JPH05345709A - シャンプー組成物およびその製造方法 - Google Patents

シャンプー組成物およびその製造方法

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JPH05345709A
JPH05345709A JP5014099A JP1409993A JPH05345709A JP H05345709 A JPH05345709 A JP H05345709A JP 5014099 A JP5014099 A JP 5014099A JP 1409993 A JP1409993 A JP 1409993A JP H05345709 A JPH05345709 A JP H05345709A
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weight
conditioning
alkyl
silicone
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Riaz Rizvi
リズビ リアツ
Chaitanya Patel
パテル チャイタニャ
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Helene Curtis Industries Inc
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Helene Curtis Inc
Helene Curtis Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期の製品安定性、優れた清浄および発泡特
性を有し、ヒトの毛髪に優れたかつ改善された全般的コ
ンディショニング、特に一層優れた湿潤時および乾燥時
梳毛特性を与えるコンディショニングシャンプーを目的
とする。 【構成】 本シャンプーは陰イオン界面活性剤、長鎖脂
肪酸および非揮発性シリコーン物質を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘアーコンディショニン
グシャンプー組成物および毛髪を清浄化するとともに、
毛髪上にコンディショニング剤を残留して蓄積すること
なく、湿潤状態および乾燥状態における改善されたコン
ディショニング特性および柔らかさのような他のコンデ
ィショニング特性を毛髪に与えるように毛髪をこの組成
物で処理する方法に関する。一層特定的に本発明は、ア
ンモニウムラウリルサルフェートのような一つ以上の清
浄用陰イオン界面活性剤;ポリジメチルシロキサン化合
物のような一つ以上の非揮発性シリコーン油;長鎖脂肪
酸;および必要ならば水に溶けず油に溶解するジ−長鎖
アルキル第4級アンモニウム塩コンディショニング剤を
含有するヘアーコンディショニングシャンプー組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】汚れたヒトの毛髪は、頭から自然に分泌
する皮脂ならびに毛髪上に蓄積する土壌および他の大気
汚染物を除去するためにシャンプーする。特に皮脂は比
較的短時間に毛髪上に蓄積し、油ぎって汚れた手触りを
毛髪に与えかつ毛髪の取扱い性を悪くする。大気汚染物
および皮脂を除去するために毛髪を清浄化するのに最も
有効なシャンプーは、長鎖アルキルサルフェートおよび
部分的にエトキシル化した長鎖アルキルサルフェートの
ような高発泡合成陰イオン洗剤を含有するシャンプーで
ある。これらの合成陰イオン洗剤は、毛髪を清浄化する
のに非常に有効であるが、水でリンスした後、通常「き
しみ」と称する乾いた手触りを毛髪に残し、また毛髪が
湿潤しているとき、極度にもつれかつ取扱いが困難なシ
ャンプー後の状態を毛髪に与える。
【0003】完全に清浄した毛髪は、個々の毛髪繊維が
もつれ、ねじれかつ互いにからむ傾向があるので、湿潤
したまたは乾燥した状態で梳毛するのが非常に困難であ
る。特に、完全に清浄化した毛髪をシャンプー後の段階
で完全に乾燥する以前は、梳毛しまたは毛髪をブラシ掛
けすることは非常に困難である。完全に乾燥した後でさ
え、完全に清浄化した毛髪は梳毛しまたはブラシ掛けす
るのは依然として困難であり、またセットもうまくいか
ない。また、完全に清浄な乾燥した毛髪はまた、低湿度
の雰囲気中で好ましくない静電気特性をもち、そのため
に毛髪が「飛び去り」、従って梳毛特性または毛髪のブ
ラシ掛け特性がさらに低下する。一般に、毛髪の合成洗
剤、特に高発泡合成陰イオン洗剤による清浄化から来る
上記した問題は、毛髪をヘアーコンディショナー例えば
ヘアリンスの形のものでシャンプー後処理することによ
りあるいはヘアーコンディショナーをシャンプー組成物
中に直接含入することにより一層深刻になる。
【0004】アフターシャンプーヘアーコンディショニ
ング組成物は容易に処方されるが、シャンプー後に別な
段階として毛髪にコンディショナーを適用する必要があ
るので、使用するのに不便である。コンディショニング
シャンプーの製造は、陰イオン界面活性剤と良好なコン
ディショニング剤である脂肪族陽イオン化合物との間に
固有に認められる不親和性の問題のため、一層困難であ
る。陰イオン界面活性剤と陽イオン界面活性剤または陽
イオンポリマーとの接触によって沈澱が生まれる。この
沈澱は直ちに形成されるか、あるいは陰イオンおよび陽
イオン化合物の間に相互作用を惹起しそのために清浄化
およびコンディショニング特性が著しく低下する。清浄
化およびコンディショニングの有効度の低下は、陰イオ
ンおよび陽イオン化合物が組成物から沈澱せず、溶液ま
たは懸濁液中にとどまる組成物においてさえ観察され
