JPH0533822Y2 - - Google Patents

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JPH0533822Y2
JPH0533822Y2 JP9620986U JP9620986U JPH0533822Y2 JP H0533822 Y2 JPH0533822 Y2 JP H0533822Y2 JP 9620986 U JP9620986 U JP 9620986U JP 9620986 U JP9620986 U JP 9620986U JP H0533822 Y2 JPH0533822 Y2 JP H0533822Y2
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lid
clamp
furnace
flange
flanges
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、加圧焼結炉等の圧力容器の蓋締結装
置に関するものである。
[従来の技術] 従来の焼結炉では、一般に炉蓋の締結をボル
ト、ナツトで行なつている。
[考案が解決しようとする問題点] このため、ボルトの本数が多い場合特に、蓋の
締結及びその解除が面倒で、蓋の開閉に時間がか
かるという問題があつた。
本考案は、1回の動作で簡単に蓋の締結及び解
除を行なうことができる圧力容器の蓋締結装置を
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の圧力容器の蓋締結装置は、圧力容器本
体の開口部周縁、及び同開口部を塞ぐ蓋の周縁
に、それぞれ外周が円形ないしは長円形などの滑
らかな連続した曲線を描くフランジを設け、これ
らフランジを合わせることにより圧力容器本体及
び蓋を締結するようにしたものにおいて、次のよ
うに構成したことを特徴としている。
前記フランジのうち、一方のフランジの外周部
に、両フランジを合わせた状態で挾み得る断面コ
字状のクランプピースを、複数所定の間隔をおい
てフランジ全周にわたつて装着する。そして、こ
れらクランプピースを順次リンクで連結して一連
の鎖状になし、これにより全クランプピースを同
フランジの周方向に一体にスライドさせ得るクラ
ンプ機構を構成する。また、他方のフランジの外
周部には、前記クランプピースによつて挾み得か
つ各クランプピースの間を通過し得る歯部と、同
クランプピースの通過を許容する切欠とを、交互
にクランプピースに対応して形成する。
[作用] 両フランジを合わせた状態で、クランプ機構を
スライド動作させ、各クランプピースが相手側フ
ランジ外周の歯部に合致するようにする。そうす
ると、歯部と相手のフランジがクランプピースに
より挾まれ、両フランジが合わさつた状態のまま
押さえられ蓋が締結される。
また、この状態からクランプ機構をスライド動
作させ、歯部ピツチの半分だけ各クランプピース
を移動させる。そうすると、クランプピースは相
手側フランジの切欠と位置が対応し、歯部はクラ
ンプピース間に設けた空間に位置が対応する。し
たがつて、この状態で、一方のフランジから他方
のフランジを引き離すことができるようになる。
すなわち、クランプピースによる締結が解除され
る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。
第1図は、本実施例の蓋締結装置が設けられた
加圧式焼結炉(圧力容器)を示しており、符号1
は長円形の開口部1aを有する炉殻(容器本体)、
2はこの炉殻1に対してヒンジ結合され、炉殻1
の開口部1aを塞ぐよう開閉自在に設けられた炉
蓋2である。この炉蓋2は炉殻1と同一の形状を
有するものである。
炉殻1および炉蓋2の内部には断熱壁3,4が
それぞれ設けられており、これら断熱壁3,4の
内面にはヒータ5,6が設けられている。そし
て、炉蓋2が閉じられた際の各断熱壁3,4の内
部が被処理物Wがセツトされる加熱室7となる。
炉殻1側の断熱壁3の上下には、炉殻1の外部
に設けられたシリンダ8によつて、加熱室7を閉
じたり開いたりする弁体9が設けられている。こ
れら弁体9のうち下側のものは、被処理物Wの載
置台を兼ねるものである。
これら弁体9は、被処理物Wの加熱時には閉状
態としておく。また、冷却時には開状態とし、符
号10で示すガス導入出口から冷却ガスを導入出
