JPH05344504A - 録画カメラ装置及びこれを利用したモニタシステム - Google Patents
録画カメラ装置及びこれを利用したモニタシステムInfo
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- JPH05344504A JPH05344504A JP4145509A JP14550992A JPH05344504A JP H05344504 A JPH05344504 A JP H05344504A JP 4145509 A JP4145509 A JP 4145509A JP 14550992 A JP14550992 A JP 14550992A JP H05344504 A JPH05344504 A JP H05344504A
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- image data
- data
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- Image Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 人為的なシャッター操作やセンサー使用等を
行うことなく、撮像対象領域に変化が生じたときには確
実にその撮像が行えるようにし、無駄な撮像がなされる
ことが防止できて、防犯用途等に便利な録画カメラ装置
を提供する。 【構成】 撮像部1からの画信号が入力される所定の画
像処理部2で処理された画像データに基づいて撮像対象
の変化を検知する手段4を備え、この手段4によって撮
像対象の変化が検知されたときには、書込み制御手段7
が作動し、画像処理部2で処理された画像データが画像
記憶手段6に記憶されるように構成されている。
行うことなく、撮像対象領域に変化が生じたときには確
実にその撮像が行えるようにし、無駄な撮像がなされる
ことが防止できて、防犯用途等に便利な録画カメラ装置
を提供する。 【構成】 撮像部1からの画信号が入力される所定の画
像処理部2で処理された画像データに基づいて撮像対象
の変化を検知する手段4を備え、この手段4によって撮
像対象の変化が検知されたときには、書込み制御手段7
が作動し、画像処理部2で処理された画像データが画像
記憶手段6に記憶されるように構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防犯をはじめとして、
幅広い汎用性を持たせることができる録画カメラ装置
と、これを利用したモニタシステムに関する。
幅広い汎用性を持たせることができる録画カメラ装置
と、これを利用したモニタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、録画カメラ装置としては、例えば
撮影した映像を電気信号の形に変換させて、その画像デ
ータを磁気フロッピー等に記憶させるようにしたものが
開発されている。そして、このような録画カメラ装置で
は、通常の写真撮影用のカメラと同様にユーザーがシャ
ッター操作を手動で行うように構成されていた。
撮影した映像を電気信号の形に変換させて、その画像デ
ータを磁気フロッピー等に記憶させるようにしたものが
開発されている。そして、このような録画カメラ装置で
は、通常の写真撮影用のカメラと同様にユーザーがシャ
ッター操作を手動で行うように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシャッター操作を必要とするものでは、例えばその
録画カメラ装置を防犯用途等に適用する場合に、そのシ
ャッター操作が面倒な場合があり、例えば防犯上等の理
由から銀行や各種店舗内に進入してきた来客者の全員に
ついて撮影を行うには、来客者が入れ替わる度にシャッ
ター操作を行う必要がある。従って、その操作が煩わし
く、不便であった。尚、かかる難点を解消する策として
は、連続した映像を記憶可能とするビデオカメラ等を利
用して常時撮影を行うようにすればよいが、これでは来
客者が居ない場合にも無用な撮影が行われ無駄が多い。
しかも、連続した映像を記憶させるためには、必然的に
その記憶媒体も大型化し、小型化が望まれる防犯用のカ
メラとしては不向きとなる難点がある。また、上記以外
の解消策としては、録画カメラ装置とは別に異常状態等
の所定の変化を検知するためのセンサーを設け、このセ
ンサーで所定の変化が検出されたときにのみ撮像を行わ
せる手段も考えられる。ところが、かかる手段ではセン
サーを別途外付けする必要があるために、システム構成
が煩雑化するという難点があり、上記難点を適切に解消
するには至らない。
来のシャッター操作を必要とするものでは、例えばその
録画カメラ装置を防犯用途等に適用する場合に、そのシ
ャッター操作が面倒な場合があり、例えば防犯上等の理
由から銀行や各種店舗内に進入してきた来客者の全員に
ついて撮影を行うには、来客者が入れ替わる度にシャッ
ター操作を行う必要がある。従って、その操作が煩わし
く、不便であった。尚、かかる難点を解消する策として
は、連続した映像を記憶可能とするビデオカメラ等を利
用して常時撮影を行うようにすればよいが、これでは来
客者が居ない場合にも無用な撮影が行われ無駄が多い。
しかも、連続した映像を記憶させるためには、必然的に
その記憶媒体も大型化し、小型化が望まれる防犯用のカ
メラとしては不向きとなる難点がある。また、上記以外
の解消策としては、録画カメラ装置とは別に異常状態等
の所定の変化を検知するためのセンサーを設け、このセ
ンサーで所定の変化が検出されたときにのみ撮像を行わ
せる手段も考えられる。ところが、かかる手段ではセン
サーを別途外付けする必要があるために、システム構成
が煩雑化するという難点があり、上記難点を適切に解消
するには至らない。
【0004】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、撮像する対象領域に何ら変化がない状況での無駄な
撮像がなされることをセンサー等を別途使用することな
く防止できるとともに、撮像対象領域に変化が生じたと
きには確実にその撮像が行えて、防犯用途等に有意義な
画像データを記憶させておくことができる小型化可能で
操作性の良好な録画カメラ装置を提供することを、その
目的としている。
で、撮像する対象領域に何ら変化がない状況での無駄な
撮像がなされることをセンサー等を別途使用することな
く防止できるとともに、撮像対象領域に変化が生じたと
きには確実にその撮像が行えて、防犯用途等に有意義な
画像データを記憶させておくことができる小型化可能で
操作性の良好な録画カメラ装置を提供することを、その
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係る録画カメラ
装置は、撮像部からの画信号を1フレーム分の画像デー
タに処理するための画像処理部と、この画像処理部で処
理された画像データを画像記憶手段に記憶させるための
書込み制御手段と、画像記憶手段に記憶された画像デー
タを読出して外部に出力させるための読出し制御手段と
を備えた録画カメラ装置であって、前記画像処理部で処
理された画像データに基づいて撮像対象の変化を検知す
る手段を備え、この手段によって撮像対象の変化が検知
されたときには、書込み制御手段が作動し、画像処理部
で処理された画像データが画像記憶手段に記憶されるよ
うに構成されている。
に提案された請求項1に記載の本発明に係る録画カメラ
装置は、撮像部からの画信号を1フレーム分の画像デー
タに処理するための画像処理部と、この画像処理部で処
理された画像データを画像記憶手段に記憶させるための
書込み制御手段と、画像記憶手段に記憶された画像デー
タを読出して外部に出力させるための読出し制御手段と
を備えた録画カメラ装置であって、前記画像処理部で処
理された画像データに基づいて撮像対象の変化を検知す
る手段を備え、この手段によって撮像対象の変化が検知
されたときには、書込み制御手段が作動し、画像処理部
で処理された画像データが画像記憶手段に記憶されるよ
うに構成されている。
【0006】上記請求項1の撮像対象の変化を検知する
手段としては、画像処理部から受信した画像データを、
それ以前に画像処理部から受信した画像データ又は画像
記憶手段に記憶された画像データの何れかと比較するこ
とにより、撮像対象の変化の有無を判断するように構成
されたものが適用される(請求項2)。
手段としては、画像処理部から受信した画像データを、
それ以前に画像処理部から受信した画像データ又は画像
記憶手段に記憶された画像データの何れかと比較するこ
とにより、撮像対象の変化の有無を判断するように構成
されたものが適用される(請求項2)。
【0007】請求項3に記載の本発明に係る録画カメラ
装置は、撮像部からの画信号を1フレーム分の画像デー
タに処理するための画像処理部と、この画像処理部で処
理された画像データを画像記憶手段に記憶させるための
書込み制御手段と、画像記憶手段内の画像データを出力
させるための読出し制御手段とを備えた録画カメラ装置
