JPH0535096U - 物干竿用のスライド式クランパー - Google Patents
物干竿用のスライド式クランパーInfo
- Publication number
- JPH0535096U JPH0535096U JP8715191U JP8715191U JPH0535096U JP H0535096 U JPH0535096 U JP H0535096U JP 8715191 U JP8715191 U JP 8715191U JP 8715191 U JP8715191 U JP 8715191U JP H0535096 U JPH0535096 U JP H0535096U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- shaped
- latch
- holder
- slide
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- Pending
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- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 物干竿を掛けて保持する器具を改良して、背
の低い人でも自然な姿勢で高い所に物干竿を保持するこ
とができ、しかも、強風や地震によって物干竿が落下す
る虞れを無くする。 【構成】 ホルダー1はクランパー2によって固定的に
取り付けて使用に供される筒状の部材である。スライド
フック3のスライダー3aは上記ホルダー1の中に摺動
自在に嵌合され、その下端にフック3bが固定されてい
る。上記スライドフック3はラッチ5によって図示の上
昇位置に保持され、また該ラッチ5を解除して下降させ
ることもできる。クランプフィンガー9はフック3bと
の間に物干竿24を挟持する。
の低い人でも自然な姿勢で高い所に物干竿を保持するこ
とができ、しかも、強風や地震によって物干竿が落下す
る虞れを無くする。 【構成】 ホルダー1はクランパー2によって固定的に
取り付けて使用に供される筒状の部材である。スライド
フック3のスライダー3aは上記ホルダー1の中に摺動
自在に嵌合され、その下端にフック3bが固定されてい
る。上記スライドフック3はラッチ5によって図示の上
昇位置に保持され、また該ラッチ5を解除して下降させ
ることもできる。クランプフィンガー9はフック3bと
の間に物干竿24を挟持する。
Description
【0001】
本考案は、安全で使い易いように改良した物干竿を保持する器具に関するもの である。
【0002】
図4に描いた21はマンションの上層階に設けられている多数のベランダの内 の三つを例示したものであり、22は手すりである。図示した範囲内で下側の階 のベランダの天井には従来例の竿掛金具23が造り付けられている。この従来例 の竿掛金具は一般に丸鋼の一端をフック状に曲げて構成されている。
【0003】
図4の下側の階に設けられている従来例の竿掛金具23は、単に下端部が半円 弧状に折り曲げられているだけであるから物干竿24を把持する機能を有してい ない。このため強い風が吹いたときに物干竿が竿掛金具から外れて地上に落下し た実例が有り、マンションの高層階から物干竿が落下することは極めて危険であ る。何らかの外れ防止策を必要とするが、操作が煩わしくては防止策が励行され ないので自動クランプ機能を有する実用的な外れ防止機能付きの竿掛金具の開発 が要望されている。 また、竿干金具の高さ寸法Hが小さいと、長尺の洗濯物を干したとき該洗濯物 の下端がベランダ1の上面に触れるので相応の高さが必要である。ところが、こ の高さ寸法Hが大きいと背の低い人は手が届きにくい。爪先立ちになって伸び上 がることは多大の労力を要するので、つい付近の物の上に乗ることが少なくない 。しかし乍ら、ベランダに置かれている雑多な器具類や家具類(例えば植木鉢や ゴミ用バケツ)の上に乗ると、姿勢が不安定でよろめき易く、危険である。 本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、背が低い人でも自然な姿勢で容 易に物干竿を掛けることができ、掛けられた物干竿が強風や地震で落下する虞れ が無く、しかも比較的高い位置に物干竿を支持し得る物干竿クランパーを提供す ることを目的とする。
【0004】
上記の目的を達成するため本考案のクランパーは、家屋に固定された部材に取 り付ける手段を備えた筒状のホルダーと、 上記筒状ホルダー内に摺動自在に嵌合された真直な杆状ないし樋状のスライダ 、および、上記スライダの一端に固着されたフックよりなるスライドフックと、 上記スライドフックが前記筒状ホルダーに対して伸長方向に摺動した状態で、 その伸長方向の摺動を係止する上部ストッパと、 上記スライドフックが前記筒状ホルダーに対して収縮方向に摺動した状態で、 その伸長方向の摺動を係止する下部ストッパと、 前記の筒状ホルダーに対して傾動可能に軸支させて前記の上部ストッパおよび 下部ストッパに対して選択的に係合する鉤状のラッチと、 上記鉤状のラッチを前記上,下部ストッパに係合せしめる方向の傾動力を付勢 するスプリング部材、および、該スプリング部材の付勢力に抗して上記鉤状ラッ チを前記上,下部ストッパから離間せしめるように作用するラッチオープナー、 並びに、上記ラッチオープナーを手動操作するための紐状ないしチェーン状又は 杆状の部材と、 前記筒状ホルダーの一端に傾動自在に軸着されたクランプフィンガー、および 、該クランプフィンガーを前記のフックに接近せしめる方向の傾動力を付勢する スプリングと、を具備していることを特徴とする。
