JPH05338730A - ウエハリング移載装置 - Google Patents

ウエハリング移載装置

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JPH05338730A
JPH05338730A JP15080392A JP15080392A JPH05338730A JP H05338730 A JPH05338730 A JP H05338730A JP 15080392 A JP15080392 A JP 15080392A JP 15080392 A JP15080392 A JP 15080392A JP H05338730 A JPH05338730 A JP H05338730A
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JP
Japan
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wafer
wafer ring
magazine
mounting table
ring
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JP15080392A
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English (en)
Inventor
Koichi Tamai
光一 玉井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ウエハリングを高精度に位置決めできるととも
に、マガジンが周辺装置の保守性を悪化させることのな
いウエハリング移載装置を提供することにある。 【構成】ウエハリング3を収納したマガジン40を昇降
させるマガジン昇降装置37と、マガジン40から取出
されたウエハリング3を保持するウエハリング保持装置
38とを備えたウエハリング移載装置36において、マ
ガジン昇降装置37がマガジン40を傾斜させながら保
持するとともに、ウエハリング保持装置38に、ウエハ
リング載置テ−ブル45をマガジン40の傾斜に合わせ
て傾斜させる載置テ−ブル傾斜機構部を設け、ウエハリ
ング3の移載の際に、ウエハリング載置テ−ブル45の
姿勢をマガジン40の傾きに合せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、チップマウン
タ等に組込むことが可能なウエハリング移載装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、図7中に示すようなウエハ1
は、ウエハシ−ト2上に載せられ、ウエハシ−ト2の粘
着性を利用してウエハシ−ト2に保持される。ウエハシ
−ト2は、板状のウエハリング3によって外周部を保持
されており、ウエハ1の搬送の際には、ウエハシ−ト2
はウエハリング3によって保持されたままウエハリング
3ごと搬送される。
【0003】ウエハリング3には複数のガイド面4…が
形成されており、ウエハリング3はこのガイド面4…を
利用して平面内で位置決めされる。また、ウエハリング
3にはV溝5、5が形成されており、これらV溝5、5
はウエハリング3の回転方向の位置ずれを防止するため
に利用される。
【0004】ウエハ1が格子状にダイシングされ、図8
(a)に示すように矩形なチップ6…が多数切り出され
る。加工溝7…の幅は、ウエハ1をダイシングするダイ
シングブレ−ド(図示しない)の幅に略一致している。
ダイボンディングが行われる際には、マウントヘッドが
チップ6…を1つずつピックアップする。このため、吸
着コレットが隣接したダイに誤って接触しないように、
ウエハシ−ト2を拡張し、図8(b)に示すようにチッ
プ6…を十分に分離させる必要がある。
【0005】ウエハシ−ト2を拡張する装置には種々の
タイプのものがある。そして、図9にウエハシ−ト拡張
装置(以下、拡張装置と称する)の一例が示されてい
る。この拡張装置8においては、U字状の押圧ア−ム9
が加圧シリンダ10により駆動され、ウエハリング3
