンジ部分57を含み、更に角度をつけて延在する
折り曲がつた部分58が軸線方向に端部55の側
に向けて設けられそして外方の端部59で終つて
いる。端部55および59は成型される前に切断
されている。角度をつけて延在する折り曲がつた
部分58は半径方向のフランジ部分57に対して
約45度の角度をつけて延在するものとして図示さ
れており、外方の端部59は保持部38を越えて
位置しているが、外方円筒部36の内表面からは
離隔されている。外方の端部59はグリースシー
ル10を組み立てて一体化するために4個または
それ以上の保持部38内にスナツプばめされるこ
とができる。保持部38の間隔があけられている
ことと、保持部38がえラストマーで成つていて
可撓性を有することは、組み立てを非常に簡単に
する。
シール部材11と減摩スリーブ部材12とが組
み立てられてグリースシール10(第2図)が出
来上るとリツプエツジ42およびシールリツプエ
ツジ51はその前(第3図)よりより幅広に押し
拡げられ、そして両者間に位置する凹所44は幾
分高さが減らされるが幅は拡げられる。組み立て
られた状態において、グリースが凹所44に入る
ことを許容するようになされた刻み目43は本来
の作用をなしうる状態になり、またポリテトラフ
ルオルエチレン製の挿入部材17は、その軸線方
向外方のエツジ50を、減摩スリーブ部材12の
フランジ部分57に対してほぼ平行に、即ち金属
製ケース15の半径方向フランジ30に対してほ
ぼ平行に、位置する。
み立てられてグリースシール10(第2図)が出
来上るとリツプエツジ42およびシールリツプエ
ツジ51はその前(第3図)よりより幅広に押し
拡げられ、そして両者間に位置する凹所44は幾
分高さが減らされるが幅は拡げられる。組み立て
られた状態において、グリースが凹所44に入る
ことを許容するようになされた刻み目43は本来
の作用をなしうる状態になり、またポリテトラフ
ルオルエチレン製の挿入部材17は、その軸線方
向外方のエツジ50を、減摩スリーブ部材12の
フランジ部分57に対してほぼ平行に、即ち金属
製ケース15の半径方向フランジ30に対してほ
ぼ平行に、位置する。
減摩スリーブ部材12のフランジ部材57およ
び折り曲がつた部分58は、水、腐食性液体、お
よびほこりなどのごみが、グリースシール10内
に侵入することを可能な限り防止するためのそら
し部材および油切りとしての役目を果たす。
び折り曲がつた部分58は、水、腐食性液体、お
よびほこりなどのごみが、グリースシール10内
に侵入することを可能な限り防止するためのそら
し部材および油切りとしての役目を果たす。
この油切りとそらしの特性をよりよく発揮させ
るために、第5図に示す減摩スリーブ部材60が
用いられてもよいが、その代り製造がより困難で
それ故に幾分高価につく。この場合、円筒上部分
62の端部の短い半径方向部分61につづいて、
円筒状部分62の反対側端部に向けて約90度軸線
方向内方に向けて曲げられた部分63を有し、そ
の次に取り付け時に半径方向フランジ30に対し
て平行に位置するように外方に曲げられた部分6
4を有し、そしてその次に最終の部分65が逆方
向に鋭角でもつて曲げられており、その端部66
が保持部38の内径より大径になるようにされて
いる。この逆方向の曲げにより、保持部38の内
側に最終の部分65の保持部38の大径の部分を
軸線方向内方に残留させるようにする。この大径
の部分は保持部38が突出する外方円筒部36よ
りは小径にされている。この構造は余分なスペー
スをとることなく、油切り作用を改善するもので
ある。
るために、第5図に示す減摩スリーブ部材60が
用いられてもよいが、その代り製造がより困難で
それ故に幾分高価につく。この場合、円筒上部分
62の端部の短い半径方向部分61につづいて、
円筒状部分62の反対側端部に向けて約90度軸線
方向内方に向けて曲げられた部分63を有し、そ
の次に取り付け時に半径方向フランジ30に対し
て平行に位置するように外方に曲げられた部分6
4を有し、そしてその次に最終の部分65が逆方
向に鋭角でもつて曲げられており、その端部66
が保持部38の内径より大径になるようにされて
いる。この逆方向の曲げにより、保持部38の内
側に最終の部分65の保持部38の大径の部分を
軸線方向内方に残留させるようにする。この大径
の部分は保持部38が突出する外方円筒部36よ
りは小径にされている。この構造は余分なスペー
スをとることなく、油切り作用を改善するもので
ある。
