JPH05340150A - 開口を閉鎖するパネルおよびそのクリップ機構 - Google Patents

開口を閉鎖するパネルおよびそのクリップ機構

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JPH05340150A
JPH05340150A JP5008640A JP864093A JPH05340150A JP H05340150 A JPH05340150 A JP H05340150A JP 5008640 A JP5008640 A JP 5008640A JP 864093 A JP864093 A JP 864093A JP H05340150 A JPH05340150 A JP H05340150A
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MAS FAB EN HANDERU MAATOSHIYAPII BINERU BV
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的小さい操作力でフレームにクランプで
き、しかも、操作部材の操作距離が比較的短いパネルを
提供する。 【構成】 フレーム(3,103,303,403)に
対してパネル要素(1,301,401)をクランプす
るクリップ機構は、第1の位置と前記パネル要素を解放
する第2の位置との間で移動する少なくとも1つの掛止
部材(7,307,407)と、掛止部材(7,30
7,407)を動かす操作部材(8,308,408)
とを備える。本発明によれば、掛止部材(7,307,
407)の位置に依存して、操作部材(8,308,4
08)と掛止部材(7,307,407)との間におけ
る伝達減速比を、掛止部材が第1の位置に近い移動経路
においてその第1の位置に接近するほど増加するように
する。その結果、掛止部材の操作力は低減されるととも
に、その操作移動距離も短くされる。このクリップ機構
は、メインテナンス作業が低減される簡単な構成で実現
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口を形成するフレー
ム(rebate)にパネル要素をクランプする第1の位置と
パネル要素を解放する第2の位置との間で移動する少な
くとも1つのボルト(掛止部材)と、その掛止部材を動
かす操作部材とを有し、フレームに対してパネル要素を
クランプするクリップ機構を備えるパネルおよびそのク
リップ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパネルは、船舶の壁や仕切板の
通路を閉鎖する「クリップドア」として既知である。こ
の種のパネルでは、通路を確実にかつ水密に閉鎖するこ
とが要求される。このために、パネル要素をフレームに
クランプできるようにして、可撓性シール部材がパネル
要素の縁と通路の縁との間でクランプされる。
【0003】上記掛止部材とフレームは、掛止部材が上
記第1の位置から第2の位置へ動いたときに、パネル要
素がフレームにクランプされるように設計される。
【0004】このために、既知のクリップドアの掛止部
材は、パネル要素の面に直角な軸の回りを旋回し、その
掛止部材とフレームには、パネル要素の面、すなわち上
記通路が設けられたパネル壁面に関して対応する角度で
広がるクリップ表面が設けられる。掛止部材が第2の位
置から第1の位置へ動いたとき、上記クリップ表面は互
にぶつかり合い、互に押され、それにより、パネル要素
はフレームにクランプされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この既知のパネルにあ
っては、そのクリップ機構の操作力が非常に大きいとい
った問題がある。
【0006】このように非常に大きな操作力が必要とい
う問題は、少なくとも多数の掛止部材を操作する操作部
材を設けて、パネル閉鎖時に常時掛止部材が確実に操作
されるようにしたパネルにおいて、とくに顕在化する。
すなわち、このようなパネルの操作力は一層大きくな
る。
【0007】いくつかの掛止部材を操作する操作部材を
備えたパネルの一例として、組合せクリッドアと呼ばれ
るものがある。この組合せクリップドアでは、掛止部材
の1つが操作部材に固く接続されるとともに、その1つ
の掛止部材は他の複数の掛止部材に接続され、これによ
り、操作部材によってそれらを同時に操作することがで
きる。このようなパネルのクリップ機構を操作するには
非常に大きな力が必要である。さらに、この操作部材の
メインテナンス、とくに潤滑について多大な労力が必要
であり、メインテナンスが充分でないと、その機構を操
作してももはやドアをフレームにきちんとクランプでき
ないようになる。
【0008】複数の掛止部材を操作する操作部材を備え
た集中式クリップドアと呼ばれるパネルの例では、複数
の掛止部材に接続された減速機構を有する集中式操作部
材がドアに備えられている。この場合の操作部材は、減
速機構に接続された手動ハンドルの形態に形成される。
この減速機構は、手動ハンドルよりも小径のギアと、掛
止部材に接続されたギアラックとを備える。このドアで
