JPH05339584A - ガソリン組成物 - Google Patents

ガソリン組成物

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JPH05339584A
JPH05339584A JP14595592A JP14595592A JPH05339584A JP H05339584 A JPH05339584 A JP H05339584A JP 14595592 A JP14595592 A JP 14595592A JP 14595592 A JP14595592 A JP 14595592A JP H05339584 A JPH05339584 A JP H05339584A
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JP
Japan
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group
gasoline
compound
examples
composition
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JP14595592A
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Nobuo Yokoyama
信雄 横山
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Eneos Corp
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Nippon Oil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガソリン基材に2,6−ジメチルフェノール
を必須成分として、更に必要に応じて分子内にノルボル
ネン骨格および2個以上の不飽和結合を有する化合物、
ビニルシクロヘキセン、テトラヒドロインデン、分子内
に7員環または8員環を有しかつ環構造内に3個以上の
不飽和結合を有する化合物、アセチル化合物等の配合剤
を含有させてなるガソリン組成物。 【効果】 本発明のガソリン組成物は、貯蔵中に酸化、
沈澱生成、変色などの劣化が生じにくいという利点を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用、その他の内
燃機関用燃料として有用なガソリン組成物に関し、更に
詳細には、高いオクタン価を有し、かつ貯蔵安定性に優
れるガソリン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用、特に自動車用燃料としての
ガソリンには、高いオクタン価が望まれている。従来、
四エチル鉛を配合することによりオクタン価の高いガソ
リンが製造されていたが、現在では鉛による公害問題の
ためにその配合は禁止されている。
【0003】一般的に石油精製工程上の調整によって、
かなり高いオクタン価のガソリンが得られることが知ら
れており、種々提案がなされているが、このような調整
には限界があり、更には、該調整の基本原理が、主とし
て芳香族成分を増加させるものであるため、前記鉛によ
る公害問題と同様に、芳香族化合物の大気中放出による
公害が懸念されている。更に近年、排ガス公害の軽減に
も有効とされるオクタン価向上剤の研究開発が盛んにな
り、各種の提案がなされている(例えば米国特許第50
32144号など)。
【0004】しかしながら、オクタン価向上を目的とす
る配合剤には不飽和化合物など不安定な物質が多く、ま
た石油精製工程上の調整によって得られる高オクタン価
ガソリン基材の一種である分解ガソリンも不安定な不飽
和化合物が比較的多量に含まれているため、飽和炭化水
素および芳香族炭化水素を主成分とする通常のガソリン
基材に比べて、貯蔵中に酸化、沈澱生成、変色などの劣
化が生じやすいという問題がある。従来のガソリンにお
いても金属不活性化剤などを配合してその安定性向上を
はかる場合もあったが、一般的に貯蔵安定性が深刻な問
題となることが少ないため、貯蔵安定性について本格的
な検討が行われた例は少ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た貯蔵安定性を有するガソリン組成物を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ガソリ
ン基材に2,6−ジメチルフェノールを必須成分として
含有させてなることを特徴とするガソリン組成物が提供
される。
【0007】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0008】本発明のガソリン組成物は、ガソリンの貯
蔵安定性を改良するために、必須成分として2,6−ジ
メチルフェノールを含有する。該2,6−ジメチルフェ
ノールの含有量は、ガソリン組成物1リットル中に好ま
しくは0.2〜5.0グラム、特に好ましくは0.5〜
3.0グラムの範囲である。前記含有量が5.0グラム
を越える場合には含有量に見合うだけの効果が得られ
ず、一方0.2グラム未満の場合にはガソリンの貯蔵安
定性の改良効果が十分でないので好ましくない。
