JPH05340082A - 法面用足場用具とそれを使った法面足場工法 - Google Patents

法面用足場用具とそれを使った法面足場工法

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JPH05340082A
JPH05340082A JP18853692A JP18853692A JPH05340082A JP H05340082 A JPH05340082 A JP H05340082A JP 18853692 A JP18853692 A JP 18853692A JP 18853692 A JP18853692 A JP 18853692A JP H05340082 A JPH05340082 A JP H05340082A
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JP
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slope
scaffolding
pipe
slope face
base
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JP18853692A
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Yutaka Takatsu
豊 高津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 法面作業において、作業を少しでも安全に能
率良く進めて行くことが出来るよう、誰にでも簡単容易
に操作設置が出来る法面用足場用具とそれを使った法面
足場工法を提供する。 【構成】 本体(1)は、基台(2)と複数の爪(6)
を設けた傾斜板(3)を可動部(5)で結び、可動部
(5)の反対側の端々に雌ねじを設け、傾斜板(3)の
下部の左右から、止めねじ(8)により可動可能にした
支持板(4)の上部に適宜な穴(7)を設け、この穴か
らボルト(9)をねじ込む。また、雌ねじの穴の付近の
端々の位置に、手摺用パイプ止め金具(10)を固着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、法面作業時における、
法面用足場用具とそれを使った法面足場工法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、法面作業時に直接法面に作業用具
などを置くことは、傾斜がある為困難であった。大きな
器材等を置く場合には、法面に数個所くい等を打ち込み
横渡し板を取り付けたものに足場板を渡していた。作業
用足場又は仮設通路などを法面に確保するものとして、
足場用ブラケット(実開昭58−128253)があっ
たが爪を使用しておらず、他にもアンカー・爪等を用い
ることなく、作業用足場本体を法面にしっかりと密着固
定させ安定の状態を保持し土面に爪を食い込ませるよう
なものは無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これには、次のような
問題点があった。 (イ) 法面を人が簡単に歩くことが出来るものが無か
った。法面用作業足場も極めて簡単に設置出来るものが
無かった。 (ロ) 法面作業に際して作業の途中、作業用具を休止
させ一休みしようと法面に直接用具を置こうとしても、
傾斜があるため転がってしまい置くことは不可能であっ
た。 (ハ) 作業時、法面の途中で腰を降ろして休憩をとろ
うとしても、足場が悪いので座ることも出来なかった。 (ニ) 重量のある資材等を法面に一時的に置く必要が
ある場合には、法面に数個所くい等を打ち込み横渡し板
を取り付けたものに、足場板を渡しその上に物を置いて
いた。 (ホ) 法面を登ったり降りたりする時、命綱を使用し
ていても、体のバランスを崩して法面を滑り落ちたりし
て、足元の安定を保つことがかなり困難であった。本発
明は、法面作業において、作業を少しでも安全に能率良
く進めてゆけることを目的としており、更に誰にでも簡
単容易に操作設置が出来ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の法面用足場用具においては、基台(2)と
複数の爪(6)を設けた傾斜板(3)を可動部(5)で
結び、可動部(5)の反対側の端々に雌ねじを設け、傾
斜板(3)の下部の左右から止めねじ(8)により可動
可能にした支持板(4)の上部に適宜な穴(7)を設
け、この穴からボルト(9)をねじ込む。更に、その雌
ねじの穴の付近の端々の位置に、手摺用パイプ止め金具
(10)を固着させて構成されたものである。また、基
台(2)の表面に、波形などの模様を施したりゴムを貼
ったりゴムを全体的あるいは部分的に塗り施すことによ
り、滑り止めの効果が生まれる。法面の斜度に応じて、