金属製ケースの外周は、第5図に示すように少
なくともその一部分をエラストマーで被覆しても
よい。ここではエラストマーの外方部分即ちラバ
ー被覆部分70が金属製ケース15の内方に向け
てた段差部72の外周表面71をおおうように形
成されている。ラバー被覆部分70はそれ自身が
静止している穴内径に適応するようにその端部に
向けて流動できるので、金属製ケース15の静止
している穴と係合する部分の円筒状外方部分73
よりわずかに大径されている。
なくともその一部分をエラストマーで被覆しても
よい。ここではエラストマーの外方部分即ちラバ
ー被覆部分70が金属製ケース15の内方に向け
てた段差部72の外周表面71をおおうように形
成されている。ラバー被覆部分70はそれ自身が
静止している穴内径に適応するようにその端部に
向けて流動できるので、金属製ケース15の静止
している穴と係合する部分の円筒状外方部分73
よりわずかに大径されている。
次に本発明のグリースシールの製造方法を説明
する。好ましい方法は第6図および第7図で示す
ように4個の型部材よりなる型75を使用して行
なわれる。型75は説明のために特定の向きで図
示するが、異なる向きにされてもよい。静止した
第1基部型部材80は、円筒状内表面82と円筒
状外表面83とで画成された底部平坦面81を有
する形状にされている。円筒状内表面82は環状
水平面84まで延在し、環状水平面84は短い円
筒状面85まで延在し、そしてそれから内方截頭
円錐面86に続く。円錐面86の外方端部は、短
いケース係合平面台部89に段差部88によつて
連結された棚部87が形成されている。平面台部
89から円弧状面90が円筒状部91まで延在し
平坦肩部92で終る。平坦肩部92の外方エツジ
は外方截頭円錐部93で終る。円錐部93の下方
端部に、円筒状外表面83まで延在する平坦棚部
95が始まる位置に、フラツシユトラツプ94が
配置されている。
する。好ましい方法は第6図および第7図で示す
ように4個の型部材よりなる型75を使用して行
なわれる。型75は説明のために特定の向きで図
示するが、異なる向きにされてもよい。静止した
第1基部型部材80は、円筒状内表面82と円筒
状外表面83とで画成された底部平坦面81を有
する形状にされている。円筒状内表面82は環状
水平面84まで延在し、環状水平面84は短い円
筒状面85まで延在し、そしてそれから内方截頭
円錐面86に続く。円錐面86の外方端部は、短
いケース係合平面台部89に段差部88によつて
連結された棚部87が形成されている。平面台部
89から円弧状面90が円筒状部91まで延在し
平坦肩部92で終る。平坦肩部92の外方エツジ
は外方截頭円錐部93で終る。円錐部93の下方
端部に、円筒状外表面83まで延在する平坦棚部
95が始まる位置に、フラツシユトラツプ94が
配置されている。
第2外方型部材100が第1基部型部材80上
に部分的にそれをとり囲み、かつ部分的にそれの
上方に載置されている。第2外方型部材100
は、円筒状外表面101と、環状の平坦棚部95
と係合する下方環状平面102とを有し、さらに
第1基部型部材80の外方截頭円錐面93に向け
て押圧する截頭円錐面103を有する。さらにそ
の上方に、別の截頭円錐面105まで延在する短
い円筒状内表面104が配置され、截頭円錐面1
05は円筒状外表面101まで延在する上方環状
平面106に至る。
に部分的にそれをとり囲み、かつ部分的にそれの
上方に載置されている。第2外方型部材100
は、円筒状外表面101と、環状の平坦棚部95
と係合する下方環状平面102とを有し、さらに
第1基部型部材80の外方截頭円錐面93に向け
て押圧する截頭円錐面103を有する。さらにそ
の上方に、別の截頭円錐面105まで延在する短
い円筒状内表面104が配置され、截頭円錐面1
05は円筒状外表面101まで延在する上方環状
平面106に至る。
金属製ケース15は、好ましくはその外周表面
21を第2外方型部材100の円筒状内表面10
4に押圧し、かつ半径方向フランジ30の内方表
面32を平面台部89上に載置して置かれる。一
方金属製ケース15の内周表面26の殆どの部分
は円筒状部91から離隔されて配置されている。
21を第2外方型部材100の円筒状内表面10
4に押圧し、かつ半径方向フランジ30の内方表
面32を平面台部89上に載置して置かれる。一
方金属製ケース15の内周表面26の殆どの部分
は円筒状部91から離隔されて配置されている。
第3内方型部材110は、下方円筒状表面11
