JPS6375695A - 原子炉残留熱除去系統設備 - Google Patents
原子炉残留熱除去系統設備Info
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- JPS6375695A JPS6375695A JP61219723A JP21972386A JPS6375695A JP S6375695 A JPS6375695 A JP S6375695A JP 61219723 A JP61219723 A JP 61219723A JP 21972386 A JP21972386 A JP 21972386A JP S6375695 A JPS6375695 A JP S6375695A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、原子力発電所内の原子炉冷却系a設備の内、
原子炉冷却系統設備及び原子炉冷却材浄化系統設備に係
り、原子炉冷却系統設備配管内の放射性物質の付着防止
、配管の物量低減によるスペース性改善、被曝低減や合
理化並びに、再循環系配管及び、原子炉冷却系統設備の
一部である停止時冷却系との配管合流部における熱疲労
を防止するに好適な系統設備に関するものである。
原子炉冷却系統設備及び原子炉冷却材浄化系統設備に係
り、原子炉冷却系統設備配管内の放射性物質の付着防止
、配管の物量低減によるスペース性改善、被曝低減や合
理化並びに、再循環系配管及び、原子炉冷却系統設備の
一部である停止時冷却系との配管合流部における熱疲労
を防止するに好適な系統設備に関するものである。
従来の装置は、特開昭56 150395号に記載のよ
うに、燃料プールろ過脱塩装置を用いて、原子炉停止時
等に、炉水中のクラッドとイオン性の放射性物質とを除
去するように構成していた。しかし下記に示す点につい
ては、配慮されていなかった。
うに、燃料プールろ過脱塩装置を用いて、原子炉停止時
等に、炉水中のクラッドとイオン性の放射性物質とを除
去するように構成していた。しかし下記に示す点につい
ては、配慮されていなかった。
(i)a子炉の炉水浄化は通常運転中においても実施さ
れねば、充分な効果はなく、原子炉停止段階の約20時
間程度の浄化による効果は、十分とはいえない。
れねば、充分な効果はなく、原子炉停止段階の約20時
間程度の浄化による効果は、十分とはいえない。
(ii)燃料プールのろ過説塩装置自身のろ過説塩能力
は、本来小規模のものであり、原子炉炉水のろ過脱塩装
置として適用するのは不適切である。
は、本来小規模のものであり、原子炉炉水のろ過脱塩装
置として適用するのは不適切である。
又、仮に、原子炉水のろ適用として使用し得るものとす
るには設備の大容量化が避けられず。
るには設備の大容量化が避けられず。
経費、設備が増大し、原子炉停止時の限られた時間に使
用するには、経済的にも、水質管理の効果の上でも不適
切となる。
用するには、経済的にも、水質管理の効果の上でも不適
切となる。
(iii )被曝低減の直接影響因子である分解点検の
要求されるポンプや配管等へのクラッド付着量の抑制に
よる汚染拡大や被曝増加を防止することが配慮されてい
ない。
要求されるポンプや配管等へのクラッド付着量の抑制に
よる汚染拡大や被曝増加を防止することが配慮されてい
ない。
(i−)被曝低減の直接影響因子である放射性流体を内
包する熱交換器や配管や弁を削除して、汚染拡大や被曝
増加を防止することが配慮されていない。
包する熱交換器や配管や弁を削除して、汚染拡大や被曝
増加を防止することが配慮されていない。
(v)配管、サポート、弁や保温の物量を、大幅に低減
し、経済的な合理化プラントの実現を可能とすることに
ついては配慮されていない。
し、経済的な合理化プラントの実現を可能とすることに
ついては配慮されていない。
