JPH0535100B2 - - Google Patents
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- JPH0535100B2 JPH0535100B2 JP61096646A JP9664686A JPH0535100B2 JP H0535100 B2 JPH0535100 B2 JP H0535100B2 JP 61096646 A JP61096646 A JP 61096646A JP 9664686 A JP9664686 A JP 9664686A JP H0535100 B2 JPH0535100 B2 JP H0535100B2
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- meth
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Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、水を加えることによつて自由に流
動し、容易に水平面を形成するセルフレベリング
性を有し、更に適当な可使時間の後に硬化するセ
ルフレベリング性モルタルに関する。 [従来の技術] 構造物の床の表面を水平につくるために、従来
から水硬性石こうを基材とした床材が用いられて
いる。しかし、この床材は耐水性が乏しく、表面
硬度が低いというような欠点があるので、その代
りのものとして、セメント系材料を基材とした床
材料が開発された。 (特開昭57−92558号、同59−203745号公報参
照)。 [発明が解決しようとする問題点] ところで、セメント系材料を基材とした上記床
材料によつて、石こう系床材の欠点は解消した
が、水分または湿気のある状態におかれると、未
反応石こうの残存量が多いためにエトリンガイド
を生成して異常膨脹を起す危険性があることがわ
かつた。 [問題点を解決するための手段] この発明は、この問題点について研究を重ねた
結果、異常膨脹を起さず、かつ、セルフレベリン
グ性モルタルとして必要とされる性能を十分満足
しうる最適の組成範囲を見出した。 すなわち、高炉水砕スラグ粉10〜70重量%、セ
メント10〜80重量%、ならびに無水石こう、半水
石こうおよび二水石こうからなる群から選ばれた
少なくとも一種の石こう1〜10重量%を基材と
し、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アク
リル酸エステル系モノマーから誘導された構成単
位と(メタ)アクリル酸系モノマーから誘導され
た構成単位を含有する(メタ)アクリル酸系コポ
リマーである減水剤0.1〜1重量%、更に、膨脹
剤を除く、保水剤、凝結促進剤、消泡剤のような
通常の添加剤の1種又は2種以上および骨材を含
有し、更に、水を基材に対して30〜60重量%含有
するセルフレベリング性モルタルである。高炉水
砕スラグ粉は潜在水硬性があり、アルカリ塩類、
酸化カルシウム等が存在すると、その水硬性がさ
らに刺激されることが知られているが、かかる高
炉水砕スラグ粉と石こう、セメントの混合物が他
の通常添加剤とともにスラリー状とすることによ
つて自由に流動し、流し込み、もしくは、ポンプ
打ちによつて容易に、かつ迅速に精度よく水平面
を形成することが可能であることが判つた。 高炉水砕スラグ粉の含有率は10〜70重量%、よ
り好ましくは10〜40重量%である。この高炉水砕
スラグ粉が70重量%を越えると凝結が遅くなり、
かつ、硬化体表面が粉つぽくなつて、次の作業工
程に支障をきたし、また10重量%より少ないと可
使時間が減少し、かつ、ひび割れの制御も困難に
なり好ましくない。 石こうは無水、半水および二水型からなる群ば
れた少なくとも一種の石こうであつて、その含有
率は1〜10重量%、より好ましくは2〜5重量%
である。石こうが1重量%より少ないと石こう添
加の効果が認められず、また、10重量%を越える
と膨脹によるひび割れ、膨れの危険性が増大して
好ましくない。 セメントはポルトランドセメント、ジエツトセ
メント、混合セメントなどが使用でき、その含有
率は10〜80重量%、より好ましくは30〜60重量%
である。セメント10重量%より少ないと凝結が遅
く、また、80重量%を越えると可使時間が短くな
り、かつ、流動性が悪くなり好ましくない。 減水剤は、 一般式; [ただし、R1は水素又はメチル基を表わし、R2
は炭素数2〜4個のアルキレン基を表わし、R3
は水素又は炭素数1〜5個のアルキル基を表わ
し、Pは1〜100の整数を表わす。] で示されるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマーから誘導され