支持板(4)の上部の丁度良い穴を選択し、穴(7)に
ボルト(9)をねじ込み固定した状態で、法面上に本体
(1)を適宜に上に並べてゆくと、階段が出来る。又、
適宜な間隔を持たせて横に並べその上に足場板をのせ
る。次に、安全の為に基台(2)に設けた手摺用パイプ
止め金具(10)に支柱パイプを支持し、これに手摺用
パイプを設けるものとする。
【0005】
【作用】上記のように構成された法面用足場用具の傾斜
板(3)に設けた爪(6)を、作業する法面に食い込ま
せ、基台(2)が法面に対して水平となるように支持板
(4)の上部の穴(7)を選択し、ボルト(9)をねじ
込み雌ねじ部分に固定する。法面の斜度が緩い場合でも
急な場合でも、その色々な法面の状況に応じて基台
(2)と傾斜板(3)の角度を調整することが出来るの
で、法面作業の殆どの場合に法面用足場用具を使用する
ことが可能である。支持板(4)の上部のボルト(9)
を、しっかりと固定した状態で法面上に次々と上へ並べ
ていくと階段が出来る。又、適宜な間隔を持たせて、本
体(1)を横に並べその上に足場板を乗せ、安全の為に
基台(2)に設けた手摺用パイプ止め金具(10)に支
柱パイプを支持し、これに手摺用パイプを設けると法面
用足場用具を使った法面足場工法として活用が出来る。
手摺用パイプ止め金具(10)は、クランプ金具から成
るものとし、クランプ金具の挟持部のねじを緩め、支柱
パイプを狭持してねじ止めするものとする。基台(2)
の表面には、波形などの模様を施したり、ゴムを貼った
りゴムを全体的あるいは部分的に塗り施すことにより、
滑り止めの効果が生まれる。
【0006】
【実施例】以下、実施例について説明する。 (イ) 基台(2)と複数の爪(6)を設けた傾斜板
(3)を可動部(5)で結ぶ。 (ロ) 可動部(5)の反対側の端々に雌ねじを設け
る。 (ハ) 傾斜板(3)の下部の左右から、止めねじ
(8)により可動可能にした支持板(4)の上部に適宜
な穴(7)を設け、この穴からボルト(9)をねじ込
む。 (ニ) その雌ねじの穴の付近の端々の位置に、手摺用
パイプ止め金具(10)を固着する。 本発明は、以上のような構造でこれを使用するときは、
傾斜板(3)に設けた爪(6)を作業する法面に食い込
ませ、基台(2)が法面に対して水平となるように支持
板(4)の上部の穴(7)を選択し、ボルト(9)をね
じ込み雌ねじ部分に固定する。すると爪(6)が法面を
しっかりと捉え、法面における作業台・足場・腰掛け等
としての、法面用足場用具の働きが有効に発揮される。
また、支持板(4)の上部のボルト(9)をしっかりと
固定した状態で、本体(1)を法面上に次々と上へ並べ
てゆくと階段が出来る。更に、適宜な間隔を持たせて本
体(1)を横に並べ、その上に足場板をのせ安全の為に
基台(2)に固着した手摺用パイプ止め金具(10)に
支柱パイプを支持し、これに手摺用パイプを設けると、
法面用足場用具を使った法面足場工法として活用出来
る。手摺用パイプ止め金具(10)は、クランプ金具か
ら成るが、応用例として図4のように着脱可能な金具と
することも出来る。基台(2)の表面には、波形などの
模様を施したり、ゴムを貼ったりゴムを全体的あるいは
部分的に塗り施すことにより、滑り止めの効果が生まれ
安全な作業が実施できる。更に、本体(1)を大型にし
た場合、図6のように予め、連結パイプ等で適宜な個数
の本体(1)を連結固定し、それをクレーン等で吊りあ
げ、法面の必要な場所へ降ろし据え付けることが出来
る。この際、本体(1)の重さにより、自ずと法面に爪
(6)が固定される。加えて、図5のごとく、法面上に
設置した本体(1)上に植木鉢等を置くと、法面におけ
る景観の美化にも役立つこと受けあいである。どのよう
な斜度の法面に対しても、大変簡単な操作で誰にでも設
置が可能であり、又、不要になった場合には、簡単な操
作で法面から取外し回収することが可能である。
【0007】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明の法面用足場用具を使用すると、法面での作業時、
法面を人が簡単に歩くことが出来るようになり、また器
材等の使用を途中で中止し法面上に置く場合、法面の傾
斜を気にせず、誰にでも簡単・手軽に安定させて置くこ
とが出来るようになる。又、従来のものに比べてかなり
資材経費が安価で済むという利点もある。休憩時には、
平地の場所まで登ったり降りたりすることが無く、法面
の途中の法面用足場用具に腰を下ろして一休みすること
が可能になり、作業能率の向上が望める。その上、法面
上に適宜に上に並べていくと階段が出来る。又、適宜な
間隔を持たせて横に並べその上に足場板をのせ、次に安
全の為に基台(2)に設けた手摺用パイプ止め金具(1
0)に支柱パイプを支持し、これに手摺用パイプを設け
ると、法面用足場用具を使った法面足場工法として、様
々な法面作業に利用出来る。法面作業時だけの使用に留
