JPH0536664B2 - - Google Patents

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JPH0536664B2
JPH0536664B2 JP58104816A JP10481683A JPH0536664B2 JP H0536664 B2 JPH0536664 B2 JP H0536664B2 JP 58104816 A JP58104816 A JP 58104816A JP 10481683 A JP10481683 A JP 10481683A JP H0536664 B2 JPH0536664 B2 JP H0536664B2
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JP
Japan
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oil
engagement device
speed
low
hydraulic pressure
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JP58104816A
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JPS59231248A (ja
Inventor
Fumihiro Ushijima
Isamu Minemoto
Takahiro Sakai
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車等の車両に用いられる自動変
速機の油圧制御装置に係わり、特にクラツチツウ
クラツチ制御方式の変速制御を行う油圧制御装置
に係わる。
流体式トルクコンバータと、いくつかの変速段
を得るための複数個の摩擦係合装置を備えた歯車
変速機構とを含む自動変速機の変速制御を行う油
圧制御装置は、従来より種々の方式のものが知ら
れており、その一つとしてクラツチツウツチクラ
方式の変速制御を行う油圧制御装置が既に提案さ
れている。このクラツチツウクラツチ方式の変速
制御を行う油圧制御装置は、一つの低速段用摩擦
係合装置をライン油圧供給油路へ接続すると共に
一つの高速段用摩擦係合装置をドレーン油路へ接
続する第一の切換位置と前記高速段用摩擦係合装
置をライン油圧供給油路へ接続すると共に前記低
速段用摩擦係合装置をドレーン油路へ接続する第
二の切換位置との間で切換作動する変速弁と、前
記低速段用摩擦係合装置及び前記高速段用摩擦係
合装置の油圧供給路に各々接続された低速段用ア
キユームレータ及び高速段用アキユームレータ
と、アツプシフトタイミング制御弁を含み前記低
速段用摩擦係合装置のドレーン油路に与える流れ
抵抗を制御するアツプシフトタイミング制御回路
とを有している。アツプシフトタイミング制御回
路は、前記高速段用摩擦係合装置の油圧が所定値
以下の時には前記低速段用摩擦係合装置のドレー
ン油路に与える流れ抵抗を大きくし、前記高速段
用摩擦係合装置の油圧が所定値以上の時には前記
低速段用摩擦係合装置のドレーン油路に与える流
れ抵抗を小さくするようになつており、これによ
り前記変速弁が前記第一の切換位置より前記第二
の切換位置に切換るアツプシフト時に、前記高速
段用摩擦係合装置の油圧が十分立上がつてこれが
トルク伝達を実質的に開始するまでは前記低速段
用摩擦係合装置の油圧の排出が低速度にて行わ
れ、前記高速段用摩擦係合装置の油圧が十分立上
がつてこれがトルク伝達を実質的に開始するよう
になると、低速段用摩擦係合装置の油圧の排出が
比較的急速に行われて該低速段用摩擦係合装置の
解放が比較的急速に行われる。即ち、クラツチツ
ウクラツチ方式の変速制御を行う油圧制御装置に
於ては、高速段用摩擦係合装置の係合と低速段用
摩擦係合装置の解放のタイミングが相対的に制御
され、変速シヨツクの少ない好ましいアツプシフ
トが行われる。
しかし、上述の如きクラツチツウクラツチ方式
の変速制御に於て、油圧の排出が行われる低速段
用摩擦係合装置の油圧系統に於ける油圧容量が大
きいと、そのドレーン油路に与える流れ抵抗がア
ツプシフトタイミング制御回路によつて小さくさ
れてもこれより前記低速段用摩擦係合装置が解放
