JPH0535602U - 梱包装置 - Google Patents

梱包装置

Info

Publication number
JPH0535602U
JPH0535602U JP9413891U JP9413891U JPH0535602U JP H0535602 U JPH0535602 U JP H0535602U JP 9413891 U JP9413891 U JP 9413891U JP 9413891 U JP9413891 U JP 9413891U JP H0535602 U JPH0535602 U JP H0535602U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
tension roller
friction surface
roller
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9413891U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2584801Y2 (ja
Inventor
康則 榊
Original Assignee
ストラパツク株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ストラパツク株式会社 filed Critical ストラパツク株式会社
Priority to JP1991094138U priority Critical patent/JP2584801Y2/ja
Publication of JPH0535602U publication Critical patent/JPH0535602U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2584801Y2 publication Critical patent/JP2584801Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案の目的は、適切な締めつけ力を維持
しながら、限度以上の引っ張り力が作用したときには、
テンションローラとバンドとがスリップして、バンドの
損傷を防止できる装置を提供することである。 【構成】テンションローラRのバンド接触面rに、金属
製の低摩擦面19と硬質ウレタン樹脂からなる高摩擦面
20とを設けるとともに、高摩擦面20を低摩擦面より
も低くして、段差Lを形成するようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、テンションローラを回してバンドにテンションを作用させる梱包 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の梱包装置として、特公平3−14690号公報に記載された考案が従 来から知られている。この従来の装置の機構を簡略化して示したのが図3、4で 、以下にはこの図3、4をもとにして、従来の装置を説明する。 この図3、4に示した従来の装置は、互いに圧接させたり離したりできる一対 の正転ローラ1、2と逆転ローラ3、4とを設けるとともに、この逆転ローラ3 、4よりも供給側にテンションローラ5を備えている。
【0003】 上記テンションローラ5は正転ローラ1、2あるいは逆転ローラ3、4よりも その直径を大きくするとともに、それを摩擦力の大きい硬質ウレタン樹脂で構成 している。また、このテンションローラ5の周囲であるバンド接触面5aの中央 に、金属製のリング6を装着するとともに、このリング6の表面をバンド接触面 5aよりも少し突出させている。したがって、テンションローラ5のバンド接触 面5aにバンドBが強く押しつけられると、このバンドはバンド接触面5aとリ ング6との両方に接触することになる。
【0004】 上記のようにしたテンションローラ5に隣接してタッチローラ7を設けている が、このタッチローラ7の軸8は偏心させている。この軸8はソレイノド9で間 欠的に回転できるようにしている。そして、ソレイノド9が非励磁の状態にある とき、タッチローラ7が図示のようにテンションローラ5から離れ、ソレイノド 9を励磁したときそれらが圧接するようにしている。ただし、そのときの励磁電 流に応じて、テンションローラ5とタッチローラ7との圧接力を調整できるよう にしている。
【0005】 いま、正転ローラ1、2を接触させて逆転ローラ3、4を離した状態で、バン ドBを各ローラ間に通し、正転ローラ1、2を回転させると、バンドBは図示の ように梱包物W側に供給される。このようにして供給されたバンドBの先端は、 図示のように上押え板10と右ブロック11とからなる挟持機構で挟持する。 バンドBの先端を挟持機構で挟持したら、正転ローラ1、2を離して、逆転ロ ーラ3、4を図示のように接触させるとともに、それらを矢印方向に回転して、 バンドBのたるみを取る。
【0006】 次に、ソレイノド9を励磁してタッチローラ7の軸8を回転させ、それをテン ションローラ5に圧接させる。このようにしてからテンションローラ5を矢印方 向に回してバンドBを引っ張り、梱包物Wを締めつける。 そして、このバンドBの先端側と供給側との間にヒータ13を挿入してバンド Bの表面を溶かしながら、中ブロック14を上昇させる。このとき、ヒータ13 は中ブロック14が完全に上昇する以前に退避する。したがって、この中ブロッ ク14と上押え板10とで、溶けたバンドBを挟みつけて、それら両者を接着す る。そして、中ブロック14には下刃15が形成されるとともに、上記右ブロッ ク11には上刃16が形成されているので、上記のように中ブロック14が上昇 すると、両刃15、16でバンドBが切断される。 なお、図中符号17は左ブロックで、テンションローラ5でバンドBを引っ張 った後に、上押え板10とでそのバンドBを押えるためのものである。