1、段差部112および上方円筒状表面113で
形成されるほぼ円筒状の段差付貫通内孔を有す
る。モールドピン114は段差部112係合しか
つ第3内方型部材110の環状平面116を環状
水平面84に向けて具合よく押圧する頭部115
を有する。円筒状面117は円筒状面85と係合
し、そして截頭円錐面118は第1基部型部材8
0の截頭円錐面86とその上方位置で係合する。
しかしながら円錐面118の上方かつ外方端部は
棚部87に隣接した第1基部型部材80および第
3内方型部材110の間に凹所120が形成され
るような形状にされている。凹所120はリツプ
部分40をモールドさせる。凹所120はその上
方端部で終りそして截頭円錐面121が上方に向
けて内方延在棚部122まで延在する。内方延在
棚部122は次に環状平面部124で終るほぼ円
筒状のテーパー部123まで延在しそして上方円
筒状表面113に至る。
1、段差部112および上方円筒状表面113で
形成されるほぼ円筒状の段差付貫通内孔を有す
る。モールドピン114は段差部112係合しか
つ第3内方型部材110の環状平面116を環状
水平面84に向けて具合よく押圧する頭部115
を有する。円筒状面117は円筒状面85と係合
し、そして截頭円錐面118は第1基部型部材8
0の截頭円錐面86とその上方位置で係合する。
しかしながら円錐面118の上方かつ外方端部は
棚部87に隣接した第1基部型部材80および第
3内方型部材110の間に凹所120が形成され
るような形状にされている。凹所120はリツプ
部分40をモールドさせる。凹所120はその上
方端部で終りそして截頭円錐面121が上方に向
けて内方延在棚部122まで延在する。内方延在
棚部122は次に環状平面部124で終るほぼ円
筒状のテーパー部123まで延在しそして上方円
筒状表面113に至る。
ポリテトラフルオルエチレン製のワツシヤー1
25が、好ましくはその一面を酸によるエツチン
グを施されかつ接着セメントがこのエツチング上
およびその外周部126に被覆されて、内方延在
棚部122の上に、エツチングおよび接着セメン
ト面を上に向けてかつその内周部127をテーパ
ー部123と当接させて、置かれる。ワツシヤー
125は内方延在棚部122を越えて延在しかつ
截頭円錐面121の部分にオーバーハングする。
ワツシヤー125上に硬化されていないエラスト
マー製のリング128が置かれる。リング128
の容積はエラストマーのために設けられた型が形
成する凹所を満たす適当な量となるように計算さ
れている。
25が、好ましくはその一面を酸によるエツチン
グを施されかつ接着セメントがこのエツチング上
およびその外周部126に被覆されて、内方延在
棚部122の上に、エツチングおよび接着セメン
ト面を上に向けてかつその内周部127をテーパ
ー部123と当接させて、置かれる。ワツシヤー
125は内方延在棚部122を越えて延在しかつ
截頭円錐面121の部分にオーバーハングする。
ワツシヤー125上に硬化されていないエラスト
マー製のリング128が置かれる。リング128
の容積はエラストマーのために設けられた型が形
成する凹所を満たす適当な量となるように計算さ
れている。
第4上方型部材130が上方モールドピン13
1に取付けられている。モールドピン131は下
方肩部134に向けて複数個のスプリング133
を部分的に圧縮する頭部132を有する。第1基
部型部材80と同様に、第4上方型部材130は
平坦下方面136の外方端部に位置し、型75が
閉じられた位置で第3内方型部材110のテーパ
ー部123と合致するテーパー部137の内方端
部の位置に、フラツシユ受け凹所135を有す
る。テーパー部137の下方端部に平坦環状平面
138が位置し、それが傾斜した型表面140ま
で延在する。平坦環状平面138および傾斜した
型表面140は、リツプ部分41用の型凹所の一
部を画成する。型表面140に短い半径方向部1
41がつづき、さらに円筒状段差部142がつづ
き、そして短い環状平面143に至り、その外方
端部からテーパー部144が外方かつ上方に向け
て延在する。テーパー部144は、第2外方型部
材100の円錐面105と合致し、かつその外方
端部に別のフラツシユ受け凹所145を有する。
凹所145を越えて第2外方型部材100の上方
環状平面106と合致する平坦平面146が外周
円筒面147に至るまで延在する。
1に取付けられている。モールドピン131は下
方肩部134に向けて複数個のスプリング133
を部分的に圧縮する頭部132を有する。第1基
