JPH0535308Y2 - - Google Patents

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JPH0535308Y2
JPH0535308Y2 JP1987112702U JP11270287U JPH0535308Y2 JP H0535308 Y2 JPH0535308 Y2 JP H0535308Y2 JP 1987112702 U JP1987112702 U JP 1987112702U JP 11270287 U JP11270287 U JP 11270287U JP H0535308 Y2 JPH0535308 Y2 JP H0535308Y2
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shaft
gear
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torque
axial direction
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトルク伝達機構におけるトルク検出器
に関する。より詳細には、電気式動取装置等にお
いて、入力トルクを検知し動力に関する情報を与
えるためのトルク検出器に関する。
(従来の技術) 入力トルクの大きさを測定する方法として、入
出力軸間のねじれ歪みをストレインゲージで測定
する方法や、実開昭60−150435号公報に開示さえ
ているごとく入出力軸間のねじれ変位を遊星ギヤ
を利用して直線変位に変換して測定する方法が知
られている。
ストレインゲージを利用する場合には、入出力
軸間にトーシヨンバーを配設し、トーシヨンバー
のねじれ歪をストレインゲージにより電気信号に
変換し、スリツプリング等を介して外部制御装置
等へ取り外す必要がある。
又、遊星ギヤを利用する場合には、太陽歯車、
二組の遊星ギヤ群、リング歯車等多数の歯車を介
してトーシヨンバーのねじれ変位を直線変位に変
換した後、ポテンシオメータ等で変位を検知して
いる。
この他にも、一対のはすば歯車の回転に伴ない
軸方向に移動する一方のはすば歯車によつてばね
を圧縮し、その圧縮量を測定することにより軸推
力を求めるものもある(例えば、実開昭61−
50029号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のストレインゲージによるトルク検出器で
は、回転している軸から電気信号を取り出すた
め、スリツプリングを必要としているので、信頼
性、耐久性の点で問題があつた。
一方、遊星ギヤによるトルク検出器では、前述
のごとく多数の部品を必要とし、検出器の寸法が
大きくなつてしまうことに加え、各部品の加工に
も高い精度が要求される等の問題点が考えられ
る。
しかし、上記一対のはすば歯車及びばねを使用
した従来例では、回転しながら軸方向に移動する
一方のはすば歯車の移動量を測定するので、トル
ク検出の精度が十分とは言い難かつた。
本考案は、信頼性が高く、製造、加工が容易
で、しかも検出精度の高いトルク検出を可能とし
た小型のトルク検出器を提供することを目的とし
ている。
(問題点を解決するための手段) 本考案のトルク検出器は、回転力を入力される
入力軸11と、回転力を出力する出力軸12と、
一対のはすば歯車25,60であつて、その一方
60は前記入力軸又は出力軸に軸方向に変位可能
に取り付けられ、他方25は前記出力軸又は入力
軸に固定され、前記入力軸と出力軸との間で回転
力を伝達する一対のはすば歯車と、前記両はすば
歯車による回転力伝達時、前記入力軸又は出力軸
の軸上で軸方向に変位する前記一方のはすば歯車
60に連結され、この一方のはすば歯車と共に回
転しながら軸方向に変位する軸68と、軸受を介
して前記軸に取り付けられ、前記軸の軸方向変位
時に、該軸と共に軸方向に変位するスリーブ70
と、該スリーブの変位に抗する力を付与するばね
77と、前記軸の変位量を検知する検知手段16
と、から成る。
(作用) 入力軸にトルクが加えられると、はすば歯車機
構は軸方向のスラスト力を発生する。このスラス
ト力に抗して弾性手段の力が作用し、両方のつり
合い状態での変位手段の変位を検知手段にて測定
してトルクを検出する。
(実施例) 以下に図面を参照して、本考案の好適実施例に
つき説明する。
第1図は、本考案のトルク検出器を適用した電
気式動力舵取装置の概略図である。ステアリング
ホイール2に加えられた操舵トルクはスプロケツ
ト4及び6を介して軸8に伝えられ、更に軸10
を介して入力軸11へと伝えられる。入力軸11
に伝えられた入力はトルク検出器16により検出
され、検出されたトルクに関する情報はコントロ
ーラ18へと出力される。コントローラ18はト
ルク検出器16からトルク情報に基づき、モータ
14を制御する。即ち、コントローラ18はトル