であって、画像処理部で処理された画像データ又は画像
記憶手段に記憶された画像データに基づいて撮像対象の
変化を検知し且つその変化を生じた画像領域の位置判断
を行う判断手段を備え、前記画像記憶手段から画像デー
タが読出されるときには、前記判断手段によって撮像対
象に変化を生じたと判断された画像領域の画像データの
みが、拡大画像の画像データとして外部に出力されるよ
うに構成されている。
装置は、撮像部からの画信号を1フレーム分の画像デー
タに処理するための画像処理部と、この画像処理部で処
理された画像データを画像記憶手段に記憶させるための
書込み制御手段と、画像記憶手段内の画像データを出力
させるための読出し制御手段とを備えた録画カメラ装置
であって、画像処理部で処理された画像データ又は画像
記憶手段に記憶された画像データに基づいて撮像対象の
変化を検知し且つその変化を生じた画像領域の位置判断
を行う判断手段を備え、前記画像記憶手段から画像デー
タが読出されるときには、前記判断手段によって撮像対
象に変化を生じたと判断された画像領域の画像データの
みが、拡大画像の画像データとして外部に出力されるよ
うに構成されている。
【0008】請求項4乃至7に記載の本発明に係る録画
カメラ装置は、上記請求項3に記載の本発明の概念に包
括されるものである。即ち、請求項4に記載の録画カメ
ラ装置は、請求項3に記載された上記判断手段として、
撮像対象の変化を検知したときにその変化を生じた画像
領域の位置を特定するための位置データを出力するもの
が適用され、この位置データは、撮像対象に変化が生じ
た1フレーム分の画像データが画像記憶手段に記憶され
るときにその画像データに対応して画像記憶手段に記憶
されるとともに、この画像記憶手段から画像データが読
出し制御手段で読出されるときには、その画像データに
対応して記憶された位置データに対応する領域の画像デ
ータのみが拡大処理回路によって補間処理されて出力さ
れるように構成されている。
カメラ装置は、上記請求項3に記載の本発明の概念に包
括されるものである。即ち、請求項4に記載の録画カメ
ラ装置は、請求項3に記載された上記判断手段として、
撮像対象の変化を検知したときにその変化を生じた画像
領域の位置を特定するための位置データを出力するもの
が適用され、この位置データは、撮像対象に変化が生じ
た1フレーム分の画像データが画像記憶手段に記憶され
るときにその画像データに対応して画像記憶手段に記憶
されるとともに、この画像記憶手段から画像データが読
出し制御手段で読出されるときには、その画像データに
対応して記憶された位置データに対応する領域の画像デ
ータのみが拡大処理回路によって補間処理されて出力さ
れるように構成されている。
【0009】請求項5に記載の録画カメラ装置は、上記
請求項4の構成において、別途設けられた拡大処理選択
スイッチによって画像データの拡大処理が選択された状
態で画像記憶手段から画像データが読出されるときに
は、位置データに対応する領域の画像データのみが拡大
処理回路で補間処理されて出力される一方、拡大処理が
選択されていない状態で画像記憶手段から画像データが
読出されるときには、画像記憶手段の1フレーム分の全
領域の画像データが補間処理されることなく出力される
ように構成されている。
請求項4の構成において、別途設けられた拡大処理選択
スイッチによって画像データの拡大処理が選択された状
態で画像記憶手段から画像データが読出されるときに
は、位置データに対応する領域の画像データのみが拡大
処理回路で補間処理されて出力される一方、拡大処理が
選択されていない状態で画像記憶手段から画像データが
読出されるときには、画像記憶手段の1フレーム分の全
領域の画像データが補間処理されることなく出力される
ように構成されている。
【0010】請求項6に記載の録画カメラ装置は、請求
項3の構成において、上記判断手段によって変化を生じ
た撮像対象の領域と判断された画像領域の画像データの
みが画像記憶手段に記憶されて、この画像記憶手段から
画像データが読出されるときには、その画像データが拡
大処理回路によって補間処理されて出力されるように構
成されている。
項3の構成において、上記判断手段によって変化を生じ
た撮像対象の領域と判断された画像領域の画像データの
みが画像記憶手段に記憶されて、この画像記憶手段から
画像データが読出されるときには、その画像データが拡
大処理回路によって補間処理されて出力されるように構
成されている。
【0011】請求項7に記載の録画カメラ装置は、請求
項3乃至6の何れかの請求項の構成において、上記判断
手段が、撮像対象の変化を検知したときに、書込み制御
手段が作動し、画像処理部で処理された画像データが画
像記憶手段に記憶されるように構成されている。
項3乃至6の何れかの請求項の構成において、上記判断
手段が、撮像対象の変化を検知したときに、書込み制御
手段が作動し、画像処理部で処理された画像データが画
像記憶手段に記憶されるように構成されている。
【0012】請求項8乃至10に記載の本発明に係る録
画カメラ装置は、上記請求項1と請求項3の何れにも記
載された本発明の概念に包括されるものである。即ち、
請求項8に記載の録画カメラ装置は、上記請求項1乃至
7の何れかの請求項の構成における画像記憶手段とし
て、録画カメラ装置内に設けられたRAM等の画像メモ
リが適用された構成である。
画カメラ装置は、上記請求項1と請求項3の何れにも記
載された本発明の概念に包括されるものである。即ち、
請求項8に記載の録画カメラ装置は、上記請求項1乃至
7の何れかの請求項の構成における画像記憶手段とし
て、録画カメラ装置内に設けられたRAM等の画像メモ
リが適用された構成である。
【0013】また、請求項9に記載の録画カメラ装置
は、上記請求項8において、書込み制御手段が、画像デ
ータを複数回に亙って画像記憶手段に記憶させる際に、
画像記憶手段の複数の記憶領域を順送りさせ、複数の記
憶領域へのデータ書き込みを一巡した後には、画像デー
タの上書きを行うように構成されている。
は、上記請求項8において、書込み制御手段が、画像デ
ータを複数回に亙って画像記憶手段に記憶させる際に、
画像記憶手段の複数の記憶領域を順送りさせ、複数の記
憶領域へのデータ書き込みを一巡した後には、画像デー
タの上書きを行うように構成されている。
【0014】請求項10に記載の録画カメラ装置は、上
記請求項8に記載の画像記憶手段として画像メモリを使
用する手段とは異なり、画像記憶手段として、録画カメ
ラ装置への着脱が自在なフロッピーディスクや光ディス
ク等の記憶媒体が適用された構成である。
記請求項8に記載の画像記憶手段として画像メモリを使
用する手段とは異なり、画像記憶手段として、録画カメ
ラ装置への着脱が自在なフロッピーディスクや光ディス
ク等の記憶媒体が適用された構成である。
【0015】請求項11に記載の本発明に係るモニタシ
ステムは、上記請求項1乃至10の何れかの請求項に記
載の録画カメラ装置に、モニタテレビが接続され、録画
カメラ装置の画像記憶手段から読出される画像データ
と、撮像部で連続して撮像されて画像処理部で処理され
る画像データとを選択的に画面表示できるように構成さ
れている。
ステムは、上記請求項1乃至10の何れかの請求項に記
載の録画カメラ装置に、モニタテレビが接続され、録画
カメラ装置の画像記憶手段から読出される画像データ
と、撮像部で連続して撮像されて画像処理部で処理され
る画像データとを選択的に画面表示できるように構成さ
れている。
【0016】
【作用】請求項1及び2に記載の本発明に係る録画カメ
ラ装置では、例えば撮像領域に人が存在しない状態から
人が存在する状態になる等して撮像対象に変化が生じる
と、画像処理部で処理されて出力される画像データの内
容もそれに応じて変化するが、この変化は、撮像対象の
変化を検知する手段によって的確に検知される。そし
て、かかる変化が検知された時点で、書込み制御手段が
作動し、画像処理部で処理された画像データが画像記憶
手段に記憶される。従って、撮像領域に変化が生じたと
きのみの画像データを効率良く記憶できることとなり、
撮像対象の変化毎にシャッター操作を人為的に行った
り、或いは所定の変化を検知するためのセンサーを別途
用いるような必要がなくなる。また、撮像領域に変化が
無いときに画像データを無駄に画像記憶手段へ記憶させ
るようなことが解消されることにより、画像記憶手段を
無駄に使用することも無くなり、画像記憶手段としては
小型のものを採用することが可能となる。
ラ装置では、例えば撮像領域に人が存在しない状態から
人が存在する状態になる等して撮像対象に変化が生じる
と、画像処理部で処理されて出力される画像データの内
容もそれに応じて変化するが、この変化は、撮像対象の
変化を検知する手段によって的確に検知される。そし
て、かかる変化が検知された時点で、書込み制御手段が
作動し、画像処理部で処理された画像データが画像記憶
手段に記憶される。従って、撮像領域に変化が生じたと
きのみの画像データを効率良く記憶できることとなり、
撮像対象の変化毎にシャッター操作を人為的に行った
