JPH0533955U - 自動はんだ付け装置用プリヒータ - Google Patents

自動はんだ付け装置用プリヒータ

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JPH0533955U
JPH0533955U JP8846491U JP8846491U JPH0533955U JP H0533955 U JPH0533955 U JP H0533955U JP 8846491 U JP8846491 U JP 8846491U JP 8846491 U JP8846491 U JP 8846491U JP H0533955 U JPH0533955 U JP H0533955U
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JP
Japan
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hot air
preheater
air blowing
type heater
blowing type
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Pending
Application number
JP8846491U
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English (en)
Inventor
三津夫 禅
英稔 中村
Original Assignee
千住金属工業株式会社
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Publication date
Application filed by 千住金属工業株式会社 filed Critical 千住金属工業株式会社
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラクサーでフラックス塗布したプリント基
板を溶融はんだ槽に浸漬する前にプリント基板全体が均
一温度になるように予備加熱を行う。 【構成】 プリント基板を搬送するコンベアの下部に熱
風吹き出し型ヒータを設置するとともに、その上方にサ
ーキュレータを設置して熱風を上下間で循環させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリント基板のはんだ付けを行う自動はんだ付け装置用のプリヒー タに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動はんだ付け装置は、フラクサー、プリヒータ、溶融はんだ槽、冷却機等の 処理装置から構成されており、これらの処理装置上をプリント基板搬送用のコン ベアが走行している。プリント基板はコンベアで搬送されながらフラクサーでフ ラックス塗布、プリヒータで予備加熱、溶融はんだ槽ではんだの付着、冷却機で 冷却がなされてプリント基板のはんだ付けが行われる。
【0003】 これらの処理装置の中でもプリヒータは、プリント基板のはんだ付けの良否に 最も影響与えるものである。つまり、プリヒータはプリント基板に塗布されたフ ラックスの活性を高めて、はんだ付け性を良好にするとともに、冷たいプリント 基板が高温の溶融はんだに急に浸漬されるときのヒートショックを緩和するとい う重要な役割を有している。従って、プリヒータはフラックス塗布後のプリント 基板を短時間で所定の温度に上昇させ、しかも表裏を含む全体が均一加熱できる ようなものでなければならない。
【0004】 従来のプリヒータは、コンベアの下部に蛇行した電熱ヒータだけを設置したも の(実公昭58−44915号)やコンベアの下部にパネル状の電熱ヒータだけ を設置したもの(実開昭60−46955号)等、単に電熱ヒータだけを設置し たもの(以下、単独型ヒータという)と、コンベアの下部に熱風吹き出し装置と 電熱ヒータを設置したもの(実公昭53−50738号)、コンベアの下部に電 熱ヒータを設置するとともに一側にファンを設置したもの(実開昭63−616 8号)、コンベアの下部に吹き出し口と電熱ヒータを設置し、上部にコンベアを 覆う遮蔽板を設置したもの(以下、併用型ヒータという)等であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで単独型ヒータは、ヒータから放射される熱線が当たる部分しか加熱で きないためプリント基板全体の均一加熱が困難であった。従って、単独型ヒータ でプリント基板を加熱した場合、予備加熱で温度が充分に上がらなかった部分は 、付着した溶融はんだが完全に濡れないうちに冷えてしまい、はんだが多量に付 着するという所謂「芋付け」になってしまうことがあり、また、温度の上がりに くい部分を所定の温度まで上げようとすると、温度の上がりやすい部分は必要以 上に温度が上がってしまい、プリント基板を焦がしたり、プリント基板に搭載さ れた電子部品を熱損傷させてしまうことがあった。