部型部材80と同様に、第4上方型部材130は
平坦下方面136の外方端部に位置し、型75が
閉じられた位置で第3内方型部材110のテーパ
ー部123と合致するテーパー部137の内方端
部の位置に、フラツシユ受け凹所135を有す
る。テーパー部137の下方端部に平坦環状平面
138が位置し、それが傾斜した型表面140ま
で延在する。平坦環状平面138および傾斜した
型表面140は、リツプ部分41用の型凹所の一
部を画成する。型表面140に短い半径方向部1
41がつづき、さらに円筒状段差部142がつづ
き、そして短い環状平面143に至り、その外方
端部からテーパー部144が外方かつ上方に向け
て延在する。テーパー部144は、第2外方型部
材100の円錐面105と合致し、かつその外方
端部に別のフラツシユ受け凹所145を有する。
凹所145を越えて第2外方型部材100の上方
環状平面106と合致する平坦平面146が外周
円筒面147に至るまで延在する。
第6図の位置から第7図の位置まで、加熱され
た型が移動されて閉じられると、型凹所が画成さ
れ、そして同時的にエラストマーがその中に流入
させられる。もし過剰なエラストマーがあるとき
は、それはフラツシユ受け凹所135および14
5内に流入する。このフラツシユはモールドされ
たものから比較的に容易に除去される。しかしな
がら、モールドされたままのリツプ部分40には
フラツシユは全く発生しない。上述した作業の
際、エラストマーと第4上方型部材130とはポ
リテトラフルオルエチレン製のワツシヤー125
上に作用して、そのオーバーハング部分を截頭円
錐面121に向けて合致させかつエラストマーと
接着させる。型75が閉じられた後は、前記エラ
ストマーの硬化が完了するまでそのまま保持さ
れ、それから型が開かれて周知方法によつて成型
されたものが取り出される。
た型が移動されて閉じられると、型凹所が画成さ
れ、そして同時的にエラストマーがその中に流入
させられる。もし過剰なエラストマーがあるとき
は、それはフラツシユ受け凹所135および14
5内に流入する。このフラツシユはモールドされ
たものから比較的に容易に除去される。しかしな
がら、モールドされたままのリツプ部分40には
フラツシユは全く発生しない。上述した作業の
際、エラストマーと第4上方型部材130とはポ
リテトラフルオルエチレン製のワツシヤー125
上に作用して、そのオーバーハング部分を截頭円
錐面121に向けて合致させかつエラストマーと
接着させる。型75が閉じられた後は、前記エラ
ストマーの硬化が完了するまでそのまま保持さ
れ、それから型が開かれて周知方法によつて成型
されたものが取り出される。
型の図面からみて分るように、テトラフルオル
エチレン製のワツシヤー125とエラストマー製
のリング128との、内方部分が整形されて切り
取られなければならない。この整形は第8図の線
150に沿つて、第3図で示す整形されたエツジ
50を残すようにして行われ、シールリツプエツ
ジ51の内周内径がリツプエツジ42のそれより
小径であるようにされる。すでに述べたように、
この整形は、半径方向フランジ30がなす面に対
して約30度の角度をつけて行われ、グリースシー
ル10が一体化されたときに整形されたエツジ5
0が減摩スリーブ部材12の外周面54に対して
ほぼ直角をなすように行われる。
エチレン製のワツシヤー125とエラストマー製
のリング128との、内方部分が整形されて切り
取られなければならない。この整形は第8図の線
150に沿つて、第3図で示す整形されたエツジ
50を残すようにして行われ、シールリツプエツ
ジ51の内周内径がリツプエツジ42のそれより
小径であるようにされる。すでに述べたように、
この整形は、半径方向フランジ30がなす面に対
して約30度の角度をつけて行われ、グリースシー
ル10が一体化されたときに整形されたエツジ5
0が減摩スリーブ部材12の外周面54に対して
ほぼ直角をなすように行われる。
減摩スリーブ部材12は周知の成型方法によつ
て所望の形状にされ、そしてすでに述べたよう
に、シール部材11内にスナツプ嵌めされ、保持
部38が好適に適所にそれを保持するようにされ
る。一体化されたグリースシール10は、もし実
際にその必要があれば、ごく例外的なこととして
分離できるが、通常一体化されたままにされる。
保持部38の故に誤つて分離することはない。
て所望の形状にされ、そしてすでに述べたよう
に、シール部材11内にスナツプ嵌めされ、保持
