JPH0533831A - エンジンの振動防止装置 - Google Patents

エンジンの振動防止装置

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Publication number
JPH0533831A
JPH0533831A JP19216391A JP19216391A JPH0533831A JP H0533831 A JPH0533831 A JP H0533831A JP 19216391 A JP19216391 A JP 19216391A JP 19216391 A JP19216391 A JP 19216391A JP H0533831 A JPH0533831 A JP H0533831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
pulley
intermediate gear
engine
balance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19216391A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Matsuno
充佳 松野
Hiroshi Watanabe
浩 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP19216391A priority Critical patent/JPH0533831A/ja
Publication of JPH0533831A publication Critical patent/JPH0533831A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランク軸の捩り振動の回転2次成分をエン
ジン重量を増大させることなく低減させる。 【構成】 この発明に係るエンジンの振動防止装置は、
クランク軸に取付けられ内周側に動力伝達歯部11をプ
ーリー10と、このプーリー10の歯部11に噛合し、
シリンダブロック20に取付けられたアーム21に回転
自在に設けられた中間歯車30と、この中間歯車30に
噛合する歯部41を外周側に有し少なくとも一側周縁を
プーリー10に回転自在に装着すると共に、バランスウ
ェイト42を備えたバランス手段40から構成され、ク
ランク軸の回転に伴って回転する中間歯車30を介して
バランス手段40が反対方向に回転するようにしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一端にプーリーが連
結されたクランク軸を設けたエンジンの振動防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン、特に車両用エンジンにおいて
は、クランク軸に間欠的にトルクが負荷されるため、ク
ランク軸がねじり変位し、このねじり変位に起因して捩
り振動が発生していた。この捩り振動の回転2次成分を
低減させる方法として次の3つの方法がある。
【0003】 クランク軸の剛性アップ クランク軸の軽量化 バランサーシャフトの採用(特公平2−338
99号公報等参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記,の
方法では、捩り振動の回転2次成分の低減レベルに限度
があり、十分に捩り振動を防止することができない。ま
た、上記の方法では、捩り振動の回転2次成分の低減
レベルは大きいが、エンジン重量が増大するという問題
があった。
【0005】この発明は、上記従来技術の問題点を解決
すべくなされたもので、その目的とするところは、クラ
ンク軸の捩り振動の回転2次成分をエンジン重量を増大
させることなく低減させることができるエンジンの振動
防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るエンジンの振動防止装置では、クラ
ンク軸に取付けられ内周側に動力伝達歯部を有するプー
リーと、このプーリーの歯部に噛合しシリンダブロック
に取付けられたアームに回転自在に設けられた中間歯車
と、この中間歯車に噛合する歯部を外周側に有し少なく
とも一側周縁を前記プーリーに回転自在に装着すると共
に、バランスウェイトを備えたバランス手段から構成さ
れ、クランク軸の回転に伴って回転する中間歯車を介し
てバランス手段が反対方向に回転するようにしたことを
特徴としている。
【0007】
【作用】この発明によれば、クランク軸の回転に伴って
中間歯車を介してバランス手段が反対方向に増速回転す
るようにしたから、クランク軸の捩り振動の回転2次成
分をエンジン重量を増大させることなく低減させること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
【0009】図1及び図2はこの発明の第1実施例に係
り、図1はエンジンの振動防止装置の正面説明図、図2
は図1のII−II矢視断面説明図である。
【0010】図において、Eはエンジンの振動防止装置
で、クランク軸(図示せず)に取付けられ内周側に動力
伝達歯部11を有するプーリーの一例であるクランクプ
ーリー10と、このクランクプーリー10の歯部11に
噛合しシリンダブロック20に取付けられたアーム21
に回転自在に設けられた中間歯車30と、この中間歯車
30に噛合する歯部41を外周側に有し少なくとも一側
周縁をクランクプーリー10に回転自在に装着すると共
にバランスウェイト43を備えたバランス手段40から
構成され、クランク軸の回転に伴って回転する中間歯車
30を介してバランス手段40が反対方向に回転するよ
うにしてある。
【0011】つぎに、この発明の第1実施例の構造をさ
らに詳細に説明する。
【0012】クランクプーリー10は、クランク軸の端
部に固定されるボス部12と、このボス部12の径方向
外方に一体的に取付けられた円板状のウェブ部13と、