が、図中に矢印Aで示すように押圧ア−ム9によって押
圧される。そして、ウエハシ−ト2の周縁部が引張ら
れ、ウエハシ−ト2が拡張される。
【0006】また、図10に、チップマウンタ11の要
部が示されている。このチップマウンタ11において
は、ウエハリング3がウエハリング保持装置12に載置
され、ウエハリング保持装置12の上に配置された認識
装置13がチップ6…を位置認識する。ウエハリング保
持装置12にはXYテ−ブル14が備えられており、こ
のXYテ−ブル14は、ウエハリング3を認識位置へ移
動させたり、認識後の位置出しを行ったりする。
【0007】チップ6…の位置出しが完了すると、マウ
ントヘッド15がチップ6の表面を吸着し、チップ6を
ピックアップしてリ−ドフレ−ム16へマウントする。
リ−ドフレ−ム16は図示しないリ−ドフレ−ム供給装
置によって搬送ライン17の所定の位置へ送られる。
【0008】ウエハリング3をウエハリング保持装置1
2に対して供給・排出する方式には、大きく分けて2種
類がある。つまり、1つは手動により一枚ずつ供給・排
出を行う方式であり、もう1つはマガジンにウエハリン
グを収納し、機械的にウエハリング3を供給・排出する
方式である。
【0009】図11には機械的な方式を採用したウエハ
リング移載装置18が示されている。すなわち、このウ
エハリング移載装置18は、マガジン昇降装置19とウ
エハリング保持装置12とを備えている。ウエハリング
3…がマガジン20に収納されており、マガジン20は
マガジン昇降装置19によって保持されている。ウエハ
リング3…はマガジン20から取出され、ウエハリング
保持装置12へ一枚ずつ載せられる。そして、ウエハリ
ング3はウエハリング保持装置12に載せられたまま、
XYテ−ブル14によってマウントヘッド15の側へ送
られる。
【0010】チップマウンタ11において全てのチップ
6…の供給が完了すると、次のウエハリング3との交換
のために、ウエハリング保持装置12はマガジン20の
側へ移動する。そして、これらの動作が繰り返され、チ
ップ6…のマウンティングが自動的に且つ連続的に行わ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のウエハリング移載装置17においては、以下の
ような不具合があった。
【0012】すなわち、図9に示すように押圧ア−ム9
の形状がU字形であるため、押圧ア−ム9の剛性が不足
し易かった。また、ウエハシ−ト2の十分な拡張に必要
な時間は、押圧ア−ム9の形状や加圧シリンダ10の加
圧力に影響されていた。さらに、ウエハシ−ト2の拡張
されている間には、他の部分の動作が停止していた。こ
のため、押圧ア−ム9の形状や加圧シリンダ10の加圧
力が不足している場合には、他の装置の停止時間が長く
なり、生産性が悪かった。また、ウエハリング3…をウ
エハリング拡張装置8に装填する際にU字形の押圧ア−
ム9が邪魔になり易く、装填の自動化が困難だった。
【0013】ウエハリング3…が手動により回されてチ
ップの方向性が調整されていたため、チップ6…の位置
決め精度が悪かった。そして、マウンティング精度がチ
ップ6…の位置決め精度の影響を受けるため、チップ6
…の位置決め精度の悪さが、歩留りの劣化や製品の信頼
性の低下の原因になっていた。
【0014】また、手動方式でウエハリング3…が移載
される場合には、ウエハリング3…の載せ換えに作業者
が付ききりになること、或いは、ウエハリング3…の載
せ換えに多くの時間を要するため、装置全体の稼働率が
低下すること等の不具合があった。さらに、ウエハリン
グ3…の載せ換え後において、ウエハリング3…の位置
精度及びチップ6…の位置精度が悪かった。そして、こ
のことが製品の信頼性の低下の原因になっていた。
【0015】一方、機械方式でウエハリング3…を移載
する装置18においては、マガジン20が水平に保持さ
れ、ウエハリング3…が水平状態で供給されていた。そ
して、マガジン20は、所望のウエハ3とウエハリング
保持装置12との高さを合せるために、段階的に上昇さ