【0007】 また、上記のようにソレイノド9を励磁してタッチローラ7の圧接力を調整で きるが、当該バンドBを限度以上に引っ張ると、バンドが損傷してしまう。そこ で、前記したようにテンションローラ5のバンド接触面5aにリング6を装着し 、テンションローラ5の摩擦力を多少弱くしている。 つまり、バンドBを引っ張る力が限度以内の時には、テンションローラ5の摩 擦力でそのバンドを十分に引っ張れるようにし、その限度を超えた時には、バン ドと接触面5aとがスリップして、バンドが損傷しないようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この従来の装置では、最近注目されている幅が狭くて極端に薄いバン ドには対応できないという問題があった。つまり、細くて薄いバンドは、限度を 少しでも超えると、その長手方向に割れめが入ったり、あるいは端の方が切れた りするが、この従来の装置では、そのようなことが頻繁に発生するという問題が あった。だからといって、テンションローラの摩擦力を小さくしてしまうと、今 度は、適切な締めつけ力も得られないということになり、その解決策がなかなか 見つからないのが現状であった。 この考案の目的は、適切な締めつけ力を維持しながら、限度以上の引っ張り力 が作用したときには、テンションローラとバンドとがスリップして、バンドの損 傷を防止できる装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、梱包物に巻いたバンドの先端を保持機構で保持する一方、このバ ンドの供給側をタッチローラとテンションローラで挟持しながら、そのテンショ ンローラを回転してバンドにテンションを作用させる構成にした梱包装置を前提 にするものである。 上記の装置を前提にしつつ、この考案は、テンションローラのバンド接触面に 、摩擦力の小さい複数の低摩擦面と、摩擦力の大きい複数の高摩擦面とを併存さ せるとともに、低摩擦面よりも高摩擦面を低くした点に特徴を有する。
【0010】
【作用】
この考案は、上記のように構成したので、テンションローラにタッチローラが 圧接しているときには、高摩擦面もバンドに接触する。したがって、テンション ローラを回せば、この高摩擦面の摩擦力でバンドが引っ張られる。そして、バン ドが限度以上に引っ張られると、その張り具合でバンドが低摩擦面により強く接 触するので、テンションローラとバンドがスリップする。このように限度以上に なると、テンションローラとバンドとがスリップするので、バンドには限度以上 の引っ張り力が作用しない。
【0011】
【考案の効果】
この考案の梱包装置によれば、バンドには限度以上の引っ張り力が作用しない ので、細くて薄いバンドを使っても、それが損傷したりしない。
【0012】
【実施例】
図1、2に示した実施例は、テンションローラRを示すもので、このテンショ ンローラR以外の構成は従来と同様である。 この実施例では、テンションローラRを金属で形成するとともに、バンド接触 面rに沿ってエンドレスにした複数の溝18を平行に形成している。この溝18 には硬質ウレタン樹脂を埋め込んでいる。したがって、バンド接触面rには、金 属面からなる低摩擦面19と、ウレタン樹脂からなる高摩擦面20とが併存する ことになる。しかも、これら低摩擦面19と高摩擦面20とは、その面積比をほ ぼ等しくしている。 そして、上記高摩擦面20は、図2からも明らかなように、低摩擦面19より も低くして、それら両者間に段差Lが形成されるようにしている。
【0013】 次に、この実施例の作用を説明する。ただし、テンションローラRの機能以外 は、従来と同様なので、ここでは、テンションローラRの機能を中心にその作用 を説明する。 タッチローラ7の圧接力でバンド接触面rにバンドBが押しつけられていると きには、そのバンドBが高摩擦面20にも接触する。したがって、この状態でテ ンションローラRを回せば、高摩擦面20の作用で、バンドを引っ張ることがで きる。そして、このバンドBに限度以上の引っ張り力が作用すると、その張り具 合でバンドは低摩擦面19に強く接触することになる。そのために、バンドBと テンションローラRとがスリップし、バンドには限度以上の引っ張り力が作用し ない。
【0014】 なお、上記のように摩擦面19と高摩擦面20との面積比をほぼ等しくしてい るが、それは実験によって面積比を等しくするのが最適であることが解ったため である。ただし、それらを等しくしなくても、ある程度の効果が得られるので、 この考案としては、面積比を等しくすることが必須の条件にはならない。 また、上記実施例では、テンションローラRを金属製にして、低摩擦面19と テンションローラRとを一体にしたが、テンションローラRを別の材質で形成し 、低摩擦面19だけに金属を用いるようにしてもよいこと当然である。要するに 、この考案では、バンド接触面rに低摩擦面19と高摩擦面20とが併存すると ともに、それらの間に段差Lが形成されれば、それぞれの材質は一切問題となら ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】テンションローラの断面図である。
【図2】テンションローラのバンド接触面の要部拡大断
面図である。
【図3】従来の装置の概略図である。
【図4】従来のテンションローラの断面図である。
【符号】
R テンションローラ 7 タッチローラ W 梱包物 B バンド r バンド接触面 18 溝 19 低摩擦面 20 高摩擦面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梱包物に巻いたバンドの先端を保持機構
    で保持する一方、このバンドの供給側をタッチローラと
    テンションローラで挟持しながら、そのテンションロー
