JPH053559B2 - - Google Patents
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- JPH053559B2 JPH053559B2 JP59155069A JP15506984A JPH053559B2 JP H053559 B2 JPH053559 B2 JP H053559B2 JP 59155069 A JP59155069 A JP 59155069A JP 15506984 A JP15506984 A JP 15506984A JP H053559 B2 JPH053559 B2 JP H053559B2
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、原子炉冷却系統設備、特に、原子炉
圧力容器とサプレツシヨンチエンバとを有し、残
留熱除去系、高圧炉心スプレイ系、低圧炉心スプ
レイ系及びほう酸水注入系が設けられている原子
炉冷却系統設備に関するものである。
圧力容器とサプレツシヨンチエンバとを有し、残
留熱除去系、高圧炉心スプレイ系、低圧炉心スプ
レイ系及びほう酸水注入系が設けられている原子
炉冷却系統設備に関するものである。
原子力発電所には原子炉冷却系統設備として、
残留熱除去系、高圧炉心スプレイ系、低圧炉心ス
プレイ系、ほう酸水注入系等が設けられている。
第2図は従来の残留熱除去系を示すもので、1は
原子炉圧力容器、2は原子炉格納容器(以下格納
容器と称する)、3はサプレツシヨンチエンバ、
4は残留熱除去系(RHR)熱交換器、5はRHR
ポンプ、6,7及び8は停止時冷却モード吸込配
管で、それぞれ格納容器外側隔離弁まで、格納容
器外側隔離弁からループ分岐点まで、及びループ
分岐点以降を示している。9はポンプ吸込配管、
10はポンプ吐出配管、11は低圧注水モード注
入配管、12は格納容器外側隔離弁以降の停止時
冷却モード戻り配管、13及び14は停止時冷却
モードヘツドスプレイ配管で、それぞれ格納容器
外側隔離弁上流及び格納容器外側隔離弁以降を示
している。15はサプレツシヨンプール水冷却モ
ード配管、16は格納容器(ドライウエル)冷却
モード配管、17は格納容器(サプレツシヨンチ
エンバ)冷却モード配管、18はテスト配管を示
している。
残留熱除去系、高圧炉心スプレイ系、低圧炉心ス
プレイ系、ほう酸水注入系等が設けられている。
第2図は従来の残留熱除去系を示すもので、1は
原子炉圧力容器、2は原子炉格納容器(以下格納
容器と称する)、3はサプレツシヨンチエンバ、
4は残留熱除去系(RHR)熱交換器、5はRHR
ポンプ、6,7及び8は停止時冷却モード吸込配
管で、それぞれ格納容器外側隔離弁まで、格納容
器外側隔離弁からループ分岐点まで、及びループ
分岐点以降を示している。9はポンプ吸込配管、
10はポンプ吐出配管、11は低圧注水モード注
入配管、12は格納容器外側隔離弁以降の停止時
冷却モード戻り配管、13及び14は停止時冷却
モードヘツドスプレイ配管で、それぞれ格納容器
外側隔離弁上流及び格納容器外側隔離弁以降を示
している。15はサプレツシヨンプール水冷却モ
ード配管、16は格納容器(ドライウエル)冷却
モード配管、17は格納容器(サプレツシヨンチ
エンバ)冷却モード配管、18はテスト配管を示
している。
この残留熱除去系は、3系列とし、ポンプ3
台、熱交換器2台、配管、弁、サポート等で構成
されており、冷却材喪失事故時には、低圧注水モ
ードとしてサプレツシヨンプール水をRHRポン
プ5で吸引し、原子炉圧力容器1シユラウド内へ
注入するようになつている。また、格納容器冷却
モードとしての運転時には、サプレツシヨンプー
ル水をRHRポンプ5で吸収し、RHR熱交換器4
で冷却した後格納容器2へスプレイする。停止時
冷却モードとしての運転時には、原子炉水を再循
環ポンプ入口配管より停止時冷却モード吸込配管
6,7,8を介して取り出しRHRポンプ5によ
り昇圧しRHR熱交換器4で冷却した後、再循環
ポンプ吐出配管へ戻す閉ループ循環回路を形成す
るようになつている。また、サプレツシヨンプー
ル水冷却モードとしての運転時には、サプレツシ
ヨンプール水をRHRポンプ5で吸引し、RHR熱
交換器4で冷却した後テスト配管18を経由して
サプレツシヨンチエンバ3に戻るようになつてお
り、テスト配管18を用いて行う作動試験は、中
央制御室から単動操作されるようになつている。
そして、通常運転中において、原子炉及び格納容
器に注入することなく低圧注入モード、格納容器
冷却モード、サプレツシヨンプール水冷却モード
の機能試験ができるように、ポンプ吐出配管10
から分岐して、系統容量の全量をサプレツシヨン
プールに戻すテスト配管18を設置するととも
に、注入に必要な弁の作動試験ができるようにな
つている。また、テスト時に注入圧力の模擬がで
きるように、テスト配管18に絞り弁と減圧オリ
フイスを設置し、テスト配管18はサプレツシヨ
ンプール水冷却モード配管15を使用するように
なつている。
台、熱交換器2台、配管、弁、サポート等で構成
されており、冷却材喪失事故時には、低圧注水モ
ードとしてサプレツシヨンプール水をRHRポン
プ5で吸引し、原子炉圧力容器1シユラウド内へ
