JPH05337058A - 液体石鹸から泡を少量ずつ発生させる方法および装置 - Google Patents

液体石鹸から泡を少量ずつ発生させる方法および装置

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JPH05337058A
JPH05337058A JP5030649A JP3064993A JPH05337058A JP H05337058 A JPH05337058 A JP H05337058A JP 5030649 A JP5030649 A JP 5030649A JP 3064993 A JP3064993 A JP 3064993A JP H05337058 A JPH05337058 A JP H05337058A
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tank
pipe
whisk
pump
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Paul Meyer
パウル・マイヤー
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STEINER CO INTERNATL SA
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STEINER CO INTERNATL SA
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    • A—HUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 石鹸タンクの充填レベルに関係なく、常に同
じ量および質の泡を発生することができる方法と装置を
提供することである。 【構成】 本発明による方法の場合には、液体石鹸が調
整タンク１３およびまたは配量タンクに導かれる。この
タンク内では、供給の開始時に常に所定の量の石鹸２７
と空気が存在する。調整タンク１３または配量タンク内
には泡立て器２１の供給管１６が挿入されている。供給
管１６の下端は石鹸２７内に浸漬されている。供給管の
上端は上部空間４５内に位置する。供給管１６には泡立
て器２１が装着されている。この泡立て器内では、上部
空間４５を圧縮空気で付勢するときに、管１６によって
泡立て器２１に押し込まれた石鹸２７が上部空間からの
空気と混合し、泡を生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の対象物は石鹸と空気が泡
立て器に押し込まれて混合される、石鹸ディスペンサで
液体石鹸から泡を少量ずつ発生させる方法である。
【０００２】更に、本発明の対象物は液体石鹸用の貯蔵
タンクと、石鹸と空気を混合するための泡立て器と、ポ
ンプとを具備する、石鹸ディスペンサで液体石鹸から泡
を少量ずつ発生させる装置である。
【０００３】
【従来の技術】特に公共の建物やレストランの便所や洗
面所のための石鹸ディスペンサが実際に知られている。
この場合、揺動レバーを操作することにより、決まった
量の液体石鹸が手に吐出される。この石鹸ディスペンサ
はしたたり落ちる傾向がある、すなわち時間が経つにつ
れて石鹸ディスペンサの下方の洗面槽や床に石鹸が溜ま
り、これを除去しなければならないという欠点がある。
【０００４】従って、液体石鹸の代わりに石鹸泡を押し
出すことが既に提案された。ヨーロッパ特許第００１９
５８２号公報により、レバーによって操作される石鹸溶
液配量装置を備えた石鹸泡形成装置が知られている。こ
の装置の場合には、水状の石鹸溶液が貯蔵タンクからシ
リンダ室内に達する。このシリンダ室はピストンの形を
した配量ポンプに接続されている。配量ポンプは同時
に、ピストン出口のためのスライダとしての働きをす
る。このピストン出口はダイヤフラムポンプに接続され
た混合室に通じている。ダイヤフラムポンプは操作レバ
ーによって同時に配量ピストンと共に操作される。出発
