JPH053427A - 遅延型フオトモスリレー - Google Patents

遅延型フオトモスリレー

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Publication number
JPH053427A
JPH053427A JP3153509A JP15350991A JPH053427A JP H053427 A JPH053427 A JP H053427A JP 3153509 A JP3153509 A JP 3153509A JP 15350991 A JP15350991 A JP 15350991A JP H053427 A JPH053427 A JP H053427A
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JP
Japan
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delay
resistance element
mosfet
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current flowing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3153509A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Miyamoto
靖典 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH053427A publication Critical patent/JPH053427A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】負荷に流れる突入電流の大きさと傾きとを小さ
く押さえることができる遅延型フォトモスリレーを提供
するにある。 【構成】光電素子Pにおいて遅延用抵抗要素R2 と、M
OSFETQ1 のソースとの間に別の抵抗要素R3 を挿
入している。抵抗要素R3 は寄生ダイオードDを並列に
接続している。入力側がオンすると、遅延用抵抗要素R
2 と抵抗要素R 3 との直列回路がMOSFETQ2 の入
力容量の充電電流を抑えてMOSFETQ2 のスイッチ
ングの立ち上がり時間を遅らせ、MOSFETQ2 のド
レイン・ソース間に接続される負荷に流れる突入電流の
大きさと傾きを小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遅延型フォトモスリレ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は通常のフォトモスリレーの回路構
成を示しており、このフォトモスリレーは、入力側の発
光ダイオードLEDと、光起電力素子である太陽電池S
Cと太陽電池SCに並列に抵抗要素R1 を介して常閉の
MOSFETQ1 のドレイン・ソースを接続したMOS
FETQ1 のゲートを抵抗要素R1 と太陽電池SCとの
接続点に接続して回路が構成され、これら太陽電池S
C、MOSFETQ1 、抵抗要素R1 のチップを一つの
パッケージに収めた光電素子Pと、MOSFETQ 1
ドレイン・ソースを接続した出力端子にドレイン・ソー
スを接続した出力側MOSFETQ2 とで構成されてい
る。
【0003】このフォトモスリレーでは図11(a)に
示すように発光ダイオードLEDの発光によって生じる
太陽電池SCの出力電圧により常閉のMOSFETQ1
を介して流れる電流によって抵抗要素R1 に電圧降下を
生じさせてMOSFETQ1 のゲートに電圧Vth(−
電圧)を印加し、ゲート電流を流す。このゲート電流が
流れてMOSFETQ1 がオフすると、出力側のMOS
FETQ2 にゲート電流が流れてMOSFETQ2 が図
11(b)のようにオンして負荷電流が流れるようにす
る。
【0004】ここでこのフォトモスリレーを遅延型とす
る場合は図10に示すようにMOSFETQ1 のドレイ
ンと出力端子O2 との間に抵抗要素R2 を加え、MOS
FETQ2 の入力容量を充電する電流を低くして、MO
SFETQ2 が完全にオンするまでの充電時間を遅らせ
るようにすれば良い。ここで図11(c)は図10回路
におけるMOSFETQ2 のスイッチン動作を示してお
り、図中Trは立ち上がり時間を、Tfは立ち下がり時
間を夫々示している。またTdONは立ち上がり開始まで
の遅れ時間、TONはオン遅延時間、TdOFF は立ち下が
り開始までの復帰遅れ時間、TOFF はオフ遅延時間を示
す。
【0005】ここで負荷に突入電流が流れるのを押さえ
るために出力の立ち上がり時間Trを遅らせたい場合に
は抵抗要素R1 の値を大きくすれば良く、この場合MO
SFETQ1 のスイッチングが遅れ、結果MOSFET
2 に流れる出力電流のスイッチング波形は図11
(d)に示すようになる。この場合立ち上がり時間Tr
は望みのように大きくすることができ、一方MOSFE
TQ1 のスイッチングが遅れるため、MOSFETQ2
の立ち下がり時間Tfは変化しないが、復帰遅れ時間T
OFF が大きくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のように
抵抗要素R1 の値を大きくすると、低入力電圧印加(太
陽電池SCの出力電圧)により、常閉のMOSFETQ
1 が動作することになり、つまり感度が良すぎることに
なり、入力電圧のふらつき等によって誤動作しやすくな
るという問題があった。また図11(d)に示すように
復帰遅れ時間Td OFF が大きくなるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは感度を上げることなく