せられていた。そして、図11に示すようにマガジン2
0内の最下段のウエハ3が移載される場合には、マガジ
ン20が上方へ大きく突出し、リ−ドフレ−ム16の供
給装置を遮って作業面を隠していた。このため、保守性
が著しく悪かった。また、マガジン20をマガジン昇降
装置19に装填する際、装填位置が高いため、作業性が
悪かった。
【0016】本発明の目的とするところは、ウエハリン
グを高精度に位置決めできるとともに、マガジンが周辺
装置の保守性を悪化させることのないウエハリング移載
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために本発明は、ウエハリングを収納したマガジ
ンを昇降させるマガジン昇降装置と、マガジンから取出
されたウエハリングを保持するウエハリング保持装置と
を備えたウエハリング移載装置において、マガジン昇降
装置がマガジンを傾斜させながら保持するとともに、ウ
エハリング保持装置に、ウエハリング載置テ−ブルをマ
ガジンの傾斜に合わせて傾斜させる載置テ−ブル傾斜機
構部を設け、ウエハリングの移載の際に、ウエハリング
載置テ−ブルの姿勢をマガジンの傾きに合せる。
【0018】また、本発明は、ウエハリングが、ダイシ
ングされたウエハが貼り付けられたウエハシ−トを保持
するとともに、ウエハリング載置テ−ブルにウエハシ−
トを拡張するウエハシ−ト拡張機構部が設けられた。そ
して、本発明は、ウエハリングを高精度に位置決めでき
るとともに、マガジンが周辺装置の保守性を悪化させる
ことを防止できるようにした。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例の要部を図1〜図6
に基づいて説明する。なお、従来の技術の項で説明した
ものと重複するものについては同一番号を付し、その説
明は省略する。
【0020】図1は本発明の一実施例の要部を示すもの
で、図中の符号31は、ウエハから切出されたチップを
リ−ドフレ−ムにマウントするチップマウンタである。
このチップマウンタ31の中央部には搬送ライン32が
設けられており、搬送ライン32はチップマウンタ本体
33の左右方向に略水平に配設されている。そして、矩
形板状のリ−ドフレ−ムが、長手方向を搬送ライン32
の延びる方向に向けながら、搬送ライン32上を供給側
から排出側(ここでは、チップマウンタ31を正面から
見て左側から右側)へピッチ送りされる。
【0021】リ−ドフレ−ムは搬送ライン32の中間部
で停止する。搬送ライン32の中間部近傍にはマウント
ヘッド34を備えたマウントア−ム35が設けられてい
る。さらに、搬送ライン32の中間部近傍には、画像認
識用カメラやリ−ドフレ−ムの位置決め装置などの各種
機器が配置されている。
【0022】また、チップマウンタ31にはウエハリン
グ移載装置36が備えられている。このウエハリング移
載装置36は、互いに離間したマガジン昇降装置37と
ウエハリング保持装置38とにより構成されている。
【0023】これらのうちマガジン昇降装置37は、図
2中に示すようにガイド柱39と、マガジン40を保持
するL字状のスライド体41とを有している。ガイド柱
39は一定位置に固定されるとともに、チップマウンタ
本体33の基準面42に対して所定角度θで傾斜してい
る。そして、スライド体41はガイド柱39に嵌合して
おり、ガイド柱39に沿って上下にスライドする。
【0024】マガジン40は、複数のウエハリング(ウ
エハシ−トにウエハを貼り付けたもの)3…を上下に略
等間隔で並べながら保持している。さらに、マガジン4
0はスライド体41に下側から支えられており、ガイド
柱39の傾斜角度θに合せて傾けられている。そして、
マガジン40は正面開口部43を斜め上方に向けてい
る。
【0025】ウエハリング保持装置38は、所定位置に
固定されたXYテ−ブル44と、円形なウエハリング載
置テ−ブル(以下、載置テ−ブルと称する)45とを備
えている。これらのうち載置テ−ブル45は支柱46、
46(一方のみ図示)の上端に枢支されており、枢支部
47を中心に上下に回動する。また、載置テ−ブル45