【0009】本発明においてガソリン基材としては、通
常のガソリンに用いられるJISK2202の自動車ガ
ソリンの規格を満足する炭化水素基材等を使用すること
ができ、具体的には例えば、ナフサ留分、接触分解法・
水素化分解法等で得られる分解ガソリン、接触改質法等
で得られる改質ガソリン、オレフィンの重合により得ら
れる重合ガソリン、イソブタン等の炭化水素に低級オレ
フィンを付加(アルキル化)することにより得られるア
ルキレート、アイソメレート、脱n−パラフィン油また
はこれらの特定範囲の留分あるいは芳香族炭化水素、あ
るいはこれらの調合物等を挙げることができる。これら
のガソリン基材としては任意のRON(リサーチ法オク
タン価)及びMON(モーター法オクタン価)を有する
ものが使用可能である。
【0010】本発明においては、上記ガソリン基材にそ
のRONおよび/またはMONを改良する目的で種々の
配合剤を配合することができる。特にこれら配合剤を用
いる場合には、RONだけでなくMONも高くすること
ができ、かつ貯蔵安定性にも優れるという優れた性能を
兼ね備えたガソリン組成物を得ることができる。
【0011】前記RONおよび/またはMONを改良す
る目的でガソリン基材に配合することができる配合剤の
種類は何ら限定されるものではないが、具体的には例え
ば、分子内にノルボルネン骨格および2個以上の不飽和
結合を有する化合物(以下ノルボネン化合物Aと称
す)、ビニルシクロヘキセン、テトラヒドロインデン、
分子内に7員環または8員環を有しかつ環構造内に3個
以上の不飽和結合を有する化合物(以下シクロポリエン
化合物と称す)、アセチル化合物またはこれらの混合物
等が挙げられる。尚、通常ガソリン基材として使用する
炭化水素留分は、前記ノルボルネン化合物A、ビニルシ
クロヘキセン、テトラヒドロインデン、シクロポリエン
化合物、アセチル化合物を実質的に含有していない。
【0012】前記ノルボルネン化合物Aとしては、下記
一般式化1〜化4で表わされる化合物等を挙げることが
でき、使用に際しては単独若しくは混合物として用いる
ことができる。
【0013】
【化1】
【0014】
【化2】
【0015】
【化3】
【0016】
【化4】
【0017】式中、R1〜R38は同一若しくは異なる基
であって、それぞれ水素原子または炭化水素基を示す。
ただしR1〜R10の少なくとも1つは不飽和結合を有す
る炭化水素基を示す。またR5とR6;R7またはR8とR
9またはR10;R15とR16;R17とR18;R23とR24
25またはR26とR27またはR28;R33とR34;R36
たはR38とR37またはR38は互いに結合して環を形成し
ていてもよい。
【0018】前記ノルボルネン化合物Aの沸点はJIS
K 2202に規定されるガソリンの沸点範囲内にあ
ることが望ましいので、前記化1〜4に示されるノルボ
ルネン化合物Aの合計炭素数は12以下、即ち式中R1
〜R38が炭化水素基である場合、該炭化水素基の炭素数
は7以下であるのが好ましい。該炭化水素基としては、
具体的には例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s
−ブチル基、t−ブチル基等のアルキル基;ビニル基、
プロペニル基、ブテニル基等のアルケニル基又は下記構
造式化5で表わされる環を形成する基等を好ましく挙げ
ることができる。
【0019】
【化5】
【0020】前記化1〜4で表わされるノルボルネン化
合物Aとしては、具体的には例えば、ジシクロペンタジ
エン、ジ(メチルシクロペンタジエン)、シクロペンタ
ジエン−メチルシクロペンタジエン共二量化物、2,5
−ノルボルナジエン、5−メチル−2,5−ノルボルナ
ジエン、ビニルノルボルネン、5−エチリデン−2−ノ
ルボルネン、5−イソプロピリデン−2−ノルボルネ
ン、5−イソプロペニル−2−ノルボルネン、5−(1
−ブテニル)−2−ノルボルネン等を好ましく挙げるこ
とができる。
【0021】また前記ビニルシクロヘキセンにおいて、
ビニル基の結合位置は、ビニルシクロヘキセン環上の任
意の位置で良いが、好ましくは4−ビニル−1−シクロ
ヘキセン等を用いることができる。
【0022】更に前記テトラヒドロインデンにおいて、
二重結合の位置は任意であるが、好ましくは、下記構造
式化6で表わされる3a,4,7,7a−テトラヒドロ
インデン等を最も好ましく挙げることができる。
【0023】
【化6】
【0024】更にまた前記シクロポリエン化合物として
は、シクロヘプタトリエン、シクロオクタトリエン、シ
クロオクタテトラエンおよびこれらの1個以上の水素原
子が炭素数1〜5の炭化水素基等で置換された炭化水素
化合物等を挙げることができ、使用に際しては単独若し
くは混合物として用いることができる。該炭素数1〜5
の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、n
−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブ
チル基、s−ブチル基、t−ブチル基等のアルキル基;
ビニル基、プロペニル基、ブテニル基等のアルケニル
基;前記構造式化5で表わされる環を形成する基等を挙
げることができる。
