JPH05347030A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH05347030A
JPH05347030A JP4157079A JP15707992A JPH05347030A JP H05347030 A JPH05347030 A JP H05347030A JP 4157079 A JP4157079 A JP 4157079A JP 15707992 A JP15707992 A JP 15707992A JP H05347030 A JPH05347030 A JP H05347030A
Authority
JP
Japan
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substrate
recording
disk
layer
recording layer
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Withdrawn
Application number
JP4157079A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Konishi
浩 小西
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録層を有する円板状の第1基板11と、記
録層を有するか、または有しない円板状の第2基板1
8、およびこの第1基板と第2基板との間にあって、前
記記録層14を内側にして第1基板11と第2基板18
とを対向接着する接着剤17層を有する光ディスクにお
いて、接着剤17層にリング状の水分ブロッキング部材
19を配設してなる光ディスク。 【効果】 接着剤17層にリング状の水分ブロッキング
部材19を配置することにより、ディスクへの単位時間
あたりの水分浸入量が抑制され、記録膜の腐食を防ぐこ
とができ、その結果ディスクの信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスクに関する
ものである。さらに詳しくは、この発明は、記録膜の腐
食劣化を防ぎ、ディスクの信頼性を向上させることので
きる貼合わせ型の記録媒体としての光ディスクに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体の高性能化への要求の高ま
りとともに、より高密度記録と信頼性に優れた記録媒体
の実現が求められている。このような状況において、光
ディスクに対する期待は高まっており、その構造につい
ての検討も様々な観点から進められている。
【0003】この光ディスクとしては、たとえば図3に
示したような単板型光ディスクが知られている。この光
ディスクは、ディスク基板(1)上に、溝材(2)を設
け、その上に第1の無機保護層(3)を介して記録層
(4)および第2の無機保護層(5)を積層配設してい
る。そして、これらの各層成膜部を、有機保護層(6)
で覆う構造となっている。また、この図3の例では、接
着剤(7)によって基板(8)を貼合わせてもいる。
【0004】このような単板型光ディスクを2枚接着剤
によって貼合わせると両面記録型光ディスクとなり、保
護板を貼合わせれば片面記録型の光ディスクとなる。そ
して、これら各種の光ディスクの構造においては、たと
えば光磁気記録方式の場合には、記録層には非晶質の希
土類、遷移金属の合金が一般的に用いられており、これ
らの非晶質合金は非常に酸化、腐食されやすいことか
ら、前記の通り、無機質の保護層(3)(5)や有機保
護層(6)によって保護し、情報記録媒体としての信頼
性を確保してきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ば図3に示したような従来の構造の光ディスクの場合に
は、ディスク面上部、すなわち図3中の矢印A方向から
の水分は充分に防ぐことができるものの、端面、すなわ
ち図3中の矢印B方向からの水分の浸入に弱く、もとも
と接着剤(7)そのものが水分を吸収しやすいこともあ
って、この端面からの水分浸入を防止することは難しい
という欠点があった。
【0006】そこで、この発明は、このような従来の光
ディスク欠点を解消し、外部からの水分の浸入を効果的
に防止し、記録層の酸化、腐食を防いで記録媒体として
の信頼性をより向上させることのできる新しい光ディス
クを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、記録層を有する円板状の第1基
板と、記録層を有するか、または有しない円板状の第2
基板、およびこの第1基板と第2基板との間にあって、
前記記録層を内側にして第1基板と第2基板とを対向接
着する接着剤層を有する光ディスクにおいて、接着剤層
にリング状の水分ブロッキング部材を配設してなること
を特徴とする光ディスクを提供する。
【0008】また、この発明の光ディスクにおいては、
水分ブロッキング部材が、第1基板および第2基板と略
同一の外径を有することを一つの好ましい態様としても
いる。光ディスクの記録層および保護層等の積層構造に
ついては特に限定されるものではないが、たとえば従来
の図3の構造に沿って、図1としてこの発明の光ディス
クの構造を説明することができる。すなわち、この発明
の光ディスクの場合には、第1基板(11)の上に溝材
(12)、無機保護層(13)、記録層(14)、無機
保護層(15)および有機保護層(16)を順次積層配
設した記録層を有する円板状の第1基板(11)と、記
録層を有する、または有しない第2基板(18)とを、
記録層(14)を内側にして接着剤(17)によって対
向接着させた光ディスクにおいて、接着剤(17)層に
リング状の水分ブロッキング部材(19)を配設してい
る。
【0009】このような構造において、第1基板(1
1)および第2基板(18)としては、ガラス等の無機
質材や、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリルアク
リレート、ポリオレフィン等のプラスチック材などを使
用することができる。トラッキング用グルーブとしての
溝材(12)としては、プラスチック基板の場合には、
直接射出成型により、溝形成してもよいし、ガラス基板
の場合には、紫外線硬化型の樹脂にグルーブの型をとる
方法等を普通に採用することができる。
【0010】記録層(14)を形成する記録材料として
は、たとえば、Te系合金などの低融点金属材料や、シ
アニン系あるいはフタロシアニン系などの有機色素材料
に代表されるライトワンス用の記録材料、また、非晶質
の希土類、遷移金属に代表される光磁気記録材料、それ
