JPH053368B2 - - Google Patents

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JPH053368B2
JPH053368B2 JP21426384A JP21426384A JPH053368B2 JP H053368 B2 JPH053368 B2 JP H053368B2 JP 21426384 A JP21426384 A JP 21426384A JP 21426384 A JP21426384 A JP 21426384A JP H053368 B2 JPH053368 B2 JP H053368B2
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JP
Japan
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reinforcing material
cement
hollow
extruded
extruded cement
Prior art date
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JP21426384A
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English (en)
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JPS6192808A (ja
Inventor
Hachiro Myazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、本発明者の特許発明である「枠組補
強材を入れた押出材の同時押出成形方法及び装
置」(特許公報昭53−13208)、「無機質複合材の押
出成形方法及び装置」(特許公報昭53−22082)、
「無機質複合材の押出成形装置」(特許公報昭53−
31488)、「無機質複合材の押出成形装置」(特許公
報昭53−31489)、以上4件の特許発明の利用発明
に係るものである。
以下上記4件の特許発明を総称して「補強材入
り無機質複合材の押出成形方法及び装置」とい
う。[補強材入り無機質複合材の押出成形方法及
び装置」の特許発明は、セメント、石膏などの主
体とした押出し可能な無機質押出材料の中に、芯
材として鉄、プラスチツク、ガラス繊維などをあ
らかじめ所要形状に枠組された補強材又は、パン
チングブレート、エクスパンドメタルのような成
形補強材などを入れ、同時押出成形を可能にした
補強材入り無機質複合材の押出成形方法及び装置
に関するものである。
この発明によつて得られる押出成形物は、板
状、パイプ状、中空状等種々の形状の物が可能で
ある。特に中空断面形状の押出成形物は、部材の
軽量化が図れるばかりでなく材料の節約にもなり
建築材料、土木材料その他種々の用途に巾広く利
用されているものである。
本発明は、この補強材入り中空断面のセメント
成形物の中空部分に押出成形と同時に発泡セメン
トを注入し、中空部分を多孔質コンクリートにて
充填せしめた補強材入り押出セメント複合材の製
造方法に係るものである。
本発明の目的とするところは、補強材入り押出
セメンと複合材中空断面成形物に耐火性能、断熱
性能、強度性能等を付与せしめるために中空部分
を多孔質コンクリートにて充填することである。
一度成形された補強材入り押出セメント複合材中
空断面成形物の中空部分に発泡セメントを注入し
ても類似の物は成形可能であるが、補強材入り押
出セメント複合材中空断面成形物と多孔質コンク
リートとが一体とならず境界面に亀裂を生じ断熱
性能はもちろん耐火性能、強度性能共に向上しな
い。その上成形体は長尺物であるため各々の中空
部分の縦方向に発泡セメントを注入することは、
きわめて困難であり均一な発泡セメントをもつて
中空部分をすべて充填せしめることは事実上不可
能である。
多孔質コンクリート成形版には、ALC(オート
クレーブライトウエイトコンクリート)というも
のがある。セメントと珪砂または石灰と硅砂に水
とアルミ微粉を加え発泡させた成形体をオートク
レーブによつて養生を行つたものである。
このALCの最大の欠点は、耐水性がないこと、
凍結融解による亀裂が発生すること、耐衝撃性が
ないため端部が欠け易いこと、強度が低いこと等
である。
本発明に成る補強材入り押出セメント複合材
は、かゝるALCの諸欠点をすべて、中空断面形
状のスキン層によつて補うこのとできるものであ
ると共に補強材入り押出セメント複合材中空断面
成形物の性能を一段と高めることができるもので
あるといえる。
本発明は、本発明者の特許発明である「補強材
入り無機質複合材の押出成形法及び装置」を用い
た利用発明である。
本発明者の特許発明である当該装置において中
空異形断面形状の補強材入り押出セメント複合材
を成形せしめる場合は、補強材の挿入用中子取付
ガイドを使用する。この中子取付ガイドの先端に
中子を固着し、かつ枠組補強材挿入ガイド内で同
心的に保持すると共に、挿入用中子取付ガイドの
後端をワイヤなどで引張つておくのである。
本発明はかゝる補強材入り無機質複合材の押出
成形方法及び装置においてさらに中子先端より補
強材入り押出セメンと複合材の中空部分に発泡セ
メントを挿入せしめる如く改良を加えたものであ
る。すなわち、発泡セメント吐出用ポンプに連結
したるところの発泡セメント送込みパイプを該ワ
イヤに添設せしめると共に挿入用中子取付ガイド
を貫通して中子の先端に至るまで発泡セメント送
込みパイプを挿着貫通させ、中子先端にして中子
の中央部分に設置したるところの発泡セメント送
出しノズルから、あらかじめセメント水和物に気
泡を混入せしめた発泡セメントを補強材入り押出
セメント複合材の中空部分に押出しスピードに発
泡セメントの吐出量を連動せしめながら挿入す
る。しこうして補強材入り押出セメント複合材中
空断面成形物の中空部分はすべて発泡セメントに
て完全に充填することが可能となるのである。
