JPH0536146A - 磁気ヘツド制御装置 - Google Patents

磁気ヘツド制御装置

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JPH0536146A
JPH0536146A JP3210099A JP21009991A JPH0536146A JP H0536146 A JPH0536146 A JP H0536146A JP 3210099 A JP3210099 A JP 3210099A JP 21009991 A JP21009991 A JP 21009991A JP H0536146 A JPH0536146 A JP H0536146A
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JP
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magnetic head
disk
recording
signal
control device
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JP3210099A
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Yasuhiko Ishikawa
康彦 石川
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク等の記録面の面振れに対しても安定
したバイアス磁界が供給できるようにして、記録,消去
動作の特性の信頼性を確保すると共に、磁気ヘッドへ供
給する電流を小さく抑えることを可能にして消費電力と
発熱とを減少させる。 【構成】 磁気ヘッドに搭載された分割受光素子によ
り、ディスクを透過したレーザ漏れ光を検出するレーザ
漏れ光検出手段と、その検出信号により磁気ヘッドのデ
ィスク記録面からのディスク垂直方向の距離を検出する
手段とを設け、両者の距離が一定となるように制御す
る。 【効果】 ディスク記録面に常に一定したバイアス磁界
が供給されるので、記録/消去特性の信頼性が確保さ
れ、また、小型の磁気ヘッドを採用することも可能にな
るので、消費電力や発熱量が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光磁気ディスクや光
磁気カード等の情報記録装置における磁気ヘッド制御装
置に係り、特に、ディスク等の情報記録媒体、すなわ
ち、ディスク等の記録面の面振れに対しても安定したバ
イアス磁界が供給できるようにして、記録,消去動作の
特性の信頼性を確保すると共に、磁気ヘッドへ供給する
電流を小さく抑えることを可能にして消費電力と発熱と
を減少させた磁気ヘッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気効果を応用した光磁気ディスク装
置は、その可撓性、大容量性という特性により、最近の
情報産業分野における外部記憶装置として、急速に普及
しつつある。この光磁気ディスク装置には、情報記録媒
体(メディア)へ磁界を与えるための磁気ヘッドが、装
置内部に設けられている。
【0003】このような光磁気ディスク装置で使用する
磁気ヘッドとしては、種々の形式が知られているが、例
えば、磁気ヘッドは、ディスクの半径方向が磁気ヘッド
の長軸方向となるように構成されて、装置本体部に固定
されている。そして、この磁気ヘッドは、光ヘッドがア
クセス可能な範囲内、すなわち、ディスク記録領域のど
の位置であっても、必要なバイアス磁界が得られるよう
に駆動される構造である(特開平1−179203号公
報)。
【0004】このように、磁気ヘッドは、装置本体部に
固定されている。ところで、ディスクを回転させると、
ディスク上に形成された記録面が、ディスクの垂直方向
に上下動する、いわゆるディスクの面振れが発生し、光
ヘッドの対物レンズとディスク記録面との距離が変動す
る。
【0005】そこで、従来の光ディスク装置の光ヘッド
においては、対物レンズとディスク記録面との距離が一
定に保たれるように、対物レンズをディスクの垂直方向
に上下動させる制御、すなわち、対物レンズの合焦点
を、ディスク記録面の面振れに追従させるフォーカスサ
ーボ制御が行われている。
【0006】他方、従来の磁気ヘッドにおいては、一般
的に、磁気ヘッド自体が装置に固定されている構成であ