部38が好適に適所にそれを保持するようにされ
る。一体化されたグリースシール10は、もし実
際にその必要があれば、ごく例外的なこととして
分離できるが、通常一体化されたままにされる。
保持部38の故に誤つて分離することはない。
第1図は本発明の原理を使用した一体化された
2重リツプ部分を有するグリースシールの端部立
面図を示す図面である。第2図は第1図の2−2
線に沿つたグリースシールの部分を断面図でかつ
大きく拡大して示す図面である。第3図はシール
部材のみの、かつそれがモールドされたままでそ
して整形された状態で示すさらに拡大された断面
図である。第4図は減摩スリーブ部材の同様にさ
らに拡大された断面図である。第5図は本発明の
異なる実施例を示す第2図とと同様な図面であつ
て、この実施例とは異なる形状をした減摩スリー
ブ部材を示す。第6図は本発明のシール部材をモ
ールドする型の下方部分のほぼ半分を示す断面図
で、前記型は開かれた状態で、かつ金属製ケー
ス、ポリテトラフルオルエチレン製のワツシヤー
および原料エラストマーが適所に配置された状態
を示す。第7図は前記型が閉じられた状態を示す
同様な図面である。第8図は第7図の一部分の部
分拡大図であつて断面図でシール部材がモールド
されたままでかつ整形される線を指示して示され
ている。 10……グリースシール、11……シール部
材、12……減摩スリーブ部材、15……金属製
ケース、16……エラストマー部材、17……ポ
リテトラフルオルエチレン製の挿入部材、20…
…円筒状外部部分、21……外周表面、26……
内周表面、27……内周面、30……半径方向フ
ランジ、31……外方表面、32……内方表面、
33……半径方向内方端部、35……半径方向延
在部、36……外方円筒部、38……保持部、4
0,41……リツプ部分、42……リツプエツ
ジ、47,48……壁部、51……シールリツプ
エツジ、52……半径方向内方円筒状部分、54
……外周面、56……端部、57……フランジ部
分、58……折り曲がつた部分、59……外方の
端部。
2重リツプ部分を有するグリースシールの端部立
面図を示す図面である。第2図は第1図の2−2
線に沿つたグリースシールの部分を断面図でかつ
大きく拡大して示す図面である。第3図はシール
部材のみの、かつそれがモールドされたままでそ
して整形された状態で示すさらに拡大された断面
図である。第4図は減摩スリーブ部材の同様にさ
らに拡大された断面図である。第5図は本発明の
異なる実施例を示す第2図とと同様な図面であつ
て、この実施例とは異なる形状をした減摩スリー
ブ部材を示す。第6図は本発明のシール部材をモ
ールドする型の下方部分のほぼ半分を示す断面図
で、前記型は開かれた状態で、かつ金属製ケー
ス、ポリテトラフルオルエチレン製のワツシヤー
および原料エラストマーが適所に配置された状態
を示す。第7図は前記型が閉じられた状態を示す
同様な図面である。第8図は第7図の一部分の部
分拡大図であつて断面図でシール部材がモールド
されたままでかつ整形される線を指示して示され
ている。 10……グリースシール、11……シール部
材、12……減摩スリーブ部材、15……金属製
ケース、16……エラストマー部材、17……ポ
リテトラフルオルエチレン製の挿入部材、20…
…円筒状外部部分、21……外周表面、26……
内周表面、27……内周面、30……半径方向フ
ランジ、31……外方表面、32……内方表面、
33……半径方向内方端部、35……半径方向延
在部、36……外方円筒部、38……保持部、4
0,41……リツプ部分、42……リツプエツ
ジ、47,48……壁部、51……シールリツプ
エツジ、52……半径方向内方円筒状部分、54
……外周面、56……端部、57……フランジ部
分、58……折り曲がつた部分、59……外方の
端部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一体化されたグリースシールであつて、静止
している穴内に圧嵌されるようになつた外周表面
21と内周表面26とを備えた壁を画定している
円筒状外方部分20と、半径方向内方端部33を
有し内方に延びている半径方向フランジ30と、
前記シールの大気側にある外方表面31と、前記
シールのグリース側にある反対側の内方表面32
とを有する一体ものの金属製ケース15と、該金
属製ケース15に結合されていて且つ前記半径方
向フランジ30の外方表面31に結合された半径
方向延在部35を有する成形されたエラストマー
部材16とを備えているシール部材11を含み、