すれば、冷却ガスは加熱室7の内部を流れ、これ
により被処理物Wが冷却されるようになつてい
る。
炉殻1の開口部1aの周縁、および炉蓋2の開
口部2aの周縁には、外周がそれぞれの周縁に沿
うように同サイズの長円形のフランジ11,12
が形成されており、炉蓋2を閉じた際には、これ
らフランジ11,12が合致して炉内が密封され
るようになつている。
そして、炉殻1側のフランジ11の外周全周に
は、クランプ機構13が装着されている。このク
ランプ機構13は、多数のクランプピース14
と、これらをつなぐリンク15によつて構成され
ており、このクランプ機構13を第2図を参照し
て説明する。
クランプピース14は断面コ字状の部材であつ
て、内側の溝部の幅は、両フランジ11,12を
合わせた厚さと略同じに設定されている。このよ
うなクランプピース14が、該クランプピース1
4の両側壁両端部に取り付けられた一対のリンク
15によつて、互いに間隔をおいて順次連結され
て鎖状とされている。そして、溝部がフランジ1
1の外周にはめられることにより、この外周全周
にクランプ機構13として装着されている。
この際、このクランプ機構13は、フランジ1
1の周方向にスライド可能とされており、このス
ライド動作が円滑に行なわれるよう、各一対のリ
ンク15間には、フランジ11をレールとするガ
イドローラ16がそれぞれ回転自在に取り付けら
れている。なお、このスライド動作は、第1図中
符号17で示すシリンダによつて行なわれる。
一方、炉蓋2側のフランジ12の外周には、第
3図に示すように、歯部18と切欠19とが交互
に形成されており、これにより外周が凹凸状をな
している。なお、図中20はパツキンである。
歯部18の長さはクランプピース14の長さよ
りやや短く、かつ各クランプピース14の間を通
過し得るように設定されている。
また、切欠19は、炉蓋2の開閉時にこの切欠
19をクランプピース14が通過し得るよう、そ
の長さおよび深さが設定されている。
すなわち、各歯部18および切欠19は、クラ
ンプ機構13のクランプピース14およびこれら
クランプピース14間に対応して形成されてい
る。
このように構成された蓋締結装置によつて炉蓋
2を炉殻1に対して締結するには、まず、炉蓋2
を閉じる際、シリンダ17を作動させることによ
り、クランプ機構13をスライドさせ、各クラン
プピース14間を炉蓋2のフランジ12の歯部1
8に対応させる。
次いで、炉蓋2を閉じていくと、炉蓋2のフラ
ンジ12の歯部18が各クランプピース14間を
通過し、フランジ12が炉殻1のフランジ11に
合致する。この状態で、シリンダ17によりクラ
ンプ機構13をスライド動作させ、各クランプピ
ース14が炉蓋2のフランジ12の歯部18に合
致するようにする。この際、炉内を負圧にすれ
ば、炉蓋2が密着し、各クランプピース14と両
フランジ11,12間に隙間が生じ、スライドが
容易になる。
そうすると、歯部18と炉殻1のフランジ11
がクランプピース14により挾まれ、両フランジ
11,12が合わさつた状態のまま押さえられ、
炉蓋2が締結される。
また、この状態から炉蓋2の締結を解除して炉
蓋2を開くには、クランプ機構13をシリンダ1
7を作動させることによりスライド動作させ、歯
部18のピツチ半分だけ各クランプピース14を
移動させる。そうすると、各クランプピース14
は第2図に示すように、炉蓋2のフランジ12の
切欠19と対応し、一方の歯部18は各クランプ
ピース14間の空間に位置が対応し、これにより
炉蓋2は開動作可能、すなわち、各クランプピー
ス14による締結が解除される。
この状態から炉蓋2を回動させれば、炉蓋2の
フランジ12の歯部18は各クランプピース14
間を通過して炉蓋2は開く。
以上のような操作により、炉蓋2の炉殻1に対
応する締結および解除がなされるが、本実施例の
蓋締結装置によれば、シリンダ17を作動させて
クランプ機構13をスライドさせ、歯部18のピ
ツチの半分だけ各クランプピース14を移動させ
るだけで炉蓋2の締結および解除ができるものと
なつている。すなわち、クランプ機構13をスラ
イドさせるという1回の動作で炉蓋2の締結およ
び解除ができるので、この締結および解除作業が
簡単かつ短時間で行えるようになつた。
なお、本実施例では、圧力容器として圧力式焼
結炉を示したが、他の圧力容器に適当できるのは
いうまでもない。
