JP2006181302A - 洗濯物干し器 - Google Patents

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任洋 三位
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Abstract

【課題】 洗濯物を干す際に使われる物干し器であって、物干し竿などが高いとこにある場合において踏み台など使用しないで、物干し竿までの距離を予め確認し、掛けるために必要な高さを簡単な操作で調整することができる洗濯物が干せるようにした洗濯物干し器を提供するものである。
【解決手段】 合成樹脂の素材からなる吊下げフックを回転自在に支柱部に挿着して、スライド筒部材を前記の支持部に嵌合して上下に摺動できるように装備し、スライド筒部材内のストッパー部材の押え部を操作することで物干し竿までの高さを予め調整できるようにして部品数も少なく金属バネなどを使用せずに高いところでも低いところでもロックが確実できるようにした洗濯物干し器を提供する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、物干竿などに吊下げる時に物干し竿までの高さと洗濯物の長さなどを予め確認しながら高さ調整し、高い所や鴨居などに容易に吊下げることができる洗濯物干し器である。
物干し竿が高い所に掛けられていた場合でも、物干し竿までの距離を簡単に調整し踏み台などを使わないで洗濯物が干せる物干し具があり、従来のものは物干し具本体に長い支柱を設け、この支柱の先端に掛け具を取付けて該支柱の下部に操作レバーを装備して前記の掛け具の開閉をワンタッチにできる物干し具や、吊り下げ軸の上部にスリーブ係止用の弾性凸部を配設し、この弾性凸部が前記スリーブの係止孔に係止するようにし、前記スリーブに昇降操作用の条体の一端を取り付け、前記条体は前記吊り下げ軸の上部に配設された支持体を介して吊り下げ軸の下方へ導き、前記条体を下方へ引き出すことによりスリーブが上昇し、上昇位置において前記弾性凸部に係止して固定されるようにした特許文献1のような発明などが提案されている。
特開2001−113095号
従来の物干し竿が高い所にあっても吊るすことが出来る物干し具においては、洗濯物に当る風で吊るした場所から移動して洗濯物が互いに密着して乾燥を遅くすることを防ぐため、フック部に弾性バネを用いて物干し竿を確実に挟める機構を設け、フック部の開閉操作においては前記弾性バネに連結した針金棒あるいは紐に操作レバーを接続してあるので物干し竿から物干し具を外す際、操作レバーを握る力が必要であり、高齢者などの握力の弱い方には少しばかり使い難い物干し具であった。
また、金属バネを使用した場合、錆やコストの問題がありシンプルで安価に提供したい製品の場合は使用する各部品も少なく操作の簡単なものが望まれている。
この発明は、金属バネを使用したり操作レバーに接続する針金棒などを使用せず部品数を少なくすると同時に物干竿への挟持を簡単で確実にして、物干し竿が高い所にあっても踏み台を使わず、握力がなくても高さ調整が簡単に操作できる洗濯物干し器を提供する。
発明が解決するための手段
前述した課題を達成するために、 この発明は物干し本体の四隅を吊下げワイヤーで取付け、該吊下げワイヤーはスライド筒部材の掛部に連結してあり、該スライド筒部材は支柱部に嵌合して摺動自在に装備し、該支柱部の頭部には挿入孔を設けて吊下げフックを回転自在に挿着して、該スライド筒部材内にストッパー部材を嵌め込み、該スライド筒部材の内壁に突設した支軸にストッパー部材の受部を符合させ、該支柱部の窪み部に該ストッパー部材に施した突部の止め外し操作によって該スライド筒部材の固定位置を上下に移動させることで物干竿に掛ける支柱部の高さを調整可能にした洗濯物干し器である。
発明の効果
該スライド筒部材内にストッパー部材を嵌め込み、該スライド筒部材の内壁に突設した支軸に該ストッパー部材の受部を符合させ、該支柱部の上下に設けた窪み部に該ストッパー部材に施した突部を止めることができるので物干し竿までの高さを予め目測した距離に応じて高さ調整ができるものである。
