JPH05336883A - スライスチーズの製造方法及び装置 - Google Patents
スライスチーズの製造方法及び装置Info
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- JPH05336883A JPH05336883A JP17013192A JP17013192A JPH05336883A JP H05336883 A JPH05336883 A JP H05336883A JP 17013192 A JP17013192 A JP 17013192A JP 17013192 A JP17013192 A JP 17013192A JP H05336883 A JPH05336883 A JP H05336883A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、溶解チーズをフィルムチューブ
に充填してスライスチーズを製造することを目的とした
ものである。 【構成】 溶解チーズをフィルムチューブに密封包装
し、所定形状に成形冷却固化した後、冷蔵し又は冷蔵す
ることなく表面殺菌し、ついで前記フィルムチューブを
剥ぎ取って所定厚さにスライスし、このスライスチーズ
を所定数宛包装するスライスチーズの製造方法。チーズ
溶解槽、溶解チーズを所定量充填機へ移送するポンプ、
溶解チーズをフィルム製の筒状袋に包装する充填機、充
填されたチーズを加圧成形・冷却する成型機、成形され
た包装チーズの殺菌機、包装したチーズの剥皮手段、剥
皮したチーズのスライス手段およびスライスチーズの包
装機を順次連結したスライスチーズの製造装置。
に充填してスライスチーズを製造することを目的とした
ものである。 【構成】 溶解チーズをフィルムチューブに密封包装
し、所定形状に成形冷却固化した後、冷蔵し又は冷蔵す
ることなく表面殺菌し、ついで前記フィルムチューブを
剥ぎ取って所定厚さにスライスし、このスライスチーズ
を所定数宛包装するスライスチーズの製造方法。チーズ
溶解槽、溶解チーズを所定量充填機へ移送するポンプ、
溶解チーズをフィルム製の筒状袋に包装する充填機、充
填されたチーズを加圧成形・冷却する成型機、成形され
た包装チーズの殺菌機、包装したチーズの剥皮手段、剥
皮したチーズのスライス手段およびスライスチーズの包
装機を順次連結したスライスチーズの製造装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、溶解チーズからスラ
イスチーズを製造することを目的としたスライスチーズ
の製造方法及び装置に関する。
イスチーズを製造することを目的としたスライスチーズ
の製造方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、スライスチーズを製造するには、
直方体の成形型の内側へ、内接するように平らなフィル
ムを折り曲げて、フィルムの箱を作る。その中に溶解チ
ーズを充填して、そのチーズの上面へ、フィルムの端を
重ね合せて被せる。さらにその上から、上面成形用の蓋
で押えて静置冷却固化させる。チーズ成形後にフィルム
を取って、多列ワイヤーに押しつけて切断している。
直方体の成形型の内側へ、内接するように平らなフィル
ムを折り曲げて、フィルムの箱を作る。その中に溶解チ
ーズを充填して、そのチーズの上面へ、フィルムの端を
重ね合せて被せる。さらにその上から、上面成形用の蓋
で押えて静置冷却固化させる。チーズ成形後にフィルム
を取って、多列ワイヤーに押しつけて切断している。
【０００３】
【発明により解決すべき課題】前記、従来の方法によれ
ば、成形までのフィルム包装が密封形でないから、衛生
的でないのみならず、フィルムの重ね合わせが多いか
ら、フィルムの使用量が多く、かつ厚いフィルムを必要
とするので製造費の高騰を招き、成形型も直方体に限ら
れるなど種々の問題点があった。
ば、成形までのフィルム包装が密封形でないから、衛生
的でないのみならず、フィルムの重ね合わせが多いか
ら、フィルムの使用量が多く、かつ厚いフィルムを必要
とするので製造費の高騰を招き、成形型も直方体に限ら
れるなど種々の問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、チー