従来の残留熱除去系を第3図に示す。
本系統は、3系列とし、ポンプ3台、熱交換器2基、配
管、弁、配管サポート等で構成される。
管、弁、配管サポート等で構成される。
本系統は、冷却材喪失事故時には、低圧注水モードとし
て、サプレッションプール水1を、ポンプ2で吸引し、
配管36を介し、原子炉圧力容器3のシュラウド内へ注
入する。格納容器冷却モードとして、運転時には、サプ
レッションプール水1を、ポンプ2で吸引し、熱交換器
4で冷却した後、格納容器5へ、配管37と配管38と
を介して注水する。
て、サプレッションプール水1を、ポンプ2で吸引し、
配管36を介し、原子炉圧力容器3のシュラウド内へ注
入する。格納容器冷却モードとして、運転時には、サプ
レッションプール水1を、ポンプ2で吸引し、熱交換器
4で冷却した後、格納容器5へ、配管37と配管38と
を介して注水する。
停止時冷却モードとしての運転時には、原子炉水を再@
環ポンプ6の出口配管8から取り出してポンプ6により
昇圧し、熱交換器4で冷却した後、再循環ポンプ入口配
管7へ戻す閉ループ循環回路を形成する。サプレッショ
ンプール水冷却モードとしての運転時には、サプレッシ
ョンプール水1を、ポンプ2で吸引し、熱交換器4で冷
却した後、テスト配管9を経由して、サプレッションプ
ール10に戻す。テスト配管9を用いて行なう作動試験
は、中央制御室から、単独操作とする。
環ポンプ6の出口配管8から取り出してポンプ6により
昇圧し、熱交換器4で冷却した後、再循環ポンプ入口配
管7へ戻す閉ループ循環回路を形成する。サプレッショ
ンプール水冷却モードとしての運転時には、サプレッシ
ョンプール水1を、ポンプ2で吸引し、熱交換器4で冷
却した後、テスト配管9を経由して、サプレッションプ
ール10に戻す。テスト配管9を用いて行なう作動試験
は、中央制御室から、単独操作とする。
通常運転中において、原子炉3及び原子炉格納容器5に
、注入することなく、低圧注入モード、格納容器冷却モ
ードやサプレッションプール水冷却モードの機能試験が
、できるように、ポンプ2の吐出配管から分岐して、系
統容量の全容量を、サプレッションプールに戻すテスト
配管9を設置するとともに、注入に必要な弁の作動試験
が、できるようにする。テスト時に、注入圧力の模擬が
。
、注入することなく、低圧注入モード、格納容器冷却モ
ードやサプレッションプール水冷却モードの機能試験が
、できるように、ポンプ2の吐出配管から分岐して、系
統容量の全容量を、サプレッションプールに戻すテスト
配管9を設置するとともに、注入に必要な弁の作動試験
が、できるようにする。テスト時に、注入圧力の模擬が
。
できるように、テスト配管に絞り弁11と減圧オリフィ
ス12を設置する。テスト配管9は、サプレッションプ
ール水冷却モード用の配管を使用する。
ス12を設置する。テスト配管9は、サプレッションプ
ール水冷却モード用の配管を使用する。
第4図は従来例の冷却材浄化系統設備を示す系統図であ
る。原子炉格納容器ペネトレーション20を貫通し、原
子炉格納容器外側隔離弁21を介して、給水系へと戻る
流路において、隔離弁21の下流側に再生熱交換器14
.非再生熱交換器15を設はし、それらの熱交換器の下
流側で且つ、ろ過説塩装置16の一ヒ流側に循環ポンプ
13を配置する。ポンプ13が、従来のように、高温部
にある場合は、高温待機時が、ポンプの必要最低吸込ヘ
ッド(NPSH)上液も厳しくなり、本条件下で、ポン
プ6の配置が、決定されている。
る。原子炉格納容器ペネトレーション20を貫通し、原
子炉格納容器外側隔離弁21を介して、給水系へと戻る
流路において、隔離弁21の下流側に再生熱交換器14
.非再生熱交換器15を設はし、それらの熱交換器の下
流側で且つ、ろ過説塩装置16の一ヒ流側に循環ポンプ
13を配置する。ポンプ13が、従来のように、高温部
にある場合は、高温待機時が、ポンプの必要最低吸込ヘ
