JPH05339608A - 溶鉱炉のベルレス装入方法 - Google Patents

溶鉱炉のベルレス装入方法

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Publication number
JPH05339608A
JPH05339608A JP4145588A JP14558892A JPH05339608A JP H05339608 A JPH05339608 A JP H05339608A JP 4145588 A JP4145588 A JP 4145588A JP 14558892 A JP14558892 A JP 14558892A JP H05339608 A JPH05339608 A JP H05339608A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
flow rate
gate valve
vertical chute
blast furnace
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4145588A
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English (en)
Inventor
Takashi Kobayashi
敬司 小林
Makoto Nomura
真 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH05339608A publication Critical patent/JPH05339608A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】溶鉱炉のベルレス式原料装入装置の並列2ホッ
パ10、12から原料を交互に装入する場合に、原料の
溶鉱炉内円周の堆積分布の偏差をなくし、溶鉄品質の出
銑孔間での偏差をなくする。 【構成】垂直シュート炉頂ホッパ10、12の流量調整
ゲート弁14、15とは別の流量調整ゲート弁30を設
け、炉頂ホッパから原料を排出する時に、炉頂ホッパか
ら上記の別の流量調整ゲート弁30まで原料を満たした
後、垂直シュートの流量調整ゲート弁30を開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶鉱炉のベルレス装入方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に溶鉱炉のベルレス装入装置は、並
列2ホッパ方式及び垂直2段ホッパ方式が使用されてお
り、近年、垂直2段ホッパ方式が主流になりつつある。
並列2ホッパを用いるベルレス装入装置の最大の問題点
は、炉内に装入された原料が円周方向で一様ではなく、
鉱石層厚とコークス層厚との比が、円周方向に沿って偏
差を生じるため、出銑孔毎に溶銑温度、溶鉄品質等に大
きな差が生じるなどの現象を起こすことである。
【0003】このことについて具体的に説明すると、図
3に示すように、2個の炉頂ホッパ、例えば鉱石11の
炉頂ホッパ10とコークス13の炉頂ホッパ12とが左
右に別れていると、炉頂ホッパ10、12から排出され
た溶鉱炉装入原料17は垂直シュート16内を偏流し、
旋回シュート21上に偏って落下する。すなわち、炉頂
ホッパ10、12の位置により、垂直シュート16内で
の原料17の流れが変わり、旋回シュート21上への落
下位置が定点ではなく、偏差が生じる。この偏差により
旋回シュート21を滑り落ちる原料の加速距離に差が生
じ、そのため、旋回シュート21の旋回22によって炉
内に分散される落下原料23は溶鉱炉の円周方向で堆積
原料24の層厚比などに差が生じることが知られてい
る。この層厚の差により出銑孔ごとに溶銑温度、溶銑品
質等に大きな差が生じるなどの問題点が発生する。
【0004】この溶鉱炉内の円周方向の偏差をなくすこ
とを目的として垂直2段ホッパを有するベルレス装入装
置が開発された。このような装置では垂直シュート16
の中心直上に原料排出口があるため、常に旋回シュート
21の定められた点に原料が落ち、円周偏差を生じるこ
とはなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記並列2
ホッパを用いるベルレス装入装置の問題を、垂直2段ホ
ッパを有する装置に変更するのではなく、別の手段で解
消し、原料装入後の炉内の円周方向の原料の堆積分布の
偏差をなくするベルレス装入方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の方法は、
溶鉱炉のベルレス式原料装入装置の並列2ホッパから原
料を交互に装入するに当り、垂直シュート内に第2の流
量調整ゲート弁を設け、原料排出時に、この第2の流量
調整ゲート弁を閉じ、一方の炉頂ホッパの流量調整弁を
開放し、その炉頂ホッパから第2の流量調整ゲート弁ま
での空間に装入原料を充満させた後、第2の流量調整ゲ
ート弁を開放して原料供給を行うことを特徴とする溶鉱
炉のベルレス装入方法である。
【0007】本発明の第2の方法は、溶鉱炉のベルレス
式原料装入装置の並列2ホッパから原料を交互に装入す
るに当り、垂直シュートに固定流動抵抗を付与し、原料
装入時に、垂直シュート内を満量状態に保って原料装入
を行うことを特徴とする溶鉱炉のベルレス装入方法であ
る。
【0008】
【作用】本発明の第1の発明では、並列2ホッパを有す
る溶鉱炉の原料装入の際に、垂直シュート内での原料の
偏流を防止し、流れを一定とし、旋回シュートへの落下
位置を常に一定の範囲に落下するようにする手段として
垂直シュート内に第2の流量調整ゲート弁を設け、この
第2の流量調整ゲート弁の上方に原料を充満させ、この
第2の流量調整ゲート弁を開放して旋回シュート上の定
点に供給する。従って、旋回シュート上での加速距離も
常に一定とすることが可能となり、溶鉱炉内での原料の
円周偏差を生じない。
【0009】本発明の第2の発明では垂直シュートに固
定流動抵抗を付与し、原料装入時に垂直シュート内を充
満状態に保つ、固定抵抗としては垂直シュート内に絞り
を設けることや垂直シュートの管径を小さくすることに
よって達成することができる。この固定抵抗は垂直シュ
ート内を原料が充満しつつ落下するようにするもので、
原料及びホッパの流量調整弁の開度と相俟って、適切な
抵抗を定めることができる。この発明により旋回シュー
ト上の定点に原料を落下させることができる。
【0010】
【実施例】
[実施例1]以下図面によって実施例を説明する。従
来、図3に示すように、並列2ホッパを用いるベルレス
装入装置では、各炉頂ホッパ10、12の下端に設けら