と支柱46、46との間には載置テ−ブル傾斜機構部
(以下、傾斜機構部と称する)48が設けられており、
載置テ−ブル45はこの傾斜機構部48によって傾けら
れる。
【0026】つまり、傾斜機構部48はシリンダ49と
ピストン50とを有している。これらのうちシリンダ4
9はその下端を支柱46に枢支されており、ピストン5
0を上方に向けている。また、載置テ−ブル45と支柱
46との間の枢支部47にはア−ム51の一端が回動自
在に連結されており、このア−ム51はマガジン40が
位置する側に対して逆の側に延びている。そして、ア−
ム51の先端にピストン50の上端が枢支されている。
【0027】載置テ−ブル45の姿勢は通常は水平に保
たれている。そして、ピストン50がシリンダ49から
突出すると、ア−ム51が上向きに押され、載置テ−ブ
ル45がア−ム51と一体に回動し、載置テ−ブル45
は、図2中に示すように上面52をマガジン40の側を
向けて傾く。そして、載置テ−ブル45の傾斜角度はマ
ガジン40の傾斜角度θに略一致しており、載置テ−ブ
ル45は上面52をウエハリング3…と略平行に向けて
いる。
【0028】上記載置テ−ブル45は、図3(a)、
(b)に示すように、固定部53と可動部54とにより
構成されており、可動部54は固定部53に、固定部5
3を上方から覆うように組合せられている。そして、可
動部54は固定部53にベアリング55を介して同心的
に連結されており、固定部53に対して自由に回動す
る。
【0029】さらに、可動部54にはウエハシ−ト拡張
機構部(以下、拡張機構部と称する)56が組込まれて
いる。この拡張機構部56は、可動部54の周縁に沿っ
た環状の押圧板57、この押圧板57に連結されたガイ
ドポスト58…、及び、ガイドポスト58…が挿入され
た中空ピストン59…を有している。そして、ガイドポ
スト58…(及び中空ピストン59…)は、可動部54
の略径方向の両端に2つずつ配設されている。
【0030】中空ピストン59…は単動方式で空圧駆動
されるもので、ガイドポスト58…を介して押圧板57
を支持している。さらに、中空ピストン59…には、下
方から圧縮ばね60が差込まれている。
【0031】中空ピストン59…はガイドポスト58…
の下端に係止し、圧縮ばね60…を圧縮しながらガイド
ポスト58…を引き下げる。そして、ガイドポスト58
…の下降に伴って、押圧板57…がガイドポスト58と
一体に変位する。また、押圧板57…が元の位置に戻る
際には、圧縮ばね60の復元力を利用して、中空ピスト
ン59…とガイドポスト58…とが上昇する。ここで、
ガイドポスト58…及び中空ピストン59…の周囲に
は、シ−ル用のパッキン61、62、63、64が…配
設されている。
【0032】上記押圧板57は、その内周縁部をウエハ
リング3の外周縁部に上方から接している。ウエハリン
グ3は、ガイド面4…を可動部54に組込まれた側板6
5に沿わせており、この側板65によって所定位置に案
内されている。また、ウエハリング3はその内側に環状
の可動部本体66を囲っており、ウエハリング3によっ
て保持されたウエハシ−ト2は、その周縁部を可動部本
体66に略全周に亘って接している。つぎに、上述の移
載装置36の作用を説明する。
【0033】まず、ウエハリング保持装置38のXYテ
−ブル44が駆動され、図5に示すように、載置テ−ブ
ル45が支柱46、46と一体にマガジン40の側へ移
動する。ウエハリング保持装置38の可動範囲はXYテ
−ブル44の大きさによって決まる。
【0034】つぎに、載置テ−ブル45が傾斜機構部4
8によって傾けられ、載置テ−ブル45の角度がマガジ
ン40の傾斜角度に合わせられる。そして、マガジン4
0から例えば最上段のウエハリング3が抜出され、斜め
上方に直線的に搬送されて、載置テ−ブル45に載せら
れる。
【0035】ここで、ウエハリング3が載置テ−ブル4
5に搬送される際には、例えば図6に示すように、ウエ
ハリング3を引掛けて保持し、マガジン40(及び載置
テ−ブル45)の傾斜角度に合わせてア−ム67を斜め
にスライドさせる搬送機構部68が利用される。この搬
