JPH0535463B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、文字・記号の印字タイプの指定を容
易にする装置を具備した印字装置の編集装置に関
するものである。

従来の技術 従来、表示装置を具備した印字装置において、
アンダーライン付文字やボールド文字を指定する
場合には、希望する文字タイプにしたい文字の前
に、カーソルを進め、その位置において文字タイ
プ指定キーを押すことにより、希望する文字タイ
プになることを示す記号２８が表示装置３に表示
される。そして、希望する文字タイプを終了した
い文字のところへカーソルを進め、その位置で、
もう一度文字タイプ指定キーを押すことにより、
記号２８が、カーソルがある位置に挿入され、第
４図に示すような表示がされた。

発明が解決しようとする問題点 ところが、このような編集作業においては、文
字タイプを指定する際に文字タイプ開始・終了指
定を別々のキーにより行なわなければならない又
は、表示部によつて一度に表示できる範囲を越え
るような長い文章を入力したとき、図５のように
文字タイプ制御記号２９が、表示範囲から見えな
くなるので、現在カーソルがある位置上の文字が
どのような文字タイプであるか使用者が覚えてお
かないと、文字タイプ開始・終了宣言操作ができ
ないという問題点があつた。

問題点を解決するための手段 本発明の印字装置の編集装置は、入力部より入
力された文字タイプ制御記号を、既に入力された
文字・記号データにより自動的に開始制御記号・
終了制御記号に置換し、表示部へ表示させるもの
である。

作 用 本発明の印字装置の編集装置は、文字タイプ開
始・終了制御記号が、同一のキー操作で、自動的
に判断され入力されるために、開始制御記号・終
了制御記号のそれぞれに対応して別個のキーある
いはスイツチを入力部に設ける必要がなく、また
数行にわたりボールドやアンダーライン印字の指
定をしたい場合に、現在カーソルがある位置上の
文字タイプが何であるか使用者が意識していなく
ても、文字タイプの開始・終了指定をすることが
できる。

実施例 以下、本発明の一実施例として、印字装置の編
集装置を図面を参照して説明する。

まず第１図は、本発明の一実施例を備えた印字
装置のブロツク図である。１′は入力部であり、
入力部から入力された文字・記号コードが、記憶
部６′に記憶手段５により記憶され、前記文字・
記号コードが、文字タイプ制御記号であるか文字
タイプ制御記号判別手段７により判別し、その出
力に応じて、入力文字・記号が文字タイプ制御記
号であるならば、記憶部６′より記憶手段５を用
いて、現在カーソルがある位置から逆のぼつて順
番に、文字タイプ制御記号が登録されていない
か、文字タイプ制御記号判別手段７により判別
し、その出力に応じて文字タイプ開始・終了判別
手段８が働き、前記文字タイプ開始・終了判別手
段８の出力と入力部１′から来る入力文字・記号
コードにより文字タイプ開始・終了制御記号変更
手段９が、入力された文字タイプ制御記号を文字
タイプ開始・終了制御記号のいずれかに置き換え
て、記憶手段５により記憶部６′に登録する。

キヤリツジリターン等の印字指令コードが入力
部１′より来たときは、記憶部６′より未印字文字
データの先頭から記憶手段５が読み出し、印字手
段２により印字していくが、この場合も、文字タ
イプ制御記号判別手段７が、読み出した文字コー
ドが、文字タイプ制御記号か否か判断し、もし文
字タイプ開始・終了制御記号であるならば、印字
文字タイプ変更手段１０により、印字文字タイプ
を変更し、印字文字タイプ記憶手段１１を用いて
印字文字タイプ記憶部１２に記憶させる。もし、
読み出した文字コードが文字タイプ制御記号でな
ければ、印字文字タイプ記憶部１２から読み出し
た文字タイプにより、文字タイプ変更手段１０
が、文字コードに、文字タイプ記憶部１２に記憶
されている文字タイプ情報を付加して、印字手段
２に送る。

第２図は、本発明の具体的な構成例を示す回路
ブロツク図である。１は文字・記号入力部である
キーボードスイツチであり、マイクロコンピユー
タ１５により、記憶手段５、文字タイプ制御記号
判別手段７、文字タイプ開始・終了判別手段８、
文字タイプ開始・終了制御記号変更手段９、印字
文字タイプ変更手段１０、印字文字タイプ記憶手
段１２、及び表示手段４の一部が、実現される。
６のRAMは、記憶手段５により記憶される文字
コードを格納すると同時に、印字文字タイプ記憶
手段１１により記憶される文字タイプを格納する
のに用いられる。液晶デイスプレイ１４、及び液
晶デイスプレイコントローラ１３は、記憶手段に
より、RAM６から読み出される文字コードを表
示するのに用いる。