ッド(NPSH)上液も厳しくなり、本条件下で、ポン
プ6の配置が、決定されている。
原子炉通常運転時は本系統の一次冷却材は、サブクール
水となっており、NPSHは、十分確保されており問題
ない。
水となっており、NPSHは、十分確保されており問題
ない。
原子炉冷却材浄化系ポンプ13を介して、再生熱交換器
14の一次側を通り、ろ過装置、脱塩装置16により浄
化され、循環ポンプ13により給水系と原子炉冷却材浄
化系配管合流部17を介して、給水系統配管工8に接合
される系統構成となっている。
14の一次側を通り、ろ過装置、脱塩装置16により浄
化され、循環ポンプ13により給水系と原子炉冷却材浄
化系配管合流部17を介して、給水系統配管工8に接合
される系統構成となっている。
従来の系統構成では、炉水の循環する原子炉冷却材浄化
系配管や、停止時冷却モード配管及び圧力容器内表面か
ら発生したクラッドや放射性物質が、プラントの運転時
間の経過に従い、高放射化して定検時における配管、弁
、配管サポート等の保守点検作業、検査作業1分解作業
時などに作業時が被曝するという問題があった。
系配管や、停止時冷却モード配管及び圧力容器内表面か
ら発生したクラッドや放射性物質が、プラントの運転時
間の経過に従い、高放射化して定検時における配管、弁
、配管サポート等の保守点検作業、検査作業1分解作業
時などに作業時が被曝するという問題があった。
又、原子炉格納容器の停止時冷却モード配管は口径が約
40OA (406,4Wn)と大口径であリ、再循環
ポンプの設置されている保守点検頻度の多い床を、はぼ
全周に亘って約50m引き回されており、配管、配管サ
ポート、保温物量が膨大であり、弁員数が多大であると
いう問題があった。
40OA (406,4Wn)と大口径であリ、再循環
ポンプの設置されている保守点検頻度の多い床を、はぼ
全周に亘って約50m引き回されており、配管、配管サ
ポート、保温物量が膨大であり、弁員数が多大であると
いう問題があった。
又原子炉建物内の原子炉浄化系配管も、放射性配管であ
ることから、コンクリート遮蔽を設置することが必要と
なり、遮蔽物量、配管、サポートの増加等、並びに保守
点検性、通路性などに対して配管上の制約を受けるとい
う問題があった。
ることから、コンクリート遮蔽を設置することが必要と
なり、遮蔽物量、配管、サポートの増加等、並びに保守
点検性、通路性などに対して配管上の制約を受けるとい
う問題があった。
又、停止時冷却モード運転時には1M子炉再循環系配管
と、停止時冷却配管の内部流体温度は、それぞれ約18
0℃、約70℃となるため1両系統の温度差は、約11
−0℃以上となり、プラント寿命期間中に、合流部にお
いて、温度差による熱疲労で配管の損傷が発生する危険
があるという問題があった。
と、停止時冷却配管の内部流体温度は、それぞれ約18
0℃、約70℃となるため1両系統の温度差は、約11
−0℃以上となり、プラント寿命期間中に、合流部にお
いて、温度差による熱疲労で配管の損傷が発生する危険
があるという問題があった。
本発明の目的は、残留熱除去系及び、原子炉冷却材浄化
系の系統構成を合理化して、原子炉格納容器貫通部、配
管、配管サポート、弁、保温、ケーブル、遮蔽等を削除
し、原子炉格納容器の信頼性向上、原子炉格納容器内外
の配置改善によるスペース性の改善2分解点検頻度の高
いポンプへのクラッドの付着防止による被@代減、並び
に再循環系配管と残留熱除去系配管合流部、における熱
疲労による配管損傷防止を可能とする原子炉冷却系統設
備を提供することにある。
系の系統構成を合理化して、原子炉格納容器貫通部、配
管、配管サポート、弁、保温、ケーブル、遮蔽等を削除
し、原子炉格納容器の信頼性向上、原子炉格納容器内外
の配置改善によるスペース性の改善2分解点検頻度の高
いポンプへのクラッドの付着防止による被@代減、並び