り、或いは所定の変化を検知するためのセンサーを別途
用いるような必要がなくなる。また、撮像領域に変化が
無いときに画像データを無駄に画像記憶手段へ記憶させ
るようなことが解消されることにより、画像記憶手段を
無駄に使用することも無くなり、画像記憶手段としては
小型のものを採用することが可能となる。
【0017】請求項3に記載の本発明に係る録画カメラ
装置においては、撮像対象に変化が生じて、画像処理部
で処理されて出力される画像データの内容もそれに応じ
て変化すると、所定の判断手段がその変化を生じた画像
領域の位置判断を行う。そして、画像記憶手段から一旦
記憶させた画像データを読み出すときには、変化を生じ
た画像領域の画像データのみが外部に出力され、拡大画
像として得られることとなる。即ち、例えば静止した風
景のみが撮像されている初期状態において、動きを伴う
人間が撮像されたときには、かかる人間の画像領域の位
置判断がなされ、またかかる画像データが画像記憶手段
から読み出されるときには、動きを伴った人間の画像領
域のみが出力され、その拡大画像が得られることとな
る。従って、変化を生じた撮像対象のみを部分的に拡大
して、当該画像を綿密に分析し又はモニタ確認すること
ができる。かかる撮像対象の部分的な拡大処理は、撮像
部に広角レンズを採用し視野領域の拡大を図った場合に
おいても実行できるものであり、広角レンズ採用により
撮像対象が小さくなる場合であっても、動きを伴った特
定の画像を拡大し、その画像を精査するのに役立つ。
装置においては、撮像対象に変化が生じて、画像処理部
で処理されて出力される画像データの内容もそれに応じ
て変化すると、所定の判断手段がその変化を生じた画像
領域の位置判断を行う。そして、画像記憶手段から一旦
記憶させた画像データを読み出すときには、変化を生じ
た画像領域の画像データのみが外部に出力され、拡大画
像として得られることとなる。即ち、例えば静止した風
景のみが撮像されている初期状態において、動きを伴う
人間が撮像されたときには、かかる人間の画像領域の位
置判断がなされ、またかかる画像データが画像記憶手段
から読み出されるときには、動きを伴った人間の画像領
域のみが出力され、その拡大画像が得られることとな
る。従って、変化を生じた撮像対象のみを部分的に拡大
して、当該画像を綿密に分析し又はモニタ確認すること
ができる。かかる撮像対象の部分的な拡大処理は、撮像
部に広角レンズを採用し視野領域の拡大を図った場合に
おいても実行できるものであり、広角レンズ採用により
撮像対象が小さくなる場合であっても、動きを伴った特
定の画像を拡大し、その画像を精査するのに役立つ。
【0018】上記請求項3に記載の本発明の概念に包括
される請求項4乃至7の構成においても、上記請求項3
と同様な作用が得られる。即ち、撮像対象に変化を生じ
た画像領域の位置データを画像データに対応させて画像
記憶手段に記憶させる請求項4の構成、及び撮像対象に
変化を生じた画像領域のみを画像記憶手段に記憶させる
請求項6の構成の何れの構成であっても、変化を生じた
撮像対象の画像領域のみを拡大処理回路で補間処理させ
て出力させることにより拡大画像とすることが可能であ
る。
される請求項4乃至7の構成においても、上記請求項3
と同様な作用が得られる。即ち、撮像対象に変化を生じ
た画像領域の位置データを画像データに対応させて画像
記憶手段に記憶させる請求項4の構成、及び撮像対象に
変化を生じた画像領域のみを画像記憶手段に記憶させる
請求項6の構成の何れの構成であっても、変化を生じた
撮像対象の画像領域のみを拡大処理回路で補間処理させ
て出力させることにより拡大画像とすることが可能であ
る。
【0019】而して、上記請求項4に従属する請求項5
の構成にあっては、拡大処理選択スイッチで画像データ
の拡大処理が選択された場合には、画像記憶手段に記憶
された1フレーム分の画像データのうちから、所定の位
置データで特定された領域のみの拡大画像が得られる一
方、拡大処理が選択されていない場合には、1フレーム
分の画像データが拡大処理されることなく出力される。
従って、拡大処理した画像データと通常通りの非拡大の
画像データとをユーザーの要望に応じ任意に切り替えて
出力させることができることとなる。
の構成にあっては、拡大処理選択スイッチで画像データ
の拡大処理が選択された場合には、画像記憶手段に記憶
された1フレーム分の画像データのうちから、所定の位
置データで特定された領域のみの拡大画像が得られる一
方、拡大処理が選択されていない場合には、1フレーム
分の画像データが拡大処理されることなく出力される。
従って、拡大処理した画像データと通常通りの非拡大の
画像データとをユーザーの要望に応じ任意に切り替えて
出力させることができることとなる。
【0020】また、請求項3乃至6の何れかに従属する
請求項7に記載の構成にあっては、撮像対象の変化が検
知されたときには、書込み制御手段が作動して画像処理
部で処理された画像データが画像記憶手段に記憶される
から、請求項1の場合と同様に、撮像対象に変化が無い
ときに画像データが無駄に記憶されるようなことが解消
できることとなる。
請求項7に記載の構成にあっては、撮像対象の変化が検
知されたときには、書込み制御手段が作動して画像処理
部で処理された画像データが画像記憶手段に記憶される
から、請求項1の場合と同様に、撮像対象に変化が無い
ときに画像データが無駄に記憶されるようなことが解消
できることとなる。
【0021】請求項8に記載の録画カメラ装置において
は、画像記憶手段としてRAM等の画像メモリが適用さ
れることにより、フロッピーディスク等を使用する場合
に比較すると、画像記憶手段の小型化が図れる他、この
画像メモリへの画像データの書き込みやその読み出しの
ために用いられるデータ書込み手段や読出し手段に関し
ても小型のものを適用できることとなる。
は、画像記憶手段としてRAM等の画像メモリが適用さ
れることにより、フロッピーディスク等を使用する場合
に比較すると、画像記憶手段の小型化が図れる他、この
画像メモリへの画像データの書き込みやその読み出しの
ために用いられるデータ書込み手段や読出し手段に関し
ても小型のものを適用できることとなる。
【0022】請求項9に記載の録画カメラ装置において
は、画像記憶手段として適用される画像メモりの複数の
記憶領域を順送りさせて効率よくその記憶領域を利用で
き、しかもデータ書き込みを一巡した後にはデータの上
書きが行われるために、多数回に亙った繰り返し使用が
行える。
は、画像記憶手段として適用される画像メモりの複数の
記憶領域を順送りさせて効率よくその記憶領域を利用で
き、しかもデータ書き込みを一巡した後にはデータの上
書きが行われるために、多数回に亙った繰り返し使用が
行える。
【0023】請求項10に記載の録画カメラ装置におい
ては、請求項8、9とは異なり、画像記憶手段として録
画カメラ装置への着脱が自在な記憶媒体が適用されてい
るため、かかる記憶媒体を外部に取り出して画像再生等
に利用し、或いは記憶媒体への画像データの記憶が満杯
になったときには、記憶媒体を新たなものに交換する等
して使用することができる。
ては、請求項8、9とは異なり、画像記憶手段として録
画カメラ装置への着脱が自在な記憶媒体が適用されてい
るため、かかる記憶媒体を外部に取り出して画像再生等
に利用し、或いは記憶媒体への画像データの記憶が満杯
になったときには、記憶媒体を新たなものに交換する等
して使用することができる。
【0024】請求項11に記載の本発明に係るモニタシ
ステムにおいては、録画カメラ装置から出力される画像
データと、撮像部で連続して撮像されている画像データ
とを選択的に画面表示させることができるために、画像
記憶手段に記憶された画像データの再生専用のモニタと
しての使用に限らず、通常時は一般の監視カメラ等と同
様に、撮像領域を常時撮像し、その監視を行う等の用途
にも利用できる。
ステムにおいては、録画カメラ装置から出力される画像
データと、撮像部で連続して撮像されている画像データ
とを選択的に画面表示させることができるために、画像
記憶手段に記憶された画像データの再生専用のモニタと
しての使用に限らず、通常時は一般の監視カメラ等と同
様に、撮像領域を常時撮像し、その監視を行う等の用途
にも利用できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る録画カメラ装置を利用
したモニタシステムの一例を示すブロック図である。同
図に示すシステムのうち、録画カメラ装置Cは、撮像部
1、撮像部1で撮像された画像の画信号を処理する画像
処理部2、画像処理部2からA/D変換器3を介して画
像データを受信する画像比較回路4、追尾制御回路5、
画像記憶手段としての画像メモリ6、画像メモリ6への
データ書き込みを行うための書込み制御手段7、画像メ
モリ6からデータ読み出しを行うための読出し制御手段
8、画像メモリ6から読み出された画像データを拡大画
像とすべく補間処理を行うための拡大処理回路9、D/
A変換器10、及びセレクタ11等を有している。
