JPH053374A - 波長選択性光半導体素子及びそれを用いて光を増幅又は発光させる方法 - Google Patents

波長選択性光半導体素子及びそれを用いて光を増幅又は発光させる方法

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JPH053374A
JPH053374A JP19582591A JP19582591A JPH053374A JP H053374 A JPH053374 A JP H053374A JP 19582591 A JP19582591 A JP 19582591A JP 19582591 A JP19582591 A JP 19582591A JP H053374 A JPH053374 A JP H053374A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い選択波長の可変範囲を有し、設計の容易
な光半導体素子である。 【構成】 バイポーラトランジスタ構造のコレクタ領域
13の一部にドーピングされていない多重量子井戸層1
5を設ける。ベース領域12に、活性層14となるバン
ドギャップが他の層に比べて狭い層を設ける。エミッタ
11−ベース12間に順バイアス、ベース12−コレク
タ13間に逆バイアスを加えることで、多重量子井戸層
15では、逆電界で、量子閉じ込めシュタルク効果によ
る屈折率変化及び吸収スペクトルの変化が起き、活性層
14は光の増幅効果を持つ。多重量子井戸15と活性層
14とを近傍に形成して、導波光が両方を通りながら導
波するので、屈折率変化と光の増幅が同時に達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光増幅器あるいはレー
ザ光源として用いられる波長選択性光半導体素子、及び
この素子を用いて光を増幅又は発光させる方法に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】近年、光通信は、その大容量、高速通信
が可能であると言う特長から、研究開発が盛んであるが
光の特性を生かして更に大容量、高速化する為に波長多
重光通信へと技術は移り変わろうとしている。そこで、
波長の異なる光を発振するレーザ光源、その波長を選択
するフィルタが必要となる訳であるが、光源を通常の半
導体レーザとすると波長の可変幅が100Å程度とな
り、この範囲で波長多重を行なった場合、波長スペクト
ル幅1Åの単一モードレーザ光源および、2〜3Åの分
解能で波長選択するフィルタが必要とされる。 【0003】この観点から、現在最も可能性があるもの
として、分布帰還(DFB)型やブラッグ分布反射(D
BR)型レーザ光源、分布反射部の形成された導波型フ
ィルタが提案されている。 【0004】図16は、“沼居他、位相シフト制御型D
FB−LDを用いた可変波長フィルタ、昭和63年電子
情報通信学会秋季全国大会予稿集C−161”で提案さ
れた従来の導波型フィルタの一例を示す概略斜視図であ
る。 【0005】図16のフィルタでは、導波層81にグレ
ーティング82が設けられ、導波方向に沿って3つに分
かれた電極83、83′、84が形成され、それぞれ両
端の電極83、83′はゲンイを持たせると同時に、キ
ャリア密度を変えることで屈折率を変え、グレーティン
グによって分布反射される波長を変化させている。中央
の電極84は同様にキャリア密度変化により屈折率を制
御して、導波路を通る光の位相を変化させ、より広い範
囲の波長を選択できる様にしている。 【0006】しかし、図16のフィルタでは、導波層に
電流が流れることによる温度上昇で屈折率変化が抑えら
れてしまうという欠点がある。また、図16で示す様
に、活性領域と位相調整領域を別個に持つ為、夫々の領
域間のカップリング、および活性層を除去した端面での
反射による複合共振器の発生などの問題が生じる。従っ
て、これらを克服せんとして、素子設計が複雑になり、
且つ素子作製上も歩留まりが悪くなるなどの欠点が避け
られなかった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解決し、広い選択波長の可変範囲を
有し、且つ、設計の容易な光半導体素子およびそれを用
いて光を増幅又は発光させる方法を提供することにあ
る。 【0008】 【課題を解決する為の手段】本発明の上記目的を達成す
る第1の実施態様の波長選択性光半導体素子は以下の手
段を有する:基板;前記基板上に設けられた、第1の導
電型を有する半導体から成るコレクタ層;前記コレクタ
層の上に設けられた多重量子井戸層;前記多重量子井戸
層の上に設けられた、第2の導電型を有する半導体から
成るベース層、ここで、該ベース層は、活性層と、活性
層をサンドイッチにした、活性層よりも広いバンドギャ
ップを有する第1及び第2の半導体層から成り、ベース
層および多重量子井戸層は、光を伝搬させる;前記ベー
ス層の上に設けられた、第1の導電型を有する半導体か
ら成るエミッタ層;及び前記コレクタ層、ベース層およ
びエミッタ層にそれぞれ電気的に接続されたコレクタ電
極、ベース電極及びエミッタ電極。 【0009】また、上記の第1の実施態様の光半導体素
子を用いて、選択された波長の光を増幅する方法は以下
のステップを有する:多重量子井戸層とベース層とから
構成される導波路に光を入射する;導波路中を入射され
た光を伝搬させる;エミッタ電極とベース電極との間に
順バイアスの電界を印加することによって、導波路中を
伝搬する光の内、選択された波長の光を増幅する;増幅
された光を素子から出射させる;及びベース電極との間
に逆バイアスの電界を印加することによって、前記増幅
される光の波長を変化させる。 【0010】また、上記の第1の実施態様の光半導体素
子から選択された波長のレーザ光を発光させる方法は以
下のステップを有する:エミッタ電極とベース電極との
間に順バイアスの電界を印加し、活性層に電流を供給す
ることによって、選択された波長のレーザ光を素子から
出射させる;及びベース電極とコレクタ電極との間に逆
バイアスの電界を印加することによって、前記出射され
るレーザ光の波長を変化させる。 【0011】本発明の第2の実施態様の波長選択性光半
導体素子は以下の手段を有する:基板;前記基板上に設
けられた第1の導電型を有する半導体活性層:前記活性
層をサンドイッチにした、活性層よりも広いバンドギャ
ップを有する第1の導電型の第1及び第2の半導体層;
前記第1の半導体層に隣接して設けられた、多重量子井
戸層、ここで、活性層多重量子井戸層、第1及び第2の
半導体層は光導波路を構成する;前記光導波路をサンド
イッチにした、第2の導電型を有する第3及び第4の半
導体層;及び前記第2の半導体層、第3の半導体層及び
第4の半導体層に夫々電気的に接続された第1、第2及
び第3の電極。 【0012】また、上記の第2の実施態様の光半導体素
子を用いて、選択された波長の光を増幅する方法は以下
のステップを有する:光導波路に光を入射する;導波路
中を入射された光を伝搬させる;第1の電極と第3の電
極との間に順バイアスの電界を印加することによって、
導波路中を伝搬する光の内、選択された波長の光を増幅
する;増幅された光を素子から出射させる;及び第1の
電極と第2の電極との間に逆バイアスの電界を印加する
ことによって、前記増幅される光の波長を変化させる。 【0013】また、上記の第2の実施態様の光半導体素
子から選択された波長のレーザ光を発光させる方法は以
下のステップを有する:第1の電極と第3の電極との間
に順バイアスの電界を印加し、活性層に電流を供給する
ことによって、選択された波長のレーザ光を素子から出
射させる;及び第1の電極と第2の電極との間に逆バイ
アスの電界を印加することによって、前記出射されるレ
ーザ光の波長を変化させる。 【0014】 【実施例】図1(A)は、本発明の光半導体素子の光導
波路近傍のエネルギーバンド図である。本発明素子は、
エミッタ領域11、ベース領域12及びコレクタ領域1
3から成るヘテロバイポーラトランジスタ構造を有して
いる。図1(A)は、このエミッタ−ベース間に順バイ
アスの電界を印加し、ベース−コレクタ間に逆バイアス
の電界を印加したときの様子を示すものである。また図
1(B)は、本発明の光半導体素子における導波光の電
界強度分布を示す図である。 【0015】図1(A)において、14はベース領域に
形成されたバンドギャップの狭い活性層、15は活性層
14に近接して設けられた多重量子井戸層を示し、ベー
ス領域12に近接して、ベース領域12に蓄積されるキ
ャリアがコレクタ領域13に流れない様にベース領域1
2よりも充分大きなバンドギャップを持つ半導体領域が
配置されている。各領域の形成材料として、GaAs、
AlGaAs系の半導体を用いた場合、エネルギギャッ
プの狭い、即ちAlの混晶比が比較的少ないベース領域
12の屈折率が高くなる為、導波光は主にベース領域1
2に閉じ込められる。このため、光の電界分布は図1
(B)のようになり、活性層14と多重量子井戸層15
の両方を導波光の一部が伝播する。ここで、n型半導体
から成るエミッタ領域11とp型半導体から成るベース
領域12との間に順バイアスを印加しているため、電子
はエミッタ領域11からベース領域12に流れ込み、エ
ネルギーギャップの狭い活性層14でホールと再結合し
発光する。従って、本発明によるデバイスを光増幅器或
はフィルタとして用いるときには、上記順バイアスによ
る注入キャリアを閾値以下に抑え、入射する光の波長に
合わせてこの活性層14のエネルギギャップを設定すれ
ば、この入射光を増幅できる。また、レーザ発光素子と
して用いる場合には、活性層14のゲインが最大となる
