JPH0536604B2 - - Google Patents

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JPH0536604B2
JPH0536604B2 JP63255627A JP25562788A JPH0536604B2 JP H0536604 B2 JPH0536604 B2 JP H0536604B2 JP 63255627 A JP63255627 A JP 63255627A JP 25562788 A JP25562788 A JP 25562788A JP H0536604 B2 JPH0536604 B2 JP H0536604B2
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valve spring
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Masami Hoshi
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Description

【発明の詳細な説明】
A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は内燃機関用動弁機構のバルブスプリン
グリテーナ、特に、アルミニウム合金マトリツク
スに硬質粒子を分散させた耐摩耗性アルミニウム
合金より構成され、大径部と、大径部にその軸方
向に突出するように設けられた小径部とを備え、
その小径部の基端に隣接する前記大径部の環状端
面を、外側バルブスプリングを支承する外側座面
とし、また前記小径部端面を、外側バルブスプリ
ングよりもセツト荷重の小さい内側バルブスプリ
ングを支承する内側座面としたバルブスプリング
リテーナの改良に関する。 (2) 従来の技術 従来、この種バルブスプリングリテーナは粉末
冶金法を適用して製造されており、したがつて外
側座面を持つ表層領域および内側座面を持つ表層
領域における組織および硬質粒子の分散状態は略
同じである。 (3) 発明が解決しようとする課題 前記動弁機構においては、外側バルブスプリン
グが比較的高いセツト荷重を有し、また内側バル
ブスプリングが比較的低いセツト荷重を有するの
で、バルブスプリングリテーナにおいては外側座
面の摺動面圧が内側座面のそれよりも大となる。
このような状況下にあつて、前記従来のように外
側座面および内側座面の性状を略同じにすると、
両座面の間に摩耗量の差を生じるため、外側およ
び内側バルブスプリング間の荷重配分に変動を来
すことになる。 またバルブスプリングリテーナは、限られた動
弁系空間に設置される関係から、そのバルブステ
ム方向の突出量を減じるべく、大径部の肉厚が薄
くなるように設計されるため、大径部と小径部と
の連設部分に応力集中が発生する傾向にあり、し
たがつて前記連設部分の疲れ強さの向上が要望さ
れている。 本発明は前記に鑑み提案されたものであり、
内、外側座面の各表層領域におけるマトリツクス
の、塑性加工に伴い生じる繊維状組織の流れ方向
を特別に選定することにより、外側座面の耐摩耗
性を内側座面のそれよりも向上させて外側および
内側座面間の摩耗量の差を少なくすることがで
き、また外形の拡大を伴うことなく大径部と小径
部との連設部分の疲れ強さを向上させることがで
きるようにした前記バルブスプリングリテーナを
提供することを目的とする。 B 発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、アルミニ
ウム合金マトリツクスに硬質粒子を分散させた耐
摩耗性アルミニウム合金製素材に塑性加工を施す
ことにより成形されて、大径部と、該大径部にそ
の軸方向に突出するように設けられた小径部とを
備え、前記小径部の基端に隣接する前記大径部の
環状端面を、外側バルブスプリングを支承する外
側座面とし、また前記小径部端面を、外側バルブ
スプリングよりもセツト荷重の小さい内側バルブ
スプリングを支承する内側座面とした内燃機関用
動弁機構のバルブスプリングリテーナであつて、
前記外側座面を持つ表層領域におけるマトリツク
スの、前記塑性加工に伴い生じる繊維状組織の流
れが前記外側座面と略平行に延び、また前記内側
座面を持つ表層領域におけるマトリツクスの、前
記塑性加工に伴い生じる繊維状組織の流れが前記
内側座面と交差する方向に延びていることを第1
の特徴とする。 また本発明は、前記外側座面における前記硬質
粒子の面積率aと、前記内側座面における前記硬
質粒子の面積率bとの比a/bを、 1.05≦a/b≦1.50 に設定したことを第2の特徴とする。 更に本発明は、前記外側座面を持つ表層領域に
おけるマトリツクスの繊維状組織の流れと、前記
小径部外周の表層領域におけるマトリツクスの繊
維状組織の流れとを連続させたことを第3の特徴