注入するようになつている。また、格納容器冷却
モードとしての運転時には、サプレツシヨンプー
ル水をRHRポンプ5で吸収し、RHR熱交換器4
で冷却した後格納容器2へスプレイする。停止時
冷却モードとしての運転時には、原子炉水を再循
環ポンプ入口配管より停止時冷却モード吸込配管
6,7,8を介して取り出しRHRポンプ5によ
り昇圧しRHR熱交換器4で冷却した後、再循環
ポンプ吐出配管へ戻す閉ループ循環回路を形成す
るようになつている。また、サプレツシヨンプー
ル水冷却モードとしての運転時には、サプレツシ
ヨンプール水をRHRポンプ5で吸引し、RHR熱
交換器4で冷却した後テスト配管18を経由して
サプレツシヨンチエンバ3に戻るようになつてお
り、テスト配管18を用いて行う作動試験は、中
央制御室から単動操作されるようになつている。
そして、通常運転中において、原子炉及び格納容
器に注入することなく低圧注入モード、格納容器
冷却モード、サプレツシヨンプール水冷却モード
の機能試験ができるように、ポンプ吐出配管10
から分岐して、系統容量の全量をサプレツシヨン
プールに戻すテスト配管18を設置するととも
に、注入に必要な弁の作動試験ができるようにな
つている。また、テスト時に注入圧力の模擬がで
きるように、テスト配管18に絞り弁と減圧オリ
フイスを設置し、テスト配管18はサプレツシヨ
ンプール水冷却モード配管15を使用するように
なつている。
第3図は従来の高圧炉心スプレイ系を示すもの
で、第2図と同一の部分には同一の符号が付して
あり、19は復水貯蔵タンク(CST)、20は高
圧炉心スプレイ系(HPCS)ポンプ、21は
HPCSポンプ吸込配管(CST側)、22はHPCS
ポンプ吸込配管(サプレツシヨンチエンバ側)、
23はHPCSポンプ吐出配管、24は注入配管、
25はテスト配管(CST側)、26はテスト配管
(サプレツシヨンチエンバ側)を示している。
で、第2図と同一の部分には同一の符号が付して
あり、19は復水貯蔵タンク(CST)、20は高
圧炉心スプレイ系(HPCS)ポンプ、21は
HPCSポンプ吸込配管(CST側)、22はHPCS
ポンプ吸込配管(サプレツシヨンチエンバ側)、
23はHPCSポンプ吐出配管、24は注入配管、
25はテスト配管(CST側)、26はテスト配管
(サプレツシヨンチエンバ側)を示している。
この高圧炉心スプレイ系は非常用炉心冷却系の
1系統として設けられ、ポンプ1台、配管、弁、
サポート等で構成されている。この系統は、復水
貯蔵タンク19水又は、サプレツシヨンプール水
をHPCSポンプ20で昇圧し原子炉圧力容器1シ
ユラウド内に注入し、冷却材喪失事故時に、炉心
を減圧、スプレイ冷却、再冠水できるようになつ
ている。そして、通常運転中に原子炉に注入する
ことなく、復水貯蔵タンク19水を使用して機能
試験ができるようにHPCSポンプ吐出配管23か
ら分岐して復水貯蔵タンク19に戻すテスト配管
25を設置すると共に注水に必要な弁の作動試験
ができるようになつている。このテスト配管25
には、テスト時に注入圧力の模擬ができるように
するために、絞り弁及び減圧オリフイスを設置し
てある。また、サプレツシヨンチエンバ3を水源
とした機能試験ができるように、HPCSポンプ吐
出配管23から分岐してサプレツシヨンチエンバ
3に戻すテスト配管26を設置してあり、さらに
テスト時に注入圧力の模擬ができるようにするた
めにこのテスト配管26に絞り弁及び減圧オリフ
イスを設置してある。
1系統として設けられ、ポンプ1台、配管、弁、
サポート等で構成されている。この系統は、復水
貯蔵タンク19水又は、サプレツシヨンプール水
をHPCSポンプ20で昇圧し原子炉圧力容器1シ
ユラウド内に注入し、冷却材喪失事故時に、炉心
を減圧、スプレイ冷却、再冠水できるようになつ
ている。そして、通常運転中に原子炉に注入する
ことなく、復水貯蔵タンク19水を使用して機能
試験ができるようにHPCSポンプ吐出配管23か
ら分岐して復水貯蔵タンク19に戻すテスト配管
25を設置すると共に注水に必要な弁の作動試験
ができるようになつている。このテスト配管25
には、テスト時に注入圧力の模擬ができるように
するために、絞り弁及び減圧オリフイスを設置し
てある。また、サプレツシヨンチエンバ3を水源
とした機能試験ができるように、HPCSポンプ吐
出配管23から分岐してサプレツシヨンチエンバ
3に戻すテスト配管26を設置してあり、さらに
テスト時に注入圧力の模擬ができるようにするた
めにこのテスト配管26に絞り弁及び減圧オリフ
イスを設置してある。
第4図は従来の低圧炉心スプレイ系を示すもの
で、第2図及び第3図と同一の部分には同一の符
号が付してあり、27は低圧炉心スプレイ系
(LPCS)ポンプ、28及び29はLPCSポンプ吸
込配管でそれぞれサプレツシヨンチエンバ出口隔
離弁ままでとサプレツシヨンチエンバ出口隔離弁
よりポンプ入口までを示している。30は注入弁
までのLPCSポンプ吐出配管、31は原子炉注入
配管、32はテスト配管、33はLPCS封水ポン
プを示している。
で、第2図及び第3図と同一の部分には同一の符
号が付してあり、27は低圧炉心スプレイ系
(LPCS)ポンプ、28及び29はLPCSポンプ吸