波長を共振波長ないしブラッグ波長に対して適当な関係
になるように設定して、有効な発振ができるように設定
すればよい。これらについては、下記の実施例に詳しく
説明する。 【0016】さて、一方、多重量子井戸層15の電子基
底準位とヘビーホールのエキシトン波長が、入射光の波
長より100Å〜150Å程度短くなり、かつ量子井戸
の幅が70Å〜120Å程度になるように設定すること
により、コレクタ領域13とベース領域12との間に逆
バイアスの電界を印加することによってquantum confin
ed Stark effect (QCSE)が有効に発生し、量子準
位間ギャップが変化して多重量子井戸層15の屈折率は
大きく変化する。よって、導波路の伝搬定数が大きく変
化して、共振波長或はブラッグ波長が変わり、発振光、
フィルタリングされる波長等が可変となる。 【0017】ここで、導波する波長が多重量子井戸層1
5のエキシトン波長よりも長い場合、注入電流による昇
温に起因する屈折率変化とQCSEによる屈折率変化の
極性が同じになる。このため、本発明の素子は、前記の
2つの屈折率変化が相殺し合う従来の素子よりも屈折率
を大きく変化させることが可能となり、広い範囲で選択
波長を変えることが出来る。 【0018】また、本発明の構成では、導波路の層構成
を光の導波する方向で変化させる必要がない為、素子設
計が容易となり、更に導波路長方向に電極を分離して複
数設ける必要がないので素子長も従来より短く出来る。 【0019】図2(A)は、本発明の光半導体素子の第
1実施例を示す概略斜視図である。本実施例の素子は、
例えば、素子に入射される光のうち、所望の波長の光を
選択的に増幅して出射する光増幅器或はフィルタとして
用いられる。図2(B)は図2(A)の素子の活性層近
傍のエネルギーバンド図である。 【0020】図2(A)において、21はn−GaAs
基板、22は1.5μm厚のクラッド層、23は多重量
子井戸(MQW)層を示す。MQW層23は、ノンドー
プのイントリンシック(i−)Al0.05Ga0.95Asか
ら成る、各々の厚さ100Åの5層の井戸層と、i−A
0.5Ga0.5Asから成る、各々の厚さ100Åの5層
の障壁層とを交互に積層して成る。24は厚さ0.05
μmのp−Al0.25Ga0.75As層、25は厚さ100
Åのp−Al0.04Ga0.96Asから成る活性層を示す。
活性層25は単一量子井戸構造を有している。26は厚
さ0.1μmのp−Al0.25Ga0.75As層を示す。こ
こで、層23、24、25、26は光導波路を構成す
る。 【0021】更に、27は幅、図2(A)の左右方向の
長さが3μmのリッジ型に加工されたn−Al0.5Ga
0.5Asクラッド層、28はクラッド層27に通電する
為のAu/AuGe電極、29、29′は層26の上に
設けられたAu/Cr電極、30はn−GaAs基板2
1の底面に形成されたAu/AuGe電極を各々示す。 【0022】上記のように作成された素子は、恒温槽に
入れられてアニーリングされる。そして、このアニーリ
ングによって、各電極を形成する金属が半導体層中に拡
散され、ドットを付した領域で示す電極拡散領域が形成
される。各電極は、この電極拡散領域によって、素子の
エミッタ、ベース及びコレクタの各領域とオーミックコ
ンタクトされる。 【0023】本実施例の素子は、電極28がエミッタ電
極、電極29、29′がベース電極、電極30がコレク
タ電極に相当するヘテロバイポーラトランジスタであ
る。エミッタ電極28と、ベース電極29、29′との
間には、可変電圧源19により順バイアスの電界が印加
される。また、ベース電極29、29′と、コレクタ電
極30との間には、可変電圧源20により、逆バイアス
の電界が印加される。 【0024】リッジの長さは、200μmに形成されて
いる。また素子の両端はへき開によって互いに平行なミ
ラー面とされ、層23〜26から成る光導波路は、ファ
ブリ−ペロー共振器を構成する。素子の一方の端面から
入射した光17の内、選択された波長の光は、上記共振
器内で共振し、増幅されて素子の他方の端面より光18
として出射する。増幅される光の波長は、ベース−コレ
クタ間に印加される電界の強度を変化させることによっ
て変化する。 【0025】本実施例の素子の通電をしていない状態の
活性層近傍のエネルギバンド図を図2(B)に示す。こ
こで、エミッタ電極28−ベース電極29、29′間に
順バイアスの電界を印加すると電子が活性層25を含む
ベース側に流れ、、エネルギの低い活性層25でホール
と再結合し、光増幅が行なわれる。 【0026】他方、ベース電極29、29′−コレクタ
電極30間に逆バイアスの電界を印加すると、ノンドー
プのMQW層23に加わる電界が大きくなり(ここだけ
イントリンシック層であるから)QCSEでそこの屈折
率が変化する。 【0027】本実施例の場合、波長830nm前後の光
が入力される設定で、活性層25の無通電状態でのエネ
ルギギャップを815nmの光に相当する組成にし、そ
こでゲインが最も大きくなる様にしている。こうする理
由は、キャリアを注入するとキャリア間の多体効果でバ
ンドギャップが挟まり、無通電状態のものから長波長側
へ100Å〜150Åシフトしたところでゲインが最大
になるので、シフトした所で入力光の波長と丁度合う様
にするためである。 【0028】また、MQW層23はエキシトン波長が8
20nmに来る様に設計される。これは、830nmの
波長の入力光に対し、QCSEによる屈折率変化が最も
大きくなる様にするには、この波長がエキシトン波長
(本実施例の場合820nm)から100Å程度長波長
側にずれた波長になればよいからである。QCSEによ
る屈折率変化が最も大きくなる波長が、エキシトン波長
から100Å程度長い波長であることはJoseph S. Wein
er Appl. Phys. Lett. Vol. 50, pp.842(1987)に記載さ
れている。 【0029】図3(A)は、本実施例の光半導体素子に
波長830nmの光を導波させた場合の出射光スペクト
ルを示す図で、図3(B)は図3(A)の部分拡大図で
ある。 【0030】図3(A)において、31は活性層25が
発する自然放出光と外部から入射し増幅された光が一緒
に混じった状態のスペクトルを示す。このとき、ファブ
リペロー共振によるリップルは830nm近くでは波長
5Åごとに現われる。830nm近くのみを拡大して示
す図3(B)のスペクトルの様に、830nmが丁度リ
ップルの波長と一致すると実線32の如く増幅され、外
れた場合、破線33で示す様に増幅は低減する。 【0031】この際、前述した様に、ベース電極29、
29′−コレクタ電極30間に逆バイアスを印加するこ
とで屈折率が変化し、これにより導波路の伝搬定数が変
わることで、リップルの波長が長波長側へシフトしてい
く。このシフト幅が5Å以内であれば、選択的に増幅す
る光の波長を連続的に変えられる。 【0032】図2(A)において、MQW層23には、
無通電時でもpn接合によるビルトインポテンシャルで
電界が印加され、図2(B)の様にポテンシャルは傾斜
している。よって、+0.2V〜−0.8Vの範囲で、
僅かな順方向バイアスの状態から逆方向バイアスの状態
へ変化させることで、増幅される波長の5Åのシフトが
可能になった。 【0033】このとき、印加される逆バイアス電界を大
きくしていくとQCSEにより吸収も大きくなる為、出
射光強度は減少してしまう。これを補う為、エミッタ−
ベース間に流れる電流を大きくし、ゲインを増大させ出
力を一定にすることで、出力の安定な波長可変フィルタ
が実現できる。 【0034】本実施例では、pnp型のヘテロバイポー
ラトランジスタ構造としたが、nとpとを逆にしたnp
n型のヘテロバイポーラトランジスタ構造にしても同様
な機能が得られる。 【0035】第1実施例では光の増幅をファブリペロー
型の共振で行なったが、グレーティングによる分布反射
による共振を利用しても良い。 【0036】図4(A)はこのようなグレーティングを
用いた本発明の光半導体素子の第2実施例を示す概略斜
視図である。本実施例の素子は、例えば、素子に入射さ
れる光のうち、所望の波長の光を選択的に増幅して出射
する光増幅器あるいはフィルタとして用いられる。図4
(B)は図4(A)の素子の活性層近傍のエネルギーバ
ンド図である。図4(A)において、図2(A)と同一
の部材には、同一の符号を付し、詳細な説明は省略す
る。 【0037】図4(A)において、符号41〜50の付
された部材は第1実施例の符号21〜30が付された部
材に夫々に対応し、同じ材料でそして同じ厚さ、寸法で
形成されている。異なる点は、p−Al0.25Ga0.75
s層46とn−Al0.5Ga0.5As層47との間にグレ
ーティングを形成したn−Al0.25Ga0.75As層51
を0.2μm厚で設けたことである。このグレーティン
グのピッチをΛとすると、このグレーティングにより分
布反射されるブラッグ波長はλB=2NΛ、ここでNは
導波路の等価屈折率、で決まり、この波長の光のみが増
幅される。 【0038】本実施例の素子において、素子の一方の端
面から入射した光17は、、層43〜46から成る光導
波路内を導波する。この導波光のうち、グレーティング
51のブラッグ条件を満足する波長の光は、分布帰還さ
れてレーザ共振を起こし、増幅されて素子の他方の端面
より光18として出射する。増幅される光の波長は、ベ
ース−コレクタ間に印加される電界の強度を変化させる
ことによって変化する。 【0039】本実施例の素子において、分布帰還(DF
B)型レーザと同じ様に、グレーティングの一部からコ
ラゲーション(凹凸)を逆転して光の位相をπ/2だけ
変化させる部分を設けることで、安定に1波長だけ選択