状態になるのに長い時間を要し、このためアツプ
シフト時に高速段用摩擦係合装置と低速段用摩擦
係合装置とが共にトルク伝達を行い得る係合状態
となる、所謂タイアツプ現象を生じることがあ
り、この時には大きい変速シヨツクが生じ、また
双方の摩擦係合装置の耐久性を損ねることにな
る。このタイアツプ現象は油圧制御装置の油温度
が低い時に顕著なものになる。
上述の如きタイアツプ現象の発生を回避するた
め低速段用摩擦係合装置の油圧系統に於ける油圧
容量を小さくすべく低速段用アキユームレータの
アキユームレータ容量を低減することが考えられ
るが、しかし、低速段用摩擦係合装置にライン油
圧が供給される時に低速段用摩擦係合装置が急速
に係合することを回避して大きい変速シヨツクが
生じないようにするためには前記低速段用アキユ
ームレータのアキユームレータ容量を小さくする
には限度があり、この低速段用アキユームレータ
のアキユームレータ容量が余り小さくされると、
今度は低速段用摩擦係合装置が係合する時の変速
時に大きい変速シヨツクが生じるようになる。
低速段用摩擦係合装置の油圧給排路に接続され
たアキユームレータが、低速段用摩擦係合装置へ
油圧が供給されるときには十分なアキユームレー
タ容量を与えるべく十分大きくされ、しかも低速
段用摩擦係合装置より油圧が排出されるときに
は、アキユームレータによつて低速段用摩擦係合
装置からの油圧の排出が遅れないようにするた
め、低速段用摩擦係合装置の油圧給排路にアキユ
ームレータを接続する油路の途中にアキユームレ
ータ制御弁を組込み、低速段用摩擦係合装置が排
油されるとき、これと入替りに係合される高速段
用摩擦係合装置内にて立上がる油圧の大きさによ
つて前記アキユームレータ制御弁を作動させ、高
速段用摩擦係合装置内に於ける油圧が所定値以上
に達したとき前記アキユムレータ制御弁によつて
アキユームレータを低速段用摩擦係合装置の油圧
給排路より切離してドレーン通路へ接続すること
が、特開昭54−7062号公報、特開昭53−34057号
公報等に示されている。かかるアキユームレータ
制御弁を用いることにより、アキユームレータの
容量を十分大きく保つて上記のタイアツプ現象を
回避することができる。しかしかかるアキユーム
レータ制御弁が組込まれると、当該アキユームレ
ータは高速段用摩擦係合装置が係合されている
間、低速段用摩擦係合装置の油圧給排路より切離
されたままの状態にあり、高速段用摩擦係合装置
内の油圧が前記所定値以下に下つて初めて低速段
用摩擦係合装置の油圧給排路に再び接続されるの
で、変速段の反転切換が生じ、低速段用摩擦係合
装置への油圧の供給が行われるとき、低速段用摩
擦係合装置に対するアキユームレータの作動が遅
れるという問題がある。
本発明は、一つの摩擦係合装置より油圧が排出
され、これと入替りに他の一つの摩擦係合装置へ
油圧が供給されることにより歯車変速機構の変速
段を切換える自動変速機の油圧制御装置に於て、
排油される側の摩擦係合装置からの排油が給油さ
れる側の摩擦係合装置の立上がりに応じて途中ら
急速に行われるべきときに、排油側摩擦係合装置
の油路に接続されたアキユームレータを該油路よ
り切離すことによつて、両摩擦係合装置が同時に
係合状態となるタイアツプ現象が生ずることを回
避するが、排油側摩擦係合装置の排油が終了した
ときには、アキユームレータを再び該油路に接続
することにより、変速段の反転切換が生じたと
き、アキユームレータが当初から作動するよう、
改良された自動変速機の油圧制御装置を提供する
ことを目的としている。
かかる目的は、本発明によれば、低速段用摩擦
係合装置と高速段用摩擦係合装置とを含み、これ
ら二つの摩擦係合装置の係合を切換ることにより
変速段の切換を行う自動変速機の油圧制御装置に
於て、前記低速段用摩擦係合装置をライン油圧供
給油路へ接続すると共に前記高速段用摩擦係合装
置をドレーン油路へ接続する第一の切換位置と前
記高速段用摩擦係合装置をライン油圧供給油路へ
接続すると共に前記低速段用摩擦係合装置をドレ
ーン油路へ接続する第二の切換位置との間で切換
作動する変速弁と、前記低速段用摩擦係合装置の
油圧給排路に接続された低速段用アキユームレー
タと、前記高速段用摩擦係合装置の油圧が所定値
