JPH0242067Y2 - - Google Patents

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JPH0242067Y2
JPH0242067Y2 JP17700582U JP17700582U JPH0242067Y2 JP H0242067 Y2 JPH0242067 Y2 JP H0242067Y2 JP 17700582 U JP17700582 U JP 17700582U JP 17700582 U JP17700582 U JP 17700582U JP H0242067 Y2 JPH0242067 Y2 JP H0242067Y2
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JP
Japan
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air cooler
stator frame
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electric machine
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JP17700582U
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JPS5981265U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、立形回転電機の固定子枠外周に位
置する空気冷却器の据付装置の据付構造に関する
ものである。
従来の立軸回転電機、例えば水車発電機の固定
子枠の空気冷却器の据付装置の据付方法として第
3図、第4図に示すものがあつた。
図において、1は固定子枠、2はこの固定子枠
1の外周に等分して4〜16個直結された空気冷却
器、3は固定子枠1と空気冷却器2間に挿入され
たフエルト状パツキン、4はこね等を締付けるボ
ルト、5は各空気冷却器2間を結んでいる給、排
水管、6は水管5を支持する管支え、7は発電機
を囲い通風路を形成する風胴である。
この様に構成された立形回転電機においては、
発電機全体が風胴7で囲われ全閉状態であり、固
定子枠1内にある巻線、鉄心で発生した損失熱を
循環風が奪い、空気冷却器2に導かれる。空気冷
却器2には多数のフインチユーブが配列され、水
管5を通して送られた冷却水を流して上記温風の
熱を奪つて排水管に導く。一方冷却された空気は
上下に分かれて再び発電機内を循環する。固定子
枠1と空気冷却器2間に挿着されたパツキン3
は、温風が固定子枠1と空気冷却器2との間から
漏洩することがないように、締付ボルト4で固定
子枠1、空気冷却器2に密着して確実に強固に取
付けられる。又、水管5は内径250mm前後の管で
固定子枠外周に配置され各空気冷却器2に分散し
給排水される。なおこれ等を基礎上に確実に固定
支承する為に管支え6が用いられる。
従来の空気冷却器の取付は以上の様な構造であ
るので大型の発電機では運転中の温度上昇による
固定子枠の拡がりに対しては水管が追従しない為
に水管の接続部、弁等が拡大、収縮の繰返しによ
り疲労破壊するおそれがある。さらに又、空気冷
却器に運転中の固定子枠の振動が直接伝わる事
で、繰返しによりフインチユーブが破れる等の欠
点があつた。
この考案は上記の様な従来のものの欠点を除去
する為になされたもので、固定子枠の熱膨張によ
る拡がり量以上の圧縮代のあるパツキンを空気冷
却器と固定子枠との間に挾み、かつ固定子枠の熱
膨張による拡がり量以上の圧縮代で圧縮したバネ
を介して空気冷却器を固定子枠に取付けることに
より、固定子枠の運転中の熱膨張による拡がりに
対し自由に対応する安価で安全な空気冷却器の据
付装置を提供することを目的としている。
以下この考案の一実施例を図について説明す
る。第1図、第2図において、8は固定子枠1と
空気冷却器2の入口側、即ち、取付部2aとの間
に挿着され、固定子枠1の熱膨張による拡がり量
以上の圧縮代、例えば拡がり量プラス数mmの圧縮
代を有する伸縮性の良いスポンジラバ等からなる
パツキン、9は空気冷却器2の取付部2a、パツ
キン8に形成された貫通穴に貫挿され、固定子枠
1に形成されたネジ穴に螺着され、空気冷却器2
を固定子枠1に締付けて固定するボルトであり、
このボルト9により径方向に空気冷却器2の荷重
が支持されるのは勿論のこと、固定子枠1の支持
部1aにて空気冷却器2の取付部2aの下端を支
持することによつてその荷重を支持するようにし
ている。なお、ボルト9は空気冷却器2の上部と
下部に設けられている。10は空気冷却器2の取
付部2aとボルト9の頭部との間でボルト9を囲
繞するよう挿着され、少なくとも固定子枠1の熱
膨張による拡がり量分以上の圧縮代で圧縮して取
付けられたバネであり、図は一例としてコイルバ
ネからなる場合を示す。
この様に構成された立形回転電機において、運
転中に固定子枠1内にある巻線、鉄心等からの発
