JPH05344657A - 電源回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 充電中に充電式電池の状態に関わらず、本体
回路の動作を維持することができるが電源回路を提供す
る。 【構成】 非充電時に本体回路４に電流を供給する充電
式電池２と、充電時に外部電圧の印加される充電制御回
路１とを備える電源回路において、充電式電池２と充電
制御回路１との間を電流制限抵抗３を介して電気的に接
続し、本体回路４と充電制御回路１との間を電気的に直
接接続し、本体回路４と充電式電池２との間を、非充電
時にオン、充電時にオフとなるスイッチング手段５を介
して電気的に接続する。充電時には、充電制御回路１の
出力が、充電式電池２および本体回路４に、それぞれ独
立に供給されるため、本体回路４は、充電式電池２の状
態に影響されずに、動作を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機等の
充電式電池を備える機器の電源回路に関し、特に、充電
中であっても機器本体の動作を可能にしたものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のコードレス電話機の電源回路は、
図２に示すように、コードレスの状態で使用する時に本
体回路４に電流を供給する充電式電池２と、充電式電池
２の充電を制御する充電制御回路１と、充電電流を制限
する電流制限用抵抗３とを備えている。

【０００３】この電源回路の充電式電池２を充電すると
きは、充電制御回路１に外部から直流電圧を印加し、充
電制御回路１および電流制限用抵抗３を介して充電式電
池２に充電電流を供給する。

【０００４】充電中であっても、本体回路４への通電を
維持し、電話機の通信機能が発揮できるように構成した
ものも作られている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電源回
路では、充電式電池２と本体回路４とが充電制御回路１
に対して並列に接続されているため、本体回路４への印
加電圧は、充電式電池２の電圧と等しい大きさとなる。
そのため、充電式電池２が深放電状態等により電圧が低
下している場合には、充電を開始してから充電式電池２
の電圧が上昇するまでの間は、本体回路４に加わる印加
電圧が不足し、本体回路４が動作しない状態となり、充
電状態で使用可能なコードレス電話機でありながら、充
電時に不動作となるという問題を抱えている。

【０００６】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、充電中であれば、充電式電池２の状態
に関わらず、本体回路の動作を維持することができるが
電源回路を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、非
充電時に本体回路に電流を供給する充電式電池と、充電
時に外部電圧が印加される充電制御回路とを備える電源
回路において、充電式電池と充電制御回路との間を電流
制限抵抗を介して電気的に接続し、本体回路と充電制御
回路との間をこの電流制限抵抗を介さずに接続し、本体
回路と充電式電池との間を、非充電時にオン、充電時に
オフとなるスイッチング手段を介して接続している。

【０００８】

【作用】そのため、充電時には、充電制御回路の出力
が、充電式電池および本体回路に、それぞれ独立に供給
されるため、本体回路は、充電式電池の状態に影響され
ずに、動作を行なうことができる。

【０００９】

【実施例】本発明の実施例における電源回路は、図１に
示すように、本体回路４に電流を供給する充電式電池２
と、充電制御回路１と、電流制限用抵抗３との他に、充
電式電池２と本体回路４との間を、充電時には遮断（オ
フ）し、非充電時には接続（オン）するスイッチング素
子５を備えている。このスイッチング素子５は、充電制
御回路１に外部から加えられる直流電圧によって動作
し、電圧が印加されているときはオフ、印加されていな
いときはオンとなる。

【００１０】この電源回路では、非充電時には、充電式
電池２から、オン状態のスイッチング素子５を通って、
電流が本体回路４に供給される。

【００１１】一方、充電時には、充電制御回路１に外部
から直流電圧が印加され、この印加電圧によって、スイ
ッチング素子５がオフとなる。その結果、充電制御回路
１の出力は、充電式電池２に対しては、電流制限抵抗３
を介して供給され、また、本体回路４に対しては、充電
制御回路１から直接供給される。

【００１２】このように、この電源回路では、充電時に
おいて、充電制御回路１の出力が、充電式電池２と本体
回路４とに、それぞれ独立に供給されるため、本体回路
４は、充電式電池２の状態に影響されず、充電制御回路
１からの出力により、即座に動作することができる。

【００１３】なお、この電源回路は、コードレス電話機
だけに限らず、各種の充電式電池を内蔵する機器に使用
することが可能である。

【００１４】

【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の電源回路では、充電式電池が深放電状態等
にある場合でも、充電時に即座に本体回路を動作させる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電源回路の一実施例を示す構成図、

【図２】従来の電源回路の構成図である。

【符号の説明】

１ 充電制御回路 ２ 充電式電池 ３ 電流制限抵抗 ４ 本体回路 ５ スイッチング素子

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 非充電時に本体回路に電流を供給する充
   電式電池と、充電時に外部電圧が印加される充電制御回
   路とを備える電源回路において、 前記充電式電池と充電制御回路との間を電流制限抵抗を
   介して電気的に接続し、前記本体回路と充電制御回路と
   の間を前記電流制限抵抗を介さずに電気的に接続し、前
   記本体回路と充電式電池との間を、非充電時にオン、充
   電時にオフとなるスイッチング手段を介して電気的に接
   続したことを特徴とする電源回路。