JPH0536590U - 商品販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡大した遊びを楽しめるようにするととも
に、送り出し手段の構造を簡略化する。 【構成】 送り出し手段２が納められた機筐３に対し商
品４が納められた商品収納ケース１を着脱且つ交換可能
に設ける。そして、上記商品４は操作レバー１７を操作
することにより送り出し手段２を動作させて上記商品収
納ケース１の外部に送り出されるように形成されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は多数の商品が納められた商品収納ケースを、送り出し手段が納められ た機筺に対し着脱且つ交換可能に設けた商品販売機に関する。

【０００２】

【従来技術】

従来、商品販売機は商品を収納する商品収納ケースと該商品収納ケース内の商 品を外部に送り出す送り出し手段とが一体に設けられたものが知られていた。ま た、上記送り出し手段を操作する操作部も回転ハンドル、或いは回転摘子のもの が知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の商品販売機では商品収納ケースと送り出し手段とが一体 に形成されているから遊びが限られ、展開した遊びを楽しむことができないため に面白さに欠ける、操作部も回転ハンドルや回転摘子のものであるから、送り出 し手段の構造が複雑になって故障しやすいなどの難点があった。

【０００４】 本考案は上記の観点に鑑みてなされたものであって、特に、商品収納ケースを 交換することで展開した遊びを楽しむことができるとともに、操作部の構造も簡 略化し故障を防止することができる商品販売機を提案することをその目的とする 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための手段として、本考案に係る商品販売機は、商品収納 ケースと該商品収納ケースに納められた多数の商品を一つずつ外部に送り出す送 り出し手段とから構成される販売機であって、下記要件を備えることを特徴とす る。 （イ）上記商品収納ケースは上記送り出し手段が納められた機筺に対し着脱且つ 交換可能に設けられていること （ロ）上記商品収納ケースを上記機筺に取着したときに、該商品収納ケース内の 商品は該機筺に納められた送り出し手段に係合されること （ハ）上記送り出し手段は上記機筺の外部から操作できる操作レバーに連係され ていること

【０００６】

【考案の作用、効果】

上記構成のように、本考案に係る商品販売機によれば、送り出し手段が納めら れた機筺に対し多数の商品が納められた商品収納ケースを取着することにより、 上記送り出し手段と商品とが連係される。これによって、操作レバーを操作する ことで上記送り出し手段が動作し上記商品を上記商品収納ケース外に順次送り出 すことができる。

【０００７】 また、上記商品収納ケースは交換可能に設けられているので、例えば別の商品 が納められたものと交換することにより拡大した遊びを楽しむことができるとと もに、面白みが倍加される。

【０００８】 さらに、送り出し手段は操作レバーによって動作させるものであるから、該送 り出し手段の構造が簡略化されるとともに、故障のおそれもない。

【０００９】

【実施例】

以下、図面によって本考案の実施態様の一例について説明する。

【００１０】 図１において、符号Ａは本考案に係る商品販売機を示し、該商品販売機Ａは商 品収納ケース１と該商品収納ケース１に納められた商品を外部に一つずつ送り出 す送り出し手段２が納められた機筺３とから構成されている。そして、上記商品 収納ケース１は上記機筺に対し着脱且つ交換可能に設けられている。

【００１１】 商品収納ケース１の表面には商品４を外部に送り出す横長の送り出し口５が設 けられるとともに、該送り出し口５の下部にはのぞき用の開口部６が形成されて いる。そして、該開口部６には透明部材７が取着されている。また、上記商品収 納ケース２の側面前部よりの上記送り出し口５と同位置には貫通孔８が穿設され ている。

【００１２】 上記商品収納ケース２内には図４に示すようにベルト状に連係された商品４、 ４・・・が軸部材１０に巻装支持されるとともに、該商品４、４・・・はミシン 目１１、１１・・・から切離し可能に形成されている。そして、最前部の商品４ は送り出し口５より突出されている。また、ベルト状に連設された商品４、４・ ・・の最前部近傍には商品４を確実に外部に送り出すためのローラ１２、１３が 設けられ且つ該ローラ１２、１３によってベルト状に連設された上記商品４、４ ・・・を挟持している。これによって、ローラ１２、１３が回転することによっ てベルト状に連設された商品４、４・・・を外部に送り出すことができる。さら に、上記ローラ１２の一側には四角形状の軸受部１４が形成されるとともに、該 軸受部１４は上記商品収納ケース２の側面に設けた上記貫通孔８に対応している 。

【００１３】 次に、送り出し手段２が納められた機筺３の表面には縦方向の長孔１６が形成 されるとともに、該長孔１６には操作レバー１７が突出した状態で配されている 。そして、該操作レバー１７の先端は上記機筺３内に位置され且つラック部材１ ８が取着されている。また、上記機筺３の一側下部には支持板１９が突設されて いる。

【００１４】 上記送り出し手段２は図２及び図３に示すように上記ラック部材１８に噛合さ れる支軸２０に固定された歯車２１と、該歯車２１に噛合される中間歯車２２と 、該中間歯車２２に噛合される大歯車２３とによって構成されている。そして、 該大歯車２３の一側中央には四角形状の出力軸２４が設けられ且つ該出力軸２４ は上記機筺３の一側より突出されている。また、上記歯車２１の支軸２０は図３ に示すように斜めの長孔２５に支持されている。これによって、操作レバー１７ を上下動することにより歯車２１と中間歯車２２との噛脱を調整している。

