JPH05346907A - マルチプロセッサ間通信方式 - Google Patents
マルチプロセッサ間通信方式Info
- Publication number
- JPH05346907A JPH05346907A JP18034392A JP18034392A JPH05346907A JP H05346907 A JPH05346907 A JP H05346907A JP 18034392 A JP18034392 A JP 18034392A JP 18034392 A JP18034392 A JP 18034392A JP H05346907 A JPH05346907 A JP H05346907A
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- JP
- Japan
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- data
- field
- processor
- data transfer
- transfer buffer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 送信側のプロセッサが、間違ってデータを書
き込んだデータ転送用バッファを検出し、受信側のプロ
セッサでの再度の同一データの読み出し及び所定外のプ
ロセッサのデータ転送バッファにおけるデータの読み込
みを阻止する。 【構成】 共有メモリ3におけるプロセッサ21,2
2,23間のデータ転送用バッファ5に、送信側書き込
みフラグフィールド41と、受信IDフィールド42
と、送信データフィールド43とを設け、送信側のプロ
セッサ(21,22,23)がデータ転送バッファ5の
受信IDフィールド42に受信プロセッサIDを書き込
み、受信側のプロセッサ(21,22,23)は受信I
Dフィールド42の値と自己のIDを比較する。
き込んだデータ転送用バッファを検出し、受信側のプロ
セッサでの再度の同一データの読み出し及び所定外のプ
ロセッサのデータ転送バッファにおけるデータの読み込
みを阻止する。 【構成】 共有メモリ3におけるプロセッサ21,2
2,23間のデータ転送用バッファ5に、送信側書き込
みフラグフィールド41と、受信IDフィールド42
と、送信データフィールド43とを設け、送信側のプロ
セッサ(21,22,23)がデータ転送バッファ5の
受信IDフィールド42に受信プロセッサIDを書き込
み、受信側のプロセッサ(21,22,23)は受信I
Dフィールド42の値と自己のIDを比較する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のマイクロプロセッ
サを用いたデータ処理システムに利用し、複数のマイク
ロプロセッサ間で通信を行うマルチプロセッサ間通信方
式に関する。
サを用いたデータ処理システムに利用し、複数のマイク
ロプロセッサ間で通信を行うマルチプロセッサ間通信方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバス結合された複数のマ
イクロプロセッサ、すなわち、マルチプロセッサシステ
ムのプロセッサ間で通信を行う場合、共有バスに結合さ
れた全てのプロセッサからアクセス可能な共有メモリに
各プロセッサ間の通信用バッファを接続してる。すなわ
ち、バッファを設けて、そのバッファにデータを書き込
み、この書き込みを通知して、複数のマイクロプロセッ
サ間で通信を行なっている。
イクロプロセッサ、すなわち、マルチプロセッサシステ
ムのプロセッサ間で通信を行う場合、共有バスに結合さ
れた全てのプロセッサからアクセス可能な共有メモリに
各プロセッサ間の通信用バッファを接続してる。すなわ
ち、バッファを設けて、そのバッファにデータを書き込
み、この書き込みを通知して、複数のマイクロプロセッ
サ間で通信を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例のマルチ
プロセッサ間通信方式では、受信プロセッサが誤って同
一バッファを二度読み出したり、受信プロセッサが誤っ
て他のプロセッサのバッファからデータを読み込んだり
する場合がある。さらに、送信プロセッサが間違った受
信プロセッサにデータを送信する場合がある。したがっ
て、現状のマルチプロセッサシステムではこれらの状態
を認識できないという問題があった。
プロセッサ間通信方式では、受信プロセッサが誤って同