的に増幅することができる。 【0040】図5は本実施例の素子の出射光の波長スペ
クトルを示す図である。図5において、55は出射光の
波長スペクトルを示し、52はブラッグ波長の部分を拡
大して示し、53は素子端面での反射によるリップル、
破線54はベース−コレクタ間に−0.8V電圧を印加
したときの出射スペクトルを示す。 【0041】第2実施例では、グレーティングのピッチ
Λを0.121μmに設定し、ブラッグ波長λBを83
0nmになる様にしている。ここで、第1実施例と同様
に、ベース電極49、49′−コレクタ電極50間に+
0.2V〜−0.8Vの電圧を印加することで等価屈折
率は2×10-3程度変化し、ブラッグ反射による共振波
長は実線52から破線54へと15Å長波長側へとシフ
トする。この際、同じく第1実施例と同様に、吸収によ
る出力低下を補う様にエミッタ電極48−ベース電極4
9、49′間の電流を制御することで、出力が安定し、
15Åのシフト幅を持つ波長可変フィルタが実現でき
る。 【0042】第1実施例では、ファブリペロー共振によ
るリップルが増幅される光と干渉し、ビートノイズを起
こす場合があったが、本実施例では、グレーティングで
の回折によるブラッグ波長での増幅振幅が非常に大きく
なり、他のリップル光増幅度が小さくなるので、ビート
による雑音は小さくなる。 【0043】以上の第1、第2実施例は、本発明を、選
択された波長の光を増幅する光増幅器に適用した例を示
したが、半発明の構成はレーザにも適用できる。 【0044】図6(A)は、本発明の光半導体素子の第
3実施例を示す概略斜視図である。本実施例の素子は、
例えば、所望の波長のレーザ光を選択的に増幅して出射
するレーザ光源として用いられる。図6(B)は、図6
(A)の素子の活性層近傍のエネルギーバンド図であ
る。 【0045】図6(A)において、符号61〜64、及
び符号66〜71が付された部材は、図4(A)の符号
41〜44、及び符号46〜51が付された部材に夫々
対応し、同じ材料でそして同じ厚さ、寸法で形成されて
いる。異なる点は、ベース領域部64、65、66がn
型で、エミッタ領域部67、71及びコレクタ領域部6
1、62がp型と、nとpが上記実施例と比べて逆にな
っていることである。これは、pnp型の方が、ベース
に流れたキャリアに関して、電子に対するポテンシャル
バリアの方がホールに対するそれよりも高いので、エミ
ッタからベースに流れたキャリアがコレクタ側へ漏れる
量を考えた場合、ホールの方が同じポテンシャルバリア
でも止められる率が高くなる為、キャリアが有効に活性
層65で再結合するからである。 【0046】また、活性層65はn−Al0.05Ga0.95
Asとし、図4(A)の活性層45より僅かにAl混合
結晶比を高くしてエネルギギャップを広げ、ゲインのピ
ークを短波長側へずらしている。 【0047】エミッタ電極68と、ベース電極69、6
9′との間には、可変電圧源78により、順バイアスの
電界が印加される。また、ベース電極69、69′と、
コレクタ電極70との間には、可変電圧源79により、
逆バイアスの電界が印加される。 【0048】本実施例の素子において、前述の様に電圧
源78によって、活性層65にしきい値以上の電流が供
給されると、活性層65は光を発する。活性層65より
発した光は、層63〜66から成る光導波路内を導波す
る。この導波光のうち、グレーティング71のピッチΛ
で決まるブラッグ条件を満足する波長λBの光は、分布
帰還されてレーザ共振を起こし、素子の端面よりレーザ
光77として出射する。 【0049】この時、ベースコレクタ間に逆バイアスを
第2実施例と同様に印加すると、光の伝搬定数が変化
し、その結果ブラッグ波長が変わりレーザ発振波長もシ
フトする。この様に、動作原理は第2実施例と同じで、
本実施例では、活性層65に流す電流をしきい値以上に
してレーザ発振している所が異なる。 【0050】ここで留意すべきことは、電界印加による
QCSE効果でMQW層63での吸収が増加し、しきい
値電流が大きく変化してしまわない様に工夫する必要が
あることである。この為に、第3実施例では、活性層6
5のゲインのピーク波長が、無電界時のグレーティング
によるブラッグ反射波長より2〜3nm短くなる様に設
計している。 【0051】即ち、図7に示した様に、活性層65のゲ
インスペクトル76とMQW層63による吸収スペクト
ル72との両方の効果で導波路全体としてのゲインスペ
クトルは、無電界時、曲線73の様になる。次に、ベー
ス−コレクタ間に電界を1×105V/cm程度印加す
ると、QCSE効果によりMQW層63のエネルギギャ
ップが縮み、エキシトンによる吸収ピークは長波長側へ
シフトし一点鎖線74の様になる。すると全体のゲイン
スペクトルも変化し、ゲインのピークも曲線75で示す
様に長波長側へシフトする。そこで、ブラッグ波長λB
を、無電界時で、ゲインのピーク波長827nmより長
い830nmになる様にしておけば、電界印加時にλB
=831.5nmとなり、曲線75の如くシフトしたゲ
インのピークとほぼ同じになってゲインはそれ程大きく
変化しなくなる。これに対し、無電界時のゲインピーク
827nmでは電界印加時にゲインは大きく減少してし
まうので、ここにブラッグ波長を設定しておくと安定し
た出力で発振波長を変化できないことになる。こうし
て、上記の構成により、出力安定化で波長可変範囲の大
きな波長可変レーザが実現される。 【0052】次に、図8に、上記半導体素子が光増幅装
置として用いられている光通信システムを示す。図8に
おいて、101、102は送信機、115、117は分
岐合流器、106は中継装置、103、104は受信
機、118、119は光伝送路である。送信機101、
102は、夫々、信号処理部と電気−光変換部を含む光
送信部111、121と、光送信部111、121から
の光信号出力を増幅する為の光増幅器112、122よ
り構成される。中継装置106は光増幅器116で構成
されている。受信機103、104は、夫々、入力光信
号を増幅する為の光増幅器132、142と、光−電気
変換部と信号処理部を含む光受信部131、141より
構成されている。 【0053】図8の構成の光通信システムにおいて、送
信機101、102の光送信部111、121より出力
された光信号は、光増幅器112、122により、夫
々、増幅されて、送信端局101、102より出力され
る。その出力光信号は、時分割多重、波長多重、或はC
SMA(carrier sense multipl
e access )/CD(collision d
etection)等の予め決められた多重化方式を用
いて、光伝送路118上で衝突しない様に制御されて、
分岐合流器115を通って光伝送路118に送出され
る。光伝送路118中を光信号が伝送されると、光量が
減衰する為、中継装置106でこの光信号を増幅させ
る。図8の構成では、中継装置106が1か所にのみ配
置してあるが、必要に応じて数カ所配置してもよく、ま
た中継装置が必要なければ用いなくてもよい。 【0054】中継装置106で増幅された光信号は、光
伝送路119を通って分岐合流器117に入力され、多
重化方式に応じた分離方法で分離されて受信機103、
104に入力される。各受信機103、104に入力さ
れた光信号は、光伝送路119や分岐合流器117での
ロスを補うべく、光増幅器132、142で増幅され
て、光受信部131、141に入力される。この様にし
て送信機101から受信機103への通信と、送信機1
02から受信機104への通信が、1本の光伝送路11
8、119を通して行なわれる。 【0055】図8においては、送信機2台、受信機2台
の例を示したが、分岐合流器115、117の分岐数を
増やして、送信機N台、受信機N台でN体Nの通信も可
能である。また、分岐合流器115、117を用いず、
1対1の通信もできる。図8に示す光増幅器は、図示の
全箇所に配置する必要はなく、各部の光信号の減衰を補
償する必要のある所に配置すればよい。 【0056】次に、図9に、本発明による半導体光素子
を光増幅装置として用いた双方向光通信システムの実施
例を示す。図9の構成の光通信システムにおいて、20
1、202はトランシーバー、203は中継装置、21
8、219は光伝送路である。トランシーバー201、
202は、夫々、送信部と受信部を持っており、送信部
は、信号処理部と電気−光変換部を含む光送信部21
1、241と、光送信部211、241からの光信号出
力を増幅する為の光増幅器212、242より構成され
る。受信部は、入力光信号を増幅する為の光増幅器22
2、232と、光−電気変換部と信号処理部を含む光受
信部221、231より構成されている。トランシーバ
ー201、202において、送信部と受信部は、夫々、
分岐合流器215、217で接続されている。中継装置
203は光増幅器213で構成されており、各トランシ
ーバー201、202と光伝送路218、219で接続
されている。 【0057】図9の構成において、トランシーバー20
1の光送信部211及びトランシーバー202の光送信
部241より出力された光信号は、光増幅器212、2
42により、夫々、増幅されて、分岐合流器215、2
17を通って各トランシーバー201、202より出力
される。その出力光信号は、光伝送路218、219を
夫々逆方向に伝送される。光伝送路218、219中を
光信号が伝送されると、光量が減衰される為、中継装置
203で光信号を増幅させる。 【0058】図9においては、中継装置203を1か所
にのみ配置してあるが、必要に応じて数カ所配置しても
よく、また中継装置が必要なければ用いなくてもよい。
中継装置203で増幅された光信号は、更に光伝送路2