た構成単位(イ)、 一般式; [ただし、R4は水素又はメチル基を表わし、X
は水素、一価金属、二価金属、アンモニウム基も
しくは有機アミン基を表わす。] で示される(メタ)アクリル酸系モノマーから誘
導された構成単位(ロ)を有する(メタ)アクリル酸
系コポリマーがある。なお、これらのモノマーと
共重合可能なモノマーから誘導された構成単位(ハ)
を少量含有することができる。各構成単位の割合
は、(イ)が10〜95重量%、(ロ)が95〜5重量%および
(ハ)が0〜50重量%、より好ましくは(イ)が50〜80重
量%、(ロ)が20〜50重量%の比率で含有する(メ
タ)アクリル酸系コポリマーである。 この減水剤の含有量は0.1〜0.5重量%、より好
ましくは0.1〜0.3重量%であり、この範囲におい
ては、特に高温時におけるスラリーの流動性およ
びモルタルの耐ひび割れ性が高く、また圧縮強度
も高い。この減水剤が0.1重量%より少ないと流
動性が急激に悪くなり、また、0.5重量%を越え
ると圧縮強度が急激に減少して好ましくない。 この発明では高炉水砕スラグ粉、石こうおよび
セメントの基材ならびに減水剤のほかに膨脹剤以
外の通常の添加物の1種又は2種以上が添加され
る。 まず、保水剤としてはセルローズ系、ビニール
系、アクリル系等の保水剤が用いられ、その含有
率は上記主成分に対して0.02〜5重量%、より好
ましくは0.05〜2重量%である。保水剤が0.02重
量%より少ないと保水効果が得られず、また、5
重量%より多いと作業性が悪くなつて好ましくな
い。 消泡剤としてはプルロニツク系化合物、ポリオ
キシエチレンアルキルフエノールエーテル等が用
いられ、その含有率は上記主成分に対して0.01〜
5重量%、より好ましくは0.1〜2重量%である。
消泡剤は0.01重量%より少ないと消泡効果が得ら
れず、また、5重量%より多く用いても効果は変
らず経済的に好ましくない。 その他、通常の添加物としては、減水剤、凝結
促進剤、硬化調整剤、粘度調整剤、凍結防止剤な
どがある。これらの添加物は必要により1種又は
2種以上添加する。 上記石こうの作用について説明したのと同じ理
由で膨脹剤の存在によつてひび割れが一層増大す
るのでセメントに対する通常の添加剤のうち膨脹
剤は用いない。 骨材としては川砂、海砂、珪砂、石灰砂、フラ
イアツシユ、シリカ質材等が用いられ、その含有
率は上記主成分に対して0〜300重量%である。
骨材は300重量%より多いと、硬化体強度が小さ
く、かつ流動性が悪くなり好ましくない。 モルタル練り混ぜ用の水としては、上水が用い
られ含有率は上記基材に対して30〜60重量%、よ
り好ましくは35〜45重量%である。水は30重量よ
り少ないと流動性が低下し、また60重量%を越え
ると耐ひび割れ性が急速に低下するとともに硬化
時間が遅延して好ましくない。 [実施例] 以下、実施例並びに比較例の配合と性能をまと
めて表に示す。表中添加剤の量はセメント、高炉
水砕スラグ粉、石こう、骨材よりなる主材に対す
る外割として示してある。
動し、容易に水平面を形成するセルフレベリング
性を有し、更に適当な可使時間の後に硬化するセ
ルフレベリング性モルタルに関する。 [従来の技術] 構造物の床の表面を水平につくるために、従来
から水硬性石こうを基材とした床材が用いられて
いる。しかし、この床材は耐水性が乏しく、表面
硬度が低いというような欠点があるので、その代
りのものとして、セメント系材料を基材とした床
材料が開発された。 (特開昭57−92558号、同59−203745号公報参
照)。 [発明が解決しようとする問題点] ところで、セメント系材料を基材とした上記床
材料によつて、石こう系床材の欠点は解消した
が、水分または湿気のある状態におかれると、未
反応石こうの残存量が多いためにエトリンガイド
を生成して異常膨脹を起す危険性があることがわ
かつた。 [問題点を解決するための手段] この発明は、この問題点について研究を重ねた
結果、異常膨脹を起さず、かつ、セルフレベリン
グ性モルタルとして必要とされる性能を十分満足
しうる最適の組成範囲を見出した。 すなわち、高炉水砕スラグ粉10〜70重量%、セ
メント10〜80重量%、ならびに無水石こう、半水
石こうおよび二水石こうからなる群から選ばれた
少なくとも一種の石こう1〜10重量%を基材と
し、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アク
リル酸エステル系モノマーから誘導された構成単
位と(メタ)アクリル酸系モノマーから誘導され
た構成単位を含有する(メタ)アクリル酸系コポ
リマーである減水剤0.1〜1重量%、更に、膨脹
剤を除く、保水剤、凝結促進剤、消泡剤のような
通常の添加剤の1種又は2種以上および骨材を含