て説明する。図1は本発明に係る録画カメラ装置を利用
したモニタシステムの一例を示すブロック図である。同
図に示すシステムのうち、録画カメラ装置Cは、撮像部
1、撮像部1で撮像された画像の画信号を処理する画像
処理部2、画像処理部2からA/D変換器3を介して画
像データを受信する画像比較回路4、追尾制御回路5、
画像記憶手段としての画像メモリ6、画像メモリ6への
データ書き込みを行うための書込み制御手段7、画像メ
モリ6からデータ読み出しを行うための読出し制御手段
8、画像メモリ6から読み出された画像データを拡大画
像とすべく補間処理を行うための拡大処理回路9、D/
A変換器10、及びセレクタ11等を有している。
【0026】上記のうち、撮像部1は、レンズ1aを介
して入射する光をCCD等で構成された撮像素子1bで
画信号に変換するものである。レンズ1aの一例として
は、広面積での撮像が可能となるように広角レンズが適
宜適用される。
して入射する光をCCD等で構成された撮像素子1bで
画信号に変換するものである。レンズ1aの一例として
は、広面積での撮像が可能となるように広角レンズが適
宜適用される。
【0027】画像処理部2は、NTSC等の標準の同期
信号を発生させる同期信号発生器2aと、この同期信号
を受けて前記撮像部1の駆動等に必要なタイミング信号
を発生させるタイミング発生器2bと、CPU等で構成
された信号処理部2cとを備えたものである。ここで、
信号処理部2cは、同期信号発生器2aからの同期信
号、タイミング発生器2bからのタイミング信号、及び
撮像部1からの画信号を処理して1フレーム分の画像デ
ータを生成するように構成されたものである。即ち、信
号処理部2cは、同期信号発生器2aが一定間隔で発生
する水平同期信号及び垂直同期信号を撮像部1からの画
信号に注入しつつ、1画素ごとにA/D変換器3によっ
てデジタル化する処理を行う。また、これと並行してア
パーチャ処理(画像データの輪郭をシャープに整えるた
めの補正処理)や、広角レンズの使用による画像の歪み
の補正処理等を施すようになっている。尚、本発明にお
ける1フレームの概念は、所謂飛び越し走査を行うとき
の1フィールド分の画像データを生成する場合も包括す
る概念である。
信号を発生させる同期信号発生器2aと、この同期信号
を受けて前記撮像部1の駆動等に必要なタイミング信号
を発生させるタイミング発生器2bと、CPU等で構成
された信号処理部2cとを備えたものである。ここで、
信号処理部2cは、同期信号発生器2aからの同期信
号、タイミング発生器2bからのタイミング信号、及び
撮像部1からの画信号を処理して1フレーム分の画像デ
ータを生成するように構成されたものである。即ち、信
号処理部2cは、同期信号発生器2aが一定間隔で発生
する水平同期信号及び垂直同期信号を撮像部1からの画
信号に注入しつつ、1画素ごとにA/D変換器3によっ
てデジタル化する処理を行う。また、これと並行してア
パーチャ処理(画像データの輪郭をシャープに整えるた
めの補正処理)や、広角レンズの使用による画像の歪み
の補正処理等を施すようになっている。尚、本発明にお
ける1フレームの概念は、所謂飛び越し走査を行うとき
の1フィールド分の画像データを生成する場合も包括す
る概念である。
【0028】画像比較回路4は、画像処理部2からA/
D変換器3を介して受信する画像データを1フレーム分
ごとに比較することにより、撮像対象に変化があったか
否かを判断し、また変化があったときには、その変化が
あった画像領域の位置を特定する位置データを含んだ所
定の信号S1を追尾制御回路5側に出力するものであ
る。即ち、画像比較回路4では、画像処理部2側から順
次送信されてくる画像データを1フレーム単位毎に参照
し、比較しており、受信した画像データの内容が先に受
信した画像データの内容と一定以上相違するときには、
この時点で撮像対象に変化があったものと判断するよう
に構成されている。かかる判断は、画像データの1フレ
ーム分に占める同一色彩系統の画素数の増減変化、或い
は画素の配列順序の変化等に基づいて行うことができ
る。また、撮像対象に変化があるか否かの判断に際して
は、例えば露光加減による単なる撮像部1への入射光量
の変化や撮像部1から出力される画信号の単なるばらつ
き変動等のみを捉えることによって撮像対象に変化があ
った旨の判断がなされないように考慮されている。ま
た、変化があった旨の画像領域の位置を特定する位置デ
ータとしては、例えば走査線の順位や画素信号の順位等
で一定の広がりをもった領域を指定するデータが適用さ
れる。尚、画像比較回路4は、上記以外として、画像処
理部2側から受信する画像データを、画像メモリ6へ先
に記憶された画像データと比較し、双方の画像データが
一定以上相違するときに、撮像対象に変化があったもの
と判断するように構成することも可能である。
D変換器3を介して受信する画像データを1フレーム分
ごとに比較することにより、撮像対象に変化があったか
否かを判断し、また変化があったときには、その変化が
あった画像領域の位置を特定する位置データを含んだ所
定の信号S1を追尾制御回路5側に出力するものであ
る。即ち、画像比較回路4では、画像処理部2側から順
次送信されてくる画像データを1フレーム単位毎に参照
し、比較しており、受信した画像データの内容が先に受
信した画像データの内容と一定以上相違するときには、
この時点で撮像対象に変化があったものと判断するよう
に構成されている。かかる判断は、画像データの1フレ
ーム分に占める同一色彩系統の画素数の増減変化、或い
は画素の配列順序の変化等に基づいて行うことができ
る。また、撮像対象に変化があるか否かの判断に際して
は、例えば露光加減による単なる撮像部1への入射光量
の変化や撮像部1から出力される画信号の単なるばらつ
き変動等のみを捉えることによって撮像対象に変化があ
った旨の判断がなされないように考慮されている。ま
た、変化があった旨の画像領域の位置を特定する位置デ
ータとしては、例えば走査線の順位や画素信号の順位等
で一定の広がりをもった領域を指定するデータが適用さ
れる。尚、画像比較回路4は、上記以外として、画像処
理部2側から受信する画像データを、画像メモリ6へ先
に記憶された画像データと比較し、双方の画像データが
一定以上相違するときに、撮像対象に変化があったもの
と判断するように構成することも可能である。
【0029】追尾制御回路5は、撮像対象の変化を生じ
た画像領域を追尾する機能を発揮するものであるが、上
記画像比較回路4から上述した所定の信号S1を受信し
たときには、書込み制御手段7に対して画像比較回路4
で受信している画像データを画像メモリ6に書き込むよ
うに制御信号S2を出力するものである。またかかる制
御信号S2には、撮像対象に変化があった画像領域の位
置を特定する位置データも含まれる。
た画像領域を追尾する機能を発揮するものであるが、上
記画像比較回路4から上述した所定の信号S1を受信し
たときには、書込み制御手段7に対して画像比較回路4
で受信している画像データを画像メモリ6に書き込むよ
うに制御信号S2を出力するものである。またかかる制
御信号S2には、撮像対象に変化があった画像領域の位
置を特定する位置データも含まれる。
【0030】書込み制御手段7は、追尾制御回路5から
所定の制御信号S2を受信するごとに、画像比較回路4
で受信されている画像データを1フレーム分だけ画像メ
モリ6の所定のメモリ領域に書き込ませるように制御す
るものである。但し、そのデータ書き込みに際しては、
複数のメモリ領域6a〜6nに対し、一定の順番に従っ
て順次データ書き込みを行うように制御し、またこれら
全てのメモリ領域6a〜6nへのデータ書き込みが一巡
した後には、データの上書きを繰り返すように制御する
ものである。また、書込み制御手段7は、画像メモリ6
に画像データを書き込ませるときには、追尾制御回路5
から送信されてきた所定の位置データもそれに対応して
画像メモリ6に書き込むように構成されている。
所定の制御信号S2を受信するごとに、画像比較回路4
で受信されている画像データを1フレーム分だけ画像メ
モリ6の所定のメモリ領域に書き込ませるように制御す
るものである。但し、そのデータ書き込みに際しては、
複数のメモリ領域6a〜6nに対し、一定の順番に従っ
て順次データ書き込みを行うように制御し、またこれら
全てのメモリ領域6a〜6nへのデータ書き込みが一巡
した後には、データの上書きを繰り返すように制御する
ものである。また、書込み制御手段7は、画像メモリ6
に画像データを書き込ませるときには、追尾制御回路5
から送信されてきた所定の位置データもそれに対応して
画像メモリ6に書き込むように構成されている。
【0031】読出し制御手段8は、読出し操作スイッチ
12が操作されたときに、画像メモリ6から画像データ
を読み出す機能を備えたものである。かかる画像データ
の読み出しに際しては、画像メモリ6のメモリ領域6a
〜6nの順番に従ってデータ読み出しを行わせたり、或
いは所望のメモリ領域を指定した上で、その指定したメ
モリ領域に記憶されている画像データのみを読み出しを