込配管でそれぞれサプレツシヨンチエンバ出口隔
離弁ままでとサプレツシヨンチエンバ出口隔離弁
よりポンプ入口までを示している。30は注入弁
までのLPCSポンプ吐出配管、31は原子炉注入
配管、32はテスト配管、33はLPCS封水ポン
プを示している。
この低圧炉心スプレイ系も、非常用炉心冷却系
の1系統として設けられ、ポンプ1台、配管、
弁、サポート等で構成される。この系統は、サプ
レツシヨンプール水をLPCSポンプ27で昇圧し
原子炉圧力容器1シユラウド内に注入し、冷却材
喪失事故時に、炉心をスプレイ冷却、再冠水でき
るようになつている。そして、通常運転中、原子
炉に注入することなく機能試験が行なえるよう
に、LPCSポンプ吐出配管30から分岐して系統
容量の全量をサプレツシヨンチエンバ3に戻すテ
スト配管32を設置すると共に、注水に必要な弁
の作動試験が行なえるようになつている。また、
テスト時に注入圧力の模擬ができるように、テス
ト配管32に絞り弁と減圧オリフイスを設置して
ある。
の1系統として設けられ、ポンプ1台、配管、
弁、サポート等で構成される。この系統は、サプ
レツシヨンプール水をLPCSポンプ27で昇圧し
原子炉圧力容器1シユラウド内に注入し、冷却材
喪失事故時に、炉心をスプレイ冷却、再冠水でき
るようになつている。そして、通常運転中、原子
炉に注入することなく機能試験が行なえるよう
に、LPCSポンプ吐出配管30から分岐して系統
容量の全量をサプレツシヨンチエンバ3に戻すテ
スト配管32を設置すると共に、注水に必要な弁
の作動試験が行なえるようになつている。また、
テスト時に注入圧力の模擬ができるように、テス
ト配管32に絞り弁と減圧オリフイスを設置して
ある。
第5図は従来のほう酸水注入系(SLC)を示す
もので、第2図、第3図及び第4図と同一部分に
は同一の符号が付してある。34は五ほう酸ナト
リウム水溶液(以下ほう酸水と称する)貯蔵タン
ク、35はほう酸水注入系(SLC)ポンプ、36
はSLCテストタンク、37は注入ポンプ吸込配
管、38は爆破開放弁、39は爆破開放弁38ま
でのポンプ吐出配管、40は爆破開放弁38より
原子炉圧力容器1までの注入配管、41はSLCテ
ストタンク36入口止め弁よりSLCテストタンク
36入口までの配管、42はSLCテストタンク3
6より出口弁までの配管、43はほう酸水貯蔵タ
ンク34より出口止め弁までの配管を示してい
る。
もので、第2図、第3図及び第4図と同一部分に
は同一の符号が付してある。34は五ほう酸ナト
リウム水溶液(以下ほう酸水と称する)貯蔵タン
ク、35はほう酸水注入系(SLC)ポンプ、36
はSLCテストタンク、37は注入ポンプ吸込配
管、38は爆破開放弁、39は爆破開放弁38ま
でのポンプ吐出配管、40は爆破開放弁38より
原子炉圧力容器1までの注入配管、41はSLCテ
ストタンク36入口止め弁よりSLCテストタンク
36入口までの配管、42はSLCテストタンク3
6より出口弁までの配管、43はほう酸水貯蔵タ
ンク34より出口止め弁までの配管を示してい
る。
このほう酸水注入系は、通常運転時で制御棒が
挿入できない時に、原子炉を冷温未臨界状態に維
持するため、ほう酸水を原子炉に注入できるよう
に設けられており、ほう酸水貯蔵タンク、テスト
タンク、ほう酸水注入ポンプ、配管、弁、サポー
ト等から構成されている。ほう素と炉水が均一に
混合して、効果的に炉心の反応度を制御できるよ
うに、炉心支持板下部に注入ノズルを設置して、
ほう酸水をSLCポンプ35で炉内に注入可能にな
つている。原子炉停止系として制御棒駆動水系と
冗長性を有し、また系統の信頼性を増すために、
系統機能達成に必要な動的機器(計装、制御用機
器など)は全て二重化し、それらに接続する非常
用AC電源は、区分、区分に分離して接続さ
れている。
挿入できない時に、原子炉を冷温未臨界状態に維
持するため、ほう酸水を原子炉に注入できるよう
に設けられており、ほう酸水貯蔵タンク、テスト
タンク、ほう酸水注入ポンプ、配管、弁、サポー
ト等から構成されている。ほう素と炉水が均一に
混合して、効果的に炉心の反応度を制御できるよ
うに、炉心支持板下部に注入ノズルを設置して、
ほう酸水をSLCポンプ35で炉内に注入可能にな
つている。原子炉停止系として制御棒駆動水系と
冗長性を有し、また系統の信頼性を増すために、
系統機能達成に必要な動的機器(計装、制御用機
器など)は全て二重化し、それらに接続する非常
用AC電源は、区分、区分に分離して接続さ
れている。
従つて、第2図、第3図、第4図及び第5図に
示したような、残留熱除去系、高圧炉心スプレイ
系、低圧炉心スプレイ系及びほう酸水注入系の設
けられている従来の原子炉の冷却系統設備では、
原子炉緊急停止系である残留熱除去系、高圧炉心
スプレイ系や低圧炉心スプレイ系などは、各系統
の独立性を確保し運転する必要性から、テスト配
管そのそのも各系統ごとに独立に設置され、それ
ぞれテスト配管をもつていることから、配管の長
さを著しく増加することになり、配管物量の増
加、配管サポート物量の増加、配管保温物量の増
加及び弁員数等が増加するという欠点があつた。
示したような、残留熱除去系、高圧炉心スプレイ
系、低圧炉心スプレイ系及びほう酸水注入系の設
