JPH0536025U - エンジン作業機のコントロールボツクスの冷却装置 - Google Patents
エンジン作業機のコントロールボツクスの冷却装置Info
- Publication number
- JPH0536025U JPH0536025U JP9363791U JP9363791U JPH0536025U JP H0536025 U JPH0536025 U JP H0536025U JP 9363791 U JP9363791 U JP 9363791U JP 9363791 U JP9363791 U JP 9363791U JP H0536025 U JPH0536025 U JP H0536025U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control box
- cooling
- cooling air
- engine
- lateral
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン作業機のコントロールボックスの冷
却性能を向上し、電気制御部品に耐熱温度の低いものを
使用できるようにして、コストを引き下げる。 【構成】 コントロールボックス2の始端側壁7の下寄
り部に冷却風入口3を、その上壁8の終端寄り部8aに
冷却風出口4をそれぞれ開口する。 このコントロール
ボックス2内で、冷却風入口3から横向きに走る横向き
送風空間9と、この横向き送風空間9の終端部9aから
冷却風出口4に向かって上向きに走る上向き送風空間1
0とを形成する。 この横向き送風空間9とその上向き
送風空間10とをつなぐコーナ部11に変向案内面12
を設けるとともに、コントロールボックス2の上壁8の
始端寄り部8bに大気吸込口13を開口する。 この大
気吸込口13から横向き送風空間9の始端部9bに向か
って下向きに走る大気吸い降ろし路14を形成する。
却性能を向上し、電気制御部品に耐熱温度の低いものを
使用できるようにして、コストを引き下げる。 【構成】 コントロールボックス2の始端側壁7の下寄
り部に冷却風入口3を、その上壁8の終端寄り部8aに
冷却風出口4をそれぞれ開口する。 このコントロール
ボックス2内で、冷却風入口3から横向きに走る横向き
送風空間9と、この横向き送風空間9の終端部9aから
冷却風出口4に向かって上向きに走る上向き送風空間1
0とを形成する。 この横向き送風空間9とその上向き
送風空間10とをつなぐコーナ部11に変向案内面12
を設けるとともに、コントロールボックス2の上壁8の
始端寄り部8bに大気吸込口13を開口する。 この大
気吸込口13から横向き送風空間9の始端部9bに向か
って下向きに走る大気吸い降ろし路14を形成する。
Description
【0001】
本考案は、エンジン作業機(例えばエンジン発電機、エンジンコンプレッサ、 又はエンジン揚水ポンプ等)のコントロールボックスの冷却装置に関する。
【0002】
エンジン発電機などのエンジン作業機では、小型化のためエンジン・発電機・ コントロールボックス等の各構成部分を非常に近接させて配置している。 このため、発熱源であるエンジンや発電機からの熱、及びコントロールボック ス内にある各部品の負荷時の発熱により、コントロールボックス内の温度が異常 に上昇し、電気制御部品を破損させる。 このコントロールボックス内温度の異常上昇を防止するために、エンジンを冷 却した後の冷却風をコントロールボックス内に吹き通すようにしている。 このために、従来技術では、例えば図6に示すようにしたものがある。 すなわち、エンジン作業機1のコントロールボックス2に冷却風入口3と冷却 風出口4とを開口する。 そして、エンジン5の冷却ファン6で起した冷却風Wを、エンジンの放熱部を 通過させた後、上記コントロールボックス2の上記冷却風入口3からそのボック ス2内を通過させて、上記冷却風出口4へ吹き出すように構成したものである。
【0003】
上記の従来技術では次の問題がある。 エンジンの放熱部を通過させた後の冷却風Wは、その温度が相当上昇している から冷却能力が低く、コントロールボックス2内の温度を充分に下げる事ができ ない。 このため、冷却性能が良くなく、コントロールボックス2内の電気制御部品に 耐熱温度の高いものを使用する必要があり、そのコストを上昇させていた。 本考案は、コントロールボックスの冷却装置の冷却性能を高める事により、電 気制御部品に耐熱温度の低いものを使用できるようにして、コストを引き下げる ことを課題とする。