19、218を通って相手側のトランシーバー202、
201に入力される。光入力信号は、分岐合流器21
7、215により光受信部231、221の方向に分岐
され、光増幅器232、222で光伝送路218、21
9と分岐合流器215、217のロスを補うべく増幅さ
れて、光受信部231、221に入力される。この様に
して、トランシーバー201、202の間で、1本の伝
送路218、219を通して双方向の通信が行なわれ
る。 【0059】図7においては、送信部と受信部を1つず
つ持つトランシーバー2台の双方向通信の例を示した
が、トランシーバー内に複数の送信部と受信部を持つ構
成又は複数のトランシーバーを分岐合流器で接続した構
成も可能である。図9に示す光増幅器は、図示の全箇所
に配置する必要はなく、各部の光信号の減衰を補償する
必要のある所に配置すればよい。その他の点について
は、図9のシステムも図8のシステムと同様なことが言
える。 【0060】図10、図11は、本発明の半導体光素子
を光増幅装置として用いた本発明のバス型光通信ネット
ワークの実施例を説明する図である。図10は本実施例
のシステム全体構成を示し、図11は本実施例における
トランシーバーの構成を示すブロック図を示す。図10
において、300は光ファイバ等の光伝送路、321〜
329はこの光伝送路300を用いて通信を行なう端
末、311〜319は、夫々、端末321〜329から
の電気信号を光信号に変換して光伝送路300に送出
し、光伝送路上の光信号を電気信号に変換して端末へ伝
達し、更には、光伝送路300上の通信状態を検出して
他の端末からの信号と自端末からの信号が伝送路上で衝
突しない様に通信を制御するトランシーバーである。ま
た、331〜339は前記光ファイバ等の光伝送路30
0に接続され、光伝送路上の信号の一部を取り出してト
ランシーバー311〜319に伝達し、或は、トランシ
ーバー311〜319からの光信号を光伝送路300へ
と送り出す光カップラである。更に、341〜342は
光伝送路300上の光信号を増幅して伝送する為の光増
幅器であり、この光増幅器には偏光無依存型光増幅装置
を用いる。 【0061】図11は、図10のトランシーバー312
の構成を一例として示し、同図において、350は端末
322からの信号を光信号に変換し、他端末からの信号
と光伝送路300上で衝突しない様に制御して光伝送路
上へ送出する光送信部、360は光送信部350からの
光信号を増幅する光増幅器、370は光伝送路300を
伝送されてきた光信号を電気信号に変換し、この信号が
自トランシーバー312に接続された端末(この例の場
合322)へのものであれば、信号をこの端末へと伝達
する光受信部、380は光伝送路300を伝達されてき
た信号を増幅して光受信部370へと伝達する光増幅
器、390は光増幅器360からの光信号を光カップラ
(この場合332)へと送出し、また光カップラからの
光信号を光増幅器380へと伝達する分岐合流素子であ
る。光増幅器360、380には本発明の前記半導体光
素子を用いる。ここでは、トランシーバー312を例に
この装置の構成を示したが、他のトランシーバー311
〜319も同様の構成となっている。 【0062】今、端末322と端末329との間で通信
を行なう場合を想定して本実施例の動作を説明する。端
末322から信号を送出する場合、先ず光送信部350
は時分割多重、波長多重、或はCSMA/CDなどの予
め決められた多重化方式を好適に用いて、他の端末から
の信号と、端末322からの信号が光伝送路300上で
衝突しない様に制御して、端末322からの信号を光信
号に変換して光増幅器360へと送出する。この信号は
光増幅器360で増幅され、分岐合流素子390を通
り、光カップラ332によって光伝送路300上に双方
向に送出される。この光信号は、光カップラ333、・
・・、338を通り、中継光増幅器342へと到達す
る。この時、各光カップラでこの光信号のパワーの一部
は分岐されて、トランシーバー313、・・・、318
へと伝達されるが、これらのトランシーバーは、この信
号が自トランシーバーに接続された端末323、・・
・、328へ宛てたものでないことを識別し、これらの
光信号は捨てられる。中継光増幅器342へと到達した
光信号は、各光カップラを通ってパワーの一部を分岐さ
れた為、光信号強度が低下しているが、光中継増幅器3
42によって増幅されて再び強度が大きくなって光伝送
路300上を光カップラ339の方向へと送出される。 【0063】光カップラ339では、この光信号の一部
は分岐されてトランシーバー319へ伝達され、図11
に示した光分岐合流素子390、光増幅器380と同様
の素子を介して光受信部へ伝達される。この光受信部
は、伝達されてきた光信号を電気信号に変換し、この信
号が端末329へ宛てたものであることを認識して、端
末329へと信号を伝達する。端末329から端末32
2へ信号を伝送する場合も、今説明したのと同様の手順
で光伝送路300上を逆方向に信号が伝送されて通信が
行なわれる。この時、トランシーバー312へ到達する
光信号は、光カップラ338、・・・、333、332
を通過し、その後、この信号は光分岐合流素子390も
通るので、各部において光信号が減衰し、強度が弱くな
っているが、光受信部370へ入射する前に光増幅器3
80で増幅され十分な強度となって光受信部370に伝
達される。 【0064】この様に、光増幅器360は光送信部35
0からの信号を増幅して伝送路300上へ送出し、光増
幅器341、342や380は光ノード等の光信号の経
路での光パワーの減衰を補償して、受信に十分なパワー
を持つ様に光信号を増幅する。本実施例でも、図8及び
図9のシステムと同様な利点が得られる。 【0065】本実施例では、光送信部350の直後、光
受信部380の直前、及び、光伝送路300上の全てに
光増幅器を設けた場合について説明したが、例えば光送
信部350が十分なパワーの光信号を送出できるならば
光増幅器360は必要なく、また、光受信部370が受
信するのに充分なパワーが分岐合流素子390の出力で
得られるならば、光増幅器380を省略することが可能
である。或は、光伝送路300上の光カップラ数が少な
く、光カップラでの減衰が問題にならなければ、伝送路
300上の光増幅器341、342を省くことができ
る。この様に、図10、11に示した全ての光増幅器が
必要と言う訳ではなく、このうちの少なくとも1つに光
増幅器を用いれば、上記の効果を有するバス型光通信シ
ステムが実現できる。 【0066】また、図10のシステムでは、中継光増幅
器341、342が、光カップラ331、・・・、33
9とは独立に光伝送路330上に設置されている場合を
例示してあるが、各光カップラに、中継光増幅器を内蔵
した場合でも、光増幅器に本発明によって構成された光
増幅装置を用いていれば上記の効果を達成できる。更
に、本実施例では、単一の光伝送路300を用いたとき
の形態で説明を行なったが、光伝送路として、例えば、
光ファイバを複数本用いて、双方向伝送や多重化伝送を
行なう場合でも、各光伝送路に上記光増幅装置を用いれ
ば、上記効果が得られる。 【0067】図12、図13は、本発明による半導体光
素子を光増幅装置として用いたアクティブバス型光通信
ネットワークの実施例を説明する図である。図12は本
実施例のシステム全体構造を示し、同図において、40
0、401は光ファイバ等の光伝送路、411、・・
・、419は通信を行なう端末、421、・・・、42
9は、光送信、光受信、及び通信制御を行なうアクティ
ブ光ノード、480は光信号を増幅する中継光増幅器で
ある。この中継光増幅器480には、前述の偏光無依存
型光増幅装置を用いる。図13は、前記アクティブ光ノ
ードのうちの1つ422を一例としてその構成を説明す
るブロック図であり、同図において、450、451は
光信号を電気信号に変換する光−電気変換(O/E)素
子、440、441は電気信号を光信号に変換する電気
−光変換(E/O)素子、430は通信制御部であり、
伝送路400、401上を伝送されてきて、O/E素子
450或は451で電気信号に変換された信号が端末4
12に宛てられたものであるか否かを判別し、そうであ
ればこの信号を端末412へ伝達し、そうでなければこ
の信号をE/O素子440、441を用いて再び光信号
に変換して光伝送路400、401上に送出する。ま
た、通信制御部430は、端末412から信号が送られ
てきた場合、他の端末からの光信号と衝突しない様に制
御して、E/O素子440、441を用いて光信号に変
換し、光伝送路400、401上に送出する機能も備え
る。491〜494は光増幅器であり、上記半導体光素
子が用いられている。 【0068】ここで、端末412から端末419へと信
号を伝送する場合を例にして本実施例の動作を説明す
る。端末412から信号が出されると、アクティブ光ノ
ードの通信制御部30は、時分割多重、波長多重或はC
SMA/CDなどの予め決められた多重化方式を好適に
用いて、端末412からの信号が光伝送路400、40
1上で他端末からの信号と衝突しない様に制御して、端
末412からの信号を、E/O素子440、441によ
り光信号に変換し、光増幅器492、494によって増
幅して、双方向に光伝送路400、401上に送出す
る。この信号は、アクティブ光ノード421、423に
入射し、一度電気信号に変換されてアクティブ光ノード
421、423の通信制御部に入力されるが、ここでは
この信号が端末411或は413へ宛てられたものでは
ないので、再び光信号へと変換されて光伝送路上へ送出
される。 【0069】端末423と端末429はその距離が長
く、光伝送路に用いている光ファイバにより光信号の損
