JPH0535982A - 火災報知設備における断線検出機能の試験装置 - Google Patents

火災報知設備における断線検出機能の試験装置

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JPH0535982A
JPH0535982A JP3211642A JP21164291A JPH0535982A JP H0535982 A JPH0535982 A JP H0535982A JP 3211642 A JP3211642 A JP 3211642A JP 21164291 A JP21164291 A JP 21164291A JP H0535982 A JPH0535982 A JP H0535982A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火災報知設備における断線検出機能の試験装
置において、断線検出機能試験時に火災を検出すること
ができ、また、断線検出機能の試験が終了した後、直ち
に、火災感知器が監視状態に戻ることができるようにす
ることを目的とするものである。 【構成】 火災感知器と直列に受信抵抗が接続され、こ
の受信抵抗によって検出された受信信号を基準電圧と断
線検出用コンパレータが比較することによって、回線の
断線の有無を判別する断線検出機能を有する火災報知設
備において、回線の断線検出機能試験時にオンするスイ
ッチング素子と所定抵抗とで構成された直列回路が、上
記受信抵抗と並列に接続されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災報知設備におい
て、受信機等の受信部が回線の断線を検出する機能を試
験する試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の火災報知設備においては、火災受
信機に接続された各回線に断線が発生していることを受
信機が検出し、この断線検出機能が正常であるか否かを
試験する装置として、図2に示す装置が知られている。
【0003】図2に示す従来装置は、各回線に接続され
た火災感知器SEと直列に受信抵抗Rrが接続され、こ
の受信抵抗Rrによって検出された受信信号を、断線検
出用の基準電圧Vref1と比較する断線検出用コンパ
レータC1が設けられ、上記回線のコモン線LCを火災
受信機から切り離す試験用スイッチSWが設けられてい
る。そして、試験用スイッチSWをオフしたときに、受
信抵抗Rrの両端電圧が基準電圧Vref1よりも低く
なり、これをコンパレータC1が検出すれば、火災受信
機REの断線検出機能が正常であると認識できる。な
お、回線のコモン線LCを火災受信機REから切り離す
スイッチSWの代わりに、回線の各信号線を火災受信機
REから切り離すスイッチを設けたものも存在し、この
場合も、上記と同様に動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、断線検出機能を試験するときにスイッチSWをオフ
し、このときに、回線に接続されている感知器SEが電
源供給を絶たれる。したがって、この断線検出機能試験
時には火災が発生してもその火災を検出することができ
ないという問題がある。
【0005】また、上記従来例においては、断線検出機
能試験時に感知器SEが電源供給を断たれるという火災
復旧操作をされたのと同様な状態になるので、断線検出
機能の試験が終了してスイッチSWをオンしても、火災
感知器SEが直ちに監視状態に回復できず、断線検出機
能の試験が終了してから(スイッチSWをオンしてか
ら)、10秒程度経過した後に、初めて火災感知器SE
が監視状態に戻る。したがって、上記従来例において
は、断線検出機能の試験が終了してから火災感知器が監
視状態に戻るまでの時間が長いという問題がある。
【0006】本発明は、断線検出機能試験時に火災を検
出することができ、また、断線検出機能の試験が終了し
た後、直ちに、火災感知器が監視状態に戻ることができ
る火災報知設備における断線検出機能の試験装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、火災感知器と
直列に受信抵抗が接続され、この受信抵抗によって検出
された受信信号を基準電圧と断線検出用コンパレータが
比較することによって、回線の断線の有無を判別する断
線検出機能を有する火災報知設備において、回線の断線
検出機能試験時にオンするスイッチング素子と所定抵抗
とで構成された直列回路が、上記受信抵抗と並列に接続
されているものである。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す回路図であ
る。なお、従来例に示す部材と同一の部材には同一の符
号を付してある。
【0009】火災受信機RE1にはコモン線LCと信号
線Lとが接続され、このコモン線LCと信号線Lとの間
に、多数の火災感知器SEと、1つの終端抵抗Rtとが
接続されている。
【0010】また、火災受信機RE1には、断線検出用
コンパレータC1と火災判別用コンパレータC2とが設
けられている。断線検出用コンパレータC1は、抵抗R
1とR2とで作られる断線判別用の基準電圧Vref1
と回線(コモン線LC+信号線L)からの受信信号とを
比較するものであり、断線検出機能試験用スイッチSW
1をオンしたときに、受信抵抗Rrの両端電圧が基準電
圧Vref1よりも低ければ、断線検出用コンパレータ
C1が断線状態を示す「L」を出力し、これによって図
示しない断線表示灯やブザーが動作し、このときに火災
受信機RE1による回線の断線検出機能が正常であると
判断される。
【0011】さらに、抵抗R0と断線検出機能試験用ス
イッチSW1とが直列接続され、この直列回路が、受信
抵抗Rrと並列に接続されている。試験用スイッチSW