以下の時には前記低速段用摩擦係合装置の油圧給
排路を排油方向に流れる油に与える流れ抵抗を大
きくし前記高速段用摩擦係合装置の油圧が所定値
以上の時には前記低速段用摩擦係合装置の油圧給
排路を排油方向に流れる油に与える流れ抵抗を小
さくするアツプシフトタイミング制御回路と、前
記低速段用摩擦係合装置に対する油圧給排路の途
中に設けられた絞りと、前記流れ抵抗が大きく排
油流量が小さくて前記絞りの前後に於ける油圧差
が小さいときには前記低速段用アキユームレータ
を前記低速段用摩擦係合装置の油圧給排路に接続
し前記流れ抵抗が小さくされ排油流量が増大し前
記絞りの前後に於ける油圧差が増大したとき該油
圧差によつて前記低速段用アキユームレータを前
記低速段用摩擦係合装置の油圧給排路より切離し
て専用のドレーン油路に接続するアキユームレー
タ制御弁とを有していることを特徴とする自動変
速機の油圧制御装置によつて達成される。
かかる構成によれば、排油される低速段用摩擦
係合装置の油圧給排油より排油過程の途中で切離
されたアキユームレータは、低速段用摩擦係合装
置の排油過程が終了すると再び該油圧給排油に接
続され、次の反転変速に際して低速段用摩擦係合
装置に油圧が供給されるとき、当初から作動でき
る状態に整えられる。
この場合、前記アキユームレータ制御弁の作動
に関する用件は、低速段用摩擦係合装置の排油過
程に於て、前記アツプシフトタイミング制御回路
による流路抵抗切換に応答してアキユームレータ
を排油中の油路から切離すことであり、このタイ
ミングに関して正しく作動しさえすれば、その後
は低速段用摩擦係合装置もアキユームレータも最
終的に排油され、油路内の油の流量は零となるの
で、アキユームレータ制御弁は確実に元の位置、
即ちアキユームレータを油路に接続する位置に復
帰する。従つて前記絞りの絞り度がアツプシフト
タイミング制御回路による流路抵抗切換の作動時
点に於てアキユームレータ制御弁を確実に切換え
るに十分な差圧を発生するように設定されれば、
アキユームレータに対する前記専用ドレーン油路
の絞り度は上記の本発明による油圧制御装置の作
動性能にとつて実質的に影響しない。即ち、前記
油給排路からアキユームレータ制御弁により切離
された後、アキユームレータはいずれ最終的に排
油されるのであり、その排油速度は任意に設計さ
れてよい。
以下に添付の図を参照して本発明を実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は本発明による自動変速機の油圧制御装
置に一つの実施例をその要部について示す油圧回
路図である。第1図に於て、1はセカンドブレー
キを、2はダイレクトクラツチを各々示してお
り、セカンドブレーキ1が係合状態にあつてダイ
レクトクラツチ2が解放状態にある時には第2速
段が達成されこれに対しダイレクトクラツチ2が
係合状態にあつてセカンドブレーキ1が解放状態
に或時には第3速段が達成されるようになつてい
る。
セカンドブレーキ1及びダイレクトクラツチ2
は各々油圧サーボ式のものであり、これらは2−
3速変速弁3を経てライン油圧を選択的に供給さ
れ或いはその供給された油圧を選択的に排出され
ることにより係合或いは解放されるようになつて
いる。
2−3速変速弁3は、原動機の負荷に比例した
スロツトル油圧と車速に比例したガバナ油圧との
平衡関係とに基いて切換作動するスプール弁4を
含んでおり、第2速段を達成する時にはスプール
弁4が図にて左半分に示された下方位置にあるこ
とによりライン油圧供給ポート5を第2速用ポー
ト6に接続し且ドレーンポート7を第3速用ポー
ト8に接続し、これに対し第3速段を達成する時
にはスプール弁4が図にて右半分に示された上方
位置にあつてライン油圧供給ポート5を第3速用
ポート8に接続し且もう一つのドレーンポート9
を第2速用ポート6に接続するようになつてい
る。第2速用ポート6は、油路12a、絞り10
と一方向弁11との並列回路及び油路12bを経
てセカンドブレーキ1に接続され、第3速用ポー
ト8は絞り13と一方向弁14との並列回路及び
油路15を経てダイレクトクラツチ2に接続され
ている。
油路12bの途中には油路32、アキユームレ
ータ制御弁34、油路33を経てアキーユムレー
タ16が接続されている。アキユームレータ16