は、上記組合せクリップドアよりも小さな力で操作部材
を操作できる。しかしながら、この種の集中式クリップ
ドアの操作部材は、かさばり、重く、またコストも高い
うえに、手動ハンドルを回転するのに複数の操作が必要
であり、ドアが閉っているのかどうかを操作部材の位置
から判別できない。また、操作部材の定期点検とオーバ
ーホールが必要である。
【0009】本発明の目的は、比較的小さい操作力でフ
レームにクランプでき、しかも、操作部材の操作距離が
比較的短いパネルおよびそのクリップ機構を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、操作部材と掛止部材との間の伝達減速比を、掛止
部材の位置に応じて、すなわち、上記掛止部材が第1の
位置(パネル要素を閉じる位置)に近い移動経路におい
てその第1の位置に接近するほど増加するようにした上
述のタイプのクリップドアを備えることにより達成され
る。
【0011】
【作用】本発明によるパネルでは、操作部材が動かされ
たとき、開口通路の縁部に作用する力の増加にともなっ
てパネル要素に作用する力から受ける掛止部材の抵抗が
より大きくなるほど、操作部材から掛止部材までの伝達
減速比は増加する。これは、掛止部材の操作力が限定さ
れた最大値となることを意味する。しかしながら、伝達
減速比が増加する操作領域は、掛止部材の移動中に受け
る抵抗が小さい経路部分では比較的短い。操作部材はし
たがって、掛止部材が閉じられていく際に、わずかな作
動距離だけ移動すればよく、それにより、操作が迅速に
行われる。そして、掛止部材が閉じ位置(パネルをクラ
ンプする位置)にあるか、開位置にあるかを指示する操
作部材として簡単に実現できる。
【0012】掛止部材がその閉じ位置あるいはその閉じ
位置の近傍にあるときは、操作部材と掛止部材との間の
伝達減速比を非常に大きくできるから、次のような効果
もある。すなわち、伝達機構やそれに接続される操作部
材に作用する摩擦に打ち勝つためには、掛止部材に非常
に大きな力を発生させる必要があるという点である。こ
れにより、掛止部材が閉じ位置から開位置へ不所望に動
くことを防止する。
【0013】船舶のドアとして使用する場合以外にも、
本発明にかかるパネルは、実験室のような大気を制御す
る部屋のドアやハッチのような、閉鎖しなければならな
い開口が形成されたフレームを封止してクランプする必
要がある他のパネルとしても使用できる。
【0014】本発明にかかるパネルは、操作部材が手動
でも機械駆動でもいずれにも適用できる。手動の場合の
効果は、操作力が小さくなることと、力の弱い操作者で
さえ操作できる点にある。また、安全性の点からは、小
さな作用力を必要とする操作は大きな作用力を必要とす
る操作に比べて安全性が高まる。後者の場合には、掛止
部材の操作手段が比較的軽く、廉価にできる利点があ
る。
【0015】
【実施例】本発明の最も好ましい実施例を図1および図
2に示す。フレーム3と、開口2を閉鎖するパネル要素
1を有するパネルとが図1および図2に示されている。
開口2の縁部は、全周を取囲むように延在して立上げら
れたフランジ4を備えるフレーム3によって形成されて
おり、そこには、同様に全周を取囲むように延在してパ
ネル要素1のシール5が取り付けられている。パネル要
素1上にはヒンシ゛部材33が固定され、このヒンジ部
材33は、フレーム3に固定されたヒンジ部材34にヒ
ンジ接続されている。パネルはこのようにして開口2に
対して揺動できるドアを形成する。
【0016】パネルにはフレーム3に対してパネル要素
1をクランプするクリップ機構6が設けられている。図
1および図2のパネルにおけるクリップ機構6は、フレ
ーム3に対してパネル要素1をクランプする第1の位置
(図において実線で示す)とパネル要素1を解放する第
2の位置(図で破線で示す)との間で移動する4つの掛
止部材7と、掛止部材7を動かす操作部材8とを備え
る。フレーム3の一方の縁面には、傾斜したクリップト
ラック35が設けられていて、掛止部材7が第1の位置
へ移動した時にそれらがフレーム3から離れる方向に押
圧され、そしてそれにより、フレーム3の他方の縁面に
対してパネル要素1をクランプする。掛止部材7には、
好ましくは、傾斜するクリップトラック35に対応する
傾斜が設けられ、これにより、それらが広範囲にわたっ
てクリップトラック35に対して乗りかかる。
【0017】操作部材8と掛止部材7との間の伝達減速
比(レバー比)は掛止部材7の位置に応じて変動する。
掛止部材7が第1の位置に近付くほど減速比(リダクシ
ョン)は増加する。パネル要素12がフレーム3に対し
てクランプされつつある時には、可撓性シール部5によ
って発生される荷重の増加に抗してパネル要素1を動か
すことによって生じるより大きい抵抗を掛止部材7が受
けるほど、操作部材8と掛止部材7との間の減速比(リ
ダクション)は増加する。したがって、掛止部材7を操
作するには限定された最大力が要求される。
【0018】しかしながら、掛止部材7がその移動中に
わずかな抵抗を受けるような経路の部分では、減速比は
比較的小さい。これは、掛止部材7を閉塞するに必要な
短い距離を越えるだけ操作部材8が移動される必要があ