位置において、貯蔵タンクから液体石鹸溶液が配量ポン
プのシリンダ室に流れる。操作レバーを揺動させること
により、配量ポンプのシリンダ室内の石鹸溶液は混合室
に押し込まれる。フラップ弁が配量ポンプのシリンダ室
への逆流を阻止する。ダイヤフラムポンプ内の戻しばね
によって操作レバーが戻る際に、ダイヤフラムポンプに
よって空気が混合室に押し込まれ、大きな泡が形成され
る。この泡は続いて、多孔体を通って膨張室に導かれ、
そこから微細な石鹸泡として出口から外へ流出する。
【０００５】この公知の装置の泡はその粘稠度が非常に
大きく変化することが実際に判った。これは、細い接続
管や多孔性のフィルター内での貯蔵によって、圧力や混
合比に関する泡形成のための前提が長時間にわたっても
はや一定に保たれないことに起因する。更に、公知の装
置はほぼ一定の条件を維持するために、多大のメンテナ
ンスを必要とする。これは非常に面倒であり、費用がか
かる。
【０００６】そこで本発明は対策を講じようとするもの
である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、石鹸タンクの充填レベルとは無関係に、前もって
決めることができる特性を有する常に同じ量の泡を発生
させることができる方法と装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題は方法の発明に
あっては、調整タンク内の石鹸の上方の上部空間内の空
気容積と液体石鹸容積が所定の値となるまで、液体石鹸
が先ず最初に貯蔵タンクから調整タンクへ導かれ、ポン
プによって上部空間に空気が供給され、同時に、一方で
は石鹸が下側から浸漬管を通って調整タンクに接続され
た泡立て器内に押し込まれ、他方では空気の一部が泡立
て器に押し込まれた石鹸内に直接入り、そこで石鹸と混
合して泡を発生することによって解決され、そして装置
の発明にあっては、貯蔵タンクと泡立て器の間に、所定
の量の石鹸と空気を受け入れるための調整タンクが設け
られ、泡立て器が石鹸供給管によって調整タンクに接続
され、調整タンク内の液体石鹸の上の上部空間と泡立て
器がポンプに接続されていることによって解決される。
【０００９】驚くべきことに、ポンプ行程運動の後でそ
の都度常に一定の量の石鹸と空気が補充される調整タン
クを中間に配置したことにより、泡の粘稠度と量を一定
に保つことができた。貯蔵タンクから調整タンクに通じ
る接続管の長さを調節することにより、調整タンク内の
石鹸と空気の量を変えることができ、それによって泡内
の空気と石鹸の比を調節し、使用される石鹸の質や粘性
に合わせることができる。調整タンク内に設けられた管
は泡立て器の簡単な組み立てと、必要な場合には交換を
可能にし、そして供給の終わりに供給口に残った泡を吸
い込んで戻したり吹き出すことができ、したたり落ちを
防止する。
【００１０】調整タンクの中間配置によって、石鹸の上
方の上部空間は簡単な手段、例えば貯蔵タンクからの浸
漬管によって非常に狭い範囲内に一定に保持することが
できる。
【００１１】本発明による装置は市場で既に知られてい
るような低コストの泡立て器を備えた非常に簡単な構造
であり、そして非常に頻繁に使用する場合には簡単かつ
低コストで交換可能である。充填管の浸漬深さを変える
ことにより、石鹸の量または泡の粘稠度は要求に簡単に
合わせることができる。これは特に、石鹸の質が一定で
ないときに有利である。配量タンクを使用する場合に
は、一方では石鹸の上部空間を非常に狭くすることがで
き、それによってポンプ容積も小さくすることができ
る。他方では、ポンプの充填のために必要な空気が上部
空間の外に通じているので、レバーを非常に頻繁に操作
する場合に泡が形成されない。使用回数が少ない個人の
分野では、簡単な実施で充分である。泡供給管の周りに
周壁を設けることにより、ポンプに逆流する空気は泡供
給管の端部に残った泡を調整タンクに戻す。捕集室を戻
しケーシング内に適当に形成することにより、残った石
鹸がポンプ内に達しないようにすることができる。逆に
作用する２個のポンプを使用する場合には、残った泡を