る。陰イオン界面活性剤と陽イオンコンディショニング
化合物との間の不親和性は、当技術に熟達する者によっ
て十分に認識されている。例えばSafarinはニュ
ーヨークのInterscience Publish
ers 社により1957年刊行の「Cosmetic
s」の538頁に、陰イオン化合物と陽イオン化合物と
は反応して不溶性塩を生成するので組合わせて使用でき
ないと述べている。
【0005】コンディショニングシャンプーを処方する
際のこの不親和性の問題の部分的な解決の例は、陰イオ
ン性でなく例えば非イオン性、両性およびツビッテルイ
オン性の界面活性剤を陽イオンコンディショニング剤と
ともに含有する化合物を開示している、Hewittの
米国特許第3,849,348号明細書、Gerste
inの米国特許第3,990,991号明細書およびS
atoの米国特許第3,822,312号明細書によっ
て示される。公表されたヨーロッパ特許出願EP40
7,042A2はコンディショニングシャンプー中の長
鎖アルコール、長鎖エトキシル化アルコールおよび(ま
たは)長鎖エステルまたは酸を教示している。
【0006】コンディショニングシャンプーを処方する
際に固有な他の問題は、毛髪にある程度の柔らかさを与
えることが技術上十分に知られている非揮発性シリコー
ンのように、水に溶けないコンディショニング剤もまた
含入する場合に発生する不安定性の問題である。
【0007】シャンプー組成物中のシリコーンは異なる
多数の特許すなわち、Greenの1958年3月11
日付の米国特許第2,826,551号、Drakot
tの1976年6月22日付の米国特許第3,964,
500号、Paderの1982年12月21日付の米
国特許第4,364,837号、Woolstonの1
960年9月28日付の英国特許第849,433号、
Groteらの米国特許第4,741,855号、Bo
lich Jrらの米国特許第4,788,006号お
よび第4,902,449号ならびにOhらの米国特許
第4,704,272号の各明細書中に開示されてい
る。
【0008】シリコーンを含有するコンディショニング
シャンプーにおいて解決が特に困難な問題は、コンディ
ショニングシャンプーの清浄化性能、特に泡沫の体積お
よびコンディショニング性能をそのままに保ちつつ、分
散した水に溶けない非揮発性のシリコーン物質を安定な
形で懸濁させつづけるという問題である。増粘および安
定化のためにシリコーン含有コンディショニングシャン
プー中に含入するものとして、米国特許第4,788,
006号、第4,704,272号および第4,74
1,855号明細書に開示されるごとく、キサンタンガ
ム、長鎖アクリル誘導体、長鎖アミドオキサイドおよび
長鎖アルカノールアミドのような種々の物質が提案され
てきた。本発明の組成物は安定であり、アミンオキサイ
ドまたはアシル誘導体懸濁剤は含まずに、泡沫の容積お
よびコンディショニング特性が増強されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の原理に従うに、
陰イオン界面活性剤、長鎖脂肪酸、特に少くとも約5重
量%、望ましくは約20〜約90重量%のベヘニン(C
22)酸を主として含む長鎖(C18〜C36)脂肪酸、およ
び非揮発性シリコーン物質を含有するコンディショニン
グシャンプーは優れた清浄および発泡特性を示しまたヒ
トの毛髪に優れたかつ改良された全般的コンディショニ
ング、特に優れた湿潤時および乾燥時梳毛特性を与える
ことが驚くべきことに見出されている。
【0010】本発明の組成物で処理した毛髪は、増強さ
れた泡沫により完全に清浄化されまた光沢、厚み、取扱
い性および柔らかさと嵩のような改良された物理的およ
び化粧品特性を示す。さらに本発明の組成物によって処
理した毛髪は、多くのコンディショニングシャンプー組
成物について普通にみられるように、時間とともにコン
ディショニング剤が毛髪上に蓄積するということはな
い。
【0011】従って本発明の一局面は、毛髪を清浄化
し、改良された泡沫体積を与え、かつ1回の適用におい
て、改良された物理的特性と化粧品特性を毛髪に与える
毛髪処理組成物を提供することである。
【0012】本発明の特別な局面は陰イオン界面活性剤
と非揮発性シリコーンとを含有する物理的に安定なコン
ディショニングシャンプーを提供することである。
【0013】本発明の別な局面は、改良された発泡性、
湿潤および乾燥時コンディショニング、ならびに安定性
を付与するために、長鎖アルキルサルフェート、長鎖ア
ルキルエーテルサルフェートおよび(または)長鎖スル
ホネートのような強力な陰イオン洗剤;非揮発性シリコ
ーンコンディショニング剤;および長鎖(C18〜C36
脂肪酸を含有する新規の改良されたコンディショニング
シャンプーを提供することである。
【0014】本発明のさらに別な局面は、約5〜約65
%の陰イオン界面活性剤;必要に応じて、約0.1〜約
20%の、窒素原子に結合した長鎖アルキル基であって
一つの基についておおむね約12〜約22個の炭素原子
をもつものを二つしかもたない窒素を含有する陽イオン
コンディショニング剤、約0.5〜約10%の非揮発性
シリコーン物質、約0.5〜約10%の長鎖(C20〜C
40)脂肪族アルコール、および約0.5〜約10%の、
少くとも5重量%のベヘン酸を含有する長鎖脂肪酸を含
有する新規な改良されたコンディショニングシャンプー
を提供することである。
【0015】本発明の別な局面は、陰イオン界面活性
剤、必要に応じて窒素含有陽イオンコンディショニング
剤および非揮発性シリコーンを脂肪酸と一緒に激しく攪
拌することにより、約5〜約100ミクロンの範囲の粒
