JPH0536184Y2 - - Google Patents
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- JPH0536184Y2 JPH0536184Y2 JP9929686U JP9929686U JPH0536184Y2 JP H0536184 Y2 JPH0536184 Y2 JP H0536184Y2 JP 9929686 U JP9929686 U JP 9929686U JP 9929686 U JP9929686 U JP 9929686U JP H0536184 Y2 JPH0536184 Y2 JP H0536184Y2
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Landscapes
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、塗装分野での焼付乾燥炉や食品製造
分野での食品熱処理炉等、各種分野の加熱炉の性
能試験等において炉内温度を測温するために炉内
配置した測温装置を熱保護するためのケースで、
詳しくは、水の有する大きな熱容量を利用して、
ケース外部からの熱(つまり、炉内の熱)を効果
的に吸収するように、炉内温度を測定するための
測温装置を収納する収納部の外周部に断熱用水層
を形成してある炉内測温装置用熱保護ケースに関
する。
分野での食品熱処理炉等、各種分野の加熱炉の性
能試験等において炉内温度を測温するために炉内
配置した測温装置を熱保護するためのケースで、
詳しくは、水の有する大きな熱容量を利用して、
ケース外部からの熱(つまり、炉内の熱)を効果
的に吸収するように、炉内温度を測定するための
測温装置を収納する収納部の外周部に断熱用水層
を形成してある炉内測温装置用熱保護ケースに関
する。
前記の熱保護ケースとしては、本出願人が先に
提案したものが知られている。(実願昭60−28619
号出願)。
提案したものが知られている。(実願昭60−28619
号出願)。
つまり、第3図に示すように、測温装置Aの収
納部2外周の断熱用水層4を、通気口10a付き
の水ジヤケツト10から構成したものである。
納部2外周の断熱用水層4を、通気口10a付き
の水ジヤケツト10から構成したものである。
しかし、前記従来の熱保護ケースによるとき
は、水ジヤケツト内の水が加熱蒸発して通気口か
ら外部に逸散することで水ジヤケツト内の保有水
量が減少すると、水ジヤケツト内の水位が下がつ
て水ジヤケツト内の上部に水のない空洞部が形成
され、その空洞部で断熱性能が著しく低下して、
測温装置の空洞部に対応する局部箇所が過加熱さ
れているといつた欠点があつた。このことは、長
時間の測温を不便にする。
は、水ジヤケツト内の水が加熱蒸発して通気口か
ら外部に逸散することで水ジヤケツト内の保有水
量が減少すると、水ジヤケツト内の水位が下がつ
て水ジヤケツト内の上部に水のない空洞部が形成
され、その空洞部で断熱性能が著しく低下して、
測温装置の空洞部に対応する局部箇所が過加熱さ
れているといつた欠点があつた。このことは、長
時間の測温を不便にする。
本考案の目的は、上述した測温装置の過加熱を
防止する点にある。
防止する点にある。
本考案による炉内測温装置用熱保護ケースの特
徴構成は、前記断熱用水層を、水を含浸した吸水
性断熱材から形成してある点にあり、それによる
作用・効果は次の通りである。
徴構成は、前記断熱用水層を、水を含浸した吸水
性断熱材から形成してある点にあり、それによる
作用・効果は次の通りである。
断熱用水層を形成する吸水性断熱材に含浸の水
が加熱蒸発して逸散し、保有水量が減少しても、
吸水性断熱材の吸水性、つまり。毛細管作用によ
り、保有水をその吸水性断熱材の全体に均等分散
させることができるため、加熱蒸発による保有水
の減少にかかわらず、断熱用水層に水が存在しな
い局所箇所を発生させることがなく、収納部の外
周部全体を均一に断熱できる。しかも、そのよう
に、保有水の加熱蒸発にかかわらず、断熱を確実
に行うことができるため、加熱により保有水を蒸
発させてその蒸発時の気化熱で収納部を冷却で
き、断熱のみで測温装置を熱保護する場合に比較
して、収納部を低温に保持できる。
が加熱蒸発して逸散し、保有水量が減少しても、
吸水性断熱材の吸水性、つまり。毛細管作用によ
り、保有水をその吸水性断熱材の全体に均等分散
させることができるため、加熱蒸発による保有水
の減少にかかわらず、断熱用水層に水が存在しな
い局所箇所を発生させることがなく、収納部の外
周部全体を均一に断熱できる。しかも、そのよう
に、保有水の加熱蒸発にかかわらず、断熱を確実
に行うことができるため、加熱により保有水を蒸
発させてその蒸発時の気化熱で収納部を冷却で
き、断熱のみで測温装置を熱保護する場合に比較
して、収納部を低温に保持できる。
したがつて、本考案によれば、局所過加熱がな
いように収納部を断熱できるとともに、蒸発熱に
よる冷却で低温に維持でき、長時間に亘つて炉内
測温を確実、かつ、正確に行わせ得る炉内測温装
置用熱保護ケースを提供できるに至つた。
いように収納部を断熱できるとともに、蒸発熱に
よる冷却で低温に維持でき、長時間に亘つて炉内
測温を確実、かつ、正確に行わせ得る炉内測温装
置用熱保護ケースを提供できるに至つた。
次に本考案の実施例を示す。
第2図に示すように、炉内温度測定用の測温装
置Aを焼付乾燥炉B内の被乾燥物搬送用のコンベ
ヤCで移送して前記焼付乾燥炉B内の各所の温度
を測定する場合等において、前記測温装置Aを炉
内の高温から保護するために収納する熱保護ケー
ス1であつて、これは、第1図に示すように、前
記測温装置Aを収納するための収納部2とこれの
周りに位置する外装材3との間に断熱用水層4を
形成した構造に構成されている。
置Aを焼付乾燥炉B内の被乾燥物搬送用のコンベ
ヤCで移送して前記焼付乾燥炉B内の各所の温度
を測定する場合等において、前記測温装置Aを炉
内の高温から保護するために収納する熱保護ケー
ス1であつて、これは、第1図に示すように、前
記測温装置Aを収納するための収納部2とこれの
周りに位置する外装材3との間に断熱用水層4を
形成した構造に構成されている。
前記断熱用水層4は、水を含浸した吸水性断熱
材5から形成されている。前記吸水性断熱材5
は、グラスウールや耐熱無機繊維、耐熱多孔管材
等からなる。
材5から形成されている。前記吸水性断熱材5
は、グラスウールや耐熱無機繊維、耐熱多孔管材
等からなる。
前記外装材3には、前記吸水性断熱材5に水を
含浸させるためのキヤツプ6a付きの注水口6が
形成されているとともに、多数の孔3aが分散形
成されている。前記孔3aの聞孔率は、5%以上
である。
含浸させるためのキヤツプ6a付きの注水口6が
形成されているとともに、多数の孔3aが分散形
成されている。前記孔3aの聞孔率は、5%以上
である。
もちろん、前記収納部2を形成する壁面は、吸
水性断熱材5から収納部2への水の侵入を防止す
る止水板7から構成されており、熱保護ケース1
は、収納部2を開閉自在としてその収納部2に対
する測温装置Aの出し入れを行えるように、本体
1Aと蓋体1Bとに分割構成されている。前記本
体1Aには、前記測温装置Aに電線aを介して接
続する測温体bをケース外に位置させるために前
記電線aを挿通させる孔8を吸水性断熱材5に対
して止水するように形成するパイプ9が設けられ
ている。
水性断熱材5から収納部2への水の侵入を防止す
る止水板7から構成されており、熱保護ケース1
は、収納部2を開閉自在としてその収納部2に対
する測温装置Aの出し入れを行えるように、本体
1Aと蓋体1Bとに分割構成されている。前記本
体1Aには、前記測温装置Aに電線aを介して接
続する測温体bをケース外に位置させるために前
記電線aを挿通させる孔8を吸水性断熱材5に対
して止水するように形成するパイプ9が設けられ
ている。
もつて、熱保護ケース1は、吸水性断熱材5お
よびそれに含浸の水により、収納部2を炉内の高
温に対して断熱し、かつ、加熱に伴う水の蒸発に
よりその気化熱で収納部2を冷却して、収納部2
を低温(40〜50℃程度)に保持するように構成さ
れている。
よびそれに含浸の水により、収納部2を炉内の高
温に対して断熱し、かつ、加熱に伴う水の蒸発に
よりその気化熱で収納部2を冷却して、収納部2
を低温(40〜50℃程度)に保持するように構成さ
れている。
因に、雰囲気温度が300℃の炉内に置いた際、
吸水性断熱材5に水を含ませないと収納部2の温
度が30分で50℃になる条件下において、前記吸水
性断熱材5に水を100c.c.含ませた場合および200c.c.
含ませた場合に収納部2の温度が50℃になるまで
に要する時間は、それぞれ、40分および50分であ
る。
吸水性断熱材5に水を含ませないと収納部2の温
度が30分で50℃になる条件下において、前記吸水
性断熱材5に水を100c.c.含ませた場合および200c.c.