とする。 (2) 作用 第1項の発明の構成によれば、外側座面の表層
領域においては硬質粒子が材料の繊維状組織の流
れに沿つて線状に配列されるため、その外側座面
における硬質粒子の面積率が、内側座面における
硬質粒子のそれよりも高くなつて特に外側座面の
耐摩耗性を向上させることができるから、外側お
よび内側座面の摩耗量の差が少なくなる。尚、前
記比a/bが1.05以下では外側および内側座面間
の耐摩耗性の差が無くなつて実用に供し得ず、一
方、1.50以上では素材段階では組織の不均質なも
のを使用することになるため低強度となり実用に
供し得ない。 また第3項の発明の構成によれば、外側座面と
小径部外周間に亘る表層領域における材料の繊維
状組織の流れが連続することによつて、大径部と
小径部との間の連設部分の疲れ強さが向上する。 (3) 実施例 第1図は内燃機関Eの動弁機構Vを示し、シリ
ンダヘツド1に摺動自在に取付けられた吸気バル
ブ2のバルブステム3先端に、バルブスプリング
リテーナ4が固着される。バルブスプリングリテ
ーナ4は、薄肉の大径部5と、大径部5にその軸
方向に突出するように設けられた小径部6と、小
径部6にその軸方向に突出するように設けられた
テーパ部7とを備えている。小径部6の基端に隣
接する大径部5の環状端面は外側座面8であり、
またテーパ部7の基端に隣接する小径部6の環状
端面は内側座面9である。 外側座面8に外側バルブスプリング10の一端
が支承され、また内側座面9に内側バルブスプリ
ング11の一端が支承される。この場合、外側バ
ルブスプリング10は比較的大きなセツト荷重を
有し、また内側バルブスプリング11は比較的小
さなセツト荷重を有する。図中、12はロツカア
ーム、13はカムシヤフトである。 次に、前記バルブスプリングリテーナ4につい
て詳述する。 先ず、バルブスプリングリテーナ4用素材を製
造すべく、アルミニウム合金マトリツクス粉末と
して、Si14.5重量%、Cu2.5重量%、Mg0.5重量
%、Fe4.5重量%、Mn2.0重量%および残部が不
可避不純物を含むAlである粉末を、アトマイズ
法を適用して製造した。 硬質粒子として、Al2O3粒子、SiC粒子、Si3N4
粒子、ZrO2粒子、SiO2粒子、TiO2粒子および金
属Si粒子を用意し、これらの粒子から下記のもの
を選択して混合硬質粒子を調製した。 Al2O3粒子 48.5重量% ZrO2粒子 30.2重量% SiO2粒子 20.0重量% TiO2粒子 1.3重量% アルミニウム合金マトリツクス粉末に混合硬質
粒子を配合し、以下に述べる各工程を経て、表
に示す混合硬質粒子の平均面積率を持つアルミニ
ウム合金〜を製造した。 即ち、アルミニウム合金マトリツクス粉末と混
合硬質粒子とをV型ブレンダにて混合した後、各
混合粉末に冷間静水圧プレス成形法(CIP法)を
適用して圧粉体を得、次いで各圧粉体を、均熱炉
内に設置して所定時間保持し、その後各圧粉体に
熱間押出し加工を施して直径20.5mm、長さ400mm
の丸棒状に成形されたアルミニウム合金〜を
得た。 これらアルミニウム合金〜は、本発明バル
ブスプリングリテーナの素材として用いられるも
ので、前記直径は小径部6のそれに略等しい。 比較のため、前記と同一組成のアルミニウム合
金マトリツクス粉末に混合硬質粒子を配合し、前
記各工程と同一工程を経て、表に示す混合硬質
粒子の平均面積率を持つアルミニウム合金、
を製造した。
【表】 表において、面積率の比は次の要領で求めら
れた。 第2図に示すようにアルミニウム合金〜、
したがつて棒状体14における材料の繊維状組織
の流れは押出し方向Xと平行であり、その押出し
方向Xにおける面積率をA、押出し方向Xと直交
する方向Yにおける面積率をBとしたとき、両者
の比、即ちA/Bが面積率の比となる。 この場合、混合硬質粒子pは、材料の繊維状組
織の流れ、したがつて押出し方向Xに沿つて線状
に配列される。 次に、各棒状体14より二種類の第1、第2テ
ストピースを切出し、各テストピースについて摺
動摩耗試験を行つたところ表の結果が得られ
た。 各テストピースの大きさは縦10mm、横10mm、厚
さ5mmであり、第3図aに示すように第1テスト
ピースT1はその正方形摺動面151が押出し方向
Xと平行になるように切出され、また第3図bに
示すように第2テストピースT2はその正方形摺
動面152が前記直交する方向Yと平行になるよ
うに切出された。 摺動摩耗試験は、各第1、第2テストピース
T1,T2の摺動面151,152を、速度2.5m/sec
で回転する直径135mmのシリコンクロム鋼(JIS
SWOSC−浸炭材)よりなる円盤に圧力200Kg/
cm2を以て押圧し、また潤滑油を5c.c./minの条件
で滴下し、摺動距離18Kmに亘つて行われたもの
で、摩耗量は各第1、第2テストピースT1,T2
における試験前後の厚み差(μm)を求めること