るため、ディスクが回転し、面振れが発生しても、それ
によって生じる磁界変動について、何ら配慮されていな
かった。そのため、ディスクの面振れによって記録面が
上下動すると、磁気ヘッドとディスク記録面との距離が
変化して、特に、情報の記録,消去時には、ディスク記
録面に印加するバイアス磁界の強度が変動してしまう。
【0007】このように、ディスク記録面に供給するバ
イアス磁界の強度が変化すると、光磁気効果によって記
録,消去したデータについて、その記録/消去特性の信
頼性が確保できない、という不都合がある。また、自明
のことであるが、ディスクの面振れによってディスクが
上下動しても、磁気ヘッドとディスクとが衝突してはい
けないので、磁気ヘッドは、当然ディスク記録面から離
れた場所に設定しなければならない。
【0008】したがって、磁気ヘッドとディスク記録面
との間には、所定の間隔が必要であるが、両者の衝突を
回避するために、この距離を大きくとると、磁気ヘッド
へ供給する電流値が非常に大きくなってしまい、消費電
力と発熱量の増大を招く、という不都合を生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
光磁気ディスクや光磁気カード等の情報記録装置におい
て生じる不都合、すなわち、ディスクの面振れにより、
対物レンズと記録面との距離だけでなく、磁気ヘツドと
記録面との距離も同時に変動するが、磁気ヘツドと記録
面との距離の変動に対しては何らの配慮がなされていな
いので、記録/消去特性の信頼性が確保できない、とい
う不都合を解決し、ディスクの面振れによっても、ディ
スク記録面に対して、常に安定したバイアス磁界が供給
できるようにして記録/消去特性の信頼性を確保すると
共に、磁気ヘッドへ供給する電流を必要かつ最小限の値
に抑えるようにして、消費電力と発熱量とを減少させた
磁気ヘッド制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
ディスクを挾んで光学ヘッドと対向する位置に、ディス
クの垂直方向に移動可能な磁気ヘッドが配置された光磁
気ディスク装置等の情報記録装置において、前記磁気ヘ
ッドに搭載された分割受光素子を備え、光学ヘッドから
出射されディスクを透過したレーザ漏れ光を検出するレ
ーザ漏れ光検出手段と、該レーザ漏れ光検出手段からの
検出信号により、前記磁気ヘッドについて、前記ディス
クの記録面からのディスク垂直方向の距離を検出する磁
気ヘッド位置検出手段とを備え、前記磁気ヘッドのディ
スク垂直方向位置を、該ディスク記録面からの距離が一
定となるように制御するように構成している。
【0011】第2に、上記第1の磁気ヘッド制御装置に
おいて、情報の記録時および/または消去時にのみ、磁
気ヘッドのディスク垂直方向への位置制御を行う制御モ
ードを設けると共に、該制御モードを選択するモード切
換え手段を備え、前記制御モードが選択されたとき、磁
気ヘッドのディスク垂直方向位置を、該ディスク記録面
からの距離が一定となるように制御するように構成して
いる。
【0012】第3に、上記第1の磁気ヘッド制御装置に
おいて、磁気ヘッドを退避位置へ退避させる磁気ヘッド
退避手段と、情報の記録時・消去時と、再生時とで前記
磁気ヘッド退避手段の動作・不動作を選択する切換え手
段とを備えた構成である。
【0013】第4に、上記第1の磁気ヘッド制御装置に
おいて、磁気ヘッド位置検出手段によって検出された磁
気ヘッドの垂直方向距離に関する検出信号のゲインを、
少なくとも2通りのゲインに切換えるゲイン切換え手段
を備え、情報の記録時・消去時・再生時で、少なくとも
2通りのゲインに切換えるように構成している。
【0014】第5に、上記第1の磁気ヘッド制御装置に
おいて、情報の記録時および/または消去時にのみ、磁
気ヘッドのディスク垂直方向への位置制御を行う制御モ
ードを設けると共に、該制御モードを選択するモード切
換え手段と、磁気ヘッド位置検出手段によって検出され
た磁気ヘッドの垂直方向距離に関する検出信号のゲイン
を、少なくとも2通りのゲインに切換えるゲイン切換え
手段とを備えた構成である。
【0015】
【作用】この発明では、ディスクの面振れによって生じ
るディスク記録面と磁気ヘッドとの間の距離の変動を検
知し、いわば、磁気ヘッド・フォーカスサーボ系を構成
することによって、磁気ヘッドとディスク記録面との間
の距離を常に一定に保つことにより、最適なバイアス磁
界が形成されるようにしている。
【0016】