【００１５】 上記構成において、送り出し手段２が納められた機筺３に対し商品収納ケース １を取着する。このときに、上記機筺３の側面より突出されている出力軸２４は 上記商品収納ケース１の側面に設けた貫通孔８を貫通してローラ１２の側面に形 成された軸受部１４に嵌合される。これによって、操作レバー１７を操作するこ とにより送り出し手段２を介してローラ１２を回転させ、ベルト状に連係された 商品４、４・・・を商品収納ケース１の外部に送り出すことができる。そして、 送り出された商品４はミシン目１１より切離せばよい。この場合、上記操作レバ ー１７は一回下げることによりベルト状に連係された商品４、４・・・のうちの 一つが送り出し口５より突出されるように形成されている。

【００１６】 また、商品収納ケース１は変換が可能であるから、別の商品が納められたもの と変えることにより遊びの幅を拡大することができるとともに、面白みが倍加さ れる。

【００１７】 さらに、送り出し手段２は操作レバー１７によって動作させるものであるから 、その構造が簡略化され故障のおそれがない。

【００１８】 図５に示すものは商品収納ケース１の他の実施例であって、この例においては 商品収納ケース１内に断面三角形状の棒部材３０を配するとともに、該棒部材３ ０を囲むように略四角形状に軸部材３１、３２、３３、３４を配する。そして、 該軸部材３１乃至３４の両端は上記商品収納ケース１の両側に設けた軸孔３５、 ３６、３７、３８に支持されるとともに、該軸孔３５、３６は縦長に、軸孔３８ は横長にそれぞれ形成されている。また、上記軸部材３１、３３と３２、３４と 、３３、３４とにはゴム輪４０、４１、４２が掛されている。４３は上記棒部材 ３０と軸部材３１、３２間に配した押え部材を示すとともに、該押え部材４３に よって棒部材３０上に位置されるベルト状に連設された商品４、４・・・を押え ることができる。また、上記商品４は棒部材３０の一辺と同じ長さにするのが好 ましい。これによって、棒部材３０が３分の１回転することにより商品４を送り 出し口５から送り出すことができる。

【００１９】 なお、この実施例において、図１乃至図４と同符号は同部位を示すものとし、 その説明は省略する。

【００２０】 図６は図１に示す商品販売機Ａの他の実施例を示し、この例においては商品収 納ケース１を送り出し手段（図示せず）が納められた機筐３の上部に着脱自在に 設けたものである。そして、上記機筐３の側部に突出された操作レバー１７を前 後を操作することによって送り出し手段を介し商品４を表面の送り出し口５から 外部に送り出すものである。なお、内部構造は同様であるから省略するとともに 、同符号は同部位を示すものである。

【００２１】 次に、図７に示すものは商品販売機Ａのさらに他の実施例であって、この例に おいては商品収納ケース１内に商品４、４・・・が積重されている。そして、上 記商品４、４・・・は自重により送り出し手段２に落下するように形成されてい る。すなわち、上記送り出し手段２は図８に示すように機筐３内に納められると ともに、略Ｌ字状を有する作動杆４５と該作動杆４５の下部側面に軸支された押 圧部材４６とによって形成されている。そして、上記作動杆４５の上部には操作 レバー１７が軸支されている。また、該作動杆４５は弾性部材４６により常に復 帰方向に付勢されている。上記において、操作レバー１７を前後に操作すること により積重された商品４、４・・・を送り出し口５から外部に順次送り出すこと ができる。この例においても上記と同様の効果を得ることができる。

【００２２】 なお、この実施例において、図１乃至図４と同符号は同部位を示すものとし、 その説明は省略する。

【００２３】 次に、図１０に示すものは商品販売機Ａのさらにまた他の実施例であって、こ の例は図７と同様に商品収納ケース１内に商品４、４・・・が積重され且つ該商 品４、４・・・は自重により落下するように形成されている。そして、操作レバ ー１７と一体に形成された押圧部材４６から成る押圧手段２によって上記商品４ を商品収納ケース１の送り出し口５から外部に送り出すことができる。この例に おいても上記と同様の効果を得ることができる。

【００２４】 なお、この実施例において、図１乃至図４と同符号は同部位を示すものとし、 その説明は省略する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る商品販売機の斜視図である。

【図２】商品収納ケースと機筐とを離脱した状態の斜視
図である。

【図３】機筐に納められた送り出し手段と操作レバーと
の関係を示す説明図である。

【図４】商品収納ケースに納められた商品の収納状態の
説明図である。

【図５】商品収納ケースの他の実施例の内部構造説明図
である。

【図６】図１における商品販売機の他の実施例を示す斜
視図である。

【図７】商品販売機のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。

【図８】図７における商品販売機の内部構造説明図であ
る。

【図９】商品販売機のさらにまた他の実施例を示す斜視
図である。

【図１０】図９における商品販売機の内部構造説明図で
ある。

【図１１】商品収納ケースに納める商品の斜視図であ
る。

【符号の説明】

Ａ 商品販売機 １ 商品収納ケース ２ 送り出し手段 ３ 機筐 ４ 商品 １７ 操作レバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品収納ケースと該商品収納ケースに納
   められた多数の商品を一つずつ外部に送り出す送り出し
   手段とから構成される販売機であって、下記要件を備え
   ることを特徴とする商品販売機。 （イ）上記商品収納ケースは上記送り出し手段が納めら
   れた機筺に対し着脱且つ交換可能に設けられていること （ロ）上記商品収納ケースを上記機筺に取着したとき
   に、該商品収納ケース内の商品は該機筺に納められた送
   り出し手段に係合されること （ハ）上記送り出し手段は上記機筺の外部から操作でき
   る操作レバーに連係されていること