JPH05340663A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH05340663A
JPH05340663A JP15038392A JP15038392A JPH05340663A JP H05340663 A JPH05340663 A JP H05340663A JP 15038392 A JP15038392 A JP 15038392A JP 15038392 A JP15038392 A JP 15038392A JP H05340663 A JPH05340663 A JP H05340663A
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JP
Japan
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compressor
machine room
refrigerator
sound
sound insulation
Prior art date
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Pending
Application number
JP15038392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Usui
建司 臼井
Mitsuo Sato
美津男 佐藤
Katsuji Otsuka
勝二 大塚
Tomoaki Takeda
朋秋 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH05340663A publication Critical patent/JPH05340663A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は、冷蔵庫後部機械室の遮音構造に関
し、特に前面機械室カバーから後部機械室に通じる空気
流入通路間の圧縮機手前に対流を妨げない遮音板を設
け、圧縮機から発生する騒音を遮音し、低騒音の冷蔵庫
を提供することにある。 【構成】冷蔵庫の前面機械室カバー下部から後部機械室
に通じる空気流入通路間の圧縮機11の手前に吸音材3
0等からなる遮音板29を左右互い違いか、上下に入口
と出口を設けた屈折形もしくは各々の立設位置方向が逆
の複数の出口通路を持つことにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫下部の機械室遮
音構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫の静音化のニーズが高まる
につれ、圧縮機等を有する機械室からの騒音を冷蔵庫前
方に伝播させないために、前面機械室カバー内に吸音材
を挿入したり、床面との隙間からの騒音を防ぐために前
面機械室カバーの下部にヒレパッキンを付けた構造のも
のが一般的になってきている。
【0003】以下、図12から図15を参照し、従来の
技術を説明する。
【0004】図12は、冷蔵庫を前から見た斜視図であ
り、1は冷蔵庫本体、2は冷凍室扉、3は冷蔵室扉、4
は野菜室扉である。そして冷蔵庫本体1の前面最下部に
は脱着自在の前面機械室カバー5が設置されている。6
は冷蔵庫本体1の側面板6であり、内部は図13のD−
D断面図で示すように、放熱パイプ7が埋設されてお
り、冷蔵庫本体1の内箱9と側面板6との中間部には発
泡性ウレタン断熱材10が充填され、箱体を形成してい
る。図14は冷蔵庫本体1のC−C側面透視図であり、
冷蔵庫本体1の後部機械室20には圧縮機11が配設さ
れている。
【0005】12は排水蒸発コンデパイプであり、圧縮
機11の吐出側パイプに接続され、パイプ内には圧縮機
11からの高温高圧の冷媒が循環している。
【0006】また、排水蒸発コンデパイプ12は鉄板製
のプレート13に固定され、接触熱交換を行い、放熱を
行っている。このプレート13の上部には排水蒸発皿1
4があり、冷蔵庫本体1内の冷却器(図示せず)に付着
した霜を除霜した時の排水を受けるものであり、排水蒸
発コンデパイプ12の放熱作用で除霜水15を加熱し、
蒸発させている。16は調節脚であり、冷蔵庫本体1の
上下左右の高さを調節するものである。17は後部機械
室上部に設けた吸音材であり、圧縮機11から発生した
騒音を吸収している。18は背面機械室カバーであり、
上下にスリット19を設けていて、後部機械室20で発
生した熱を冷蔵庫外に放出している。
【0007】図15は前面機械室前カバー5のC−Cの
部分拡大断面図であり、上記のように構成される機械室
周りでは、後部機械室20から圧縮機11等の騒音が排
水蒸発皿14と冷蔵庫底面21の隙間22を伝播し、前
面機械室カバー5を伝わって冷蔵庫前方に騒音が出てし
まうため、これを遮音するため前面機械室前カバー5の
後部空間には吸音材23が密着して設けられている。さ
らに前面機械室カバー5の下部にはヒレ状のパッキン2
4が設けてあり、床25に接触する構造になっていて、
排水蒸発コンデパイプ12の下部と床25の隙間22か
ら伝播する騒音を遮音している。26はローラーであ
り、冷蔵庫の移動、運搬等を容易にしている。このよう
な構成で、後部機械室20からの騒音は遮音されてお
り、冷蔵庫本体1下部では前面機械室カバー5のパッキ
ン24によって密閉されているために、機械室への対流