けられている従来の原子炉の冷却系統設備では、
原子炉緊急停止系である残留熱除去系、高圧炉心
スプレイ系や低圧炉心スプレイ系などは、各系統
の独立性を確保し運転する必要性から、テスト配
管そのそのも各系統ごとに独立に設置され、それ
ぞれテスト配管をもつていることから、配管の長
さを著しく増加することになり、配管物量の増
加、配管サポート物量の増加、配管保温物量の増
加及び弁員数等が増加するという欠点があつた。
また、配管及び容器の内表面より発生したクラ
ツドが、原子炉圧力容器に蓄積したまま放置さ
れ、プラントの運転時間を重ねるに従い、放射化
したクラツドが原子炉圧力容器の底部に蓄積し、
定検時における制御棒の交換作業や、原子炉格納
容器内の配管、弁、サポート等の保守点検、検査
作業時に、作業員が被曝する可能性があるという
欠点があつた。
ツドが、原子炉圧力容器に蓄積したまま放置さ
れ、プラントの運転時間を重ねるに従い、放射化
したクラツドが原子炉圧力容器の底部に蓄積し、
定検時における制御棒の交換作業や、原子炉格納
容器内の配管、弁、サポート等の保守点検、検査
作業時に、作業員が被曝する可能性があるという
欠点があつた。
本発明は、従来技術の問題点を除去し、原子炉
格納容器の信頼性の向上、有効スペースの確保の
可能な合理的な残留熱除去系統設備を提供するこ
とを第一の目的とし、さらに放射線被曝の低減の
可能な残留熱除去系統設備を提供することを第二
の目的とするものである。
格納容器の信頼性の向上、有効スペースの確保の
可能な合理的な残留熱除去系統設備を提供するこ
とを第一の目的とし、さらに放射線被曝の低減の
可能な残留熱除去系統設備を提供することを第二
の目的とするものである。
本発明は、原子炉圧力容器とサプレツシヨンチ
エンバとを有し、残留熱除去系、高圧炉心スプレ
イ系、低圧炉心スプレイ系、及びほう酸水注入系
が設けられている原子炉冷却系統設備において、
前記高圧炉心スプレイ系のテスト配管と前記残留
熱除去系の熱交換器出口ラインとの間、及び前記
低圧炉心スプレイ系のテスト配管と前記残留熱除
去系の熱交換器出口ラインとの間の少なくとも一
箇所が弁を介して接続されていることを第一の特
徴とするものであり、さらに前記残留熱除去系の
熱交換器出口ラインと前記原子炉圧力容器底部に
開口する前記ほう酸水注入系の爆破開放弁下流側
との間が弁を介して接続されていることを第二の
特徴とするものである。
エンバとを有し、残留熱除去系、高圧炉心スプレ
イ系、低圧炉心スプレイ系、及びほう酸水注入系
が設けられている原子炉冷却系統設備において、
前記高圧炉心スプレイ系のテスト配管と前記残留
熱除去系の熱交換器出口ラインとの間、及び前記
低圧炉心スプレイ系のテスト配管と前記残留熱除
去系の熱交換器出口ラインとの間の少なくとも一
箇所が弁を介して接続されていることを第一の特
徴とするものであり、さらに前記残留熱除去系の
熱交換器出口ラインと前記原子炉圧力容器底部に
開口する前記ほう酸水注入系の爆破開放弁下流側
との間が弁を介して接続されていることを第二の
特徴とするものである。
すなわち、例えば高圧炉心スプレイ系のテスト
配管と残留熱除去系の熱交換器出口ラインとの
間、残留熱除去系テスト配管と高圧炉心スプレイ
系及び低圧炉心スプレイ系のテスト配管とを接続
し、遠隔操作弁を設置し、各系統の独立性を保つ
よう隔離信号を設けることにより、系統機能試験
が可能となり、かつ合理的な系統構成を実現しプ
ラント内の保守点検、検査作業における被曝低
減、原子炉格納容器の信頼性向上、設備の合理化
による経済性向上、原子炉格納容器周辺のスペー
ス性と配置の改善に寄与することが可能である。
配管と残留熱除去系の熱交換器出口ラインとの
間、残留熱除去系テスト配管と高圧炉心スプレイ
系及び低圧炉心スプレイ系のテスト配管とを接続
し、遠隔操作弁を設置し、各系統の独立性を保つ
よう隔離信号を設けることにより、系統機能試験
が可能となり、かつ合理的な系統構成を実現しプ
ラント内の保守点検、検査作業における被曝低
減、原子炉格納容器の信頼性向上、設備の合理化
による経済性向上、原子炉格納容器周辺のスペー
ス性と配置の改善に寄与することが可能である。
また、例えば、高圧炉心スプレイ系のテスト配
管と残留熱除去系の熱交換器出口ラインとの間、
低圧炉心スプレイ系のテスト配管と残留熱除去系
の熱交換器出口ラインとの間、及び残留熱除去系
の熱交換器出口ラインとほう酸水注入系の爆破開
放弁下流側との間がそれぞれ弁を介して接続され
ている場合には、原子炉圧力容器底部に接続され
ているほう酸水注入系ノズルより純水の高速水を
注入し、原子炉圧力容器底部の蓄積クラツドをジ
エツト流にて吹き飛ばし、通常の原子炉冷却材浄
化統有効に作用させ、原子炉圧力容器及び、それ
に接続される配管内の水質浄化改善を計ることが
可能である。
管と残留熱除去系の熱交換器出口ラインとの間、
低圧炉心スプレイ系のテスト配管と残留熱除去系
の熱交換器出口ラインとの間、及び残留熱除去系
の熱交換器出口ラインとほう酸水注入系の爆破開
放弁下流側との間がそれぞれ弁を介して接続され
ている場合には、原子炉圧力容器底部に接続され
ているほう酸水注入系ノズルより純水の高速水を
注入し、原子炉圧力容器底部の蓄積クラツドをジ
