JPH0535866Y2 - - Google Patents

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JPH0535866Y2
JPH0535866Y2 JP13962489U JP13962489U JPH0535866Y2 JP H0535866 Y2 JPH0535866 Y2 JP H0535866Y2 JP 13962489 U JP13962489 U JP 13962489U JP 13962489 U JP13962489 U JP 13962489U JP H0535866 Y2 JPH0535866 Y2 JP H0535866Y2
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holding frame
case
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ashtray
pin
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は灰受箱と、シガライターとが同一の保
持枠内に組込められて、その保持枠の引き出しに
よつてシガライター及び灰受箱の使用が可能とな
る自動車用灰皿構造に関するものである。
[従来の技術] 従来この種の自動車用灰皿として、本考案者は
実願平1−51781号を提案している。この先行例
である自動車用灰皿構造について、第11図乃至
第14図を基にして説明すると、1は灰皿本体で
あつて、この灰皿本体1は、自動車のインストル
メントパネル2内部に固定されているケース3の
内部に出し入れ可能に嵌合されているものであ
る。さらにこの灰皿本体1は引き出し形状の保持
枠4と、この保持枠4の内側に嵌合される灰受箱
5とからなつているが、その保持枠4の左右両側
外面には、ケース3の内側面に当接される滑車6
が軸支されて、その保持枠4はケース3より円滑
に引き出し、又は押し入れることができるように
なつている。またこの保持枠4の内部には、灰受
箱5の受部7′と、シガライター8の保持部7に
形成されており、該シガライター8は保持枠4に
保持されている。9は保持枠4の背面中央部に支
軸10を介して回転自在に支持されているボビン
であつて、このボビン9には渦巻き状に巻回され
ている帯ばね11の内側端が固定されており、こ
の帯ばね11の外側端11′はケース3の前方開
口縁に係止されている。12はケース3の下面に
取付けられているダンパーであつて、このダンパ
ー12のダンパー歯車13は、保持枠4の底面外
側において、灰皿本体1の引き出し方向と平行方
向に形成されているラツク14と噛合されてい
て、上記灰皿本体1が帯ばね11の復元力で急激
に引き出されようとする力を緩和せしめるもので
ある。
15はケース3の背面に設けたラツチ機構であ
り、16は保持枠4の背面外側に突設したラツチ
動作ピンであつて、その灰皿本体1がケース3内
の押し込まれると、そのピン16がラツチ機構1
5のラツチ爪15′に係止されて灰皿本体1の引
出しが阻止され、再度その灰皿本体1を僅か押動
すると、そのピン16とラツチ機構15との係止
が外れて灰皿本体1は帯ばね11の復元力で押し
出されるようになつている。17は灰皿本体1の
内部を照明するための照明灯、16は灰受箱5を
保持枠4内に嵌合保持せしめるための係止レバ
ー、19は灰受箱5の背面に突設されて、保持枠
4に係止される係止片、20はインストルメント
パネル2にケース3を取付けている取付けねじを
示す。そして、そのケース3内に押し込まれてい
る灰皿本体1の前面を押圧押動すれば前記したよ
うにラツチ15′とラツチピン16との係止が外
れるため、その灰皿本体1はコイル状に巻回され
ている帯ばね11の復元力で灰皿本体1はダンパ
ー12の作用でゆつくりと押し出される。従つて
この灰皿本体1の引き出し状態で、シガライター
8の着火使用と、喫煙時の吸い殻を内箱5内へ入
れることができる。この灰皿本体1を使用しない
ときは、その灰皿本体1を帯ばね11の弾力に抗
して押動し、ケース3内に押し込み、その押し込
みが完了するとラツチピン16とラツチ爪15′
とが係止されて灰皿本体1の押し込み状態が保持
される。
また灰皿本体1の内箱5内にたまつた吸い殻を
排出するときは、係止レバー18を操作して、そ
のレバー18と内箱5との係止力を外し、さらに
は係止爪19と保持枠4との係合を外せば、その
内箱5を保持枠4より取り外すことができ、これ
によつて内箱5内の清掃がきわめて容易に行なえ
るものである。
[考案が解決しようとする課題] ところがかかる従来の灰皿構造にあつては、引
き出されている保持枠4に押し込み方向の押圧力
を作用させると、その保持枠4はケース3内に押