るからであり、その結果、操作が迅速に行なわれる。操
作部材8の場合には、90度だけその操作部材を揺動す
ることによって掛止部材7を操作することができる。そ
の結果、パネルがロックされているか、クランプされて
閉塞されているかを操作部材8から知ることができる。
閉位置では、操作部材8は水平方向を向く。開位置で
は、操作部材8は垂直方向を向く。
【0019】図1および2によるパネルの場合、操作部
材8と掛止部材7との間の伝達機構の減速比(リダクシ
ョン)は、掛止部材7が第1の位置に達するまで増加す
る。しかしながら、次のように伝達減速比の可変特性を
選択することもできる。すなわち、掛止部材7が第1の
位置に達する直前には、伝達減速比を負とすることによ
り、操作部材8の連続する動きの中で、掛止部材7が死
点から再びわずかな距離を越えて移動されるようにする
ことができる。その過程において、弾性シール端部5の
抵抗の影響の下で、パネルはフレーム4から再びわずか
な距離を越えて開方向に戻ることができる。第1の閉位
置における掛止部材7のロックがこのようにして実現さ
れる。
【0020】掛止部材7は、ピン9の回りを回動するレ
バー10,110に接続されている。パネル要素1は細
長形状に形成され、パネル要素1の長辺側12に沿った
レバーはその短辺13に沿ったレバーとは異なった設計
とされている。
【0021】長辺側12に沿ったレバー10には、各
々、ほぼ長手方向に伸びるガイド面14が設けられてい
る。そして、クリップ機構6はレバー10を操作する連
結部材15と、操作部材8で駆動され移動経路16に沿
ってその連結部材15を移動する手段を有する。移動経
路16の各々は、パネル要素1の掛止部材7の第1の位
置に近い、長辺側12に沿った掛止部材7の経路に対応
する部分を有し、対応ピン9に関連して、掛止部材7が
第1の位置へ接近するほど連結部材15からピン9への
距離が増加するような、径方向成分の経路を有する。
【0022】連結部材15の各々は、それぞれのレバー
10を、それらに対応するガイド面14上に力を発生さ
せることで回動させることができる。掛止部材7が第1
の位置に接近するほど連結部材15とそれに対応するピ
ン9との間の距離が大きくなるので、レバー10の有効
長さも徐々に増加する。その結果、伝達機構の減速比
(リダクション)は増加し、掛止部材7上に発生する力
は、連結部材15によって引起こされる所定の力の割合
で徐々に増加する。
【0023】図1および2によるパネルの場合には、減
速におけるとくに大きな増加分が得られるので、さら
に、パネル要素1の長辺側12に沿った掛止部材7の経
路に対応する移動経路16の一部分は、掛止部材7の第
1の位置の近くで、それに対応するピン9から離れるよ
うに曲線を描いて延びる。その結果、レバー10の運動
方向に対する連結部材15の運動方向の角度は急速に増
加して、したがってくさび効果が急に大きくなる。
【0024】この構成によるさらなる利点はセルフブレ
ーキング伝達が得られる点にある。すなわち、この実施
例で例示するように、連結部材15とガイド面14との
間の摩擦係数を考慮すると、掛止部材7の閉位置に対応
するガイド面14と連結部材15が位置する領域におい
て、連結部材15の移動経路16の部分と、ガイド面1
4の移動経路の部分との間で最適な角度が選択される。
次いで、閉じられた掛止部材7が、操作部材8上に力を
発生させることにより操作されることができる。しか
し、開閉操作力の伝達以外の要因で、閉じている掛止部
材7を開放するような力が発生するときは、ガイド面1
4と連結部材15との間の法線方向の力は次のように増
加する。すなわち、それらの間の摩擦が、連結部材15
上でガイド面14と平行に発生する対応する力の成分よ
りも大きくなるように増加する。ガイド面14に沿う連
結部材15の運動は、その結果として邪魔される。その
結果、たとえばパネルが収容される構造物の振動によっ
て掛止部材7が不所望に解放することが防止される。
【0025】連結部材15がガイド面14に沿って回転
することができるように、連結部材15は好ましくは円
筒状で、かつ、それらの軸心回りに回動可能とされる。
このような構成により、連結部材の摩耗を制限するとと
もに、連結部材とガイド面との間の摩擦を制限する。連
結部材がいつも回転して滑らないことを確実にするた
め、ガイド面の表面をやや荒くすることができる。それ
ぞれの連結部材はいずれの場合にも好ましくは、滑らか
なピンの上を回動するプラスチック軸受け材のブッシュ
の形態にされる。
【0026】パネル要素1の長辺側12に沿った掛止部
材7にそれぞれ対応して設けられている2つの連結部材
15は、それぞれの掛止部材7の各々のレバー10を適
切に操作するために結合されているから、パネル要素1
の長辺側12に沿った2つの掛止部材7は共通の操作部
材によって同時に操作されることができる。
【0027】各々の場合の移動経路16は、掛止部材7
の第1の位置に対応する連結部材15の位置と、掛止部
材7の第2の位置に対応する、円弧内の連結部材15の
位置との間で描かれる。扇型形状の2つの円弧移動経路
は、それぞれ軸回りに回動可能な腕のような低摩擦ガイ
ド手段によって簡単に実現できる。