一バッファを二度読み出したり、受信プロセッサが誤っ
て他のプロセッサのバッファからデータを読み込んだり
する場合がある。さらに、送信プロセッサが間違った受
信プロセッサにデータを送信する場合がある。したがっ
て、現状のマルチプロセッサシステムではこれらの状態
を認識できないという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術における
問題を解決するものであり、送信側のプロセッサが間違
ってデータを書き込んだデータ転送用バッファを検出で
きるとともに、受信側のプロセッサでの再度の同一デー
タの読み出し及び所定外のプロセッサのデータ転送バッ
ファにおけるデータの読み込みを阻止できるマルチプロ
セッサ間通信方式の提供を目的とする。
問題を解決するものであり、送信側のプロセッサが間違
ってデータを書き込んだデータ転送用バッファを検出で
きるとともに、受信側のプロセッサでの再度の同一デー
タの読み出し及び所定外のプロセッサのデータ転送バッ
ファにおけるデータの読み込みを阻止できるマルチプロ
セッサ間通信方式の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、共有バスに接続される各々独立した識別
符号を持つ複数のプロセッサと、複数のプロセッサ間で
アクセスを行うための共有メモリと、共有メモリに複数
のプロセッサのそれぞれに対応したデータ転送用バッフ
ァが設けられるマルチプロセッサ間通信方式にあって、
当該システムの初期化時に複数のプロセッサのそれぞれ
が他のプロセッサへデータ転送を行うためのデータ転送
用バッファを初期化する第1の初期化処理手段と、一方
のプロセッサから他方のプロセッサへのデータ送信時に
一方のプロセッサから他方のプロセッサのデータ転送用
バッファの初期化を検索する初期化検索処理手段と、検
索により初期化されていない場合に初期化されるまで待
つ初期化待ち処理手段と、検索により初期化されている
場合はデータを書き込んだ後に所定値を書き込む所定値
書き込み処理手段と、この後、複数のプロセッサが一定
時間間隔で自己宛のデータ転送用バッファを検索する自
己宛データ転送用バッファ検索処理手段と、特定値が書
き込まれているデータ転送バッファを検出して自己識別
符号を比較する自己識別符号比較手段と、自己識別符号
の比較で異なる場合は初期化し、一致した場合は初期化
した後にデータを読み込み、このデータの読み込みが終
了した場合に初期化する第2の初期化処理手段とを備え
る構成としてある。
に、本発明は、共有バスに接続される各々独立した識別
符号を持つ複数のプロセッサと、複数のプロセッサ間で
アクセスを行うための共有メモリと、共有メモリに複数
のプロセッサのそれぞれに対応したデータ転送用バッフ
ァが設けられるマルチプロセッサ間通信方式にあって、
当該システムの初期化時に複数のプロセッサのそれぞれ
が他のプロセッサへデータ転送を行うためのデータ転送
用バッファを初期化する第1の初期化処理手段と、一方
のプロセッサから他方のプロセッサへのデータ送信時に
一方のプロセッサから他方のプロセッサのデータ転送用
バッファの初期化を検索する初期化検索処理手段と、検
索により初期化されていない場合に初期化されるまで待
つ初期化待ち処理手段と、検索により初期化されている
場合はデータを書き込んだ後に所定値を書き込む所定値
書き込み処理手段と、この後、複数のプロセッサが一定
時間間隔で自己宛のデータ転送用バッファを検索する自
己宛データ転送用バッファ検索処理手段と、特定値が書
き込まれているデータ転送バッファを検出して自己識別
符号を比較する自己識別符号比較手段と、自己識別符号
の比較で異なる場合は初期化し、一致した場合は初期化
した後にデータを読み込み、このデータの読み込みが終
了した場合に初期化する第2の初期化処理手段とを備え
る構成としてある。
【0006】そして、データ転送用バッファは、それぞ
れ送信側書き込みフラグフィールドと、受信識別符号フ
ィールドと、送信データフィールドとを有し、第1の初
期化処理手段では、当該システムの初期化時にデータ転
送用バッファの送信側書き込みフラグフィールドと受信
識別符号フィールドとを初期化し、初期化検索処理手段
では、一方のプロセッサよりの他方のプロセッサへのデ
ータ送信時に、一方のプロセッサからプ他方のプロセッ
サのデータ転送用バッファの送信側書き込みフラグフィ
ールドの初期化を検索し、初期化待ち処理手段では、検
索により初期化されていない場合に送信側書き込みフラ