中空部分をすべて発泡セメントにて充填せしめ
た補強材入り押出セメント複合材中空断面成形物
は所定の初期養生時間(1時間以上)経過後オー
トクレーブ養生を行う。オートクレーブ養生は10
気圧で180℃時間は約10数時間である。
従来から押出セメント製品、多孔質コンクリート
製品(ALC)は存在していた。又本発明者の特
許発明である補強材入り無機質複合材の押出成形
物も、マトリツクスにセメントあるいは石膏を使
用したものが存在していた。しかしこのような補
強材入り押出セメント複合材中空断面成形物と多
孔質コンクリートによる複合材は全く存在しなか
つたのである。補強材入り押出セメント複合材中
空断面成形物の特長は、強度、耐火性能、耐寒性
能、耐衝撃性能等に特に優れていることである。
一方多孔質コンクリート(ALC)の特長は、軽
量にして断熱性の良いことであるが、前述の如き
致命的欠陥があるため使用にはおのずから限界が
存在していたのである。例えば強度が低い(曲げ
強度10Kg/cm2)ため高層ビル外装に使用できな
い。また耐力壁として使用できない。さらに凍結
融解に対して弱く亀裂を生じ易いため寒冷地にお
いて使用上問題があること、さらに塗膜劣化によ
り多孔質コンクリート(ALC)が吸水して断熱
性能を低下せしめるなどが挙げられる。
補強材入り押出セメント複合材中空断面成形物
を多孔質コンクリートで充填せしめた本発明に成
る補強材入り押出セメント複合材は、かゝる多孔
質コンクリート(ALC)の欠点をすべて補うこ
とができるばかりでなく、補強材入り押出セメン
ト複合材中空断面成形物自身も固有の性能よりさ
らに一層高い耐火性能、断熱性能、強度性能等の
向上をもたらすことができるのである。
このため本発明に成る補強材入り押出セメント
複合材の製造方法によると、補強材入り押出セメ
ント複合材中空断面成形物および多孔質コンクリ
ート(ALC)共に従来使用することのできなか
つた高層ビルの外装材あるいは耐力壁として用い
る住宅の外壁などの分野に使用することができる
ものが得られるのである。
次に本発明に成る補強材入り押出セメント複合
材の製造方法の実施例について説明する。
図3は補強材入り押出セメント複合材中空断面
成形物の中空部分が多孔質コンクリートで充填さ
れ一体成形されたものである。
補強材入り押出セメント複合材中空断面成形物
の押出しには、FM型真空押出装置(宮崎鉄工株
式会社製)2台を用いた。補強材はあらかじめ枠
組された直径3mmのワイヤーメツシユである。押
出し成形物には、マトリツクスをセメントとしフ
イラーに微粒珪砂、増粘剤にメチルセルローズ
(信越化学製)を使用した。補強材入り押出セメ
ント複合材中空断面成形物の肉厚は表面層が9mm
リブは5mmである。押出し速度を毎分1mにセツ
トしこの中空部分を押出し速度に連動させて吐出
量をコントロールし発泡セメント吐出ポンプによ
り送り出される発泡セメントで充填させた。発泡
セメントはセメントスラリーに蛋白質および界面
活性剤等の気泡を混入した。またセメントスラリ
ーにアルミ粉を混入しリターダにより発泡時間を
調整せしめる方法も行つた。
中子先端に設置せしめたノズル口径を5mmと
し、送出しパイプの内径は12mmとした。発泡セメ
ントを中空部分に充填し、約8時間養成後オート
クレーブ(10気圧180℃)にて14時間養成を行い、
図3の如き補強材入り押出セメント複合材中空断
面成形物と中空部分に充填した多孔質コンクリー
トとが一体となつた補強材入り押出セメント複合
材を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による補強材入り押出セメン
ト複合材の製造方法を示す上部切欠平面図、第2
図は、第1図A〜A′線における縦断正面図、第
3図は、実施例によつて成形した補強材入り押出
セメント複合材の斜視図である。図示せる記号は
次の通りである。 1……押出機、2……ワイヤー、3……中子取
付ガイド、4……中子、5……発泡セメント送込
みパイプ、6……発泡セメント送出しノズル、7
……圧入口、8……ガイド管、9……圧送通路、
10……圧入管、11……流速調整用直筒管、1
2……ダイス、13……補強材、14……発泡コ
ンクリート、15……発泡セメント吐出用ポン
プ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セメント組成物押出原料の流動がY形になる
    ようにセメント組成物押出原料を別々の2方向か
    ら同時に流動させ、かつこれを合流させた流動原
    料内にその合流点の後方から合流方向と同一方向
    にあらかじめ所要形状に枠組された補強材を押入
    し、合流点の前方から所要形状の補強材入り中空
    押出成形部材を成形する方法において、該中空押
    出成形部材を中空ならしめるために用いる中子の
    先端に、発泡セメント吐出ポンプに連結せる送出
    しパイプを導き中子先端に設置せしめるノズルか
    ら補強材入り押出セメンと複合材中空断面成形物
    の中空部分に、あらかじめ混練された発泡セメン
    トを注入しつゝ補強材入り押出成形部材を成形
    し、しかる後にオートクレーブ養生することによ
    つて形成する補強材入り押出セメント複合材の製
    造方法。
JP21426384A 1984-10-15 1984-10-15 補強材入り押出セメント複合材の製造方法 Granted JPS6192808A (ja)

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WO2014103317A1 (ja) 2012-12-27 2014-07-03 東レ株式会社 環式ポリアリーレンスルフィドの製造方法
US9000104B2 (en) 2010-10-29 2015-04-07 Toray Industries, Inc. Polyarylene sulfide

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