前記エラストマー部材16は、前記半径方向フラ
ンジ30の半径方向内方端部33の半径方向内方
に延びていて且つ前記半径方向フランジ30に結
合されている内方部分を有し、この内方部分はそ
れらの間に凹所44を備えている2つに分かれた
リツプ部分40,41を有し、該リツプ部分のう
ちの1方40は前記シールのグリース側にあつて
グリースを保持するリツプエツジ42を備え、前
記リツプ部分のうちの他方41はごみを排除する
リツプ部分を提供し、前記一体化されたグリース
シールは、更に、回転軸上に圧嵌されるようにな
つた内周面53を有する半径方向内方円筒状部分
52を有する一体ものの金属製減摩スリーブ部材
12を含み、前記半径方向内方円筒状部分52は
前記減摩スリーブ部材12が組み付けられる前に
おける前記リツプ部分40,41の内方の直径よ
りも大きな外方の直径を有していて且つ前記リツ
プ部分40,41の両方に係合される外周面54
を有し、前記シール部材11上に前記減摩スリー
ブ部材12を組み付けると2つの前記リツプ部分
40,41が更に広がつて隔離されるようになつ
ており、前記減摩スリーブ部材12は、また、前
記半径方向内方円筒状部分52の大気側の端部5
6から半径方向外方に延びているフランジ部分5
7と、前記金属製ケース15の前記内周表面26
と前記半径方向内方端部33との間の空間内へ前
記フランジ部分57に対して角度をなして軸線方
向に延びている折り曲がつた部分58とを有し、
前記金属製ケース15の円筒状外方部分 20の大気側の端部は前記減摩スリーブ部材12
の折り曲がつた部分58と取り外し可能に係合す
るようにされた保持装置38を収容しているグリ
ースシールにおいて、 前記エラストマー部材16は前記半径方向延在
部35と一緒になつて前記半径方向フランジ30
の外方表面31を完全に覆う外方円筒部36を有
し、前記保持装置38は互いに円周方向に隔置し
て備えられた、前記エラストマー部材16の半径
方向内方に延びる一連の保持部38を含み、この
保持部 38は、前記減摩スリーブ部材12の折り曲がつ
た部分58の外方の端部59に取り外し自在に係
合しており、ごみを排除するリツプ部分41は円
筒状に延びる凹所47,48を有しており、ポリ
テトラフルオルエチレン製の挿入部材17が前記
凹所47,48内に適合されていて且つ前記エラ
ストマー部材16に結合されていて、ごみを排除
する前記リツプ部分41のシールリツプエツジ5
1を提供していることを特徴とする、一体化され
たグリースシール。 2 ごみを排除する前記リツプ部分41は大気側
に端壁部46,50を有し、この端壁部46,5
0は前記減摩スリーブ部材 12及び前記金属製ケース15を組み付けた際に
前記減摩スリーブ部材12の外周面54に対して
ほぼ直角に配置される特許請求の範囲第1項記載
の一体化されたグリースシール。 3 1つの前記リツプ部分40のリツプエツジ4
2は2つの前記リツプ部分40,41間の凹所4
4内に小量のグリースを通過させ得る一連の隔置
された浅い刻み目43を備えている特許請求の範
囲第1項又は第2項記載の一体化されたグリース
シール。 4 前記金属製ケース15は、前記円筒状外方部
分20の1つの端部23から逆方向に延びていて
且つ前記内周表面26に当接している外周面25
と内周面27とを有する逆方向円筒状部分24を
含み、この逆方向円筒状部分24は前記円筒状外
方部分 20より短かく、半径方向に延びている前記半径
方向フランジ30は前記逆方向円筒状部分24の
軸線方向の内方の端部28から延びており、前記
半径方向フランジ30の外方表面31は前記逆方
向円筒状部分24の内周面27と連続しており、
前記エラストマー部材16の外方円筒部36は前
記逆方向円筒状部分24の内周面27に結合され
且つ該内周面27を覆つている特許請求の範囲第
1項から第3項までのいずれか1つに記載された
一体化されたグリースシール。 5 前記減摩スリーブ部材60のフランジ部分は
円筒状部分62と接続されている半径方向部分6
1を有し、この半径方向部分61はごみを排除す
るための前記リツプ部分41を越えて延びてい
て、前記金属製ケース15の半径方向フランジ部
分30に向かつている軸線方向内方に延びる部分
63に続いており、この部分63は前記金属製ケ
ース15の半径方向フランジ部分30に平行で且
つ前記保持部分38を越えて半径方向外方に延び
ている部分64に続いており、この部分64は軸
線方向には前記円筒状外方部分20の端部とほぼ