【0005】
上記の構成によれば、家屋に対して固定される筒状のホルダーに対してスライ ドフックが摺動可能であるため、該スライドフックの一端(下端)に設けられて いるフックが上下動し得る。 そして、上部ストッパおよび下部ストッパがラッチに係合して、上昇位置と下 降位置との何れか任意の位置に保持できる。これを利用して下降位置ならしめた フックに物干竿を掛け、押し上げて上昇位置に保持しておくと、楽な姿勢で物干 竿を掛けることができ、しかも、掛けられた物干竿を高い位置に保持できて長尺 の洗濯物であっても床に触れる虞れが無い。
【0006】
図1は本考案に係る物干竿用のスライド式クランパーの1実施例を示し、その (A)図は正面図、(B)図は側面図である。 1は筒状のホルダーであって、図示のごとく垂直に固定して使用に供される。 以下、上,下の呼称は使用状態の上下について用いるものとする。このホルダー 1を、図4について説明した従来例の竿掛金具3に取り付けるため、クランパー 2が設けられている。このクランパー2の構成については図2を参照して後に詳 述する。 上記筒状のホルダー1は、必ずしも立体幾何学的に完全な筒形であることを要 せず、本例のように角張ったC字状の断面を有するものであっても良い。図2は 本実施例を水平面で切断して描いた平面図であって、前記の角張ったC字状のホ ルダー1の断面が現われている。 前記のクランパー2は取付ネジ13によってホルダー1に取り付けられ、その 間に従来形の竿掛金具23(図4)を挟みつけて固定するように、ほぼ円形断面 の空間Sが形成されるように凹円柱面状の溝がプレス成形されている。 上記の筒状のホルダー1の中に、摺動自在にスライダー3が嵌合されるととも に、該スライダー3aの下端にフック3bが一体成形され、両者が一体となって スライドフック3を構成している。このスライドフック3を下方に摺動させると 図3のようになる。図1のように収縮させた状態と、図3のように伸長させた状 態とのそれぞれにおいて、スライドフック3が自重でホルダー1から抜け出して 落下しないように次のような係止機構が設けられている。
【0007】 ホルダー1に、鉤形のラッチ5が傾動自在に軸支されている。一方、スライド フック3のスライダー3aには上部ストッパ4uと下部ストッパ4dとが設けら れている。本例のスライダー3aは、図2に現われているように断面がコの字形 をなすような樋状にプレス成形されている。そして図3に現われているように、 スライドフック3が伸長したときラッチ5と係合する位置に上部ストッパ4uが 切り起こされている。また図1(B)に現われているようにスライドフック3を 収縮位置で係止するように下部ストッパ4dが切り起こされている。 上記のラッチ5は、図2に示したようにラッチホルダー11を介してラッチ軸 12によって軸着され、ネジリコイルスプリング形のラッチスプリング7によっ て前記上,下部ストッパに係合する方向に傾動するよう付勢されている。 前述のごとくホルダー1には図2に示した空間Sを形成するためのプレス成形 が施されているので、これと摺触するようにスライダー3aの背中(コの字状断 面の中央の辺に相当する面)に浅い樋状部3a1がプレス成形されている。この 成形により補強効果も得られる。 (図1(B)参照)下部ストッパ4dに係合しているラッチ5を解放するため ラッチオープナー6が軸着され、このラッチオープナーに引き綱として作用する ストリング8が取り付けられている。このストリング8を下方へ引くとラッチオ ープナー6が図の左回り(反時計方向)に傾動し、ラッチ5が右回り(時計方向 )に傾動せしめられて下部ストッパ4d係止を解除する。 図4に示した3層のベランダ21の内の中間層のベランダの天井(最上層のベ ランダの下面)に設けられている従来形の竿掛金具23に、本実施例のホルダー 1を取り付けておき、仮想線で示したようにスライドフック3を下降させると、 背の低い人でも楽な姿勢で安全に物干竿(図示省略)を掛けることができる。掛 けた後はスライドフック3を押し上げておくと、物干竿は高い位置に保持され、 長尺の洗濯物を干してもその下端がベランダの床面に触れない。図1(B)のよ うにスライドフック3を上昇(収縮)させた状態でストリング8を引き下げると ラッチ5が解除されてスライドフック3が自重で下降し、図3に示した伸長状態 (図4に仮想線で描いた状態)となり、物干竿を容易に掛けたり外したりできる ようになる。この作用から容易に理解できるように、上記ストリング8は繊維を 編んだ紐でも良く、チェーンでも、ロッドでもワイヤーでも良い。
【0008】 前記のホルダー1の下端部にクランプフィンガー9が傾動自在に軸着されてい る(ただし、図2は図面が煩雑にならないように該フィンガー9を省略してある )。このクランプフィンガー9は図1(B)に示したようにクランプスプリング 10によって矢印aの方向の傾動力を付勢され、仮想線で示した物干竿24を把 持するようになっている。このクランプフィンガー9は別段の操作をしなくても 、スライドフック3を上昇させると自動的にフック3bとの間に物干竿24を挟 みつけるので、強風時や地震時にも物干竿が落下する虞れが無く、高層階で干し 物をする場合にも安全である。
【0009】
以上説明したように本考案に係る物干竿用のスライド式クランパーによれば、 背の低い人でも自然な姿勢で安全に、床面から高い所に物干竿を掛けることがで き、しかも、強風の時にも地震の時にも物干竿が落下して災害を生じる虞れが無 い。
【図1】本考案に係る物干竿用のスライド式クランパー
の1実施例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図で
ある。