【0006】 一方、併用型ヒータはプリント基板に熱風を吹き当てるため端部や電子部品搭 載箇所に熱風が行き渡り、プリント基板の均一加熱ができるものである。しかし ながら、従来の併用型ヒータは、熱風の外部に逃げる量が多く、熱風に費やす電 力量が多くなって不経済であるばかりでなく、熱風の循環が充分に行われなかっ たため熱効率の悪いものであった。 本考案は、併用型ヒータであるにもかかわらず電力使用量が少なく、しかも熱 効率のよい自動はんだ付け装置用プリヒータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案者等は、一度吹き出した熱風を回収して再度その熱を利用すれば、冷た い空気を熱風にするよりもエネルギーが少なくて済むことに着目して本考案を完 成させた。
【0008】 本考案は、同一面に吹き出し口と吸い込み口のある熱風吹き出し型ヒータをプ リント基板搬送用コンベアの下部に設置するとともに、該コンベアの上部にサー キュレータを設置してコンベアの上下部間を熱風が循環するようにしたことを特 徴とする自動はんだ付け装置用プリヒータである。
【0009】 熱風吹き出し型ヒータは、吹き出し口と吸い込み口が同一面にあり、吹き出し 口にはセラミックが被覆された多孔質の金属板を設置してある。従って、この熱 風吹き出し型ヒータは、吹き出し口から熱風が吹き出されるとともに遠赤外線が 放射されるようになっている。
【0010】 サーキュレータは気体を循環させるものであるが、熱風吹き出し型ヒータも気 体を循環させることができるため、この熱風吹き出し型ヒータをコンベアの上部 に設置してもよい。熱風吹き出し型ヒータを設置した場合、単にサーキュレータ として使用するときには、電熱ヒータを加熱せず内部のシロッコファンだけを駆 動させればよい。さらに均一加熱を効果的にするのであれば、電熱ヒータを加熱 状態にして使用すると上部からも熱風と赤外線でプリント基板全体が均一に加熱 されるようになる。
【0011】 また、サーキュレータとしては、単に熱風の循環を起こさせるファンであって もよい。
【0012】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案を説明する。 プリント基板を搬送するコンベア1の下部には熱風吹き出し型ヒータ2が設置 されている。本考案に使用する熱風吹き出し型ヒータは、同一面に吹き出し口3 Aと吸い込み口4Aが設置されているものである。吹き出し口3Aは、多孔質金 属5と電熱ヒータ6が取り付けられており、この吹き出し口を有する部分は箱体 7となっている。多孔質金属の表面にはセラミック8を被着させておくと、セラ ミック特有の波長を放出する遠赤外線が放射されるようになる。また、吹き出し 口の多孔質金属5の反対側は開口9となっており、該開口にはシロッコファン1 0が設置されている。
【0013】 コンベア1の上部にはサーキュレータ11が設置されている。図1に示す第1 実施例のサーキュレータは熱風吹き出し型ヒータ2である。該熱風吹き出し型ヒ −タは、構造が前述コンベアの下部に設置したものと同一構造であるが、取付方 向が逆方向、即ち下部の吹き出し口3Aと上部の吸い込み口4B、下部の吸い込 み口4Aと上部の吹き出し口3Bがそれぞれ向かい合うようにしておく。
【0014】 次に第1実施例におけるプリント基板の予備加熱について説明する。 フラクサーでフラックスが塗布されたプリント基板(図示せず)は、コンベア の下部に設置された熱風吹き出し型ヒータ2の吹き出し口3Aから吹き出てくる 熱風とセラミックから放射される遠赤外線で加熱される。このとき、熱風はプリ ント基板の下面に当たった後、プリント基板の周囲に回ってコンベア1の上部に 設置された熱風吹き出し型ヒータ11(2)の吸い込み口4Bから吸い込まれる 。この熱風がプリント基板の周囲に回るときにプリント基板の周囲も加熱するた めプリント基板は均一に加熱されることになる。また、熱風吹き出し型ヒータの 吹き出し口から放射される遠赤外線は、プリント基板の内部まで浸透し、さらに 均一加熱を助長するようになる。
【0015】 プリント基板の周囲に回って上部の熱風吹き出し型ヒータ11(2)の吸い込 み口4Bに吸い込まれた熱風は、シロッコファン10で箱体7内に導入される。 このとき、上部の熱風吹き出し型ヒータ11(2)の電熱ヒータ6に通電して加 熱状態にしておくと、箱体内に導入された熱風はここでも加熱されて、吹き出し 口から吹き出される。上部の熱風吹き出し型ヒータ11(2)から吹き出された 熱風は、プリント基板の上面を加熱し、下部の熱風吹き出し型ヒータ2の吸い込 み口4Aに吸い込まれる。つまり、熱風は上下に設置された熱風吹き出し型ヒー タ間を循環することになり、熱風が外部に逃げることがないため、熱風を作るエ ネルギーは少なくなるものである。
【0016】 上部に熱風吹き出し型ヒータを設置したプリヒータでは、上部の熱風吹き出し 型ヒータを加熱状態にしないで、単に循環用のサーキュレータとして使用しても よい。
