JPH0534355B2 - - Google Patents

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JPH0534355B2
JPH0534355B2 JP58167658A JP16765883A JPH0534355B2 JP H0534355 B2 JPH0534355 B2 JP H0534355B2 JP 58167658 A JP58167658 A JP 58167658A JP 16765883 A JP16765883 A JP 16765883A JP H0534355 B2 JPH0534355 B2 JP H0534355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
benzthiazole
chlorobenzthiazole
chlorine
catalyst
chlorination
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58167658A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5970677A (ja
Inventor
Shutefuan Guido
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPS5970677A publication Critical patent/JPS5970677A/ja
Publication of JPH0534355B2 publication Critical patent/JPH0534355B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D277/00Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings
    • C07D277/60Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D277/62Benzothiazoles
    • C07D277/68Benzothiazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached in position 2

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベンズチアゾールの直接的塩素化によ
る2−クロロベンズチアゾールの製造方法に関す
るものである。
2−クロロベンズチアゾールは普通2−メルカ
プトベンズチアゾールを塩素、塩化硫黄類、塩化
チオニル、ホスゲン、塩化スルフリルまたは同様
の塩素化剤類と反応させることにより製造される
(ホウベン−ウエイル、有機化学の方法、4版、
5/3巻、858頁および871頁(1962);およびJ.
Amer.Soc.68、1666頁(1946);およびドイツ公
告明細書1164413参照)。
しかしながら、これらの方法は満足のいく収率
をもたらさず、そしてほとんど用途のない副生物
類がその他に製造される。ホスゲンを試薬として
使用する時には2−クロロベンズチアゾールの良
好な収率が得られるが(ドイツ公告明細書
1164413)、ほとんど用途のないオキシ硫化炭素が
副生物として得られる。
さらに、2−クロロフエニルイソシアニド−ジ
クロライド類を硫黄と反応させることによる2−
クロロベンズチアゾール類の製造方法が最近の特
許出願(EP−A1 0039905)中に記されている
が、必要な出発生成物を最初に製造しなければな
らない。
工業的に大規模に得られるベンズチアゾールの
直接的塩素化が、工業的な大規模な2−クロロベ
ンズチアゾールの製造にとつて特に魅力的に思え
る。
2−クロロベンズチアゾールを与えるためのベ
ンズチアゾールの直接的塩素化に関する文献また
は特許を見出すことはできない。従つて、これま
では2−クロロベンズチアゾールを与えるための
ベンズチアゾールの直接的塩素化は成功していな
かつた。
ウルマンの“Enzyklopadie der technischen
Chmie”、3版、17巻、331頁には以下のことが記
されている:「ベンズチアゾールの場合には、置
換基類(ハロゲンも包含される)がベンゼン環
に、好適には6−位置または4−位置に、はい
る。」 この記述は、一般的な塩素化の場合には、我々
自身の試験に基ずいて確認できた:塩素化された
生成物類の混合物が生成し、それの主成分類はベ
ンゼン環上に塩素を有しており、そしてそれの分
離は困難である。
今驚くべきことに、ベンズチアゾールを沸騰し
ている不活性の溶媒中で触媒の存在下でそして適
宜共−触媒の存在下で元素状塩素を用いて塩素化
した場合、2−クロロベンズチアゾールがベンズ
チアゾールの直接的塩素化により高収率で得られ
ることを見出した。適当な溶媒類はオキシ塩化燐
(POCl3)および特にクロロベンゼンである。適
当な触媒類は塩化鉄−および塩化アルミニウム
であり、適当な共−触媒類は三塩化燐(PCl3
およびピリジンである。
本発明に従う条件下では、塩素はほとんど全て
複素環式構造の希望する2−位置にはいる。2−
クロロベンズチアゾールの構造は元素分析、IR
スペクトル、NMRスペクトルおよび鹸化可能な
塩素の測定により確認されている。
本発明の方法は下記の反応式に基ずいてさらに
詳しく説明できる: 本発明に従う方法では、1モルのベンズチアゾ
ールに対して少なくとも1モルの塩素が使用され
る。しかしながら、できるだけ完全な転化を得る
ためには塩素をわずかに過剰量で、20%までの過
剰量で、使用することが有利である。反応用に化
学量論的必要量の約1.1倍量の塩素を使用するこ
とが好適である。
触媒として使用される塩化アルミニウムまたは
塩化鉄−は、各場合とも、ベンズチアゾールに
関して約0.2〜2モル%の量で使用される。
塩素化が開始する前に反応混合物に上記の共−
触媒の一種を加えることのより塩素化の開始を相
当促進させることができ、使用量は触媒の量にほ
ぼ等しい。
さらに、特定のプログラムの塩素の通過量を保
つことが有利である:塩素は開始時には非常にゆ
つくりと通すべきであり、その後急速な方法で通
し、そして終点に向つてはさらにまたゆつくりと
通すべきである。
2−クロロベンズチアゾールはこの工程で理論
値の90%以上の収率で得られ、そして蒸留により
97〜99%以上の純度で得られる。
収率は溶媒でたくさん希釈すればするほど良く
なる傾向があることが見出されており、溶媒の量
が特定水準以下になつた場合収率は相当降下す
る。1モルのベンズチアゾール当たり180〜300ml
のオキシ塩化燐または200〜350mlのクロロベンゼ
ンの量を使用して反応を実施することが最も有利
である。上記の反応条件下ではベンズチアゾール
がさらに塩素化されてそれ以上高度に塩素化され
たベンゼンを与えないということは記しておく価
値がある。
反応温度は使用する溶媒の沸点により決められ
る。反応は一般に常圧下で実施される。
2−クロロベンズチアゾールは一般的方法で反
応混合物から蒸留により単離される。
2−クロロベンズチアゾールは例えば特定の除
草剤類の製造用の中間生成物として使用できる
