JPH05338605A - 筒状フイルム片の自動装着方法及び装置 - Google Patents

筒状フイルム片の自動装着方法及び装置

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JPH05338605A
JPH05338605A JP14292192A JP14292192A JPH05338605A JP H05338605 A JPH05338605 A JP H05338605A JP 14292192 A JP14292192 A JP 14292192A JP 14292192 A JP14292192 A JP 14292192A JP H05338605 A JPH05338605 A JP H05338605A
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mandrel
insertion guide
film
rear end
tubular film
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Kuniyuki Takei
邦之 武井
Goro Aoki
五郎 青木
Takaharu Yamaguchi
隆治 山口
Iku Miyai
郁 宮井
Tsutomu Hasegawa
力 長谷川
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Teraoka Seisakusho Co Ltd
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Teraoka Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、製品等の被装着物に筒状フイルム
を嵌着する新規な手段を提供するものであり、自動包装
技術分野で有用なものである。 【構成】 扁平状体の筒フイルムt0 をマンドレル1に
通して筒状に拡開し、マンドレル後端に位置した筒状の
挿入ガイド17上へフイルム送り装置20,22で供給
し、次いでマンドレル1と挿入ガイド17との隙間にカ
ッター26を貫通してフイルムを切断し、次いで挿入ガ
イド17を回転シリンダ10によって下方へ回転した
後、該挿入ガイド17を被装着体上にかぶせ、次いで外
周の筒状フイルム片を保持した状態で挿入ガイド17の
みを上方に抜去して、筒状フイルム片を被装着体に嵌着
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状連続フイルムを所
定長に切断して各種商品に自動的に装着する方法、及び
該方法を実施する装置に関するものであり、自動包装技
術の一部を構成し、包装業界で利用されるものであり、
特に熱収縮性フイルムで自動包装するのに好都合なもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近では、熱収縮性の筒状フイルム片を
びん等の物品の外側に装着し、次いで熱処理して筒状フ
イルム片を物品に収縮密着する包装手段が多用されてい
る。そして、筒状フイルム片を合理的に作成し、且つび
んに嵌着する手段として特開昭63−93597号の発
明が提案された。
【0003】即ち、図8(A),(B)は、特開昭63
−93597号で提案された従来技術の説明図であっ
て、該技術は図に示す如く、上端にテーパーの付いた案
内部1aを備え、下端近傍に全周にわたる切欠溝1dを
備えたマンドレル1を、その内側ローラR2 と外側ロー
ラR3 及び下端の送出しローラR11で垂直に支承し、マ
ンドレルの一側面には長手方向に可動部材1bを軸×で
回動可能に軸支し、可動部材1bの上端とマンドレル本
体との間に圧縮スプリングSを介在させている。
【0004】そして、可動部材1bは、上部ではマンド
レル本体との間に、スプリングSの押圧力によって間隙
1gが形成され、下部ではマンドレル本体1の平滑な外
周部を形成している。また、可動部材1bの上部の外方
には、出没ピンNがマグネットMの作用によって可動部
材1bをスプリングSの応力に打ち勝って押圧するよう
になっている。
【0005】また、該可動部材1bの下端は切欠溝1d
の位置であり、マンドレル1の中央部にはフイルム供給
ローラR10が配設してある。従って、扁平状態で供給さ
れる筒状フイルムt0 は、マンドレル1の案内部1aを