失が生じるが、この信号を増幅して損失を補償し、アク
ティブ光ノード429に充分な強度の光信号が入力され
る様に、中継光増幅器480が挿入されている。中継光
増幅器480で増幅された光信号は、アクティブ光ノー
ド429に設けられた光増幅器で増幅されO/E素子で
電気信号に変換されて通信制御部に達する。アクティブ
光ノード429の通信制御部は、この信号が端末419
に宛てられたものであることを識別して、該信号を端末
419へと送出する。 【0070】一方、アクティブ光ノード422から、伝
送路401を介してアクティブ光ノード421の方向へ
と送出された信号は、次々とアクティブ光ノードを通過
し、光通信ネットワークの左端まで伝送されて捨てられ
る。 【0071】上記の如く、光伝送路400は図12にお
いて右方向への信号伝送を、また光伝送路401は左方
向への信号伝送を行なっており、どの端末から送出され
た信号も、両方向へ同時に伝送されて必ず宛先の端末へ
と到達する。 【0072】この様に、光増幅器492、494はE/
O素子440、441からの信号を増幅して光伝送路4
00、401上へ送出し、光増幅器491、493は光
伝送路での光パワーの減衰を補償して、受信に充分なパ
ワーを持つ様に光信号を増幅する。また、中継光増幅器
480は、アクティブ光ノード間の距離が長い場合に、
そこにおける光損失を補償する機能を有する。これらの
光増幅器は前記半導体光素子を用いている。本実施例で
も、図8及び図9での効果と同様な効果が得られる。 【0073】本実施例では、E/O素子440、441
の直後、O/E素子450、451の直前、及び光伝送
路400、401上の全てに光増幅器を設けた場合につ
いて説明したが、例えばE/O素子440、441が十
分なパワーの光信号を送出できるならば光増幅器49
2、494は必要なく、また、O/E素子450、45
1にが受信するのに充分なパワーが光アクティブ光ノー
ドに入射するならば、光増幅器491、493を省略す
ることが可能である。また、端末間の距離が、ファイバ
による損失が問題になる程長くない場合、中継光増幅器
480を省くことも出来る。この様に、図12、図13
に示した全ての光増幅器が必要と言う訳ではなく、この
うちの少なくとも1つに光増幅器を用いれば、上記の効
果を有するアクティブバス型光通信システムが実現でき
る。 【0074】また、図12のシステムでは、各アクティ
ブ光ノード間に2本の光伝送路を用いて双方向に信号を
伝送する形態で説明したが、図9の前記実施例の如く、
光分岐合流素子を用いて1本の光伝送路を双方向に信号
が伝搬する場合、或は、3本以上の光伝送路を用いて信
号を多重化して伝送する場合にも、各光伝送路に上記半
導体光素子を用いれば、上記効果が得られる。 【0075】次に、図14は本発明による半導体光素子
を用いたスター型光通信ネットワークの実施例の構成図
である。本実施例は端局数は4であり、又各光ファイバ
では光信号が双方向に伝送している。図14中、601
〜604は端末をネットワークに接続するトランシーバ
ー、605はネットワーク内のトランシーバー601〜
604の入出力をマトリクス的に接続するスターカップ
ラ、606〜613は伝送路となる光ファイバ、614
〜617は電気信号を光信号に変換しこれをネットワー
クに送出する送信部、618〜621はネットワークか
ら入射する光信号を電気信号に変換する受信部、622
〜625はトランシーバーの送、受信部614〜61
7、618〜621と光ファイバ610〜613を接続
する光分岐合流器、626〜638は光信号を直接増幅
する上記光増幅装置である。光増幅器のうち、626〜
629は送信部614〜617のブースタ増幅器、63
0〜633は受信部618〜621の前置増幅器、63
4はスターカップラ605のブースタ増幅器、635〜
638は伝送路の中継増幅器として機能する。 【0076】次に、トランシーバー601からトランシ
ーバー603への通信を想定して本実施例の動作を説明
する。トランシーバー601の送信部614において電
気信号は光信号に変換され、これは光増幅器626で増
幅され光分岐合流器622を経てネットワークの伝送路
である光ファイバ610に入射する。光ファイバ610
に入射した光信号は光増幅器635で増幅され、光ファ
イバ606を経てスターカップラ605に入射する。光
信号はスターカップラ605の内部の光増幅器634で
増幅され、スターカップラ605に接続された全ての光
ファイバ606〜609に送出される。光ファイバ60
6〜609に入射した光信号は光増幅器635〜638
で増幅され、光分岐合流器622〜625で分岐され、
その光信号の一部は光増幅器630〜633で増幅さ
れ、受信部618〜621に入射する。 【0077】受信部618〜621はその光信号を電気
信号に変換する。トランシーバー601〜604はこの
電気信号のうち自トランシーバー宛ての信号を識別す
る。この信号はトランシーバー603宛てであるので、
トランシーバー603はこの信号を識別後、受信し通信
は終了する。尚、スター型のシステムでも、どのトラン
シーバーから送出された光信号も伝送路全体を伝搬する
為、時分割多重、波長分割多重方式等を用いて光信号が
伝送路上で衝突しない様に通信が行なわれる。 【0078】本実施例では、ネットワーク内の光の伝送
される経路全てに本発明による半導体光素子から成る光
増幅器を備えた例を挙げたが、その経路の一部に光増幅
器を備えたシステムも可能である。また、送信部と受信
部を光分岐合流器で接続し、1トランシーバーにつき1
本の光ファイバで双方向伝送する様になっているが、
送、受信を分け1トランシーバーにつき2本の光ファイ
バを用いるシステムも可能である。本実施例でも、本発
明の半導体光素子を用いているので、図8、図9のネッ
トワークと同様な効果を得ることができる。 【0079】図15は、本発明による半導体光素子を光
増幅装置として用いたループ型光通信ネットワークの実
施例の構成図である。この実施例では、トランシーバー
数は4であり、また光信号はループネットワークを時計
回りに伝送している。図15中、701〜704は端末
をネットワークに接続するトランシーバー、705〜7
12は伝送路となる光ファイバ、713〜716は電気
信号を光信号に変換しネットワークに送出する送信部、
717〜720はネットワークから入射する光信号を電
気信号に変換する受信部、721〜732は光信号を直
接増幅する上記実施例の光増幅器である。光増幅器のう
ち、721〜724は送信部713〜716のブースタ
増幅器、725〜728は受信部717〜720の前置
増幅器、729〜732は伝送路の中継増幅器として機
能する。 【0080】次に、トランシーバー701からトランシ
ーバー703への通信を想定して本実施例の動作を説明
する。トランシーバー701の送信部713において電
気信号は光信号に変換され、光増幅器721で増幅され
ネットワークの伝送路である光ファイバ705に入射す
る。この光信号は光増幅器729で増幅され、光ファイ
バ706を経て、トランシーバー702の光増幅器72
6で増幅され、受信部718で電気信号に変換される。
この信号はトランシーバー703宛てである為、トラン
シーバー702はこの信号を送信部714で光信号に変
換し、光増幅器722で増幅しネットワークの伝送路で
ある光ファイバ707に入射する。この光信号は光増幅
器730で増幅され、光ファイバ708を経てトランシ
ーバー703の光増幅器727で増幅され、受信部71
9で電気信号に変換される。この信号はトランシーバー
730宛てである為、トランシーバー703はこの信号
を識別後、受信し通信は終了する。 【0081】本実施例では、ネットワーク内の光の伝送
される経路全てに光増幅器を備えた例を挙げたが、その
経路の一部に光増幅器を備えたシステムも可能である。
また、トランシーバー内での信号を再生、中継する能動
型の例になっているが、光分岐合流器を用いて伝送路で
ある光ファイバにトランシーバーを接続する受動型のシ
ステムも可能である。本実施例でも、本発明の半導体光
素子を用いているので、図8、図9のネットワークと同
様な効果を得ることができる。 【0082】上記図8〜図15の例では、本発明の光半
導体素子を光増幅器として用いたが、本発明の素子を、
光通信システムにおける光送信機のレーザ光源として用
いることも出来る。また、本発明は、以上説明した実施
例の外にも種々の応用が可能である。 【0083】 【発明の効果】以上説明した様に、本発明の光半導体素
子によれば、光の増幅と導波路の屈折率変化による選択
波長制御を、ベース領域に活性層を含みコレクタ領域に
多重量子井戸を含むバイポーラトランジスタ構造で同時
に行なう構成になっているので、従来方式より選択波長
可変範囲を広くすることが可能になる。 【0084】また、導波路の層構成を光導波路方向に沿
って変化させる必要が無い為、設計が容易になり、更に
導波路長方向に電極を分離して複数設ける必要が無くな
った為、素子長さも短く出来る。 【0085】また、本発明による光通信システムないし
ネットワークでは、本発明による光半導体素子を光増幅
装置などとして用いることで、質が良く規模の制限など
を受けず且つ比較的簡単なシステム構成となっている。
【図面の簡単な説明】 【図1】(A)は本発明の光半導体素子の光導波路近傍
のエネルギーバンド図であり、(B)は導波光の電界分
布を示す図である。 【図2】(A)は本発明の光半導体素子の第1実施例を
示す概略斜視図であり、(B)はそのエネルギーバンド
図である。 【図3】(A)は第1実施例の出射光スペクトルを示す
図であり、(B)はその部分拡大図である。 【図4】(A)は本発明の光半導体素子の第2実施例を