の1実施例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図で
ある。
【図2】図1に示した実施例の断面平面図である。
【図3】上記実施例の作用説明図であり、図1(B)の
スライドフックを下降させた状態の縦断面を描いてあ
る。
スライドフックを下降させた状態の縦断面を描いてあ
る。
【図4】物干竿を掛ける手段に関する従来例と本考案の
実施例とを対比し得るように描いた説明図である。
実施例とを対比し得るように描いた説明図である。
1…ホルダー、2…クランパー、3…スライドフック、
3a…スライダー、3b…フック、4d…下部ストッ
パ、4u…上部ストッパ、5…ラッチ、6…ラッチオー
プナー、7…ラッチスプリング、8…ストリング、9…
クランプフィンガー、10…クランプスプリング、11
…ラッチホルダー、12…ラッチ軸、13…取付ネジ、
21…ベランダ、22…手すり、23…従来例の竿掛金
具、24…物干竿。
3a…スライダー、3b…フック、4d…下部ストッ
パ、4u…上部ストッパ、5…ラッチ、6…ラッチオー
プナー、7…ラッチスプリング、8…ストリング、9…
クランプフィンガー、10…クランプスプリング、11
…ラッチホルダー、12…ラッチ軸、13…取付ネジ、
21…ベランダ、22…手すり、23…従来例の竿掛金
具、24…物干竿。
Claims (1)
- 【請求項1】 家屋に固定された部材に取り付ける手段
を備えた筒状のホルダーと、 上記筒状ホルダー内に摺動自在に嵌合された真直な杆状
ないし樋状のスライダ、および、上記スライダの一端に
固着されたフックよりなるスライドフックと、 上記スライドフックが前記筒状ホルダーに対して伸長方
向に摺動した状態で、その伸長方向の摺動を係止する上
部ストッパと、 上記スライドフックが前記筒状ホルダーに対して収縮方
向に摺動した状態で、その伸長方向の摺動を係止する下
部ストッパと、 前記の筒状ホルダーに対して傾動可能に軸支させて前記
の上部ストッパおよび下部ストッパに対して選択的に係
合する鉤状のラッチと、 上記鉤状のラッチを前記上,下部ストッパに係合せしめ
る方向の傾動力を付勢するスプリング部材、および、該
スプリング部材の付勢力に抗して上記鉤状ラッチを前記
上,下部ストッパから離間せしめるように作用するラッ
チオープナー、並びに、上記ラッチオープナーを手動操
作するための紐状ないしチェーン状又は杆状の部材と、 前記筒状ホルダーの一端に傾動自在に軸着されたクラン
プフィンガー、および、該クランプフィンガーを前記の
フックに接近せしめる方向の傾動力を付勢するスプリン
グと、を具備していることを特徴とする、物干竿用のス
ライド式クランパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8715191U JPH0535096U (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 物干竿用のスライド式クランパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8715191U JPH0535096U (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 物干竿用のスライド式クランパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0535096U true JPH0535096U (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=13906983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8715191U Pending JPH0535096U (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 物干竿用のスライド式クランパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0535096U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS629101A (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-17 | 石川島播磨重工業株式会社 | 蒸気発生器 |
JPS6421675U (ja) * | 1987-07-28 | 1989-02-03 | ||
JPH0349673U (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-15 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP8715191U patent/JPH0535096U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS629101A (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-17 | 石川島播磨重工業株式会社 | 蒸気発生器 |
JPS6421675U (ja) * | 1987-07-28 | 1989-02-03 | ||
JPH0349673U (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-15 |
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