(例えばEP−B1−0005501参照)。従つて、公知
の除草剤活性化合物であるベンズチアゾール−2
−イルオキシ酢酸N−メチルアニリドはヒドロキ
シ酢酸N−メチルアニリドとの反応により製造で
きる(例えばEP−A1−0014409も参照)。
下記の実施例は本発明をさらに説明しようとす
るものである。(略号GCはガスクロマトグラムを
表わす)。
実施例 実施例 1 150gの塩素を400mlのオキシ塩化燐、270g
(2モル)のベンズチアゾール、1.7gの塩化アル
ミニウムおよび1.7gのピリジンの混合物中に沸
点(115℃)において3時間にわたつて通した
(HClの激しい発生)。
反応混合物をさらに1時間撹拌し、そして次に
短いビグルーカラムを通しての、部分的に真空下
の、蒸留により分離した。これにより、638gの
最初の溜分(GCに従うと99.6%のPOCl3および
0.4%のベンズチアゾール)、316gの主溜分(GC
に従うと0.15%のPOCl3、0.1%のベンズチアゾー
ル、98.3%の2−クロロベンズチアゾールおよび
1.4%の未知物質)および34gの蒸留残渣が得ら
れた。
2−クロロベンズチアゾールの収率:理論値の
91.6%。
実施例 2 8Kgの塩素を1000Kgのオキシ塩化燐、405Kg
(3kモル)のベンズチアゾール、3Kgの塩化鉄−
および10Kgの三塩化燐の混合物中に115℃(還
流)において通した。
反応混合物をさらに15分間撹拌し、そして次に
さらに232Kgの塩素を激しい還流下で下記のプロ
グラムに従つて通した: 1時間目:40Kgの塩素 2時間目:80Kgの塩素 3時間目:80Kgの塩素 4時間目:32Kgの塩素 (HClの激しい発生)。
混合物を次に115℃においてさらに1時間撹拌
し、そしてオキシ塩化燐を短いカラム中での、最
初は常圧下でのそして最後は真空度を増しながら
の、蒸留により除去した。
2−クロロベンズチアゾールを次に20ミリバー
ルにおいてそして122〜125℃の頂部温度において
蒸留除去した。
97.8%の2−クロロベンズチアゾールを含有し
ている478Kgの主溜分が得られ、それは理論値の
91.9%の収率に相当していた。
約43Kgの蒸留残渣は1,2−ジクロロベンゼン
中に易溶性であつた。
実施例 3 10gの塩素を585mlのクロロベンゼン、270g
(2モル)のベンズチアゾール、2gの塩化鉄−
および7gの三塩化燐の混合物中に100℃にお
いて通した。
次にさらに140gの塩素を還流温度において、
最初は非常にゆつくりとそしてその後急速に、5
〜6時間にわたつて通した。
さらに1時間の撹拌後に気体の発生が完了し
た。
一般的方法での真空蒸留により下記のものが得
られた: 624gのクロロベンゼン(1.1%のベンズチアゾ
ールおよび2.1%の2−クロロベンズチアゾール
含有)、312gの主溜分(0.8%のクロロベンゼン、
98.6%の2−クロロベンズチアゾールおよび0.7
%の未知物質)並びに29gの蒸留残渣。
2−クロロベンズチアゾールの収率:充填物に
関して理論値の95.0%;(転化率に関して理論値
の97.5%)。
585mlの代わりに450mlだけのクロロベンゼンを
使用した場合、理論値の90.1%だけの収率が得ら
れ、360mlだけを使用した場合、2−クロロベン
ズチアゾールの収率は理論値の71.7%だけであつ
た。
塩化鉄−の代わりに等モル量の塩化アルミニ
ウムを使用しても事実上同一の結果が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベンズチアゾールの直接的塩素化による2−
    クロロベンズチアゾールの製造方法であつて、 不活性溶媒としての沸騰しているオキシ塩化燐
    または沸騰しているクロロベンゼン中で、触媒と
    しての塩化鉄−または塩化アルミニウムの存在
    下、適宜共−触媒としての三塩化燐またはピリジ
    ンの存在下で、ベンズチアゾールを元素状塩素で
    塩素化することを特徴とする方法。
JP58167658A 1982-09-17 1983-09-13 2−クロロベンズチアゾ−ルの製造方法 Granted JPS5970677A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19823234530 DE3234530A1 (de) 1982-09-17 1982-09-17 Verfahren zur herstellung von 2-chlorbenzthiazol
DE3234530.5 1982-09-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5970677A JPS5970677A (ja) 1984-04-21
JPH0534355B2 true JPH0534355B2 (ja) 1993-05-21

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ID=6173504

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JP58167658A Granted JPS5970677A (ja) 1982-09-17 1983-09-13 2−クロロベンズチアゾ−ルの製造方法

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US (1) US4764621A (ja)
EP (1) EP0103817B1 (ja)
JP (1) JPS5970677A (ja)
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DE19755904C2 (de) * 1997-12-16 2000-02-03 Hoechst Schering Agrevo Gmbh Verfahren zur Herstellung von Chlorbenzoxazolen
CN109456282A (zh) * 2019-01-11 2019-03-12 江苏快达农化股份有限公司 一种2-氯苯并噻唑的合成方法

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DE3023227A1 (de) * 1980-06-21 1982-01-07 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur herstellung von 2-chlor-benzthiazolen

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Publication number Publication date
EP0103817A3 (en) 1985-10-30
EP0103817A2 (de) 1984-03-28
EP0103817B1 (de) 1988-10-26
JPS5970677A (ja) 1984-04-21
DE3378316D1 (en) 1988-12-01
DE3234530A1 (de) 1984-03-22
US4764621A (en) 1988-08-16

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