【実施例1】次に、この発明の磁気ヘッド制御装置につ
いて、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明す
る。この実施例は、請求項1の発明に対応している。
【0017】図1は、この発明の磁気ヘッド制御装置に
ついて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図
である。図において、1はディスクで、1Aはその記録
面、2は対物レンズ、3は対物レンズ2とLD(レーザ
ダイオード)を搭載した光学ヘッド、4は磁気ヘッド
で、4Aと4Bはそれぞれ受光素子の分割受光部、5は
磁気ヘッド・アクチュエータ、6は差動アンプ、7は磁
気ヘッド・フォーカス制御回路、8はパワーアンプ、L
はレーザ光、L′はレーザ漏れ光を示し、また、S1は
分割受光素子4Aの検出信号、S2は分割受光素子4B
の検出信号、S3は磁気ヘッド・フォーカス信号、S4
は磁気ヘッド制御信号、S5は磁気ヘッド駆動信号を示
す。
【0018】理解を容易にするために、この図1の磁気
ヘッド制御装置について、最初に、光学ヘッド系の構成
と動作から説明する。図1において、対物レンズ2を搭
載した光学ヘッド3には、図示されないLD(レーザダ
イオード)が内蔵されている。
【0019】そして、同じく図示されないフォーカス検
出/制御系によって対物レンズ2がフォーカス制御さ
れ、光学ヘッド3内のLDから出射されたレーザ光L
が、対物レンズ2によってディスク1の記録面1A上に
合焦となった状態を維持するように動作する。
【0020】以上の光学ヘッド3のフォーカスサーボ動
作は、従来と同様である。この発明の磁気ヘッド制御装
置では、磁気ヘッド4に分割受光部4A,4Bを設け、
この分割受光部4A,4Bから得られる検出出力によっ
て、磁気ヘッド系のフォーカスサーボを行う。すなわ
ち、レーザ光Lの一部は、ディスク1の記録面1Aを透
過し、ディスク1を挾んで光学ヘッド3と反対側にレー
ザ漏れ光L′となって、磁気ヘッド4のディスク1側の
面に設置された分割受光部4A,4B上に到達する。
【0021】図2は、図1に示したこの発明の磁気ヘッ
ド制御装置における磁気ヘッド4の構成の一実施例を示
す図で、(1) は正面図、(2) は側面図である。図におけ
る符号は、図1と同様である。
【0022】磁気ヘッド4には、この図2に示すよう
に、同心円状に2個に分割された受光部分からなる受光
部4A,4Bが設けられており、磁気ヘッド4のディス
ク1側にそれぞれ固着されている。この分割受光部4
A,4Bからは、それぞれへ入射したレーザ漏れ光L′
に比例した検出信号S1,S2が出力されて、差動アン
プ6の各入力端子へ与えられる。
【0023】例えば、差動アンプ6の+端子には、分割
受光部4Aからの検出信号S1(後出の図3の検出信号
A)、−端子には、分割受光部4Bからの検出信号S2
(後出の図3の検出信号B)、がそれぞれ入力される。
差動アンプ6は、この+端子と−端子に入力された検出
信号の差分(S1−S2)を差動増幅して、磁気ヘッド
4のディスク1面に対するディスク1垂直方向の相対位
置(以下、磁気ヘッド・フォーカス位置という)を表わ
す磁気ヘッド・フォーカス信号S3を出力する。
【0024】この磁気ヘッド・フォーカス信号S3が、
磁気ヘッド・フォーカス制御回路7へ入力されて、磁気
ヘッド制御信号S4が生成される。生成された磁気ヘッ
ド制御信号S4は、次のパワーアンプ8へ与えられて電
流増幅され、磁気ヘッド駆動信号S5として、磁気ヘッ
ド・アクチュエータ5へ供給される。
【0025】この磁気ヘッド・アクチュエータ5は、磁
気ヘッド4をディスク1の垂直方向(フォーカス方向)
へ上下駆動する機能を有している。この発明の磁気ヘッ
ド制御装置では、以上の構成と動作によって、磁気ヘッ
ド4をディスク1の垂直方向(フォーカス方向)へ上下
駆動する。次に、磁気ヘッド4のフォーカス位置と、磁
気ヘッド・フォーカス信号S3との関係について説明す
る。
【0026】図3は、この発明の磁気ヘッド制御装置に
ついて、磁気ヘッドのフォーカス位置と磁気ヘッド・フ
ォーカス信号との関係を説明する図で、(1)は磁気ヘッ
ドがディスク記録面から遠い場合、(2) は適正位置の場
合、(3) は磁気ヘッドがディスク記録面に近い場合、
(4) は磁気ヘッドのフォーカス位置と磁気ヘッド・フォ
ーカス信号を示す。図における符号は、図1および図2
と同様である。