【0028】掛止部材を第2の位置へ移動するために操
作部材が操作されているとき、あるいは既に操作されて
いるときには、第1の位置から掛止部材7を押し戻すた
めのばねのような要素に掛止部材を接続することができ
る。図1および2に示す実施例によれば、しかしなが
ら、レバー10には、壁面部分がガイド面14を形成す
るスリット17が設けられている。掛止部材7を第1の
位置のみならず第2の位置へ移動させるために、連結部
材15はレバー10上に力を発生させる。
【0029】連結部材15は直動される共通サポート2
0上に取り付けられていて、その結果、2つの連結部材
15はパネル要素1の長辺側12に関連した同一の経路
を描くことができるとともに、同一のレバー10と掛止
部材7を駆動することができる。
【0030】連結部材15の各々を上述した円弧移動経
路16に沿って移動させるために、サポート20は連結
部材15と同一の円弧状移動経路16に沿って移動させ
ることができる。連結部材15を駆動するために、操作
部材8は、この操作部材8に回動しないように接続され
たレバー25によってサポート20に単純に接続されて
いる。このレバー25は、ピン27の回りを回動するよ
うにサポートに接続されるとともに、ピン26の回りを
回動するようにパネル要素1に接続されている。ピン2
7は、連結部材15と同一の移動経路16に沿って回動
する。レバー25は、実質的には所望の場所において、
図示のように垂直に向いているサポート20と接続する
ことができ、それにより、操作部材8の位置を操作者に
とって最適な高さに移動することができる。
【0031】サポート20は、パネル要素1の長辺側1
2に沿って平行に延在し、パネル要素1の長辺側12に
沿って取り付けられている掛止部材7の第1および第2
の位置に対応する円弧移動経路16の両終端部が、その
パネル要素1の長辺側2から等距離の位置にくる。その
結果、サポート20上に発生する横方向の力は比較的小
さいままであり、サポート20を、長辺側12に沿うレ
バー10に沿って延在する細長いカップリングバーとす
ることができる。このサポートは、ここでは、ピン22
の回りを回動するロッカアーム21によって形成される
コネクティングロッドに接続される。
【0032】パネル要素1の一対の短辺側13に沿う掛
止部材7は、そのレバー110により第1の中間ロッド
18にヒンジ結合される。中間ロッド18は、次いで第
2の中間ロッドにヒンジ結合される。第2の中間ロッド
の軸心は一点鎖線19で示している。さらにこの第2の
中間ロッドはパネル要素1にヒンジ結合されている。掛
止部材7が第1の位置に接近したとき、第1の中間ロッ
ド18の2つのヒンジ結合点の変位方向のなす角度は増
加し、それにより、操作部材8とパネル要素1の短辺側
13に沿う掛止部材7の間の伝達機構の減速比(リダク
ション)も増加する。
【0033】掛止部材7の各々はしたがって、可変伝達
機構を介して操作部材8によって操作されることができ
る。可変伝達機構の減速比は、その掛止部材7が第1の
クランピング位置に接近したときに増加する。単一の操
作部材8で複数の掛止部材7が操作されることができる
という事実は、全ての掛止部材7の操作を確実にすると
いう利点を有する。ここで、多くの船級は、1つのパネ
ルについて多数の掛止部材を要求しているが、多くの場
合、パネルをクランプし閉じるために多数の掛止部材だ
けが操作されるならば、この点が航海中の安全性に貢献
するのはわずかであることを指摘する。
【0034】長辺側12に沿った2つのレバー10に接
続された掛止部材7を動かすための連結部材15は好ま
しくは、第1の中間ロッドにより他の掛止部材7の一方
に接続されている第2の中間ロッド19に接続される。
そのため、2つの中間ロッド19は、長辺側12に沿っ
た掛止部材7と短辺側13に沿った掛止部材7の同時操
作のために、連結部材15と同期して移動することがで
きる。
【0035】連結部材15と第2の中間ロッド19との
間の結合は、サポート20を第2の中間ロッド19に接
続することで簡単に実現できる。
【0036】サポート20はパネル要素1の面に平行な
移動経路16に沿って移動できる。サポート20と第2
の中間ロッドとの結合部材は、各々の場合、ロッカアー
ム21で構成される。一方、サポート20と第1の中間
ロッド18は、それらがパネル要素1の面に直角な第1
および第2のヒンジピン23,24の回りをそれぞれ回
動するように、ロッカアーム21に接続されている。ロ
ッカアーム21は、それがパネル要素1の面に直角なロ
ッカアームピン22の回りを回動可能なように、パネル
要素1に接続される。
【0037】サポート20が移動するとき、ロッカアー
ム21はサポート20とともにロッカアームピン22の
回りを揺動する。このロッカアームの揺動動作により、
第1の中間ロッド18を駆動する第2の中間ロッド19
が揺動動作する。
【0038】パネル要素1の短辺側13に沿うレバー1
10を操作するために第1の中間ロッド18を使用する
と、ロッカアーム21から離れて面する第1の中間ロッ
ド18の両端部の特別のガイドが不要となる利点があ
る。このガイドは同一のレバー110で形成される。