エツト流にて吹き飛ばし、通常の原子炉冷却材浄
化統有効に作用させ、原子炉圧力容器及び、それ
に接続される配管内の水質浄化改善を計ることが
可能である。
そしてこのように残留熱除去系の系統構成を、
合理的に行なうと同時に、原子炉圧力容器底部の
クラツドのフラツシングを効果的に実施すること
により、原子炉圧力容器サプレツシヨンチエンバ
の貫通部、残留熱除去系テスト配管、弁、保温、
サポート等を少なくすることにより、原子炉格納
容器の信頼性の向上、原子炉格納容器外周辺の配
置改善による有効スペースの確保、クラツド除去
による原子炉停止後における放射線被曝の低減並
びに合理的な残留熱除去系統設備を提供すること
を可能にするものである。
合理的に行なうと同時に、原子炉圧力容器底部の
クラツドのフラツシングを効果的に実施すること
により、原子炉圧力容器サプレツシヨンチエンバ
の貫通部、残留熱除去系テスト配管、弁、保温、
サポート等を少なくすることにより、原子炉格納
容器の信頼性の向上、原子炉格納容器外周辺の配
置改善による有効スペースの確保、クラツド除去
による原子炉停止後における放射線被曝の低減並
びに合理的な残留熱除去系統設備を提供すること
を可能にするものである。
第1図は一実施例の全体系統構成の系統図で、
第2図から第5図までと同一の部分には同一符号
が付してある。4a,5a,10aはそれぞれ
HPCS側に設けられているRHR熱交換器、RHR
ポンプ、ポンプ吐出配管4b,5b,10bはそ
れぞれLPCS側に設けられているRHR熱交換器、
RHRポンプ、ポンプ吐出配管、44はテスト配
管32とポンプ吐出配管10bとの間を接続する
配管に設けられている弁、45はテスト配管(サ
プレツシヨンチエンバ側)26とポンプ吐出配管
10aとの間を接続する配管に設けられている
弁、46はテスト配管(サプレツシヨンチエバ
側)26のサプレツシヨンチエンンバ26側に設
けられている弁、47はほう酸水注入系に設けら
れている爆破開放弁、48はポンプ吐出配管10
aとほう酸水注入系の爆破開放弁47下流側との
間を接続する配管に設けられている弁、49は原
子炉冷却材循環系(PLR)配管を示しており、
図中の太陽部分が本発明により改良された系統構
成を示している。
第2図から第5図までと同一の部分には同一符号
が付してある。4a,5a,10aはそれぞれ
HPCS側に設けられているRHR熱交換器、RHR
ポンプ、ポンプ吐出配管4b,5b,10bはそ
れぞれLPCS側に設けられているRHR熱交換器、
RHRポンプ、ポンプ吐出配管、44はテスト配
管32とポンプ吐出配管10bとの間を接続する
配管に設けられている弁、45はテスト配管(サ
プレツシヨンチエンバ側)26とポンプ吐出配管
10aとの間を接続する配管に設けられている
弁、46はテスト配管(サプレツシヨンチエバ
側)26のサプレツシヨンチエンンバ26側に設
けられている弁、47はほう酸水注入系に設けら
れている爆破開放弁、48はポンプ吐出配管10
aとほう酸水注入系の爆破開放弁47下流側との
間を接続する配管に設けられている弁、49は原
子炉冷却材循環系(PLR)配管を示しており、
図中の太陽部分が本発明により改良された系統構
成を示している。
すなわち、RHR熱交換器4bのポンプ吐出配
管10bと低圧炉心スプレイ系のテスト配管32
とを連絡する配管と弁44及び、他方のRHR熱
交換器4aのポンプ吐出配管10aと高圧炉心ス
プレイ系のテスト配管26とほう酸水注入系の注
入配管40とを結ぶ配管とを連絡する系統を構成
させてある。
管10bと低圧炉心スプレイ系のテスト配管32
とを連絡する配管と弁44及び、他方のRHR熱
交換器4aのポンプ吐出配管10aと高圧炉心ス
プレイ系のテスト配管26とほう酸水注入系の注
入配管40とを結ぶ配管とを連絡する系統を構成
させてある。
また、HPCSポンプ20のテスト配管(サプレ
ツシヨンチエンバ側)26とほう酸水注入系の注
入配管40を連絡する配管とそれにとりつけてあ
る弁45と弁48からなる系統が構成されるが、
その際48が開のときは、その作動信号により弁
45も開となるようインターロツクされており、
またほう酸水注入系が、健全に作動するために、
爆破開放弁47が開のときは、その作動信号を受
けて、弁48が、確実に閉となるようにインター
ロツクを形成し、また、弁48が開のときは、そ
の開信号を受けて、爆破開放弁47は閉となるよ
うにインターロツクを形成するようになつてい
る。弁45,48、爆破開放弁47は、次のよう
にインターロツクされて、その開閉操作は、遠隔
操作可能である。すなわち、弁48を最初に開操
作した時は、次に弁45もその開信号を受けて開
となるように、インターロツクされている。また
爆破開放弁47、弁48を開操作した時は、その
開信号を受けて、弁48は閉となるようにインタ
ーロツクされている。また、弁48が開の時には
爆破開放弁47は閉であるようにインターロツク
されている。また、弁45を最初に開操作した時
は、弁48は閉となるようにインターロツクされ
ている。
ツシヨンチエンバ側)26とほう酸水注入系の注
入配管40を連絡する配管とそれにとりつけてあ
る弁45と弁48からなる系統が構成されるが、
その際48が開のときは、その作動信号により弁