に再循環系配管と残留熱除去系配管合流部、における熱
疲労による配管損傷防止を可能とする原子炉冷却系統設
備を提供することにある。
上記目的は、残留熱除去系及び原子炉冷却材浄化系ポン
プを、残留熱除去系熱交換器の下流側に設置することに
より達成される。
プを、残留熱除去系熱交換器の下流側に設置することに
より達成される。
又、残留熱除去系配管と、原子炉冷却材浄化系配管との
間に、各系統機能の独立性と系統機能試験が可能となる
よう隔mイゴ号を有する遠隔操作弁を設けた連絡配管を
設置することにより達成される。
間に、各系統機能の独立性と系統機能試験が可能となる
よう隔mイゴ号を有する遠隔操作弁を設けた連絡配管を
設置することにより達成される。
上記のように構成すると、ポンプ類へのクラッド付着が
低減されるので、保守点検、整備の労力を軽減するとと
もに被@量を減少させる。更に、配管の1部が省略可能
となって設備費、維持費を低減させる上1コ、系統間温
度差が減少して熱疲労が防止される。
低減されるので、保守点検、整備の労力を軽減するとと
もに被@量を減少させる。更に、配管の1部が省略可能
となって設備費、維持費を低減させる上1コ、系統間温
度差が減少して熱疲労が防止される。
第1図は本発明の1実施例における系統図であ机
】−3は、原子炉冷却材浄化系ポンプであり、配管25
を設けて残留熱除去系熱交換器4の下流側(即ち低温側
、図において左側)に接続しである。
を設けて残留熱除去系熱交換器4の下流側(即ち低温側
、図において左側)に接続しである。
1次冷却材は残留熱除去系熱交換器4で冷却されるため
、JM子炉通常運転時、高温待機時共にNPSHは確保
され、問題ない。又、原子炉高温待機時、炉水の飽和状
態を考えた場合、残留熱除去系熱交換器4へ飽和水が流
れることになり、同熱交換器入口ラインの圧力降下によ
る炉水のフラッシングを考えられる。したがってフラッ
シング現象を防止するためには、熱交換器4までの圧損
を上回る静水頭圧(押込圧力)を確保する必要がある。
、JM子炉通常運転時、高温待機時共にNPSHは確保
され、問題ない。又、原子炉高温待機時、炉水の飽和状
態を考えた場合、残留熱除去系熱交換器4へ飽和水が流
れることになり、同熱交換器入口ラインの圧力降下によ
る炉水のフラッシングを考えられる。したがってフラッ
シング現象を防止するためには、熱交換器4までの圧損
を上回る静水頭圧(押込圧力)を確保する必要がある。
例えば、系統圧損として、圧力容器低部〜残留熱除去熱
交換器入口まで約18m、したがって、静水頭として、
(圧力容器NWL〜熱交換器まで)約18m以上となる
よう配置することで、問題ない。
交換器入口まで約18m、したがって、静水頭として、
(圧力容器NWL〜熱交換器まで)約18m以上となる
よう配置することで、問題ない。
第2図に、コバルト60(”Go)の配管への付着量と
酸化皮膜斌の温度との関係について示す。
酸化皮膜斌の温度との関係について示す。
これによれば、250℃付近で付着量は最大となってお
り、温度の低下とともに、急激に減少している。
り、温度の低下とともに、急激に減少している。
また”Goの付着量と酸化皮膜との温度依存性も同様の
傾向を示している。
傾向を示している。
従来の原子炉通常運転時の炉水温度は、約280℃程度
である。したがって本発明により、熱交換器出口部、つ
まりポンプ入口部においては、内部流体温度が、約50
℃となることから、線量率を約1/10とすることが可
能である。又従来においても、熱交換器上流側に比べ、
下流側の線量率は、約1/コ0程度以下となっており、
十分効果が期待できる。
である。したがって本発明により、熱交換器出口部、つ
まりポンプ入口部においては、内部流体温度が、約50
℃となることから、線量率を約1/10とすることが可
能である。又従来においても、熱交換器上流側に比べ、