このウェブ部13の外周面に形成された円筒状のリム部
14とから構成されている。リム部14は、軸線方向に
沿って段状に形成された大径の第1リム部15と、小径
の第2リム部16とからなっており、第1リム部15及
び第2リム部16の外周面には、動力伝達用のベルトを
懸架するためのポリV溝15a,16aがそれぞれ形成
されている。また、第1リム部15の内周側には動力伝
達歯部である内歯11が形成されている。
【0013】中間歯車30はシリンダブロック20の外
壁面に同一円周上に所定の間隔を置いて突設した例えば
3個のアーム21の先端部にそれぞれ回転自在に支承さ
れており、クランクプーリー10の内歯11と噛合する
位置に配置されている。
【0014】バランス手段40は円筒状のバランス本体
42と、バランスウェイト43とからなり、バランス本
体42は少なくとも一側周縁、例えば右側周縁をベアリ
ング44を介して、クランクプーリー10のボス部12
と反対側のウェブ部13側面に形成された円環部13a
外周面に回転自在に装着されており、バランス本体42
の外周面には、中間歯車30に噛合する歯部41が形成
されている。この歯部41の歯数は、内歯11の歯数よ
り少なく、例えば内歯11の歯数1/2に設定されてい
る。バランスウェイト43は、バランス本体42の内周
面に突設されており、クランク軸のクランクピンに対し
て略180°反対方向の位置に配置されている。
【0015】上述した構成によれば、クランク軸が回転
すると、クランクプーリー10の内歯11及び中間歯車
30を介してバランス本体42が回転する。この場合、
バランス本体42の歯部41の歯数は、クランクプーリ
ー10の内歯11の歯数の1/2に設定されているか
ら、バランス本体42は、クランク軸に対して2倍の回
転速度で回転する。また、バランス本体42は、中間歯
車30を介して回転するようになっているから、クラン
ク軸に対して逆回転する。
【0016】このように、バランスウェイト43を有す
るバランス本体42がクランク軸に対して増速逆回転す
るから、加振力と逆位相の振動が発生し、クランク軸の
捩り振動の回転2次成分を低減させることができる。ま
た、バランス手段40をクランクプーリー10の内部に
設けたから、装置をコンパクトにすることができる。
【0017】図3はこの発明の第2実施例に係る図2に
相当する断面説明図で、プーリーとしてダンパープーリ
ー10Aを使用している。このダンパープーリー10A
は、第1リム部15の外周面に、ゴム状弾性体17を介
してダンパーマス18を加硫接着したリング19が圧入
されており、ダンパーマス18の外周面にはポリV溝1
8aが形成されている。
【0018】その他の構成及び作用は第1実施例に示す
ものと同様であり、その説明は省略する。
【0019】
【発明の効果】上述した通り、この発明によれば、クラ
ンク軸の回転に伴って中間歯車を介してバランス手段が
反対方向に増速回転するようにしたから、クランク軸の
捩り振動の回転2次成分をエンジン重量を増大させるこ
となく低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るエンジンの振動防
止装置の正面説明図である。
【図2】図1のII−II矢視断面説明図である。
【図3】この発明の第2実施例に係る図2に相当する断
面説明図である。
【符号の説明】
E エンジンの振動防止装置 10 プーリー(クランクプーリー) 10A プーリー(ダンパープーリー) 11 動力伝達歯部(内歯) 17 ゴム状弾性体 18 ダンパーマス 19 リング 20 シリンダブロック 21 アーム 30 中間歯車 40 バランス手段 41 歯部 42 バランス本体 43 バランスウェイト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 クランク軸に取付けられ内周側に動力伝
    達歯部を有するプーリーと、このプーリーの歯部に噛合
    しシリンダブロックに取付けられたアームに回転自在に
    設けられた中間歯車と、この中間歯車に噛合する歯部を
    外周側に有し少なくとも一側周縁を前記プーリーに回転
    自在に装着すると共にバランスウェイトを備えたバラン
    ス手段から構成され、クランク軸の回転に伴って回転す
    る中間歯車を介してバランス手段が反対方向に回転する
    ようにしたことを特徴とするエンジンの振動防止装置。
JP19216391A 1991-07-31 1991-07-31 エンジンの振動防止装置 Pending JPH0533831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19216391A JPH0533831A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 エンジンの振動防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19216391A JPH0533831A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 エンジンの振動防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0533831A true JPH0533831A (ja) 1993-02-09

Family

ID=16286739

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19216391A Pending JPH0533831A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 エンジンの振動防止装置

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