通過して円筒状に拡開された状態で、その先端が下端の
送出しローラR11に到達すれば一時停止し、マグネット
Mの作用によるピンNの作用によって可動部材1bが軸
×を中心に回動し、可動部材1bの下端1cが寸法βだ
け外方に突出して筒状フイルムを全周にわたって張る。
【0006】次いで、筒状フイルムを張った状態でナイ
フKが切欠溝1dの周囲を回転して筒状フイルム片を切
断し、真下に位置するびんB上に送出しローラR11で落
下嵌着する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来装置にあっ
ては、扁平状の筒フイルムが円筒状に拡開された状態で
所定長に切断されてびん(被装着体)に順次自動的に装
着されるが、被装着物が、上端断面形状の小さくなって
いないもの、例えば円筒形状のものや、角型のものでは
筒状フイルム片の落下装着が不確実、且つ困難である。
【0008】また、被装着物の高さ寸法が大なものも筒
状フイルム片の装着が不確実となり、特に腰の弱い、保
形性のない材質のフイルムを使用する場合には落下装着
は困難である。その上、マンドレル及びフイルム切断の
機構が複雑である。本発明は、上述の如き欠陥を改善し
た合理的な手段を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】例えば図1及び
3から明らかな如く、方法発明にあっては、筒状フイル
ムを扁平状態で連続的にマンドレル1上に供給し、マン
ドレルで筒形状に拡開しつつ、マンドレルの後端に同一
軸線上に位置決めした前方開口の筒状挿入ガイドに所定
長さだけ送り出し手段で送り出した後、マンドレル後端
と挿入ガイド前端との隙間にカッターを挿入して筒状フ
イルムを切断し、該筒状フイルム片を外周に備えた挿入
ガイドを被装着体上に回動し、挿入ガイドを伸長して被
装着体にかぶせる。
【0010】次いで、保持手段によって筒状フイルム片
を、その外周から保持した状態で挿入ガイドを収縮して
筒状フイルムから抜去し、挿入ガイドをマンドレル後端
同一軸線上に回動復帰させると共に、筒状フイルム片に
対する保持力を解放することにより被装着体に筒状フイ
ルム片を装着するものである。なお、挿入ガイドの“筒
状”の意味は、前方が開口しており、筒状フイルムをそ
の形態で保持出来る形状を意味し、完全な筒型に限定す
るものでない。
【0011】従って、被装着体への筒状フイルム片の装
着は、挿入ガイドで実施されるため、フイルム材に保形
性が無くとも、また被装着体の形状や寸法に関係なく、
挿入ガイドをかぶせることが出来さえすれば確実に達成
出来る。
【0012】また、フイルムの切断は、マンドレルと挿
入ガイドとの隙間にカッターを挿入して実施するため、
腰の弱いフイルムであっても、マンドレルと挿入ガイド
とで支えられた形態で確実、均質に切断できる。
【0013】また、装置の発明としては、先端に円錐状
の案内部4を備えたマンドレル1を、内部ローラR2
外部ローラR3 ,R4 等で、筒状フイルムt1 が被覆状
態でマンドレルを通過出来るように支承し、マンドレル
1の後端から筒状フイルムt 1 を引継ぐための筒状挿入
ガイド17を昇降伸縮装置15に伸縮可能に設けて、挿
入ガイド17がマンドレル1と同一軸線上の位置と被装
着物上の位置との間で制御往復回動されるように、該昇
降伸縮装置を回転手段に固定し、筒状フイルムt1 を一
定長さ毎にマンドレルから挿入ガイド上へ間欠的に送り
出すフイルム送り出し装置を配設し、マンドレル後端と
挿入ガイド先端との隙間Gに出没するカッターを配設
し、被装着物に挿入ガイドをかぶせる位置に、挿入ガイ
ド外周の筒状フイルム片t2 を保持する手段を配設した
ものである。
【0014】従って、あたかも扁平シートの如く処理さ
れた筒状フイルムもマンドレルで確実に筒状体に拡開出
来、マンドレル後端に別体の挿入ガイドが同一軸線上に
位置した状態でマンドレル上の筒状フイルムを挿入ガイ
ド側に引継ぐため、筒状フイルムの引継ぎが確実である
と共に、フイルムの切離しもマンドレルと挿入がガイド
との隙間にカッターを通すため確実、且つ均斉に達成出
来る。
【0015】また、挿入ガイド17は伸縮装置15で伸
縮制御出来るため、挿入ガイドのマンドレル後端への引
継時の適切な近接と、カッター26の作動時のカッター
突入隙間の形成が好適に遂行出来、被装着物に対する挿
入ガイドのかぶせ作用も適切に制御できる。
【0016】また、切断された筒状フイルム片の被装着