子寸法をもつシリコーン液滴を懸濁して、発泡性を犠牲
にすることなくコンディショニングシャンプーに予期に
反する新たな安定性を与えることにより、陰イオン界面
活性剤、必要に応じて窒素含有陽イオンコンディショニ
ング剤、懸濁した非揮発性シリコーン、および脂肪酸を
含有する水性コンディショニングシャンプーを製造する
新規な改良された方法を提供することである。
【0016】本発明の上記したおよびその他の局面およ
び利点は好ましい態様に関する以下の詳細な説明から明
らかとなるであろう。
【0017】本発明の水性コンディショニングシャンプ
ー組成物は一般に、組成物の約5〜約65重量%の量の
陰イオン界面活性剤;組成物の約0.5〜約10重量%
の量の長鎖(C18〜C36)脂肪酸;組成物の約0.5〜
約10重量%の量の一つ以上の非揮発性シリコーン;お
よび必要に応じて組成物の約0.1〜約20重量%のジ
−長鎖アルキル第4級アンモニウム塩を含有する。
【0018】本発明のコンディショニングシャンプー
は、改良された発泡性および改良された物理的および化
粧品的コンディショニング特性例えば光沢、厚み、やわ
らかさならびに優れた湿潤時および乾燥時梳毛性と嵩と
を含めての取扱い易さを毛髪に付与する。
【0019】本発明の組成物および方法において使用す
る清浄用陰イオン界面活性剤は、ヘアーシャンプー技術
において既知であるかすでに使用されている何らかの陰
イオン界面活性剤であってよい。清浄用陰イオン界面活
性剤は、毛髪を効果的に清浄化しかつ消費者が清浄効率
と関連づける高くかつ安定な発泡水準を達成するように
本発明の組成物中に含入されるべきである。非イオンお
よび両性界面活性剤は毛髪の清浄化にさほど有効でなく
また消費者の望む高い発泡水準を与えない。しかし泡沫
の安定化を助け、適当な粘度を与えあるいは組成物に他
の機能的または美的特性を与えるために、一つ以上の陰
イオン界面活性剤に加えて、非イオン、両性および(ま
たは)ツビッテルイオン界面活性剤を本発明の組成物中
に必要に応じて含入することができる。
【0020】通常、清浄用陰イオン界面活性剤は、約8
〜約30個の炭素原子、特に約12〜約20個の炭素原
子を含む炭素鎖のような疎水性部分を含み、さらにまた
サルフェート、スルホネート、カーボネート、ホスフェ
ートまたはカルボキシレートのような親水性部分も含
む。清浄用陰イオン界面活性剤に、増大した水溶性また
は減少した表面張力のような特別な物理的特性を与える
ために、疎水性炭素鎖は例えばエチレンオキサイドまた
はプロピレンオキサイドによってしばしばエーテル化さ
れる。
【0021】好適な清浄用陰イオン界面活性剤は、アル
キルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、ア
ルキルエーテルスルホネート、アルキルフェノキシポリ
オキシエチレンエタノールのサルフェートエステル、ア
ルファ−オレフィンスルホネート、ベータアルキロキシ
アルケンスルホネート、アルキルアリールスルホネー
ト、アルキルカーボネート、アルキルエーテルカルボキ
シレート、脂肪酸、スクシナメート、スルホスクシネー
ト、サルコシネート、オクトキシノールまたはノノキシ
ノールホスフェート、タウレート、脂肪族タウライド、
硫酸化モノグリセライド、脂肪酸アミノポリオキシエチ
レンサルフェートおよびイソチエネートとして知られる
部類に属する化合物またはこれらの組合わせを包含する
が、これらに限られることはない。追加的な多くの清浄
用界面活性剤は、MC出版社のMcCutcheon’
s Divisionにより公刊されているMcCUT
CHEON’S DETERGENTS AND EM
ULSIFIERS,1989 ANUAL中に記載さ
れている。通常、清浄用陰イオン界面活性剤は、アルキ
ル部分が1〜約3個の炭素原子を含むナトリウム、カリ
ウム、リチウム、アンモニウム、アルキルアンモニウム
またはヒドロキシアルキルアンモニウム塩の形の中和さ
れた塩として組成物中に存在する。アルキルサルフェー
トおよびアルキルエーテルサルフェートは清浄用陰イオ
ン界面剤の特に有効な部類である。本発明の組成物およ
び方法において有用な清浄用陰イオン界面活性剤の例
は、ラウリルサルフェート、ドデシルベンゼンスルホネ
ート、ラウリルスルホサクシネート、ラウリルエーテル
サルフェート、ラウリルエーテルカルボキシレート、ラ
ウリルサルコシネート、ココメチルタウライドおよびス
ルホサクシネート半エステルアミドのアンモニウム、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、イソプロピルアミン、ナトリウム、カリウ
ム、リチウムまたはマグネシウム塩またはこれらの組合
わせを含むが、これらに限られない。特に有用な清浄用
陰イオン界面活性剤はラウリルサルフェート塩とラウリ
ルエステルサルフェート塩との混合物である。
【0022】本発明の利点を十分に発揮するために、組
成物の少くとも0.1重量%の量のベヘン酸が含まれる
ように、少くとも約5.0重量%、望ましくは約20〜
約90重量%のベヘン酸を長鎖脂肪酸(C18〜C36)に
含入することにより、本発明のコンディショニングシャ
ンプーにおいて新規かつ予想外の発泡、コンディショニ
ングおよび(または)安定化が達成される。ベヘン酸
は、組成物の脂肪酸(C 18〜C36脂肪酸)の全重量に基
き約5〜約100%、望ましくはベヘン酸と他のC18
36脂肪酸との全重量の約20〜約90%の量にて含入
する。
【0023】コンディショニングシャンプー中に相当な
量、例えば1.5%以上のシリコーンコンディショニン
