JPH0535110Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、アイスクリーム容器に係る。

「従来の技術」 アイスクリーム容器として、容器内部にアイス
クリームを収納させ、かつ該アイスクリーム上部
表面にチヨコレート、ナツツ等のトツピングを振
りかけて容器上端面をシール部材で閉塞したもの
が知られている。

「考案が解決しようとする問題点」 上記従来の容器は、アイスクリーム表面にトツ
ピングを振りかけた後に、シール部材で閉塞して
販売しているため、トツピングがアイスクリーム
から吸湿して、風味を損うものであつた。

本案は、アイスクリーム収納筒部下面に嵌合す
る小容器を設け、該小容器内にトツピングを収納
させ、湿気を防いで風味を損わずに保存すること
が出来るようにしたものである。

「問題点を解決するための手段」 上端面開口の逆円錐形筒部２下端の閉塞部分３
下面から、嵌合棒部４を垂設すると共に、上記筒
部２内にアイスクリーム５を収納させて上端面開
口部６をシール部材７で閉塞するアイスクリーム
主容器１と、上記嵌合棒部４に着脱自在に嵌合さ
せた振出筒兼用筒部９を胴部１０上端から起立す
るチヨコレート等のトツピング１１……収納用小
容器８で形成させた。

「作用」 消費者は、アイスクリーム主容器１のシール部
材７を剥離し、トツピング収納用小容器８を嵌合
棒部４から取りはずして、第２図が示すように、
アイスクリーム５上部表面に振出筒兼用筒部９よ
りトツピング１１……を振りかけて食することが
出来る。

「実施例」 アイスクリーム主容器１は、逆円錐形筒部２と
シール用部材６とから成るもので、上記逆円錐形
筒部２は、上端面開口で、下端面の閉塞部分３下
面から嵌合棒部４を垂設し、該棒部外面には係合
用の係合突部４ａを周設させており、合成樹脂材
で一体に成形される。

上記逆円錐形筒部２内には、アイスクリーム５
を収納させてあり、図示例では、上端面開口部６
よりアイスクリームが盛り上げられているため、
半球面状のシール部材７で着脱可能に閉塞させて
ある。

小容器８は、上記嵌合棒部４に着脱自在に嵌合
させた振出筒兼用筒部９を胴部１０上端から起立
する合成樹脂製品であり、該振出筒兼用筒部９内
面には、既述係合突起４ａと係合する係合突部９
ａが周設させてある。

上記小容器８内には、砕かれたチヨコレート、
ナツツ等のトツピング１１……を収納させてあ
る。

又上記嵌合棒部４と振出筒兼用筒部９との嵌合
手段は、着脱自在であつて上記小容器８の密封状
態を保つものであればよく、例えば嵌合棒部４を
小容器の振出筒兼用筒部９内に螺合させても良
い。

上記トツピングは、チヨコレート、ナツツ等の
「固形状」の他、「クリーム状」としても良く、消
費者の好みに応じてアイスクリームとトツピング
との組合せを種々変えることも考えられる。

「考案の効果」 本案は、アイスクリーム主容器１の下端閉塞部
分３下面に、嵌合棒部４を垂設し、該嵌合棒部に
小容器８の振出筒兼用筒部９を嵌合させたから、
該小容器内にトツピング１１……を収納させて湿
気を防いで保存することが出来、風味を損わない
トツピング１１……付きのアイスクリームを、い
つでも食することが出来る。

又トツピング収納部を別容器としたから、消費
者は、アイスクリームを途中まで食してからで
も、トツピングを振りかけることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案容器の一部を切欠いて示す正面
図、第２図はトツピング振りかけ状態での本案容
器の斜視図である。 １……アイスクリーム主容器、２……逆円錐形
筒部、８……小容器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上端面開口の逆円錐形筒部２下端の閉塞部分３
   下面から、嵌合棒部４を垂設すると共に、上記筒
   部２内にアイスクリーム５を収納させて上端面開
   口部６をシール部材７で閉塞するアイスクリーム
   主容器１と、上記嵌合棒部４に着脱自在に嵌合さ
   せた振出筒兼用筒部９を胴部１０上端から起立す
   る、チヨコレート等のトツピング１１……収納用
   小容器８とで形成させたことを特徴とするアイス
   クリーム容器。