体への装着も、挿入ガイドが被装着体にかぶせられた後
に、フイルム片を保持した状態で挿入ガイドのみをかぶ
せ位置から抜去するので、どのような材質のフイルムで
も、またどのような形状の被装着物でも確実に精度良く
遂行出来る。
【0017】そして、マンドレル上から挿入ガイド上へ
の筒状フイルムの送り込みも、間欠送り出し装置で達成
するため、フイルム片の自動装着の各工程が合理的に達
成出来る。従って、本発明の装置は、請求項1の発明の
方法を好適に実施出来る。
【0018】また、マンドレルは、中央部上面に平面部
3を備えているため、マンドレル1の横転が防止出来、
後部のテーパー部5の後端面が挿入ガイド前端の断面形
に同一で、且つその寸法が挿入ガイド前端面のそれに同
一かやや大であるため、筒状フイルム片t1 のマンドレ
ルから挿入ガイドへの引継ぎは、円筒形態はおろか、角
筒形態でも確実に実施出来、両部材間に例え少しの隙間
があっても支障なく実施出来る。
【0019】また、フイルム送り出し装置が、送り方向
に往復動する伸縮装置と吸着パッドを備えたフイルム面
に直交方向に往復動する伸縮装置の結合構造であるた
め、フイルム面を損傷することなく、フイルムの間欠送
り作用が好適制御の下に達成出来る。
【0020】また、挿入ガイド17を作動する昇降伸縮
装置15のロッドがストッパ18を備え、該ストッパが
ピン19で位置規制されるため、挿入ガイド17のマン
ドレル後端面への接近当接が正確・円滑、且つ迅速に達
成出来る。
【0021】また、マンドレルの内部に空気を吸込むと
共にマンドレル先端及び周面からフイルム面内側に空気
を放出するため、フイルム送り装置による筒状フイルム
の引張り移送が抵抗なく、且つ筒状フイルム片に歪を付
与することなく円滑に達成出来る。なお、伸縮装置とし
ては、慣用の流体作動シリンダ装置と同様に、モーター
回転を直線運動に変換するリニアガイド付アクチュエー
タも採用出来る。
【0022】
【実施例1(図1〜4)】 1.構造:マンドレルは図2(A)(B)に示す如く、先
端に円錐形の案内部4を、中央部が円筒形であって上面
に平面部3を下面に前後2箇所の切欠部2を備え、後部
に拡開するテーパー部5を備えた中空形状に金属材で作
成し、下面の前方切欠部には2個のローラR2 ,R2
前後に配置し、後方切欠部には1個のローラR2 を配置
すると共に、外周面には、ローラR2 に対応する支持ロ
ーラR3 と、上面の平面部に対応する横転防止のローラ
4 と、左右動防止のローラR4 とを機枠に取付けた。
【0023】また、寸法関係は、テーパー部5の後端の
外径d2 が、マンドレル1に後続する円筒形の挿入ガイ
ド17の外径d3 と同等、もしくはやゝ大であり、マン
ドレル1の胴部の外径d1 及び挿入ガイド外径d3 は加
工する筒状フイルム径より小である。
【0024】また、筒状フイルム片を被装着物へ移送装
着する装置として、図1に示す如く、円筒形の挿入ガイ
ド17がロッド16を介して昇降シリンダ15に伸縮自
在に設けてあり、ロッド16のシリンダ15から後方へ
突出した端部にストッパ18を付設し、位置調節の出来
るピン19がストッパ18を規制するために設置してあ
る。
【0025】そして、昇降シリンダ15は、回転手段と
して機枠に固定された回転シリンダ10のピニオン14
に固定され、ピニオン14と昇降シリンダ15は一体と
して軸0を中心に矢印A1 の回動が可能である。またピ
ニオン14は回転シリンダ10内のスプール弁11の側
面のラック12と係合しており、回転シリンダ10の両
端にはそれぞれ圧油供給パイプP1 ,P2 と、スプール
弁11の移動位置を決めるための位置決めネジ13,1
3が備えてある。
【0026】フイルム送り装置は、図1に示す如く、マ
ンドレル1の上方にシリンダ20を機枠に固定すると共
に、フイルム移送方向と平行して後方で伸縮するロッド
21の先端に吸着シリンダ22を直交固定し、シリンダ
22から下方のマンドレルまで伸縮する吸着ロッド23
の先端に吸着パッド24を取付けた構造である。
【0027】また、マンドレル1の後端と挿入ガイド1
7前端との隙間Gの下方位置に、カッターシリンダ25
を介してマンドレル後端の径より広巾のカッター26が
該隙間G内を貫通上下動するように配置した。
【0028】また、回転シリンダ10の下方位置には、
機枠に固定されたシリンダ(図示せず)によって出没制
御される吸着盤33を筒状フイルム片t2 の保持手段と