れている流量調整ゲート弁14、15の開度調整により
炉内装入量制御を行っていた。しかし、そのため、ホッ
パから排出された原料は垂直シュート16内のホッパと
反対側の壁に衝突し落下する。このことが円周方向偏差
を生じる原因であった。
【0011】実施例では図1に示すように、垂直シュー
ト16内に第2の流量調整ゲート弁30を設ける。つま
り、炉頂ホッパ10、12の下端の流量調整ゲート弁1
4、15はそれぞれホッパから原料排出時に全開して、
ホッパから原料を排出する。その原料は垂直シュート1
6内に充満し、炉頂ホッパから第2の流量調整ゲート弁
30までに満たされた状態でとどまる。その後、この第
2の流量調整ゲート弁30を開放することによって、原
料は垂直シュート16の中央部を落下し、旋回シュート
21に落下し、炉内に装入される。このように第2の流
量調整ゲート弁30を使用することにより、原料の落下
位置を制御すると共に、装入時間も適切に調整すること
ができる。
【0012】内容積4500m3 、並列2ホッパを有す
るベルレス溶鉱炉でこの実施例を適用した結果、図6に
示すように出銑孔間での溶銑温度偏差ΔT、Si濃度偏
差ΔSi%の偏差がなくなり、溶銑品質を安定すること
ができた。 [実施例2]第2の実施例は図2に示すように、垂直シ
ュート16に流動固定抵抗を付与し、垂直シュート内を
充満しながら装入原料を落下させる他の手段を用いるも
のである。固定抵抗としては垂直シュートの管径を小さ
くする手段を採り、以下のような実験を試みた。つまり
垂直シュート16の管径を変化させ、炉頂ホッパの流量
調整ゲート弁を14の開度を一定にしてホッパから原料
を排出させたときの原料排出時間について検討を行っ
た。その結果は、図4に示すようであった。この実験に
よると鉄鉱石では垂直シュートの管径を0.4m以上と
したとき、コークスでは垂直シュートの管径を0.5m
以上としたとき、排出時間が一定となった。つまり、こ
の垂直シュートの管径がこれらの値を下回る場合には、
炉頂ホッパから排出された装入原料が垂直シュート内で
滞留しているといえる。言い換えれば、垂直シュートが
図4に示すような屈曲点をもつ管径の場合には、丁度原
料が垂直シュート内を充満した状態で流下しているとい
うことができる。
【0013】次にコークスと鉄鉱石で排出時間が一定と
なる条件を調査した。垂直シュートの管径は0.5mと
し、鉄鉱石11の流量調整ゲート弁の開度を変化させた
結果を図5に示す。その結果、流量調整ゲート開度が2
5°で鉄鉱石の排出時間一定の条件を得られることが判
明した。以上のように、垂直管径を0.5m以下とし、
垂直シュートに固定流動抵抗を付与することにより、垂
直シュート内に装入原料を充満させて原料を滞留させな
がら原料を流下させることができ、これによって、溶鉱
炉内の堆積原料の円周偏差が生じる原因を解決すること
ができる。
【0014】図7は本実施例の効果を示す操業チャート
である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、装入原料の炉内円周方
向の堆積分布の偏差をなくすることができ、その結果、
溶鉄品質の出銑孔間での偏差がなくなったので、安定な
操業ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の説明図である。
【図2】実施例の説明図である。
【図3】並列2ホッパベルレスの原料装入状態の模式図
である。
【図4】垂直シュートの排出時間のグラフである。
【図5】炉頂ホッパからの排出時間のグラフである。
【図6】実施例の効果を示すチャートである。
【図7】実施例の効果を示すチャートである。
【符号の説明】
10、12 炉頂ホッパ 11 鉄鉱石 13 コークス 14、15 流量
調整ゲート弁 16 垂直シュート 17 原料 20 溶鉱炉 21 旋回シュー
ト 22 旋回 23 落下原料 24 堆積原料 30 第2の流量
調整ゲート弁 31 固定抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶鉱炉のベルレス式原料装入装置の並列
    2ホッパから原料を交互に装入するに当り、垂直シュー
    ト内に第2の流量調整ゲート弁を設け、原料排出時に、
    第2の流量調整ゲート弁を閉じ、一方の炉頂ホッパの流
    量調整弁を開放し、該炉頂ホッパから第2の流量調整ゲ
    ート弁までの空間に装入原料を充満させた後、第2の流
    量調整ゲート弁を開放して原料装入を行うことを特徴と
    する溶鉱炉のベルレス装入方法。
  2. 【請求項2】 溶鉱炉のベルレス式原料装入装置の並列
    2ホッパから原料を交互に装入するに当り、垂直シュー
    トに固定流動抵抗を付与し、原料装入時に、垂直シュー
    ト内を満量状態に保って原料装入を行うことを特徴とす
    る溶鉱炉のベルレス装入方法。
JP4145588A 1992-06-05 1992-06-05 溶鉱炉のベルレス装入方法 Withdrawn JPH05339608A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145588A JPH05339608A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 溶鉱炉のベルレス装入方法

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JP4145588A JPH05339608A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 溶鉱炉のベルレス装入方法

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JPH05339608A true JPH05339608A (ja) 1993-12-21

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JP4145588A Withdrawn JPH05339608A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 溶鉱炉のベルレス装入方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017061715A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 新日鐵住金株式会社 高炉炉頂装入装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19990831