送機構部68は、モ−タ69の駆動力をベルト70を介
してア−ム67に伝達する。
【0036】ウエハリング3が載置テ−ブル45に載置
された後、載置テ−ブル45の姿勢が水平に戻される。
そして、載置テ−ブル45はマガジン40から遠ざか
り、ウエハリング3を保持したまま、図1中に示すマウ
ントア−ム35の側へ移動する。そして、載置テ−ブル
45上のチップ6…が、マウントア−ム35によって、
搬送ライン32によりピッチ送りされたリ−ドフレ−ム
上に順次マウントされる。
【0037】ここで、チップ6…のマウントに先立ち、
ウエハシ−ト2が載置テ−ブル45に組込まれた拡張機
構部56によって拡張されるが、ウエハシ−ト2の拡張
をマウントア−ム35の側に移動して停止した後に行う
ことや、或いは、マウントア−ム35の側に移動しなが
ら行うこと等が考えられる。
【0038】チップ6…のマウントが全て完了すると、
次のウエハリング3との交換のために、載置テ−ブル4
5はマガジン40の側へ移動する。そして、傾斜機構部
48が駆動され、載置テ−ブル45が傾けられる。チッ
プ6…の供給が終ったウエハリング3はマガジン40へ
排出される。さらに、チップ6…を載置した次のウエハ
リング3が同じマガジン40から抜出されて載置テ−ブ
ル45に載せられる。
【0039】ウエハリング3…の交換の際に、マガジン
昇降装置37はスライド体41を移動させ、所望のウエ
ハリング3…の高さを載置テ−ブル45の高さに合わせ
て調節する。
【0040】また、載置テ−ブル45においては、拡張
機構部56の押圧板57が下降すると、図4中に矢印
B、Bで示すようにウエハリング3が下方へ押され、可
動部本体66に沿って下降する。そして、ウエハシ−ト
2の周縁部がウエハリング3によって引張られるととも
に、ウエハシ−ト2が可動部本体66に押し付けられ
る。そして、ウエハシ−ト2が拡張され、ウエハシ−ト
2に貼り付けられたチップ6…が分離する。ここで、可
動部54は図示しない駆動源により駆動され、ベアリン
グ55を介して回動変位する。そして、可動部54の回
動変位に伴ってウエハリング3向きが調節される。
【0041】すなわち、上述のようなウエハリング移載
装置36においては、ウエハリング3…の供給・排出を
機械式に自動で行うことが可能である。このため、作業
者が不要になる。そして、従来の手動方式に比べて、ウ
エハリング3…の交換時間を短縮でき、チップマウンタ
31の稼働率を向上することが可能である。
【0042】さらに、ウエハリング3を載置テ−ブル4
5に載置する作業が機械化されているので、手動方式に
比べてウエハリング3の位置精度が向上する。この結
果、チップマウントの精度も向上し、製品の信頼性が向
上した。
【0043】また、マガジン40が傾けられているの
で、マガジン40内の最下段のウエハリング3取出され
る場合でも、マガジン40の上方への突出量を小さく抑
えることができる。そして、マガジン40によって搬送
ライン32が隠されることを防止できる。したがって、
図1中に二点鎖線Cで示す作業パスライン(搬送ライン
32に沿ったライン)を常に観察でき、保守性が向上す
る。ここで、図1中に符号Dで示すのはパスラインCの
床面からの高さである。また、マガジン40をマガジン
昇降装置37に装填する際の作業位置を低くすることが
でき、作業性が向上する。
【0044】さらに、載置テ−ブル45においては、拡
張機構部56が組込まれ、押圧板57がウエハリング3
を押すので、ウエハシ−ト2を全周に亘って均一に拡張
することができる。したがって、ウエハシ−ト2が不均
一に引張られることを原因としててチップ6…が蛇行す
ることを防止できる。そして、チップ6…の位置精度が
高まり、高精度なチップ供給及びチップマウントが可能
になる。
【0045】また、ウエハリング3が押圧板57によっ
て押圧されながら保持されるとともに、可動部54が固
定部53に対して回動するので、ウエハリング3の位置
決めが容易になり、生産性が向上する。
【0046】なお、本実施例においては、ウエハリング