して配設した。
【0029】2.作用:本実施例装置を円筒状の巻テー
プ積層体に対する筒状フイルム片の自動装着に適用し
た。熱収縮性プラスチックフイルムの筒状体を扁平形態
で巻取ったローラ(図示せず)から、図1に示す如く、
扁平筒状フイルムt0 として案内ローラR 1 を介してマ
ンドレル1へと、マンドレル1を包む形態で供給する。
マンドレル1は、先端の円錐型案内部4でフイルムを拡
開して、その円筒胴部で円筒状にして、フイルムをマン
ドレル表面と外周ローラR3 ,R4 との間を後方へと移
動させる。
【0030】フイルムの移動は、送りシリンダ20の送
りロッド21が収縮した位置で吸着シリンダ22のロッ
ド23を伸長し、吸着パッド24をマンドレル1のテー
パー部5上でフイルムt1 を吸着把持したまま、マンド
レルのテーパー拡大した後端にそれと同一又はやゝ小径
で当接した挿入ガイド17上へとフイルムを引渡しなが
ら所定位置まで矢印A3 の運動で送りロッドを後送する
(図1の仮想線位置)。
【0031】次いで、その状態を維持したまま、昇降シ
リンダ15の作用によりロッド16を設定量だけ後方移
動して、挿入ガイド17前端とマンドレル後端との間に
隙間Gを形成すると共に、カッターシリンダ25による
カッター26の隙間Gへの貫通により筒状フイルムの挿
入ガイド17上に被覆された部分t2 を切り離す(図
3)。
【0032】次いで、吸着パッド24を上方に収縮する
と共に、送りロッド21を収縮し、再度吸着パッド24
をマンドレルのテーパー部5上に降下して筒状フイルム
1の先端部を吸着把持した状態を維持する(図1の実
線位置)。
【0033】挿入ガイド17から吸着ロッド24が離れ
るや否や、回転シリンダ10の下端のパイプP2 への圧
油供給によりスプール弁11を位置決めネジ13に当接
するまで上昇すると共に、スプール弁の側面ラック12
の上昇によってピニオン14を90°回転し、ピニオン
14と一体の昇降シリンダ15も矢印A1 の反時計方向
に90°回転し、この状態のまゝ昇降シリンダ15の作
用により挿入ガイドを矢印A6 の下方伸長する(図
4)。
【0034】挿入ガイド17を下方に伸長する際には、
コンベア40で移送されて来た支持台30は、停止片
(図示せず)で定位置に確保され、移動中のコンベアに
対してスリップしている。そして支持台30上のワーク
保持台31には、被装着体としての、巻テープ片が積層
嵌着されており、この停止位置では巻テープ積層体32
が下方に伸長する挿入ガイド17と同心位置を占めるよ
うに設定してある。
【0035】従って、図4に示す如く、挿入ガイド17
の下方伸長で被装着体、即ち円筒状の巻テープ積層体3
2に挿入ガイド17がかぶさり、コンベア40上で支持
台を確保している間に、吸着盤33の矢印A7 運動と吸
引作用とで筒状フイルム片t 2 を保持し、次いで挿入ガ
イド17のみを上方に抜去し、次いで吸着盤33をフイ
ルム片から離して筒状フイルム片t2 の巻テープ積層体
への装着を完成する。
【0036】次いで、支持台30の停止を解き、筒状フ
イルムt2 の装着された巻テープ積層体は支持台30と
共にコンベア40によって下流の熱処理位置(図示せ
ず)へと搬送されるが、挿入ガイド17が昇降シリンダ
15で上昇されるや否や、回転シリンダ10のパイプP
1 への圧油供給によってスプール弁11が位置決めネジ
13に当接するまで下降し、そのラック12と噛合する
ピニオン14の矢印A1の時計方向回転により、挿入ガ
イドは再び筒状フイルム引受位置(図1)に復帰する。
【0037】効果:挿入ガイド17の、マンドレル後端
の同一軸線上位置と巻テープ積層体にかぶせる位置との
往復回動運動は、回転シリンダ10の両端の位置決めネ
ジの調整によるスプール弁11の移動量制御、即ちピニ
オン14の回動量制御によって正確に規定出来る。
【0038】また、挿入ガイド17が上方へ回動した後
のマンドレル後端への前進当接運動も、そのロッド16
の後端のストッパ18をピン19に当接規制することに
より、迅速に遂行可能である。また、送りシリンダ2
0、吸着シリンダ22、昇降シリンダ15、カッターシ
リンダ25、回転シリンダ10、支持台30、及び吸着
盤33の作用が相互関連のもとに制御されて筒状フイル
ム片t2 の巻テープ積層体への装着が、迅速・正確、且
つ自動的に遂行出来る。
【0039】また、マンドレルの後端は、テーパー部5
の拡開により挿入ガイド17の前端に対する寸法が同一