【0004】
本考案は、上記従来技術において、上記課題を達成するために、例えば図1に 示すように、次の改良構造を追加したものである。 コントロールボックス2の始端側壁7の下寄り部に前記冷却風入口3を、その 上壁8の終端寄り部8aに前記冷却風出口4を開口する。 これにより、このコントロールボックス2内において、上記冷却風入口3から 横向きに走る横向き送風空間9と、この横向き送風空間9の終端部9aから上記 冷却風出口4に向かって上向きに走る、上向き送風空間10とを形成する。 そして、その横向き送風空間9とその上向き送風空間10とをつなぐコーナ部 11に、風を滑らかに変向させる変向案内面12を設けるとともに、前記コント ロールボックス2の上壁8の始端寄り部8bに大気吸込口13を開口する。 これにより、このコントロールボックス2内において、その大気吸込口13か ら上記横向き送風空間9の始端部9bに向かって下向きに走る大気吸い降し路1 4を形成する。
【0005】
本考案は次のように作用する。 まず、冷却風Wは冷却風入口3から入りコントロールボックス2内で、横向き 送風空間9を横向きに流れる。 そして、この横向き送風空間9の終端部9aにある変向案内面12により滑ら かに変向させられて、冷却風出口4に向かって上向き送風空間10を上向きに流 れ、冷却風出口4からコントロールボックス2外へ排出される。 この横向き送風空間9から上向き送風空間10に向かって流れる冷却風Wのイ ンジェクタ作用によって、コントロールボックス2内の右半分は負圧となり、大 気吸込口13から外気が吸い込まれて、大気吸い降し路14を上記横向き送風空 間9の始端部9bに向かって下向きに流れ込み、冷却風入口3から入る冷却風W と混合してコントロールボックス2内を通過する。 コントロールボックス2内は、このインジェクタ作用によって外気を吸い込ん だ分だけ冷却風量が増加するうえ、この外気は低温で冷却能力が高いので、冷却 性能が向上する。
【0006】
本考案は、上記のように構成され作用することから、次の効果を奏する。 コントロールボックス2内は、このインジェクタ作用によって外気を吸い込ん だ分だけ冷却風量が増加するうえ、この外気は低温で冷却能力が高いので、冷却 性能が向上する。 これにより、コントロールボックス内の電気制御部品は、耐熱温度の低いもの が使用可能となり、そのコストを引き下げられる。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面で説明する。 図1(A)はコントロールボックスの冷却装置を装備したエンジン作業機の平 面図、図1(B)は同作業機の側面図である。 図において、エンジン作業機1は、パイプフレーム20にエンジン5及び発電 機21を配設し、このエンジン5の上部に燃料タンク22を、その発電機21の 上横部のマフラカバー24内にマフラ23をそれぞれ付設してある。 そして、このエンジン作業機1の上記マフラ23と反対側の側面に付設したコ ントロールボックス2に、冷却風入口3と冷却風出口4とを開口してある。 そして、エンジン5の冷却ファン6で起した冷却風Wを、エンジンの放熱部を 通過させた後一部を導風ガイド25aで導いて、上記コントロールボックス2の 上記冷却風入口3からそのボックス2内を通過させて、上記冷却風出口4へ吹き 出すように構成してある。 又、エンジンの放熱部を通過させた後の冷却風Wの他の一部は、導風ガイド2 5bで導かれて前記マフラ23とマフラカバー24とを冷却する。 さらに、冷却風Wの他の一部はそのままエンジン後方に流れて、発電機21を 冷却する。 前記冷却風入口3はコントロールボックス2の始端側壁7の下寄り部に、前記 冷却風出口4はコントロールボックス2の上壁8の終端寄り部8aに、それぞれ 開口してある。 これにより、このコントロールボックス2内において、上記冷却風入口3から 横向きに走る横向き送風空間9と、この横向き送風空間9の終端部9aから上記 冷却風出口4に向かって上向きに走る、上向き送風空間10とを形成してある。 そして、その横向き送風空間9とその上向き送風空間10とをつなぐコーナ部 11に、風を滑らかに変向させる変向案内面12を設けるとともに、前記コント ロールボックス2の上壁8の始端寄り部8bに大気吸込口13を開口してある。 これにより、このコントロールボックス2内において、その大気吸込口13か ら上記横向き送風空間9の始端部9bに向かって下向きに走る大気吸い降し路1 4を形成してある。