有し、更に、水を基材に対して30〜60重量%含有
するセルフレベリング性モルタルである。高炉水
砕スラグ粉は潜在水硬性があり、アルカリ塩類、
酸化カルシウム等が存在すると、その水硬性がさ
らに刺激されることが知られているが、かかる高
炉水砕スラグ粉と石こう、セメントの混合物が他
の通常添加剤とともにスラリー状とすることによ
つて自由に流動し、流し込み、もしくは、ポンプ
打ちによつて容易に、かつ迅速に精度よく水平面
を形成することが可能であることが判つた。 高炉水砕スラグ粉の含有率は10〜70重量%、よ
り好ましくは10〜40重量%である。この高炉水砕
スラグ粉が70重量%を越えると凝結が遅くなり、
かつ、硬化体表面が粉つぽくなつて、次の作業工
程に支障をきたし、また10重量%より少ないと可
使時間が減少し、かつ、ひび割れの制御も困難に
なり好ましくない。 石こうは無水、半水および二水型からなる群ば
れた少なくとも一種の石こうであつて、その含有
率は1〜10重量%、より好ましくは2〜5重量%
である。石こうが1重量%より少ないと石こう添
加の効果が認められず、また、10重量%を越える
と膨脹によるひび割れ、膨れの危険性が増大して
好ましくない。 セメントはポルトランドセメント、ジエツトセ
メント、混合セメントなどが使用でき、その含有
率は10〜80重量%、より好ましくは30〜60重量%
である。セメント10重量%より少ないと凝結が遅
く、また、80重量%を越えると可使時間が短くな
り、かつ、流動性が悪くなり好ましくない。 減水剤は、 一般式; [ただし、R1は水素又はメチル基を表わし、R2
は炭素数2〜4個のアルキレン基を表わし、R3
は水素又は炭素数1〜5個のアルキル基を表わ
し、Pは1〜100の整数を表わす。] で示されるポリアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリル酸エステル系モノマーから誘導され
た構成単位(イ)、 一般式; [ただし、R4は水素又はメチル基を表わし、X
は水素、一価金属、二価金属、アンモニウム基も
しくは有機アミン基を表わす。] で示される(メタ)アクリル酸系モノマーから誘
導された構成単位(ロ)を有する(メタ)アクリル酸
系コポリマーがある。なお、これらのモノマーと
共重合可能なモノマーから誘導された構成単位(ハ)
を少量含有することができる。各構成単位の割合
は、(イ)が10〜95重量%、(ロ)が95〜5重量%および
(ハ)が0〜50重量%、より好ましくは(イ)が50〜80重
量%、(ロ)が20〜50重量%の比率で含有する(メ
タ)アクリル酸系コポリマーである。 この減水剤の含有量は0.1〜0.5重量%、より好
ましくは0.1〜0.3重量%であり、この範囲におい
ては、特に高温時におけるスラリーの流動性およ
びモルタルの耐ひび割れ性が高く、また圧縮強度
も高い。この減水剤が0.1重量%より少ないと流
動性が急激に悪くなり、また、0.5重量%を越え
ると圧縮強度が急激に減少して好ましくない。 この発明では高炉水砕スラグ粉、石こうおよび
セメントの基材ならびに減水剤のほかに膨脹剤以
外の通常の添加物の1種又は2種以上が添加され
る。 まず、保水剤としてはセルローズ系、ビニール
系、アクリル系等の保水剤が用いられ、その含有
率は上記主成分に対して0.02〜5重量%、より好
ましくは0.05〜2重量%である。保水剤が0.02重
量%より少ないと保水効果が得られず、また、5
重量%より多いと作業性が悪くなつて好ましくな
い。 消泡剤としてはプルロニツク系化合物、ポリオ
キシエチレンアルキルフエノールエーテル等が用
いられ、その含有率は上記主成分に対して0.01〜
5重量%、より好ましくは0.1〜2重量%である。
消泡剤は0.01重量%より少ないと消泡効果が得ら
れず、また、5重量%より多く用いても効果は変
らず経済的に好ましくない。 その他、通常の添加物としては、減水剤、凝結
促進剤、硬化調整剤、粘度調整剤、凍結防止剤な
どがある。これらの添加物は必要により1種又は
2種以上添加する。 上記石こうの作用について説明したのと同じ理
由で膨脹剤の存在によつてひび割れが一層増大す
るのでセメントに対する通常の添加剤のうち膨脹
剤は用いない。 骨材としては川砂、海砂、珪砂、石灰砂、フラ
イアツシユ、シリカ質材等が用いられ、その含有
率は上記主成分に対して0〜300重量%である。
骨材は300重量%より多いと、硬化体強度が小さ
く、かつ流動性が悪くなり好ましくない。 モルタル練り混ぜ用の水としては、上水が用い
られ含有率は上記基材に対して30〜60重量%、よ
り好ましくは35〜45重量%である。水は30重量よ
り少ないと流動性が低下し、また60重量%を越え
ると耐ひび割れ性が急速に低下するとともに硬化
