JPH0535280Y2 - - Google Patents

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JPH0535280Y2
JPH0535280Y2 JP215888U JP215888U JPH0535280Y2 JP H0535280 Y2 JPH0535280 Y2 JP H0535280Y2 JP 215888 U JP215888 U JP 215888U JP 215888 U JP215888 U JP 215888U JP H0535280 Y2 JPH0535280 Y2 JP H0535280Y2
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lng
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vaporizer
temperature
white smoke
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、LNG(液化天然ガス)を気化して
供給するためのLNG気化器から発生する白煙を
防止するようにした白煙防止装置に関し、サテラ
イト基地で発生する排気ガスを利用するようにし
たものである。
[従来の技術] サテライトLNG基地等では、低温液体の状態
で貯蔵されているLNGをLNG気化器に送つて気
化した後、燃料などとして利用されることが多
い。このようなLNG基地で使用されるLNG気化
器は、例えば第2図に示すように、通常大気を加
熱媒体として使用するようにしており、LNG気
化器1の低温液体であるLNG側が密閉された流
路2とされ、加熱媒体である大気側の流路3は開
放状態となつている。そして、寒冷地などでは、
熱量不足に対応できるように温水ボイラ等の補助
設備4を設置して温水を加熱媒体とし、これを
LNG気化器1の密閉された補助流路5に供給す
るようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、このようなLNG気化器1では、加
熱媒体として供給される空気がLNG気化器1で
冷却されることとなるため、空気中の水分が凝縮
し白煙となつてLNG気化器1から排出されると
いう問題があり、周囲環境に悪影響を与えてい
る。
また、LNG基地では、自家発電装置などを設
置して電力を供給するようにすることも多く、ガ
スエンジンやガスタービンなどの排気ガスが有効
に利用されていないという問題もある。
この考案は、かかる従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、熱機関の排気ガスを利用するこ
とでエネルギの有効利用と白煙の発生の防止を行
うことができるLNG気化器の白煙防止装置を提
供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記従来技術が有する問題点を解決するため、
この考案は、LNGが供給されて気化されるLNG
気化器の加熱媒体側流路を密閉構造に形成し、こ
のLNG気化器に熱機関の排気ガスを加熱媒体と
して供給する供給配管を設ける一方、LNGを気
化させた後の低温排気ガスをLNG気化器に供給
する前の高温排気ガスと熱交換し大気温度付近に
加熱して相対湿度を下げる白煙防止用熱交換器を
設けたことを特徴とするものである。
[作用] LNG気化器の熱源として熱機関の排気ガスを
利用することで熱エネルギの有効利用をはかると
同時に、白煙の発生原因を検討すると、大気に放
出する排気の相対湿度と温度が問題となることか
ら、低温のLNGで冷却された排気ガスを高温の
排気ガス自体で再加熱して大気温度付近にすると
ともに相対湿度を下げた状態にして排出するよう
にし、白煙対策を行うようにしている。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。
第1図はこの考案のLNG気化器の白煙防止装
置の一実施例にかかる概略構成図である。
このLNG気化器の白煙防止装置10が設けら
れるLNGサテライト基地では、低温のLNGを貯
蔵するためLNG貯槽11が設置してある。
このLNG貯槽11の低温液体であるLNGを気
化して需要者に供給するためLNG気化器12が
設けてある。
このLNG気化器12には、密閉状態のLNG側
流路13および加熱媒体側の密閉された流路14
がそれぞれ設けられ、両流路13,14管で熱交
換が行われるようになつている。
そして、LNG側流路13に低温液であるLNG
が供給されるとともに、加熱媒体側の流路14に