グ剤を含入すると、強力な陰イオン洗剤(例えば、アル
キルサルフェート、アルキルスルホネート、アルキルエ
ーテルサルフェートおよびアルキルエーテルスルホネー
ト)により発生する泡沫の量が著しく減少することは周
知である。従って、ほとんどの消費者が良好な清浄化に
とって必須的と考える高い発泡水準を消費者に提供する
ために陰イオン洗剤はシリコーンコンディショニング剤
を含有するシャンプー中により高い百分率にて含入さ
れ、かつ(あるいは)発泡増強剤がコンディショニング
シャンプーに添加されてきた。コンディショニングシャ
ンプー中に存在するシリコーンおよび他のコンディショ
ニング剤に由来する発泡性の低下に加えて、一つ以上の
コンディショニング剤を懸濁するのに使用する懸濁剤も
また達成される発泡水準を低下しかつ時には一つ以上の
コンディショニング剤によって与えられるコンディショ
ニングの利点を低下する。発泡水準およびコンディショ
ニングの利点を低下する懸濁剤のいくつかは、参考のた
めに本明細書中に包含されているGroteの米国特許
第4,741,855号明細書中に開示されているごと
くアリール誘導体、アミンオキサイドなどを含む。
【0024】本発明のコンディショニングシャンプー
は、Groteの米国特許第4,741,855号明細
書において安定化のために必要であると述べられている
アリール誘導体またはアミンオキサイドを使用すること
なく、優れたコンディショニング、発泡および安定性を
達成する。優れたコンディショニングの利点、および優
れた発泡および安定性をもつコンディショニングシャン
プーを提供できることは、コンディショニングシャンプ
ー技術において永年にわたって必要であると認められて
いる。本発明のコンディショニングシャンプーは、懸濁
液を安定化するために、少くとも約5重量%のベヘン
酸、望ましくは約20〜約90重量%のベヘン酸を含有
する長鎖(C18〜C36)脂肪酸を含入することにより、
以上の永年にわたる必要性を解決する。
【0025】本発明の好ましい態様の他の重要な特質に
よるとき、コンディショニングシャンプー組成物の少く
とも約0.5重量%の量のベヘン酸は、コンディショニ
ングシャンプーに真珠光沢を与え、それによって組成物
の安定性および外見を高める。ベヘン(C22)酸は、M
ontan Wax酸(C18〜C36)脂肪酸とともに純
粋な酸の形で与えてよくあるいは長鎖脂肪酸の混合物、
例えば約75%のC22飽和ワックス酸と約25%の
18、C20およびC24〜C36酸とを含有するSYNCR
OWAX AWI−C(C18〜C36)脂肪族ワックス酸
から与えてよい。ベヘン(C22)酸はSYNCROWA
Xの重要な部分であり、カルボン酸として使用してよ
い。
【0026】本発明の好ましい態様に従うとき、組成物
中に存在する強力な陰イオンアルキルエーテル洗剤とす
べての強力な陰イオン洗剤との重量比、例えばエトキシ
ル化が2モルである活性アンモニウムラウレトエーテル
サルフェートおよび(または)アンモニウムラウレトエ
ーテルスルホネートと活性アンモニウムラウリルサルフ
ェートおよび(または)アンモニウムラウリルスルホネ
ートとの重量比、少くとも約0.12は、優れた発泡お
よびコンディショニングの利点を維持しつつ、懸濁した
水不溶性コンディショニング剤の例外的な安定化を達成
する。好ましい態様においてエトキシル化サルフェート
および(または)エトキシル化スルホネートは、エトキ
シル化された強力な陰イオン洗剤とエトキシル化されて
ない強力な陰イオン洗剤との全体の少くとも重量12%
から約90重量までであるべきである。本発明の利点を
十分に発揮するために、アルキルエーテルサルフェート
および(または)アルキルエーテルスルホネートは、組
成物の約2〜約15重量%の量で存在し、またアルキル
サルフェートおよび(または)アルキルスルホネートは
組成物の約5〜約20重量%の量で存在すべきである。
【0027】陰イオン洗剤および他の洗剤によって付与
される発泡体積をさらに増加するために発泡増強剤を本
発明の組成物に添加してよい。好適な発泡増強剤には、
例えばポリビニルピロリドン(PVP)、ポリオック
ス、セチルベタイン、ココアミド、ココアミドエチルベ
タイン、ココアミドプロピルベタイン、ココアミドプロ
ピルヒドロキシスルテイン、ココアンホジプロピオン
酸、ココ−ベタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイ
ン、ココ−スルテイン、ココイルヒドロキシエチルイミ
ダゾリン、DEA−ココアンホジプロピオネート、DE
A−ラウロアミノプロピオネート、デシルベタイン、ジ
ナトリウムイソステアリルスルホスクシネート、イソプ
ロピルステアレート、ラウロアミド、ラウロアミドプロ
ピルベタイン、ラウリルベタイン、ラウリルスルテイ
ン、ミリストアミドプロピルベタイン、ミリストアミノ
プロピオン酸、ミリスチルベタイン、オレアミドプロピ
ルベタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルテイ
ン、オレイルベタイン、パルムアミドプロピルベタイ
ン、パルミトアミドプロピルベタイン、PEG−6ココ
アミド、PEG−3ラウロアミド、PEG−5ラウロア
ミド、PEG−6ラウロアミド、ナトリウムココアンホ
アセテート、ナトリウムココアンホプロピオネート、ナ
トリウムラウロアミノプロピオネート、ナトリウムラウ
ロアンホプロピオネート、ナトリウムラウロイルサルコ
シネート、ナトリウムミリストアンホアセテート、ナト
リウムミリストイルサルコシネート、TEA−水素化獣
脂グルタメート、TEA−ラウロアミノプロピオネー
ト、TEA−ミリストアミノプロピオネート、およびウ