45も開となるようインターロツクされており、
またほう酸水注入系が、健全に作動するために、
爆破開放弁47が開のときは、その作動信号を受
けて、弁48が、確実に閉となるようにインター
ロツクを形成し、また、弁48が開のときは、そ
の開信号を受けて、爆破開放弁47は閉となるよ
うにインターロツクを形成するようになつてい
る。弁45,48、爆破開放弁47は、次のよう
にインターロツクされて、その開閉操作は、遠隔
操作可能である。すなわち、弁48を最初に開操
作した時は、次に弁45もその開信号を受けて開
となるように、インターロツクされている。また
爆破開放弁47、弁48を開操作した時は、その
開信号を受けて、弁48は閉となるようにインタ
ーロツクされている。また、弁48が開の時には
爆破開放弁47は閉であるようにインターロツク
されている。また、弁45を最初に開操作した時
は、弁48は閉となるようにインターロツクされ
ている。
この実施例では、プラント停止時に、HPCSポ
ンプ20を起動させ、弁46を予め閉にし、かつ
弁45,48を開にし、復水貯蔵タンク19より
純水を供給し、ほう酸水注入系の注入配管40を
介して、原子炉圧力容器1の底部に、流速約50
m/s以上の高速水を注入する。それにより原子
炉圧力容器1底部の貯積クラツドをジエツト流に
て舞い上らせ、PLR配管49にて強制循環させ、
原子炉冷却材浄化系にて浄化することが可能であ
る。ほう酸水注入系が、健全に作動するように爆
破開放弁47の開信号の時は、弁48は閉となる
ように、又弁48がフラツシング時に開となると
きは、開信号にて爆破開放弁47は閉となるよう
に、インターロツクをつけておけば、プラント停
止時において、ほう酸水注入系に影響を与えるこ
となく、フラツシングが可能となる。又、プラン
ト運転中においては、通常フラツシングは実施し
ないが、弁開閉、ポンプの起動の誤動作、もしく
は高圧炉心スプレイ系が作動する事態が発生した
としても、弁はインターロツクされているため、
ほう酸水注入系の機能の健全性は十分確保される
ので問題はない。
ンプ20を起動させ、弁46を予め閉にし、かつ
弁45,48を開にし、復水貯蔵タンク19より
純水を供給し、ほう酸水注入系の注入配管40を
介して、原子炉圧力容器1の底部に、流速約50
m/s以上の高速水を注入する。それにより原子
炉圧力容器1底部の貯積クラツドをジエツト流に
て舞い上らせ、PLR配管49にて強制循環させ、
原子炉冷却材浄化系にて浄化することが可能であ
る。ほう酸水注入系が、健全に作動するように爆
破開放弁47の開信号の時は、弁48は閉となる
ように、又弁48がフラツシング時に開となると
きは、開信号にて爆破開放弁47は閉となるよう
に、インターロツクをつけておけば、プラント停
止時において、ほう酸水注入系に影響を与えるこ
となく、フラツシングが可能となる。又、プラン
ト運転中においては、通常フラツシングは実施し
ないが、弁開閉、ポンプの起動の誤動作、もしく
は高圧炉心スプレイ系が作動する事態が発生した
としても、弁はインターロツクされているため、
ほう酸水注入系の機能の健全性は十分確保される
ので問題はない。
また、プラント運転中、もしくは、停止中にお
いて、残留熱除去系の起動試験を実施する場合、
弁45を開とし、RHRポンプ5aの起動により、
サプレツシヨンチエンバ3の水は、ポンプ吐出配
管10aを介して弁45を通りテスト配管26を
経由して、サプレツシヨンチエンバ3へと戻され
る。その際には、弁45が開のときは、その開信
号を受けて、弁48は閉となるようにインターロ
ツクされている。したがつて残留熱除去系の起動
試験が十分実施可能であり、弁48の誤操作によ
り、圧力容器に誤つて水を注入するということを
防止することが可能となる。
いて、残留熱除去系の起動試験を実施する場合、
弁45を開とし、RHRポンプ5aの起動により、
サプレツシヨンチエンバ3の水は、ポンプ吐出配
管10aを介して弁45を通りテスト配管26を
経由して、サプレツシヨンチエンバ3へと戻され
る。その際には、弁45が開のときは、その開信
号を受けて、弁48は閉となるようにインターロ
ツクされている。したがつて残留熱除去系の起動
試験が十分実施可能であり、弁48の誤操作によ
り、圧力容器に誤つて水を注入するということを
防止することが可能となる。
また、高圧炉心スプレイ系の起動試験を実施す
る場合に、弁45を閉にしたままでポンプ20を
起動し、サプレツシヨンチエンバ3の水を、
HPCSポンプ吐出配管23、テスト配管26を経
由して、サプレツシヨンチエンバ3へと戻して、
起動試験を実施することが可能となる。
る場合に、弁45を閉にしたままでポンプ20を
起動し、サプレツシヨンチエンバ3の水を、
HPCSポンプ吐出配管23、テスト配管26を経
由して、サプレツシヨンチエンバ3へと戻して、
起動試験を実施することが可能となる。
また、同様に低圧炉心スプレイ系の起動試験を
実施する場合、弁44を閉にしたままで、LPCS
ポンプ27を起動し、サプレツシヨンチエンバ3
の水を、LPCSポンプ配管30を介して、テスト
配管32を経由して、サプレツシヨンチエンバ3
へと戻し、起動試験を実施することが可能であ
る。
実施する場合、弁44を閉にしたままで、LPCS