負荷に流れる突入電流の大きさと傾きとを小さく押さえ
ることができる遅延型フォトモスリレーを提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、入力側の発光素子の光を
受ける光起電力素子と、光起電力素子に並列に抵抗要素
を介して並列接続し、光起電力素子と抵抗要素との接続
点にゲートを接続した常閉のMOSFETとで光電素子
を構成するともに、MOSFETのドレイン・ソース間
に出力側のOSFETのゲート・ソースを遅延用抵抗要
素を介して接続して構成されるフォトモスリレーにおい
て、遅延用抵抗素子に対して別の抵抗要素を直列接続す
るとともに出力側のOSFETのソース方向に流れる電
流に対しては順方向となるダイオードを別の抵抗要素に
並列に接続したものである。
【0009】請求項2記載の発明は、発光素子と光起電
力素子との間の光伝達路を透明度の低い樹脂で形成した
ものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、出力側のOSF
ETのオンによって流れる電流を遅延用抵抗要素と別の
抵抗要素との直列回路で低く押さえることができ、その
ため出力側のOSFETのスイッチング時の立ち上がり
時間を遅くでき、結果負荷に流れる突入電流を押さえる
ことができることになる。
【0011】一方出力側のOSFETがオフしたときに
は入力容量の放電電流がダイオードと遅延用抵抗要素と
を介して流れるため、放電が早くになり、復帰遅れ時間
と立ち下がり時間とからなるオフ遅延時間を大きくする
ことない。また請求項2記載の発明によれば、発光素子
と光起電力素子との間の光伝達路を透明度の低い樹脂で
形成したものであるから、光起電力素子の出力が緩やか
に立ち上がるため、光電素子のMOSFETのスイッチ
ングを遅くすることができ、結果出力側のMOSFET
のスイッチングによる出力電流の立ち上がりを遅くして
負荷に流れる突入電流を押さえることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図1は
請求項1記載の発明に対応する実施例に用いる光電素子
Pの回路を示しており、この実施例は遅延用抵抗要素R
2 と、常閉のMOSFETQ1 のソースとの間に別の抵
抗要素R3 を挿入したもので、抵抗要素R3 には寄生ダ
イオードDが並列に接続されている。
【0013】而して図2(a)に示すように入力側の発
光ダイオードLEDが発光すると、MOSFETQ1
動作して、太陽電池SC、MOSFETQ2 にゲート・
ソース、抵抗要素R2 、抵抗要素R3 、抵抗要素R1
太陽電池SCの回路に電流が流れる。そのため抵抗要素
3 が挿入された分、電流値が押さえられMOSFET
2 の入力容量が充電される時間が遅れることなり、そ
のため図2(b)に示すようにMOSFETQ2 のスイ
ッチングの立ち上がり時間TdONが大きくなり、結果M
OSFETQ2 のドレイン・ソース間に接続された負荷
に流れる突入電流の大きさ(絶対値)と傾き(di/d
t)が、図10の従来例回路に比べて小さくなる。
【0014】発光ダイオードLEDが消灯すると、MO
SFETQ2 の入力容量に充電されていた電荷がゲー
ト、常閉のMOSFETQ1 、寄生ダイオードD、抵抗
要素R 2 、ソース、ゲートの回路により放電されるが、
回路に挿入される抵抗要素が遅延用抵抗要素R2 のみと
なるため図10の従来例回路と同様な復帰遅れ時間Td
OFF 、立ち下がり時間Tsで遅延する。つまりオフ遅延
時間TOFFが大きくならないのである。
【0015】図4は発光ダイオードLEDの発光(図4
(a))に対応する、MOSFETQ2 のスイッチング
波形を示すもので、図4(b)は図10の場合を示し、
この場合図5(a)に示すように傾き(di/dt)が
大きくて突入電流が大きい。図4(c),(d)は抵抗
要素R3 を加えて、その抵抗値を変えた場合を示し、夫
々の場合図10の回路に比べて、図5(b),(c)に
示すように傾き(di/dt)が小さくなって突入電流
が小さくなっている。上記のように本実施例は、負荷に
流れる突入電流を押さえることができるため、負荷側の
誤動作や、ノイズ発生を押さえることができることにな
る。
【0016】尚抵抗要素R3 と寄生ダイオードDの並列
回路の挿入位置は図3に示す位置でも良い。上記請求項
1記載の発明ではスイッチングの立ち上がり時間TdON
を回路素子の追加で行っているが、請求項2記載の発明
では、光起電力素子たる太陽電池SCと、入力側の発光
ダイオードLEDとの間の光伝達路を工夫することによ
り同様な結果を得ている。
【0017】図6は請求項2記載の発明に対応する実施
例を示しており、この実施例では発光ダイオードLED
と、光電素子Pとをエポキシ樹脂1で封止し、光電素子
Pの太陽電池SCと発光ダイオードLEDとの間を結ぶ
光伝達路を酸化チタニウム等を添加して乳白色として透
明度を落としたシリコン樹脂2で構成したものである。
【0018】而して本実施例では図7(a)に示すよう
に発光ダイオードLEDをオンして発光させると、太陽
電池SCの起電力は徐々に増加するため、光電素子Pに
接続される出力側MOSFETQ2 のスイッチングは図
7(c)に示すように遅れる。つまり光伝達路が透明な
場合にはMOSFETQ2のスイッチングは図7(b)
に示すように入力側の立ち上がりに比べて僅か遅れ、そ
のため図8(a)に示すように負荷電流の突入電流が大
きく、その傾き(di/dt)も大きいが、本実施例で
は図5(c)に示すように遅れるため、図8(b)に示
すように負荷電流の突入電流も小さくなり、その傾き