【0025】前記シクロポリエン化合物の沸点は、JI
S K 2202に規定されるガソリンの沸点範囲内に
あることが望ましい。従って該シクロポリエン化合物の
炭素数は、合計12以下であるのが好ましく、具体的に
は例えば、1,3,5−シクロヘプタトリエン、1,
3,5−シクロオクタトリエン、1,3,5,7−シク
ロオクタテトラエン、1−メチル−2,4,6−シクロ
ヘプタトリエン等を特に好ましく用いることができる。
【0026】また前記アセチル化合物としては、下記一
般式化7で示されるアセチル化合物等を挙げることがで
きる。
【0027】
【化7】
【0028】前記一般式化7で表わされるアセチル化合
物において、式中R41及びR42としてのアルキル基とし
ては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペ
ンチル基等を挙げることができ、R41、R42及びR43
しての分岐型アルキル基としては、イソプロピル基、イ
ソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、イソペンチ
ル基、ネオペンチル基、s−ペンチル基、t−ペンチル
基、イソヘキシル基、ネオヘキシル基、s−ヘキシル
基、t−ヘキシル基等が挙げられる。またR43としての
分岐型アルケニル基としては、例えばイソプロペニル
基、イソブテニル基、s−ブテニル基、t−ブテニル
基、イソペンテニル基、ネオペンテニル基、s−ペンテ
ニル基、t−ペンテニル基、イソヘキセニル基、ネオヘ
キセニル基、s−ヘキセニル基、t−ヘキセニル基等を
挙げることができる。前記一般式化7で表わされるアセ
チル化合物の具体例としては、例えば、アセトフェノ
ン、メチルトリルケトン、メチルイソプロピルケトン、
メチルイソブチルケトン、メチル−s−ブチルケトン、
メチルイソペンチルケトン、メチルネオペンチルケト
ン、メチル−s−ペンチルケトン、メチルイソヘキシル
ケトン、メチルネオヘキシルケトン、メチル−s−ヘキ
シルケトン、酢酸イソプロピル、酢酸イソブチル、酢酸
−s−ブチル、酢酸イソペンチル、酢酸ネオペンチル、
酢酸−s−ペンチル、酢酸イソヘキシル、酢酸ネオヘキ
シル、酢酸−s−ヘキシル、酢酸イソプロペニル、酢酸
イソブテニル、酢酸−s−ブテニル、酢酸−t−ブテニ
ル、酢酸イソペンテニル、酢酸ネオペンテニル、酢酸−
s−ペンテニル、酢酸−t−ペンテニル、酢酸イソヘキ
セニル、酢酸ネオヘキセニル、酢酸−s−ヘキセニル、
酢酸−t−ヘキセニル等を好ましく挙げることができ、
使用に際しては単独若しくは混合物として用いることが
できる。前記アセチル化合物の沸点は、JIS K 2202に規
定されるガソリンの沸点範囲内であるのが好ましい。
【0029】前記配合剤を使用する場合の含有量は、任
意であり、その用途に応じて適宜選択するすることがで
きるが、実用的には、例えば前記ノルボルネン化合物
A、シクロポリエン化合物、アセチル化合物又はこれら
の混合物を使用する場合、ガソリン組成物全量基準で好
ましくは2〜18容量%、特に好ましくは5〜15容量
%で含有させるのが望ましい。また前記ビニルシクロヘ
キセン及び/又はテトラヒドロインデンを使用する場合
の実用的な含有量は、ガソリン組成物全量基準で、50
容量%以下、特に2〜30容量%、更には5〜20容量
%であるのが好ましい。
【0030】本発明のガソリン組成物には、必要に応じ
て例えば、フェノール系、アミン系等の酸化防止剤;シ
ッフ型化合物、チオアミド型化合物等の金属不活性化
剤;有機リン系化合物等の表面着火防止剤:コハク酸イ
ミド、ポリアルキルアミン、ポリエーテルアミン等の清
浄分散剤;多価アルコール及びそのエーテル等の氷結防
止剤;有機酸のアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩、
高級アルコールの硫酸エステル等の助燃剤;アニオン系
界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤等
の帯電防止剤;アゾ染料等の着色剤等の公知の燃料油添
加剤を含有せしめることができ、使用に際しては単独も
しくは混合物として用いることができる。該燃料油添加
剤の添加量は任意であるが、その合計量がガソリン組成
物全量に対して0.1重量%以下となるように添加する
のが好ましい。また更に、必要に応じて例えば、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、t−ブタノー
ル、メチル−t−ブチルエーテル、エチル−t−ブチル
エーテル、メチル−t−アミルエーテル、エチル−t−
アミルエーテル等のオクタン価向上剤を添加することも
できる。該オクタン価向上剤の添加量は任意であるが、
好ましくはガソリン組成物全量に対して20重量%以下
であるのが好ましい。
【0031】
【発明の効果】本発明のガソリン組成物は、貯蔵中に酸
化、沈澱生成、変色などの劣化が生じにくいという利点
を有する。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によりさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0033】なお本発明の実施例および比較例に示すガ