【0039】図1および2によるパネルは、一対の長辺
側12の一方に沿う2つの掛止部材7と一対の短辺側1
3の各々に沿う掛止部材7を有するパネルにとって好適
な本発明の一実施例を構成する。なお、短辺×長辺の寸
法は70×150cmである。
【0040】図3は、各長辺に沿う2つの掛止部材7と
各短辺に沿う1つの掛止部材7を備える必要があるパネ
ルに好適な実施例を示すものである。図3によるパネル
は、図1および2に示したパネル要素1と異なる寸法の
パネル要素の長辺と短辺に沿うサポート120,220
を有する。開口102、フレーム103およびシール部
材105はそれらに対応して異なった寸法である。クリ
ップ機構106はパネル要素101の全ての辺に沿って
設けられるサポート120,220を有する。それらの
各々は、パネル要素のそれぞれの辺に沿って設けられた
掛止部材7の連結部材15を支承する。これらのサポー
ト120,220は、互いに連結されてそれぞれの辺に
関して同じように動く。これは、全てのレバー10が同
一にできるということを意味する。
【0041】サポート120,220の各々は、パネル
要素101の面に平行な経路(パス)に沿って移動可能
である。これらのサポートは、図1および2に示したロ
ッカアーム21と同一であるロッカアーム21によって
相互に結合されている。ロッカアーム21はまた連結ロ
ッドを形成しており、この連結ロッドにより、サポート
120,220がパネル要素101に接続されるととも
に、ロッカアーム21はパネル要素101に接続され
て、パネル要素101の面に直角なロッカアームピン2
2の回りを回動する。サポート120,220は、ロッ
カアームピン22から等距離の位置でロッカアーム21
に接続されている。すなわち、サポート120,220
がヒンジピン23,24の回りを回動するようにされて
いる。一方では、1つのヒンジピン23およびロッカア
ームピン22によって決定され、また他方では他のヒン
ジピン24とロッカアームピン22によって決定される
平面のそれぞれは、サポート120,220に対応す
る、パネル要素101の各辺(長辺と短辺)の間のなす
角度に等しい角度を形成する。
【0042】かかる設計により、各サポート120,2
20を、それらのサポート120,220に関連した角
度で延在する他のサポート220,120に簡単に接続
できるようにすることができる。この場合、これらのサ
ポート120,220は接続され、パネル要素101の
対応する各辺(長辺と短辺)に関連して同じように動
く。ヒンジピンのそれぞれを互いに近接して配置するこ
とにより、あるいは、互いに離して配置することによ
り、ロッカアーム21は、サポート120,220が互
いに関連したより鈍角な、あるいはより鋭角な角度で延
在するサポート120,220の相互接続に適合させる
ことができる。
【0043】パネル要素の両側からクリップ機構を操作
可能に構成する場合には、操作部材を、たとえば、パネ
ルの両側に設けるのが好ましく、また、パネル要素を通
過するクリップ機構のための通路を外側の操作部材の位
置にだけ設ける。その結果、もれの発生を最小限に押
え、シールする通路を1つにできてコストも節約でき
る。
【0044】図1〜3による伝達機構は、もちろん、操
作部材が唯一の掛止部材を操作できるというパネルにも
適している。その場合、連結部材15はレバー25に直
接設けるのが好ましく、それにより、対応する連結ロッ
ド、すなわち第1の中間ロッドを有するサポートを省略
できる。もちろん、本発明の請求項によるパネルには、
上述した実施例によるパネルよりも多い、あるいは少な
い掛止部材を備えることもできる。
【0045】図4および5は、本発明によるパネル1の
更に他の2つの実施例を示すもので、この実施例では、
1つの掛止部材が操作部材で操作できる。
【0046】図4による実施例においては、パネルはフ
レーム303による開口を閉鎖し、そのパネルにはシー
ル部分305が設けられている。クリップ機構306に
は、操作部材308に接続されたレバー325に直接取
り付けられた連結部材315が備えられている。掛止部
材307は、ピン309の回りを回動するようにパネル
要素301に接続されている。レバー310は、掛止部
材307に設けられているが、図1〜3に示したレバー
10と掛止部材7の場合とは異なった角度で取り付けら
れている。壁部分がガイド面314を形成するスリット
317はレバー310に設けられている。連結部材31
5は、掛止部材307が操作部材308によって操作さ
れた時、ガイド面314に沿って滑り、あるいは回転す
ることができる。掛止部材307が実線で示すように第
1の位置に接近する時、連結部材315は、図1〜3に
示された実施例の場合のように、掛止部材307のピン
309から離れるように曲線を描く円弧形状の移動経路
316に沿って移動する。
【0047】掛止部材7,307はいずれの場合にも、
好ましくは、軸受け30(図2)によりパネル要素1,
101,301に関連して支持される。この軸受け30
は、パネル要素1,101,301に取り付けられたピ
ン結合部28(図2)上に配設されるとともに、この軸
受け30には、掛止部材7,307の回転軸開口を貫通