吸い込んで戻す代わりに、吹き出すことができる。その
際、圧力ポンプを充填するために必要な空気の吸込み
を、室から直接および泡供給口から離して行うことがで
きるという付加的な利点がある。ばねを介して操作レバ
ーをポンプに連結することは累進的な圧力上昇、ひいて
は泡形成時の空気と石鹸の申し分のない混合を可能にす
る。図５と６に示した本発明の実施例は、非常に簡単
で、安定していて低コストで製作可能な操作レバーの構
成と、ケーシング内での操作レバーの軸承を可能にす
る。ポンプの放射状配置は泡ディスペンサの非常にコン
パクトな構造を達成する。これは更に、本発明による装
置を従来のディスペンサ用の既存のケーシングにも組み
込むことを可能にする。
【００１２】
【実施例】図示した実施例に基づいて本発明を詳しく説
明する。泡ディスペンサ１はケーシング３内に収容され
ている。このケーシングは壁５に固定可能であり、合成
樹脂または薄板からなっている。ケーシング３内には貯
蔵タンク７が収容されている。この貯蔵容器はその底８
に取付けられた管９を備えている。この管は接続管１１
を介して調整タンク１３に接続されている。接続管１１
は上側から開口１５を通って調整タンク１３内に寸法Ｘ
だけ浸漬している。所望される場合には、浸漬深さＸを
調節できるようにするために（一点鎖線で示してあ
る）、接続管１１を伸縮管状に形成することができる。
【００１３】接続管１１の下端はダイヤフラム弁１２に
よって閉鎖されている。調整タンク１３に圧力を加える
と、このダイヤフラム弁は貯蔵タンクから調整タンク１
３への液体石鹸２７の流入を可能にし、調整タンク１３
から貯蔵容器７への液体石鹸の戻りは不可能である。弁
１２の構造については詳細に説明しない。なぜなら、こ
のような弁は技術水準で充分に知られているからであ
る。
【００１４】調整タンク１３の管１４には、例えばスイ
ス国特許第５４５２３２号公報に記載されているような
いわゆる泡立て器２１が装着されている。この泡立て器
２１は石鹸供給管１６を備え、この供給管の上端は中央
の開口または多数の細孔１８を備えている。この細孔１
８の上方においてこの細孔から離して、細孔状篩または
焼結小板２０が設けられている。管１６の周壁の上端は
細孔２２を備えている。この細孔は調整タンク１３の内
室に接続している。微細篩２０の外側の環状室にはリン
グ状のダイヤフラムシール２４が取付けられている。こ
のダイヤフラムシールは調整タンク１３内の圧力が正圧
であるときに、微細篩２０だけを通って空気を流出させ
ることを可能にし、内部の圧力が負圧であるきには上部
空間４５への空気の流入を可能にする。
【００１５】調整タンク１３は更に管３６によって、ポ
ンプとして作用する蛇腹３５に接続している。この蛇腹
３５には、軸Ｂの回りに揺動可能にケーシング３に軸承
されたてこレバー４１が作用している。ケーシング３か
ら下方へ突出する操作レバー３９は軸Ａの回りに揺動可
能であり、第２の軸Ｃがてこレバー４１に枢着連結され
ている。蛇腹３５には戻しばね４７が挿入されている。
この戻しばねは、操作レバー３９に対する力を取り除い
たときに、蛇腹３５を出発位置に戻す働きをする。この
代わりに、勿論、ばね４７をレバー３９または４１に作
用させてもよい。
【００１６】図１の装置による泡の発生について次に詳
細に説明する。操作レバー３９を揺動させることによ
り、てこレバー４１のてこ作用によって蛇腹３５が圧縮
される。蛇腹３５内にある空気は管３６を経て調整タン
ク１３の上部空間４５に流れる。流入する空気は上部空
間４５内の圧力ｐ１を高める。調整タンク１３内の液体
石鹸２７の表面の上の圧力が上昇することにより、石鹸
は下側から管１６に押し込まれ、上側において細孔１８
を通って管１６から出る。石鹸が細孔１８を通過する前
に、空気が上部空間４５から周囲の孔２２を通って管１
６内の上昇する石鹸内に達し、この石鹸と強く混合して
泡Ｓを生じる。この泡は泡ディスペンサ管２６を経て外
部に流出可能である。泡立て器２１内の圧力上昇時およ
び泡の形成時に、管９の弁１２は閉じている。圧力上昇