また、本実施例で示した炉蓋2は、炉殻1に対
してヒンジ結合され、回動操作によつて開閉する
ようになつているが、これに限らず、たとえば、
炉蓋2を切り離した状態から炉殻1の開口部1a
を開閉するために炉殻1に向けて前進、後退する
よう炉蓋2を炉殻1に対して設定してもよい。
それに、炉殻1、炉蓋2の各フランジ11,1
2は長円形であるが、円形、楕円形など滑らかな
連続した曲線を描くものであれば、いかなる形状
のものにも本考案は適用可能であり、さらに、そ
のフランジに凹曲線部があつても適用できる。そ
の場合は、クランプ機構のクランプピースがフラ
ンジ外周に沿つてスライドできるよう、凹曲線部
のフランジの外側にガイドロールを設ける必要が
ある。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の圧力容器の締結
装置によれば、クランプ機構をスライドさせると
いう1回の動作で、容器本体に対する蓋の締結お
よび解除ができるので、この締結および解除作業
が簡単かつ短時間で行えるという効果を奏する。
また、フランジ形状が円形のものに適用できるの
は勿論であるが、このフランジがそれ以外の長円
形、楕円形などの滑らかな連続した曲線を描く形
状のものであれば、いかなるフランジにも適用で
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
ものであつて、第1図は炉蓋が開いた状態の加圧
式焼結炉を示す斜視図、第2図はクランプ機構お
よび炉殻、炉蓋の各フランジの一部を示す斜視
図、第3図はその各フランジの一部を示す斜視図
である。 1……炉殻(圧力容器本体)、1a……開口部、
2……炉蓋(蓋)、11,12……フランジ、1
3……クランプ機構、14……クランプピース、
15……リンク、18……歯部、19……切欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力容器本体の開口部周縁、及び同開口部を塞
    ぐ蓋の周縁に、それぞれ外周が円形ないしは長円
    形などの滑らかな連続した曲線を描くフランジを
    設け、これらフランジを合わせることにより圧力
    容器本体及び蓋を締結するようにした圧力容器の
    蓋締結装置において、前記フランジのうち、一方
    のフランジの外周部に、両フランジを合わせた状
    態で挾み得る断面コ字状のクランプピースを、複
    数所定の間隔をおいてフランジ全周にわたつて装
    着するとともに、これらクランプピースを順次リ
    ンクで連結して一連の鎖状になし、これにより全
    クランプピースを同フランジの周方向に一体にス
    ライドさせ得るクランプ機構を構成し、また、他
    方のフランジの外周部には、前記クランプピース
    によつて挾み得かつ各クランプピースの間を通過
    し得る歯部、及び同クランプピースの通過を許容
    する切欠を、交互にクランプピースに対応して形
    成したことを特徴とする圧力容器の蓋締結装置。
JP9620986U 1986-06-24 1986-06-24 Expired - Lifetime JPH0533822Y2 (ja)

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JP9620986U JPH0533822Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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JPS633562U JPS633562U (ja) 1988-01-11
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JP2553779Y2 (ja) * 1992-04-20 1997-11-12 株式会社サムソン 圧力容器の蓋締結装置
US9776693B2 (en) * 2013-03-15 2017-10-03 Hadal, Inc. Systems and methods for improving buoyancy in underwater vehicles

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