する、中央部で軸方向に延在し調整可能な取り付け部材
29(図2)が設けられている。掛止部材7,307の
各々のクランプ力は個々に簡単に調節できる。
【0048】軸受け30の長さは、少なくとも掛止部材
7とパネル要素1の壁との間の距離の半分に等しい。こ
の結果、軸受け30に生じる最大圧力が比較的低く保持
され、これにより、軸受け材料に対する要求が低くな
る。軸受け30は好ましくは、パネル要素1からの掛止
部材7の距離を連続的に調節するために遊びをもって取
付けるとともに、また、掛止部材7とパネル要素1の壁
との間で正確にピン結合部の要素を取り付けることが可
能な空間をもって取り付ける。
【0049】この場合の軸受けは、好ましくは自己潤滑
式とし、これによりメインテナンス作業を少なくしてい
る。
【0050】図5に示す実施例においては、パネルはフ
レーム403による開口を閉塞するとともに、パネルに
はシール部材405が備えられている。クリップ機構4
06は、パネル要素401に対してガイド31内でスラ
イドするように懸架される掛止部材407と、一端部で
はヒンジ32で掛止部材407に接続される一方、他端
部ではヒンジ424でクランク425に接続されている
第1駆動ロッド418とを備える。クランク425は操
作部材408に設けられる。操作部材408は、クラン
クととともにピン426の回りを回転する。クランク4
25と、駆動ロッド418と、掛止部材407はクラン
ク駆動ロッド機構を形成する。この機構において、掛止
部材407がクランク425から最も離れた位置が第1
のクランプ位置となる。掛止部材407が第1の位置か
ら離れる時、操作部材408と掛止部材407の間の伝
達機構の減速比は徐々に減少し、これにより、掛止部材
407は掛止部材407が移動する間に小さな抵抗に打
ち勝つ必要がある時に比較的素速く移動される。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、操作部材と掛止部材と
の間の伝達減速比(レバー比)を掛止部材の位置に応じ
て可変としたので、機構を簡素化した上、操作部材の操
作力を比較的小さく、かつ操作距離を短くできる。ま
た、保守性も向上する。さらに、掛止部材が閉じ位置
(パネルをクランプする位置)にあるか、開位置にある
かを指示する操作部材としても利用できる。さらにま
た、掛止部材がその閉じ位置あるいはその閉じ位置の近
傍にあるときは、操作部材と掛止部材との間の伝達減速
比が非常に大きくできるから、掛止部材が閉じ位置から
開位置へ不所望に動くことを簡単に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるパネルの内部を示
す正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】本発明の第2の実施例によるパネルの内部を示
す正面図
【図4】本発明の第3の実施例によるパネルの内部を示
す正面図
【図5】本発明の第4の実施例によるパネルの内部を示
す正面図
【符号の説明】
1,101,301,401 パネル要素 2,102 開口 3,103,303,403 フレーム 5 シール部材 6,106,306,406 クリップ機構 7,307,407 掛止部材 8,108,308,408 操作部材 9,309 ピン 10,110 レバー 12 長辺側 13 短辺側 14 ガイド面 15,315 連結部材 16,316 移動経路 17,317 スリット 18 第1の中間ロッド 19 第2の中間ロッド 20,120,220 サポート 21 ロッカアーム 22 ロッカアームピン 23,24 ピン 25,325 レバー 26,27 ピン 28 ピン接続部 29 取り付け要素 30 軸受け

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル要素(1,101,301,40
    1)と、開口(2,102)が形成されたフレーム
    (3,103,303,403)に前記パネル要素
    (1,101,301,401)をクランプするもので
    あって、前記パネル要素(1,101,301,40
    1)を前記フレーム(3,103,303,403)に
    クランプする第1の位置と前記パネル要素を解放する第
    2の位置との間で移動する少なくとも1つの掛止部材
    (7,307,407)、および前記掛止部材(7,3
    07,407)を動かす操作部材(8,308,40
    8)を有するクリップ機構(6,106,206,30
    6,406)とを具備するパネルにおいて、 前記操作部材(8,308,408)から掛止部材
    (7,307,407)までの伝達減速比を、その掛止
    部材の位置に応じて、前記掛止部材が前記第1の位置に
    近い移動経路においてその第1の位置に接近するほど増
    加するように可変としたことを特徴とする開口を閉鎖す
    るパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1のパネルにおいて、前記クリッ
    プ機構(6,106)は、少なくとも、前記操作部材