は冷蔵庫の側面隙間部から後部機械室20という経路で
行われている。
【0008】なお、第2の従来技術として、圧縮機手前
の前後に冷蔵庫箱体または機械室のベース等と一体に複
数の遮音板を設け、遮音板の中間部に空気層を形成し、
且つ空気層側の遮音板の両方または片方に多孔質の吸音
材を貼り付け、機械室からの騒音の遮音を図ったものも
あり、この一例としては実開昭60−18481号公報
が挙げられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記機械室遮
音構造の冷蔵庫がシステムキッチンのように周囲遮蔽に
近い条件で設置された場合には、側面隙間部からの空気
の流入条件が悪くなり、圧縮機の放熱作用に支障をきた
し、冷蔵庫の冷却性能が悪くなり、消費電力量が多くか
かる等の問題があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解消すること、即
ち機械室からの騒音を冷蔵庫前面に出にくくし、さらに
機械室内の対流を効果的に行なって性能の劣化を防止し
て、低騒音の冷蔵庫を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷蔵庫の前面
機械室カバーから後部機械室に通じる空気流入通路間の
圧縮機手前に遮音板を設け、且つ遮音板の圧縮機側に吸
音材を設けたものである。また上記遮音板は複数で構成
され、左右または上下に、上記空気流入通路を設けて成
ることにより、上記目的を達成する。
【0012】
【作用】後部機械室からの騒音は、冷蔵庫底面と排水蒸
発皿の隙間を通って前方の前面機械室カバー方向に伝播
する。そのため、圧縮機手前に圧縮機側に傾斜して左右
互い違いまたは段違いに配列構成され且つ空気流入通路
を有した遮音板を設け、また前面機械室カバーの後部に
空気流入通路を有する吸音材を設けたものである。この
ように構成することによって、圧縮機から発生する騒音
を冷蔵庫前方に伝播させず、また周囲遮蔽に近い条件で
設置された場合でも後部機械室への空気の対流も妨げ
ず、圧縮機のための放熱も十分に行なわれるものであ
る。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図1から図11により、以
下説明する。
【0014】図1は本発明の実施例の冷蔵庫を3台並列
に設置した状態の斜視図であり、1は冷蔵庫本体、2は
冷凍室扉であり、3は冷蔵室扉、4は野菜室扉である。
冷蔵庫本体1の前面下部には、脱着自在の前面機械室カ
バー5が配設されている。
【0015】図2は図1のA−Aの断面図であり、冷蔵
庫本体1の背面にはダクト21を設け、ダクト21には
コンデ放熱パイプ7を接触させ、熱交換を行なってい
る。後部機械室20の放熱はこのダクト21を利用した
ドラフト流の原理で庫外に放出している。このようにす
ることによって冷蔵庫を複数台並列設置したときのコン
デ放熱パイプ7の放熱効果を効率よく放熱できるように
している。
【0016】図3は本実施例の図1のB−Bの部分拡大
透視図であり、前面機械室カバー5の後部には吸音材2
3が密着挿入されており、前面機械室カバー5の下部に
はヒレ状パッキン24が設けられ、床25と接触して遮
音を図っている。また、上記吸音材23の中には、吸込
側27と出口側28が段違いに屈折した形状を成した空
気流入通路が形成されており、冷蔵庫が周囲遮蔽に近い
条件で設置されても、前面機械室カバー5の下部から後
部機械室への対流が行えるようにしたものである。
【0017】図4は図1のB−Bの部分拡大透視図の他
の実施例であり、吸音材23の形状が比較的簡単であ
り、且つ遮音効果と空気流入通路を設けていて、図3と
ほぼ同等の効果が得られるものである。
【0018】図5は圧縮機手前の遮音板の実施例で、図
6は上記図5のE−E断面透視図であり、圧縮機11の
手前の空気流入通路22間に複数個の遮音板29を左右
互い違いに等間隔で空間部を設け配設したものであり、
このように構成することにより、圧縮機11から発生す
る騒音を冷蔵庫本体1前方に通過させず、且つ空気流入
通路22を確保して空気の対流を妨げないようにしてい
る。
【0019】図7は圧縮機手前の遮音板の第2の実施例
であり、上下に垂下と立設された遮音板29を配し、上
下にL形の形状で構成され、且つ上部に空気流入取入口
27aと下部には空気流入出口28aを形成し、遮音と
空気流入通路22を確保できるものである。
【0020】図8は圧縮機手前の遮音板の第3の実施例
であり、図9は図8のF−F断面透視図であり、圧縮機
11手前の前面に遮音板29を設け、上部の両側に空気
流入路31を設けている。このようにすることで遮音効
果を高め空気の対流をも確保でき、また除霜水15の蒸
発した空気を庫外に放出し蒸発能力を劣化させないよう
にしたものである。
【0021】図10は圧縮機手前の遮音板の第4の実施
例であり、図11は図10のG−Gの断面図で圧縮機1
1の手前に立設した中央部の遮音板29が中心部で屈折
形状をなし、圧縮機11側に屈折しており、さらに後部
機械室20両側に設けた遮音板29aは中央部の遮音板
29の立設位置とは逆の斜めに配設構成されている。ま
た中央部遮音板29と両側に設けた遮音板29の先端は
中央部遮音板29には接触せずに一定間隔の隙間を備え
ている。このように構成されることによって圧縮機11
から発生した騒音は圧縮機11の前方の中央部の遮音板