同一平面で終り且つ半径方向には前記保持部38
の内方で終つている部分65であつて、軸線方向
には外方に延び、半径方向には内方に延びている
角度をなしている前記部分65に続いている特許
請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1つ
に記載された一体化されたグリースシール。 6 前記金属製ケース15の円筒状外方部分73
は段差部72を有しており、前記エラストマー部
材16は前記外方円筒部36から前記円筒状外方
部分73の外周面71まで延びていて且つ該外周
表面 71に結合されて、静止している前記穴に係合す
る外周縁を提供する被覆部分70を有している特
許請求の範囲第1項から第5項までのいずれか1
つに記載された一体化されたグリースシール。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US57886184A | 1984-02-10 | 1984-02-10 | |
US578861 | 1984-02-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61501161A JPS61501161A (ja) | 1986-06-12 |
JPH0536668B2 true JPH0536668B2 (ja) | 1993-05-31 |
Family
ID=24314626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60500838A Granted JPS61501161A (ja) | 1984-02-10 | 1985-02-08 | 一体化されたグリースシール |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0172881B1 (ja) |
JP (1) | JPS61501161A (ja) |
AT (1) | ATE37433T1 (ja) |
DE (1) | DE3565168D1 (ja) |
ES (1) | ES8606600A1 (ja) |
MX (1) | MX162700A (ja) |
WO (1) | WO1985003558A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62267189A (ja) * | 1986-05-15 | 1987-11-19 | Ricoh Co Ltd | 熱転写記録媒体 |
AU2521692A (en) * | 1991-09-30 | 1993-04-01 | Skf Usa Inc. | Pumping feature on wear sleeve for unitized seal |
JPH0579130U (ja) * | 1992-03-31 | 1993-10-26 | キーパー株式会社 | シール装置 |
US20020011710A1 (en) | 1997-09-25 | 2002-01-31 | Oldenburg Michael R. | Retrofittable severe duty seal for a shaft |
US6186507B1 (en) | 1997-09-25 | 2001-02-13 | Michael R. Oldenburg | Retrofittable severe duty seal for a shaft |
US6692007B2 (en) | 2001-10-31 | 2004-02-17 | Transcom, Inc. | Seal for a shaft |
JP4925397B2 (ja) * | 2005-05-19 | 2012-04-25 | 内山工業株式会社 | 密封装置 |
GB2526545A (en) * | 2014-05-26 | 2015-12-02 | Skf Ab | Radial seal with contacting and non-contacting portions |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE815283C (de) * | 1949-02-24 | 1951-10-01 | Kupfer Asbest Co | Einbaufertige, kaefiglose Dichtung aus elastischem Werkstoff mit durch einen eingelegten Metallring versteiftem Haftteil |