により測定された。なお、前記シリコンクロム鋼
はバルブスプリング構成材料として用いられるも
のである。
【表】 表から明らかなように、アルミニウム合金
〜においては、第1テストピースT1の摺動面
151にて混合硬質粒子が材料の流れに沿つて配
列されるため、その摺動面151の混合硬質粒子
の面積率が第2テストピースT2の摺動面152
それよりも高くなり、したがつて第1テストピー
スT1の摺動面151の方が第2テストピースT2
摺動面152よりも耐摩耗性が向上する。 比較例としてのアルミニウム合金,におい
ては、第1、第2テストピースT1,T2の摺動面
151,152にて混合硬質粒子の面積率が低いた
め、それらの摩耗量が多く、また面積率の比が小
さいため両摺動面151,152間の摩耗量の差が
殆ど生じない。 前記摺動摩耗試験結果に基づき、本発明に係る
バルブスプリングリテーナ4においては、第4図
aに明示するように、外側座面8を持つ表層領域
r1におけるマトリツクスの、塑性加工に伴い生じ
る繊維状組織の流れf1が外側座面8と略平行に形
成され、内側座面9を持つ表層領域r3におけるマ
トリツクスの、塑性加工に伴い生じる繊維状組織
の流れf2が内側座面9と直交する方向に延びてい
る。また外側座面8を持つ表層領域r1における前
記流れf1と、小径部6外周の表層領域r2における
マトリツクスの繊維状組織の流れf2とが連続して
いる。 図中、16はバルブステム固着用テーパ孔であ
る。 前記のようなバルブスプリングリテーナ4は次
の各工程を経て製造される。 第2図の棒状体14に、鎖線で示すように輪切
り加工を施して第5図に示す厚さ7mmの円盤状
ビレツト17を得る。したがつて、このビレツト
17においては、前記流れf2と同様に材料の軸方
向への繊維状組織の流れが存する。 第5図に示すように、ビレツト17を密閉鍛
造装置18における下型19の小径部成形領域
R2に設置する。201はテーパ状押圧突起211
持つ第1上型である。 第5図に示すように、第1上型201により
ビレツト17を押圧し、ビレツト17の下面側を
下型19のテーパ部成形領域R3に膨出させ、同
時にビレツト17の上面側を大径部成形領域R1
へ押広げて1次成形物F1を得る。この押広げ作
用によつて矢印cで示すように材料が半径方向に
流れ、前記流れf1が形成される。 第5図に示すように、第1上型201の押圧
突起211よりも長いテーパ状押圧突起212を持
つ第2上型202により1次成形物F1を押圧し、
その下部をテーパ部成形領域R3に充満させてテ
ーパ部7を成形し、また上部を大径部成形領域
R1に充満させて大径部5を成形し、さらに押圧
突起212によりテーパ孔16を成形して2次成
形物F2を得る。この大径部5の成形過程でも、
前記同様の押広げ作用が行われる。 第5図に示すように、第2上型202の押圧
突起212よりも長い打抜き突起22を持つポン
チ23により2次成形物F2に打抜き加工を施し
てテーパ孔16を貫通させ、これによりバルブス
プリングリテーナ4を得る。 表は前記アルミニウム合金〜を用いて前
記同様の手法により製造された各種バルブスプリ
ングリテーナについて、100時間の実機耐久試験
を行つた結果を示す。表中、バルブスプリングリ
テーナ〜は、それぞれアルミニウム合金〜
を素材とするものであり、したがつて、バルブ
スプリングリテーナ〜が本発明に、またバル
ブスプリングリテーナ,が比較例にそれぞれ
該当する。また、前記試験において、外側および
内側バルブスプリング10,11間の荷重配分に
よる外側および内側座面8,9の摺動面圧比は、
外側座面8:内側座面9=1.8:1に設定された。 摩耗量は、外側および内側座面8,9の試験前
後の軸方向厚さt1,t2の差(μm)を求めること
により測定された(第4図a)。
【表】 表から明らかなように、本発明〜におい
ては、外側座面8と内側座面9との摩耗量の差が
僅少であり、その結果、外側および内側バルブス
プリング10,11の荷重配分の変動を極力抑制
することができる。これは外側座面8を持つ表層
領域r1における材料の繊維状組織の流れf1と、内
側座面9を持つ表層領域r3における材料の繊維状
組織の流れf2とを前述のように形成してその外側
座面8の耐摩耗性を内側座面9のそれよりも向上
させ、また前記アルミニウム合金〜の持つ前
記面積率の比が略成立していることに起因する。 疲れ試験を行うべく、比較例として、第6図に
示す直径35mmの棒状体141を前記と同様の手法
により得、この棒状体141より軸線を押出し方
向Xに合致させたバルブスプリングリテーナ41
を切削加工により製作した。このバルブスプリン
グリテーナ41においては、第4図bに示すよう
に材料の繊維状組織の流れf3が全て軸方向に沿つ
ている。 本発明に係るバルブスプリングリテーナ4とし
ては、前記本発明が用いられた。 本発明および比較例の外側および内側座面
