JPH05340886A - 光電子増倍管の保護機構 - Google Patents

光電子増倍管の保護機構

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JPH05340886A
JPH05340886A JP17381592A JP17381592A JPH05340886A JP H05340886 A JPH05340886 A JP H05340886A JP 17381592 A JP17381592 A JP 17381592A JP 17381592 A JP17381592 A JP 17381592A JP H05340886 A JPH05340886 A JP H05340886A
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laser beam
wafer
reflector
photomultiplier tube
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JP17381592A
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Sadatomo Nishimura
定智 西村
Shigeharu Iizuka
繁晴 飯塚
Kazuyuki Iketani
和之 池谷
Kenji Mitomo
健司 三友
Hidetoshi Hosono
秀利 細野
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエハ表面検査装置において、回転機構2が
着脱位置にある時間中における、受光系5に対するレー
ザビームLT の入射を防止し、光電子増倍管52を保護す
る。 【構成】 回転機構2が着脱位置にあるとき、投光系4
よりのレーザビームLTを受光し、これを受光系5に入
射しない水平方向に反射する反射器6を、回転機構2の
駆動部21に取り付ける。 【効果】 ウエハ1の検査に支障せず、光電子増倍管52
の無用な劣化が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウエハ表面検査装置
における光電子増倍管の保護機構に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体のICは、シリコンウエハに配線
パターンを形成して製作される。素材のウエハの表面に
凹凸や異物が存在すると、これが欠陥となってICの品
質が劣化するので、ウエハ表面検査装置により検査され
ている。ウエハ表面検査装置は、配線パターンの微細化
に伴って検出すべき欠陥の大きさが漸次に微小となり、
最近では0.1μm以下の微小欠陥を検査できる装置が
開発されている。
【0003】図2は上記のウエハ表面検査装置(以下単
に検査装置という)の要部の基本構成を示す。図2(a)
において、検査装置は被検査のウエハ1を装着して回転
するスピンドル22と、これを駆動する駆動部21よりなる
回転機構2、および回転機構2をウエハ1の半径Rの方
向に移動する移動テーブル3を具備する。これに対し
て、レーザ光源41と投光レンズ42よりなる投光系4と、
それぞれ複数の集光レンズ51と光電子増倍管52よりなる
受光系5を設けて構成される。検査においては、予め、
レーザ光源41と各光電子増倍管52に対して所定の電圧を
加圧して、それぞれの動作を安定化する。回転機構2を
点線で示すウエハの着脱位置に停止し、スピンドル22に
ウエハ1を装着し、駆動部21によりウエハ1をθ回転す
る。移動テーブル3によりウエハ1を半径Rの方向に移
動しながら、レーザビームLT をウエハ1の表面に対し
て鉛直に投射する。θ回転とR移動によりウエハ1の表
面はレーザビームLT によりスパイラル状に走査され、
表面の欠陥による散乱光LR が受光系5の各集光レンズ
51により集光され、これが各光電子増倍管52に受光され
て欠陥検出信号が出力される。図2(b) は受光系5の構
成を示す平面図で、ウエハ1の表面欠陥による散乱光L
R は、欠陥の形状などによりその指向性が変動するの
で、できるかぎり多方向で受光することが必要であり、
図ではそれぞれ4個の集光レンズ51a,51b,51c,51d と、
光電子増倍管52a,52b,52c,52d を、レーザビームLT
投射点に対して対称的に配置してある。この場合、各集
光レンズ51と光電子増倍管52の光軸の方向は、欠陥が良
好に検出できるように、ウエハ1の表面に対して適切な
角度に設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて図3において、回
転機構2はウエハの着脱位置に停止しているとする。レ
ーザ光源41はつねに動作しているので、これより出力さ
れたレーザビームLT は、回転機構2が着脱位置に停止
中、移動テーブル3の表面に投射されて反射光Ls を反
射する。この反射光Ls は受光系5のいずれかの集光レ
ンズ51に、直接入力するか、または光学系を構成する他
の部品を経由して間接的に入力して集光され、光電子増
倍管52に入射する。元来、光電子増倍管52は電圧の加圧
または無加圧にかかわらず、入射光により性能が劣化す
るもので、従って劣化防止のためには検査時以外には極
力、無用な光の入射を避けることが是非とも必要とされ
ている。このために、移動テーブル3の表面を梨地など
の乱反射面に加工するとか、光拡散板を設けるとか、ま
たは黒色の無反射面に塗装するとかの種々の方法が実験
された。しかし、なにぶんにもレーザビームLT の強度
は非常に強いため、上記の各種の反射防止方法はいずれ
も不完全で、劣化防止効果が挙がらないことが判明し
た。そこで、移動テーブル3の手前で、受光系5に入射
しない方向にレーザビームLT を反射する方法が有効と
考えられる。ただし、ウエハの検査に支障しないことが
必要である。この発明は以上の考えにより、回転機構2
が検査位置にあるときはウエハ検査に支障せず、着脱位
置にあるとき、レーザビームLT を受光系5に入射しな
い方向に反射して、光電子増倍管52の無用な劣化を防止
する保護機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成する光電子増倍管の保護機構であって、上記のウエ
ハ表面検査装置の回転機構が着脱位置にあるとき、投光
系よりのレーザビームを受光して、受光系に入射しない
水平方向に反射する反射器を、回転機構の駆動部に取り
付けたものである。
【0006】
【作用】上記の保護機構においては、回転機構の駆動部
に取り付けられた反射器は、回転機構がウエハの着脱位
置にあるとき、鉛直方向のレーザビームを受光して水平
方向に反射する。一方、受光系は上方にあるため、この
反射光は入射せず、光電子増倍管の劣化が防止される。
ウエハの検査においては、反射器は駆動部とともに移動
し、検査位置においてレーザビームがウエハに投射され