【0027】まず、図3(1) に示したように、磁気ヘッ
ド4がディスク記録面1Aから遠い場合には、レーザ漏
れ光L′が、磁気ヘッド4に設けられた同心円状の2個
に分割された受光部4A,4B上に照射される部分にお
いて、受光部4Aの受光量の方が受光部4Bの受光量よ
りも大きい。
【0028】したがって、この場合には、磁気ヘッド・
フォーカス信号S3、すなわち、図1の分割受光部4A
からの検出信号S1と分割受光部4Bからの検出信号S
2との差分の信号は、図3(4) に検出出力(A−B)と
して示すように、大きな値になる。そして、磁気ヘッド
4の制御系により、磁気ヘッド・アクチュエータ5が動
作し、図3(2) に示した適正位置となるように、磁気ヘ
ッド4をディスク記録面1Aへ近づけるよう動作する。
【0029】他方、図3(3) に示したように、磁気ヘッ
ド4がディスク記録面1Aから近い場合には、磁気ヘッ
ド4の受光部4A,4Bでは、受光部4Aの受光量は、
受光部4Bの受光量よりも小さい。そのため、この場合
には、磁気ヘッド・フォーカス信号S3、すなわち、図
3(4) に示す検出出力(A−B)は、小さな値になる。
【0030】そして、磁気ヘッド4の制御系により、磁
気ヘッド・アクチュエータ5が動作し、図3(2) に示し
た適正位置となるように、磁気ヘッド4をディスク記録
面1Aから遠ざけるよう動作する。以上のように、磁気
ヘッド制御系を構成して、磁気ヘッド・フォーカス位置
を制御することにより、磁気ヘッド4からディスク1の
記録面1Aまでの距離を、常に一定に保つことができ
る。
【0031】したがって、この発明の第1の実施例によ
れば、ディスク1の記録面1A上のデータ記録/消去位
置に、常に一定した適正なバイアス磁界を供給すること
が可能となり、記録/消去特性の信頼性が維持される。
また、ディスク1の記録面1Aの上下動に、磁気ヘッド
4を正確に追従させることを可能にすることにより、磁
気ヘッド4とディスクの記録面1Aとの間の距離を、従
来よりも短縮することができる。
【0032】その結果、同じ大きさのバイアス磁界を印
加する場合でも、従来の装置に比べて、小型の磁気ヘッ
ドを採用することが可能となり、磁気ヘッドへ供給する
電流値も低減できるので、消費電力と発熱量を小さく抑
えることが可能になる。
【0033】
【実施例2】次に、この発明の磁気ヘッド制御装置につ
いて、第2の実施例を詳細に説明する。この実施例は、
請求項2、請求項3、請求項5の発明に対応している。
この第2の実施例では、先の図1に示した磁気ヘッド制
御装置において、情報の再生時には使用されない磁気ヘ
ッドを、退避させることによって、磁気ヘッドとディス
クとの衝突の恐れをなくすると共に、不要な磁気ヘッド
の追従動作を停止することにより、消費電力の低減化を
可能にしている。
【0034】図4は、この発明の磁気ヘッド制御装置に
ついて、その要部構成の第2の実施例を示す機能ブロッ
ク図である。図における符号は図1と同様であり、ま
た、11は磁気ヘッド退避信号発生手段、12はモード
切換え信号入力部、13は信号切換え手段を示し、S1
1は磁気ヘッド退避信号、S12はモード切換え信号を
示す。
【0035】この図4では、先の図1に示した磁気ヘッ
ド制御装置において、パワーアンプ8の前段に、磁気ヘ
ッド・フォーカス制御回路7で生成される磁気ヘッド制
御信号S4と、磁気ヘッド4を退避させるための磁気ヘ
ッド退避信号S11とを切換えるための信号切換え手段
13を設け、これらの信号が、選択的にパワーアンプ8
へ供給できるように構成している。この場合に、パワー
アンプ8へ供給する信号の切換え(選択)は、図示され
ないCPU等から与えられるモード切換え信号S12に
よって行われる。
【0036】このように、磁気ヘッド制御信号S4と、
磁気ヘッド退避信号S11との切換えを行う理由は、光
磁気ディスクや光磁気カード等の情報記録装置において
は、情報の再生時に、ディスク1にバイアス磁界を印加
する必要がないからである。さらに、この発明では、磁
気ヘッド4をディスクの面振れに追従してフォーカス制
御を行うので、このような追従動作が不要な再生時に
は、その制御を停止することにより、磁気ヘッドのディ
スクとの衝突の可能性を回避すると共に、消費電力の節
減化も達成するようにしている。
【0037】図4の磁気ヘッド制御装置では、記録/消
去時には、モード切換え信号入力部12からモード切換
え信号S12を与えて、磁気ヘッド制御信号S4を信号