グフィールドが初期化されるまで待つとともに、所定値
書き込み処理手段では検索により初期化されている場合
に受信識別符号フィールドに識別符号を書き込み、か
つ、送信側書き込みフラグフィールドに所定値を書き込
み、自己宛データ転送用バッファ検索処理手段では、複
数のプロセッサが一定時間間隔で自己宛のデータ転送用
バッファを検索し、自己識別符号比較手段では、送信側
書き込みフラグフィールドに特定値が書き込まれている
データ転送バッファを検出した場合に受信識別符号フィ
ールドの値と自己識別符号とを比較し、さらに、第2の
初期化処理手段では、自己識別符号の比較で異なる場合
に送信側書き込みフラグフィールドと受信識別符号フィ
ールドとを初期化し、一致した場合は受信識別符号フィ
ールドを初期化した後に送信データフィールドからデー
タを読み込み、このデータを読み込みが終了した場合に
送信側書き込みフラグフィールドを初期化する構成とし
てある。
れ送信側書き込みフラグフィールドと、受信識別符号フ
ィールドと、送信データフィールドとを有し、第1の初
期化処理手段では、当該システムの初期化時にデータ転
送用バッファの送信側書き込みフラグフィールドと受信
識別符号フィールドとを初期化し、初期化検索処理手段
では、一方のプロセッサよりの他方のプロセッサへのデ
ータ送信時に、一方のプロセッサからプ他方のプロセッ
サのデータ転送用バッファの送信側書き込みフラグフィ
ールドの初期化を検索し、初期化待ち処理手段では、検
索により初期化されていない場合に送信側書き込みフラ
グフィールドが初期化されるまで待つとともに、所定値
書き込み処理手段では検索により初期化されている場合
に受信識別符号フィールドに識別符号を書き込み、か
つ、送信側書き込みフラグフィールドに所定値を書き込
み、自己宛データ転送用バッファ検索処理手段では、複
数のプロセッサが一定時間間隔で自己宛のデータ転送用
バッファを検索し、自己識別符号比較手段では、送信側
書き込みフラグフィールドに特定値が書き込まれている
データ転送バッファを検出した場合に受信識別符号フィ
ールドの値と自己識別符号とを比較し、さらに、第2の
初期化処理手段では、自己識別符号の比較で異なる場合
に送信側書き込みフラグフィールドと受信識別符号フィ
ールドとを初期化し、一致した場合は受信識別符号フィ
ールドを初期化した後に送信データフィールドからデー
タを読み込み、このデータを読み込みが終了した場合に
送信側書き込みフラグフィールドを初期化する構成とし
てある。
【0007】
【作用】上記構成からなる、本発明のマルチプロセッサ
間通信方式は、共有メモリに各プロセッサ間のデータ転
送用バッファに送信側書き込みフラグフィールドと受信
IDフィールドと送信データフィールドを設け、送信側
のプロセッサがデータ転送バッファの受信IDフィール
ドに受信プロセッサIDを書き込み、受信側のプロセッ
サが受信IDフィールドの値と自己のIDを比較し、送
信側のプロセッサが間違ってデータを書き込んだデータ
転送用バッファを検出する。
間通信方式は、共有メモリに各プロセッサ間のデータ転
送用バッファに送信側書き込みフラグフィールドと受信
IDフィールドと送信データフィールドを設け、送信側
のプロセッサがデータ転送バッファの受信IDフィール
ドに受信プロセッサIDを書き込み、受信側のプロセッ
サが受信IDフィールドの値と自己のIDを比較し、送
信側のプロセッサが間違ってデータを書き込んだデータ
転送用バッファを検出する。
【0008】さらに、受信側のプロセッサは、データ転
送バッファの送信データフィールドからデータを読み込
む前に受信IDフィールドを初期化し、受信側のプロセ
ッサでの再度の同一データの読み出し及び所定外のプロ
セッサのデータ転送バッファにおけるデータの読み込み
が阻止される。
送バッファの送信データフィールドからデータを読み込
む前に受信IDフィールドを初期化し、受信側のプロセ
ッサでの再度の同一データの読み出し及び所定外のプロ
セッサのデータ転送バッファにおけるデータの読み込み
が阻止される。
【0009】
【実施例】次に、本発明のマルチプロセッサ間通信方式
の実施例を図面にもとづいて説明する。図1は実施例の
構成を示している。図1において、共有バス1と、共有
バス1に接続された3個のプロセッサ21,22,23
と、共有メモリ3とを有している。共有メモリ3は、デ
ータ転送バッファ5が設けられ、このデータ転送バッフ
ァ5は、六つのデータ転送バッファ512,513,5
21,523,531,532を有している。
の実施例を図面にもとづいて説明する。図1は実施例の
構成を示している。図1において、共有バス1と、共有
バス1に接続された3個のプロセッサ21,22,23
と、共有メモリ3とを有している。共有メモリ3は、デ
ータ転送バッファ5が設けられ、このデータ転送バッフ
ァ5は、六つのデータ転送バッファ512,513,5
21,523,531,532を有している。
【0010】データ転送バッファ512は、プロセッサ
21からプロセッサ22にデータ転送を行い、データ転
送バッファ513は、プロセッサ21からプロセッサ2
3にデータ転送を行う。また、データ転送バッファ52
1は、プロセッサ22からプロセッサ21にデータ転送
を行い、データ転送バッファ523は、プロセッサ22
からプロセッサ23にデータ転送を行う。さらに、デー
タ転送バッファ531は、プロセッサ23からプロセッ
サ21にデータ転送を行い、データ転送バッファ532
はプロセッサ23からプロセッサ22にデータ転送を行
う。
21からプロセッサ22にデータ転送を行い、データ転
送バッファ513は、プロセッサ21からプロセッサ2
3にデータ転送を行う。また、データ転送バッファ52
1は、プロセッサ22からプロセッサ21にデータ転送
を行い、データ転送バッファ523は、プロセッサ22
からプロセッサ23にデータ転送を行う。さらに、デー
タ転送バッファ531は、プロセッサ23からプロセッ
サ21にデータ転送を行い、データ転送バッファ532
はプロセッサ23からプロセッサ22にデータ転送を行
う。
【0011】図2は共有メモリ3内のデータ転送バッフ
ァ512,513,521,523,531,532に
おける通信テーブルの内容を示している。図2におい
て、この通信テーブルは、送信側書き込みフラグフィー
ルド41、受信ID(識別符号)フィールド42、送信
データフィールド43からなる。
ァ512,513,521,523,531,532に
おける通信テーブルの内容を示している。図2におい
て、この通信テーブルは、送信側書き込みフラグフィー
ルド41、受信ID(識別符号)フィールド42、送信
データフィールド43からなる。
【0012】次に、この実施例の構成の動作について説
明する。システムが立ち上げ時にプロセッサ21,2
2,23は、他のプロセッサ(21,22,23)への
データ転送用バッファ5(512,513,521,5
23,531,532)の送信側書き込みフラグフィー
ルド41と、受信IDフィールド42とを初期化する。
例えば、プロセッサ21はデータ転送用バッファ512
の送信側書き込みフラグフィールド41と、受信IDフ
ィールド42とを初期化する。
明する。システムが立ち上げ時にプロセッサ21,2
2,23は、他のプロセッサ(21,22,23)への
データ転送用バッファ5(512,513,521,5
23,531,532)の送信側書き込みフラグフィー
ルド41と、受信IDフィールド42とを初期化する。
例えば、プロセッサ21はデータ転送用バッファ512
の送信側書き込みフラグフィールド41と、受信IDフ
ィールド42とを初期化する。
【0013】プロセッサ21がプロセッサ23にデータ
を転送する場合、データ転送用バッファ513の送信側
書き込みフラグフィールド41が初期化されていること
を確認する。次に、データ転送用バッファ513の送信
データフィールド43にデータを書き込んだ後に受信I
Dフィールド42にプロセッサ23のIDを書き込む。
さらに、送信側書き込みフラグフィールド41に特定の
値を書き込む。
を転送する場合、データ転送用バッファ513の送信側
書き込みフラグフィールド41が初期化されていること
を確認する。次に、データ転送用バッファ513の送信
データフィールド43にデータを書き込んだ後に受信I
Dフィールド42にプロセッサ23のIDを書き込む。
さらに、送信側書き込みフラグフィールド41に特定の
値を書き込む。
【0014】プロセッサ21,22,23は、一定時間
間隔で自己にデータが送られてくるデータ転送用バッフ
ァ5(512,513,521,523,531,53
2)、例えば、プロセッサ23の場合は、データ転送用
バッファ513,523の送信側書き込みフラグフィー
ルド41を検索する。そして、送信側書き込みフラグフ
ィールド41が初期化されていないデータ転送用バッフ
ァ5(512,513,521,523,531,53
2)を検出した場合に受信IDフィールド42が自己の
IDか否かを比較し、異なる場合は送信側書き込みフラ
グフィールド41、受信IDフィールド42を初期化
し、一致した場合は受信IDフィールド42を初期化し
た後に送信データフィールド43からデータを読み込
み、データを読み終えると送信側書き込みフィールド4
2を初期化する。
間隔で自己にデータが送られてくるデータ転送用バッフ
ァ5(512,513,521,523,531,53
2)、例えば、プロセッサ23の場合は、データ転送用
バッファ513,523の送信側書き込みフラグフィー
ルド41を検索する。そして、送信側書き込みフラグフ
ィールド41が初期化されていないデータ転送用バッフ
ァ5(512,513,521,523,531,53
2)を検出した場合に受信IDフィールド42が自己の
IDか否かを比較し、異なる場合は送信側書き込みフラ
グフィールド41、受信IDフィールド42を初期化
し、一致した場合は受信IDフィールド42を初期化し
た後に送信データフィールド43からデータを読み込
み、データを読み終えると送信側書き込みフィールド4
2を初期化する。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明のマルチプロセッ
サ間通信方式は、共有メモリに各プロセッサ間のデータ
転送用バッファに送信側書き込みフラグフィールドと受
信IDフィールドと送信データフィールドを設け、送信
側のプロセッサがデータ転送バッファの受信IDフィー
ルドに受信プロセッサIDを書き込み、受信側のプロセ
ッサが受信IDフィールドの値と自己のIDを比較して
いるため、送信側のプロセッサが間違ってデータを書き
込んだデータ転送用バッファを検出できるという効果を
有する。さらに、受信側のプロセッサは、データ転送バ
ッファの送信データフィールドからデータを読み込む前
に受信IDフィールドを初期化しているため、受信側の
プロセッサでの再度の同一データの読み出し及び所定外
のプロセッサのデータ転送バッファにおけるデータの読
み込みを阻止できるという効果を有する。
サ間通信方式は、共有メモリに各プロセッサ間のデータ
転送用バッファに送信側書き込みフラグフィールドと受
信IDフィールドと送信データフィールドを設け、送信
側のプロセッサがデータ転送バッファの受信IDフィー
ルドに受信プロセッサIDを書き込み、受信側のプロセ
ッサが受信IDフィールドの値と自己のIDを比較して
いるため、送信側のプロセッサが間違ってデータを書き
込んだデータ転送用バッファを検出できるという効果を
有する。さらに、受信側のプロセッサは、データ転送バ
ッファの送信データフィールドからデータを読み込む前
に受信IDフィールドを初期化しているため、受信側の
プロセッサでの再度の同一データの読み出し及び所定外
のプロセッサのデータ転送バッファにおけるデータの読
み込みを阻止できるという効果を有する。
【図1】本発明のマルチプロセッサ間通信方式の実施例
における構成を示すブロック図である。
における構成を示すブロック図である。
【図2】実施例における共有メモリ内のデータ転送バッ
ファの通信テーブルの内容を示す図である。
ファの通信テーブルの内容を示す図である。
1 共有バス 21,22,23 プロセッサ 3 共有メモリ 5,512,513,521,523,531,532
データ転送バッファ 41 送信側書き込みフラグフィールド 42 受信IDフィールド 43 送信データフィールド
データ転送バッファ 41 送信側書き込みフラグフィールド 42 受信IDフィールド 43 送信データフィールド
Claims (2)
- 【請求項1】 共有バスに接続される各々独立した識別
符号を持つ複数のプロセッサと、上記複数のプロセッサ
間でアクセスを行うための共有メモリと、上記共有メモ
リに、上記複数のプロセッサのそれぞれと対応するデー
タ転送用バッファとを設けたマルチプロセッサ間通信方
式にあって、 当該システムの初期化時に、上記複数のプロセッサのそ
れぞれが他のプロセッサへデータ転送を行うためのデー
タ転送用バッファを初期化する第1の初期化処理手段
と、 一方のプロセッサから他方のプロセッサへのデータ送信
時に、一方のプロセッサから他方のプロセッサのデータ
転送用バッファの初期化を検索する初期化検索処理手段
と、 上記検索の結果、データ転送用バッファが初期化されて
いない場合には初期化されるまで待つ初期化待ち処理手
段と、 上記検索の結果、データ転送用バッファが初期化されて
いる場合にはデータを書き込んだ後に所定値を書き込む
所定値書き込み処理手段と、 この後、上記複数のプロセッサが一定時間間隔で自己宛
