JPH05340206A - 蒸気タービン保安装置 - Google Patents

蒸気タービン保安装置

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Publication number
JPH05340206A
JPH05340206A JP15063692A JP15063692A JPH05340206A JP H05340206 A JPH05340206 A JP H05340206A JP 15063692 A JP15063692 A JP 15063692A JP 15063692 A JP15063692 A JP 15063692A JP H05340206 A JPH05340206 A JP H05340206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
safety device
steam turbine
test
valve
air cylinder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15063692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yamamoto
英男 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP15063692A priority Critical patent/JPH05340206A/ja
Publication of JPH05340206A publication Critical patent/JPH05340206A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火力または原子力発電用の蒸気タービン保安
装置を蒸気タービン運転中にテストする際、保安装置油
系統と蒸気弁のオートストップ油系統とを遮断する案内
弁(1)の誤操作によって蒸気タービンが停止する事態
を防止すること。 【構成】 案内弁(1)を操作するテストレバー(1
2)と連動するエアシリンダ(14)を設け、このエア
シリンダ(14)に圧縮空気を供給する回路に設けられ
た電磁弁(16)を、保安装置油系統に設けた圧力スイ
ッチ(17)によって作動させる。保安装置のテスト中
は保安装置油の圧力が低下しているので、この低下した
油圧で作動する圧力スイッチ(17)が電磁弁(16)
を励磁して開かせる。したがって圧縮空気がエアシリン
ダ(14)に供給されて、テストレバー(12)がロッ
ク位置に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気タービン保安装
置、特にその作動テストの際に用いられるテストレバー
のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は火力または原子力発電用の従来の
蒸気タービン保安装置の一例を示す図である。
【0003】蒸気タービン保安装置としての非常停止装
置には、過速度トリップ装置(図示せず)、復水器真空
トリップ装置(2),スラストトリップ装置(7),軸
受油圧低下トリップ装置(8),遠隔緊急停止用のソレ
ノイドトリップ装置(9)等がある。これらのいずれか
が作動すると、保安装置油系統はドレンラインに連通し
てその圧力が低下する。保安装置油は案内弁(1)を介
し、主蒸気止め弁、蒸気加減弁、再熱蒸気止め弁および
インターセプト弁(いずれも図示せず)のアクチュエー
タに連通して、これら蒸気弁のオートストップ油を形成
している。そして保安装置油圧が低下すると、各蒸気弁
は自動的に閉じて蒸気タービンが停止するようになって
いる。
【0004】これを更に詳しく説明する。まず復水器の
真空が低下すると、真空低下トリップ装置(2)のピス
トンロッド(2a)が上昇する。そうするとアーム
(4)を支点とするレバー(5)を介して、ステム
(6)が上昇するから、保安装置油はドレンライン(3
b)に流出する。同じようにスラスト油圧が低下する
と、スラストトリップ装置(7)が作動してステム
(6)が上昇する。また軸受油圧が低下すると軸受油圧
低下トリップ装置(8)が、遠隔緊急停止時にはソレノ
イドトリップ装置(9)が、それぞれ作動してステム
(6)が上昇し、保安装置油はドレンとして流出する。
【0005】次に各保安装置系統にはそれぞれテスト弁
(10)が取り付けられており、タービン常態時でもそ
れらテスト弁(10)を開いて異常時をシミュレートし
た保安装置テストが行なわれる。このテストは蒸気ター
ビン運転中定期的に実施される。そこで、この時タービ
ンが停止するのを防止するために、案内弁(1)のロッ
ド(11)に連結されたテストレバー(12)を矢印の
方向に倒してロックし、保安装置油とオートストップ油
の両系統を互いに遮断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】保安装置のテスト中は
テストレバー(12)をロック位置に保持する必要があ
り、もしテスト中に誤ってロックを解除すると、タービ
ンは停止してしまう。蒸気タービンの不測の停止は、送
電系統を乱し立ち上りに時間を要するので、発電所稼働
率を低下させる。このことは原子力発電プラントの場合
特に問題となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題を解決するために、蒸気タービンの保安装置油系統と
蒸気弁のオートストップ油系統との間に設けられた案内
弁と連動するエアシリンダ、同エアシリンダに圧力空気
を供給する電磁弁、および上記保安装置油系統に設けら
れ上記電磁弁を作動させる油圧作動圧力スイッチを具備
したことを特徴とする蒸気タービン保安装置を提案する
ものである。
【0008】
【作用】保安装置テスト中は保安装置油の圧力が低下し