第３図は、マイクロコンピユータ処理の制御手
順である。まずステツプ１６で、文字タイプ制御
記号入力があるか否か判断し、ステツプ17でカー
ソルがある位置より前にある文字コードを読み出
す。その読み出された文字コードが、文字タイプ
開始制御記号か否かステツプ18で判断し、文字タ
イプ開始制御記号ならばステツプ23に進み文字タ
イプ終了制御記号を出力するが、そうでなければ
ステツプ19に進み、読み出された文字コードが文
字タイプ終了制御記号か否か判断し、文字タイプ
終了制御記号であつたならば、ステツプ22に進み
文字タイプ開始制御記号を出力し、そうでなけれ
ばステツプ20に進む。ステツプ20では、カーソル
ポインタを１だけ減じ、ステツプ21で、前記カー
ソルポインタが記憶部に記憶されている文字列先
頭の示すポインタ以下になつた場合はステツプ22
に進み文字タイプ開始制御記号を出力するが、そ
うでなければステツプ17へ戻り、前記の動作をく
り返す。

第６図から第９図までは、本発明の表示時の具
体的な動作例を示す。まず第６図に示すように文
字・記号が表示されているとき、文字タイプ開始
制御記号を２４として、カーソル２５が図のよう
な位置にあるとき、入力部から文字タイプ制御記
号を入力すると、第７図に示すように、カーソル
２５があつた位置に自動的に文字タイプ終了制御
記号が入いり、カーソル２５は一つ右へ移動す
る。

第８図に示すように表示器３に文字・記号が表
示されているとき、文字タイプ終了制御記号２６
と、カーソル２５が図のような位置関係にあると
き、入力部から文字タイプ制御記号が入力される
と、第９図に示すように、文字タイプ開始制御記
号２７が入力され表示される。

発明の効果 以上のように本発明の印字装置の編集装置は、
ボールドやアンダーライン文字のような文字タイ
プを選択し指定するときに、同一のキーあるいは
スイツチ操作によつても、文字タイプ開始制御記
号あるいは、文字タイプ終了制御記号を自動的に
入力する事ができるものであり、したがつて文字
タイプを指定するのに異なる入力操作を施こす必
要がなく、又特にアンダーライン付文字やボール
ド文字を指定する場合に、それが数行にわたる場
合でも、文字・記号データの表示部が一度にそれ
を表示する事のできる能力を備えていない表示器
であつても、使用者が現在のカーソルがある位置
での文字タイプを意識していなくても、自動的に
文字タイプ開始・終了制御を可能にする。又、文
字タイプ制御記号を入力したときに、自動的にそ
れが開始か終了制御記号か判断されて入力され表
示されるため、よつて現在カーソルがある位置で
の文字タイプが一目瞭然となるという効果もあ
り、実用上きわめて有利なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を備えた印字装置の
要部のブロツク図、第２図は本発明の具体的実施
例を示す回路ブロツク図、第３図はマイクロコン
ピユータによる処理の制御手順を示すフローチヤ
ート図、第４図及第５図は従来の技術を説明する
ための表示状態図、第６図〜第９図は本発明の一
実施例を説明するための表示状態図である。 ７……文字タイプ制御記号判別手段、８……文
字タイプ開始・終了判別手段、９……文字タイプ
開始・終了制御記号変更手段、１０……印字文字
タイプ変更手段、４……表示手段、３……表示
器、２４……文字タイプ開始制御記号、２６……
文字タイプ終了制御記号、２８……文字タイプ制
御記号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 文章・図表を作成する場合に入力したい文
   字・記号及び文字タイプを指定する制御記号を入
   力するための入力部と、前記文字・記号を印字す
   るための印字手段と、前記文字・記号を記憶する
   記憶部と、前記記憶部に文字・記号を記憶し、又
   取り出す記憶手段と、前記記憶手段により取り出
   されるデータが文字タイプ制御記号であるかどう
   か判別する文字タイプ制御記号判別手段と、前記
   文字タイプ制御記号判別手段による判断に応じ
   て、入力部より入力される文字タイプ制御記号を
   その文字タイプの開始を宣言するか、又終了を宣
   言するか判別する文字タイプ開始・終了判別手段
   と、前記文字タイプ開始・終了判別手段により、
   入力部より入力された文字タイプ制御記号を文字
   タイプ開始制御記号又は、文字タイプ終了制御記
   号に変更する文字タイプ開始・終了制御記号変更
   手段と、印字時に前記文字タイプ制御記号判別手
   段の出力に応じて、その文字タイプ制御記号より
   後にある文字の文字タイプを変更する印字文字タ
   イプ変更手段と、入力部より入力した文字・記号
   を表示させる表示部と、表示部に文字・記号を表
   示させるための表示手段とを具備した印字装置の
   編集装置。