    (8,108)で操作される2つの掛止部材と、それぞ
    れの掛止部材(7)のレバー(10)を操作する少なく
    とも2つの連結部材(15)とを有し、前記連結部材
    (15)は直動する共通のサポート(20,120,2
    20)上に設けられていることを特徴とする開口を閉鎖
    するパネル。
  3. 【請求項3】請求項2のパネルにおいて、前記サポート
    (20,120,220)は円弧移動経路(16)に沿
    って移動されることを特徴とする開口を閉鎖するパネ
    ル。
  4. 【請求項4】 請求項3のパネルにおいて、前記サポー
    ト(20,120,220)は前記パネル要素(1,1
    01)の一方側(12)にほぼ平行に延在し、前記サポ
    ート(20,120,220)の連結部材(15)と連
    結される掛止部材(7)の前記第1および第2の位置に
    対応する、前記円弧移動経路(16)の両端部が、前記
    パネル要素(1,101)の前記一方側(12)から等
    距離のところに位置することを特徴とする開口を閉鎖す
    るパネル。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載のパネル
    において、前記掛止部材(7)は、たがいに所定角度で
    延在する、前記パネル要素(1)の少なくとも2つの側
    に沿って配置され、少なくとも2つのサポート(12
    0,220)は、前記2つの側の一方に沿って配置され
    た掛止部材(7)の連結部材(15)を各々支承すると
    ともに、前記サポート(120,220)は、対応する
    各側に関連した適切な運動を実行するように相互に接続
    されていることを特徴とする開口を閉鎖するパネル。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載のパネル
    において、前記サポート(120,1220)の各々
    は、前記パネル要素(101)の面に平行な移動経路に
    沿って移動し、前記サポート(120,220)を前記
    パネル要素(101)に接続する連結ロッドをも形成す
    るロッカアーム(21)によって、前記サポート(12
    0,220)が相互に接続されているとともに、前記ロ
    ッカアーム(21)は、前記パネル要素(101)の面
    に直交するロッカアームピン(22)の回りを回動する
    ように、前記パネル要素に接続され、さらに、前記サポ
    ート(120,220)はそれらが前記ロッカアームピ
    ン(22)から等距離のヒンジピン(23,24)の回
    りを回動するように前記ロッカアーム(21)に接続さ
    れ、一方では前記1つのヒンジピン(23)と前記ロッ
    カアームピン(22)とにより決定されるとともに、他
    方では前記ヒンジピン(24)と前記ロッカアームピン
    (22)とにより決定される2つの面が、前記各サポー
    トがそれぞれ対向するパネル要素(101)の2つの側
    のなす角度に等しい角度を形成することを特徴とする開
    口を閉鎖するパネル。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のパネルに
    おいて、前記複数の掛止部材の少なくとも一方、または
    前記掛止部材(7,307)は、ピン(9,309)の
    回りを回動するレバー(10,310)に接続されると
    ともに、前記複数の掛止部材の少なくとも一方、または
    前記掛止部材(7,307)には、ほぼ長手方向に延在
    するガイド面(14,314)が設けられ、前記クリッ
    プ機構(6,306)は、前記レバー(10,310)
    を操作する連結部材(15,315)と、前記操作部材
    (8,308)に駆動されて前記移動経路(16,31
    6)に沿って前記連結部材(15,315)を動かす手
    段(25,325)とを有し、前記掛止部材(7,30
    7)が前記第1の位置に接近するほど前記連結部材(1
    5,315)から前記ピン(9,309)までの距離が
    増加するように、前記掛止部材(7,307)の経路に
    対応する前記手段(25,325)の移動経路が、前記
    ピン(9,309)に関する半径方向成分をもった軌跡
    を有するようにしたことを特徴とする開口を閉鎖するパ
    ネル。
  8. 【請求項8】 請求項7のパネルにおいて、前記移動経
    路(16,316)の前記部分が前記ピン(9,30
    9)から離れるような曲線を描くことを特徴とする開口
    を閉鎖するパネル。
  9. 【請求項9】 請求項8のパネルにおいて、前記移動経
    路(16,316)は、前記掛止部材(7,307)の
    前記第1の位置に対応する連結部材(15,315)の
    位置と、前記掛止部材(7,307)の前記第2の位置
    に対応する連結部材(15,315)の位置との間で円
    弧状に延在することを特徴とする開口を閉鎖するパネ