行わせることが可能である。読出し操作スイッチ12と
しては、録画カメラ装置Cの本体部に設けられたものに
限らず、後述する拡大処理選択スイッチ13と同様に、
モニタテレビMに設けたものも適用される。
12が操作されたときに、画像メモリ6から画像データ
を読み出す機能を備えたものである。かかる画像データ
の読み出しに際しては、画像メモリ6のメモリ領域6a
〜6nの順番に従ってデータ読み出しを行わせたり、或
いは所望のメモリ領域を指定した上で、その指定したメ
モリ領域に記憶されている画像データのみを読み出しを
行わせることが可能である。読出し操作スイッチ12と
しては、録画カメラ装置Cの本体部に設けられたものに
限らず、後述する拡大処理選択スイッチ13と同様に、
モニタテレビMに設けたものも適用される。
【0032】拡大処理回路9は、読出し制御手段8によ
って画像メモリ6内の画像データが読み出されたとき
に、それに伴って読み出される位置データで特定される
画像領域の補間処理を行うとともに、その補間処理され
た画像データのみを次のD/A変換器10に送信するも
のである。即ち、画像メモリ6から読み出される1フレ
ーム分の画像データのうち、一部の画像データのみをそ
のまま映像信号として出力させたのでは、1フレーム分
の画素数が得られず、その画素数に不足を生じる。拡大
処理回路9は、かかる不備を解消するために、その不足
した画素数を補足し、適正な拡大画像が得られるように
処理するものである。但し、拡大処理回路9の上記のよ
うな補間処理は、拡大処理選択スイッチ13で拡大処理
が選択された場合にのみ行われるものである。拡大処理
が選択されていない場合にあっては、補間処理は行われ
ず、画像メモリ6から読み出された1フレーム分の画像
データは、そのまま次のD/A変換器10に入力される
ように構成されている。
って画像メモリ6内の画像データが読み出されたとき
に、それに伴って読み出される位置データで特定される
画像領域の補間処理を行うとともに、その補間処理され
た画像データのみを次のD/A変換器10に送信するも
のである。即ち、画像メモリ6から読み出される1フレ
ーム分の画像データのうち、一部の画像データのみをそ
のまま映像信号として出力させたのでは、1フレーム分
の画素数が得られず、その画素数に不足を生じる。拡大
処理回路9は、かかる不備を解消するために、その不足
した画素数を補足し、適正な拡大画像が得られるように
処理するものである。但し、拡大処理回路9の上記のよ
うな補間処理は、拡大処理選択スイッチ13で拡大処理
が選択された場合にのみ行われるものである。拡大処理
が選択されていない場合にあっては、補間処理は行われ
ず、画像メモリ6から読み出された1フレーム分の画像
データは、そのまま次のD/A変換器10に入力される
ように構成されている。
【0033】セレクタ11は、D/A変換器10側から
の画像データの受信と、画像処理部2からの画像データ
の受信とが行われるように設けられたものである。そし
て、通常時にあっては、画像処理部2から出力される画
像データをそのまま映像信号として外部へ出力するが、
読出し操作スイッチ12が操作されたときには、画像メ
モリ6から読み出されてD/A変換器10でアナログ化
された信号を映像信号として外部へ出力するように切換
制御を行うように構成されている。
の画像データの受信と、画像処理部2からの画像データ
の受信とが行われるように設けられたものである。そし
て、通常時にあっては、画像処理部2から出力される画
像データをそのまま映像信号として外部へ出力するが、
読出し操作スイッチ12が操作されたときには、画像メ
モリ6から読み出されてD/A変換器10でアナログ化
された信号を映像信号として外部へ出力するように切換
制御を行うように構成されている。
【0034】一方、モニタテレビMとしては、録画カメ
ラ装置Cから出力される映像信号を画面表示するための
表示部14を備えたものであれば様々な種類のものが適
用できるが、その操作部には既述した読出し操作スイッ
チ12や拡大処理選択スイッチ13が設けられている。
ラ装置Cから出力される映像信号を画面表示するための
表示部14を備えたものであれば様々な種類のものが適
用できるが、その操作部には既述した読出し操作スイッ
チ12や拡大処理選択スイッチ13が設けられている。
【0035】次に、上記構成のモニタシステムの使用
例、並びに作用について説明する。先ず、かかるシステ
ムを例えば銀行等の防犯監視用に使用するような場合
は、録画カメラ装置Cを目立たないように設置し、モニ
タテレビMは銀行側の監視に都合のよい適当な場所に設
置しておけばよい。通常時においては、撮像部1で撮像
されて画像処理部2で処理された画像データが、そのま
まセレクタ11を介してモニタテレビM側に送信され、
これがその表示部14に表示されるため、一般の監視用
カメラと同様な使用が行える。
例、並びに作用について説明する。先ず、かかるシステ
ムを例えば銀行等の防犯監視用に使用するような場合
は、録画カメラ装置Cを目立たないように設置し、モニ
タテレビMは銀行側の監視に都合のよい適当な場所に設
置しておけばよい。通常時においては、撮像部1で撮像
されて画像処理部2で処理された画像データが、そのま
まセレクタ11を介してモニタテレビM側に送信され、
これがその表示部14に表示されるため、一般の監視用
カメラと同様な使用が行える。
【0036】上記使用状態において、例えば図2(a)
に示すように来客者の居ない状態が続き、撮像対象に変
化がない場合には、画像処理部2で処理されて得られる
画像データにも変化がないために、書込み制御手段7の
作動等は何ら行われず、かかる状態での画像データが画
像メモリ6に書き込まれるようなことはない。これに対
し、同図(b)に示すように、撮像領域に来客者が入っ
てきた場合には、画像処理部2で処理される画像データ
の内容が変化し、この変化が画像比較回路4で検出され
ることにより、書込み制御手段7が作動し、同図(b)
に示す状態の画像データが画像メモリ6に書き込まれる
こととなる。このような画像データの書き込みタイミン
グによれば、画像領域に変化が生じたときにのみ、その
画像データを記憶し保存しておくことができ、変化のな
い撮像対象の画像データを無用に記憶するような無駄を
無くすることができる。
に示すように来客者の居ない状態が続き、撮像対象に変
化がない場合には、画像処理部2で処理されて得られる
画像データにも変化がないために、書込み制御手段7の
作動等は何ら行われず、かかる状態での画像データが画
像メモリ6に書き込まれるようなことはない。これに対
し、同図(b)に示すように、撮像領域に来客者が入っ
てきた場合には、画像処理部2で処理される画像データ
の内容が変化し、この変化が画像比較回路4で検出され
ることにより、書込み制御手段7が作動し、同図(b)
に示す状態の画像データが画像メモリ6に書き込まれる
こととなる。このような画像データの書き込みタイミン
グによれば、画像領域に変化が生じたときにのみ、その
画像データを記憶し保存しておくことができ、変化のな
い撮像対象の画像データを無用に記憶するような無駄を
無くすることができる。
【0037】図1に示す録画カメラ装置Cの回路構成で
は、画像メモリ6への画像データの書き込みタイミング
が上記のように制御されるだけではなく、それ以外とし
て、次のような処理がなされる。即ち、図2(a)に示
す状態から図3(a)に示す来客者が存在する状態に変
化した場合にあっても、やはりその時点で画像データの
内容が変化し、書込み制御手段7はその時点での画像デ
ータを画像メモリ6に書き込むが、その際画像比較回路
4からは、その変化が生じた領域N、即ち、新たに来客
者が撮像されている画像領域を特定する位置データを検
知信号S1に付加させて出力する。そして、この位置デ
ータは、追尾制御回路5を経て書込み制御手段7に送信
され、前記画像データとともに画像メモリ6に書き込ま
れる。
は、画像メモリ6への画像データの書き込みタイミング
が上記のように制御されるだけではなく、それ以外とし
て、次のような処理がなされる。即ち、図2(a)に示
す状態から図3(a)に示す来客者が存在する状態に変
化した場合にあっても、やはりその時点で画像データの
内容が変化し、書込み制御手段7はその時点での画像デ
ータを画像メモリ6に書き込むが、その際画像比較回路
4からは、その変化が生じた領域N、即ち、新たに来客
者が撮像されている画像領域を特定する位置データを検
知信号S1に付加させて出力する。そして、この位置デ
ータは、追尾制御回路5を経て書込み制御手段7に送信
され、前記画像データとともに画像メモリ6に書き込ま
れる。
【0038】次いで、このようにして画像データ及び位
置データが画像メモリ6に記憶された後において、読出
し操作スイッチ12が操作されると、セレクタ11から
は画像処理部2から直接入力されていた画像データに代
えて、画像メモリ6側から読み出される画像データが出
力され、これがモニタテレビMで画面表示される。尚、
その際1フレーム分の画像データ(1フレームは例えば
1/30秒でしかない)は、読出し制御手段8によって