ンデシレンアミドプロピルアミンオキサイドが含まれ
る。
【0028】本発明の利点を十分に発揮するように、水
に溶けないコンディショニング剤の例外的に安定な乳濁
化を提供しかつ増粘および発泡安定性を助けるために、
必要ならば約0.1〜約5重量%の量の非イオンアルカ
ノールアミドをコンディショニングシャンプー組成物中
に含入する。アルカノールアミドの代りに、アルギン酸
ナトリウム、グアーガム、キサンタンガム、アラビアガ
ム、セルロース誘導体例えばメチルセルロース、ヒドロ
キシブチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロースおよびカルボキシメチル
セルロース、ならびに種々の合成ポリマー増粘剤例えば
ポリアクリル酸誘導体のような他の有用な懸濁剤および
増粘剤を使用できる。好適なアルカノールアミドには、
毛髪手入用処方物の技術において知られるもの例えば、
ココアミドモノエタノールアミド(MEA)、ココアミ
ドジエタノールアミド(DEA)、ソーヤアミドDE
A、ラウロアミドDEA、オレアミドモノイソプロピル
アミド(MIPA)、ステアロアミドMEA、ミリスト
アミドMEA、ラウロアミドMEA、カプロアミドDE
A、リシノールアミドDEA、ミリストアミドDEA、
ステアロアミドDEA、オレイルアミドDEA、獣脂ア
ミドDEA、ラウロアミドMIPA、獣脂アミドME
A、イソステアロアミドDEA、イソステアロアミドM
EAおよびこれらの組合わせが含まれるが、これらに限
られることはない。
【0029】本発明の組成物は約0.15〜約10重量
%、望ましくは約1.0〜約5.0重量%の非揮発性シ
リコーン化合物も含有する。好ましい非揮発性シリコー
ン化合物は、低分子量のポリジメチルシロキサン液体と
より大きな分子量をもつポリジメチルシロキサンガムと
の約3:1の比率の混合物のようなポリジメチルシロキ
サン化合物である。非揮発性ポリジメチルシロキサン化
合物は、シャンプー後に改善された梳毛性と改善された
手触り(柔らかさ)とを毛髪に与えるのに十分な量、本
発明の組成物に添加される。本明細書にいう「シリコー
ンガム」とは、25℃において約5〜約600,000
センチストークスの粘度をもつ非官能性シロキサンであ
る。米国特許第4,902,499号明細書中に記載の
ごとく、20℃で600,000センチストークスを越
える粘度、例えば700,000センチストークス以上
の粘度と重量平均分子量少くとも約500,000をも
ついわゆるリジッドシリコーンは本発明に従う場合有用
である。
【0030】好ましいシリコーンガムには一般式: (CH3 3 SiO−〔Si(CH3 2 n −Si(CH3 3 (式中、nは約2,000〜約15,000、望ましく
は約2,000〜約7,000である)をもつ線状また
は分枝ポリジメチルシロキサンが含まれる。本発明の組
成物中で有用なシリコーンガムはジェネラルエレクトリ
ック社およびダウコーニング社を含む種々な商業的源泉
から入手できる。
【0031】一つの態様において、本発明の乳濁化した
コンディショニングシャンプーは水に溶けない乳濁化可
能な陽イオンコンディショニング剤を含む。本発明の乳
濁化コンディショニング組成物および方法において使用
する陽イオンコンディショニング剤は、油溶性で水−分
散性のジ−長鎖アルキル、ジ−短鎖アルキル第4級アン
モニウム塩である。本発明の組成物および方法において
有用な油溶性で水−分散性の第4級アンモニウム化合物
は、約12〜約22個の炭素原子を含む長鎖アルキル基
を二つもつ第4級アンモニウム化合物である。長鎖の長
さは主として炭素原子12、14、16、18、20お
よび(または)22個であってよくまた唯一つの鎖長で
あってよくまたは混合鎖長であってよい。第4級アンモ
ニウム化合物の第4級窒素上にある残りの二つの置換基
は、第4級アンモニウム化合物が油溶性かつ水−分散性
でありまた規定のごとき長鎖アルキル置換基を二つ有す
るかぎり、水素、ベンジル、メチル、エチルまたはヒド
ロキシエチル基のような炭素原子1〜4個をもつ短鎖ア
ルキル基あるいはこれらの組合わせであってよい。
【0032】油溶性第4級アンモニウム化合物の陰イオ
ンは、第4級アンモニウム化合物が油溶性であるかぎ
り、クロライド、ブロマイド、メチルサルフェート、ア
セテート、ホスフェートあるいはナイトレートのような
何らかの陰イオンであってよい。
【0033】本発明の一態様に従うとき組成物は、第4
級窒素原子一つと、アルキル鎖一つあたり約12〜約2
2個の炭素原子をもつ長鎖アルキル鎖二つとを有する油
溶性かつ水−分散性のコンディショニング剤を含有す
る。本発明のコンディショニング剤は、第4級炭素原子
上の置換基の構造に基いて二つのグループ、すなわち
(a)二つの長い炭素鎖と一つまたは二つの同一のまた
は異なる1〜4個、特に1または2個の炭素原子をもつ
短鎖アルキル基とをもつ化合物および(b)二つの長い
炭素鎖、一つのベンジル基および一つの、炭素原子1〜
4個、特に1または2個をもつ短鎖アルキル基を有する
化合物へと大別することができる広範囲の化合物を含
む。以下の油溶性第4級アンモニウム化合物は、本発明
の組成物および方法において使用できる油溶性のジ−長
鎖アルキル第4級アンモニウム化合物の例であるが、こ
れらに限定されない。