下流側の線量率は、約1/コ0程度以下となっており、
十分効果が期待できる。
第1図において、残留熱除去系配管の一部である停止時
冷却モードラインの外側隔離弁22の下流側で熱交換器
4の出口側から、原子炉冷却材浄化系ポンプ1.3の入
口へ遠隔操作弁24と配管25からなる連絡配管(太線
で示す)を設ける。
冷却モードラインの外側隔離弁22の下流側で熱交換器
4の出口側から、原子炉冷却材浄化系ポンプ1.3の入
口へ遠隔操作弁24と配管25からなる連絡配管(太線
で示す)を設ける。
又残留熱除去系配管の内、低圧注水モードラインの外側
隔離弁26の上流側から、原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩
装置1−6出口との間に、遠隔操作弁29と配管27か
らなる連絡配管を設け、低圧注水モード36と連絡配管
合流部の下流側に逆止弁40を設ける。弁31.弁32
は、ポンプ13が起動するときや、弁24が開のときに
は、閉となるようにインターロックされている。ポンプ
2の起動信号に伴ない1通常開の弁22は、閉信号が伝
達されて閉となる。又、弁29は、ポンプ2の起動信号
のもとでは閉状態となるように、インターロックされて
いる。
隔離弁26の上流側から、原子炉冷却材浄化系ろ過脱塩
装置1−6出口との間に、遠隔操作弁29と配管27か
らなる連絡配管を設け、低圧注水モード36と連絡配管
合流部の下流側に逆止弁40を設ける。弁31.弁32
は、ポンプ13が起動するときや、弁24が開のときに
は、閉となるようにインターロックされている。ポンプ
2の起動信号に伴ない1通常開の弁22は、閉信号が伝
達されて閉となる。又、弁29は、ポンプ2の起動信号
のもとでは閉状態となるように、インターロックされて
いる。
プラン1−の通常運転時においては、冷却材浄化のため
に、再循環系ポンプ出口配管8から分岐した配管33に
より、原子炉格納容器内側隔離弁34及び外側隔離弁2
2、熱交換器4、循環ポンプ13にて昇圧してろ過説塩
器】6を経て、低圧注水モード配管36へと戻され、−
次冷却水が原子炉3へ戻される。これを繰り返すことで
、−次冷却水の水質を規定の状態に確保することが可能
となる。この際残留熱除去側との遠隔操作隔離弁3、4
1,42、弁43は、原子炉冷却材浄化系運転中、つま
り原子炉冷却材浄化ポンプ13起動中は閉状態を保つよ
うにインターロックされている。このため、−次冷却材
が残留熱除去系配管に流れ込んだり、又、残留熱除去系
配管内の保管水等が原子炉冷却材浄化系配管側へ洩れた
り、流れ込んだりすることはない。したがって、原子炉
冷却材浄化系及び、残留熱除去系の両系統の機能独立性
や健全性について、支障をきたすことはない。
に、再循環系ポンプ出口配管8から分岐した配管33に
より、原子炉格納容器内側隔離弁34及び外側隔離弁2
2、熱交換器4、循環ポンプ13にて昇圧してろ過説塩
器】6を経て、低圧注水モード配管36へと戻され、−
次冷却水が原子炉3へ戻される。これを繰り返すことで
、−次冷却水の水質を規定の状態に確保することが可能
となる。この際残留熱除去側との遠隔操作隔離弁3、4
1,42、弁43は、原子炉冷却材浄化系運転中、つま
り原子炉冷却材浄化ポンプ13起動中は閉状態を保つよ
うにインターロックされている。このため、−次冷却材
が残留熱除去系配管に流れ込んだり、又、残留熱除去系
配管内の保管水等が原子炉冷却材浄化系配管側へ洩れた
り、流れ込んだりすることはない。したがって、原子炉
冷却材浄化系及び、残留熱除去系の両系統の機能独立性
や健全性について、支障をきたすことはない。
プラント停止段階においては、完全停止に到るまでに、
約20時間の停止時冷却運転が実施される。この場合は
一次冷却水をポンプ2で昇圧し、原子炉格納容器内側隔
離弁34及び、外側隔離弁22を介して、弁3】、熱交