のデータ転送用バッファを検索する自己宛データ転送用
バッファ検索処理手段と、 特定値が書き込まれているデータ転送バッファを検出し
て自己識別符号を比較する自己識別符号比較手段と、 上記自己識別符号の比較で異なる場合は初期化し、一致
した場合は初期化した後にデータを読み込み、このデー
タの読み込みが終了した場合に初期化する第2の初期化
処理手段と、 を備えるマルチプロセッサ間通信方式。 - 【請求項2】 データ転送用バッファは、それぞれ送信
側書き込みフラグフィールドと、受信識別符号フィール
ドと、送信データフィールドとを有し、 第1の初期化処理手段では、当該システムの初期化時に
データ転送用バッファの送信側書き込みフラグフィール
ドと受信識別符号フィールドとを初期化し、 初期化検索処理手段では、一方のプロセッサよりの他方
のプロセッサへのデータ送信時に、一方のプロセッサか
らプ他方のプロセッサのデータ転送用バッファの送信側
書き込みフラグフィールドの初期化を検索し、 初期化待ち処理手段では、上記検索により初期化されて
いない場合に送信側書き込みフラグフィールドが初期化
されるまで待つとともに、 所定値書き込み処理手段では、上記検索により初期化さ
れている場合に受信識別符号フィールドに識別符号を書
き込み、かつ、送信側書き込みフラグフィールドに所定
値を書き込み、 自己宛データ転送用バッファ検索処理手段では、上記複
数のプロセッサが一定時間間隔で自己宛のデータ転送用
バッファを検索し、 自己識別符号比較手段では、送信側書き込みフラグフィ
ールドに特定値が書き込まれているデータ転送バッファ
を検出した場合に受信識別符号フィールドの値と自己識
別符号とを比較し、 さらに、第2の初期化処理手段では、上記自己識別符号
の比較で異なる場合に送信側書き込みフラグフィールド
と受信識別符号フィールドとを初期化し、一致した場合
は受信識別符号フィールドを初期化した後に送信データ
フィールドからデータを読み込み、このデータを読み込
みが終了した場合に送信側書き込みフラグフィールドを
初期化することを特徴とする請求項1記載のマルチプロ
セッサ間通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18034392A JPH05346907A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | マルチプロセッサ間通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18034392A JPH05346907A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | マルチプロセッサ間通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346907A true JPH05346907A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=16081569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18034392A Pending JPH05346907A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | マルチプロセッサ間通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05346907A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006201946A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Fujitsu Ltd | プロセッサ間通信装置 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP18034392A patent/JPH05346907A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006201946A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Fujitsu Ltd | プロセッサ間通信装置 |
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