は、自家発電用の発電機15を駆動するガスエン
ジン16の排気ガスが供給されるように排気ガス
供給配管17が設けてある。
この排気ガス供給配管17の途中には、白煙防
止用熱交換器18が介装してあり、排気ガスをこ
の白煙防止用熱交換器18に送つた後、LNG気
化器12に送るようになつている。
そして、LNG気化器12から排出される排気
ガスは、TIC19(温度調節計)により大気温度
よりも数度低くなるように排気弁20により温度
調節されて、白煙止用熱交換器18の一方の流路
に送られ、高温の排気ガスと熱交換されて、大気
側に排出される排気ガスの温度を大気温度付近に
調節して大気中に排出されるようになつている。
このように構成されたLNG気化器12の白煙
防止装置10では、低温液体であるLNGがLNG
気化器12に送られてガスエンジン16からの排
気ガスによつて加熱されて気化される。
そして、気化されたLNGは、需要者に送られ
るとともに、一部分がガスエンジン16に燃料と
して供給される。
LNG気化器12でLNGを気化することで冷却
された排気ガスは、冷却されるため含まれている
水分が凝縮され、凝縮水がLNG気化器2の外部
に排出される。
このため、LNG気化器12から排出される排
気ガスは低温で、しかも相対湿度が100%の状態
となつている。
このようなLNGを気化した後の排気ガスは白
煙防止用熱交換器18に送られ、加熱されて大気
温度付近の温度とされる。
こうして加熱することによつて排気ガスは相対
湿度が下がつた状態になり、しかもその温度が大
気とほぼ等しい温度になつているため、大気中に
排出しても白煙となることがなく、無色透明のま
ま排出される。
また、排気ガスを用いてLNGを気化するので、
寒冷地でも簡単にLNGを気化することができる
とともに、エネルギの有効利用にもなる。
さらに、LNG気化器12に供給される排気ガ
スの温度が高いのでLNG気化器12を小さくす
ることができる。
なお、上記実施例では、LNG気化器の熱源と
してガスエンジンの排気ガスを用いるようにした
が、これに限らず、他の排気ガス等でも良い。
また、LNGサテライト基地に限らず、他の
LNG基地に広く適応できるものである。
さらに、大気に排出する排気ガスの状態は、そ
のときの大気条件などで定めれば良く、湿球温度
や相対湿度で管理するようにすればよい。
[考案の効果] 以上、一実施例とともに具体的に説明したよう
にこの考案のLNG気化器の白煙防止装置によれ
ば、加熱媒体として排気ガスを利用し、LNG気
化器で使用した後の排気ガスを白煙防止用熱交換
器に送つて加熱するようにしたので、LNG気化
器で冷却され、除湿された排気ガスの相対湿度を
低下することができ、しかも大気とほぼ同じ温度
で排出するので、白煙を発生することがない。
また、高温の排気ガスを利用するので、LNG
気化器を小形化することができるとともに、エネ
ルギの有効利用がはかれる。
さらに、寒冷地であつてもLNGの気化ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のLNG気化器の白煙防止装
置の一実施例にかかる概略構成図、第2図は従来
のLNG気化器の概略構成図である。 10……LNG気化器の白煙防止装置、11…
…LNG貯槽、12……LNG気化器、13……
LNG側の流路、14……加熱媒体側の流路、1
5……発電機、16……ガスエンジン、17……
排気ガスの供給配管、18……白煙防止用熱交換
器、19……温度調節計(TIC)、20……排気
弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. LNGが供給されて気化されるLNG気化器の加
    熱媒体側流路を密閉構造に形成し、このLNG気
    化器に熱機関の排気ガスを加熱媒体として供給す
    る供給配管を設ける一方、LNGを気化させた後
    の低温排気ガスをLNG気化器に供給する前の高
    温排気ガスと熱交換し大気温度付近に加熱して相
    対湿度を下げる白煙防止用熱交換器を設けたこと
    を特徴とするLNG気化器の白煙防止装置。
JP215888U 1988-01-12 1988-01-12 Expired - Lifetime JPH0535280Y2 (ja)

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JP215888U JPH0535280Y2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12

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