換器4.遠隔操作隔離弁26を通り、配管36を介して
原子炉3へと戻される。これを繰り返すことにより、原
子炉内の冷却水温度を所定の約50℃以下程度にまで冷
却する。この際ポンプ2の起動前に、遠隔操作によって
弁24は閉、弁31は開、弁29は閉、弁26は開、の
状態にしておく。
約20時間の停止時冷却運転が実施される。この場合は
一次冷却水をポンプ2で昇圧し、原子炉格納容器内側隔
離弁34及び、外側隔離弁22を介して、弁3】、熱交
換器4.遠隔操作隔離弁26を通り、配管36を介して
原子炉3へと戻される。これを繰り返すことにより、原
子炉内の冷却水温度を所定の約50℃以下程度にまで冷
却する。この際ポンプ2の起動前に、遠隔操作によって
弁24は閉、弁31は開、弁29は閉、弁26は開、の
状態にしておく。
その後、ポンプ2を起動することによって、前述の冷却
運転を繰り返す。
運転を繰り返す。
又5本実施例においては、停止時冷却モード運転により
、冷却された一次冷却材を再循環系配管7に戻すことな
く、[本モード運転中は作動していない給水系配管18
」へ戻す。したがって、高温流体としての再循環系配管
側の内部流体と、低温流体としての残留熱除去系配管側
内部流体との合流現象の繰り返しを回避することで、配
管合流部の流体温度差にもとづく熱疲労による配管損傷
を防止することが可能となる。
、冷却された一次冷却材を再循環系配管7に戻すことな
く、[本モード運転中は作動していない給水系配管18
」へ戻す。したがって、高温流体としての再循環系配管
側の内部流体と、低温流体としての残留熱除去系配管側
内部流体との合流現象の繰り返しを回避することで、配
管合流部の流体温度差にもとづく熱疲労による配管損傷
を防止することが可能となる。
原子炉へ、低圧注水モードを利用して冠水する場合、並
びに、原子炉格納容器冷却モードを利用してサプレッシ
ョンブール水1を原子炉格納容器にスプレィする場合に
は、弁24がポンプ2の起動信号を受けて閉となり、ポ
ンプ]3は停止する。
びに、原子炉格納容器冷却モードを利用してサプレッシ
ョンブール水1を原子炉格納容器にスプレィする場合に
は、弁24がポンプ2の起動信号を受けて閉となり、ポ
ンプ]3は停止する。
したがって本実施例においても、安全系統設備である残
留熱除去系統設備全体の機能、健全性、独立性は確保可
能である。
留熱除去系統設備全体の機能、健全性、独立性は確保可
能である。
本実施例においては、原子炉冷却材浄化系ポンプ及び残
留熱除去系ポンプへのクラッド付着量を低減し、ポンプ
及び接続配管の分解、保守点検作業や、検査作業時の被
曝低減に著しい効果があった。
留熱除去系ポンプへのクラッド付着量を低減し、ポンプ
及び接続配管の分解、保守点検作業や、検査作業時の被
曝低減に著しい効果があった。
又原子炉格納容器内及び原子炉建屋内の冷却材浄化系配
管と残留熱除去系配管の内、停止時冷却モードの原子炉
圧力容器への戻り配管の削減が可能となり、原子炉格納
容器内配管の長さを著しく低減することが可能となり、
配管物量、配管サボー1へ、保温物量、原子炉格納容器
ペネトレーション、弁員数等を削減することになり、合
理的な系統構成を有する経済的なプラントを実現する効
果が認められた。
管と残留熱除去系配管の内、停止時冷却モードの原子炉
圧力容器への戻り配管の削減が可能となり、原子炉格納
容器内配管の長さを著しく低減することが可能となり、
配管物量、配管サボー1へ、保温物量、原子炉格納容器
ペネトレーション、弁員数等を削減することになり、合
理的な系統構成を有する経済的なプラントを実現する効
果が認められた。
又、上記理由により、配管が削減されるため、原子炉格
納容器を貫通するペネトレーション(呼称ロ径約550
〜660鴻)を低減することができ、漏洩防止機能維持
を必要とする原子炉格納容器の信頼性向上が計わるとと