8,9における混合硬質粒子の面積率および面積
率の比a/bは表の通りである。こゝで面積率
の比a/bにおいて、aは外側座面8の前記面積
率に、またbは内側座面9の前記面積率にそれぞ
れ該当する。
【表】 各バルブスプリングリテーナ4,41を吸気バ
ルブ2のバルブステム3に固着し、治具の一方を
バルブフエース2aに、他方を外側座面8にそれ
ぞれ係合して引張り−引張り疲れ試験を行い、各
バルブスプリングリテーナ4,41における大径
部5と、小径部6との連設部分dの疲れ強さを求
めたところ、表の結果が得られた。 なお、疲れ強さは、破断までの荷重繰返し数が
107回で、且つ破断する確率が10%のときの荷重
で表わしてある。
【表】 表から明らかなように本発明は比較例に比
べて疲れ強さが向上している。これは、前記のよ
うに材料の繊維状組織の流れf1,f2が連続してい
ることに起因する。 C 発明の効果 以上のように本発明によれば、バルブスプリン
グリテーナの内、外側座面のうち比較的摺動面圧
が大きい外側座面の表層領域においては、硬質粒
子がマトリツクスの繊維状組織の流れに沿つて線
状に配列されるため、その外側座面における硬質
粒子の面積率が、内側座面における硬質粒子のそ
れよりも高くなつて特に外側座面の耐摩耗性を向
上させることができ、従つて外側座面および内側
座面の摩耗量の差が少なくなつて、外側および内
側バルブスプリングの荷重配分の変動を極力抑制
することができる。また内、外側座面の各表層領
域におけるマトリツクスの、塑性加工に伴い生じ
る繊維状組織の流れ方向を単に選定するだけで、
内、外側座面における硬質粒子の面積率を前述の
ように異ならせることができるから、製作が容易
である。 更に第3項の発明によれば、前記効果に加え、
大径部と小径部との間の連設部分の疲れ強さを向
上させた優秀な耐久性を備えたバルブスプリング
リテーナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は内燃機関の動弁機構を示す断面図、第
2図は熱間押出し加工による耐摩耗性アルミニウ
ム合金の斜視図、第3図はテストピースの切出し
方を示す説明図、第4図はバルブスプリングリテ
ーナにおける材料の繊維状組織の流れを示す説明
図、第5図はバルブスプリングリテーナの鍛造に
よる製造工程説明図、第6図は比較例バルブスプ
リングリテーナの切削法を示す説明図である。 E……内燃機関、V……動弁機構、d……連設
部分、f1,f2……材料の繊維状組織の流れ、p…
…硬質粒子、r1,r2……表層領域、5……大径
部、6……小径部、8……外側座面、9……内側
座面、10……外側バルブスプリング、11…内
側バルブスプリング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミニウム合金マトリツクスに硬質粒子p
    を分散させた耐摩耗性アルミニウム合金製素材に
    塑性加工を施すことにより成形されて、大径部5
    と、該大径部5にその軸方向に突出するように設
    けられた小径部6とを備え、前記小径部6の基端
    に隣接する前記大径部5の環状端面を、外側バル
    ブスプリング10を支承する外側座面8とし、ま
    た前記小径部6端面を、外側バルブスプリング1
    0よりもセツト荷重の小さい内側バルブスプリン
    グ11を支承する内側座面9とした内燃機関用動
    弁機構のバルブスプリングリテーナであつて、前
    記外側座面8を持つ表層領域r1におけるマトリツ
    クスの、前記塑性加工に伴い生じる繊維状組織の
    流れf1が前記外側座面8と略平行に延び、また前
    記内側座面9を持つ表層領域r3におけるマトリツ
    クスの、前記塑性加工に伴い生じる繊維状組織の
    流れf2が前記内側座面9と交差する方向に延びて
    いることを特徴とする、内燃機関用動弁機構のバ
    ルブスプリングリテーナ。 2 前記外側座面8における前記硬質粒子pの面
    積率aと、前記内側座面9における前記硬質粒子
    pの面積率bとの比a/bを、 1.05≦a/b≦1.50 に設定したことを特徴とする、内燃機関用動弁機
    構のバルブスプリングリテーナ。 3 前記外側座面8を持つ表層領域r1におけるマ
    トリツクスの繊維状組織の流れf1と、前記小径部
    6外周の表層領域r2におけるマトリツクスの繊維
    状組織の流れf2とを連続させた第1項又は第2項
    記載の、内燃機関用動弁機構のバルブスプリング
    リテーナ。
JP25562788A 1988-10-07 1988-10-11 内燃機関用動弁機構のバルブスプリングリテーナ Granted JPH02102307A (ja)

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