切換え手段13を介してパワーアンプ8へ供給し、先の
図1と同様の磁気ヘッドの追従動作を行う。そして、再
生時には、モード切換え信号S12によって信号切換え
手段13を磁気ヘッド退避信号発生手段11側に切換
え、パワーアンプ8へ磁気ヘッド退避信号S11を供給
する。
【0038】このように、パワーアンプ8へ磁気ヘッド
退避信号S11を供給することによって、磁気ヘッド4
が、再生時には不要なディスク記録面への追従動作を行
わなくなるので、磁気ヘッドのディスクとの衝突の可能
性が減少し、同時に、消費電力も低減される。
【0039】
【実施例3】次に、この発明の磁気ヘッド制御装置につ
いて、第3の実施例を詳細に説明する。この実施例は、
請求項4と請求項5の発明に対応している。この第3の
実施例では、先の図1に示した磁気ヘッド制御装置にお
いて、磁気ヘッド制御信号S4の制御ゲインを、情報の
記録/消去/再生時に、選択的に切換えるようにして、
より安定した磁気ヘッド4の追従動作と、消費電力の低
減化とを可能にしている。
【0040】図5は、この発明の磁気ヘッド制御装置に
ついて、その要部構成の第3の実施例を示す機能ブロッ
ク図である。図における符号は図1と同様であり、ま
た、21はゲイン可変増幅器、22はゲイン切換え信号
入力部、S21はゲイン切換え信号を示す。
【0041】この図5では、ゲイン可変増幅器21を設
け、記録/消去/再生時に、そのゲインを選択的に切換
えるようにしている。このように、ゲイン可変増幅器2
1のゲインを、各動作に対応して切換える理由は、情報
の記録/消去/再生時に、それぞれLD(レーザダイオ
ード)の発光パワーが異なっているので、磁気ヘッド・
フォーカス信号S3の検出ゲインも当然に変化するた
め、この磁気ヘッド・フォーカス信号S3を一定の制御
ゲインに補正すれば、より安定した磁気ヘッドの追従動
作が可能になるからである。
【0042】図5の磁気ヘッド制御装置では、情報の記
録/消去/再生時に、図示されないCPU等から与えら
れるゲイン切換え信号S21によって、磁気ヘッド・フ
ォーカス信号S3を増幅するゲイン可変増幅器21のゲ
インを選択的に切換えるように構成している。実施例と
しては、ゲイン可変増幅器21が、情報の記録/消去/
再生時の各動作に対応して、3通りのゲインのいずれか
1つを選択するように構成され、ゲイン切換え信号S2
1により、それぞれの動作に最適なゲインに設定され
る。
【0043】以上のように、この第3の実施例では、先
の図1に示した磁気ヘッド制御装置において、磁気ヘッ
ド制御信号S4の制御ゲインを、情報の記録/消去/再
生時に、選択的に切換えることによって、より安定した
磁気ヘッド4の追従動作と、消費電力の低減化とを実現
している。なお、この発明では、情報の記録/消去/再
生時の各動作に対応して、少なくとも2通りのゲインの
いずれか1つを選択すれば、従来の場合に比べて、より
安定した磁気ヘッド4の追従動作と、消費電力の低減化
とが得られることは明らかであるから、実施例に限定さ
れるものではない。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明においては、レーザ漏れ
光を利用した磁気ヘッド追従制御系を導入している。し
たがって、ディスク記録面に、常に一定したバイアス磁
界を供給することができるので、記録/消去特性の信頼
性が確保され、また、小型の磁気ヘッドを採用すること
も可能になるので、消費電力や発熱量を低減することが
できる。
【0045】請求項2の発明においては、磁気ヘッドを
実際に稼働させる必要のある情報の記録時や消去時にの
み磁気ヘッドの追従制御を実行している。その結果、消
費電力や発熱量を一層低減した装置が得られる。
【0046】請求項3の発明においては、情報の再生時
に、磁気ヘッドを退避させるようにしているので、磁気
ヘッドがディスクと衝突する可能性が著しく減少され、
信頼性の極めて高い装置が得られる。
【0047】請求項4の発明においては、情報の記録/
消去/再生時に、それぞれ異なる磁気ヘッドの制御ゲイ
ンを切り換える手段を設け、ゲインを一定に制御してい
る。したがって、情報の記録/消去/再生のモードに関
係なく、より安定な磁気ヘッドの追従制御が実現され
る。
【0048】請求項5の発明においては、請求項2の手
段と、請求項4の手段の両方を備えているので、両者を
併せた効果として、より低消費電力、低発熱量で、か
