JPH05343372A - ドライエッチング装置のクリーニング方法 - Google Patents
ドライエッチング装置のクリーニング方法Info
- Publication number
- JPH05343372A JPH05343372A JP14536192A JP14536192A JPH05343372A JP H05343372 A JPH05343372 A JP H05343372A JP 14536192 A JP14536192 A JP 14536192A JP 14536192 A JP14536192 A JP 14536192A JP H05343372 A JPH05343372 A JP H05343372A
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- Japan
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- electrodes
- electrode
- cleaning
- vacuum chamber
- dry etching
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体素子を形成するドライエッチング装置
のプラズマクリーニングにおいて、電極間隔を狭くして
エッチングレートを高める場合においても、クリーニン
グ時には電極間隔を変化させて、効果的なプラズマクリ
ーニングを行うことを目的とする。 【構成】 電極昇降機構9により上部電極7の位置を可
変とし、エッチング時に比べ、クリーニング時の下部,
上部電極2,3の間隔を広げ、プラズマを広範囲に広が
るようにして、真空チャンバー1,下部,上部電極2,
3等に付着した反応生成物等を十分に除去できるように
した。
のプラズマクリーニングにおいて、電極間隔を狭くして
エッチングレートを高める場合においても、クリーニン
グ時には電極間隔を変化させて、効果的なプラズマクリ
ーニングを行うことを目的とする。 【構成】 電極昇降機構9により上部電極7の位置を可
変とし、エッチング時に比べ、クリーニング時の下部,
上部電極2,3の間隔を広げ、プラズマを広範囲に広が
るようにして、真空チャンバー1,下部,上部電極2,
3等に付着した反応生成物等を十分に除去できるように
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子を形成するド
ライエッチング装置のクリーニング方法に関するもので
ある。
ライエッチング装置のクリーニング方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、ドライエッチング装置は、図2
に示すように、真空チャンバー11内にたとえば15〜
100mm程度の間隔をあけて下部電極12と上部電極1
3を対向配置するとともにこれら電極12,13間に高
周波電源14を設け、かつエッチングガス導入口19
と、真空排気口20とを設けた構成となっている。ま
た、対向配置される一対の電極12,13の間隔を狭く
することによって高いエッチングレートを確保するよう
にしたものが、例えば特開昭62−69620号公報等
によって知られている。しかし、いずれにおいてもドラ
イエッチング装置は処理を繰り返すうちに、真空チャン
バー11内に反応生成物等が付着し、これは経時変化し
て、例えば被処理物5上に落下するなど悪影響があるた
め、処理時間に応じて真空チャンバー11のクリーニン
グを行っている。
に示すように、真空チャンバー11内にたとえば15〜
100mm程度の間隔をあけて下部電極12と上部電極1
3を対向配置するとともにこれら電極12,13間に高
周波電源14を設け、かつエッチングガス導入口19
と、真空排気口20とを設けた構成となっている。ま
た、対向配置される一対の電極12,13の間隔を狭く
することによって高いエッチングレートを確保するよう
にしたものが、例えば特開昭62−69620号公報等
によって知られている。しかし、いずれにおいてもドラ
イエッチング装置は処理を繰り返すうちに、真空チャン
バー11内に反応生成物等が付着し、これは経時変化し
て、例えば被処理物5上に落下するなど悪影響があるた
め、処理時間に応じて真空チャンバー11のクリーニン
グを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に電極間隔を狭くしてエッチングレートを高める場合、
真空チャンバー内、特に電極に付着した反応生成物を、
O2プラズマ等によ って除去しようとする際に、電極間
隔が狭いため、プラズマが電極の周辺部まで広がらず、
図3に示すように、電極13の周辺部に灰化物(すす)
が残り十分にクリーニングができないという問題があっ
た。本発明は、電極間隔を狭くしてエッチングレートを
高める場合においても、O2プラズマによって効果的に
クリーニングすることを目的とする。
に電極間隔を狭くしてエッチングレートを高める場合、
真空チャンバー内、特に電極に付着した反応生成物を、
O2プラズマ等によ って除去しようとする際に、電極間
隔が狭いため、プラズマが電極の周辺部まで広がらず、
図3に示すように、電極13の周辺部に灰化物(すす)
が残り十分にクリーニングができないという問題があっ
た。本発明は、電極間隔を狭くしてエッチングレートを
高める場合においても、O2プラズマによって効果的に
クリーニングすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の真空チャンバー
クリーニング法は、真空チャンバーと、真空チャンバー
の内部に所定の間隔をあけて相対向して配置され、かつ
一方の電極の対向面に被処理物が配置される一対の電極
と、一対の電極間に高周波電圧を印加する手段と被処理
物を設置しない他方の電極に設けられたエッチングガス
の導入手段とを備えたドライエッチング装置を用いて、
被処理物をエッチングする際の電極間隔よりもクリーニ