まらず、法面上における景観の美化として、法面に花を
飾る為の台としても使用可能である。作業をする現場に
おいて、迅速・容易に組み立てられ、しかも十分な強度
を有し折り畳みが可能で、広い範囲に渡る傾斜角度に調
節が可能である。運搬・収納等も便利なため、各種法面
工事現場等で簡単に使用出来、作業における多くの利点
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】法面用足場用具の斜視図である。
【図2】法面用足場工法を示す斜視図である。
【図3】手摺用パイプ止め金具部分の拡大図である。
【図4】手摺用パイプ止め金具部分の応用例の拡大図で
ある。
【図5】法面用足場用具の使用例図である。
【図6】法面用足場用具の設置方法を示す図である。
【符号の説明】
1 本体 2 基台 3 傾斜板 4 支持板 5 可動部 6 爪 7 穴 8 止めねじ 9 ボルト 10 手摺用パイプ止め金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1)は、基台(2)と複数の爪
    (6)を設けた傾斜板(3)を、可動部(5)で結び、
    可動部(5)の反対側の端々に雌ねじを設け、傾斜板
    (3)の下部の左右から止めねじ(8)により可動可能
    にした支持板(4)の上部に適宜な穴(7)を設け、こ
    の穴からボルト(9)をねじ込む。更に、その雌ねじの
    穴の付近の端々の位置に、手摺用パイプ止め金具(1
    0)を固着することを特徴とする法面用足場用具。
  2. 【請求項2】 法面の斜度に応じて支持板(4)の上部
    の丁度良い穴を選択し、穴(7)にボルト(9)をねじ
    こみ固定した状態で、法面上に本体(1)を適宜に上に
    並べてゆくと階段が出来る。又、適宜な間隔をもたせて
    横に並べその上に足場板をのせる。次に安全の為に基台
    (2)に設けた手摺用パイプ止め金具(10)に支柱パ
    イプを支持し、これに手摺用パイプを設けることを特微
    とする請求項1記載の法面用足場用具を使った法面足場
    工法である。
JP18853692A 1992-06-05 1992-06-05 法面用足場用具とそれを使った法面足場工法 Pending JPH05340082A (ja)

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JP18853692A JPH05340082A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 法面用足場用具とそれを使った法面足場工法

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JP18853692A JPH05340082A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 法面用足場用具とそれを使った法面足場工法

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JPH05340082A true JPH05340082A (ja) 1993-12-21

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ID=16225426

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JP18853692A Pending JPH05340082A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 法面用足場用具とそれを使った法面足場工法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100351118B1 (ko) * 2000-02-29 2002-09-11 주식회사 세인이엔지 고층건물용 대차 유도레일의 각도조절장치
JP2015042835A (ja) * 2013-07-20 2015-03-05 日開技研株式会社 斜面用避難階段、及び斜面避難路設置方法
JP2019019485A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 株式会社アクト 法面ステップ及びこれを用いた法面階段

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JP2015042835A (ja) * 2013-07-20 2015-03-05 日開技研株式会社 斜面用避難階段、及び斜面避難路設置方法
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