    ラを回転してバンドにテンションを作用させる構成にし
    た梱包装置において、上記テンションローラのバンド接
    触面に、摩擦力の小さい複数の低摩擦面と、摩擦力の大
    きい複数の高摩擦面とを併存させるとともに、低摩擦面
    よりも高摩擦面を低くしてなる梱包装置。
  2. 【請求項2】上記低摩擦面を金属製にするとともに、高
    摩擦面をポリウレタン樹脂で構成した請求項1記載の梱
    包装置。
  3. 【請求項3】テンションローラのバンド接触面に沿って
    複数の溝を平行に形成し、この溝に高摩擦面を構成する
    硬質ウレタン樹脂を埋め込んでなる請求項1及び2記載
    の梱包装置。
JP1991094138U 1991-10-21 1991-10-21 梱包装置 Expired - Fee Related JP2584801Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991094138U JP2584801Y2 (ja) 1991-10-21 1991-10-21 梱包装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991094138U JP2584801Y2 (ja) 1991-10-21 1991-10-21 梱包装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0535602U true JPH0535602U (ja) 1993-05-14
JP2584801Y2 JP2584801Y2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=14102033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991094138U Expired - Fee Related JP2584801Y2 (ja) 1991-10-21 1991-10-21 梱包装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2584801Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314690A (ja) * 1988-06-23 1991-01-23 Beloit Corp 形成されたウエブのプレス装置及び水分除去方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314690A (ja) * 1988-06-23 1991-01-23 Beloit Corp 形成されたウエブのプレス装置及び水分除去方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2584801Y2 (ja) 1998-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FR2489780A1 (fr) Procede et dispositif pour confectionner une unite d'emballage maintenant plusieurs elements
WO2004076291A3 (en) Roller cam buckle
JPH0535602U (ja) 梱包装置
US3612481A (en) Strap tensioning mechanism
JP6229231B2 (ja) ブリーダコード貼付装置
CN108698100B (zh) 扎带处理装置以及扎带处理方法
JP2002166479A (ja) 帯状ゴム材料の接合方法
US4851064A (en) Tear-off tape and method of making the same
US6505766B2 (en) Feed wheel for strapping tool
JPH10229806A (ja) シート状生地の巻き上げ方法及び装置
AU619340B2 (en) Method of gripping and strap for bonding the strap end portions to each other
ITMI990430A1 (it) Dispositivo tenditore di nastro per una macchina di applicazione di reggetta
JP5540898B2 (ja) 延伸装置
JP2002283469A (ja) 反りを除去するためのジッパーの処理方法
JPH0722775B2 (ja) 金属帯板の張力付与装置
JPH11138410A (ja) 丸棒状ワーク端縁のばり取り装置
JPH11115053A (ja) 長尺状部材の圧接方法及び圧接装置
JP3460025B2 (ja) ベルトコンベア
US1391238A (en) Construction of pulley and friction-wheel lagging
JPH0614887Y2 (ja) リチウムのスケルトンの巻き取り装置
JPH0523625A (ja) 転写式粘着剤塗工装置
JP6749585B2 (ja) ゴムストリップの搬送装置および搬送方法
JP3714780B2 (ja) 還元炎圧接方法及び装置
JPH06255610A (ja) 結束機並びにベール梱包装置及び結束方法
JPH0741686Y2 (ja) ローラコンベヤにおける回転伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980707

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees