JPH0533739U - 温熱治療装置 - Google Patents

温熱治療装置

Info

Publication number
JPH0533739U
JPH0533739U JP8281491U JP8281491U JPH0533739U JP H0533739 U JPH0533739 U JP H0533739U JP 8281491 U JP8281491 U JP 8281491U JP 8281491 U JP8281491 U JP 8281491U JP H0533739 U JPH0533739 U JP H0533739U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
applicator
arm
patient
treatment
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8281491U
Other languages
English (en)
Inventor
淳 下山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP8281491U priority Critical patent/JPH0533739U/ja
Publication of JPH0533739U publication Critical patent/JPH0533739U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrotherapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 治療部位に制限がなく、アプリケータの設置
の仕方が自由である温熱治療装置を提供することであ
る。 【構成】 温熱治療装置において、アプリケータ支持装
置20のCアーム23の端部に設けられたアプリケータ
押付けユニット30のアプリケータ取付部30aに自在
アーム70を取付け、この自在アーム70は長尺部71
と短尺部72とからなり、両部71、72が軸部73で
枢軸運動可能に連結され、短尺部72の端部にアプリケ
ータ32が取付けられている。 【作用】 自在アーム70を動かして、アプリケータ3
2の位置を自由に変えることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、癌等の治療に使用される温熱治療装置に関し、詳細には温熱治療 部位に応じてアプリケータの位置を自在に変えることができる温熱治療装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆる誘電加温式の温熱治療装置は、患部を平板状の電極で挟み、電極間に 高周波電圧を印加して、癌、腫瘍等の患部を加温し、細胞組織を壊死させるもの である。実際には、電極を患者に直接接触させるのではなく、冷却液が循環する ボーラスを介して電極を患者に接触させる。これは、電極直下の皮下脂肪層が高 周波に対して高抵抗率を示し、皮下脂肪層の温度が高くなるので、これを冷却す るためである。このボーラス及び電極を一体化したものをアプリケータと呼んで いる。
【0003】 従来の温熱治療装置としては、例えば図4及び図5に示すように、患者を支持 するベッド(治療台)10、11と、アプリケータを支持するアプリケータ支持 装置(ガントリー型、Cアーム型等、ここではCアーム型)20と、ベッド10 、11やアプリケータ支持装置20を駆動するための駆動制御装置40と、アプ リケータのボーラスに冷却液を循環させるクーラ50と、アプリケータの電極間 に印加する高周波電圧を発生する高周波ユニット(図示せず)と、患部やその周 辺の温度を測定するための温度測定装置(図示せず)と、高周波ユニットやクー ラ50を制御する中央制御装置(コンソール)60とを備えた装置が知られてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような温熱治療装置のアプリケータ支持装置20では、Cアーム23の両 端部にアプリケータ押付けユニット30、31が設けられ、このユニット30、 31に、治療に必要な大きさのアプリケータ32、33がそれぞれ取付けられて いる。加温治療に際しては、患部を挟むようにアプリケータ32、33を生体に 対向させて押付け、両電極間に高周波電圧を印加する。
【0005】 しかしながら、アプリケータ32、33がベッド10、11に対する垂直線上 の位置に実質的に固定され、その可動範囲がベッド10、11の横断方向を含め ても極僅かであるため、下記のような問題がある。 :2つの電極を対向させるのが難しい治療領域(頸部等)の場合、加温不良、 電力集中によるエッジ効果等が生じるため、治療部位に制限がある。 :生体腔内を加温治療する局所加温等の場合、生体外に設置するアプリケータ は、生体内に設置したアプリケータと対向して設置する必要はなく、生体腔内の アプリケータの挿入位置近傍に設置すればよい。このような治療の際には、アプ リケータを垂直線上からずらして設置しなければならない場合が多いが、そのよ うなアプリケータの設置の仕方は不可能である。