高さの調整は該ストッパー部材の押え部を前方に軽く押すことで該支柱部の窪み部から前記の突部が簡単に外れスムーズに該スライド筒部材を摺動させることができ、該ストッパー部材は該受部を境に上部を軽量に下部を重くしたので、該支柱部の下方に設けた該窪み部のところで該突部が係合し、該スライド筒部材を上方に移動させる時は該突部が窪み部より外れると該押え部を指から離して摺動すれば上方の窪み部に突部が止まり該押え部を押さえ続ける必要はない。
鴨居やドアなど物干し竿以外に掛ける際は、物干し本体の四隅を吊下げワイヤーで取付け、該吊下げワイヤーに該スライド筒部材の左右両側に設けた掛部を前後に動かせるように連結し、該支柱部の頭部の挿入孔に吊下げフックを回転自在に挿着したから干す場所を限定することなく使えることができる効果などがある。
また、支柱部を最も長くした状態で物干し竿に掛けた場合は、スライド筒部材の切り溝部に符合する形状のU字状の止め材を差込んで固定してあるから、支柱部の側面下端の横リブに該止め材が当接して該スライド筒部材は下端の窪み部で止まり、洗濯物の重さで該スライド筒部材が抜け落ちる虞はなく安心して使用できるものである。
図面に基づいてこの発明に係る洗濯物干し器についての最良の形態を詳細に説明する。
円形状、矩形状などで洗濯バサミを多数吊るした物干し本体Cの四隅を吊下げワイヤー35で取付け、該吊下げワイヤー35はスライド筒部材10の掛部11に連結してあり、該スライド筒部材10を少なくとも2箇所以上に設けた窪み部16を有する支柱部15に嵌合して摺動自在に装備し、該支柱部15の頭部18には挿入孔19を設けて吊下げフック20を回転自在に挿着して、該スライド筒部材10内にはストッパー部材25を嵌め込んである。
該スライド筒部材10の内壁に突設した支軸27に該ストッパー部材25の受部30を前後に動かせる程度の間隔を持たせて符合させ、該支柱部15の窪み部16に該ストッパー部材25に施した突部26の止め外し操作によって該スライド筒部材10の固定位置が選択できるようにしてある。
該支柱部15の側面にある横リブ17は下端の窪み部16bの少し上に設けてあり、該スライド筒部材10の切り溝部14に差込んだU字型の止め材13に前記の横リブ17が当接するから該スライド筒部材10が下方に移動しても該支柱部15から抜ける落ちる心配がない。
合成樹脂などで一体成型した長さが約40cm乃至50cmの支柱部15に上下3箇所の窪み部16を設け、その頭部18には弾性爪23のある挿入孔19を施し、回転軸24を介して枢着した竿受部21が開閉できる吊下げフック20の下部に成型したボス22を前記挿入孔19に回転自在に挿着する。
スライド筒部材10にはスライド孔12を設け両側に掛部11を形成してあり、ストッパー部材25の湾曲した受部30を該スライド筒部材10の内壁の支軸27に符合する状態にして嵌め込んで前記の支柱部15の最下端からスライド筒部材10のスライド孔12を差し入れ、該支柱部15の上部の窪み部16aの位置まで摺動させて吊下げ支持体Aを構成する。
次いで、全体が長方形状からなりその中央軸34を設けて折り畳みできるようにしたフレームに洗濯バサミを多数吊るした物干し本体Cの四隅を山形状に折り曲げた吊下げワイヤー35を該スライド筒部材10の掛部11に通し前後に傾斜できるように連結して洗濯物干し器Bを完成する
この洗濯物干し器Bを使って物干し竿に掛ける際は、予め物干し竿までの高さを目測しておき、踏み台などが必要な高さの時はスライド筒部材10内に嵌め込んであるストッパー部材25の押え部31を前方に軽く押すと、該支柱部15の窪み部16から突部26が外れ該スライド筒部材10は下方に摺動して図5に示した位置まで移動させて最下端の窪み部16bでロックされる。
図5の状態にした洗濯物干し器Bの吊下げフック20を物干し竿に掛けると竿受部21が上方に回動し図2に示すような位置で物干し竿を保持し、鉤部の中央に滑り止め材29を設ければ物干し竿からの横ズレが防止できる。
乾燥時において洗濯物の重さや風などで洗濯物干し器Bが揺れて該スライド筒部材10に過重が加わっても、該支柱部15の側面にある横リブ17が下端の窪み部16bの少し上に設け、該切り溝部14に差込んだU字型の止め材13に前記の横リブ17が当接するから該支柱部15から該スライド筒部材10が抜ける落ちることがないように装備してある。
また、比較的に長い丈の洗濯物を干すとか低いところに干す時は、最下端にあるスライド筒部材10をストッパー部材25にある押え部31を操作してロックを解除して上方に摺動して上部の窪み部16aの位置でロックする。