が終了した後で、調整タンク１３内の圧力ｐ１が低下す
る。というのは操作レバー３９が出発位置に戻り、空気
が開放するダイヤフラムシール２４を通って上部空間４
５内に流入し得るからである。その際、空気は管３６を
通って蛇腹５に逆流し、蛇腹に再び充填される。調整タ
ンク１３内の圧力降下の後で、液体石鹸は、発泡時に押
し出された石鹸量を補うまで、貯蔵タンク７から管９を
通って弁１２を経て調整タンク１３に流れる。レベルｈ
２は接続管１１の浸漬深さｘによって決まる。ダイヤフ
ラムシール２４を通って空気が逆流しないようにする代
わりに、調整タンク１３の他の個所に適当な弁を設けて
もよい。
【００１７】泡ディスペンサ管２６は周壁２８によって
取り囲み可能である。この周壁を通って空気が蛇腹３５
に吸い込まれる。管２６の端部に付着して残った泡は調
整タンク内に吸い込み可能である。
【００１８】二つの部材からなるレバー装置３９，４１
の代わりに、板状レバー、アングルレバーまたは星形レ
バー５０（図１に一点鎖線で示してある）を設けること
ができる。このレバーはポンプ３５の側方において軸Ａ
の回りに揺動可能に軸承されている。それによってポン
プ３５操作時のストロークは幾分小さくなる。これは大
きな蛇腹によって補償可能である。
【００１９】図２に示した本発明の他の実施例では、泡
ディスペンサ１０１が壁１０５に固定されたケーシング
１０３を備えている。このケーシング１０３内には貯蔵
タンク１０７が収容されている。貯蔵タンクの底１０８
に取りつけた管１０９は接続管１１１を介して調整タン
ク１１３に接続されている。管１１１は上側から開口１
１５を経て調整タンク１１３内に浸漬している。管状に
形成された凹部１６１内には管１１７が挿入されてい
る。この管の底１６２には弁１６３が設けられている。
第１の管１１７内に第２の管１１６が挿入されている。
この第２の管の下端は開放し、上端には泡立て器１２１
が装着されている。管状の凹部１６１に対して管１１７
をシールするために、Ｏリング１６５を使用することが
できる。管１１７は配量貯蔵器１１０を形成し、調整タ
ンク１１３よりもはるかに小さな容積を有する。
【００２０】貯蔵タンク１０７の上方には蛇腹ポンプ１
３５が取付けられている。この蛇腹ポンプはレバーまた
は棒１４１によって双腕状の操作レバー１３９に枢着連
結されている。操作レバー１３９と双腕状レバー１４１
は、枢着継手１４２（図２において実線で示してある）
の代わりに、枢着継手１４２と短縮されたレバー１４１
の端部１４６の間に挿入されたばね１４４によって互い
に連結可能である。操作レバー１３９の操作時に（反時
計回りの揺動時に）、ばね１４４の緊張によって、蛇腹
１３５に対して力が累進的に加えられ、操作レバー１３
９の揺動運動が終了した後も蛇腹１３５の圧縮が更に続
くように、ばね１４４が定められている。
【００２１】操作レバー１３９の揺動の後で、ひいては
蛇腹１３５の圧縮の後で、蛇腹が再び出発位置に戻り、
空気が充填されるように、ばね１４７が定められてい
る。蛇腹１３５から接続管１３６が泡立て器１２１の頭
部まで延びている。この泡立て器はケーシング１６９に
よって取り囲まれている。
【００２２】図３に基づいて泡立て器１２１の構造を詳
しく説明する。泡立て器１２１は管１１７の端部に装着
されている。下側が開放した浸漬管１１６は泡立て器１
２１から管１１７の下側の入口近くまで延びている。管
１１６の上側端部は泡立て器１２１の微細孔１１８の下
方に位置し、目の細かい篩１２０から離して開口してい
る。篩１２０の上方において篩に接して、泡吐出管１２
６が設けられている。この泡吐出管の端部から泡Ｓが手
に供給される。浸漬管１１６の上端の小さな通路１２２
は孔１１８と管１１７内の石鹸表面の間の空間に通じて
いる。
【００２３】管１１７は上側が弁１４６を介して管１３
６によって蛇腹１３５に接続している。泡吐出管１２６
は中間壁１６７を通ってケーシング１６９内に達してい
る。ケーシング１６９は更に、第１のダイヤフラム弁１
７１によって同様に管１３６に接続している。弁１４６