【0006】 従って、本考案の目的は、上記問題点に鑑み、治療部位に制限がなく、アプリ ケータの設置の仕方が自由である温熱治療装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の温熱治療装置は、次の構成を有する。即 ち、 1)電極及びボーラスを有するアプリケータと、 2)アプリケータの電極に印加する高周波を発生する高周波発生手段と、 3)アプリケータのボーラス内に冷却液を循環させる冷却液循環手段と、 4)患者を支持し、その患者支持状態を設定可能である治療台と、 5)アプリケータを支持し、アプリケータの患者への装着状態を設定可能である アプリケータ支持装置と、 6)患者の治療部位の温度を測定する温度測定手段と、 7)温度測定手段からの温度信号を処理すると共に、高周波発生手段及び冷却液 循環手段を制御する中央制御手段と、 を備える温熱治療装置において、 8)前記アプリケータ支持装置のアプリケータ取付部に自在アームを取付け、こ の自在アームにアプリケータを取付けたことを特徴とする。
【0008】 この構成によれば、自在アームを自由に動かして、アプリケータの位置を治療 部位に応じて変えることにより、電極を対向配置するのが難しい治療領域にも電 極を容易に設置でき、加温治療可能な領域が大幅に拡がる。又、垂直線上から外 れた位置にもアプリケータを設置でき、アプリケータの設置自由度が大きくなる 。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の温熱治療装置を実施例に基づいて詳細に説明する。 但し、自在アームを設けたアプリケータ支持装置以外の構成は、図4及び図5 に示す装置と全く同じである。即ち、図4において、温熱治療装置1は、二分割 型のベッド(治療台)10、11と、アプリケータ支持装置20と、駆動制御装 置40と、クーラ50と、コンソール60(図5参照)と、温度計測装置及び高 周波ユニット(共に図示せず)とより構成されている。
【0010】 ベッド10、11は、それぞれ昇降用モータ(図示せず)を備えており、患者 の体格や治療部位に応じて上下に移動するようになっている。 ベッド10、11の上面には、それぞれスライドマット12、13が並設され ている。各スライドマット12、13は、手動又は自動(モータ等による)によ って、その長手方向にスライド可能である。又、各スライドマット12、13に は、各々の位置を検出する位置検出センサと、マットを設定位置で停止させるス トップ機構(共に図示せず)とが設けられている。このストップ機構には、例え ばソレノイドで駆動するピンをスライドマット12、13に向けて突設し、マッ トの下面にその長手方向に等間隔を置いて穿設した複数の孔のうち、いずれかの 孔にピンを嵌入させて、マットを設定位置で止める機構が適用される。このスト ップ機構と前記位置検出センサは連動しており、位置検出センサによりマット1 2、13の位置を検出しながら、ストップ機構でマット12、13の位置を設定 する。
【0011】 ベッド10、11の対向面10a(ベッド11側は図示せず)には、それぞれ サポートバー14が設けられ(図4ではベッド10側のみ示す)、このサポート バー14は、モータ等によりマット12、13の長手方向に水平に駆動され、対 向面10aから出入する。 アプリケータ支持装置20は、この実施例ではCアーム型であり、レール29 上に移動可能に設けた台車21に、Cアーム23が回転可能に支持されている。 Cアーム23はモータにより回転駆動される。台車21は車輪(図示せず)を介 してレール29上に載っており、車輪がモータにより回転駆動されることで、台 車21がレール29上を走行する。
【0012】 このアプリケータ支持装置20は、本考案の特徴である自在アームを有し、こ れを図1に示す。Cアーム23の両端部には、それぞれアプリケータ押付けユニ ット30、31が取付けられ、アプリケータ押付けユニット30のアプリケータ 取付部30aに、自在アーム70が取付けられている。この実施例では、自在ア ーム70は長尺部71と短尺部72とからなり、両部71、72は軸部73で枢 軸運動可能に連結され、短尺部72の端部には、アプリケータ32が着脱自在に 取付けられている。長尺部71はアプリケータ取付部30aにより、短尺部72 は軸部73により、それぞれ回転可能であるため、両部71、72を操作すれば 、ベッド10、11の横断方向だけでなく長手方向にも自在アーム70を自由に 動かすことができ、アプリケータ32の位置を任意に変えることができる。
【0013】 又、アプリケータ32は、電極及びボーラス(共に図示せず)を有する。アプ リケータ32の電極への給電は、アプリケータ押付けユニット30内の給電線と 自在アーム70内の給電線とをアプリケータ取付部30aで接続することにより 行われる。アプリケータ32のボーラスは冷却液循環チューブ36につながり、 チューブ36はCアーム23内を通り、クーラ50に至る。これにより冷却液は 、クーラ50からチューブ36を経て、アプリケータ32のボーラスに達し、再 びクーラ50に戻る。