ているので、その圧力で作動する本発明の油圧作動圧力
スイッチは入状態となり、電磁弁を励磁して開かせる。
そうするとエアシリンダに流入した圧力空気が、テスト
レバーをロック位置に倒す方向、すなわち案内弁を閉じ
る方向に、ピストンロッドを移動させ保持する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図である。こ
の図において、前記図2により説明した従来のものと同
様の部分については、冗長になるのを避けるため、同一
の符号を付け詳しい説明を省く。
【0010】本実施例においては、テストレバー(1
2)にリンク(13)を介して、複動形のエアシリンダ
(14)のピストンロッド(15)が連結される。この
エアシリンダ(14)のシリンダ室には、三方電磁弁
(16)を経て圧縮空気が供給される。この圧縮空気に
は通常制御空気が使われる。上記電磁弁(16)の励磁
は、保安装置油系統に設置された油圧作動圧力スイッチ
(17)により行なわれる。
【0011】保安装置のテスト中は保安装置油の圧力が
低下しているので、その圧力で作動する油圧作動圧力ス
イッチ(17)は入状態となり、三方電磁弁(16)を
励磁して開かせる。そうすると圧縮空気がエアシリンダ
(14)に流入し、テストレバー(12)をロック位置
に倒す方向、すなわち案内弁(1)を閉じる方向に、ピ
ストンロッド(15)を移動させ保持する。したがっ
て、保安装置のテスト中にテストレバー(12)のロッ
クが誤って解除されて案内弁(1)が開き、蒸気タービ
ンが停止する心配がなくなる。
【0012】なお上記実施例では、エアシリンダ(1
4)として複動形のものが使われているが、これをスプ
リングバック式の単動形としてもよい。また、電磁弁の
励磁・非励磁とテストレバーのロック・ロック解除の相
関関係を逆にしてもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、蒸気タービン運転中の
保安装置テストに際して、テストレバーのロックが誤っ
て解除される恐れがなくなり、そのような保安装置テス
トレバーの誤操作による蒸気タービンのトリップを避け
ることができて、プラントの信頼性が向上する。なお本
発明は、既設プラントに対しても現地で容易に改造施工
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すレバーロック装
置の系統図である。
【図2】図2は従来の蒸気タービン保安装置の一例を示
す系統図である。
【符号の説明】
(1) 案内弁 (2) 復水器真空トリップ装置 (2a) ピストンロッド (3a),(3b) ドレンライン (4) アーム (5) レバー (6) ステム (7) スラストトリップ装置 (8) 軸受油圧低下トリップ装置 (9) ソレノイドトリップ装置 (10) テスト弁 (11) ロッド (12) テストレバー (13) リンク (14) エアシリンダ (15) ピストンロッド (16) 三方電磁弁 (17) 油圧作動圧力スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気タービンの保安装置油系統と蒸気弁
    のオートストップ油系統との間に設けられた案内弁と連
    動するエアシリンダ、同エアシリンダに圧力空気を供給
    する電磁弁、および上記保安装置油系統に設けられ上記
    電磁弁を作動させる油圧作動圧力スイッチを具備したこ
    とを特徴とする蒸気タービン保安装置。
JP15063692A 1992-06-10 1992-06-10 蒸気タービン保安装置 Withdrawn JPH05340206A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15063692A JPH05340206A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 蒸気タービン保安装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15063692A JPH05340206A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 蒸気タービン保安装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05340206A true JPH05340206A (ja) 1993-12-21

Family

ID=15501185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15063692A Withdrawn JPH05340206A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 蒸気タービン保安装置

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JP (1) JPH05340206A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036404A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The 蒸気タービンシステム及び蒸気タービンシステムの保安装置の運転状態切換方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036404A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Chugoku Electric Power Co Inc:The 蒸気タービンシステム及び蒸気タービンシステムの保安装置の運転状態切換方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831