JPH05346486A - 原子炉再循環ポンプ - Google Patents

原子炉再循環ポンプ

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JPH05346486A
JPH05346486A JP4154726A JP15472692A JPH05346486A JP H05346486 A JPH05346486 A JP H05346486A JP 4154726 A JP4154726 A JP 4154726A JP 15472692 A JP15472692 A JP 15472692A JP H05346486 A JPH05346486 A JP H05346486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
sleeve
pump nozzle
air
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4154726A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Chiba
吉秋 千葉
Tomoaki Inoue
知明 井上
Shozo Nakamura
昭三 中村
Koji Shiina
孝次 椎名
Hiroto Uozumi
弘人 魚住
Akio Endo
明夫 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH05346486A publication Critical patent/JPH05346486A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】原子炉圧力容器1の下鏡部のポンプノズル6と
スリーブ7aの間の空隙内の加熱空気が外部の空気と連
通するように、スリーブ7aに設けられた振動防止部材
12の軸方向に空気連通部13を設ける。 【効果】ポンプノズル及びポンプケーシングの表面が均
一冷却され、原子炉運転中の熱変形等による軸振動の発
生を抑制でき、かつ、ポンプノズルとスリーブの間の内
壁面の点検等が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉再循環ポンプに係
り、特に、ポンプノズルとポンプケーシングの間隙内の
加熱空気の循環を促進し、ポンプノズル及びポンプケー
シングの表面冷却の向上並びに、表面温度の均一化を達
成するのに好適な原子炉再循環ポンプの振動防止構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は炉心2及び気水分離器3等を収納
する原子炉圧力容器1を示しており、圧力容器1の下部
の鏡板4の外周側円周上には、複数台の原子炉再循環ポ
ンプ5が取付けられている。鏡板4には図7に示すよう
に、ポンンプノズル6が設けられており、その大径部に
は駆動装置11a,11b等を収納するポンプケーシン
グ7のスリーブ7aが嵌合され、スリーブ7aの上端部
が溶接部9を介してポンプノズル6に接合されている。
【0003】また、特開昭59−224496号公報によれば、
原子炉再循環ポンプ5が溶接部9のみによって支持され
る構造では非支持部の振動が大きくなり、溶接部9に加
わる荷重が大きくなる。このためポンプ運転時における
振動を防止する手段として、図8及び図9に示すように
スリーブ7aの外周部にポンプノズル6の大径部内周面
と当接するリング状の振動防止部材12を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
ではポンプノズルとスリーブの間の空隙内の空気が振動
防止部材によって封止されるため、空隙内空気による空
隙内壁面の冷却は期待できない。このため、ポンプノズ
ルが原子炉圧力容器下部の鏡板の傾斜面に不均一に配置
されていることによるポンプノズルの温度分布の不均一
性に基づく熱応力の発生、あるいは、熱膨張によるポン
プケーシングの熱変形のための偏心や軸振動の発生が予
想される。
【0005】本発明の目的は、原子炉再循環ポンプにお
いて、ポンプノズルが原子炉圧力容器下部の鏡板の傾斜
面に不均一に配置されていることによる熱応力の発生、
あるいは、熱膨張によるポンプケーシングの熱変形のた
めの偏心や軸振動の発生を防止または抑制することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はポンプノズルとスリーブの間の空隙内の加
熱空気が外部の空気と連通するように、前記スリーブに
設けられた振動防止部材の軸方向に空気連通部を設け、
前記加熱空気の循環を活性化させ自然対流を促進するこ
とにより、前記ポンプノズル及び前記ポンプケーシング
の表面冷却を向上させ表面温度の均一化を図ることで、
熱応力の発生や熱膨張による変形を抑制し、原子炉運転
中における軸振動の発生を抑制するようにしたものであ
る。
【0007】
【作用】スリーブに設けられた振動防止体の軸方向に空
気連通部を設けると、ポンプノズルとスリーブの間の空
隙内の加熱空気が外部の空気と連通し、空隙内の空気の
循環を活性化させ自然対流を促進すると、ポンプノズル
及びポンプケーシングの表面が均一冷却され、ポンプノ
ズル及びポンプケーシングの表面温度の均一化を図るこ
とができる。これらの作用によりポンプノズル表面の熱
応力や熱膨張による変形が抑制され、原子炉運転中にお
けるポンプケーシングの熱変形に伴う軸振動が低減され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2及び図
3により説明する。図1はポンプケーシング7のスリー
ブ部7a及び原子炉圧力容器1下部の鏡板4のポンプノ
ズル6の近くの縦断面を示している。ここで、鏡板4の
傾斜面に設けられているポンプノズル6の大径部にはポ
ンプケーシング7のスリーブ7aが嵌合されている。ま
た、スリーブ7aの上端は溶接部9を介してポンプノズ
ル6に接合されている。一方、スリーブ7aの外周には