つ、より安定した磁気ヘッドの追従動作が可能な装置が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の磁気ヘッド制御装置について、その
要部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示したこの発明の磁気ヘッド制御装置に
おける磁気ヘッド4の構成の一実施例を示す図である。
【図3】この発明の磁気ヘッド制御装置について、磁気
ヘッドのフォーカス位置と磁気ヘッド・フォーカス信号
との関係を説明する図である。
【図4】この発明の磁気ヘッド制御装置について、その
要部構成の第2の実施例を示す機能ブロック図である。
【図5】この発明の磁気ヘッド制御装置について、その
要部構成の第3の実施例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク 1A 記録面 2 対物レンズ 3 対物レンズ2とLDを搭載した光学ヘッド 4 磁気ヘッド 4Aと4B それぞれ受光素子の分割受光部 5 磁気ヘッド・アクチュエータ 6 差動アンプ 7 磁気ヘッド・フォーカス制御回路 8 パワーアンプ 11 磁気ヘッド退避信号発生手段 12 モード切換え信号入力部 13 信号切換え手段 21 ゲイン可変増幅器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを挾んで光学ヘッドと対向する
    位置に、ディスクの垂直方向に移動可能な磁気ヘッドが
    配置された光磁気ディスク装置等の情報記録装置におい
    て、 前記磁気ヘッドに搭載された分割受光素子を備え、光学
    ヘッドから出射されディスクを透過したレーザ漏れ光を
    検出するレーザ漏れ光検出手段と、 該レーザ漏れ光検出手段からの検出信号により、前記磁
    気ヘッドについて、前記ディスクの記録面からのディス
    ク垂直方向の距離を検出する磁気ヘッド位置検出手段と
    を備え、 前記磁気ヘッドのディスク垂直方向位置を、該ディスク
    記録面からの距離が一定となるように制御することを特
    徴とする磁気ヘッド制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の磁気ヘッド制御装置におい
    て、 情報の記録時および/または消去時にのみ、磁気ヘッド
    のディスク垂直方向への位置制御を行う制御モードを設
    けると共に、該制御モードを選択するモード切換え手段
    を備え、 前記制御モードが選択されたとき、磁気ヘッドのディス
    ク垂直方向位置を、該ディスク記録面からの距離が一定
    となるように制御することを特徴とする磁気ヘッド制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の磁気ヘッド制御装置におい
    て、 磁気ヘッドを退避位置へ退避させる磁気ヘッド退避手段
    と、 情報の記録時・消去時と、再生時とで前記磁気ヘッド退
    避手段の動作・不動作を選択する切換え手段とを備えた
    ことを特徴とする磁気ヘッド制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の磁気ヘッド制御装置におい
    て、 磁気ヘッド位置検出手段によって検出された磁気ヘッド
    の垂直方向距離に関する検出信号のゲインを、少なくと
    も2通りのゲインに切換えるゲイン切換え手段を備え、 情報の記録時・消去時・再生時で、少なくとも2通りの
    ゲインに切換えることを特徴とする磁気ヘッド制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1の磁気ヘッド制御装置におい
    て、 情報の記録時および/または消去時にのみ、磁気ヘッド
    のディスク垂直方向への位置制御を行う制御モードを設
    けると共に、該制御モードを選択するモード切換え手段
    と、 磁気ヘッド位置検出手段によって検出された磁気ヘッド
    の垂直方向距離に関する検出信号のゲインを、少なくと
    も2通りのゲインに切換えるゲイン切換え手段とを備え
    たことを特徴とする磁気ヘッド制御装置。
JP3210099A 1991-07-27 1991-07-27 磁気ヘツド制御装置 Pending JPH0536146A (ja)

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