29に当って吸収および圧縮機11方向に反射させ冷蔵
庫本体1の前方には伝播されにくくなっている。しかも
遮音板29aが圧縮機11側に傾斜しているので、前方
から流入した空気が圧縮機11方向の傾斜に沿ってスム
ーズに流れる構造となっている。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、冷蔵庫本体の前面機械
室カバーの下部から後部機械室に通じる空気流入通路間
の圧縮機手前に複数個で構成される遮音板に空気流入通
路を確保したことにより、後部機械室の圧縮機から発生
する騒音を圧縮機手前で遮音でき、冷蔵庫本体前方には
放出させないため、低騒音の冷蔵庫を提供でき、圧縮機
の放熱を妨げることがなく、冷却性能の劣化、消費電力
量の増加を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の冷蔵庫を複数台並列設置した
ときの斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の前面機械室カバーの第1の実施例を示
す図1のB−B断面図である。
【図4】本発明の前面機械室カバーの第2の実施例を示
す図1のB−B断面図である。
【図5】本発明の圧縮機手前の遮音板の第1の実施例を
示す上面図である。
【図6】図5のE−E側面図である。
【図7】本発明の圧縮機手前の遮音板の第2の実施例を
示す側面図である。
【図8】本発明の圧縮機手前の遮音板の第3の実施例を
示す正面図である。
【図9】図8のF−F側面図である。
【図10】本発明の圧縮機手前の遮音板の第4の実施例
を示す上面図である。
【図11】図10のG−G側面図である。
【図12】従来冷蔵庫の斜視図である。
【図13】図12のD−D断面図である。
【図14】図12のC−C側面図である。
【図15】前面機械室前カバーの部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体、 5…機械室前カバー、 11…圧縮機、 22…空気流入通路、 29…遮音板、 30…吸音材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 朋秋 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面機械室カバーの下部から後部機械室へ
    の空気流入通路を備えた冷蔵庫において、空気流入通路
    の圧縮機手前に、左右互い違いまたは上下に垂下立設し
    てL字形を形成し且つ上下に吸排口を配設した遮音板を
    設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】遮音板が収縮性を有する吸音材等で構成さ
    れ、かつ吸音材を圧縮機側に設けたことを特徴とする請
    求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】遮音板が空気流入通路の圧縮機手前を封鎖
    すると共に、上部に空気流入通路を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】遮音板が空気流入通路の圧縮機手前に複数
    個で構成され、中央部の遮音板は中心部から圧縮機方向
    に屈折し、両側の遮音板は中央部遮音板と逆の方向に立
    設し、且つ空気流入通路を機械室両側に設けてなること
    を特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
JP15038392A 1992-06-10 1992-06-10 冷蔵庫 Pending JPH05340663A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15038392A JPH05340663A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 冷蔵庫

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ID=15495801

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JP15038392A Pending JPH05340663A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 冷蔵庫

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JP (1) JPH05340663A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010017797A (ko) * 1999-08-14 2001-03-05 윤종용 김치냉장고
KR100619730B1 (ko) * 2004-07-14 2006-09-08 엘지전자 주식회사 냉장고의 하부커버

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KR20010017797A (ko) * 1999-08-14 2001-03-05 윤종용 김치냉장고
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