含ませた場合に収納部2の温度が50℃になるまで
に要する時間は、それぞれ、40分および50分であ
る。
上記の如く構成された熱保護ケースによるとき
は、吸水性断熱材5に含浸の水が加熱蒸発によつ
て減少するものの、吸水断熱材5の毛細管作用に
より水が吸水性断熱材5の全体に万遍なく分散さ
れ、その結果、吸水性断熱材5の全体において、
含水した吸水性断熱材5の断熱作用および、含水
に気化熱による冷却作用をほぼ均等に行わせ得
る。
は、吸水性断熱材5に含浸の水が加熱蒸発によつ
て減少するものの、吸水断熱材5の毛細管作用に
より水が吸水性断熱材5の全体に万遍なく分散さ
れ、その結果、吸水性断熱材5の全体において、
含水した吸水性断熱材5の断熱作用および、含水
に気化熱による冷却作用をほぼ均等に行わせ得
る。
次に本考案の別実施例を示す。
上記実施例では外装材3を設けて、吸水性断熱
材5の保護を図つたが、本考案は、外装材5を設
けずに実施することもできる。
材5の保護を図つたが、本考案は、外装材5を設
けずに実施することもできる。
前記外装材5として、耐熱通気性の布、金網を
用いる。
用いる。
前記外装材5として、孔なしの板を用いる。こ
の場合、蒸気を注水孔6を利用して逃がしたり、
蒸気逃げ口を別途形成する。
の場合、蒸気を注水孔6を利用して逃がしたり、
蒸気逃げ口を別途形成する。
熱保護ケース1が6面体の場合、実施例のよう
に外装材3の各面に通気性をもたせるのではな
く、1〜5面のいずれかに通気性をもたせる。
に外装材3の各面に通気性をもたせるのではな
く、1〜5面のいずれかに通気性をもたせる。
実施例において注水口6を形成せずに実施す
る。この場合、吸水性断熱材5への給水は、外装
材3に形成の孔3aを通して行う。
る。この場合、吸水性断熱材5への給水は、外装
材3に形成の孔3aを通して行う。
第1図と第2図は本考案に係る炉内測温装置用
熱保護ケースの実施の態様を例示し、第1図は縦
断面図、第2図は使用状態を示す炉の概略断面で
ある。第3図は従来例を示す縦断面図である。 A……測温装置、2……収納部、4……断熱用
水層、5……吸水性断熱材、3……外装材。
熱保護ケースの実施の態様を例示し、第1図は縦
断面図、第2図は使用状態を示す炉の概略断面で
ある。第3図は従来例を示す縦断面図である。 A……測温装置、2……収納部、4……断熱用
水層、5……吸水性断熱材、3……外装材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 炉内温度を測定するための測温装置Aを収納
する収納部2の外周部に断熱用水層4を形成し
てある炉内測温装置用熱保護ケースであつて、
前記断熱用水層4を、水を含浸した吸水性断熱
材5から形成してある炉内測温装置用熱保護ケ
ース。 前記吸水性断熱材5が、多数の孔3aを分散
形成した外装材3の内面に配設されている実用
新案登録請求の範囲第項に記載の炉内測温装
置用熱保護ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9929686U JPH0536184Y2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9929686U JPH0536184Y2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS635400U JPS635400U (ja) | 1988-01-14 |
JPH0536184Y2 true JPH0536184Y2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=30968042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9929686U Expired - Lifetime JPH0536184Y2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536184Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5627206B2 (ja) * | 2009-08-20 | 2014-11-19 | トヨタ自動車株式会社 | 耐熱ケース |
JP5781888B2 (ja) * | 2011-10-07 | 2015-09-24 | 幹男 下川 | 高温雰囲気炉内観察装置 |
JP5534092B2 (ja) * | 2013-09-02 | 2014-06-25 | トヨタ自動車株式会社 | 耐熱ケース |
JP5905861B2 (ja) * | 2013-09-02 | 2016-04-20 | ニチアス株式会社 | 無機多孔質体を用いた吸熱材 |
JP6262611B2 (ja) * | 2014-07-10 | 2018-01-17 | 中外炉工業株式会社 | ケース及びその使用方法 |
JP7160019B2 (ja) * | 2019-11-13 | 2022-10-25 | Jfeスチール株式会社 | 熱保護容器 |
-
1986
- 1986-06-27 JP JP9929686U patent/JPH0536184Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS635400U (ja) | 1988-01-14 |
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