【0008】 上記実施例において、コントロールボックス2を、図2に示すような構造とす る事ができる。 すなわち、コントロールボックス2の裏側部2aに、裏カバー2bを任意の間 隔をあけて溶接などにより固着して2重構造とする。 これにより、コントロールボックス2の裏側部2aと裏カバー2bとの間に空 気層が形成されエンジンや発電機からの熱が遮断されるから、コントロールボッ クス2内の温度上昇をさらに低減する事ができる。 尚、この裏カバー2bは、コントロールボックス2の裏側部2aの成型用金型 をそのまま使用して、僅かの剪断加工等により簡単に製作する事ができる。
【0009】 前記実施例において、冷却ファン6で起した冷却風Wをエンジンの放熱部を通 過させた後、冷却風入口3からコントロールボックス2内へ通過させるのに代え て、冷却ファン6で起した冷却風Wの一部をエンジンの放熱部を通過させずに、 冷却風入口3からコントロールボックス2内へ通過させるようにする事も可能で ある。
【0010】 図3は発電機のコアブラケットの一部断面図である。 前記発電機21は、出力の違いや製造設備の都合により、ステータコアの直径 が数種類存在する。 この場合、ステータコアを両側から支持するコアブラケット26を、ステータ コアの各直径毎に用意しておく必要があり、部品管理費やダイカスト金型の種類 が増えて不経済である。 本考案では、例えば図3に示すように、このコアブラケット26の内側インロ ー部26aを、ステータコアの各直径L・M・Sに対応する内径に段階状に形成 して、1種類のコアブラケット26で3種類のステータコアに対応できるように してある。 これにより、コアブラケット26が1種類で済み、部品管理費や金型費などが 大幅に低減できる。
【0011】 図4(A)は可搬型エンジン作業機の正面図、図4(B)は同側面図である。 前記実施例におけるエンジン作業機1を可搬型に構成する場合、例えば図4に 示すように、エンジン5及び発電機21を固定した底板27の両側にブラケット 28a・28bを取付け、このエンジン5及び発電機21の上・前・後面をカバ ー29で覆ってある。 そして、この両側のブラケット28a・28bの上部を、それと同等の幅で握 り手30として形成してある。 これにより、このエンジン作業機1を運搬する場合、ブラケット28a・28 bの両側から二人以上の複数の人数で持てるので、楽に運搬する事ができる。
【0012】 図5はコントロールボックスのパネル組み付け斜視図である。 前記実施例において、コントロールボックス2のパネル面2cには、取付穴を 介してコンセント・メータ・スィッチ等の各部品を取り付けてある。 このパネル面のレイアウトは各機種毎に異なり、それに従ってパネル素材の種 類も多種多様になり、金型や加工工数が増加する。 さらに、各部品が固定されているパネルをコントロールボックス2に組み付け てから配線する必要があり、各部品が固定されているので、その配線に要する工 数が非常に大きくなる。 本考案では、例えば図5に示すように、各部品をコンセントモジュール31・ メータモジュール32・スイッチモジュール33…のように、標準パネル素材3 4a・34b・34c…にそれぞれ取り付けてモジュール化しておく。 そして、この各モジュールをコントロールボックス2のパネル面2cに、取付 ねじ35などで組み付けるようにしてある。 これにより、小型の簡単な標準パネル素材34a・34b・34c…を用意し てその配線を個別に済ませてから、それぞれをコントロールボックス2のパネル 面2cに取り付けるだけで完成でき、大幅に工数を低減する事ができる。
【図1】本考案実施例を示し、図1(A)はコントロー
ルボックスの冷却装置を装備したエンジン作業機の平面
図、図1(B)は同作業機の側面図である。
ルボックスの冷却装置を装備したエンジン作業機の平面
図、図1(B)は同作業機の側面図である。
【図2】本考案実施例を示し、エンジン作業機のコント
ロールボックスの上面図である。
ロールボックスの上面図である。
【図3】本考案実施例を示し、発電機のコアブラケット
の一部断面図である。
の一部断面図である。
【図4】本考案実施例を示し、図4(A)は可搬型エン
ジン作業機の正面図、図4(B)は同側面図である。
ジン作業機の正面図、図4(B)は同側面図である。
【図5】本考案実施例を示し、コントロールボックスの
パネル組み付け斜視図である。
パネル組み付け斜視図である。
【図6】従来例を示し、エンジン作業機の一部破断平面
図である。
図である。
1…エンジン作業機、2…コントロールボックス、3…
冷却風入口、4…冷却風出口、5…エンジン、6…冷却