は、背圧室17に供給されたライン油圧と圧縮コ
イルばね18による力の合計の力と油路33より
アキユームレータ室19に供給された油圧、即ち
セカンドブレーキ1の油圧による力との平衡関係
に基いてアキユームレータピストン20が移動す
ることによりアキユームレータ室19に油圧を受
入れてアキユームレータ作用を行うようになつて
いる。
油路15の途中にはアキユームレータ16と同
様にアキユームレータピストン、アキユームレー
タ室、背圧室及び圧縮コイルばねを有するアキユ
ームレータ21が接続されている。
2−3速変速弁3のドレーンポート7は直接ド
レーン接続されているのに対し、ドレーンポート
9は油路22を経てアツプシフトタイミング制御
弁23のポート26に接続されている。
アツプシフトタイミング制御弁23はスプール
弁24を含んでおり、該スプール弁24は、ポー
ト27に供給されるスロツトル油圧による力と圧
縮コイルばね25による力との合計の力とポート
28に供給される油路15の油圧、即ちダイレク
トクラツチ2の油圧による力との平衡関係に基い
て切換作動し、ダイレクトクラツチ2の油圧によ
る力が前記合計の力より小さい時には図にて左半
分に示された下方位置にあつてポート26をポー
ト29にのみ接続して且ポート30を閉塞し、こ
れに対しダイレクトクラツチ2の油圧による力が
前記合計の力より大きい時には図にて右半分に示
されている如き上方位置にあつてポート26をポ
ート29に加えてポート30に接続するようにな
つている。ポート29は絞り31を経てドレーン
接続されているのに対し、ポート30は絞りを経
ることなく直接ドレーン接続されている。
アキユームレータ制御弁34はスプール35を
含んでおり、該スプール弁は、ポート36に供給
される油路12aの油圧による力と圧縮コイルば
ね37による力との合計の力とポート38に供給
される油路33の油圧による力との平衡関係に基
いて切換作動し、ポート38に供給される油圧に
よる力が前記合計の力より小さい時には図にて下
半分に示された右方位置にあつて油路32に接続
されているポート39を油路33に接続されてい
るポート40に接続し、これに対しポート38に
供給される油圧が前記合計の力より大きいときに
は図にて上半分に示されている如き左方位置にあ
つてポート39を閉塞し、ポート40をドレーン
ポート41に接続するようになつている。ドレー
ンポート41のドレーン油路には絞り42が設け
られている。
第2速段の時には、2−3速変速弁3のスプー
ル弁4は図にて左半分に示された下方位置にあ
り、第2速用ポート6がライン油圧供給ポート5
に接続され、また第3速用ポート8がドレーンポ
ート7に接続され、これによりセカンドブレーキ
1はライン油圧を供給されて係合状態にあり、ダ
イレクトクラツチ2は排油されて解放状態にあ
る。またこの時にはアキユムレータ制御弁34の
スプール弁35は図にて下半分に示された前記右
方位置にあり、アキユームレータ16のアキユー
ムレータ室19が油路12aに接続され、アキユ
ームレータ16のアキユームレータピストン20
は図にて下半分に示されている如くフルストロー
ク移動したストロークエンド位置にあり、アツプ
シフトタイミング制御弁23のスプール弁24
は、図にて左半分に示された下方位置にあり、ポ
ート26をポート29にのみ接続し、ポート30
を閉塞している。
第2速段から第3速段へのアツプシフトは2−
3速変速弁3のスプール弁4が前記下方位置より
図にて右半分に示されている上方位置へ切換わる
ことにより行われる。スプール弁4が前記上方位
置に位置すると、第2速用ポート6がライン油圧
供給ポート5に代えてドレーンポート9に接続さ
れ、また第3速用ポート8がドレーンポート7に
代えてライン油圧供給ポート5に接続される。こ
れにより油圧が2−3速変速弁3、絞り13及び
油路15を経てダイレクトクラツチ2へ流れ、こ
れに伴いアキユームレータ21がアキユームレー
タ作動を行い、その油圧が徐々に上昇する。ダイ
レクトクラツチ2の油圧が所定値以下の時にはア
ツプシフトタイミング制御弁23のスプール弁2
4が前記下方位置に位置しているので、ダイレク
トクラツチ2の油圧が前記所定値に達するまでは
セカンドブレーキ1及びアキユームレータ16の
