JPH0535852Y2 - - Google Patents

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JPH0535852Y2
JPH0535852Y2 JP1987085179U JP8517987U JPH0535852Y2 JP H0535852 Y2 JPH0535852 Y2 JP H0535852Y2 JP 1987085179 U JP1987085179 U JP 1987085179U JP 8517987 U JP8517987 U JP 8517987U JP H0535852 Y2 JPH0535852 Y2 JP H0535852Y2
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JP
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outside air
headlamp
vehicle
space
headlamp cover
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両の外気導入構造に関する。
(従来の技術とその問題点) キヤブオーバ型自動車ではエンジンに外気を取
り入れるための外気導入構造として、従来より第
4図や第5図に示す構成のものが採用されてい
る。このうち第4図に示す外気導入構造は、エン
ジン1に通じるダクト2の空気取入れ口2aを、
地面から比較的高い位置にある運転席背後の空間
3に臨ませ、冠水路を走行する場合などでも空気
取入れ口2aから水の侵入がないように構成した
ものである。
しかしながら、この外気導入構造の場合、空気
取入れ口2aが運転席の近くに位置するため、そ
の吸気音が運転席に着席したドライバに非常にう
るさく聞こえるという欠点がある。
これに対し第5図に示す外気導入構造は、エン
ジン1に通じるダクト2の空気取入れ口2aを、
ヘツドランプカバー4で車室内と仕切られたフロ
ント部のヘツドランプ収納空間5のヘツドランプ
6より後方に臨ませ、ヘツドランプ装着部の隙間
から導入される外気を上記空気取入れ口2aより
取り込むように構成したものである。
この外気導入構造では、ヘツドランプカバー4
で車室内と仕切られたヘツドランプ収納空間5に
空気取入れ口2aが位置しているので吸気音が車
室内に伝わることはないものの、ヘツドランプ6
の後方に空気取入れ口2aがあるため、ヘツドラ
ンプ装着部の隙間より侵入する雨水などがそのま
まダクト2内に取り込まれるという欠点がある。
この他の外気導入構造として、例えば実開昭58
−60576号、実開昭58−98225号および実開昭55−
111815号等に開示された技術が知られているが、
いずれも雨水などのエンジン側への侵入を充分に
防止できるまでには至つていない。
(考案の目的) この考案は、上記目的を解決するためになされ
たもので、吸気音が車室内に伝わることがなく、
また雨水などが外気に混じつてエンジン側に侵入
するのを確実に防止することのできる車両の外気
導入構造を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案の車両の外気導入構造は、上記目的を
達成するために、車両の幅方向に離間させて左右
のヘツドランプを配置し、該ヘツドランプと車室
とを仕切るヘツドランプカバーを左右のヘツドラ
ンプにまたがつて設け、前記両ヘツドランプ装着
位置を除き前記ヘツドランプカバーの前方を覆う
センターガーニツシユを設け、該センターガーニ
ツシユと前記ヘツドランプカバー間に空間を形成
するとともに、該空間を仕切壁により各分割空間
に分割し、1つの分割空間と前記ヘツドランプの
装着部隙間とを連通させ、前記1つの分割空間内
にエンジンに通じるダクトの空気取入れ口を配置
するとともに、他の分割空間側のヘツドランプカ
バーに車両走行風が直接当たるべく外気導入部を
設けた点にある。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例である外気導入構
造を適用したキヤブオーバ型自動車のフロント部
の分解斜視図を示し、第2図および第3図はそれ
ぞれそのフロント部の外観斜視図および縦断面図
を示す。
この外気導入構造では、フロントパネル7の下
端側に左右のヘツドランプ8にまたがつて車幅方
向に配置されたヘツドランプカバー9と、車幅方
向に離間させて左右のヘツドランプ8が配置さ
れ、これらヘツドランプ8と車室とを仕切るヘツ
ドランプカバー9が左右のヘツドランプ8にまた
がつて車幅歩行に配置されている。前記左右のヘ
ツドランプ8の装着位置を除き前記ヘツドランプ
カバー9の前方を覆うセンターガーニツシユ10
が設けられ、センターガーニツシユ10とヘツド
ランプカバー9間に横長の空間11が形成されて
いる。また前記空間11は、その中央部で仕切壁
12によつて分割空間としての右室11aと左室
11bに2分割されている。そして、上記ヘツド
ランプカバー9の下端側に設けられたバランスパ
ネル13を図示しないエンジンに通じるダクト1
4が貫通して、このダクト14の空気取入れ口1
4aが上記空間11の右室11aに臨まされてい
る。
一方、上記空間11の左室11bに対応するセ
ンターガーニツシユ10の左辺側には左室11b
側のヘツドランプカバー9に車両走行風が直接当
たるよう外気導入部としての外気導入口15が形
成され、この外気導入口15より取り込んだ外気
を上記左室11bより左側ヘツドランプ収納空間
16bの後方の開口17を経て車室内に導くよう
に構成されている。バランスパネル13を貫通し
て、フロント側に露出する上記ダクト14はその
前方に設けられるフロントバンパ18によつて隠
蔽される。
この外気導入構造において、右側ヘツドランプ
8の装着部隙間より導入される外気は右側のヘツ
ドランプ収納空間16aの後部から上記空間11
の右室11aを経てダクト14の空気取入れ口1
4aに取り込まれ、このダクト14を通じてエン
ジンに接続されたエアクリナに導かれる。このと
き、外気に雨滴が混じつていても、上記ヘツドラ
ンプ8の装着部隙間から空気取入れ口14aに至
るまでの、ヘツドランプ収納空間16a、右室1
1aを経る迂回路により、途中で雨滴は除去され