にたとえばIn−Se系非晶質合金に代表される相変化
型記録材料などそれぞれの光情報記録媒体に適した、任
意の記録材料が用いられる。
【0011】無機保護層(13)(15)としてはSi
N、SiAlON、SiON等の材料が適宜に用いられ
る。これらの記録層(14)及び、無機保護層(13)
(15)を形成する方法としては、スパッタリング、真
空蒸着、イオンプレーティング、プラズマ蒸着等、公知
の薄膜形成方法を適宜に採用することができ、通常は、
100〜2000Åの膜厚に形成する。
【0012】有機保護層(16)を形成する材料として
は、熱硬化性、紫外線硬化性等の樹脂が用いられ、その
成膜はロールコーター法、スピンコート法などによって
0.1〜10μm程度の膜厚に形成する。接着剤(1
7)層を形成する接着材料としては、貼合わせる基板の
種類に応じて、紫外線硬化型、熱硬化型、嫌気硬化型、
湿気硬化型などの樹脂あるいはこれらの硬化の混合型の
樹脂を用いることができる。
【0013】そして、この発明の特徴である水分ブロッ
キング部材(19)を形成する材料としては、耐水性に
優れる金属、ガラス、樹脂などが用いられる。水分ブロ
ッキング部材(19)は、リング状として接着剤(1
7)層中に配設するが、より好ましくは、リング外径
が、第1基板(11)および第2基板(18)の外径と
略同一とする。リング内径については、記録層(14)
の位置や、有機保護層(16)の位置等を考慮して適宜
とすることができる。
【0014】図2は、この水分ブロッキング部材(1
9)を配設したこの発明の光ディスクの外観を示した斜
視図である。
【0015】
【作用】この発明では、接着剤(17)層にリング状の
水分ブロッキング部材(19)を配置するため、水分の
浸入は抑止され、特に基板外径と同一の外径のリングと
することにより、ディスク端部の接着剤(17)層の外
部環境への露出面積を小さくすることができる。その結
果、単位時間当りに浸入する外部水分量が抑制され、記
録層の酸化、腐食が防止される。
【0016】これによって、記録媒体としての信頼性は
大きく向上する。以下、実施例を示し、さらに詳しくこ
の発明について説明する。
【0017】
【実施例】図1に沿って、第1基板(11)としてのガ
ラス基板(直径約300mm、厚さ1.2mm)上にト
ラッキンググルーブ用の溝材(2p)(12)を形成
(厚さ50μm)し、その上に無機保護層(13)とし
てSiN膜を1000Å、記録層(14)としてTbF
eCo膜を500Å、さらに無機保護層(15)として
SiN膜を500Åスパッタリング法にて成膜した。
【0018】この時、前記の各層は基板外周端から5m
m内側まで形成した。次に、紫外線硬化型樹脂をスピン
コート法にて塗布し、紫外線を照射し、5μmの膜厚の
有機保護層(16)を形成し、単板型光磁気ディスクを
作成した。次に水分ブロッキング部材(19)として、
最外周の直径が300m、厚さが70μm、幅が3mm
のリング状アルミニウム製金属をディスク外周に配置
し、さらにディスク全面に紫外線硬化型の接着剤(1
7)を塗布し、その上に第2基板(18)としての直径
300mmのガラス板をはり合わせ、断面図が図1の光
ディスクを作製した。
【0019】以上のようにして作製した光磁気ディスク
について、信頼性試験(80℃、90%RH加速試験)
を行い、外周部における記録信号評価を行った。その結
果、外周部のビットエラーレート(BER)は80℃−
90%−2000hの劣化加速試験を行った後において
も、初期値からほとんど変化が見られなかった。
【0020】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、接着剤
層にリング状の水分ブロッキング部材を配置することに
より、ディスクへの単位時間あたりの水分浸入量が抑制
され、記録膜の腐食を防ぐことができ、その結果ディス
クの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ディスクの構造を例示した断面図
である。
【図2】この発明の光ディスクを例示した外観斜視図で
ある。
【図3】従来の光ディスクを示した断面図である。
【符号の説明】
1、11 第1基板 2、12 溝材 3、13 無機保護層 4、14 記録層 5、15 無機保護層 6、16 有機保護層 7、17 接着剤 8、18 第2基板 19 水分ブロッキング部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録層を有する円板状の第1基板と、記
    録層を有するか、または有しない円板状の第2基板、お
    よびこの第1基板と第2基板との間にあって、前記記録
    層を内側にして第1基板と第2基板とを対向接着する接
    着剤層を有する光ディスクにおいて、接着剤層にリング
    状の水分ブロッキング部材を配設してなることを特徴と
    する光ディスク。
  2. 【請求項2】 水分ブロッキング部材が第1基板および
    第2基板と略同一の外径を有する請求項1の光ディス
    ク。
JP4157079A 1992-06-16 1992-06-16 光ディスク Withdrawn JPH05347030A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4157079A JPH05347030A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 光ディスク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4157079A JPH05347030A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 光ディスク

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JPH05347030A true JPH05347030A (ja) 1993-12-27

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ID=15641791

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JP4157079A Withdrawn JPH05347030A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 光ディスク

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