熱によつて固定子枠1は温度上昇し、熱膨張の為
に大径の固定子では数mm拡がり、そして停止すれ
ば、又元に復するという形で起動、停止の都度、
拡大、収縮が繰返される。
ところで本考案では、空気冷却器2と固定子枠
1との間に固定子枠1の熱膨張による拡がり量プ
ラス数mmの圧縮代を有する伸縮性の良いパツキン
8を挿着し、コイルバネ10にボルト9を挿入
し、そのボルト9を空気冷却器2の取付部2aの
貫通穴、パツキン8の貫通穴に挿通して固定子枠
1のネジ穴に螺着する。。このボルト9の螺着に
よりコイルバネ10はボルト9の頭部と空気冷却
器2の取付部2aとの間に位置し、少なくとも固
定子枠1の熱膨張による拡がり量以上の圧縮代、
例えば拡がり量プラス数mmの圧縮代でコイルバネ
10を圧縮し、コイルバネ10のバネ力で空気冷
却器2を固定子枠1に取付けているので、空気冷
却器2がその外径側にある水管5及び管支え6で
外径側で支えられることもあつて、上記固定子枠
1が熱膨張により拡がつた量はその量だけパツキ
ン8が縮んで吸収され、固定子枠1に螺着された
ボルト9は固定子枠1の拡がりと連動してその拡
がり方向に移動する。即ち、第2図矢印A方向に
ボルト9が移動してコイルバネ10の圧縮状態が
開放され固定子枠1の拡がり量だけコイルバネ1
0が伸びて吸収され、従来のように固定子枠1の
熱膨張による拡がりに空気冷却器2が追従する構
造ではなく、固定子枠1の拡がりに何等追従しな
い構造であり、かつ固定子枠1の振動も併せて減
衰されるので、空気冷却器のフインチユーブへの
悪影響がない事は勿論、水管、弁の接続部、溶接
部等の繰返し応力による破損原因が除去出来るも
のである。
また、パツキン8は予め固定子枠1の熱膨張に
よる拡がり量相当の圧縮代を残して数mm圧縮した
状態で固定子枠1と空気冷却器2の取付部2aの
間に挿着されているので、温風の漏洩を防止出来
る。
なお、上記実施例ではバネをコイルバネとした
が、これに皿バネを使用しても良い。
以上の様にこの考案は、パツキン、バネ等の簡
単な材料の使用で安価で安全な空気冷却器の据付
装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面側面
図、第2図は第1図部の拡大詳細図、第3図は
従来の立形回転電機の空気冷却装置の取付状態を
示す平面図、第4図はその断面側面図である。 図中、1は固定子枠、2は空気冷却器、8はパ
ツキン、9は締付ボルト、10はバネである。な
お、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 立形回転電機の固定子枠外周に配設されかつ上
    記固定子枠の支持部に支持され、その取付部とパ
    ツキンを径方向に、貫通するボルトにより上記固
    定子枠に螺着され、上記電機内を冷却して高温と
    なつた空気を導入して冷却する空気冷却器の据付
    装置を有するものにおいて、上記空気冷却器と上
    記固定子枠間に挿着され、上記固定子枠の熱膨張
    による拡がり量以上で圧縮可能な伸縮性の良いパ
    ツキンと、上記ボルトの頭と上記空気冷却器の取
    付部との間で上記ボルトを囲繞するよう挿着され
    少なくとも上記固定子枠の熱膨張による拡がり量
    分以上の圧縮代で圧縮されたバネを有し、そのバ
    ネ力により上記空気冷却器を上記固定子枠に取付
    けたことを特徴とする立形回転電機の空気冷却器
    の据付装置。
JP17700582U 1982-11-20 1982-11-20 立形回転電機の空気冷却装置の据付装置 Granted JPS5981265U (ja)

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JP17700582U JPS5981265U (ja) 1982-11-20 1982-11-20 立形回転電機の空気冷却装置の据付装置

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JP17700582U JPS5981265U (ja) 1982-11-20 1982-11-20 立形回転電機の空気冷却装置の据付装置

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Publication Number Publication Date
JPS5981265U JPS5981265U (ja) 1984-06-01
JPH0242067Y2 true JPH0242067Y2 (ja) 1990-11-08

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ID=30384664

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JPS5981265U (ja) 1984-06-01

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