ングする際の電極間隔を広くすることを特徴とする。
クリーニング法は、真空チャンバーと、真空チャンバー
の内部に所定の間隔をあけて相対向して配置され、かつ
一方の電極の対向面に被処理物が配置される一対の電極
と、一対の電極間に高周波電圧を印加する手段と被処理
物を設置しない他方の電極に設けられたエッチングガス
の導入手段とを備えたドライエッチング装置を用いて、
被処理物をエッチングする際の電極間隔よりもクリーニ
ングする際の電極間隔を広くすることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によると、被処理物をエッチングする
際、電極間隔を狭くしてエッチングレートを高める場合
においても、O2プラズマ等によって真空チャンバー 内
をクリーニングする際は、電極間隔を広くさせているの
で、電極間隔が狭いままでクリーニングする場合に比
べ、電極周辺部まで十分にクリーニングすることができ
る。
際、電極間隔を狭くしてエッチングレートを高める場合
においても、O2プラズマ等によって真空チャンバー 内
をクリーニングする際は、電極間隔を広くさせているの
で、電極間隔が狭いままでクリーニングする場合に比
べ、電極周辺部まで十分にクリーニングすることができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。1は真空チャンバーで図示しない圧力制御バル
ブを介して真空ポンプに接続され、所定の真空圧に保持
されるように構成されている。真空チャンバー1の内部
には互いに平行に平板上の下部電極2と上部電極3が適
当間隔あけて対向して配設されている。これら下部,上
部電極2,3間のギャップは、この実施例では6mmに設
定されている。4は周波数が13.56MHzの高周波電
源で下部電極2に接続され、上部電極3は接地され、か
つ電極昇降機構8を介して、所定の真空圧を保持したま
ま、上下出来るような構成となっている。下部電極2上
には被処理物5が配置される。上部電極3から真空チャ
ンバー1を貫通して上方に延出された支持軸3aの上端
部にはエッチングガスを供給するガス供給管6が接続さ
れかつこの支持軸3aの上端部から上部電極3内全面に
わたってガス通路7が形成されている。上部電極3の下
部電極2との対向面には適当ピッチでガス噴出口が形成
されている。
明する。1は真空チャンバーで図示しない圧力制御バル
ブを介して真空ポンプに接続され、所定の真空圧に保持
されるように構成されている。真空チャンバー1の内部
には互いに平行に平板上の下部電極2と上部電極3が適
当間隔あけて対向して配設されている。これら下部,上
部電極2,3間のギャップは、この実施例では6mmに設
定されている。4は周波数が13.56MHzの高周波電
源で下部電極2に接続され、上部電極3は接地され、か
つ電極昇降機構8を介して、所定の真空圧を保持したま
ま、上下出来るような構成となっている。下部電極2上
には被処理物5が配置される。上部電極3から真空チャ
ンバー1を貫通して上方に延出された支持軸3aの上端
部にはエッチングガスを供給するガス供給管6が接続さ
れかつこの支持軸3aの上端部から上部電極3内全面に
わたってガス通路7が形成されている。上部電極3の下
部電極2との対向面には適当ピッチでガス噴出口が形成
されている。
【0007】次に、動作を説明する。エッチング時は下
部電極2上に被処理物5設置し真空チャンバー1内を真
空排気しガス供給管6から所定のエッチングガスを供給
し、高周波電源4にて下部,上部電極2,3間に高周波
電圧を印加すると、下部,上部電極2,3間のナロー放
電により、エッチングガスのプラズマが発生し、被処理
物5の表面がエッチングされる。一方、クリーニング時
には下部,上部電極2,3間のギャップを8mmに変更し
ガス供給管6よりO2を主とするガスを供 給し、同時に
プラズマを発生させて真空チャンバーをクリーニングす
る。
部電極2上に被処理物5設置し真空チャンバー1内を真
空排気しガス供給管6から所定のエッチングガスを供給
し、高周波電源4にて下部,上部電極2,3間に高周波
電圧を印加すると、下部,上部電極2,3間のナロー放
電により、エッチングガスのプラズマが発生し、被処理
物5の表面がエッチングされる。一方、クリーニング時
には下部,上部電極2,3間のギャップを8mmに変更し
ガス供給管6よりO2を主とするガスを供 給し、同時に
プラズマを発生させて真空チャンバーをクリーニングす
る。
【0008】具体例を説明すると、下部電極2上に基板
を設置し、真空チャンバー内を1000mTorrに保持
し、ガス供給管6よりO2ガスを50sccmの流量で供給
し下部,上部電極2,3間の間隔をエッチング時と同様
6mmとして、高周波電源4を300Wの出力で、下部,
上部電極間に印加してO2クリーニングを行うと 、図3
のように上部電極周辺部に灰化物(すす)が残ったのに
対し、下部,上部電極2,3間の間隔を8mmに広げて、
その他同様な条件でO2クリーニング を行うと、図4の
ようには灰化物は残らず効果的なクリーニングが行え
た。
を設置し、真空チャンバー内を1000mTorrに保持
し、ガス供給管6よりO2ガスを50sccmの流量で供給
し下部,上部電極2,3間の間隔をエッチング時と同様
6mmとして、高周波電源4を300Wの出力で、下部,
上部電極間に印加してO2クリーニングを行うと 、図3
のように上部電極周辺部に灰化物(すす)が残ったのに
対し、下部,上部電極2,3間の間隔を8mmに広げて、
その他同様な条件でO2クリーニング を行うと、図4の
ようには灰化物は残らず効果的なクリーニングが行え
た。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、エッチング時よりもO
2クリーニング時の電極間隔を広 めることによって、エ
ッチング時にチャレンバー内に付着した反応生成物を効
果的に除去することができる。
2クリーニング時の電極間隔を広 めることによって、エ