繰り返し読み出されることによって、モニタテレビMに
おいて長時間に渡る静止画面を得られる。
置データが画像メモリ6に記憶された後において、読出
し操作スイッチ12が操作されると、セレクタ11から
は画像処理部2から直接入力されていた画像データに代
えて、画像メモリ6側から読み出される画像データが出
力され、これがモニタテレビMで画面表示される。尚、
その際1フレーム分の画像データ(1フレームは例えば
1/30秒でしかない)は、読出し制御手段8によって
繰り返し読み出されることによって、モニタテレビMに
おいて長時間に渡る静止画面を得られる。
【0039】而して、かかる画面表示された来客者の撮
像が全体に比べて小さく、明瞭でない場合には、その時
点で拡大処理選択スイッチ13を操作すればよい。する
と、拡大処理回路9では、画像メモリ6から読み出され
ていた画像データのうち、所定の位置データに相当する
画像領域の画像データを1フレーム分の画素数に相当す
るデータ量に補間処理し、かかる補間処理された画像デ
ータがモニタテレビM側に出力される。モニタテレビM
の表示部14では、図3(b)に示すように、同図
(a)の所定の領域Nが画面全域に拡大された映像が映
し出される。従って、同図(a)の画面表示では確認で
きなかった詳細部分が、同図(b)の拡大映像によって
確認し得ることとなる。
像が全体に比べて小さく、明瞭でない場合には、その時
点で拡大処理選択スイッチ13を操作すればよい。する
と、拡大処理回路9では、画像メモリ6から読み出され
ていた画像データのうち、所定の位置データに相当する
画像領域の画像データを1フレーム分の画素数に相当す
るデータ量に補間処理し、かかる補間処理された画像デ
ータがモニタテレビM側に出力される。モニタテレビM
の表示部14では、図3(b)に示すように、同図
(a)の所定の領域Nが画面全域に拡大された映像が映
し出される。従って、同図(a)の画面表示では確認で
きなかった詳細部分が、同図(b)の拡大映像によって
確認し得ることとなる。
【0040】また、上記のような画像データと位置デー
タの画像メモリ6への記憶は、撮像対象に変化が生じて
画像比較回路4で画像データの一定以上の変化が検出さ
れる毎になされている。従って、図3(a)に示す来客
者が、その後移動すれば、その移動毎の画像データとそ
の移動した来客者の位置を示す画像領域の位置データが
画像メモリ6に逐次記憶されることとなる。その結果、
かかる来客者を追尾した拡大映像をモニタテレビMに映
し出すことも可能となる。
タの画像メモリ6への記憶は、撮像対象に変化が生じて
画像比較回路4で画像データの一定以上の変化が検出さ
れる毎になされている。従って、図3(a)に示す来客
者が、その後移動すれば、その移動毎の画像データとそ
の移動した来客者の位置を示す画像領域の位置データが
画像メモリ6に逐次記憶されることとなる。その結果、
かかる来客者を追尾した拡大映像をモニタテレビMに映
し出すことも可能となる。
【0041】図4は本発明に係るモニタシステムの他の
実施例を示すブロック図である。同図に示す録画カメラ
装置C1は、請求項6に対応するもので、撮像対象に変
化が生じたときに、画像比較回路4からその変化を生じ
た画像領域を特定する位置データが追尾制御回路5Aに
入力されると、この追尾制御回路5Aでは、A/D変換
器3を介して受信している1フレーム分の画像データの
うち、前記位置データで指定された画像領域に相当する
画像データのみを画像メモリ6側へ送信するように構成
されている。かかる構成によれば、変化を生じた部分の
みの画像データが画像メモリ6に記憶されるものの、や
はり拡大処理回路9で補間処理がなされることにより、
部分的な拡大画像が得られる。この場合、図1で示した
実施例のように、撮像領域全体の画像を得ることはでき
ないものの、1フレーム分の画像データのうちの一部の
画像データを画像メモリ6に記憶させるものであるか
ら、その記憶データ量を少なくでき、画像メモリ6の有
効利用が図れる。但し、本発明では、図4に示す構成に
おいて、拡大処理回路9を追尾制御回路5Aと画像メモ
リ6との両者間に設けることにより、拡大処理回路9で
補間処理を行った後に画像メモリ6へその画像データを
記憶させるようにしても無論構わない。
実施例を示すブロック図である。同図に示す録画カメラ
装置C1は、請求項6に対応するもので、撮像対象に変
化が生じたときに、画像比較回路4からその変化を生じ
た画像領域を特定する位置データが追尾制御回路5Aに
入力されると、この追尾制御回路5Aでは、A/D変換
器3を介して受信している1フレーム分の画像データの
うち、前記位置データで指定された画像領域に相当する
画像データのみを画像メモリ6側へ送信するように構成
されている。かかる構成によれば、変化を生じた部分の
みの画像データが画像メモリ6に記憶されるものの、や
はり拡大処理回路9で補間処理がなされることにより、
部分的な拡大画像が得られる。この場合、図1で示した
実施例のように、撮像領域全体の画像を得ることはでき
ないものの、1フレーム分の画像データのうちの一部の
画像データを画像メモリ6に記憶させるものであるか
ら、その記憶データ量を少なくでき、画像メモリ6の有
効利用が図れる。但し、本発明では、図4に示す構成に
おいて、拡大処理回路9を追尾制御回路5Aと画像メモ
リ6との両者間に設けることにより、拡大処理回路9で
補間処理を行った後に画像メモリ6へその画像データを
記憶させるようにしても無論構わない。
【0042】図5は録画カメラ装置C2の他の実施例を
示すブロック図である。同図に示す録画カメラ装置C2
は請求項1に対応するもので、変化を生じた画像領域を
追尾する機能は有していない。画像比較回路4Aは、撮
像対象に変化が生じたときに、書込み制御手段7に対し
て作動を行わせるための制御信号を送信し、書込み制御
手段7はかかる制御信号を受信した時点で、その際の画
像データを画像メモリ6に書き込むように構成されてい
る。かかる構成であっても、撮像対象に変化がないとき
に画像データが無駄に画像メモリ6へ記憶されるような
ことを適切に解消することができる。
示すブロック図である。同図に示す録画カメラ装置C2
は請求項1に対応するもので、変化を生じた画像領域を
追尾する機能は有していない。画像比較回路4Aは、撮
像対象に変化が生じたときに、書込み制御手段7に対し
て作動を行わせるための制御信号を送信し、書込み制御
手段7はかかる制御信号を受信した時点で、その際の画
像データを画像メモリ6に書き込むように構成されてい
る。かかる構成であっても、撮像対象に変化がないとき
に画像データが無駄に画像メモリ6へ記憶されるような
ことを適切に解消することができる。
【0043】上記図1、図4、図5で説明した各実施例
では、画像記憶手段として、画像メモリ6を用いた場合
について説明したが、請求項10に記載の本発明では、
これに代えて録画カメラ装置に着脱自在なフロッピーデ
ィスクや光ディスク等の記憶媒体を用いてもよい。ま
た、請求項1乃至10記載の本発明に係る録画カメラ装
置では、必ずしも特定のモニタテレビMに画像信号を出
力させる必要はない。一般家庭用TV等の画像表示手段
を始めとして、ビデオプリンタ、電子写真装置、フロッ
ピィディスク等の記憶媒体への変換装置に対して画像信
号を出力させる使用も可能である。
では、画像記憶手段として、画像メモリ6を用いた場合
について説明したが、請求項10に記載の本発明では、
これに代えて録画カメラ装置に着脱自在なフロッピーデ
ィスクや光ディスク等の記憶媒体を用いてもよい。ま
た、請求項1乃至10記載の本発明に係る録画カメラ装
置では、必ずしも特定のモニタテレビMに画像信号を出
力させる必要はない。一般家庭用TV等の画像表示手段
を始めとして、ビデオプリンタ、電子写真装置、フロッ
ピィディスク等の記憶媒体への変換装置に対して画像信
号を出力させる使用も可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1及び2に記載の録画カメラ装置では、撮像領域に変
化が生じたときのみの画像データを効率良く記憶できる
ために、撮像対象が変化する毎にシャッター操作を人為
的に行うような手間が不要となって便利となる他、所定
の変化を検知するためのセンサーを別途用いるような必
要もなくなって、装置全体或いはシステム全体の構成の
簡素化も図れるという効果が得られる。しかも、撮像領
域に変化が無いときに画像データを無駄に画像記憶手段
へ記憶させるようなことが解消されることにより、画像
記憶手段の記憶領域を無駄に使用することも解消され、
ひいては画像記憶手段としては小型のものを採用するこ
とが可能となり、録画カメラ装置の小型化を図る上でも
好ましい。
項1及び2に記載の録画カメラ装置では、撮像領域に変
化が生じたときのみの画像データを効率良く記憶できる
ために、撮像対象が変化する毎にシャッター操作を人為
的に行うような手間が不要となって便利となる他、所定
の変化を検知するためのセンサーを別途用いるような必
要もなくなって、装置全体或いはシステム全体の構成の