【0014】 一方、アプリケータ押付けユニット31のアプリケータ取付部31aには、ア プリケータ33が着脱自在に固定される。このアプリケータ33も電極及びボー ラス(共に図示せず)を有し、ユニット31内の給電線を通じて電極に給電され 、ボーラスには冷却液循環チューブ37から冷却液が送り込まれる。アプリケー タ33は固定されているが、アプリケータ32の位置が可変であるため、図1に 示すように、2つのアプリケータ32、33を対向状態でない位置にも設置でき 、十分な加温治療を行うことが可能となる。
【0015】 駆動制御装置40には、アーム41が取付けられ、更にアーム41の先端には 、操作ボード42が設けられている。この操作ボード42は、表示部42aとボ タン部42bを有する。 又、図5において、コンソール60には、入力装置(キーボード)61、表示 装置(CRT)62、出力装置(プリンタ)63、記憶装置(フロッピディスク ドライブ)64が備えられている。
【0016】 図2は別の実施例を示し、各アプリケータ押付けユニット30、31のアプリ ケータ取付部30a、31aに、それぞれ自在アーム70、80を取付けてある 。自在アーム70、80の構成は前記実施例と同様である。即ち、自在アーム7 0の長尺部71と短尺部72は軸部73で、自在アーム80の長尺部81と短尺 部82は軸部83で、それぞれ枢軸運動可能に連結されている。この両アーム7 0、80を動かすことにより、アプリケータ32、33の位置を別々に変えるこ とができる。このため、図2に示すようなアプリケータ32、33の患者Mへの 設置が可能であり、特に極狭部分の加温治療も可能となる。
【0017】 図3は、ガントリー型のアプリケータ支持装置を有する温熱治療装置を示す。 この温熱治療装置は、患者全体を取り巻くガントリー100の内周面にアプリケ ータ押付けユニット101、102を対向配置し、患者を載せたベッド103を ガントリー100内に挿入して、加温治療するものである。この場合も、アプリ ケータ押付けユニット101のアプリケータ取付部(図面には現れず)に自在ア ーム110が取付けられ、この自在アーム110の先端にアプリケータ104が 取付けられている。自在アーム110は、同様に長尺部111と短尺部112が 軸部113で枢軸運動可能に連結されている。アプリケータ押付けユニット10 2側のアプリケータ105は自在アームを用いずに固定されている。
【0018】 なお本考案は、上記実施例に限定されることはなく、例えば自在アームを伸縮 可能にしてもよいし、アプリケータの着脱だけでなく、アプリケータ取付部を含 むアプリケータ押付けユニット自体の交換もできるようにしても構わない。
【0019】
【考案の効果】
本考案の温熱治療装置は、以上説明したように、アプリケータ支持装置のアプ リケータ取付部に自在アームを取付け、この自在アームにアプリケータを取付け たので、以下の効果を有する。 (1)自在アームを動かしてアプリケータの位置を自由に変えることができるの で、アプリケータを対向設置できない患部にも温熱治療を施すことができ、従来 の装置よりも治療領域が拡大する。 (2)アプリケータの位置が可変であるため、加温領域の移動・設定が簡単であ る。 (3)両アプリケータ取付部に自在アームを取付ければ、アプリケータの位置を 各々自由に変えることが可能になり、アプリケータの設置箇所を微調整できるた め、患者の痛感、熱感等の不快感が減少し、安全な治療が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る温熱治療装置で加温治
療を行う時の状態を示す側面図である。
【図2】本考案の別実施例に係る温熱治療装置で加温治
療を行う時の状態を示す側面図である。
【図3】本考案の更に別実施例に係る温熱治療装置を示
す斜視図である。
【図4】従来例に係る温熱治療装置の斜視図である。
【図5】図4に示す温熱治療装置に配備されているコン
ソールの斜視図である。
【符号の説明】
20 アプリケータ支持装置 30、31 アプリケータ押付けユニット 30a、31a アプリケータ取付部 32、33 アプリケータ 70、80、110 自在アーム 71、81、111 長尺部 72、82、112 短尺部 73、83、113 軸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極及びボーラスを有するアプリケータ
    と、このアプリケータの電極に印加する高周波を発生す
    る高周波発生手段と、アプリケータのボーラス内に冷却
    液を循環させる冷却液循環手段と、患者を支持し、その
    患者支持状態を設定可能である治療台と、アプリケータ
    を支持し、アプリケータの患者への装着状態を設定可能
    であるアプリケータ支持装置と、患者の治療部位の温度
    を測定する温度測定手段と、この温度測定手段からの温
    度信号を処理すると共に、高周波発生手段及び冷却液循
    環手段を制御する中央制御手段とを備える温熱治療装置
    において、 前記アプリケータ支持装置のアプリケータ取付部に自在
    アームを取付け、この自在アームにアプリケータを取付
    けたことを特徴とする温熱治療装置。
JP8281491U 1991-10-14 1991-10-14 温熱治療装置 Pending JPH0533739U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8281491U JPH0533739U (ja) 1991-10-14 1991-10-14 温熱治療装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8281491U JPH0533739U (ja) 1991-10-14 1991-10-14 温熱治療装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0533739U true JPH0533739U (ja) 1993-05-07

Family

ID=13784877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8281491U Pending JPH0533739U (ja) 1991-10-14 1991-10-14 温熱治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0533739U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018150963A1 (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 協栄ハイパーサーミア株式会社 高周波温熱治療装置及び電極交換用補助具

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0221878A (ja) * 1988-07-09 1990-01-24 Omron Tateisi Electron Co 治療用電極の中心軸偏心装置
JPH0241174A (ja) * 1988-07-29 1990-02-09 Olympus Optical Co Ltd ハイパーサーミア装置
JPH0257274A (ja) * 1988-08-24 1990-02-27 Omron Tateisi Electron Co 温熱治療装置
JPH02126863A (ja) * 1988-11-07 1990-05-15 Omron Tateisi Electron Co 高周波温熱治療装置の電極構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0221878A (ja) * 1988-07-09 1990-01-24 Omron Tateisi Electron Co 治療用電極の中心軸偏心装置
JPH0241174A (ja) * 1988-07-29 1990-02-09 Olympus Optical Co Ltd ハイパーサーミア装置
JPH0257274A (ja) * 1988-08-24 1990-02-27 Omron Tateisi Electron Co 温熱治療装置
JPH02126863A (ja) * 1988-11-07 1990-05-15 Omron Tateisi Electron Co 高周波温熱治療装置の電極構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018150963A1 (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 協栄ハイパーサーミア株式会社 高周波温熱治療装置及び電極交換用補助具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3123649B2 (ja) 手術台システム
JP5947469B2 (ja) 高周波がん温熱治療装置
JPH0349265B2 (ja)
JPH0239272B2 (ja)
CN109224307B (zh) 高频热疗仪
US5046495A (en) High frequency heat therapy system
CN107929948B (zh) 一种智能化全身微波热疗系统
KR20180020422A (ko) 방사선 영상 촬영용 테이블
JPH0533739U (ja) 温熱治療装置
CN216603224U (zh) 一种外科肢体固定架
JP3027566B2 (ja) 動物用診療ユニット
JP3140711B2 (ja) 超音波診断用診察台
CN213964178U (zh) 一种妇科检查装置
KR910007902B1 (ko) 온열치료장치
CN218529555U (zh) 一种骨科护理用红外生物效应治疗仪
CN206995443U (zh) 一种可调节手术室护理床
EP0336370A2 (en) High frequency heat therapy system
CN219355123U (zh) 一种骨伤红外热疗仪
CN215425983U (zh) 一种肿瘤科护理用按摩器
CN219423222U (zh) 一种内科医生检查用的托举装置
JPS6136285Y2 (ja)
CN109620573A (zh) 一种风湿疼痛诊疗床
CN219461388U (zh) 一种微波治疗仪器
CN208942384U (zh) 一种肿瘤诊疗仪用一体化防护柜
CN210844029U (zh) 一种肿瘤内科病人用检查台