振動防止部材12が設けられておりポンプノズル6の下
端部内周面に接触している。図2は、図1におけるI−
I矢視断面図でスリーブ7aの外周面には振動防止部材
12がリング状に配置され、各部材間には空気連連通部
13a,13b,13c,13dが設けられている。
【0009】ところで、原子炉運転時のポンプノズル6
は原子炉圧力容器1内の炉水(約285℃)により加熱
され約180℃まで昇温するが、ポンプノズル6が鏡板
4の傾斜面に配置されているため、ポンプノズル6の温
度分布は不均一となる。この温度分布の不均一性に起因
する熱応力の発生や熱膨張による変形が生じ、ポンプノ
ズル6と振動防止部材12の間にすきまが生じがた系と
なった場合、軸振動の発生や、それに伴って溶接部9等
に過大な荷重が加わることが予想される。一方、空隙8
内部の加熱空気は、ポンプノズル6の内周面及びスリー
ブ7a外周面の両壁面の温度差により熱対流を生じ軸方
向に循環するが、本発明によれば、図3に示すように振
動防止部材間に設けられた空気連通部13a,13b,
13c,13dを通り空隙8内の加熱空気と外部の空気
とが置換され熱対流を促進する。さらに、外部の低温の
空気の循環によりポンプノズル6の内周面及びスリーブ
7aの外周面の両壁面が均一に冷却されるので温度分布
の不均一性が緩和されるため、熱応力の発生や熱膨張に
よる変形が抑制され、これに伴う振動防止を図ることが
できる。
【0010】次に、本発明の他の実施例を図4により説
明する。本発明は、スリーブ7aの外周面の振動防止部
材12をパッド状とし、周方向に3個設けたものであ
る。図3で説明した実施例の場合よりも空気連通部13
の面積が広くなるため、内部加熱空気と外部の空気との
置換が一層促がされ、空隙内壁面の冷却が進み、熱応力
の発生や熱膨張による変形が抑制され、これに伴う振動
を防止することができる。
【0011】また、図5は本発明の別の実施例を示した
もので、ノズル6の近くの縦断面である。本実施例によ
れば、空気連通部13の下方から遠隔式探傷装置14を
空隙内に挿入することが可能で、ノズル6,スリーブ7
a及び溶接部9の亀裂や損傷などの異常を容易に発見す
ることができるため、これらの異常に起因する事故を未
然に防ぐことが可能となる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、ポンプノズルとスリー
ブの間の空隙内の加熱空気が外部の空気と連通し、空隙
内の空気の循環を活性化させ自然対流が促進されるの
で、ポンプノズル及びポンプケーシングの表面が均一冷
却され、従来のような不均一温度分布による熱応力発生
や熱変形を低減することができ、原子炉運転中の熱変形
等による軸振動の発生を抑制できる。また、ポンプノズ
ルとスリーブの間の空隙内に遠隔式探傷装置等を挿入す
ることが可能となるため、内壁面の亀裂や損傷の点検等
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の原子炉内蔵型ポンプの要部
の縦断面図。
【図2】図1のI−I矢視断面図。
【図3】空隙内の空気流れの説明図。
【図4】本発明の他の実施例を示した図2と同方向の断
面図。
【図5】本発明の他の実施例を示した原子炉内蔵型ポン
プの要部の縦断面図。
【図6】原子炉圧力容器の縦断面図。
【図7】従来の原子炉内蔵型ポンプの縦断面図。
【図8】従来の振動防止部材の近くの縦断面図。
【図9】図8のI−I矢視断面図。
【符号の説明】
4…鏡板、6…ポンプノズル、7…ポンプケーシング、
7a…スリーブ、8…空隙、9…溶接部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎名 孝次 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 魚住 弘人 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 遠藤 明夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉圧力容器の下部の鏡板に垂設したポ
    ンプノズル大径部にポンプケーシングのスリーブが嵌合
    され、前記スリーブの上端部と前記ポンプノズルの下端
    部とが接合されている改良型沸騰水型原子炉において、
    前記スリーブの外周面の全周に設けられ、前記ポンプノ
    ズルの大径部の内周面に接触し振動を防止する鍔状の振
    動防止部材の軸方向に、少なくとも1箇所の空気連通部
    を設け、前記ポンプノズルと前記ポンプケーシングの空
    隙内の加熱空気の循環を活性化し、前記ポンプノズル及
    び前記ポンプケーシングの表面冷却性能の向上並びに、
    表面温度を均一にすることを特徴とする原子炉再循環ポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記スリーブの外周面
    に前記ポンプノズルの大径部に接触する前記振動防止部
    材を周方向に複数個設け、前記ポンプノズルと前記ポン
    プケーシングの空隙内の加熱空気の循環を活性化し、前
    記ポンプノズル及び前記ポンプケーシングの表面冷却性
    能の向上並びに、表面温度を均一にする原子炉再循環ポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記ポンプノズルと前
    記ポンプケーシングの空隙内の点検手段として、前記振
    動防止部材間に設けられた前記空気連通部から遠隔式探
    傷装置を挿入し、前記ポンプノズルの内周面,前記スリ
    ーブの外周面及び、溶接部の点検を容易に行うことが可
    能な原子炉再循環ポンプ。
JP4154726A 1992-06-15 1992-06-15 原子炉再循環ポンプ Pending JPH05346486A (ja)

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