簡素化も図れるという効果が得られる。しかも、撮像領
域に変化が無いときに画像データを無駄に画像記憶手段
へ記憶させるようなことが解消されることにより、画像
記憶手段の記憶領域を無駄に使用することも解消され、
ひいては画像記憶手段としては小型のものを採用するこ
とが可能となり、録画カメラ装置の小型化を図る上でも
好ましい。
【0045】請求項3乃至7に記載の本発明に係る録画
カメラ装置によれば、撮像対象に変化が生じた場合にお
いて、その変化を生じた撮像対象のみを部分的に拡大
し、その画像を綿密に分析し又はモニタ確認できるとい
う効果が得られる。特に、かかる効果は、撮像領域を拡
大するための広角レンズを使用した場合において、撮像
物の画像が小さくなる場合に便利である。また、請求項
5記載の本発明によれば、拡大処理した画像データと通
常通りの非拡大の画像データとをユーザーが任意に切り
替えて出力させることができ、一層便利である。
カメラ装置によれば、撮像対象に変化が生じた場合にお
いて、その変化を生じた撮像対象のみを部分的に拡大
し、その画像を綿密に分析し又はモニタ確認できるとい
う効果が得られる。特に、かかる効果は、撮像領域を拡
大するための広角レンズを使用した場合において、撮像
物の画像が小さくなる場合に便利である。また、請求項
5記載の本発明によれば、拡大処理した画像データと通
常通りの非拡大の画像データとをユーザーが任意に切り
替えて出力させることができ、一層便利である。
【0046】更に、請求項8記載の本発明によれば、画
像記憶手段としてRAM等の画像メモリが適用されるこ
とにより、画像記憶手段の小型化が図れる他、この画像
メモリへの画像データの書き込みやその読み出しのため
に用いられるデータ書込み手段や読出し手段に関しても
小型のものを適用できて、録画カメラ装置全体の一層の
小型化を図る上で好都合である。また、かかる場合にお
いて、請求項9に記載の本発明によれば、画像記憶手段
として適用される画像メモりの複数の記憶領域を順送り
させて効率よくその記憶領域を利用でき、またかかる画
像メモリの繰り返し使用が行え便利である。
像記憶手段としてRAM等の画像メモリが適用されるこ
とにより、画像記憶手段の小型化が図れる他、この画像
メモリへの画像データの書き込みやその読み出しのため
に用いられるデータ書込み手段や読出し手段に関しても
小型のものを適用できて、録画カメラ装置全体の一層の
小型化を図る上で好都合である。また、かかる場合にお
いて、請求項9に記載の本発明によれば、画像記憶手段
として適用される画像メモりの複数の記憶領域を順送り
させて効率よくその記憶領域を利用でき、またかかる画
像メモリの繰り返し使用が行え便利である。
【0047】請求項10に記載の本発明によれば、画像
データを記憶させた記憶媒体を録画カメラ装置から取り
外すことにより、その保存が適切に行え、或いは他の機
器を用いての画像データの再生を行うことができ便利で
ある。
データを記憶させた記憶媒体を録画カメラ装置から取り
外すことにより、その保存が適切に行え、或いは他の機
器を用いての画像データの再生を行うことができ便利で
ある。
【0048】請求項11に記載の本発明に係るモニタシ
ステムによれば、録画カメラ装置の画像記憶手段に記憶
された画像データの再生映像の確認が行えるばかりでな
く、通常時は一般の監視カメラ装置と同様に、常時所定
の撮像領域の画像を画面表示し、その監視を行うことも
でき、防犯監視用途等には最適である。
ステムによれば、録画カメラ装置の画像記憶手段に記憶
された画像データの再生映像の確認が行えるばかりでな
く、通常時は一般の監視カメラ装置と同様に、常時所定
の撮像領域の画像を画面表示し、その監視を行うことも
でき、防犯監視用途等には最適である。
【図1】本発明に係るモニタシステムの一実施例を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図2】(a)、(b)は撮像領域に変化を生じた場合
の一例を示す説明図。
の一例を示す説明図。
【図3】(a)、(b)は変化を生じた画像領域を拡大
処理する場合の一例を示す説明図。
処理する場合の一例を示す説明図。
【図4】本発明に係るモニタシステムの他の実施例を示
すブロック図。
すブロック図。
【図5】本発明に係る録画カメラ装置の他の実施例を示
すブロック図。
すブロック図。
1 撮像部 1a レンズ 1b 撮像素子 2 画像処理部 2a 同期信号発生器 2b タイミング発生器 2c 信号処理部 4,4A 画像比較回路 5,5A 追尾制御回路 6 画像メモリ 7 書込み制御手段 8 読出し制御手段 9 拡大処理回路 11 セレクタ 12 読出し操作スイッチ 13 拡大処理選択スイッチ 14 表示部 C,C1,C2 録画カメラ装置 M モニタテレビ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】画像処理部2は、NTSC等の標準の同期
信号を発生させる同期信号発生器2aと、この同期信号
を受けて前記撮像部1の駆動等に必要なタイミング信号
を発生させるタイミング発生器2bと、CPU等で構成
された信号処理部2cとを備えたものである。ここで、
信号処理部2cは、同期信号発生器2aからの同期信
号、タイミング発生器2bからのタイミング信号、及び
撮像部1からの画信号を処理して1フレーム分の画像デ
ータを生成するように構成されたものである。即ち、信
号処理部2cは、同期信号発生器2aが一定間隔で発生
する水平同期信号及び垂直同期信号を撮像部1からの画
信号に注入しつつ、1画素ごとにA/D変換器3によっ
てデジタル化する処理を行う。尚、本発明における1フ
レームの概念は、所謂飛び越し走査を行うときの1フィ
ールド分の画像データを生成する場合も包括する概念で
ある。
信号を発生させる同期信号発生器2aと、この同期信号
を受けて前記撮像部1の駆動等に必要なタイミング信号
を発生させるタイミング発生器2bと、CPU等で構成
された信号処理部2cとを備えたものである。ここで、
信号処理部2cは、同期信号発生器2aからの同期信
号、タイミング発生器2bからのタイミング信号、及び
撮像部1からの画信号を処理して1フレーム分の画像デ
ータを生成するように構成されたものである。即ち、信
号処理部2cは、同期信号発生器2aが一定間隔で発生
する水平同期信号及び垂直同期信号を撮像部1からの画
信号に注入しつつ、1画素ごとにA/D変換器3によっ
てデジタル化する処理を行う。尚、本発明における1フ
レームの概念は、所謂飛び越し走査を行うときの1フィ
ールド分の画像データを生成する場合も包括する概念で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】書込み制御手段7は、追尾制御回路5から
所定の制御信号S2を受信するごとに、画像比較回路4
で受信されている画像データを1フレーム分だけ画像メ
モリ6の所定のメモリ領域に書き込ませるように制御す
るものである。但し、そのデータ書き込みに際しては、
複数の画像メモリ6a〜6nに対し、一定の順番に従っ
て順次データ書き込みを行うように制御し、またこれら
全ての画像メモリ6a〜6nへのデータ書き込みが一巡
した後には、データの上書きを繰り返すように制御する
ものである。また、書込み制御手段7は、画像メモリ6
に画像データを書き込ませるときには、追尾制御回路5
から送信されてきた所定の位置データもそれに対応して
画像メモリ6に書き込むように構成されている。
所定の制御信号S2を受信するごとに、画像比較回路4
で受信されている画像データを1フレーム分だけ画像メ
モリ6の所定のメモリ領域に書き込ませるように制御す
るものである。但し、そのデータ書き込みに際しては、
複数の画像メモリ6a〜6nに対し、一定の順番に従っ
て順次データ書き込みを行うように制御し、またこれら
全ての画像メモリ6a〜6nへのデータ書き込みが一巡
した後には、データの上書きを繰り返すように制御する
ものである。また、書込み制御手段7は、画像メモリ6
に画像データを書き込ませるときには、追尾制御回路5
から送信されてきた所定の位置データもそれに対応して
画像メモリ6に書き込むように構成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】読出し制御手段8は、読出し操作スイッチ
12が操作されたときに、画像メモリ6から画像データ
を読み出す機能を備えたものである。かかる画像データ
の読み出しに際しては、画像メモリ6の画像メモリ6a
〜6nの順番に従ってデータ読み出しを行わせたり、或
いは所望のメモリ領域を指定した上で、その指定した画
像メモリに記憶されている画像データのみを読み出しを
行わせることが可能である。読出し操作スイッチ12と
しては、録画カメラ装置Cの本体部に設けられたものに
限らず、後述する拡大処理選択スイッチ13と同様に、
モニタテレビMに設けたものも適用される。
12が操作されたときに、画像メモリ6から画像データ
を読み出す機能を備えたものである。かかる画像データ
の読み出しに際しては、画像メモリ6の画像メモリ6a