と１７１の間には、吸い込まれて戻る泡Ｓを液化するた
めの捕集室１７２を設けることができる。
【００２４】図２と図３に示した泡ディスペンサ１０１
は次のように作動する。貯蔵タンク１０７を装着した
後、液体石鹸１２７は管１０９を通って調整タンク１１
３に流れる。これは充填レベルが水準ｈ２に達するまで
行われる。液体石鹸は弁１６３によって下側から管１１
７にも入り、この管に同様に高さｈ２まで充填される。
操作レバー１３９を引っ張ることにより、棒１４１は蛇
腹１３５として形成されたポンプを圧縮し、同時に戻し
ばね１４７を緊張させる。短いポンプストロークによっ
てできるだけ多量の空気を吐出できるようにするため
に、蛇腹ポンプ１３５を２個平行に並べて配置すること
ができる。蛇腹１３５を圧縮すると、空気は管１３６か
ら上昇圧力によって開く第２の弁１４６を経て、泡立て
器１２１と管１１７内の液体石鹸１２７の表面ｈ２の間
の上部空間１４５内に押し込まれる。管１１７内の石鹸
表面に作用する圧力が上昇することによって、石鹸は同
時に下側から液体供給管１１６と、細孔１１８を有する
その上側の蓋を通って、泡立て器１２１内に押し込ま
れ、孔１２２から泡立て器１２１に達する空気と混合
し、泡を発生する。泡は泡吐出管１２６を経て泡立て器
１２１から出る。操作レバー１３９を離した後で、操作
レバーは戻しばね１４７によって引っ張られて出発位置
に戻る。その際、膨張する蛇腹１３５は管１２６とケー
シング１６９の間の空間から弁１７１と管１３６を経て
空気を吸込み、同時に管１２６の端部のところで周囲か
ら空気を吸い込む。その際、そこに泡が残っている場合
には泡が吸い込まれて泡立て器１２１に戻り、空気によ
る次の付勢の際に、弁１４６を通って再び管１１７に戻
る。従って、装置の最も高い場所にある蛇腹１３５内に
は決して液体石鹸が吸い込まれないし、汚れも流入しな
い。更に、上述のようにして残った泡を戻すことによ
り、調整タンク１１３内での液体石鹸１２７の泡立ちが
回避される。
【００２５】蛇腹１３５の充填時に残った泡を吸い込ん
で戻す代わりに、蛇腹１３５に設けられた弁によって直
接蛇腹に充填することができる（図示なし）。管１２６
の端部から滴が落ちないようにするために、他の蛇腹を
設けることができる。この蛇腹は操作レバー１３９の戻
りのときに圧縮され、管から空気噴流によって残った泡
を手に吹き付ける。
【００２６】このような装置は図４に示してある。ケー
シング２０３内にはその背壁に、ポンプとしての働きを
する２個の蛇腹２３５が設けられている。この蛇腹はＴ
字状レバー２４１を介して操作レバー２３９に連結され
ている。操作レバー２３９は双腕であり、個所Ａの回り
に揺動可能である。図２の実施例と同様に、操作レバー
２３９はばね２４４によってＴ字状レバー２４１に連結
可能である。それによって、蛇腹２３５内の圧力を累進
的に上昇することができる。
【００２７】操作レバー２３９の第２の腕の端部は第３
の蛇腹ポンプ２３５′に作用している。両蛇腹２３５は
供給管を介して圧力管２３８に接続されている。この圧
力管は調整タンク２１３と、泡立て器２２１を設けた空
間２８０に開口している。管２３６の端部には逆止弁２
６３が設けられている。この逆止弁は、両蛇腹２３５を
再充填する際に空気が上部空間２４５から吸い出されな
いようにする。蛇腹の充填は弁２４０によって行われ
る。
【００２８】調整タンク２１３は管２０９によって貯蔵
タンク２０７に接続されている。管２０９の端部には同
様に、逆止弁２１２が取付けられている。この逆止弁は
両蛇腹２３５によって上部空間２４５内の圧力が上昇す
る時に、液体石鹸２２７がタンク２０７に逆流しないよ
うにする。管２１７内には、図１に基づいて説明したよ
うな泡立て器２２１が挿入されている。この泡立て器に
固定された浸漬管２１６は液体石鹸２２７内に浸漬して
いる。泡立て器２２１の上方に泡吐出管２２６が設けら
れている。この泡吐出管はケーシング２０３の前面まで
延びている。蛇腹２３５から吐出管２２６の端部まで管
２８１が案内されている。管２８１は好ましくは管２２
６に対して後退位置で開口している。操作レバー２３９