し込められてしまうために、例えばたばこに着火
使用したシガライター8を再度保持枠4のライタ
ー挿着部21に挿着しようとするときのシガライ
ターの押圧力により、その保持枠4が押し込まれ
てしまうので、これからの喫煙時に使用しようと
する内箱が保持枠4と共に押し込まれてしまうと
いう不具合が生じる。
[課題を解決するための手段] 本考案はこのような従来の不具合に着目してな
されたもので、保持枠4の前面を押圧すれば、こ
の保持枠4をケース3内へ円滑に収納することが
できることは従来例と同様であるが、その保持枠
4に形成されているライター挿着部21にシガラ
イター8を挿着する操作時には、保持枠4がケー
ス3内へ移動することなく、保持枠4が開放され
たままでシガライターの挿着が可能である自動車
用灰皿を提供することにある。
[実施例] 以下に本考案を第1図乃至第10図に示す実施
例に基いて詳細に説明する。
31は自動車のインストルメントパネルに固定
されるケース32とこのケース32内において出
入れ可能に嵌合される保持枠33とからなる灰皿
本体で、その保持枠33は第1図で示すように、
灰受皿収容部34とシガライター収容部35が形
成されており、その保持枠33の正面には化粧板
36が被着されるようになつている。その灰受皿
収容部34の底面には透孔37が形成されてお
り、この透孔37には灰受皿38を係合保持せし
めるための弾性片39が取付けられている。また
前記シガライター収容部35の側壁40には、保
持枠33の正面より後面に向けて下向き勾配とな
る長孔41が形成されている。またその側壁40
の内側にはシガライターを保持する台座42前後
方向に摺動可能に嵌合されているが、この台座4
2の側壁においては、前記長孔41に対応し、か
つ後面より前面に向けて下向き勾配となる長孔4
3が形成されている。そしてシガライター収容部
35内に嵌合された台座42の長孔43と、前記
長孔41とは第2図に示す如くX字状にクロス
し、かつその双方長孔を嵌通するピン44が遊嵌
されている。45は保持枠33の両側面に保持さ
れている球体であつて、ケース32との滑りを良
くするためのものである。またこの球体45は、
樹脂製保持枠33の僅かな可撓性を利用してその
約2/3程を、空胴部46内に嵌入されることによ
り、その球体45は、保持枠33より離脱しない
ように嵌入保持されている。またこの保持枠33
の背面には従来例と同様にラツチ機構47と噛合
される爪片48が突設されており、また保持枠3
3の底面にはダンパー49が取付けられている。
前記ケース32の底面にはダンパー49と噛合さ
れるラツク50が形成され、またそのケース32
の内壁面には前記球体45が案内されるガイド溝
51が形成されている。52は、第2図において
図示のピン44の突出先端が係合されるガイド溝
であつて、ケース32の1側壁内面に形成されて
いるものであるが、このガイド溝52は、第9図
に示す如く、ケース32の前方開口部近傍におい
て、その後方に向つて上向きとなる傾斜段部53
が形成されているものである。54は取付ねじ5
5によつてケース32の上面開口部に被着される
蓋板である。56は台座42に設けられているシ
ガライター保持孔57内に挿入保持されるシガラ
イター、59は保持枠33を押し出させるための
帯ばねを示す。
以上が本実施例の構成であるが、次にその作用
について述べると、保持枠33の底部にダンパー
49をまた側壁に球体45を、さらには帯ばね5
9の夫々を取付け、さらにシガライター収容部3
5内に台座42を嵌め込み、さらに、双方の長孔
41と43との交叉部にピン44を挿入し、かつ
ワツシヤ58によつて抜け止めしてなる保持枠3
3をケース32内に嵌合するが、このとき第6図
に示すように保持枠33に設けられている球体4
5をケース32のガイド溝51に嵌合せしめると
共に保持枠33の側面より突設されているピン4
4の前端をガイド溝52内に嵌合せしめる。この
状態で保持枠33をケース32内に押し込めば、
この保持枠33はガイド溝51に案内される球体
によつて円滑にケース32内へと押し込められ
る。このときガイド溝52内に嵌合されるピン4
4は双方の長孔41,43に遊嵌されて、長孔4
1,43の傾斜高さ範囲で上下動可能であるか
ら、そのガイド溝52に傾斜段部53があつて
も、支障なしそのガイド溝52に沿つて進み、従
つて保持枠33をケース32内に押し込むことが
でき、その保持枠33が完全に押し込められたと
き、ラツチ機構によつて係止保持される。次いで
その灰皿を使用するときは保持枠33を僅か押圧
することによりラツチ機構が解けて、保持枠33
は帯ばね59の復元力によつて、保持枠33は前
方へ押し出される。このとき保持枠33と共に押
し出されたシガライター56は台座42より引き