ク検出器からの信号に応じた操舵力を与えるため
信号に応じて電源20からの電力によりモータ1
4を駆動する。
モータ14に与えられた補助力はハウジング1
2内に設けられた歯車機構を介して出力軸22に
出力される。出力軸22に伝えられた操舵力はギ
ヤ群24を介してアイドラシヤフト26に伝えら
れ、更にアイドルギヤ28からギヤ30へと伝え
られる。ギヤ32に伝えられた操舵力は更にギヤ
群を介して操向輪32へと伝えられ、操向輪を操
舵する。
31は操向輪32の走行用モータで、減速機構
を介して駆動力を操向輪32を伝えている。
本考案のトルク検出器はハウジング12内に全
て組み込まれている。
次に、本考案のトルク検出器の第1実施例につ
き第2図を参照して説明する。
入力軸11は、ハウジング12内へと延び入
り、出力軸22は、入力軸11と平行に配置さ
れ、ハウジング12の対向側より突出している。
モータ14は入力軸11及び出力軸22に平行な
軸42を有して、ハウジング12に固定されてい
る。
入力軸11は、玉軸受27によりハウジングに
回転自在に支承されている。玉軸受27の外側に
は油漏れを防止するシール29が設けられてい
る。玉軸受27の内側にはメタル軸受23が設け
られ、玉軸受27と共に入力軸11にハウジング
12上に回転自在に支持している。入力軸11の
先端にははすば歯車25が固定されている。
一方、出力軸22は、玉軸受51によりハウジ
ング12に回転自在に支持されている。玉軸受5
1の外側はシール52により油漏れ防止してい
る。出力軸22の突出端には歯車が固定され、前
述した如く操向輪へとトルクを伝達している。出
力軸22のハウジング12内の端部にははすば歯
車60が軸方向に変位自在にスプリング90結合
され、先端において軸受67により回転自在に支
承されている。はすば歯車60は出力軸22上で
軸方向に変位するが、その移動距離は両側に配置
されたスナツプリング64とスラスト軸受66に
よつて制限されている。はすば歯車60は出力軸
22の貫通穴92を通るピン62により軸68と
連結されている。軸68は、出力軸22内を軸方
向に延びる穴94を通つて更に外側へと延び出し
ている。軸68の突出端には玉軸受71を介して
スリーブ70が配置されている。
スリーブ70は一端部にフランジ96を有し、
ストツパ73がフランジ96と接触して配置され
ている。スリーブ70の他端にはスナツプリング
72aによりストツパ72が固定されており、ス
トツパ72及び73の間にはコイルスプリング7
7が配置されている。軸68の中間部分にはシー
ル69が配置され内部の油漏れを防止している。
ストツパ73の軸方向外側にはスリーブ74が設
けられ、ストツパ73が外側に変位するのを防止
している。
スリーブ70を収容するハウジング12の部分
の解放端にはポテンシヨメータ16が固定されて
いる。ポテンシヨメータ16はハウジング12内
へ突出する軸6があり、スリーブ70のフランジ
96の端面に弾性的に乗じ接触していてスリーブ
70と共に軸方向に変位する。軸76の変位はポ
テンシヨメータ16へ伝えられ、ポテンシヨメー
タ16により変位量が検出される。ポテンシヨメ
ータ16により検出された変位量は電気信号とし
てワイヤ75を介して第1図に示すコントローラ
18へと出力される。コントローラ18により制
御されるモータ14は入力トルクに応じた出力ト
ルクを軸42に出力する。軸42に設ける歯車部
42aには出力軸22上に回転自在に設けられた
ギア44の大歯車部44aが噛み合つている。歯
車部42aによりギア44へと伝えられた回転ト
ルクはギア44の小歯車部44bと噛み合つてい
るギア46へと伝えられる。ギア46は軸45に
よつてハウジング12上に玉軸受47を介して回
転自在に支承されている。ギア46の大歯車部4
6aに伝えられた回転トルクは更に小歯車部46
bによりギア48へと伝えられる。ギア48は出
力軸22に固定されているので、出力軸22はギ
ア48と共に回転する。このようにギア44,4
6,48はモータ14からの出力を減速して出力
軸22へと出力している。
以上の構成に成る本考案のトルク検出器の作動
につき説明する。
運転者がステアリングホイール2をある方向に
回転するとその回転入力は入力軸11へと伝えら
れる。はすば歯車25は入力軸11と共に回転
し、互いに噛み合つているはすば歯車60を回転
させる。この時はすば歯車60は入力トルクに応
じて軸方向に変位する。はすば歯車60の軸方向
変位はピン62、軸68を介してスリーブ70へ
と伝えられる。スリーブ70が軸方向に変位しよ
うとするとコイルスプリング77が変位に抗力を
付与し、変位とばね力とが釣り合つた状態におい
てスリーブは停止する。この釣り合つた状態は、
ポテンシヨメータ16により検知される。
前述した如くはすば歯車60の移動量は制限さ
れているので、所定量以上の入力トルクが入力軸
に加えられると、はすば歯車60がスナツプリン
グ64またはスラスト軸受66とぶつかりそれ以