ファン、7…始端側壁、8…上壁、8a…終端寄り部、
8b…始端寄り部、9…横向き送風空間、9a…終端
部、10…上向き送風空間、11…コーナ部、12…変
向案内面、13…大気吸込口、14…大気吸い降し路、
W…冷却風。
冷却風入口、4…冷却風出口、5…エンジン、6…冷却
ファン、7…始端側壁、8…上壁、8a…終端寄り部、
8b…始端寄り部、9…横向き送風空間、9a…終端
部、10…上向き送風空間、11…コーナ部、12…変
向案内面、13…大気吸込口、14…大気吸い降し路、
W…冷却風。
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン作業機(1)のコントロールボッ
クス(2)に冷却風入口(3)と冷却風出口(4)とを開口
し、 エンジン(5)の冷却ファン(6)で起した冷却風(W)を、
エンジンの放熱部を通過させた後、上記コントロールボ
ックス(2)の上記冷却風入口(3)からそのボックス(2)
内を通過させて、上記冷却風出口(4)へ吹き出すように
構成したエンジン作業機のコントロールボックスの冷却
装置において、 前記コントロールボックス(2)の始端側壁(7)の下寄り
部に前記冷却風入口(3)を、その上壁(8)の終端寄り部
(8a)に前記冷却風出口(4)を開口し、これにより、こ
のコントロールボックス(2)内において、上記冷却風入
口(3)から横向きに走る横向き送風空間(9)とこの横向
き送風空間(9)の終端部(9a)から上記冷却風出口(4)
に向かって上向きに走る上向き送風空間(10)とを形成
し、 その横向き送風空間(9)とその上向き送風空間(10)と
をつなぐコーナ部(11)に、風を滑らかに変向させる変
向案内面(12)を設けるとともに、前記コントロールボ
ックス(2)の上壁(8)の始端寄り部(8b)に大気吸込口
(13)を開口し、これにより、このコントロールボック
ス(2)内において、その大気吸込口(13)から上記横向
き送風空間(9)の始端部(9b)に向かって下向きに走る
大気吸い降し路(14)を形成して構成したことを特徴と
するエンジン作業機のコントロールボックスの冷却装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9363791U JPH0536025U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | エンジン作業機のコントロールボツクスの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9363791U JPH0536025U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | エンジン作業機のコントロールボツクスの冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536025U true JPH0536025U (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=14087864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9363791U Pending JPH0536025U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | エンジン作業機のコントロールボツクスの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536025U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013092085A (ja) * | 2011-10-25 | 2013-05-16 | Honda Motor Co Ltd | エンジン作業機 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP9363791U patent/JPH0536025U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013092085A (ja) * | 2011-10-25 | 2013-05-16 | Honda Motor Co Ltd | エンジン作業機 |
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