JPH05346424A - ガスクロマトグラフ - Google Patents

ガスクロマトグラフ

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JPH05346424A
JPH05346424A JP17897992A JP17897992A JPH05346424A JP H05346424 A JPH05346424 A JP H05346424A JP 17897992 A JP17897992 A JP 17897992A JP 17897992 A JP17897992 A JP 17897992A JP H05346424 A JPH05346424 A JP H05346424A
Authority
JP
Japan
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gas
oven
hydrogen
column
nitrogen gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP17897992A
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English (en)
Inventor
Makoto Nishikawa
西川▲まこと▼
Yoshiro Hayashi
義朗 林
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリヤガスとして水素発生装置より取り出
した水素ガスを用いることが出来且つ窒素ガス分離装置
により分離した窒素ガスでカラムオ−ブン内をパ−ジし
てより安全性を高めることの出来るガスクロマトグラフ
を提供すること。 【構成】 オ−ブン1と、窒素ガスを管路より前記オ−
ブンへ供給する窒素ガス分離装置10と、前記オ−ブン
内のガスを吸引するエアポンプ13を配置し吸引された
ガスを前記窒素ガス分離装置へ還流する管路12と、カ
ラム或いは検出器へ水素ガスを供給する水素ガス発生装
置6と、より成るガスクロマトグラフ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、キャリヤガスとして
水素ガスを用いたガスクロマトグラフ、より詳しくはカ
ラムオ−ブン等のオ−ブン内を窒素ガスでパ−ジするよ
うにしたガスクロマトグラフに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフは、分離性能が良い
ことからキャリヤガスとしてヘリウム(He)か水素
(H2 )を用いる。しかしヘリウムは高圧ガスボンベよ
り一定流量に調整して用いるが高価であるのに対し、水
素は高圧ガスボンベを使用しないで装置も簡単で安価な
水素ガス発生装置を用いることが可能である。また、近
時は空気中の酸素と窒素とを分離膜によって分離する技
術が進歩し分離された酸素または窒素ガスを各種用途に
利用するための装置が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記するようにガスク
ロマトグラフのキャリヤガスとしては出来るだけ安価な
水素ガスを用いる方が良い。しかしカラムを設置するカ
ラムオ−ブン等は使用時内部を相当高温として使用する
ためカラムが破損しオ−ブン内でガス漏れを生じると爆
発の危険性がある。この発明はかかる課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とする所はキャリヤガスとし
て水素発生装置より取り出した水素ガスを用いることが
出来且つ窒素ガス分離装置により分離した窒素ガスでカ
ラムオ−ブン内をパ−ジしてより安全性を高めることの
出来るガスクロマトグラフを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するためにガスクロマトグラフが、カラム
等を収容するオ−ブンと、窒素ガスを管路より前記オ−
ブンへ供給する窒素ガス分離装置と、前記オ−ブン内の
ガスを吸引するエアポンプを配置すると共にオ−ブンよ
り吸引されたガスを前記窒素ガス分離装置へ還流する管
路と、カラム或いは検出器へ水素を供給する水素ガス発
生装置と、より成ることを特徴とする。
【0005】
【作用】この発明にかかるガスクロマトグラフは上記手
段からなるが、次にその作用について添付図の符号を用
いて説明する。先ず試料分離のためオ−ブン1を加熱し
一定の高温状態とする。次いでエアボンプ13及び15
を作動させると共に窒素ガス分離装置10も作動させ
る。そして分離された窒素ガスを該オ−ブン1内へ供給
し内部をパ−ジする。エアボンプ13はオ−ブン1内の
ガスを吸引しつつ再度窒素ガス分離装置10へ原料空気
として供給するが、この吸引された空気は窒素ガスが富
化されているため窒素の収率が良い。また管路12と管
路11とは二重管路であるため外側の管路12と内部を
通した管路11との間で熱交換が行われオ−ブン1に供
給される窒素ガスは予熱されることになる。そして足り
ない分の原料空気はエアポンプ15の作動により空中よ
り供給されるがこれは必ずしも必要ではない。かくし
て、オ−ブン1内の空気は窒素富化状態となるので万一
水素ガスが漏れ出した場合でも爆発の危険性は減少す
る。また試料分離時には予め水素ガス発生装置6を作動
させバルブ8及び9により流量調整或いは圧力調整しつ
つオ−ブン1内のカラム2や検出器5へ一定量供給す
る。そして水素センサ14を付加しておけば若しオ−ブ
ン1内に水素ガスが漏れていた場合は該水素センサ14
が作動し前記水素発生装置6のスイッチ19をOFFと
して水素の発生を停止させることも出来るので安全性は
更に向上する。
【0006】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1はこの発明のガスクロマトグ
ラフの構成を示す図である。1はカラム(キャピラリカ
ラムまたはパックドカラム)2を収容し加熱炉(図示せ
ず)で一定の高温状態とすると共に室内を攪拌したり冷