ソリン基材A〜Gは、以下に示す表1に従って炭化水素
基材に配合剤を特定量配合して調製したものである。
【0034】
【表1】
【0035】
【実施例1〜8、比較例1〜7】 (オクタン価および酸化安定性)ガソリン基材A〜Gに
2,6−ジメチルフェノールを表2に示す配合割合で混
合し、本発明にかかるガソリン組成物を調製した。得ら
れたガソリン組成物についてオクタン価および酸化安定
性を測定した。その結果を表2に示す。
【0036】また比較のため、2,6−ジメチルフェノ
ールを含有しない、ガソリン基材A〜Gのみについても
そのオクタン価および誘導期間を測定した。その結果を
表2に示す。
【0037】なお、表2に記載した略号、オクタン価お
よび酸化安定法性の測定法は以下のとおりである。 DMP:2,6−ジメチルフェノール RON:リサーチ法オクタン価(JIS K 2280
に準拠して測定) MON:モーター法オクタン価(JIS K 2280
に準拠して測定) 酸化安定性:JIS K 2287に準拠し、純酸素加
圧中で試験温度100℃で加速酸化試験を行い、急速な
酸素吸収が観測されるまでの時間(誘導期間)を測定し
た。
【0038】表2の結果から明かなとおり、本発明にか
かる実施例の組成物は、いずれも高いRONおよびMO
Nを示し、かつ酸化安定性も高い。それに対して2,6
−ジメチルフェノールを含有しない比較例の組成物は、
RONおよびMONは実施例の組成物と同等ではあるも
のの、誘導期間が短く、酸化安定性が大きく劣っている
ことがわかる。
【0039】
【表2】
【0040】
【実施例9および10、比較例8】 (貯蔵試験)ガソリン基材Fに2,6−ジメチルフェノ
ールを表3に示す配合割合で混合し、本発明にかかるガ
ソリン組成物を調製した。得られたガソリン組成物10
0mlを瓶に入れて密栓し、50℃の恒温槽中で42日
間貯蔵した後に、生成したスラッジ量を0.3μm孔径
のテフロン膜フィルターで濾過捕集して、乾燥重量を測
定した。結果を表3に示す。なお、比較のため、2,6
−ジメチルフェノールを含有しないガソリン基材Fのみ
についても同様の貯蔵試験を行った。結果を表3に示
す。
【0041】表3の貯蔵試験の結果から明らかなとお
り、比較例8では大量のスラッジが生成したのに対し、
実施例の組成物ではスラッジの生成量は極めて少ない
か、または全く生成しておらず、本発明の組成物が高温
での貯蔵安定性に優れていることがわかる。
【0042】
【表3】
【0043】
【実施例11および12、比較例9】 (日光照射試験)ガソリン基材Eに2,6−ジメチルフ
ェノールを表4に示す配合割合で混合し、本発明にかか
る組成物を調製した。なおこの組成物は淡黄色に着色
し、色相はASTM表示で+1.0であった。得られた
ガソリナ組成物100mlを透明瓶に入れて密栓し、屋
外の日の良く当たる場所に42日間静置した後、試験前
とのASTM色の変化および生成したスラッジ量を実施
例9および10と同様な方法により測定した。結果を表
4に示す。また比較のため、2,6−ジメチルフェノー
ルを含有しないガソリン基材Eのみについても同様の日
光照射試験を行った。結果を表4に示す。
【0044】表4の日光照射試験の結果から明らかなと
おり、比較例9の組成物では日光照射によって黄色の着
色が進んで黄褐色になり、また大量のスラッジが生成し
たのに対し、実施例の組成物では着色はまったく進ま
ず、またスラッジの生成量も極めて低いか、全く生成し
ておらず、本発明のガソリン組成物が日光の照射に対し
ても安定性に優れていることがわかる。
【0045】
【表4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガソリン基材に2,6−ジメチルフェノ
    ールを必須成分として含有させてなることを特徴とする
    ガソリン組成物。
  2. 【請求項2】 前記ガソリン基材が、分子内にノルボル
    ネン骨格および2個以上の不飽和結合を有する化合物、
    ビニルシクロヘキセン、テトラヒドロインデン、分子内
    に7員環または8員環を有しかつ環構造内に3個以上の
    不飽和結合を有する化合物、アセチル化合物またはこれ
    らの混合物を含有することを特徴とする請求項1記載の
    ガソリン組成物。
JP14595592A 1992-06-05 1992-06-05 ガソリン組成物 Pending JPH05339584A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09111259A (ja) * 1995-10-16 1997-04-28 Nippon Oil Co Ltd 無鉛ガソリン
US5906662A (en) * 1996-07-16 1999-05-25 Shell Oil Company Liquid hydrocarbon fuel composition
JP2012523476A (ja) * 2009-04-09 2012-10-04 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 燃料組成物およびその使用

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