示す概略斜視図であり、(B)はそのエネルギーバンド
図である。 【図5】第2実施例の出射光スペクトルを示す図であ
る。 【図6】(A)は本発明の光半導体素子の第3実施例を
示す概略斜視図であり、(B)はそのエネルギーバンド
図である。 【図7】第3実施例のゲインスペクトルを示す図であ
る。 【図8】本発明の光半導体素子を光増幅装置として用い
た光通信システムの一例を示すブロック図である。 【図9】本発明の光半導体素子を光増幅装置として用い
た双方向光通信システムの一例を示すブロック図であ
る。 【図10】本発明の光半導体素子を光増幅装置として用
いたバス型光通信ネットワークの一例を示すブロック図
である。 【図11】図10のネッワークにおけるトランシーバー
の構成例を示すブロック図である。 【図12】本発明の光増幅装置としての光半導体素子を
内蔵したアクティブ光ノードを用いたバス型光通信ネッ
トワークの一例を示すブロック図である。 【図13】図12のアクティブ光ノードの構成例を示す
ブロック図である。 【図14】本発明の光増幅装置としての光半導体素子を
用いたスター型光通信ネットワークの一例を示すブロッ
ク図である。 【図15】本発明の光増幅装置としての光半導体素子を
用いたループ型光通信ネットワークの一例を示すブロッ
ク図である。 【図16】従来の可変波長フィルタを示す概略斜視図で
ある。 【符号の説明】 11 エミ
ッタ領域 12 ベー
ス領域 13 コレ
クタ領域 14,25,45,65 活性
層 15,23,43,63 多重
量子井戸層 21,41,61 基板 22,27,42,47,62,67 クラ
ッド層 28,48,68 エミ
ッタ電極 29,29′,49,49′,69,69′ ベー
ス電極 30,50,70 コレ
クタ電極 118,119,・・・,712 光フ
ァイバ 101,102 送信
機 103,104 受信
機 106,203 中継
装置 115,117,215,217 分岐
合流器 201,202,311,・・・,704 トラ
ンシーバー 331〜339 光カ
ップラ 390 分岐
合流素子 421〜429 アク
ティブ光ノード 430 通信
制御部 440,441 E/
O回路 450,451 O/
E回路 605 スタ
ーカプラ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 以下のものを有することを特徴とする波
    長選択性光半導体素子:基板;前記基板上に設けられ
    た、第1の導電型を有する半導体から成るコレクタ層;
    前記コレクタ層の上に設けられた多重量子井戸層;前記
    多重量子井戸層の上に設けられた、第2の導電型を有す
    る半導体から成るベース層、ここで、該ベース層は、活
    性層と、活性層をサンドイッチにした、活性層よりも広
    いバンドギャップを有する第1及び第2の半導体層から
    成り、ベース層及び多重量子井戸層は、光を伝搬させ
    る;前記ベース層の上に設けられた、第1の導電型を有
    する半導体から成るエミッタ層;前記コレクタ層、ベー
    ス層及びエミッタ層にそれぞれ電気的に接続されたコレ
    クタ電極、ベース電極及びエミッタ電極。 【請求項2】 更に、前記ベース層及び多重量子井戸層
    を伝搬する光を共振させる、ファブリ−ペロー共振器か
    ら成る請求項1記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項3】 更に、前記ベース層及び多重量子井戸層
    を伝搬する光を分布帰還させるグレーティングから成る
    請求項1記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項4】 前記グレーティングは、ベース層とエミ
    ッタ層との間に設けられた第3の半導体層に形成されて
    いる請求項3記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項5】 前記多重量子井戸層は、ノンドープのイ
    ントリンシック半導体から成る複数の井戸層と、ノンド
    ープのイントリンシック半導体から成る複数の障壁層と
    が、交互に積層されて成る請求項1記載の波長選択性光
    半導体素子。 【請求項6】 前記井戸層及び障壁層は、Alの混晶比
    が互いに異なるAlGaAsから成る請求項5記載の波
    長選択性光半導体素子。 【請求項7】 前記各井戸層は、70〜120Åの厚さ
    を有している請求項5記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項8】 前記多重量子井戸層のエキシトン波長
    は、伝搬する光の波長より100〜150Å程度短い請
    求項1記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項9】 前記コレクタ層及びエミッタ層は、p−
    AlGaAsから成り、ベース層はn−AlGaAsか
    ら成る請求項1記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項10】 前記コレクタ層及びエミッタ層は、n
    −AlGaAsから成り、ベース層はp−AlGaAs
    から成る請求項1記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項11】 前記エミッタ層は、光の伝搬方向に沿
    って延びる、ストライプイ状のリッジを形成している請
    求項1記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項12】 前記活性層は、単一量子井戸を有して
    いる請求項1記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項13】 送信装置と受信装置との間を伝送路で
    接続した光通信システムにおいて、送信装置と受信装置
    の少なくとも1か所に請求項1記載の光半導体素子を含
    む光増幅装置を備えたことを特徴とする光通信システ
    ム。 【請求項14】 中継装置を介して、送信装置と受信装
    置を光伝送路で接続した光通信システムにおいて、送信
    装置と受信装置及び中継装置の少なくとも1か所に請求
    項1記載の光半導体素子を含む光増幅装置を備えたこと
    を特徴とする光通信システム。 【請求項15】 トランシーバー間を光伝送路で接続し
    た双方向光通信システムにおいて、トランシーバーの少
    なくとも1か所に請求項1記載の光半導体素子を含む光
    増幅装置を備えたことを特徴とする双方向光通信システ
    ム。 【請求項16】 中継装置を介して、トランシーバー間
    を光伝送路で接続した双方向光通信システムにおいて、
    トランシーバーと中継装置の少なくとも1か所に請求項
    1記載の光半導体素子を含む光増幅装置を備えているこ
    とを特徴とする双方向光通信システム。 【請求項17】 少なくとも1本の光伝送路を介して、
    複数の端末が該端末に夫々接続されたトランシーバーを
    用いて互いに光通信を行なうバス型光通信ネットワーク
    において、いずれかのトランシーバーの光送信部から、
    他のいずれかのトランシーバーの光受信部までの、光の
    伝送される経路上の少なくとも1か所に請求項1記載の
    光半導体素子を含む光増幅装置を設けたことを特徴とす
    るバス型光通信ネットワーク。 【請求項18】 少なくとも、複数の光信号を送信する
    手段と、複数の光信号を受信する手段と、通信を制御す
    る手段とを備える光ノードに端末が接続され、該光ノー
    ドが光伝送路によって他の同様の光ノードに接続されて
    成るアクティブバス型光通信ネットワークにおいて、或
    る光ノードの前記光信号を送信する手段と、他の光ノー
    ドの前記光信号を受信する手段との間の光の伝送される
    経路上の少なくとも1か所に請求項1記載の光半導体素
    子を含む光増幅装置を設けたことを特徴とするアクティ
    ブバス型光通信ネットワーク。 【請求項19】 送信部及び受信部を有する複数のトラ
    ンシーバーとスターカップラと該トランシーバーと該ス
    ターカップラを接続する光伝送路からなるスター型光通
    信ネットワークにおいて、光の伝送される経路上の少な
    くとも1か所に請求項1記載の光半導体素子を含む光増
    幅装置を備えることを特徴とするスター型光通信ネット
    ワーク。 【請求項20】 送信部及び受信部を有する複数のトラ
    ンシーバーと該トランシーバーを接続する光伝送路から
    なるループ型光通信ネットワークにおいて、光の伝送さ
    れる経路上の少なくとも1か所に請求項1記載の光半導
    体素子を含む光増幅装置を備えることを特徴とするルー
    プ型光通信ネットワーク。 【請求項21】 基板と;前記基板上に設けられた、第
    1の導電型を有する半導体から成るコレクタ層と;前記
    コレクタ層に上に設けられた多重量子井戸層と;前記多
    重量子井戸層の上に設けられた、第2の導電型を有する
    半導体から成るベース層であって、活性層と、活性層を
    サンドイッチにした、活性層よりも広いバンドギャップ
    を有する第1及び第2の半導体層から成るベース層と;
    前記ベース層の上に設けられた、第1の導電型を有する
    半導体から成るエミッタ層;と前記コレクタ層、ベース