かやゝ大となっているため、筒状に拡げたフイルムのマ
ンドレルから挿入ガイドへの引渡しが円滑に遂行出来、
挿入ガイド17の径がマンドレル胴部の径d1 より大で
あるため、筒状フイルムt1 はマンドレル1上では小さ
な抵抗で摺動出来るが挿入ガイド上では少し抵抗がある
のと、その扁平形態への復元性向によって、挿入ガイド
の下方への回動と引続く巻テープ積層体上へのかぶさり
移動の間も、筒状フイルム片t2 が挿入ガイド17から
脱落しない。
【0040】また、フイルムの送り装置として、送りシ
リンダ20及び吸着シリンダ23の交叉したシリンダ装
置を採用したため、簡単な制御によって、フイルムを傷
つけることなく、また柔軟な腰の弱いフイルムでも所定
量の送り出しが達成出来る。
【0041】実施例2(図5) 図示の如く、マンドレル1及び挿入ガイド17として、
中空体のマンドレルの周面及び前端に通孔28を配設
し、挿入ガイド後端面に噴出管27を配置すると共に流
体供給管27を外部のエアー供給装置29に接続した外
は実施例1と同一とした。
【0042】本装置にあっては、フイルムの送り出し時
に流体供給管27から空気を吹込み、矢印fの如く空気
流がマンドレル周面から吹出して、挿入ガイド後方へ
と、フイルム内面を流れるため、フイルムt1 の送りが
平滑に遂行出来た。その他は例1と同様の作用効果が得
られた。
【0043】その他:フイルム送り装置は、図6(A)
(B)に示す如く、マンドレル外周の前後のローラ
5 ,R5 間に送りベルトBを掛け渡した構造に出来
る。この構造は実施例1のシリンダ装置より構造簡単且
つ安価に実施出来、或程度の保形性のあるフイルム、即
ち殆んどの熱収縮性フイルム包装材に適用出来る。
【0044】また、フイルム送り装置として、マンドレ
ル後端のテーパー部に送り出しローラを配置しても、或
程度保形性のあるフイルムに対しては十分使用に供せら
れ、本発明の所期の目的が達成出来る。また、筒状フイ
ルムt1 の間歇送り出し装置として、実施例1の送りロ
ッド21及び吸着ロッド23を、慣用のモーター駆動伸
縮装置(リニアガイド付アクチュエータ)としても良
い。
【0045】また、図7(A)(B)に示す如く、昇降シ
リンダ15で出没する、先端に挿入ガイド17を備えた
ロッド16の中間にストッパ18を設置し、ストッパ1
8のピン19と昇降シリンダ15の前端Eとに対する当
接で挿入ガイド17のマンドレル1に対する当接とカッ
ター貫通隙間Gとを規制しても良い。また、挿入ガイド
の先端に切欠き部を形成しておき、挿入ガイドを被装着
体にかぶせた状態で側方から押圧杆でフイルム片を被装
着体に押し付けておいて、挿入ガイドを抜去することも
可能である。
【0046】
【発明の効果】被装着体への筒状フイルム片の装着を、
挿入ガイド上にフイルム片を被覆した状態で挿入ガイド
を被装着体へかぶせて行うため、挿入ガイド外周にフイ
ルム片が被覆出来さえすれば、どのような材質のフイル
ムでも、且つどのような形態の被装着体であっても、フ
イルム片の装着が確実に達成出来る。
【0047】また、マンドレルと挿入ガイドとに張渡さ
れた状態のフイルムをマンドレルと挿入ガイドとの隙間
へカッターを貫通して切断するため、どのような材質の
フイルムでも、確実に、且つ切口の均斉な状態できれい
に切断出来、次のフイルムのマンドレルから挿入ガイド
への引渡しが確実となる。
【0048】また、挿入ガイドが伸縮及び回動運動され
るため、フイルムのマンドレルから挿入ガイド上への引
渡しは、挿入ガイド前端をマンドレル後端に当接して確
実に遂行出来、フイルム切断は、カッター貫通用の隙間
を形成して確実な切断が遂行出来、フイルムの被装着体
への装着も、挿入ガイドを被装着体上にかぶせることに
より、積極的に設定どおりに遂行出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の略示側面図である。
【図2】本発明実施例1のマンドレル説明図であって、
(A)は側面図であり、(B)は(A)のB−B断面図
である。
【図3】本発明実施例1のフイルム切断状態を示す側面
図である。
【図4】本発明実施例1のフイルム片嵌着状態を示す側
面図である。
【図5】本発明実施例2のフイルム送り状態を示す側面
図である。
【図6】本発明のフイルム送り装置の変形例であって、
(A)は側面図であり、(B)は略示断面図である。
【図7】本発明の昇降シリンダ15の規制の変形例であ