ッチング時にチャレンバー内に付着した反応生成物を効
果的に除去することができる。
【図1】本発明のプラズマクリーニング方法の一実施例
の概略図
の概略図
【図2】従来のドライエッチング装置の概略構成図
【図3】従来のクリーニング方法を用いた時の上部電極
の状態図
の状態図
【図4】本発明のプラズマクリーニング方法を用いた時
の上部電極の状態図
の上部電極の状態図
1 真空チャンバー 2 下部電極 3 上部電極 4 高周波電源 5 被処理物 9 ガス噴出口 10 真空排気口
Claims (2)
- 【請求項1】 真空チャンバーと、この真空チャンバー
の内部に所定の間隔をあけて相対向して配置され、かつ
一方の電極の対向面に被処理物が配置される一対の電極
と、前記の一対の電極間に高周波電圧を印加する手段を
備えたドライエッチング装置の真空チャンバーをエッチ
ング終了後クリーニングする方法において、被処理物を
エッチングする際の電極間隔に対し、前記真空チャンバ
ーをO2クリーニングする際の電極間隔が広いことを特
徴とするドライエッチング装 置のクリーニング方法。 - 【請求項2】 相対向して配置されている電極の間隔が
8mm以下である請求項1記載のドライエッチング装置の
クリーニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04145361A JP3123219B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | ドライエッチング装置のクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04145361A JP3123219B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | ドライエッチング装置のクリーニング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05343372A true JPH05343372A (ja) | 1993-12-24 |
JP3123219B2 JP3123219B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15383429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04145361A Expired - Fee Related JP3123219B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | ドライエッチング装置のクリーニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3123219B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09115879A (ja) * | 1995-10-13 | 1997-05-02 | Nec Corp | ドライエッチング装置のドライクリーニング方法及びその 装置 |
JP2005353698A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Tokyo Electron Ltd | エッチング方法 |
JP2007027496A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Hitachi High-Technologies Corp | プラズマエッチング装置および微粒子除去方法 |
US8298627B2 (en) | 2008-07-15 | 2012-10-30 | Canon Anelva Corporation | Method and apparatus of plasma treatment |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP04145361A patent/JP3123219B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09115879A (ja) * | 1995-10-13 | 1997-05-02 | Nec Corp | ドライエッチング装置のドライクリーニング方法及びその 装置 |
JP2005353698A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Tokyo Electron Ltd | エッチング方法 |
JP2007027496A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Hitachi High-Technologies Corp | プラズマエッチング装置および微粒子除去方法 |
JP4758159B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2011-08-24 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | プラズマエッチング装置および微粒子除去方法 |
US8298627B2 (en) | 2008-07-15 | 2012-10-30 | Canon Anelva Corporation | Method and apparatus of plasma treatment |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3123219B2 (ja) | 2001-01-09 |
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Legal Events
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