    層及びエミッタ層にそれぞれ電気的に接続されたコレク
    タ電極、ベース電極及びエミッタ電極とから成る光半導
    体素子を用いて、選択された波長の光を増幅する方法で
    あって以下のステップを有する方法:多重量子井戸層と
    ベース層とから構成される導波路に光を入射する;導波
    路中を入射された光を伝搬させる;エミッタ電極とベー
    ス電極との間に順バイアスの電界を印加することによっ
    て、導波路中を伝搬する光のうち、選択された波長の光
    を増幅する;増幅された光を素子から出射させる;及び
    ベース電極とコレクタ電極との間に逆バイアスの電界を
    印加することによって、前記増幅される光の波長を変化
    させる。 【請求項21】 前記ベース層及び多重量子井戸層は、
    ファブリ−ペロー共振器を構成し、選択された波長の光
    は、この共振器内で共振することによって増幅される請
    求項21記載の方法。 【請求項23】 前記光半導体素子は、更にグレーティ
    ングから成り、選択された波長の光は、このグレーティ
    ングで分布帰還されることによって増幅される請求項2
    1記載の方法。 【請求項24】 基板と;前記基板上に設けられた、第
    1の導電型を有する半導体から成るコレクタ層と;前記
    コレクタ層に上に設けられた多重量子井戸層と;前記多
    重量子井戸層の上に設けられた、第2の導電型を有する
    半導体から成るベース層であって、活性層と、活性層を
    サンドイッチにした、活性層よりも広いバンドギャップ
    を有する第1及び第2の半導体層から成り、また多重量
    子井戸層と共振器を構成するベース層と;前記ベース層
    の上に設けられた、第1の導電型を有する半導体から成
    るエミッタ層と;前記コレクタ層、ベース層及びエミッ
    タ層にそれぞれ電気的に接続されたコレクタ電極、ベー
    ス電極及びエミッタ電極とから成る光半導体素子から選
    択された波長のレーザ光を発光させる方法であって以下
    のステップを有する方法:エミッタ電極とベース電極と
    の間に順バイアスの電界を印加し、活性層に電流を供給
    することによって、選択された波長のレーザ光を素子か
    ら出射させる;及びベース電極とコレクタ電極との間に
    逆バイアスの電界を印加することによって、前記出射さ
    れるレーザ光の波長をさせる。 【請求項25】 以下のものを有することを特徴とする
    波長選択性光半導体装置:基板;前記基板上に設けられ
    た、第1の導電型を有する半導体から成るコレクタ層;
    前記コレクタ層の上に設けられた多重量子井戸層;前記
    多重量子井戸層の上に設けられた、第2の導電型を有す
    る半導体から成るベース層、ここで、該ベース層は、活
    性層と、活性層をサンドイッチにした、活性層よりも広
    いバンドギャップを有する第1及び第2の半導体層から
    成り、ベース層及び多重量子井戸層は、光を伝搬させ
    る;前記ベース層の上に設けられた、第1の導電型を有
    する半導体から成るエミッタ層;前記コレクタ層、ベー
    ス層及びエミッタ層にそれぞれ電気的に接続されたコレ
    クタ電極、ベース電極及びエミッタ電極;前記エミッタ
    電極とベース電極の間に、順バイアスの電界を印加する
    第1の電源;及び前記ベース電極とコレクタ電極の間
    に、逆バイアスの電界を印加する第2の電源。 【請求項26】 更に、前記ベース層及び多重量子井戸
    層を伝搬する光を共振させる、ファブリ−ペロー共振器
    から成る請求項25記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項27】 更に、前記ベース層及び多重量子井戸
    層を伝搬する光を分布帰還させるグレーティングから成
    る請求項25記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項28】 前記グレーティングは、ベース層とエ
    ミッタ層との間に設けられた第3の半導体層に形成され
    ている請求項27記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項29】 前記多重量子井戸層は、ノンドープの
    イントリンシック半導体から成る複数の井戸層と、ノン
    ドープのイントリンシック半導体から成る複数の障壁層
    とが、交互に積層されて成る請求項25記載の波長選択
    性光半導体装置。 【請求項30】 前記井戸層及び障壁層は、Alの混晶
    比が互いに異なるAlGaAsから成る請求項29記載
    の波長選択性光半導体装置。 【請求項31】 前記各井戸層は、70〜120Åの厚
    さを有している請求項29記載の波長選択性光半導体装
    置。 【請求項32】 前記多重量子井戸層のエキシトン波長
    は、伝搬する光の波長より100〜150Å程度短い請
    求項25記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項33】 前記コレクタ層及びエミッタ層は、p
    −AlGaAsから成り、ベース層はn−AlGaAs
    から成る請求項25記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項34】 前記コレクタ層及びエミッタ層は、n
    −AlGaAsから成り、ベース層はp−AlGaAs
    から成る請求項25記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項35】 前記エミッタ層は、光の伝搬方向に沿
    って延びる、ストライプイ状のリッジを形成している請
    求項25記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項36】 前記活性層は、単一量子井戸を有して
    いる請求項25記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項37】 以下のものを有することを特徴とする
    波長選択性光半導体素子:基板;前記基板上に設けられ
    た、第1の導電型を有する半導体活性層;前記活性層を
    サンドイッチにした、活性層よりも広いバンドギャップ
    を有する第1の導電型の第1及び第2の半導体層;第1
    の半導体層に隣接して設けられた多重量子井戸層、ここ
    で、活性層、多重量子井戸層、第1及び第2の半導体層
    は光導波路を構成する;前記光導波路をサンドイッチに
    した、第2の導電型を有する第3及び第4の半導体層;
    及び前記第2の半導体層、第3の半導体層及び第4の半
    導体層にそれぞれ電気的に接続された第1、第2及び第
    3の電極。 【請求項38】 更に、前記光導波路を伝搬する光を共
    振させる、ファブリ−ペロー共振器から成る請求項37
    記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項39】 更に、前記光導波路を伝搬する光を伝
    搬する光を分布帰還させるグレーティングから成る請求
    項37記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項40】 前記グレーティングは、第2の半導体
    層と第4の半導体層との間に設けられた第5の半導体層
    に形成されている請求項39記載の波長選択性光半導体
    素子。 【請求項41】 前記多重量子井戸層は、ノンドープの
    イントリンシック半導体から成る複数の井戸層と、ノン
    ドープのイントリンシック半導体から成る複数の障壁層
    とが、交互に積層されて成る請求項37記載の波長選択
    性光半導体素子。 【請求項42】 前記井戸層及び障壁層は、Alの混晶
    比は互いに異なるAlGaAsから成る請求項41記載
    の波長選択性光半導体素子。 【請求項43】 前記各井戸層は、70〜120Åの厚
    さを有している請求項41記載の波長選択性光半導体素
    子。 【請求項44】 前記多重量子井戸層のエキシトン波長
    は、光導波路を伝搬する光の波長より100〜150Å
    程度短い請求項37記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項45】 前記活性層、第1及び第2の半導体層
    は、n−AlGaAsから成り、第3及び第4の半導体
    層はp−AlGaAsから成る請求項37記載の波長選
    択性光半導体素子。 【請求項46】 前記活性層、第1及び第2の半導体層
    は、p−AlGaAsから成り、第3及び第4の半導体
    層はn−AlGaAsから成る請求項37記載の波長選
    択性光半導体素子。 【請求項47】 前記第4の半導体層は、光の伝搬方向
    に沿って延びる、ストライプイ状のリッジを形成してい
    る請求項37記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項48】 前記活性層は、単一量子井戸を有して
    いる請求項37記載の波長選択性光半導体素子。 【請求項49】 送信装置と受信装置との間を伝送路で
    接続した光通信システムにおいて、送信装置と受信装置
    の少なくとも1か所に請求項37記載の光半導体素子を
    含む光増幅装置を備えたことを特徴とする光通信システ