【0017】 図2に示す第2実施例のプリヒータは、コンベア1の上部を覆い12で囲い、 下部の熱風吹き出し型ヒータ2の吸い込み口4Aの上方となるところにサーキュ レータであるファン13を設置したものである。この第2実施例では、コンベア 1の下部に設置された熱風吹き出し型ヒータ2の吹き出し口3Aから吹き出され た熱風はコンベア上部の覆い12の中に流入し、覆いの中のファン13で下方に 吹き出され、それが熱風吹き出し型ヒータ2の吸い込み口4Aから吸い込まれる ようになっている。また、第2実施例では覆い12の中に電熱ヒータ14を設置 して、下部の熱風吹き出し型ヒータから流入してきた熱風を加熱するとともに、 プリント基板の上面をを該電熱ヒータで加熱するようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
本考案のプリヒータは、プリント基板がコンベアの下部に設置された熱風吹き 出し型ヒータによりプリント基板の下面が熱風で周囲まで加熱されるとともに、 遠赤外線でも内部まで加熱されるためプリント基板全体が均一温度となり、溶融 はんだ槽に浸漬したときに、不良のない信頼あるはんだ付けが行えるばかりか、 熱風を逃がさずコンベアの上下間で循環させるため熱風を作り出すエネルギーの 消費量も少なくて済むという経済性にも優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の正面断面図である。
【図2】本考案の第2実施例の正面断面図である。
【符号の説明】
1 コンベア 2(11) 熱風吹き出し型ヒータ 3A,3B 吹き出し口 4A,4B 吹き出し口 5 多孔質金属板 6 電熱ヒータ 10 シロッコファン 12 覆い 13 ファン 14 電熱ヒータ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一面に吹き出し口と吸い込み口のある
    熱風吹き出し型ヒータをプリント基板搬送用コンベアの
    下部に設置するとともに、該コンベアの上部にサーキュ
    レータを設置して熱風がコンベアの上下部間を循環する
    ようにしたことを特徴とする自動はんだ付け装置用プリ
    ヒータ。
  2. 【請求項2】 サーキュレータは、熱風吹き出し型ヒー
    タであることを特徴とする請求項1記載の自動はんだ付
    け装置用プリヒータ。
  3. 【請求項3】 熱風吹き出し型ヒータの吹き出し口は、
    表面にセラミックを被着した多孔質金属板であることを
    特徴とする請求項1記載の自動はんだ付け装置用プリヒ
    ータ。
  4. 【請求項4】 下部の熱風吹き出し型ヒータと上部の熱
    風吹き出し型ヒータとは、上部の吹き出し口と下部の吸
    い込み口、および上部の吸い込み口と下部の吹き出し口
    とが向かい合っていることを特徴とする請求項1乃至3
    記載の自動はんだ付け装置用プリヒータ。
  5. 【請求項5】 サーキュレータは、熱風吹き出し型ヒー
    タの吸い込み口の上方に設置されたファンであることを
    特徴とする請求項1記載の自動はんだ付け装置用プリヒ
    ータ。
JP8846491U 1991-10-03 1991-10-03 自動はんだ付け装置用プリヒータ Pending JPH0533955U (ja)

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JP8846491U JPH0533955U (ja) 1991-10-03 1991-10-03 自動はんだ付け装置用プリヒータ

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JP8846491U JPH0533955U (ja) 1991-10-03 1991-10-03 自動はんだ付け装置用プリヒータ

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JPH0533955U true JPH0533955U (ja) 1993-05-07

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JP8846491U Pending JPH0533955U (ja) 1991-10-03 1991-10-03 自動はんだ付け装置用プリヒータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107914103A (zh) * 2017-11-14 2018-04-17 天津煜腾恒泰钢制品有限公司 一种新型具有保温罩的钢焊接预热设备

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63278668A (ja) * 1987-05-11 1988-11-16 Eiteitsuku Tekutoron Kk リフロ−半田付け装置

Patent Citations (1)

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