時間が遅延して好ましくない。 [実施例] 以下、実施例並びに比較例の配合と性能をまと
めて表に示す。表中添加剤の量はセメント、高炉
水砕スラグ粉、石こう、骨材よりなる主材に対す
る外割として示してある。
【表】
【表】
[発明の効果]
以上説明したように本発明のセルフレベリング
性モルタルは従来品に較べて下記のような効果が
ある。 (1) モルタルとして異常膨脹が防止でき、また、
低温時は勿論高温時のひび割れが防止できる。 (2) スラリーとして高温時も流動性が高く、夏季
も作業性低下が防止できる。
性モルタルは従来品に較べて下記のような効果が
ある。 (1) モルタルとして異常膨脹が防止でき、また、
低温時は勿論高温時のひび割れが防止できる。 (2) スラリーとして高温時も流動性が高く、夏季
も作業性低下が防止できる。
Claims (1)
- 1 高炉水砕スラグ粉10〜70重量%、セメント10
〜80重量%、ならびに、無水石こう、半水石こう
および二水石こうからなる群から選ばれた少なく
とも一種の石こう1〜10重量%を基材とし、ポリ
アルキレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エ
ステル系モノマーから誘導された構成単位と(メ
タ)アクリル酸系モノマーから誘導された構成単
位を含有する(メタ)アクリル酸系コポリマーで
ある減水剤0.1〜1重量%、更に、膨脹剤を除く、
保水剤、凝結促進剤、消泡剤のような通常の添加
剤の1種又は2種以上および骨材を含有し、更
に、水を基材に対して30〜60重量%含有すること
を特徴とするセルフレベリング性モルタル。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9664686A JPS62256752A (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | セルフレベリング性モルタル |
KR870004097A KR870009645A (ko) | 1986-04-28 | 1987-04-28 | 내열성 종이용기 및 그 제법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9664686A JPS62256752A (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | セルフレベリング性モルタル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62256752A JPS62256752A (ja) | 1987-11-09 |
JPH0535100B2 true JPH0535100B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=14170592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9664686A Granted JPS62256752A (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | セルフレベリング性モルタル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62256752A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0764606B2 (ja) * | 1986-05-27 | 1995-07-12 | 日本セメント株式会社 | 混和材 |
GB9325936D0 (en) * | 1993-12-18 | 1994-02-23 | Smiths Ind Public Ltd | Connectors |
ES2160500B1 (es) * | 1999-06-25 | 2002-04-16 | Univ Madrid Politecnica | Morteros de anhidrita natural para pavimentos autonivelados. |
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1986
- 1986-04-28 JP JP9664686A patent/JPS62256752A/ja active Granted
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62256752A (ja) | 1987-11-09 |
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