移載装置36がチップマウンタ31に組込まれている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、チップマ
ウンタ31以外の種々の装置に適用することが可能であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ウエハリ
ングを収納したマガジンを昇降させるマガジン昇降装置
と、マガジンから取出されたウエハリングを保持するウ
エハリング保持装置とを備えたウエハリング移載装置に
おいて、マガジン昇降装置がマガジンを傾斜させながら
保持するとともに、ウエハリング保持装置に、ウエハリ
ング載置テ−ブルをマガジンの傾斜に合わせて傾斜させ
る載置テ−ブル傾斜機構部を設け、ウエハリングの移載
の際に、ウエハリング載置テ−ブルの姿勢をマガジンの
傾きに合せる。
【0048】また、本発明は、ウエハリングが、ダイシ
ングされたウエハが貼り付けられたウエハシ−トを保持
するとともに、ウエハリング載置テ−ブルにウエハシ−
トを拡張するウエハシ−ト拡張機構部が設けられた。そ
して、本発明は、ウエハリングを高精度に位置決めでき
るとともに、マガジンが周辺装置の保守性を悪化させる
ことを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のウエハリング移載装置が備
えられたチップマウンタを示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例のウエハリング移載装置を示
す側面図。
【図3】(a)はウエハリング載置テ−ブルの平面図、
(b)は同じくウエハリング載置テ−ブルを部分的に切
断して示す側面図。
【図4】ウエハシ−ト拡張機構部の作用を示す説明図。
【図5】本発明の一実施例のウエハリング移載装置の作
用を示す説明図。
【図6】ウエハリングをウエハリング保持装置へ搬送す
る搬送機構部を示す説明図。
【図7】一般のウエハリングを示す斜視図。
【図8】(a)は分離前のチップを示す斜視図、(b)
は分離後のチップを示す斜視図。
【図9】従来のウエハシ−ト拡張装置を示す斜視図。
【図10】チップマウンタの要部を示す斜視図。
【図11】従来のウエハリング移載装置を示す側面図。
【符号の説明】
1…ウエハ、2…ウエハシ−ト、3…ウエハリング、3
6…ウエハリング移載装置、37…マガジン昇降装置、
38…ウエハリング保持装置、40…マガジン、45…
ウエハリング載置テ−ブル、48…載置テ−ブル傾斜機
構部、56…ウエハシ−ト拡張機構部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハリングを収納したマガジンを昇降
    させるマガジン昇降装置と、上記マガジンから取出され
    た上記ウエハリングを保持するウエハリング保持装置と
    を備えたウエハリング移載装置において、上記マガジン
    昇降装置が上記マガジンを傾斜させながら保持するとと
    もに、上記ウエハリング保持装置に、上記ウエハリング
    載置テ−ブルを上記マガジンの傾斜に合わせて傾斜させ
    る載置テ−ブル傾斜機構部を設け、上記ウエハリングの
    移載の際に、上記ウエハリング載置テ−ブルの姿勢を上
    記マガジンの傾きに合せることを特徴とするウエハリン
    グ移載装置。
  2. 【請求項2】 上記ウエハリングが、ダイシングされた
    ウエハが貼り付けられたウエハシ−トを保持するととも
    に、上記ウエハリング載置テ−ブルに上記ウエハシ−ト
    を拡張するウエハシ−ト拡張機構部が設けられたことを
    特徴とする[請求項1]記載のウエハリング移載装置。
JP15080392A 1992-06-10 1992-06-10 ウエハリング移載装置 Pending JPH05338730A (ja)

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Cited By (5)

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