    ル。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかに記載のパネ
    ルにおいて、前記レバー(10,310)にはスリット
    (17,317)が備えられ、スリットの壁部分が前記
    ガイド面(14,314)を形成することを特徴とする
    開口を閉鎖するパネル。
  11. 【請求項11】 請求項7〜10のいずれかに記載のパ
    ネルにおいて、前記クリップ機構(6)は、前記操作部
    材(8)で操作される少なくとも2つの掛止部材を有
    し、それらの一方の第1の掛止部材(7)は第1の中間
    ロッド(18)にヒンジ接続され、その第1の中間ロッ
    ド(18)はさらに前記パネル要素(1)にヒンジ接続
    された第2の中間ロッド(19)にヒンジ接続され、前
    記第1の中間ロッド(18)の2つのヒンジ点がそれぞ
    れ変位する方向のなす角度は、前記掛止部材(7)が前
    記移動経路中の前記第1の位置に接近するほど増加し、
    前記掛止部材(7)の他方を動かす連結部材(15)
    は、前記第1の中間ロッド(18)により前記第1の掛
    止部材(7)に接続されている前記第2の中間ロッド
    (19)に接続されていることを特徴とする開口を閉鎖
    するパネル。
  12. 【請求項12】 請求項2〜6および11のいずれかに
    記載のパネルにおいて、前記サポート(20)は前記第
    2の中間ロッド(19)に接続されていることを特徴と
    する開口を閉鎖するパネル。
  13. 【請求項13】 請求項12のパネルにおいて、前記サ
    ポート(20)は前記パネル要素(1)の面に平行な経
    路に沿って移動され、前記第2の中間ロッド(19)は
    ロッカアーム(21)として形成され、前記サポート
    (20)と前記第1の中間ロッド(18)とは、前記パ
    ネル要素(1)の面と直交するヒンジピン(23,2
    4)の回りを回動するように前記ロッカアーム(21)
    で接続され、そのロッカアーム(21)は、前記パネル
    要素(1)の面と直交するロッカアームピン(22)の
    回りを回動するように、前記パネル要素に接続されてい
    ることを特徴とする開口を閉鎖するパネル。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載のパ
    ネルにおいて、前記操作部材は前記パネル要素のいづれ
    か一方の面に設けられ、前記パネル要素を貫通する前記
    クリップ機構のための通路は、外面に設けられた前記操
    作部材の位置にだけ設けられることを特徴とする開口を
    閉鎖するパネル。
  15. 【請求項15】 請求項1〜13のいずれかに記載のパ
    ネルにおいて、前記掛止部材(7)は、前記パネル要素
    (1)の面に直交するピン(9)の回りを回動し、前記
    パネル要素(1)に固定されるピン結合部(28)上に
    取り付けられている軸受け(30)によって、パネル要
    素(1)に関して支持されるとともに、前記掛止部材に
    は、その掛止部材の回動軸開口を貫通し、中央部で軸心
    方向に延在する調節可能な取り付け要素(29)が設け
    られており、その取り付け要素(29)は、軸心方向に
    調節可能とされていることを特徴とする開口を閉鎖する
    パネル。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のパネルにおいて、
    前記軸受け(30)の長さは、前記掛止部材(7)と前
    記パネル要素(1)の壁面との間の距離の半分の長さに
    等しいことを特徴とする開口を閉鎖するパネル。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のパネルにおいて、
    前記軸受け(30)は、自己潤滑式であることを特徴と
    する開口を閉鎖するパネル。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれかに記載のパ
    ネルのクリップ機構であって、それが装着されたとき
    に、前記フレーム(3,103,303,403)に対
    してパネル要素(1,301,401)をクランプする
    第1の位置と前記パネル要素を解放する第2の位置との
    間で移動する少なくとも1つの掛止部材(7,307,
    407)と、前記掛止部材(7,307,407)を動
    かす操作部材(8,308,408)とを備えるクリッ
    プ機構において、前記操作部材(8,308,408)
    と掛止部材(7,307,407)との間における伝達
    減速比を、その掛止部材の位置に応じて、前記掛止部材
    が前記第1の位置に近い移動経路においてその第1の位
    置に接近するほど増加するように可変としたことを特徴
    とするクリップ機構。
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