JPH0533967U - 粉体肉盛溶接装置における水冷式ワーク回転装置 - Google Patents

粉体肉盛溶接装置における水冷式ワーク回転装置

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JPH0533967U
JPH0533967U JP9267591U JP9267591U JPH0533967U JP H0533967 U JPH0533967 U JP H0533967U JP 9267591 U JP9267591 U JP 9267591U JP 9267591 U JP9267591 U JP 9267591U JP H0533967 U JPH0533967 U JP H0533967U
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water
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JP9267591U
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Inventor
隆志 児島
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フジオーゼツクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、かつ冷却性のよい粉体肉盛溶
接装置の水冷式ワーク回転装置を得る。 【構成】 軸線上に給水管(10)を遊挿してなる回転軸
(3)の上端に回転台(23)を連設するとともに、回転台(2
3)の凹所(23c)内にワーク受台(24)を密に嵌合し、この
ワーク受台(24)の上部外周面を、回転台(23)の外周の雄
ねじ(23b)に螺合した緊締環(26)の上端のテーパー孔(26
b)をもって強圧することにより回転台(23)に固定する。
給水管(10)より供給された冷却水(19)により、ワーク受
台(24)及びワーク(18)が効果的に冷却される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】 本考案は、例えば、エンジンバルブの中間品(以下ワークという)を軸線まわり に回転させつつ、弁フェース部に形成した環状溝に、耐摩耗性の合金粉末を肉盛 する粉体肉盛溶接装置における水冷式ワーク回転装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
エンジンバルブの弁フェース部は、連続した繰返し荷重を受けるので、たとえ ばステライトのような耐摩耗性の合金粉末を肉盛することがある。 図2は、従来の粉体肉盛溶接装置におけるワーク回転装置を示すもので、ほぼ 35°傾斜する基台(1)に突設した挿通孔(2)には、図示しない駆動手段に連結し た回転軸(3)が遊通しており、その上端には、回転軸(3)より大径の同軸をなす 筒状の回転台(4)が連設されている。
【0004】 回転台(4)の下部の小径部(4a)は、挿通孔(2)上端の拡径部(2a)に遊嵌され、 シール部材は(5)を介して、基台(1)に回転自在に支持されている。(6)は、シ ール部材(5)の円板状の押え板で、基台(1)の上面にボルト止めされている。 回転台(4)の上部の有底筒状を示す大径部(4b)の内底面には、仕切板(7)が嵌 合され、その要所には複数の通水孔(8)が穿設されている。
【0005】 回転軸(3)と回転台(4)の軸線上には軸孔(9)が貫設され、軸孔(9)内に設け られた給水管(10)の先端部は、仕切板(7)の中心を貫通して支持され、軸孔(9) における給水管(10)の周囲は、排水路(11)となっている。 下向有底円筒状のワーク受台(12)の下部は、回転台(4)の大径部(4a)内に嵌合 され、複数のボルト(13)により固定されている。
【0006】 ワーク受台(12)の上面には、円板状のワーク受板(14)が載置され、その下面に 連設されたフランジ(14a)の上面に当接した環状の押圧板(15)を、ボルト(16)を もって締結することにより、回転台(4)上に固定されている。
【0007】 上述の装置によりワークに肉盛を施す際は、まずワーク受板(14)と回転ヘッド (17)との間にワーク(18)を挿入して、その傘部(18a)をワーク受板(14)上に圧接 する。ついで、ワーク(18)を軸線まわりに回転させるとともに、給水管(10)より 冷却水(19)を送り込みつつ、トーチ(20)の先端より、ワーク(18)の環状溝(18b) に向けてプラズマアーク(21)を放射し、かつ合金粉末(22)を供給すれば、環状溝 (18b)の全周に肉盛が施される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のワーク回転装置は、ワーク(18)の傘部(18a)を支持し ている部材が、ワーク受板(12)とワーク受板(14)との2部材より構成されている ため、構造が複雑で部品点数も多く、製造、組立が面倒であるとともに、ワーク 受板(14)の放熱性が悪く、従って、ワーク受板(14)自身やそれに載置した傘部(1 8a)の冷却効果が悪く、小型のワークにおいては、傘部(18a)の周縁部が焼損する 恐れがある。 また、ワーク受板(14)をワーク受台(12)に固定する際、不用意にボルト(16)を 螺締すると、締付けが不均一になったり、両者の間に塵埃が侵入したりして間隙 が生じ、ワーク受板(14)が回転軸(3)に対し若干傾斜することがある。
【0009】 本考案は、これ等の問題点を解決するためになされたもので、構造を簡素化す るとともに、冷却性を向上しうるようにした粉体肉盛溶接装置における水冷式ワ ーク回転装置を提供することを目的としている。
【0010】 上記目的は、ワークを軸線まわりに回転させつつ、ワークの外周縁部に形成し た環状溝に、合金粉末を肉盛する粉体肉盛溶接装置において、回転軸の上端に連 設した上面開口する有底筒状の回転台と、前記回転軸と回転台の軸線上に突設し た挿通孔内に遊挿され、かつ上端が回転台内に突入する給水管と、該給水管の直 上に位置するようにして、前記回転台内に密に嵌合された、下面開口する有底筒 状のワーク受台と、上端開口部がワーク受台の上部外周面と当接するようにして 、回転台の外周面に外嵌された緊締環とを備えることにより、達成することがで きる。
【0011】
【作用】
本考案の装置によると、ワークは、給水管により直に冷却されているワーク受 台上に直接支持されるので、放熱及び熱交換性が良好となり、ワークの冷却効果 が高まる。