【0034】 ジステアリルジメチル アンモニウムクロライド (ジステアリルジアンモニウムクロライド)、 ジステアリルジメチル アンモニウムブロマイド (ジステアリルジアンモニウムブロマイド)、 ジセチルジメチルアンモニ ウムクロライド (ジセチルジアンモニウムブロマイド)、 ジメチルジ(水素化獣脂) アンモニウムクロライド (カタルニウム−18)、 ジセチルメチルベンジル アンモニウムクロライド、 ジセチルジメチルアンモニ ウムクロライド (ジセチルジモニウムクロライド)、 ジココジメチルアンモニウ ムクロライド (ジココジモニウムクロライド)、 ジココジメチルアンモニウ ムブロマイド (ジココジモニウムブロマイド)、 ジベヘニル/ジアラキジル ジメチルアンモニウムク (ジベヘニル/ジアラキジルジモニウム ロライド クロライド)、 ジベヘニル/ジアラキジル ジメチルアンモニウムブ (ジベヘニル/ジアラキジルジモニウム ロマイド ブロマイド)、 ジベヘニルジモニウム メチルサルフェート (ジベヘニルジモニウムメチルサルフェート)、 ヒドロキシプロピルビスス テアリルアンモニウムク (ヒドロキシビスステアリルジモニウムクロ ロライド ライド)、 ジベヘニルジメチルアンモ ニウムクロライド (ジベヘニルジモニウムクロライド)、 ジベヘニルメチルベンジル アンモニウムクロライド ジミリスチルジメチルアン モニウムブロマイド (ジミリスチルジモニウムブロマイド)、 ジミリスチルジメチルアン モニウムクロライド (ジミリスチルジモニウムクロライド)、 上記において括弧内の名称はCTFA辞典中に示されて
いる化合物の名称である。
【0035】油溶性の第4級アンモニウム化合物の長い
アルキル鎖は普通、単一な鎖長のものでなく、主として
12〜C22の範囲例えばC12、C14、C16、C18、C20
および/またはC22の鎖長の混合したものである。一般
に、本発明の組成物中に使用する油溶性の第4級アンモ
ニウム化合物は、アルキル長さの混合したものとしての
長いアルキル鎖をもつ。第4級アンモニウム化合物が油
溶性でありかつ水−分散性であるかぎり、このようなジ
−長鎖アルキル第4級アンモニウム化合物は本発明の原
理に従って機能する。このようなコンディショニング剤
は、獣脂、ココナッツ油、大豆油などのような天然に存
在する物質から、あるいは長鎖基の混合物を含有するこ
との知られている合成的に製造される混合物から、簡便
に製造される。
【0036】本発明において有用な水に溶けない乳濁可
能なコンディショニング剤は、本発明の組成物の乳濁化
に先立ってコンディショニング剤を水と混合する時、水
から分離しかつ水中で2相組成物を形成する能力をもつ
べきである。本発明の利点を十分に発揮するために、本
発明の組成物中で使用する水に溶けない乳濁可能な第4
級アンモニウムコンディショニング剤は1%より低い水
溶性をもつ。このようなコンディショニング剤は液体ま
たは固体として使用できる。
【0037】最良の安定性を達成するために、水と一つ
以上の界面活性剤とを最初に混合しかつ脂肪酸の融点以
上の温度、例えば150〜200°Fに加熱する。次
に、水中に完全に溶解するまで脂肪酸を加える。次いで
シリコーンまたはシリコーン配合物を添加してよく、か
つシリコーン物質を約10マイクロメートルより小さい
寸法、そして一層好ましくは約5〜約100ミクロンの
寸法へと剪断しかつ破砕するように混合物を激しく攪拌
する。すべての成分を添加するまで、脂肪酸の融点より
高い温度に混合物を保持する。
【0038】シリコーンを剪断する時に最良の結果を得
るために、激しい混合または剪断に際して、得られるシ
リコーン液滴が約5〜約100ミクロン、望ましくは約
10〜約30ミクロンの粒子寸法をもちかつ油相中で安
定であるように、組成物は約2,000〜約20,00
0センチポイズの粘度をもつべきである。激しい攪混合
の例として、約500〜800r.p.m.の速度で回
転する6枚羽の軸流タービンインペラーは、非揮発性シ
リコーン物質の十分な剪断を行い、約5〜約100ミク
ロンの寸法範囲内にあるシリコーン液滴を生成し、また
剪断されたシリコーン液滴は例外的に安定である。粘稠
な組成物中での剪断によって、組成物に最良のシリコー
ン粒子寸法と安定性とが与えられる。シリコーン液滴の
粒子寸法が約5ミクロンより小さいならば、シリコーン
の全表面積が大きすぎて泡沫が減少する。シリコーン液
滴の粒子寸法が約100ミクロンより大きいならば、シ
リコーン液滴は凝集して組成物から分離する傾向をも
つ。
【0039】ヘアーシャンプーおよびシャンプーコンデ
ィショナーの基本的な特性に悪影響を与えないかぎり、
他の普通な化粧品成分および添加剤を本発明の組成物中
に含入してよい。このような随意的な化粧品成分および
添加剤には、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、芳
香剤、染料、染毛剤、不透明化剤、真珠光沢剤、増粘
剤、ふけ抑制剤、向水剤、泡沫安定剤、溶解化剤、保存
剤、軟水化剤、酸、アルカリ、緩衝剤などが含まれる
が、これらに限られない。これらの随意的な成分および
添加剤は通常、組成物全体に対してそれぞれ約5重量よ
り少ない百分率、普通には約0.1〜約20重量%存在
する。
【0040】例えば、消費者が受入れやすくするよう
に、組成物の0%〜約5重量%の量のポリビニルピロリ
ドンおよび(または)両性界面活性剤をヘアーシャンプ
ー/コンディショナーに必要に応じて含入することによ
り、皮膚の柔らかさを達成するとともに組成物の美しさ
を増大することができる。
【0041】本発明の組成物中に含入できる好適な両性
界面活性剤には、ベタイン、およびヒドロキシプロピル
スルテインまたはその組合わせが含まれるが、これらに
は限らない。両性界面活性剤の例としては、ココアミド
プロピルベタイン、ラウロアミドプロピルベタイン、コ
コ/オレアミドプロピルベタイン、ココベタイン、オレ
イルベタイン、ココアミドプロピルヒドロキシスルテイ