(di/dt)も押さえられる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、入力側の
発光素子の光を受ける光起電力素子と、光起電力素子に
並列に抵抗要素を介して並列接続し、光起電力素子と抵
抗要素との接続点にゲートを接続した常閉のMOSFE
Tとで光電素子を構成するともに、MOSFETのドレ
イン・ソース間に出力側のOSFETのゲート・ソース
を遅延用抵抗要素を介して接続して構成されるフォトモ
スリレーにおいて、遅延用抵抗素子に対して別の抵抗要
素を直列接続するとともに出力側のOSFETのソース
方向に流れる電流に対しては順方向となるダイオードを
別の抵抗要素に並列に接続したものであるから、出力側
のMOSFETのスイッチング時の立ち上がり時間を、
復帰遅れ時間と立ち下がり時間とからなるオフ遅延時間
を大きくすることなく、遅くすることができ、そのため
負荷に流れる突入電流を押さえることができ、また入力
側の光起電力素子と入力側のMOSFETとの間に挿入
される抵抗要素を大きくする必要がないため、不必要に
感度を上げることがなく、誤動作が防止できるという効
果がある。
【0020】請求項2記載の発明によれば、発光素子と
光起電力素子との間の光伝達路を透明度の低い樹脂で形
成したものであるから、光起電力素子の出力が緩やかに
立ち上がるため、光電素子のMOSFETのスイッチン
グの立ち上がりを遅くすることができ、結果出力側のM
OSFETのスイッチングによる出力電流の立ち上がり
を遅くして負荷に流れる突入電流を押さえることがで
き、しかも回路や回路素子の値を変える必要もないとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に対応する一実施例の回路
図である。
【図2】図1回路の動作説明用タイミングチャートであ
る。
【図3】請求項1記載の発明に対応する別の実施例の光
電素子の回路図である。
【図4】図1の回路の動作説明用タイミングチャートで
ある。
【図5】図1の回路の動作説明用負荷電流の波形図であ
る。
【図6】請求項2記載の発明の実施例に使用する素子の
断面図である。
【図7】図6の実施例の動作説明用タイミングチャート
である。
【図8】図6の実施例の動作説明用負荷電流の波形図で
ある。
【図9】一般型のフォトモスリレーの回路図である。
【図10】遅延型のフォトモスリレーの従来例の回路図
である。
【図11】図8、図10の回路の動作説明用タイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 MOSFET Q2 MOSFET R1 抵抗要素 R2 抵抗要素 R3 抵抗要素 D 寄生ダイオード SC 太陽電池 P 光電素子 LED 発光ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力側の発光素子の光を受ける光起電力素
    子と、光起電力素子に並列に抵抗要素を介して並列接続
    し、光起電力素子と抵抗要素との接続点にゲートを接続
    した常閉のMOSFETとで光電素子を構成するとも
    に、MOSFETのドレイン・ソース間に出力側のOS
    FETのゲート・ソースを遅延用抵抗要素を介して接続
    して構成されるフォトモスリレーにおいて、遅延用抵抗
    素子に対して別の抵抗要素を直列接続するとともに出力
    側のOSFETのソース方向に流れる電流に対しては順
    方向となるダイオードを別の抵抗要素に並列に接続して
    成ることを特徴とする遅延型フォトモスリレー。
  2. 【請求項2】入力側の発光素子と光起電力素子との間の
    光伝達路を透明度の低い樹脂で形成したことを特徴とす
    る遅延型フォトモスリレー。
JP3153509A 1991-06-25 1991-06-25 遅延型フオトモスリレー Withdrawn JPH053427A (ja)

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JP3153509A JPH053427A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 遅延型フオトモスリレー

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JPH053427A true JPH053427A (ja) 1993-01-08

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ID=15564103

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JP3153509A Withdrawn JPH053427A (ja) 1991-06-25 1991-06-25 遅延型フオトモスリレー

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255876A (ja) * 2001-02-23 2002-09-11 Showa Denko Kk プロパルギルアルコールの精製方法および製造方法
DE102018200240A1 (de) 2017-01-17 2018-07-19 Fanuc Corporation Robotersteuerungsvorrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255876A (ja) * 2001-02-23 2002-09-11 Showa Denko Kk プロパルギルアルコールの精製方法および製造方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980903