アキユームレータ室19の油圧は絞り10と一方
向弁11との並列回路、2−3速変速弁3、油路
22、アツプシフトタイミング制御弁23及び絞
り31を経て該絞り31の絞り度により決定され
る比較的低い速度にて排出される。これによりダ
イレクトクラツチ2の油圧が所定値に達するまで
はセカンドブレーキ1がトルク伝達を行い得る係
合状態に保持される。またこの時には油路12
b,12aを流れる油圧の流量が少なく、油路1
2aと油路12bとに於て通油抵抗により生じる
差圧が小さいため、アキユームレータ制御弁34
のスプール弁35は圧縮コイルばね37のばね力
により前記右方位置に保持され、このためアキユ
ームレータ16のアキユームレータ室19の油圧
もセカンドブレーキ1の油圧と同じ経路を経てそ
れと同様に排出される。
ダイレクトクラツチ2の油圧が前記所定値に達
すると、即ちその油圧が十分に立上ると、アツプ
シフトタイミング制御弁23のスプール弁24が
前記下方位置より図にて右半分に示されている上
方位置へ切換わり、ポート26がポート29に加
えてポート30に接続される。これによりセカン
ドブレーキ1及びアキユームレータ16のアキユ
ームレータ室19より2−3速変速弁3及びアツ
プシフトタイミング制御弁23を経て排出される
油圧の流れに与える流れ抵抗が減少し、セカンド
ブレーキ1及びアキユムレータ16より上述の経
路を経て排出される油圧の排出速度が増大する。
この時には油路12aと油路12bとに於ける通
油抵抗により生じる差圧が増大し、このためスプ
ール弁35が圧縮コイルばね37のばね力に抗し
て図にて上半分に示されている前記左方位置へ移
動する。これによりアキユームレータ16のアキ
ユームレータ室19が油路12bより切離されて
専用のドレーンポート41に接続され、ポート3
8にはアキユームレータ室19の油圧のみが供給
される。従つてスプール弁35はアキユームレー
タ室19の油圧の排出が終了するまで前記左方位
置に維持され、アキユームレータ室19が油路1
2bより切離された状態が保持される。セカンド
ブレーキ1の油圧の排出はアキユームレータ室1
9の排油とは別に独立してアツプシフトタイミン
グ制御弁23を経て行われ、その排油量がアキユ
ームレータ16のそれに比して少ないため、セカ
ンドブレーキ1の油圧排出は比較的短時間に行わ
れる。
上述の如くセカンドブレーキ1の排油が急速、
且迅速に行われることによりダイレクトクラツチ
2の油圧が所定値以上に達した後にセカンドブレ
ーキ1の油圧系統の排油に長い時間を要すること
がなくなり、セカンドブレーキ1とダイレクトク
ラツチ2とが共にトルク伝達を行い得る係合状態
になるタイアツプ現象を発生することが低油温時
に於ても回避される。
第3速段より第2速段へのダウンシフトは、2
−3速変速弁3のスプール弁4が前記上方位置よ
り図にて左半分に示されている下方位置へ切換わ
ることにより行われる。スプール弁4が前記下方
位置へ切換わると、第2速用ポート6がドレーン
ポート9に代えてライン油圧供給ポート5に接続
され、また第3速用ポート8がドレーンポート7
に接続される。これによりライン油圧が2−3速
変速弁3、油路12a、絞り10及び油路12b
を経てセカンドブレーキ1へ流れ、これと同時に
ダイレクトクラツチ2の油圧が油路15、絞り1
3と一方向弁14との並列回路及び2−3速変速
弁3を経て比較的急速に排出される。この時には
油路12aの油圧がポート36に供給されること
によりスプール弁35は圧縮コイル37のばね力
による力と相俟つて必ず前記右方位置へ移動して
おり、これによりアキユームレータ16のアキユ
ームレータ室19がアキユームレータ制御弁34
を経て油路12bに必ず接続され、アキユームレ
ータ16は正規のアキユームレータ作用を行う。
第2図は本発明による油圧制御装置に用いられ
るアキユームレータ制御弁の他の一つの実施例を
示している。尚、第2図に於て第1図に対応する
部分は第1図に付した符号と同一の符号により示
されている。第2図に示されたアキユームレータ
制御弁34に於て第1図に示されたアキユームレ
ータ制御弁と異つているところはポート位置だけ
であり、この制御弁も第1図に示されたアキユー
ムレータ制御弁と同様に構成されている。