FR1508575A (fr) * | 1967-01-18 | 1968-01-05 | Chromex | Procédé pour la fabrication d'un dispositif d'étanchéité, notamment pour paliers arrières de vilebrequin de moteurs à combustion interne et dispositif d'étanchéité ainsi obtenu |
AT328815B (de) * | 1973-07-25 | 1976-04-12 | Simmerwerke Simmer Kg | Einbaufertige elastisch-verformbare dichtung und verfahren zu deren herstellung |
IT1054379B (it) * | 1975-01-03 | 1981-11-10 | Goetzewerke | Guarnizione anulare a labbro con anello portante |
US3955859A (en) * | 1975-03-25 | 1976-05-11 | The Torrington Company | Bearing with multiple lip seal |
US4171561A (en) * | 1976-12-01 | 1979-10-23 | Garlock Inc. | Molded lip seal with polytetrafluoroethylene liner and method for making the same |
IT1108623B (it) * | 1978-07-07 | 1985-12-09 | Iao Industrie Riunite Spa | Dispositivo di tenuta per alberi rotanti |
FR2505951A1 (fr) * | 1981-05-13 | 1982-11-19 | Roulements Soc Nouvelle | Joint d'etancheite tournant entre pieces coaxiales a armature metallique de montage |
-
1985
- 1985-02-08 AT AT85901191T patent/ATE37433T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-02-08 WO PCT/US1985/000188 patent/WO1985003558A1/en active IP Right Grant
- 1985-02-08 JP JP60500838A patent/JPS61501161A/ja active Granted
- 1985-02-08 DE DE8585901191T patent/DE3565168D1/de not_active Expired
- 1985-02-08 ES ES540279A patent/ES8606600A1/es not_active Expired
- 1985-02-08 EP EP85901191A patent/EP0172881B1/en not_active Expired
- 1985-02-11 MX MX204296A patent/MX162700A/es unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0172881A1 (en) | 1986-03-05 |
ES8606600A1 (es) | 1986-04-16 |
ATE37433T1 (de) | 1988-10-15 |
DE3565168D1 (en) | 1988-10-27 |
EP0172881B1 (en) | 1988-09-21 |
MX162700A (es) | 1991-06-17 |
JPS61501161A (ja) | 1986-06-12 |
WO1985003558A1 (en) | 1985-08-15 |
ES540279A0 (es) | 1986-04-16 |
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