ン、獣脂アミドプロピルヒドロキシスルテインおよびジ
ヒドロキシエチル獣脂グリシネートまたはこれらの組合
わせがあるが、これらに限られることはない。一般に、
本発明の組成物の安定性、コンディショニングおよび清
浄効率に悪影響を与えないかぎり、いかなる両性界面活
性剤でも組成物中に含入できる。
【0042】本発明のヘアーシャンプー/コンディショ
ナー組成物は、美的、物理的または清浄特性を組成物に
与えるのを助けるために非イオン界面活性剤も含有して
よい。同様に本組成物は、所望の美的または物理的特性
を組成物に与えるために、他の乳化剤、コンディショニ
ング剤、無機塩、湿潤剤および類似の物質を含有してよ
い。一般にこのような随意的成分は組成物の全重量に対
してそれぞれ約0%〜5重量%、全体としては約0%〜
約20重量%存在する。
【0043】本発明のヘアーシャンプー/コンディショ
ナー組成物の媒体は主として水であるが、水に十分に溶
けない組成物成分の溶解化を助け、組成物の粘度を調整
しあるいは湿潤剤として作用させるために非水性溶媒も
含入してよい。好適な溶媒には、多価アルコール例えば
グリセロール、グリコール例えばエチレングリコール、
プロピレングリコールおよびヘキシレングリコールまた
はこれらの混合物が含まれる。随意的な非水性溶媒は、
毛髪を清浄化しかつコンディショニングする組成物の能
力に悪影響を与えるべきでなくあるいは組成物の消費者
への魅力に悪影響を与えるべきでない。非水性溶媒は本
発明のヘアーシャンプー/コンディショナー組成物中に
その約0%〜約5重量%の範囲の量存在してよい。
【0044】本発明の利点を十分に発揮するために、ヘ
アーシャンプー/コンディショナー組成物は、商業的製
品の貯蔵および出荷に際して通常みられる温度において
無期限に安定である比較的粘稠な、例えば25℃におい
て約3000〜約8000センチポイズの混合物であ
る。不透明化したあるいは真珠光沢をもつ本発明の組成
物は、約20℃〜約25℃において組成物の成分の相分
離および沈澱に関して実質的に無期限に安定である。本
組成物は商業的製品の貯蔵および出荷に際して通常みら
れる温度において成分の相分離または沈澱に対して十分
な安定性を示し、1年以上にわたって影響をうけないで
いる。
【0045】
【実施例】以下の諸例は本発明によって製造するコンデ
ィショニングシャンプーを例解する。
【0046】 例 1 物質番号 物 質 名 実際の重量% 1 脱イオン水 28.86978 2 ポリビニルピロリドン 0.50000 3 アンモニウムラウレトサルフェート(エトキ 10.00000 シル化2モル)(有効成分30%) 4 アンモニウムラウリルサルフェート 50.00000 (有効成分30%) 5 ジステアリルジモニウムクロライド 0.30000 6 ココアミドMEA 1.50000 7 ベヘニン酸 1.25000 8 モンタン酸ろう 1.25000 (5%のベヘニン酸を含有) 9 ラウリルベタイン 2.00000 (活性成分40%) 10 シリコーン配合物 2.50000 (ガム33%/油67%) 11 芳香剤 0.50000 12 メチルクロロイソチアゾリノン/ 0.08000 メチルイソチアゾリノン(保存剤) 13 四ナトリウムEDTA 0.10000 (有効成分39%)(保存剤) 14 ポリソルベート20 0.15000 (粘度変更剤) 15 D&C RED #33 0.00002 (染料) 16 D&C ORANGE #4 0.00020 (染料)
【0047】1号物質を調合タンクにいれる。2号物質
を加え、強く攪拌して混合する。3号および4号物質を
加え、十分に混合する。180〜185°Fへの加熱を
始める。5号物質を加え、そのすべてが分散するまで混
合する。6号物質を加え、十分攪拌する。7号および8
号物質を加え、完全に溶解するまで混合する。バッチの
180〜185°Fへの加熱を続ける。高速度で混合し
つつ、180〜185°Fに1時間保つ。バッチが完全
に融解しかつ均一であることを確認し、次に9号物質を
加え、穏和な攪拌によって冷却を始める。脱イオン水で
1:10に希釈した15号および16号物質を加える。
バッチの冷却を続ける。110°Fにおいて、通気せず
に攪拌を強め、かつ10号物質を加える。すべての10
号物質が分散しまたバッチが均一となるまで混合する。
11号、12号、13号および14号物質を加える。そ
れぞれを添加の後、十分に混合する。80°Fにおいて
冷却および混合を停止する。製品仕様 粘度:4000〜6000センチポイズ(ブルックフィ
ールドビスコメータAP NO5−0004.2D) pH:5.0〜5.5
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャイタニャ パテル アメリカ合衆国イリノイ州グレン エリ ン,ダンベリィ ドライブ 2 エス 537

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水;約5〜約65重量%の清浄用陰イオ
    ン界面活性剤;約0.1〜約10重量%のシリコーンコ
    ンディショニング剤;約0.5〜約20重量%の、長鎖
    上に約18〜約36個の炭素原子をもつ長鎖脂肪酸であ
    って少くとも約5重量%のベヘン酸を含むもののエマル
    ジョンを含有することを特徴とする、ヘアーコンディシ
    ョニングシャンプー組成物。
  2. 【請求項2】 シリコーンコンディショニング剤は組成
    物の約1.5〜約5重量%の量のシリコーン油とシリコ
    ーンガムとを含有する、請求項1記載のシャンプー組成
    物。
  3. 【請求項3】 組成物の約0.1〜約10重量%の量