もに、原子炉再循環系配管と残留熱除去系配管との合流
部を削減することにより、それらの系統の内部流体温度
差に起因する熱疲労を防止し、配管合流部の健全性を高
める効果が期待される。
納容器を貫通するペネトレーション(呼称ロ径約550
〜660鴻)を低減することができ、漏洩防止機能維持
を必要とする原子炉格納容器の信頼性向上が計わるとと
もに、原子炉再循環系配管と残留熱除去系配管との合流
部を削減することにより、それらの系統の内部流体温度
差に起因する熱疲労を防止し、配管合流部の健全性を高
める効果が期待される。
又、本来狭隘な原子炉格納容器内に設置される前述の放
射性の残留熱除去系配管(呼称口径350IIll11
程度)を低減できたことから、毎年、原子炉格納容器内
で実施さ九ろ配管、配管サポートの検査作業、弁、原子
炉再循環系ポンプ、保温、空調機の分解、保温点検作業
時の被曝低減する効果を奏することは疑う余地が無い。
射性の残留熱除去系配管(呼称口径350IIll11
程度)を低減できたことから、毎年、原子炉格納容器内
で実施さ九ろ配管、配管サポートの検査作業、弁、原子
炉再循環系ポンプ、保温、空調機の分解、保温点検作業
時の被曝低減する効果を奏することは疑う余地が無い。
又、原子炉格納容器内のスペース性の改善、配置条件の
改善の効果が確認された。
改善の効果が確認された。
以上詳述したように、本発明を適用すると、残留熱除去
系及び、原子炉冷却材浄化系の系統構成を合理化され、
これによって原子炉格納容器貫通部、配管、配管サポー
ト、弁、保温、ケーブル。
系及び、原子炉冷却材浄化系の系統構成を合理化され、
これによって原子炉格納容器貫通部、配管、配管サポー
ト、弁、保温、ケーブル。
遮蔽等が削減され、原子炉格納容器の信頼性向上、原子
炉格納容器内外の配置改善によるスペース性の改善2分
解点検頻度の高いポンプへのクラッドの付着防止による
被曝低減、並びに、再循環系配管と残留熱除去系配管合
流部における熱疲労による配管損傷防止を可能ならしめ
るという優れた実用的効果を奏する。
炉格納容器内外の配置改善によるスペース性の改善2分
解点検頻度の高いポンプへのクラッドの付着防止による
被曝低減、並びに、再循環系配管と残留熱除去系配管合
流部における熱疲労による配管損傷防止を可能ならしめ
るという優れた実用的効果を奏する。
第1図は本発明の残留熱除去系統設備の1実施例を示す
系統図、第2図は”Go付着と被膜形成の温度依存性を
示す図表、第3図は従来例の残留熱除去系統設備の系統
図、第4図は従来例の原子炉冷却材浄化系の系統図、第
5図は、従来技術に係る残留熱除去系と原子炉冷却材浄
化系を示す系M図であって、太線部分は、本発明の適用
によって削除される系統設備を示す。 1・・・サプレッションプール、2・・・残留熱除去系
ポンプ、3・・・原子炉圧力容器、4・・・残留熱除去
系熱交換器、5・・・原子炉格納容器、6・・・再循環
系ポンプ、7・・・入口配管、8・・・出口配管、9・
・・テスト配管、10・・・サプレッションプール、1
1・・・絞り弁、12・・・減圧オリフィス、13・・
・原子炉冷却材浄化系ポンプ、14・・・再生熱交換器
、15・・・非再生熱交換器、16・・・ろ過説塩装置
、17・・・給水系・原子7炉冷却材浄化系配管合流部
、18・・・給水系ライン、19・・・給水ポンプ、2
0・・・原子炉格納容器ペネトレーション、21・・・
原子炉格納容器外側隔離弁、22・・・原子炉格納容器
外側隔離弁、23・・・原子炉冷却材浄化系再生熱交換
器入口、24・・・遠隔操作弁、25・・・配管、26
・・・原子炉格納容器外側隔離弁、27・・・原子炉冷
却材浄化系再生交換器出口、28・・・弁、29・・・
遠隔操作弁、30・・・配管、31.32・・・弁、3
3・・・配管、34・・・原子炉圧力容器内側隔m弁、
35・・・サプレッションプール隔離弁、36,37.