外気のみがエンジン側に導かれる。また空気取入
れ口14aは、ヘツドランプカバー9によつて車
室内と仕切られた空間11側にあるため、吸気音
が車室内に伝わることはない。
一方、センターガーニツシユ10の外気導入口
15より導入される外気は、先述したように空間
11の左室11b、左側のヘツドランプ収納空間
16b後部の開口17を通じて車室内に導かれ
る。車室内へ導かれる外気の一部は、左側ヘツド
ランプ8の装着部隙間からも取り込まれる。
さらに、車両走行時においては、車両走行風が
外気導入口15を通じて左室11b側に位置する
ヘツドランプカバー9に直接当たるので、ヘツド
ランプカバー9は冷却される。従つて、特に、高
速走行時には、ヘツドランプカバー9の温度が著
しく低下される。そして、ヘツドランプカバー9
に接するもう1つの右室11a内の温度を低下で
き、吸気温度低下による充填効率向上の効果が期
待できる。右室11aは車両の前方に対してセン
ターガーニツシユ10により覆われており、右室
11a内には雨滴等が入り込むことがないもの
の、前記1つの分割空間内には機関吸入に伴う空
気流動しかないため、前記外気導入部がない場合
は前記1つの分割空間内の温度低下はさほど期待
できない。前述の右室11a内の温度低下作用に
基づく充填効率向上は、車両走行風が強く且つ機
関吸入に伴う空気流動が少ない走行条件、具体的
には高速道路での低負荷定常運転等で特に大きな
効果が発揮できる。
なお、外気導入口15に通じる左室11bと空
気取入れ口14aの臨む右室11aとは仕切壁1
2によつて分離されているので、雨滴の混じつた
外気が外気導入口15より取り込まれても、この
外気を空気取入れ口14aが取り込むことはな
い。
(考案の効果) 以上のように、この考案の車両の外気導入構造
によれば、エンジンに通じるダクトの空気取入れ
口を、フロント部のヘツドランプカバーとセンタ
ーガーニツシユ間に形成された1つの分割空間内
に配置しており、ヘツドランプの装着部隙間より
導入される外気を上記1つの分割空間を含む迂回
路を介して空気取入れ口に取り込むことにより、
外気に混じる雨滴は途中で除去され、エンジンへ
の雨水の侵入を完全に阻止できるとともに、空気
取入れ口がヘツドランプカバーや仕切壁によつて
車両内と仕切られた1つの分割空間にあるため、
吸気音が車室内に伝わるのを防止することもでき
る。
また、車両走行時においては、車両走行風が外
気導入部を通じて他の分割空間側に位置するヘツ
ドランプカバーに直接当たるので、ヘツドランプ
カバーが冷却され、特に、高速走行時には、ヘツ
ドランプカバーの温度が著しく低下される。そし
て、ヘツドランプカバーに接する前記1つの分割
空間内の温度を低下でき、吸気温度低下による充
填効率向上の効果が期待できる。また前記1つの
分割空間は車両の前方に対してセンターガーニツ
シユにより覆われており、この1つの分割空間内
には雨滴等が入り込むことがないものの、前記1
つの分割空間内には、機関吸入に伴う空気流動し
かないため、前記外気導入部がない場合は前記1
つの分割空間内の温度低下はさほど期待できな
い。前述の前記1つの分割空間内の温度低下作用
に基づく充填効率向上は、車両走行風が強く且つ
機関吸入に伴う空気流動が少ない走行条件、具体
的には高速道路での低負荷定常運転等で特に大き
な効果が発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である外気導入構
造の適用されたキヤブオーバ型自動車のフロント
部の分解斜視図、第2図はそのフロント部の組立
状態を示す縦断面図、第3図はそのフロント部の
外観斜視図、第4図およびは第5図はそれぞれ従
来例の縦断面図である。 8……ヘツドランプ、9……ヘツドランプカバ
ー、10……センターガーニツシユ、11……空
間、11a……右室、11b……左室、12……
仕切壁、14……ダクト、14a……空気取入れ
口、15……外気導入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の幅方向に離間させて左右のヘツドランプ
    を配置し、該ヘツドランプと車室とを仕切るヘツ
    ドランプカバーを左右のヘツドランプにまたがつ
    て設け、前記両ヘツドランプ装着位置を除き前記
    ヘツドランプカバーの前方を覆うセンターガーニ
    ツシユを設け、該センターガーニツシユと前記ヘ
    ツドランプカバー間に空間を形成するとともに、
    該空間を仕切壁により各分割空間に分割し、1つ
    の分割空間と前記ヘツドランプの装着部隙間とを
    連通させ、前記1つの分割空間内にエンジンに通
    じるダクトの空気取入れ口を配置するとともに、
    他の分割空間側のヘツドランプカバーに車両走行
    風が直接当たるべく外気導入部を設けたことを特
    徴とする車両の外気導入構造。
JP1987085179U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH0535852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987085179U JPH0535852Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP1987085179U JPH0535852Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS63192126U JPS63192126U (ja) 1988-12-12
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ID=30940349

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JP3577018B2 (ja) * 2001-08-31 2004-10-13 本田技研工業株式会社 車両のフロントグリル周りの吸気構造

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JPS63192126U (ja) 1988-12-12

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