    ム。 【請求項50】 中継装置を介して、送信装置と受信装
    置を光伝送路で接続した光通信システムにおいて、送信
    装置と受信装置及び中継装置の少なくとも1か所に請求
    項37記載の光半導体素子を含む光増幅装置を備えたこ
    とを特徴とする光通信システム。 【請求項51】 トランシーバー間を光伝送路で接続し
    た双方向光通信システムにおいて、トランシーバーの少
    なくとも1か所に請求項37記載の光半導体素子を含む
    光増幅装置を備えたことを特徴とする双方向光通信シス
    テム。 【請求項52】 中継装置を介して、トランシーバー間
    を光伝送路で接続した双方向光通信システムにおいて、
    トランシーバーと中継装置の少なくとも1か所に請求項
    37記載の光半導体素子を含む光増幅装置を備えている
    ことを特徴とする双方向光通信システム。 【請求項53】 少なくとも1本の光伝送路を介して、
    複数の端末が該端末に夫々接続されたトランシーバーを
    用いて互いに光通信を行なうバス型光通信ネットワーク
    において、いずれかのトランシーバーの光送信部から、
    他のいずれかのトランシーバーの光受信部までの、光の
    伝送される経路上の少なくとも1か所に請求項37記載
    の光半導体素子を含む光増幅装置を設けたことを特徴と
    するバス型光通信ネットワーク。 【請求項54】 少なくとも、複数の光信号を送信する
    手段と、複数の光信号を受信する手段と、通信を制御す
    る手段とを備える光ノードに端末が接続され、該光ノー
    ドが光伝送路によって他の同様の光ノードに接続されて
    成るアクティブバス型光通信ネットワークにおいて、或
    る光ノードの前記光信号を送信する手段と、他の光ノー
    ドの前記光信号を受信する手段との間の光の伝送される
    経路上の少なくとも1か所に請求項37記載の光半導体
    素子を含む光増幅装置を設けたことを特徴とするアクテ
    ィブバス型光通信ネットワーク。 【請求項55】 送信部及び受信部を有する複数のトラ
    ンシーバーとスターカップラと該トランシーバーと該ス
    ターカップラを接続する光伝送路からなるスター型光通
    信ネットワークにおいて、光の伝送される経路上の少な
    くとも1か所に請求項37記載の光半導体素子を含む光
    増幅装置を備えることを特徴とするスター型光通信ネッ
    トワーク。 【請求項56】 送信部及び受信部を有する複数のトラ
    ンシーバーと該トランシーバーを接続する光伝送路から
    なるループ型光通信ネットワークにおいて、光の伝送さ
    れる経路上の少なくとも1か所に請求項37記載の光半
    導体素子を含む光増幅装置を備えることを特徴とするル
    ープ型光通信ネットワーク。 【請求項57】 基板と;前記基板上に設けられた、第
    1の導電型を有する半導体活性層と;前記活性層をサン
    ドイッチにした、活性層よりも広いバンドギャップを有
    する第1の導電型の第1及び第2の半導体層と;第1の
    半導体層に隣接して設けられた多重量子井戸層であっ
    て、活性層、多重量子井戸層、第1及び第2の半導体層
    は光導波路を構成する多重量子井戸層と;前記光導波路
    をサンドイッチにした、第2の導電型を有する第3及び
    第4の半導体層と;前記第2の半導体層、第3の半導体
    層及び第4の半導体層にそれぞれ電気的に接続された第
    1、第2及び第3の電極とから成る光半導体素子を用い
    て、選択された波長の光を増幅する方法であって以下の
    ステップを有する方法:光導波路に光を入射する;導波
    路中を入射された光を伝搬させる;第1の電極と第3の
    電極との間に順バイアスの電界を印加することによっ
    て、導波路中を伝搬する光のうち、選択された波長の光
    を増幅する;増幅された光を素子から出射させる;及び
    第1の電極と第2の電極との間に逆バイアスの電界を印
    加することによって、前記増幅される光の波長を変化さ
    せる。 【請求項58】 前記光導波路は、ファブリ−ペロー共
    振器を構成し、選択された波長の光は、この共振器内で
    共振することによって増幅される請求項57記載の方
    法。 【請求項59】 前記光半導体素子は、更にグレーティ
    ングから成り、選択された波長の光は、このグレーティ
    ングで分布帰還されることによって増幅される請求項5
    7記載の方法。 【請求項60】 基板と;前記基板上に設けられた、第
    1の導電型を有する半導体活性層と;前記活性層をサン
    ドイッチにした、活性層よりも広いバンドギャップを有
    する第1の導電型の第1及び第2の半導体層と;第1の
    半導体層に隣接して設けられた多重量子井戸層であっ
    て、活性層、第1及び第2の半導体層と共にレーザ共振
    器を含む光導波路を構成する多重量子井戸層と;半導波
    路をサンドイッチにした、第2の導電型を有する第3及
    び第4の半導体層と;第2の半導体層、第3の半導体層
    及び第4の半導体層にそれぞれ電気的に接続された第
    1、第2及び第3電極とから成る光半導体素子から選択
    された波長のレーザ光を発光させる方法であって以下の
    ステップを有する方法:第1の電極と第3の電極との間
    に順バイアスの電界を印加し、活性層に電流を供給する
    ことによって、選択された波長のレーザ光を素子から出
    射させる;及び第1の電極と第2の電極との間に逆バイ
    アスの電界を印加することによって、前記出射されるレ
    ーザ光の波長をさせる。 【請求項61】 以下のものを有することを特徴とする
    波長選択性光半導体装置:基板;前記基板上に設けられ
    た、第1の導電型を有する半導体活性層;前記活性層を
    サンドイッチにした、活性層よりも広いバンドギャップ
    を有する第1の導電型の第1及び第2の半導体層;第1
    の半導体層に隣接して設けられた、多重量子井戸層であ
    って、活性層、第1及び第2の半導体層と共に光導波路
    を構成する多重量子井戸層;前記光導波路をサンドイッ
    チにした、第2の導電型を有する第3及び第4の半導体
    層;前記第2の半導体層、第3の半導体層及び第4の半
    導体層にそれぞれ電気的に接続された第1、第2及び第
    3の電極;前記第1と第3の電極の間に、順バイアスの
    電界を印加する第1の電源;及び前記第1と第2の電極
    の間に、逆バイアスの電界を印加する第2の電源。 【請求項62】 更に、前記光導波路を伝搬する光を共
    振させる、ファブリ−ペロー共振器から成る請求項61
    記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項63】 更に、前記光導波路を伝搬する光を分
    布帰還させるグレーティングから成る請求項61記載の
    波長選択性光半導体装置。 【請求項64】 前記グレーティングは、第2の半導体
    層と第4の半導体層との間に設けられた第5の半導体層
    に形成されている請求項63記載の波長選択性光半導体
    装置。 【請求項65】 前記多重量子井戸層は、ノンドープの
    イントリンシック半導体から成る複数の井戸層と、ノン
    ドープのイントリンシック半導体から成る複数の障壁層
    とが、交互に積層されて成る請求項61記載の波長選択
    性光半導体装置。 【請求項66】 前記井戸層及び障壁層は、Alの混晶
    比は互いに異なるAlGaAsから成る請求項65記載
    の波長選択性光半導体装置。 【請求項67】 前記各井戸層は、70〜120Åの厚
    さを有している請求項65記載の波長選択性光半導体装
    置。 【請求項68】 前記多重量子井戸層のエキシトン波長
    は、光導波路を伝搬する光の波長より100〜150Å
    程度短い請求項61記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項69】 前記活性層、第1及び第2の半導体層
    は、n−AlGaAsから成り、第3及び第4の半導体
    層はp−AlGaAsから成る請求項61記載の波長選
    択性光半導体装置。 【請求項70】 前記活性層、第1及び第2の半導体層
    は、p−AlGaAsから成り、第3及び第4の半導体
    層はn−AlGaAsから成る請求項61記載の波長選
    択性光半導体装置。 【請求項71】 前記第4の半導体層は、光の伝搬方向
    に沿って延びる、ストライプイ状のリッジを形成してい
    る請求項61記載の波長選択性光半導体装置。 【請求項72】 前記活性層は、単一量子井戸を有して
    いる請求項61記載の波長選択性光半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007329466A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Samsung Electro Mech Co Ltd 半導体発光トランジスタ
JP2013168507A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 窒化物半導体発光トランジスタ

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