このように高さ調整が前記のストッパー部材25の押え部31を軽く押す操作だけで力を要せず簡単に上下に移動できるので極めて便利な洗濯物干し器が提供できるものである。
洗濯物干し器Bを室内に掛ける場合は、鴨居、ドアなどの壁面に沿うような掛け方になるので、該支柱部15におけるスライド筒部材10は再下端にして使用すれば良く、吊下げ支持体Aを傾斜させ鴨居に吊下げフックの引掛部32または竿受部21の先端を利用して吊るすことができる。
この発明に係る他の実施例は、図2に示すスライド筒部材の断面に基づき説明すると、該スライド筒部部材10は該支柱部15に嵌合して摺動自在に装備し、該スライド部材10内に該ストッパー部材25を嵌め込んであり、該ストッパー部材25は湾曲面のある受部30を境目とし上部の押え部31は軽く、下部の突部26は押え部31より重くし、突部26の背面に偏平状の弾性片28を設けなるストッパー部材である。
この弾性片28は下方に若干傾斜しており該スライド筒部材10の支軸27側の内壁に先端が接するようにスライド筒部材10内に嵌め込まれているから窪み部16aに突部26を圧接しその弾性力で強めにロックされる。
ストッパー部材25の押え部31を少し強めに押すことで該支柱部15の窪み部16aから突部26が外れ摺動可能となり目的の高のところで確実にロックされ押え部31を再び押さない限り解除されない。
該支柱部は円筒状からなる形状であっても良く、その場合は当然ながらスライド筒部材も上下に摺動できる支障のないスライド孔の形状にすれば本発明と同一であり、支柱部からスライド筒部材が抜け落ちないようにするために、支柱部の下端からスライド筒部材を差し入れた後、抜け防止部材などを前記下端の取付けることで同効効果が得られ鋼線などのバネ材を用いたり、部品を多くすることなくコストアップなどの問題も解消される。
この発明は、合成樹脂で以ってスライド筒部材とストッパー部材を別々に一体成型して組合わせているから、金属バネによる錆なども発生せず部品数を少なくし、軽い力で高さ調整ができ高い所にある物干竿への吊下げ操作を簡単で確実なものにした洗濯物干し器を提供する。
この発明に係る吊下げ支持体の各部品の展開斜視図。 吊下げ支持体の一部縦断面図。 A−A線の拡大断面図。 スライド筒部材を上方にロックした状態を示す洗濯物干し器の全体斜視図。 スライド筒部材を最下端にロックした状態を示す洗濯物干し器の全体斜視図。
符号の説明
10 スライド筒部材
11 掛部
12 スライド孔
13 止め材
14 切り溝部
15 支柱部
16 窪み部
17 横リブ
18 頭部
19 挿入孔
20 吊下げフック
21 竿受部
23 弾性爪
25 ストッパー部材
26 突部
27 支軸
28 弾性片
30 受部
31 押え部
35 吊下げワイヤー
A 吊下げ支持体
B 洗濯物干し器
C 物干し本体

Claims (1)

  1. 物干し本体の四隅を吊下げワイヤーで取付け、該吊下げワイヤーはスライド筒部材の掛部に連結してあり、該スライド筒部材は支柱部に嵌合して摺動自在に装備し、該支柱部の頭部には挿入孔を設けて吊下げフックを回転自在に挿着して、該スライド筒部材内にストッパー部材を嵌め込み、該スライド筒部材の内壁に突設した支軸にストッパー部材の受部を符合させ、該支柱部の窪み部に該ストッパー部材に施した突部の止め外し操作によって該スライド筒部材の固定位置を上下に移動させることで物干竿に掛ける支柱部の高さを調整可能にしたことを特徴とする洗濯物干し器である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009148348A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Kokuyo Co Ltd 軸部材の取付構造
JP4488379B1 (ja) * 2009-02-03 2010-06-23 さゆり 山根 ハンガー
CN104213376A (zh) * 2014-09-05 2014-12-17 宁波高新区科卉创意产品设计有限公司 晾晒毛毯等物品的装置

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