1は、回線の断線検出機能試験時にオンするスイッチン
グ素子の一例である。また、抵抗R0の抵抗値は、スイ
ッチSW1をオンしたときに、火災感知器SEが火災監
視可能であり、しかも断線検出用コンパレータC1が回
線の断線を検出可能な抵抗値である。
【0012】たとえば、受信抵抗Rrは560Ω、抵抗
R0は320Ω、終端抵抗Rtは10kΩ、断線検出用
基準電圧Vref1は1V、火災判別用基準電圧Vre
f2は9V、火災感知器SEの最大定格が100mAに
設定されている。もちろん、これらの定数を必要に応じ
て変更してもよい。
【0013】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0014】通常火災監視時においては、スイッチSW
1をオフしておく。この場合、火災感知器SEが火災を
検出していなければ、火災感知器SEには僅かな監視電
流が流れ、火災感知器SEが30個並列に接続されてい
た場合、その全体でたとえば1.35mAが流れ、この
ときに終端抵抗Rt(たとえば10kΩ)に2.33m
Aの電流が流れ、この結果、合計3.68mAの電流が
受信抵抗Rrに流れる。この場合、受信抵抗Rrの両端
電圧は約2Vであり、この2Vは、断線検出用コンパレ
ータC1の基準電圧Vref1よりも高いので、断線検
出用コンパレータC1は、回線が断線していないことを
示す「H」を出力する。
【0015】また、通常火災監視時において、火災感知
器SEが火災を感知していないと、受信信号が2Vにな
り、この電圧は火災判別用基準電圧Vref2(9V)
よりも低いので、非火災を示す信号「L」を火災判別用
コンパレータC2が出力し、一方、火災感知器SEが火
災を感知すると、受信信号が約19Vになり、この電圧
は火災判別用基準電圧Vref2(9V)よりも高いの
で、火災を示す信号「H」を火災判別用コンパレータC
2が出力し、動作した火災感知器SEに30〜40mA
の電流が流れ、断線検出用コンパレータC1は非断線を
示す「H」を出力する。
【0016】ここで、火災受信機RE1による回線の断
線検出機能が正常であるか否かを試験する場合に、スイ
ッチSW1をオンする。また、このときに火災感知器S
Eが火災を検出していないとすると、受信抵抗Rrの両
端電圧である受信信号が0.75Vになり、この電圧
は、火災判別用の基準電圧Vref2(9V)よりも低
いので、火災判別用コンパレータC2が非火災を示す
「L」を出力し、受信信号の0.75Vは、断線検出用
の基準電圧Vref1(1V)よりも低くなり、断線検
出用コンパレータC1の出力が「H」から、回線が断線
していることを示す「L」に変わる。つまり、スイッチ
SW1をオンすることによって、回線が擬似的に断線状
態になり、このときに受信機RE1が断線であると判断
すると、その断線検出機能が正常であることになる。
【0017】一方、断線検出機能試験時に(スイッチS
W1がオンされているときに)、火災感知器SEが火災
を検出したとすると、受信抵抗Rrの両端電圧である受
信信号が約19Vになり、この電圧は、火災判別用の基
準電圧Vref2(9V)よりも高いので、火災判別用
コンパレータC2が火災を示す「H」を出力し、動作し
た火災感知器SEには96mAの電流が流れる。
【0018】すなわち、スイッチSW1をオンすること
によって回線の断線検出を行っている間でも、火災を検
出することができる。また、回線の断線検出を行ってい
る間に感知器SEに電流が流れ続けるので、その後にス
イッチSW1をオフすると、感知器SEが直ちに、火災
監視状態に回復する。
【0019】上記実施例においては、コモン線LCが2
4Vの場合であるが、コモン線LCがマイナスの場合に
は、スイッチSW1をオンしたときに、コンパレータC
1、C2の+入力電位は24V近くになるが、その他の
動作については、上記と同様である。なお、スイッチS
W1は、実際には、トランジスタ等の能動素子を使用し
た電子スイッチであるが、これを手動スイッチとしても
よい。。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、火災報知設備における
断線検出機能の試験装置において、断線検出機能試験時
に火災を検出することができ、また、断線検出機能の試
験が終了した後、直ちに、火災感知器が監視状態に戻る
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来の火災受信機における断線検出用回路の回
路図である。
【符号の説明】
RE1…火災受信機、 C1…断線検出用コンパレータ、 C2…火災判別用コンパレータ、 Rr…受信抵抗、 R0…抵抗、 SW1…断線検出機能試験用スイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災感知器と直列に受信抵抗が接続さ
    れ、この受信抵抗によって検出された受信信号を基準電
    圧と断線検出用コンパレータが比較することによって、
    回線の断線の有無を判別する断線検出機能を有する火災
    報知設備において、 回線の断線検出機能試験時にオンするスイッチング素子
    と所定抵抗とが直列に接続された直列回路が、上記受信
    抵抗と並列に接続されていることを特徴とする火災報知
    設備における断線検出機能の試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記所定抵抗の抵抗値は、上記スイッチング素子をオン
    したときに、上記火災感知器が火災監視可能であり、し
    かも断線検出用コンパレータが回線の断線を検出する抵
    抗値であることを特徴とする火災報知設備における断線
    検出機能の試験装置。
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