が実線で示す位置から一点鎖線で示す位置へ引っ張られ
ると、両蛇腹２３５は棒２４１によって圧縮され、蛇腹
の中身が管２３６を通って調整タンク２１３の上部空間
２４５に達する。液体石鹸２２７の表面上の圧力が上昇
することによって、液体石鹸は浸漬管２１６を経て泡立
て器に押し込まれ、そこで上部空間から同様に泡立て器
２２１に流入する空気と混合して泡を作る。泡は管２２
６から外へ出る。操作レバー２３９を離すや否や、操作
レバーは、例えば両蛇腹２３５に組み込まれた図示して
いない適当なばねによって、あるいは操作レバー２３９
に直接作用する図示していないばねによって出発位置に
戻る。その際、図４に示すように、蛇腹２３５′が圧縮
される。この蛇腹の中身は管２８１を通って管２２６の
開口まで達し、そこに付着している泡を吹き飛ばす。
【００２９】本発明のこの実施例の場合にも、レバー２
３０，２４１の代わりに、一つの板状レバー、アングル
レバーまたは星形レバー２５０（板状レバーが一点鎖線
で示してある）を設けることができる。このレバーは軸
Ａの回りに揺動可能に軸承され、その一端がポンプ２３
５′に連結され、左側に示した部分がポンプ２３５の背
面に連結されている。レバー２５０はポンプ２３５の側
方に平行に設けられた２枚の板からなっていてもよい。
この実施例の場合、軸Ａでの軸受をケーシング２０３の
両側で行うことができるので、きわめて安定した構造と
なる。
【００３０】図５，６に示した本発明の実施例では、一
体の操作レバー３３９の回転軸Ａがポンプ３３５と３３
５′の間にほぼ点対称に配置されている。３個のポンプ
はそれぞれ回転軸Ａ回りに９０°ずつずらして配置され
ている。操作レバー３３９にはそれぞれ、それから側方
へ突出する支持部３６０に、球状の連結要素３７０が固
定されている。この連結要素は対応して形成された、ポ
ンプ３３５，３３５′の背面の半球形凹部３８０に係合
している。球状の連結要素の代わりに、他の適当な連結
手段を設けることができる。調整タンク３１３と吐出管
３２６を備えた泡立て器３２１は概略的に示してある。
これらは図１〜４と同じように形成可能である。接続管
３３６と、ポンプ３３５と３３５′の間の接続管３８６
は見易くするために簡単な線として示した。
【００３１】図５には、調整タンク３１３内に圧力を発
生するために役立つ両ポンプ３３５が充填状態で示して
ある。吐出管３２６内に残る泡を吐出の終わりに吹き出
すポンプ３３５′は、矢印Ｆの方向に操作レバー３３９
を揺動開始する前に、完全に圧縮される。操作レバー３
３９は出発位置にある。図６においては、操作レバー３
３９が操作人によって前方向へ、すなわち反時計回りに
回転させられる。調整タンク３１３内の圧力を上昇させ
るための両ポンプ３３５は完全に圧縮され、吹き出しの
ために役立つポンプ３３５′は充填されている。レバー
３３９を離すと、ポンプ３３５，３３５′内に設けられ
ているかまたはレバー３３９に作用している図示してい
ないばねによって、レバー３３９は元へ回転し、ポンプ
３３５′は圧縮され、それによって残っていた石鹸泡が
吐出管３２６から吐き出される。レバー３３９の操作時
に球状の連結要素３７０が弧状に延長すると、ポンプ３
３５，３３５′の作用に対して影響を与えない。なぜな
ら、側方へのずれがポンプストローク運動時に蛇腹状ポ
ンプ３３５，３３５′の弾力性によって受け止められる
かあるいは図５と６に示すように連結要素３７０が凹部
３８０内で側方に滑ることができるからである。図５と
６に示した操作レバー３３９の実施例は、レバー３３９
がポンプ３３５，３３５′の側方に設けた２枚の板から
なり、それによって軸Ａがケーシング３０３の両側で固
定可能であるという利点を有する。従って、レバー３３
９は合成樹脂によっておよび薄い壁厚で低コストで作る
ことができる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように本発明による泡を発
生させる方法と装置は、石鹸タンクの充填レベルとは無
関係に、前もって決めることができる特性を有する常に