り、(A)は挿入ガイド17がマンドレル1に当接した
状態を、(B)は挿入ガイド17がカッター貫通隙間を
形成した状態を示す図である。
【図8】従来例の説明図であって、(A)は全体側面図
であり、(B)は要部断面図である。
【符号の説明】
1…マンドレル 4…案内部 5…テーパー部 10…回転シリンダ 11…スプール 12…ラック 13…位置決めネジ 14…ピニオン 15…昇降シリンダ 17…挿入ガイド 18…ストッパ 19…ピン 20…送りシリンダ 22…吸着シリンダ 25…カッターシリンダ 26…カッター 27…噴出管 28…通孔 30…支持台 32…被装着物 33…吸着盤 40…コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮井 郁 東京都品川区広町一丁目4番22号 株式会 社寺岡製作所内 (72)発明者 長谷川 力 東京都品川区広町一丁目4番22号 株式会 社寺岡製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平状態で所定長毎に供給される連続筒
    状フイルムを、マンドレルを通して筒形状に拡開しつ
    つ、マンドレルの後端に同一軸線上に位置決めした筒状
    の挿入ガイド上に所定長さ供給した後、マンドレル後端
    と挿入ガイド前端との隙間でカッターにより切断し、次
    いで挿入ガイドを、外周に筒状フイルム片を備えたま
    ゝ、被装着体上に回動し、挿入ガイドを伸長して被装着
    体にかぶせ、次いで保持手段により、筒状フイルム片を
    保持した状態で、挿入ガイドを収縮して筒状フイルム片
    から抜去し、挿入ガイドをマンドレル後端の同一軸線上
    に回動復帰させると共に、筒状フイルム片に対する保持
    力を解放することを特徴とする、筒状フイルム片の自動
    装着方法。
  2. 【請求項2】 先端に案内部(4)を備えたマンドレル
    (1)を筒状フイルム(t1 )に挿入通過可能に支承
    し、マンドレル(1)の後端から筒状フイルム(t1
    を引継ぐための筒状挿入ガイド(17)を昇降伸縮装置
    (15)に伸縮可能に設けると共に、該挿入ガイド(1
    7)がマンドレル(1)と同一軸線上の位置と被装着物
    上の位置との間で往復回動されるように、該昇降伸縮装
    置(15)を回転手段(10)に固定し、筒状フイルム
    (t1 )を一定長さ毎にマンドレル(1)から挿入ガイ
    ド(17)へと間欠的に送り出すフイルム送り出し装置
    を配設すると共に、マンドレル後端と挿入ガイド先端と
    の隙間(G)に出没するカッター(26)を配設し、被
    装着物(32)に挿入ガイド(17)をかぶせる位置に
    挿入ガイド外周の筒状フイルム片(t2 )を保持する手
    段を配設したことを特徴とする筒状フイルム片の自動装
    着装置。
  3. 【請求項3】 マンドレルが、中央部上面に平面部
    (3)を備え、後部に拡開するテーパー部(5)を備
    え、テーパー部後端の断面形状が挿入ガイド(17)前
    端の断面形状と同一であり、且つテーパー部後端の寸法
    (d2 )が挿入ガイド前端の寸法(d3 )に同一かやゝ
    大である請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 フイルム送り出し装置が、送り伸縮装置
    (20)の送りロッド(21)に吸着伸縮装置23を交
    叉形態で固定し、吸着伸縮装置(22)から出没する吸
    着ロッド(23)の先端に吸着パッド(24)を取付け
    た装置である請求項2又は3の装置。
  5. 【請求項5】 昇降伸縮装置(15)のロッド(16)
    の前端に筒形の挿入ガイド(17)を固定すると共に、
    該ロッド(16)にストッパ(18)を付設し、挿入ガ
    イド前端のマンドレル後端に衝合する位置がストッパ
    (18)のピン(19)に対する当接で規制される請求
    項2,3または4の装置。
  6. 【請求項6】 マンドレルが中空体であって、その周面
    及び前端に通孔(28)を有し、挿入ガイド後端面に流
    体供給管を備えている請求項2,3,4又は5の装置。
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