取つてタバコへ着火することができる。着火後こ
のシガライター56は再度台座42へ保持(戻
す)せしめるため、そのシガライター56を台座
42のシガライター保持孔57内に差込むが、こ
の差込むときの応力によつて台座42は〓間aだ
け後退する。この後退によつてピン44は長孔4
1の下端(後端)に位置されて、そのピン44の
突出端が第9図の鎖線で示すように傾斜段部53
を、下方向への分力で係止されるために、保持枠
33はケース32内へ押込まれることがない。従
つて保持枠33内の灰受皿収容部34内に収容さ
れている灰受皿38を喫煙時の灰皿として使用す
ることができる。喫煙終了後は台座42を押動す
ることなく保持枠33を押動すれば、ピン44の
動作は全くフリー状態であるため、ピン44の突
出端は、傾斜段部53に引掛けられることなくそ
の段部53に沿つて長孔41の長手方向へ押し上
げられながらガイド溝52に沿つて案内され保持
枠33の押し込みが完了されるものである。
従つてこの実施例によれば、喫煙のために引き
出した保持枠33を着火使用したシガライター5
6の挿着時に、意に反してケース32内へ押し込
めてしまうという従来の不具合が解消でき、シガ
ライター56と灰受皿の使用勝手が高めらけるも
のである。
[考案の効果] 以上のように本考案は、車体に取付けられるケ
ース32内に保持枠33を前後方向に移動可能
に、かつこの両者間に介装されたばね手段59に
よつて前記保持枠33が前記ケース32から前方
に向けて常時突出するように付勢して取付け、前
記保持枠33内に灰受箱38を着脱可能に取付け
るとともに、シガライター56が着脱可能に取付
けれる台座42を、この両者に設けられた長孔4
1,43を貫通するピン44によつて上下及び前
後の両方向に所定寸法移動可能に連結し、前記ケ
ース32の内壁に前後方向に延び、かつ前記ピン
44の一端が係入する溝52及びこの溝52の前
端部に段部53を設け、前記保持枠33がケース
32から突出している状態で前記台座42を後方
に押圧したとき、前記ピン44が前記段部53に
係合して前記保持枠33が後退しないようにした
自動車用灰皿であるから、これによれば喫煙のた
めに引き出した保持枠33を着火使用したシガラ
イター56の挿着時に、意に反してケース32内
へ押し込めてしまうという従来の不具合が解消で
き、シガライター56と灰受皿の使用勝手が高め
られるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案よりなる自動車用灰皿の実施例
を示した分解斜視図、第2図は組合わせられた保
持枠の側面図、第3図及び第4図は台座の側面図
及び平面図、第5図は灰皿本体の平面図、第6図
は第5図におけるYB−YB線断面図、第7図は
第5図におけるYA−YA線断面図、第8図はケ
ースの斜視図、第9図は第8図におけるXA−
XA線断面図、第10図はシガライターの保持部
説明図、第11図乃至第14図は従来例の説明図
である。 31……灰皿本体、32……ケース、33……
保持枠、34……灰受皿収容部、35……シガラ
イター収容部、36……化粧板、37……透孔、
38……灰受皿、39……弾性片、40……側
壁、41……長孔、42……台座、43……長
孔、44……ピン、45……球体、46……空胴
部、47……ラツチ機構、48……爪片、49…
…ダンパー、50……ラツク、51……ガイド
溝、52……ガイド溝、53……傾斜段部、54
……蓋板、55……取付けねじ、56……シガラ
イター、57……シガライター保持孔、58……
ワツシヤ、59……帯ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に取付けられるケース32内に保持枠33
    を前後方向に移動可能に、かつこの両者間に介装
    されたばね手段59によつて前記保持枠33が前
    記ケース32から前方に向けて常時突出するよう
    に付勢して取付け、前記保持枠33内に灰受箱3
    8を着脱可能に取付けるとともに、シガライター
    56が着脱可能に取付けられる台座42を、この
    両者に設けられた長孔41,43を貫通するピン
    44によつて上下及び前後の両方向に所定寸法移
    動可能に連結し、前記ケース32の内壁に前後方
    向に延び、かつ前記ピン44の一端が係入する溝
    52及びこの溝52の前端部に段部53を設け、
    前記保持枠33がケース32から突出している状
    態で前記台座42を後方に押圧したとき、前記ピ
    ン44が前記段部53に係合して前記保持枠33
    が後退しないようにしたことを特徴とする自動車
    用灰皿。
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