同じ量の泡を発生させることができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】泡ディスペンサーの縦断面図である。
【図２】他の泡ディスペンサーの縦断面図である。
【図３】図２の泡立て器の拡大図である。
【図４】他の実施例の概略図である。
【図５】分与前のポンプとその操作レバーの他の配置構
造の概略側面図である。
【図６】レバー運動終了時の図５の配置構造を示す図で
ある。
【符号の説明】
７，１０７，２０７ 貯蔵タンク １３，１１３，２１３ 調整タンク １６，１１６，２１６ 石鹸供給管 ２１，１２１，２２１，３２１ 泡立て器 ２７，１２７，２２７ 石鹸 ３５，１３５，２３５，３３５ ポンプ ４５，１４５，２４５ 上部空間

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 石鹸と空気が泡立て器に押し込まれて混
    合される、石鹸ディスペンサで液体石鹸から泡を少量ず
    つ発生させる方法において、 調整タンク（１３，１１３，２１３）内の石鹸（２７，
    １２７，２２７）の上方の上部空間（４５，１４５，２
    ４５）内の空気容積と液体石鹸容積が所定の値になるま
    で、液体石鹸（２７，１２７，２２７）が先ず最初に貯
    蔵タンク（７，１０７，２０７）から調整タンク（１
    ３，１１３，２１３）へ導かれ、 ポンプ（３５，１３５，２３５，３３５）によって上部
    空間（４５，１４５，２４５）に空気が供給され、同時
    に、一方では石鹸（２７，１２７，２２７）が下側から
    浸漬管（１６，１１６，２１６）を通って調整タンク
    （１３，１１３，２１３，３１３）に接続された泡立て
    器（２１，１２１，２２１，３２１）内に押し込まれ、
    他方では空気の一部が泡立て器（２１，１２１，２２
    １，３２１）に押し込まれた石鹸（２７，１２７，２２
    ７）内に直接入り、そこで石鹸（２７，１２７，２２
    ７）と混合して泡を発生することを特徴とする液体石鹸
    から泡を少量ずつ発生させる方法。
  2. 【請求項２】 石鹸（１２７）が弁（１６３）によって
    調整タンク（１１３）から調整タンク（１１３）に接続
    された配量タンク（１１０）に導かれ、この配量タンク
    の上端に泡立て器（２１）が設けられ、ポンプ（１３
    ５，３３５）から圧縮空気が石鹸（２７）の上方の上部
    空間（１４５）に供給されることを特徴とする請求項１
    の方法。
  3. 【請求項３】 液体石鹸用の貯蔵タンクと、石鹸と空気
    を混合するための泡立て器と、ポンプとを具備する、石
    鹸ディスペンサで液体石鹸から泡を少量ずつ発生させる
    装置において、 貯蔵タンク（７，１０７，２０７）と泡立て器（２１，
    １２１，２２１，３２１）の間に、所定の量の石鹸と空
    気を受け入れるための調整タンク（１３，１１３，２１
    ３，３１３）が設けられ、泡立て器（２１，１２１，２
    ２１，３２１）が石鹸供給管（１６，１１６，２１６）
    によって調整タンク（１３，１１３，２１３）に接続さ
    れ、調整タンク（１３，１１３，２１３，３１３）内の
    液体石鹸（２７，１２７，２２７）の上の上部空間（４
    ５，１４５，２４５）と泡立て器（２１，１２１，２２
    １，３２１）がポンプ（３５，１３５，２３５，３３
    ５）に接続されていることを特徴とする液体石鹸から泡
    を少量ずつ発生させる装置。
  4. 【請求項４】 上側から調整タンク（１３，１１３，２
    １３，３１３）に挿入された接続管（１１，１１１，２
    １１）が貯蔵タンク（７，１０７，２０７）に取付けら
    れ、接続管（１１，１１１，２１１）の浸漬端部の長さ
    （Ｘ）によって、上部空間（４５，１４５，２４５）の
    大きさと石鹸（２７，１２７，２２７）の量が調節可能
    であることを特徴とする請求項３の装置。