従つて第2図に示された実施例に於ても第1図
と同様の作用効果が得られることが理解されよ
う。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について
詳細に説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例
が可能であることは当業者にとつて明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動変速機の油圧制御装
置の一つの実施例をその要部について示す油圧回
路図、第2図は本発明による自動変速機の油圧制
御装置に用いられるアキユームレータ制御弁の他
の実施例を示す解図的断面図である。 1……セカンドブレーキ、2……ダイレクトク
ラツチ、3……2−3速変速弁、4……スプール
弁、5……ライン油圧供給ポート、6……第2速
用ポート、7……ドレーンポート、8……第3速
用ポート、9……ドレーンポート、10……絞
り、11……一方向弁、12a,12b……油
路、13……絞り、14……一方向弁、15……
油路、16……アキユームレータ、17……背圧
室、18……圧縮コイルばね、19……アキユー
ムレータ室、20……アキユームレータピスト
ン、21……アキユームレータ、22……油路、
23……アツプシフトタイミング制御弁、24…
…スプール弁、25……圧縮コイルばね、26〜
30……ポート、31……絞り、32,33……
油路、34……アキユームレータ制御弁、35…
…スプール弁、36〜40……ポート、41……
ドレーンポート、42……絞り。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 低速段用摩擦係合装置と高速段用摩擦係合装
    置とを含み、これら二つの摩擦係合装置の係合を
    切換ることにより変速段の切換を行う自動変速機
    の油圧制御装置に於て、前記低速段用摩擦係合装
    置をライン油圧供給油路へ接続すると共に前記高
    速段用摩擦係合装置をドレーン油路へ接続する第
    一の切換位置と前記高速段用摩擦係合装置をライ
    ン油圧供給油路へ接続すると共に前記低速段用摩
    擦係合装置をドレーン油路へ接続する第二の切換
    位置との間で切換作動する変速弁と、前記低速段
    用摩擦係合装置の油圧給排路に接続された低速段
    用アキユームレータと、前記高速段用摩擦係合装
    置の油圧が所定値以下の時には前記低速段用摩擦
    係合装置の油圧給排路を排油方向に流れる油に与
    える流れ抵抗を大きくし前記高速段用摩擦係合装
    置の油圧が所定値以上の時には前記低速段用摩擦
    係合装置の油圧給排路を排油方向に流れる油に与
    える流れ抵抗を小さくするアツプシフトタイミン
    グ制御回路と、前記低速段用摩擦係合装置に対す
    る油圧給排路の途中に設けられた絞りと、前記流
    れ抵抗が大きく排油流量が小さくて前記絞りの前
    後に於ける油圧差が小さいときには前記低速段用
    アキユームレータを前記低速段用摩擦係合装置の
    油圧給排路に接続し前記流れ抵抗が小さくされ排
    油流量が増大し前記絞りの前後に於ける油圧差が
    増大したとき該油圧差によつて前記低速段用アキ
    ユームレータを前記低速段用摩擦係合装置の油圧
    給排路より切離して専用のドレーン油路に接続す
    るアキユームレータ制御弁とを有していることを
    特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5334057A (en) * 1976-09-13 1978-03-30 Toyota Motor Corp Oil pressure controlling system of automatic transmission
JPS547062A (en) * 1977-06-16 1979-01-19 Toyota Motor Corp Hydraulic control equipment of automatic transmission
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