ポンプ27を起動し、サプレツシヨンチエンバ3
の水を、LPCSポンプ配管30を介して、テスト
配管32を経由して、サプレツシヨンチエンバ3
へと戻し、起動試験を実施することが可能であ
る。
以上のように、残留熱除去系、ほう酸水系、高
圧炉心スプレイ系、低圧炉心スプレイ系それぞれ
の健全性と独立性を確保することが可能となり、
また、原子炉圧力容器底部の蓄積クラツドのフラ
ツシング及び残留熱除去系の起動試験を実施して
も、各系統機能の健全性と信頼性には、何ら悪影
響を与えることはない。
圧炉心スプレイ系、低圧炉心スプレイ系それぞれ
の健全性と独立性を確保することが可能となり、
また、原子炉圧力容器底部の蓄積クラツドのフラ
ツシング及び残留熱除去系の起動試験を実施して
も、各系統機能の健全性と信頼性には、何ら悪影
響を与えることはない。
また、この原子炉冷却系統設備によれば、原子
炉格納容器及びサプレツシヨンチエンバを貫通す
るペネトレーシヨン(口径約8〜10インチ)を、
共用する系統構成とすることが可能であることか
ら、ペネトレーシヨンの員数が低減され、本来狭
隘であるペネトレーシヨン廻りのスペース性が改
善され、作業員の通路性や保守点検作業性、それ
に基づく被曝低減に寄与することが可能となる。
同時に、原子炉格納容器のペネトレーシヨンが削
減することから、貫通溶接部の漏洩に対する信頼
性の向上と、合理化された経済的な原子炉格納容
器の実現を可能とするものである。
炉格納容器及びサプレツシヨンチエンバを貫通す
るペネトレーシヨン(口径約8〜10インチ)を、
共用する系統構成とすることが可能であることか
ら、ペネトレーシヨンの員数が低減され、本来狭
隘であるペネトレーシヨン廻りのスペース性が改
善され、作業員の通路性や保守点検作業性、それ
に基づく被曝低減に寄与することが可能となる。
同時に、原子炉格納容器のペネトレーシヨンが削
減することから、貫通溶接部の漏洩に対する信頼
性の向上と、合理化された経済的な原子炉格納容
器の実現を可能とするものである。
また、この原子炉冷却系統設備によれば、短期
間に効果的に、高速純水を原子炉圧力容器部より
注入し、炉内の蓄積クラツドを除去し、清浄化す
ることが可能となり、原子炉圧力容器周辺並びに
原子炉圧力容器への接続配管の線量率の上昇を妨
げ、周辺での保守点検や分解、検査作業時の作業
員の被曝低減の効果がある。
間に効果的に、高速純水を原子炉圧力容器部より
注入し、炉内の蓄積クラツドを除去し、清浄化す
ることが可能となり、原子炉圧力容器周辺並びに
原子炉圧力容器への接続配管の線量率の上昇を妨
げ、周辺での保守点検や分解、検査作業時の作業
員の被曝低減の効果がある。
さらに、残留熱除去系配管のテスト配管の長さ
を著しく低減することが可能となり、かつ、配管
物量、配管サポート物量、配管保温物量及び弁員
数を著しく低減することが可能となり、合理的な
系統構成を設置する経済的なプラントを実現可能
とする効果がある。
を著しく低減することが可能となり、かつ、配管
物量、配管サポート物量、配管保温物量及び弁員
数を著しく低減することが可能となり、合理的な
系統構成を設置する経済的なプラントを実現可能
とする効果がある。
本発明は、原子炉格納容器の信頼性の向上、有
効スペースの確保の可能な合理的な残留熱除去系
統設備、及びさらに放射線被曝の低減の可能な残
留熱除去系統設備を提供可能とするもので、産業
上の効果の大なるものである。
効スペースの確保の可能な合理的な残留熱除去系
統設備、及びさらに放射線被曝の低減の可能な残
留熱除去系統設備を提供可能とするもので、産業
上の効果の大なるものである。
第1図は本発明の原子炉冷却系統設備の一実施
例の系統図、第2図は従来の原子炉冷却系統の残
留熱除去系の系統図、第3図は同じく高圧炉心ス
プレイ系の系統図、第4図は同じく低圧炉心スプ
レイ系の系統図、第5図は同じくほう酸水注入系
の系統図である。 1…原子炉圧力容器、2…原子炉格納容器、3
…サプレツシヨンチエンバ、4a,4b…RHR
熱交換器、5a,5b…RHRポンプ、10a,
10b…ポンプ吐出配管、19…CST、20…
HPCSポンプ、21…HPCSポンプ吸入配管、2
6…テスト配管(サプレツシヨンチエンバ側)、
27…LPCSポンプ、30…(注入弁までの)
LPCポンプ吐出配管、32…テスト配管、34
…ほう酸水貯蔵タンク、35…SLCポンプ、4
5,46…弁、47…ほう酸水注入系に設けられ
ている)爆破開放弁、48…弁、49…PLR配
管。
例の系統図、第2図は従来の原子炉冷却系統の残
留熱除去系の系統図、第3図は同じく高圧炉心ス
プレイ系の系統図、第4図は同じく低圧炉心スプ
レイ系の系統図、第5図は同じくほう酸水注入系
の系統図である。 1…原子炉圧力容器、2…原子炉格納容器、3
…サプレツシヨンチエンバ、4a,4b…RHR
熱交換器、5a,5b…RHRポンプ、10a,
10b…ポンプ吐出配管、19…CST、20…
HPCSポンプ、21…HPCSポンプ吸入配管、2
6…テスト配管(サプレツシヨンチエンバ側)、
27…LPCSポンプ、30…(注入弁までの)
LPCポンプ吐出配管、32…テスト配管、34
…ほう酸水貯蔵タンク、35…SLCポンプ、4