【0012】 また、ワーク受台は、緊締環により回転台に直接平均的に締付けられるので、 ワーク受台が回転軸に対し傾斜する恐れがない。
【0013】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例を示すもので、従来例と同様の各部材には、同じ符 号を付してその詳細な説明を省略する。 本考案の回転台(23)の形状は、従来の回転台とほぼ同形状であるが、大径部(2 3a)の外周面には、雄ねじ(23b)が切設されている。
【0014】 下端が開口する下向有底円筒状をなすワーク受台(24)の外周面上部には、軸線 に対し45°傾斜する環状傾斜面(24a)が形成され、ワーク受台(24)は、回転台(23 )の凹所(23c)内に、Oリング(25)を介して嵌合されている。
【0015】 (26)は、ワーク受台(24)を回転台(23)に固定する緊締環で、上下の開口端が異 径の短寸の筒状をなし、回転台(23)の外径と同型をなす下部の大径部内周面には 、雌ねじ(26a)が形成され、また上述の小径部開口端には、軸線に対し45°傾斜 するテーパー孔(26b)が形成されている。
【0016】 回転台(23)に挿入したワーク受台(24)は、緊締環(26)の雌ねじ(26a)を回転台( 23)の雄ねじ(23b)に螺締した際、緊締環(26)のテーパー孔(26b)がワーク受台(24 )の環状傾斜面(24a)を強圧することにより、ワーク受台(24)の下端面が仕切板( 7)と当接して、回転台(23)の凹所(23c)内に不動状態に固定されている。
【0017】 なお、上述の実施例は、プラズマアーク溶接法により肉盛する場合であるが、 本願考案の装置は、例えば酸素・アセチレン法や他の溶接法により肉盛する場合 にも、効果的に使用することができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案の装置によれば、次のような効果を奏する。 (a) ワークを支持している部材はワーク受台のみであり、しかも、ワーク受 台は直接水冷されているので、熱交換が効率良く行なわれ、ワーク受台やそれに 載置したワークの冷却効果が良好となるので、それらが焼損する恐れはない。 (b) ワーク受台は、回転台に緊締環により平均的に締め付けられて固定され るので、ワーク受台が回転軸に対し傾斜する恐れはない。 (c) 従来のワーク回転装置に比し部品点数が少ないので製造、組立、又は使 用時における点検が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の水冷式ワーク回転装置を示
す中央縦断正面図である。
【図2】従来のワーク回転装置の中央縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
(1)基台 (2)挿通孔 (2a)拡径部 (3)回転軸 (4)回転台 (4a)小径部 (4b)大径部 (5)シール部材 (6)押え板 (7)仕切板 (8)通水孔 (9)軸孔 (10)給水管 (11)排水路 (12)ワーク受台 (13)ボルト (14)ワーク受板 (14a)フランジ (15)押圧板 (16)ボルト (17)回転ヘッド (18)ワーク (18a)傘部 (18b)環状溝 (19)冷却水 (20)トーチ (21)プラズマアーク (22)合金粉末 (23)回転台 (23a)大径部 (23b)雌ねじ (23c)凹所 (24)ワーク受台 (24a)環状傾斜面 (25)Oリング (26)緊締環 (26a)雌ねじ (26b)テーパー孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを軸線まわりに回転させつつ、ワ
    ークの外周縁部に形成した環状溝に、合金粉末を肉盛す
    る粉体肉盛溶接装置において、回転軸の上端に連設した
    上面開口する有底筒状の回転台と、前記回転軸と回転台
    の軸線上に突設した挿通孔内に遊挿され、かつ上端が回
    転台内に突入する給水管と、該給水管の直上に位置する
    ようにして、前記回転台内に密に嵌合された、下面開口
    する有底筒状のワーク受台と、上端開口部がワーク受台
    の上部外周面と当接するようにして、回転台の外周面に
    外嵌された緊締環とを備えることを特徴とする粉体肉盛
    溶接装置における水冷式ワーク回転装置。
JP9267591U 1991-10-17 1991-10-17 粉体肉盛溶接装置における水冷式ワーク回転装置 Pending JPH0533967U (ja)

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JP9267591U JPH0533967U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 粉体肉盛溶接装置における水冷式ワーク回転装置

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JPH0533967U true JPH0533967U (ja) 1993-05-07

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ID=14061062

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JP9267591U Pending JPH0533967U (ja) 1991-10-17 1991-10-17 粉体肉盛溶接装置における水冷式ワーク回転装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011058793A1 (ja) * 2009-11-12 2011-05-19 日鍛バルブ株式会社 シート肉盛を施したポペットバルブおよびその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60115370A (ja) * 1983-11-29 1985-06-21 Daido Steel Co Ltd 粉末肉盛溶接方法
JPS62197275A (ja) * 1986-02-25 1987-08-31 Koike Sanso Kogyo Co Ltd プラズマ切断トーチの火口交換装置

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