上移動しなくなり、出力はそれ以上変化しなくな
る。
次に、本考案の第2実施例を第3図を参照して
説明する。第1実施例と同様の部材は同一の参照
符号で示し説明を省略する。
第1実施例と第2実施例との相違点は、入力軸
方向と出力軸方向の間に中間軸82が設けられア
イドルギヤ80を介して入力軸11より出力軸2
2へと回転トルクが伝達される点である。入力軸
11はハウジング12に回転自在に支承され、ハ
ウジング内にはすば歯車25を有している。出力
軸22は軸上を軸方向に変位するはすば歯車60
を有しており、はすば歯車25と60の間には、
アイドルギヤ80が中間軸82上に設けられてい
る。中間軸82はハウジング上に玉軸受83とメ
タル軸受85を介して回転自在に支承されてい
る。従つて、アイドルギヤ80ははすば歯車25
の回転をはすば歯車60に伝達し、はすば歯車6
0を軸方向に変位せしめる。アイドルギヤ80
は、はすば歯車25の回転方向と反対方向に回転
するので、出力軸22は、入力軸11と同一方向
に回転する。
他の構成については第1実施例と同様であるた
め説明を省略する。
(考案の効果) 一対のはすば歯車の一方を入力軸又は出力軸上
で軸方向に可能に配置してこれに軸を連結し、こ
の軸に軸受を介してスリーブを取り付け、このス
リーブのばねに抗する軸方向の変位量を測定する
ことにより、必要なトルクを検出するようにし
た。したがつて、一方のはすば歯車に連結された
軸は回転しつつ軸方向に変位するにもかかわら
ず、スリーブが軸の回転に連れ回ることはなく、
正確なトルク検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトルク検出器を適用した電気
式動力舵取装置の概略図、第2図は本考案のトル
ク検出器の第1実施例の断面図、第3図は第2実
施例の断面図である。 主要部分の符号の説明、11……入力軸、14
……モータ、16……トルク検知器(ポテンシヨ
メータ)、22……出力軸、25,60……はす
ば歯車、68……軸、70……スリーブ、77…
…スプリング、80……アイドラギヤ、40,4
0′……ギヤ群。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転力を入力される入力軸11と、 回転力を出力する出力軸12と、 一対のはすば歯車25,60であつて、その一
    方60は前記入力軸又は出力軸に軸方向に変位可
    能に取り付けられ、他方25は前記出力軸又は入
    力軸に固定され、前記入力軸と出力軸との間で回
    転力を伝達する一対のはすば歯車と、 前記両はすば歯車による回転力伝達時、前記入
    力軸又は出力軸の軸上で軸方向に変位する前記一
    方のはすば歯車60に連結され、該一方のはすば
    歯車と共に回転しながら軸方向に変位する軸68
    と、 軸受を介して前記軸に取り付けられ、前記軸の
    軸方向変位時に、該軸と共に軸方向に変位するス
    リーブ70と、 該スリーブの変位に抗する力を付与するばね7
    7と、 前記軸の変位量を検知する検知手段16と、 から成ることを特徴とするトルク検出器。
JP1987112702U 1987-07-24 1987-07-24 Expired - Lifetime JPH0535308Y2 (ja)

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JP1987112702U JPH0535308Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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JP1987112702U JPH0535308Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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JPS6419143U JPS6419143U (ja) 1989-01-31
JPH0535308Y2 true JPH0535308Y2 (ja) 1993-09-08

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JP2024013105A (ja) * 2022-07-19 2024-01-31 グローブライド株式会社 糸巻き装置、魚釣用リール及びウィンチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6150029A (ja) * 1984-08-20 1986-03-12 Naoyuki Fujita 伝達動力計

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