るので、反射器は検査に支障しない。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す。(a) にお
けるウエハ表面検査装置は前記した図2と同一のものと
し、図3と同様にウエハ1の着脱位置にあるとする。な
お、図2と同一部品には同一番号を付与し、各部の動作
の再説明は省略する。
【0008】図1(a) において、回転機構2の駆動部21
にブラケット23を設け、その先端付近のレーザビームL
T に対応する位置に反射器6を取り付ける。(b) は反射
器6の垂直断面図で、(イ) と(ロ) の二例を示す。二例と
も適当な金属の円筒を用い、その中心にレーザビームL
T が入射する入射孔61を穿孔する。(イ) の場合は、入射
孔61の下部に中心軸に対して45°の傾斜角を有する反
射平面62を形成し、レーザビームLT を水平方向に反射
する。(ロ) の場合は、球面などの反射曲面63とし、やは
り水平方向に反射する。これらの反射平面62、反射曲面
63には良好な反射率は必要ないが、しかし乱反射しない
ことが必要である。なぜなら、もし乱反射するときは、
その一部が上方に向かって受光系5に入射する危険があ
るからである。以上により回転機構2が着脱位置にある
とき、レーザビームLT は反射器6によりほとんどが水
平方向に反射され、一部が上方に向かっても入射孔61に
遮ぎられて光電子増倍管52に入射せず、その劣化が防止
される。ウエハ1の検査においては、回転機構2ととも
に反射器6は半径R方向(右方向)に移動するので検査
に支障しない。
【0009】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による光
電子増倍管の保護機構においては、ウエハ表面検査装置
の回転機構の駆動部に反射器を取り付け、回転機構がウ
エハの着脱位置にあるとき、鉛直方向のレーザビームを
反射器が受光して水平方向に反射するので、無用の光が
受光系に入射せず、光電子増倍管の劣化が防止され、ま
た、ウエハの検査においては、反射器は回転機構ととも
に移動して検査に支障しないもので、検査装置の信頼性
の確保に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示し、(a) はウエハ表
面検査装置に対する反射器の取り付け図、(b) は反射器
の垂直断面図をそれぞれ示す。
【図2】 ウエハ表面検査装置の基本構成を示し、(a)
は垂直断面図、(b)は受光系の平面図をそれぞれ示す。
【図3】 レーザビームによる光電子増倍管の無用な劣
化の説明図である。
【符号の説明】
1…ウエハ、2…回転機構、21…駆動部、22…スピンド
ル、23…ブラケット、3…移動テーブル、4…投光系、
41…レーザ光源、42…投光レンズ、5…受光系、51,51
a,51b,51c,51d…集光レンズ、52,52a,52b,52c,52d…光
電子増倍管、6…反射器、61…入射孔、62…反射平面、
63…反射曲面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三友 健司 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立電子エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 細野 秀利 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立電子エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査のウエハを水平に装着して回転す
    るスピンドルと、該スピンドルを回転する駆動部よりな
    る回転機構、および該回転機構を該ウエハの着脱位置と
    検査位置の間に移動する移動テーブルとを具備し、該着
    脱位置で該スピンドルに装着され、該検査位置に移動し
    た前記ウエハの表面に対して、レーザビームを鉛直に投
    光する投光系と、該表面に存在する異物などの散乱光
    を、複数の方向でそれぞれ受光する複数の光電子増倍管
    を有する受光系とにより構成されたウエハ表面検査装置
    において、前記回転機構の駆動部に取り付けられ、前記
    回転機構が前記着脱位置にあるとき、前記投光系よりの
    レーザビームを受光して、前記受光系に入射しない水平
    方向に反射する反射器を設けたことを特徴とする、光電
    子増倍管の保護機構。
JP17381592A 1992-06-08 1992-06-08 光電子増倍管の保護機構 Expired - Lifetime JP2696640B2 (ja)

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JP17381592A JP2696640B2 (ja) 1992-06-08 1992-06-08 光電子増倍管の保護機構

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JP17381592A JP2696640B2 (ja) 1992-06-08 1992-06-08 光電子増倍管の保護機構

Publications (2)

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JPH05340886A true JPH05340886A (ja) 1993-12-24
JP2696640B2 JP2696640B2 (ja) 1998-01-14

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268140A (ja) * 2007-04-25 2008-11-06 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査方法及び欠陥検査装置
JP2012027038A (ja) * 2011-10-26 2012-02-09 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査方法及び欠陥検査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268140A (ja) * 2007-04-25 2008-11-06 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査方法及び欠陥検査装置
JP2012027038A (ja) * 2011-10-26 2012-02-09 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査方法及び欠陥検査装置

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JP2696640B2 (ja) 1998-01-14

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