〜6nの順番に従ってデータ読み出しを行わせたり、或
いは所望のメモリ領域を指定した上で、その指定した画
像メモリに記憶されている画像データのみを読み出しを
行わせることが可能である。読出し操作スイッチ12と
しては、録画カメラ装置Cの本体部に設けられたものに
限らず、後述する拡大処理選択スイッチ13と同様に、
モニタテレビMに設けたものも適用される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】更に、請求項8記載の本発明によれば、画
像記憶手段としてRAM等の画像メモリが適用されるこ
とにより、画像記憶手段の小型化が図れる他、この画像
メモリへの画像データの書き込みやその読み出しのため
に用いられるデータ書込み手段や読出し手段に関しても
小型のものを適用できて、録画カメラ装置全体の一層の
小型化を図る上で好都合である。また、かかる場合にお
いて、請求項9に記載の本発明によれば、画像記憶手段
として適用される画像メモりの複数の画像メモリを順送
りさせて効率よくその記憶領域を利用でき、またかかる
画像メモリの繰り返し使用が行え便利である。
像記憶手段としてRAM等の画像メモリが適用されるこ
とにより、画像記憶手段の小型化が図れる他、この画像
メモリへの画像データの書き込みやその読み出しのため
に用いられるデータ書込み手段や読出し手段に関しても
小型のものを適用できて、録画カメラ装置全体の一層の
小型化を図る上で好都合である。また、かかる場合にお
いて、請求項9に記載の本発明によれば、画像記憶手段
として適用される画像メモりの複数の画像メモリを順送
りさせて効率よくその記憶領域を利用でき、またかかる
画像メモリの繰り返し使用が行え便利である。
Claims (11)
- 【請求項1】撮像部からの画信号を1フレーム分の画像
データに処理するための画像処理部と、この画像処理部
で処理された画像データを画像記憶手段に記憶させるた
めの書込み制御手段と、画像記憶手段に記憶された画像
データを読出して外部に出力させるための読出し制御手
段とを備えた録画カメラ装置であって、 前記画像処理部で処理された画像データに基づいて撮像
対象の変化を検知する手段を備え、 この手段によって撮像対象の変化が検知されたときに
は、書込み制御手段が作動し、画像処理部で処理された
画像データが画像記憶手段に記憶されるように構成され
ていることを特徴とする録画カメラ装置。 - 【請求項2】請求項1において、上記撮像対象の変化を
検知する手段は、画像処理部から受信した画像データ
を、それ以前に画像処理部から受信した画像データ又は
画像記憶手段に記憶された画像データの何れかと比較す
ることにより、撮像対象の変化の有無を判断するように
構成されている録画カメラ装置。 - 【請求項3】撮像部からの画信号を1フレーム分の画像
データに処理するための画像処理部と、この画像処理部
で処理された画像データを画像記憶手段に記憶させるた
めの書込み制御手段と、画像記憶手段内の画像データを
出力させるための読出し制御手段とを備えた録画カメラ
装置であって、 画像処理部で処理された画像データ又は画像記憶手段に
記憶された画像データに基づいて撮像対象の変化を検知
し且つその変化を生じた画像領域の位置判断を行う判断
手段を備え、 前記画像記憶手段から画像データが読出されるときに
は、前記判断手段によって撮像対象に変化を生じたと判
断された画像領域の画像データのみが、拡大画像の画像
データとして外部に出力されるように構成されているこ
とを特徴とする録画カメラ装置。 - 【請求項4】請求項3において、上記判断手段は、撮像
対象の変化を検知したときにその変化を生じた画像領域
の位置を特定するための位置データを出力し、この位置
データは、撮像対象に変化が生じた1フレーム分の画像
データが画像記憶手段に記憶されるときにその画像デー
タに対応して画像記憶手段に記憶されるとともに、この
画像記憶手段から画像データが読出し制御手段で読出さ
れるときには、その画像データに対応して記憶された位
置データに対応する領域の画像データのみが拡大処理回
路によって補間処理されて出力されるように構成されて
いる録画カメラ装置。 - 【請求項5】請求項4において、別途設けられた拡大処
理選択スイッチによって画像データの拡大処理が選択さ
れた状態で画像記憶手段から画像データが読出されると
きには、位置データに対応する領域の画像データのみが
拡大処理回路で補間処理されて出力される一方、拡大処
理が選択されていない状態で画像記憶手段から画像デー
タが読出されるときには、画像記憶手段の1フレーム分
の全領域の画像データが補間処理されることなく出力さ
れるように構成されている録画カメラ装置。 - 【請求項6】請求項3において、上記判断手段によって
変化を生じた撮像対象の領域と判断された画像領域の画
像データのみが画像記憶手段に記憶されて、この画像記
憶手段から画像データが読出されるときには、その画像
データが拡大処理回路によって補間処理されて出力され
るように構成されている録画カメラ装置。 - 【請求項7】請求項3乃至6の何れかの請求項におい
て、上記判断手段が、撮像対象の変化を検知したとき
に、書込み制御手段が作動し、画像処理部で処理された
画像データが画像記憶手段に記憶されるように構成され
ている録画カメラ装置。 - 【請求項8】請求項1乃至7の何れかの請求項におい
て、上記画像記憶手段が、録画カメラ装置内に設けられ
たRAM等の画像メモリである録画カメラ装置。 - 【請求項9】請求項8において、上記書込み制御手段
は、画像データを複数回に亙って画像記憶手段に記憶さ
せる際に、画像記憶手段の複数の記憶領域を順送りさ
せ、複数の記憶領域へのデータ書き込みを一巡した後に
は、データの上書きを行うように構成されている録画カ
メラ装置。 - 【請求項10】請求項1乃至7の何れかの請求項におい
て、上記画像記憶手段が、録画カメラ装置への着脱が自
在なフロッピーディスクや光ディスク等の記憶媒体であ
る録画カメラ装置。 - 【請求項11】請求項1乃至10の何れかの請求項に記
載の録画カメラ装置に、モニタテレビが接続され、録画
カメラ装置の画像記憶手段から読出される画像データ
と、撮像部で連続して撮像されて画像処理部で処理され
る画像データとを選択的に画面表示できるように構成さ
れていることを特徴とするモニタシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4145509A JPH05344504A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 録画カメラ装置及びこれを利用したモニタシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4145509A JPH05344504A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 録画カメラ装置及びこれを利用したモニタシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05344504A true JPH05344504A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15386898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4145509A Pending JPH05344504A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 録画カメラ装置及びこれを利用したモニタシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05344504A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007132800A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Opt Corporation | 画像処理装置、カメラ装置および画像処理方法 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP4145509A patent/JPH05344504A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007132800A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Opt Corporation | 画像処理装置、カメラ装置および画像処理方法 |
JP2007311860A (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-29 | Opt Kk | 画像処理装置、カメラ装置および画像処理方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011127 |