    の、ジ−長鎖第4級窒素を含有する陽イオンコンディシ
    ョニング剤をさらに含む、請求項1記載のシャンプー組
    成物。
  4. 【請求項4】 第4級窒素を含有するコンディショニン
    グ剤は、一つの基につき炭素原子約12〜約18個であ
    る炭素鎖長をもつアルキル基を二つもつ第4級アンモニ
    ウム塩である、請求項3記載のシャンプー組成物。
  5. 【請求項5】 第4級窒素を含有するコンディショニン
    グ剤は組成物の約1〜約3重量%存在する、請求項3記
    載のシャンプー組成物。
  6. 【請求項6】 ベヘン酸は約20〜約90重量%の量、
    組成物中に存在する、請求項1記載のシャンプー組成
    物。
  7. 【請求項7】 シリコーンは25℃で粘度少くとも5セ
    ンチストークスと、圧力760mmHgで沸点少くとも
    250℃をもつ、請求項1記載のシャンプー組成物。
  8. 【請求項8】 清浄用陰イオン界面活性剤を、アルキル
    サルフェート、アルキルスルホネート、アルキルエーテ
    ルサルフェートおよびアルキルエーテルスルホネートか
    らなる群から選択する、請求項1記載のシャンプー組成
    物。
  9. 【請求項9】 組成物がその少くとも約0.1重量%の
    量のベヘン酸を含む、請求項6記載のシャンプー組成
    物。
  10. 【請求項10】 第4級窒素を含有するコンディショニ
    ング剤を、(a)二つの長い炭素鎖と、第4級窒素原子
    に結合する1〜4個の炭素原子を含む同じであるか異な
    る二つの短鎖アルキル基とをもつ化合物、(b)二つの
    長い炭素鎖、一つのベンジル基および第4級窒素原子に
    結合する1〜4個の炭素原子を含む一つの短鎖アルキル
    基をもつ化合物、ならびに(c)二つの長い炭素鎖、一
    つの水素原子および第4級窒素原子に結合する1〜4個
    の炭素原子を含む一つの短鎖アルキル基をもつ化合物か
    らなる群から選択する、請求項3記載のシャンプー組成
    物。
  11. 【請求項11】 水、長鎖陰イオン洗剤、脂肪酸および
    非揮発性シリコーンコンディショニング剤を含有するヘ
    アーコンディショニングシャンプー組成物において、脂
    肪酸が長鎖中に約18〜約36個の炭素原子をもちまた
    脂肪酸が少くとも0.1重量%のベヘン酸を組成物に供
    与することからなる改良。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載するヘアーコンディ
    ショニングシャンプー組成物において、長鎖陰イオン洗
    剤がアルキルサルフェートとアルキルエーテルサルフェ
    ートおよび(または)アルキルスルホネートおよび(ま
    たは)アルキルエーテルスルホネートをさらに含み、ア
    ルキルエーテルサルフェートにアルキルエーテルスルホ
    ネートを加えたものと、アルキルサルフェートにアルキ
    ルスルホネートとアルキルエーテルサルフェートとアル
    キルエーテルスルホネートとを加えたものとの重量比が
    少くとも0.12である改良。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の組成物を毛髪に適用
    することからなる、毛髪をシャンプーしかつコンディシ
    ョニングする方法。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の組成物を毛髪に適
    用することからなる、毛髪を同時にシャンプーしかつコ
    ンディショニングする方法。
  15. 【請求項15】 水と陰イオン界面活性剤との混合物を
    脂肪酸の融点以上の温度に加熱し、 脂肪酸が完全に融解して酸溶液が生成するまで上記の加
    熱した水に脂肪酸を添加し、 シリコーンコンディショニング剤を上記の酸溶液に加え
    て2相組成物をつくり、かつこの2相組成物を激しく攪
    拌してシリコーンを液滴へと破砕してシリコーン液滴を
    懸濁することを特徴とする、請求項1記載のコンディシ
    ョニングシャンプーの製造方法。
  16. 【請求項16】 2相組成物の温度をジ−長鎖アルキル
    第4級窒素を含有するコンディショニング剤の融点以上
    の温度に保ちつつこのコンディショニング剤を添加して
    約2,000〜約20,000センチポイズの粘度をも
    つ安定なエマルジョンを生成する、請求項15に記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 非揮発性シリコーンは組成物の約1.
    5〜約5重量%の量で存在する、請求項15記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 第4級窒素を含有するコンディショニ
    ング剤は、一つの基につき約12〜約18個の炭素原子
    鎖長をもつ2つのアルキル基を含む第4級アンモニウム
    塩である、請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 第4級窒素原子を含有するコンディシ
    ョニング剤は組成物の約0.1〜約3重量%存在する、
    請求項16記載の方法。
  20. 【請求項20】 ベヘン酸は組成物の約0.1〜約5重
    量%の量で存在する、請求項15記載の方法。
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