  5. 【請求項５】 泡立て器（２１，１２１，３２１）が調
    整タンク（１３，１１３，２１３，３１３）の管（１
    ４，１１４，２１４）に装着され、供給管（１６，１１
    ６，２１６）の下端が調整タンク（１３，１１３，２１
    ３）内の石鹸（２７，１２７，２２７）内に挿入され、
    供給管の上端が上部空間（４５，１４５，２４５）内で
    石鹸（２７，１２７，２２７）の上方に位置しているこ
    とを特徴とする請求項３また４の装置。
  6. 【請求項６】 調整タンク（１１３，３１３）と泡立て
    器（１２１，３２１）の間に配量タンク（１１０）が設
    けられ、この配量タンクが弁（１６３）を介して調整タ
    ンク（１１３，３１３）に接続されていることを特徴と
    する請求項３の装置。
  7. 【請求項７】 配量タンク（１１０）が調整タンク（１
    １３，３１３）内に挿入された管（１１７）からなり、
    この管の下端が調整タンク（１１３，３１３）に接続さ
    れ、かつ弁（１６３）によって閉鎖可能であり、泡立て
    器（１２１，３２１）が管（１１７）の上端に装着され
    ていることを特徴とする請求項６の装置。
  8. 【請求項８】 管（１１７）の上部空間（１４５）が管
    （１３６）と弁（１４６）によってポンプ（１３５，３
    ３５）に接続されていることを特徴とする請求項６また
    は７の装置。
  9. 【請求項９】 泡立て器（１２１，３２１）の少なくと
    も一部がケーシング（１６９）によって取り囲まれ、こ
    のケーシングが泡のための出口の隣において大気に開放
    し、かつ後側において弁（１７１）を介して管（１３
    ６）とポンプ（１３５，３３５）に接続していることを
    特徴とする請求項８の装置。
  10. 【請求項１０】 弁（１４６，１７１）が捕集室（１７
    ２）内に挿入され、この捕集室が管（１３６）に接続さ
    れていることを特徴とする請求項８または９の装置。
  11. 【請求項１１】 ポンプ（３５，１３５，２３５，３３
    ５）が操作レバー（３９，１３９，２３９，３３９）に
    よって操作可能であり、空気が上部空間（４５，１４
    ５，２４５）に押し込み可能であり、およびまたはレバ
    ー（１４１，２４１）がばね（１４４，２４４）によっ
    て操作レバー（１３９，２３９）に連結されていること
    を特徴とする請求項３から１０までのいずれか一つの装
    置。
  12. 【請求項１２】 上部空間（２４５）を付勢するために
    第１のポンプまたは第１の両ポンプ（２３５，３３５）
    が設けられ、残った泡を吹き出すために第２のポンプ
    （２３５′，３３５′）が設けられ、第２のポンプが管
    （２８１）によって泡供給管（２２６，３２６）に接続
    されていることを特徴とする請求項２から５までのいず
    れか一つの装置。
  13. 【請求項１３】 操作レバー（３９，１３９，２３９，
    ３３９）が揺動軸（Ａ）に揺動可能に軸承され、かつポ
    ンプ（３５，１３５，２３５，３３５）と（３５′，１
    ３５′，２３５′，３３５′）に作用連結されているこ
    とを特徴とする請求項３から１０までのいずれか一つの
    装置。
  14. 【請求項１４】 ポンプ（３３５，３３５′）が操作レ
    バー（３９，１３９，２３９，３３９）の揺動軸（Ａ）
    の周りにほぼ点対称に配置されていることを特徴とする
    請求項１３の装置。
  15. 【請求項１５】 操作レバー（３９，１３９，２３９，
    ３３９）が板状に形成されていることを特徴とする請求
    項１３または１４の装置。
JP5030649A 1992-02-21 1993-02-19 液体石鹸から泡を少量ずつ発生させる方法および装置 Withdrawn JPH05337058A (ja)

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