38・・・配管、39・・・合流部、40・・・逆止弁
、41,4、43・・・弁。
系統図、第2図は”Go付着と被膜形成の温度依存性を
示す図表、第3図は従来例の残留熱除去系統設備の系統
図、第4図は従来例の原子炉冷却材浄化系の系統図、第
5図は、従来技術に係る残留熱除去系と原子炉冷却材浄
化系を示す系M図であって、太線部分は、本発明の適用
によって削除される系統設備を示す。 1・・・サプレッションプール、2・・・残留熱除去系
ポンプ、3・・・原子炉圧力容器、4・・・残留熱除去
系熱交換器、5・・・原子炉格納容器、6・・・再循環
系ポンプ、7・・・入口配管、8・・・出口配管、9・
・・テスト配管、10・・・サプレッションプール、1
1・・・絞り弁、12・・・減圧オリフィス、13・・
・原子炉冷却材浄化系ポンプ、14・・・再生熱交換器
、15・・・非再生熱交換器、16・・・ろ過説塩装置
、17・・・給水系・原子7炉冷却材浄化系配管合流部
、18・・・給水系ライン、19・・・給水ポンプ、2
0・・・原子炉格納容器ペネトレーション、21・・・
原子炉格納容器外側隔離弁、22・・・原子炉格納容器
外側隔離弁、23・・・原子炉冷却材浄化系再生熱交換
器入口、24・・・遠隔操作弁、25・・・配管、26
・・・原子炉格納容器外側隔離弁、27・・・原子炉冷
却材浄化系再生交換器出口、28・・・弁、29・・・
遠隔操作弁、30・・・配管、31.32・・・弁、3
3・・・配管、34・・・原子炉圧力容器内側隔m弁、
35・・・サプレッションプール隔離弁、36,37.
38・・・配管、39・・・合流部、40・・・逆止弁
、41,4、43・・・弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、原子炉の残留熱除去系を構成している停止時冷却ラ
インの熱交換器下流側から、原子炉冷却材浄化循環ポン
プ入口に至る配管を設けると共に、該配管中に遠隔操作
弁を介装接続したことを特徴とする原子炉残留熱除去系
統設備。 2、前記の残留熱除去系は低圧注水モードラインを有す
るものとすると共に、該注水モードラインの原子炉格納
容器外側隔離弁の上流側と給水ポンプ出口との間に遠隔
操作弁及び逆止弁を直列に介装接続し、かつ、上記逆止
弁の入口とろ過脱塩装置出口との間を接続する配管を設
けて停止時冷却ラインを構成したことを特徴とする、特
許請求の範囲第1項に記載の原子炉残留熱除去系統設備
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61219723A JPS6375695A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 原子炉残留熱除去系統設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61219723A JPS6375695A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 原子炉残留熱除去系統設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6375695A true JPS6375695A (ja) | 1988-04-06 |
Family
ID=16739958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61219723A Pending JPS6375695A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 原子炉残留熱除去系統設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6375695A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015111053A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-18 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 可搬式代替熱交換器設備 |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP61219723A patent/JPS6375695A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015111053A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-18 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | 可搬式代替熱交換器設備 |
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