却時外部の空気を導入したりするファン3を備えたオ−
ブン(カラムオ−ブン)である。このカラムオ−ブン1
には試料を導入するインジェクション4と分離された試
料を検出する検出器(例えば水素炎イオン化検出器(F
ID))5を備えている。尚、前記オ−ブン1にはカラ
ムを収容しないで例えば流路切換バルブを収容するもの
でも良い。
【0007】前記カラムオ−ブン1は水素ガス発生装置
6と管路7で接続するが、発生した水素ガス(H2 )は
キャリヤガスとして該カラムオ−ブン1内のカラム2へ
流通させると共に検出器5用としても用いる。そして不
要の水素ガスはこの検出器5より外部へ放出する。図の
8と9は水素ガスの流量或いは圧力を制御するバルブで
ある。
【0008】10は窒素ガス分離装置であって空気中の
酸素(O2 )と窒素(N2 )とを分離する装置である。
分離された窒素ガスは管路11を通して前記カラムオ−
ブン1内へ導入し該カラムオ−ブン1内の空間をパ−ジ
する。該窒素ガス分離装置10で同時に生じる酸素はこ
の発明においては特に利用しない。また前記カラムオ−
ブン1と窒素ガス分離装置10とは前記管路11を内部
に通すような管路12で連結すると共に途中にエアポン
プ13を配置し、カラムオ−ブン1と窒素ガス分離装置
10との間を二重管とすると窒素パ−ジによる熱損失を
幾分かセ−ブ出来る。即ち、該管路12は前記カラムオ
−ブン1内のガスを吸引しカラムオ−ブン1内へ供給し
た窒素ガスを再度窒素ガス分離装置10へ還流させるよ
うになっている。また管路12末端には水素センサ14
を配置しても良い。この水素センサ14は前記エアポン
プ13で吸引されたガス、即ちカラムオ−ブン1内のガ
ス中に水素ガスが漏れていないかどうかを検知するため
のセンサである。
【0009】次に、15は別個のエアポンプであって前
記管路12とを管路16で接続すると共に該管路16の
途中にバルブ17を配置し、窒素ガス分離装置10へ空
気を供給する。このエアポンプ15はまた前記検出器5
と管路18で接続し燃焼用空気の供給をも行う。また、
前記水素センサ14は水素を検知するとスイッチ19を
OFFとして水素ガス発生装置6への電流を遮断するよ
うにする。そして前記水素ガス発生装置6と窒素ガス分
離装置10と水素センサ14とエアポンプ13及び15
等は一つのガス供給ユニットとしてセッティングすれば
良い。
【0010】この発明にかかるガスクロマトグラフは以
上のような構成からなるが、次にその作用について説明
する。先ず試料分離のためオ−ブン1を加熱し一定の高
温状態とする。次いでエアボンプ13及び15を作動さ
せると共に窒素ガス分離装置10も作動させる。そして
分離された窒素ガスを該オ−ブン1内へ供給し内部をパ
−ジする。エアボンプ13はオ−ブン1内のガスを吸引
しつつ再度窒素ガス分離装置10へ原料空気として供給
するが、この吸引された空気は窒素ガスが富化されてい
るため窒素の収率が良い。また管路12と管路11とは
二重管路であるため外側の管路12と内部を通した管路
11との間で熱交換が行われオ−ブン1に供給される窒
素ガスは予熱されることになる。そして足りない分の原
料空気はエアポンプ15の作動により空中より供給され
るがこれは必ずしも必要ではない。かくして、オ−ブン
1内の空気は窒素富化状態となるので万一水素ガスが漏
れ出した場合でも爆発の危険性は減少する。また試料分
離時には予め水素ガス発生装置6を作動させバルブ8及
び9により流量調整或いは圧力調整しつつオ−ブン1内
のカラム2や検出器5へ一定量供給する。そして水素セ
ンサ14を付加しておけば若しオ−ブン1内に水素ガス
が漏れていた場合は該水素センサ14が作動し前記水素
発生装置6のスイッチ19をOFFとして水素の発生を
停止させることも出来るので安全性は更に向上する。
【0011】
【発明の効果】この発明のガスクロマトグラフは、以上
詳述したような構成としたので、従来のように高価なヘ
リウムガスを使用することなく、また高圧ガスボンベを
使用することなく爆発の危険性のない状態で水素ガスを
使用することが出来る。更にこのガスクロマトグラフで
は特に窒素ガス分離装置により窒素ガスを再分離して用
いることが出来るので効率が良い等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガスクロマトグラフの構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 オ−ブン(カラムオ−ブン) 2
カラム 4 インジェクタ 5
検出器 6 水素発生装置 7
管路 10 窒素ガス分離装置 11、
12 管路 13、15 エアポンプ 14
水素センサ 18 管路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラム等を収容するオ−ブンと、窒素ガ
    スを管路より前記オ−ブンへ供給する窒素ガス分離装置
    と、前記オ−ブン内のガスを吸引するエアポンプを配置
    すると共にオ−ブンより吸引されたガスを前記窒素ガス
    分離装置へ還流する管路と、カラム或いは検出器へ水素
    を供給する水素ガス発生装置と、より成るガスクロマト
    グラフ。
JP17897992A 1992-06-12 1992-06-12 ガスクロマトグラフ Pending JPH05346424A (ja)

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JP17897992A JPH05346424A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 ガスクロマトグラフ

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009216394A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Shimadzu Corp ガスクロマトグラフ装置
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