5,46…弁、47…ほう酸水注入系に設けられ
ている)爆破開放弁、48…弁、49…PLR配
管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原子炉圧力容器とサプレツシヨンチエンバと
を有し、残留熱除去系、高圧炉心スプレイ系、低
圧炉心スプレイ系、及びほう酸水注入系が設けら
れている原子炉冷却系統設備において、前記高圧
炉心スプレイ系のテスト配管と前記残留熱除去系
の熱交換器出口ラインとの間、及び前記低圧炉心
スプレイ系のテスト配管と前記残留熱除去系の熱
交換器出口ラインとの間の少なくとも一箇所が弁
を介して接続されていることを特徴とする原子炉
冷却系統設備。 2 原子炉圧力容器とサプレツシヨンチエンバと
を有し、残留熱除去系、高圧炉心スプレイ系、低
圧炉心スプレイ系、及びほう酸水注入系が設けら
れている原子炉冷却系統設備において、前記高圧
炉心スプレイ系のテスト配管と前記残留熱除去系
の熱交換器出口ラインとの間、及び前記低圧炉心
スプレイ系のテスト配管と前記残留熱除去系の熱
交換器出口ラインとの間の少なくとも一箇所、並
びに前記残留熱除去系の熱交換器出口ラインと前
記原子炉圧力容器底部に開口する前記ほう酸水注
入系の爆破開放弁下流側との間が弁を介して接続
されていることを特徴とする原子炉冷却系統設
備。 3 前記爆破開放弁及び前記残留熱除去系の熱交
換器出口ラインと前記ほう酸水注入系の爆破開放
弁下流側との間に設けられている弁は、開閉状態
が互いに逆になるようにインターロツクされ、前
記ほう酸水注入系の爆破開放弁下流側との間に設
けられている弁及び前記高圧炉心スプレイ系のテ
スト配管と前記残留熱除去系の熱交換器出口ライ
ンとの間に設けられている弁は、開閉状態が互い
に逆になるようにインターロツクされている特許
請求の範囲第2項記載の原子炉冷却系統冷却設
備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15506984A JPS6134496A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 原子炉冷却系統設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15506984A JPS6134496A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 原子炉冷却系統設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6134496A JPS6134496A (ja) | 1986-02-18 |
JPH053559B2 true JPH053559B2 (ja) | 1993-01-18 |
Family
ID=15597980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15506984A Granted JPS6134496A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 原子炉冷却系統設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6134496A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2828561B1 (fr) * | 2001-08-09 | 2003-11-07 | Framatome Anp | Procede et dispositif de realisation d'une epreuve hydraulique sur un echangeur de chaleur d'une centrale nucleaire |
US8630384B2 (en) * | 2003-10-10 | 2014-01-14 | Nac International, Inc. | Container and method for storing or transporting spent nuclear fuel |
JP4745786B2 (ja) * | 2004-11-12 | 2011-08-10 | 三菱重工業株式会社 | 燃料貯蔵用ラックおよび燃料貯蔵設備 |
JP5844319B2 (ja) * | 2013-08-23 | 2016-01-13 | 中国電力株式会社 | 緊急時炉心冷却バックアップ設備 |
JP6657734B2 (ja) | 2015-10-02 | 2020-03-04 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 非常用炉心冷却系の代替循環冷却方法および原子力発電所 |
-
1984
- 1984-07-25 JP JP15506984A patent/JPS6134496A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6134496A (ja) | 1986-02-18 |
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