ズが高温で溶解状態にある間に、フィルムチューブを成
形して密封包装し、成形工程の二次汚染を未然に防止す
る。またフィルムテープからフィルムチューブを製造す
るので、フィルム量は必要最少限使用し、かつチューブ
の両端の結束も容易であり、包装を長大にして製造能率
を向上し得るなど、前記従来の問題点を悉く解決するこ
とに成功したのである。
ズが高温で溶解状態にある間に、フィルムチューブを成
形して密封包装し、成形工程の二次汚染を未然に防止す
る。またフィルムテープからフィルムチューブを製造す
るので、フィルム量は必要最少限使用し、かつチューブ
の両端の結束も容易であり、包装を長大にして製造能率
を向上し得るなど、前記従来の問題点を悉く解決するこ
とに成功したのである。
【０００５】即ちこの発明の方法は、溶解チーズをフィ
ルムチューブで余裕をもって密封包装し、所定形状に成
形冷却固化した後、表面殺菌し、ついで、前記フィルム
チューブを剥ぎ取って、所定厚さにスライスし、このス
ライスチーズを所定数宛包装することを特徴としたスラ
イスチーズの製造方法であり、溶解チーズをフィルムチ
ューブで余裕をもって密封包装し、所定形状に成形冷却
固化した後、冷蔵する。前記冷蔵庫から取り出して表面
殺菌し、ついで、前記フィルムチューブを剥ぎ取って、
所定厚さにスライスし、このスライスチーズを所定数宛
包装することを特徴としたスライスチーズの製造方法で
ある。また包装フィルムの剥ぎ取り、スライス及びスラ
イスチーズの包装は無菌室で行うことを特徴としたもの
である。この発明の装置は、チーズ溶解槽、溶解チーズ
を所定量充填機へ移送するポンプ、溶解チーズをフィル
ム製の筒状袋に包装する充填機、充填されたチーズを加
圧成形・冷却する成形機、成形された包装チーズを殺菌
する殺菌機、殺菌した包装チーズの剥皮手段、剥皮した
チーズを所定の厚さにスライスする切断手段及びスライ
スしたチーズを所定枚数宛包装する包装機とを順次連結
したことを特徴とするスライスチーズの製造装置であ
り、チーズ溶解槽、溶解チーズを所定量充填機へ移送す
るポンプ、溶解チーズをフィルム製の筒状袋に包装する
充填機、充填されたチーズを加圧成形・冷却する成形
機、成形された包装チーズを冷蔵する冷蔵庫、冷蔵され
た包装チーズを取り出して殺菌する殺菌機、殺菌した包
装チーズの剥皮手段、剥皮したチーズを所定の厚さにス
ライスする切断手段及びスライスしたチーズを所定枚数
宛包装する包装機とを順次連結したことを特徴とするス
ライスチーズの製造装置である。また剥皮手段は人力又
は自動機としたものである。次に切断手段は、並列した
ワイヤーに、ブロックチーズを押しつけることによりス
ライスする角形切断機又は丸形切断機としたものであ
る。
ルムチューブで余裕をもって密封包装し、所定形状に成
形冷却固化した後、表面殺菌し、ついで、前記フィルム
チューブを剥ぎ取って、所定厚さにスライスし、このス
ライスチーズを所定数宛包装することを特徴としたスラ
イスチーズの製造方法であり、溶解チーズをフィルムチ
ューブで余裕をもって密封包装し、所定形状に成形冷却
固化した後、冷蔵する。前記冷蔵庫から取り出して表面
殺菌し、ついで、前記フィルムチューブを剥ぎ取って、
所定厚さにスライスし、このスライスチーズを所定数宛
包装することを特徴としたスライスチーズの製造方法で
ある。また包装フィルムの剥ぎ取り、スライス及びスラ
イスチーズの包装は無菌室で行うことを特徴としたもの
である。この発明の装置は、チーズ溶解槽、溶解チーズ
を所定量充填機へ移送するポンプ、溶解チーズをフィル
ム製の筒状袋に包装する充填機、充填されたチーズを加
圧成形・冷却する成形機、成形された包装チーズを殺菌
する殺菌機、殺菌した包装チーズの剥皮手段、剥皮した
チーズを所定の厚さにスライスする切断手段及びスライ
スしたチーズを所定枚数宛包装する包装機とを順次連結
したことを特徴とするスライスチーズの製造装置であ
り、チーズ溶解槽、溶解チーズを所定量充填機へ移送す
るポンプ、溶解チーズをフィルム製の筒状袋に包装する
充填機、充填されたチーズを加圧成形・冷却する成形
機、成形された包装チーズを冷蔵する冷蔵庫、冷蔵され
た包装チーズを取り出して殺菌する殺菌機、殺菌した包
装チーズの剥皮手段、剥皮したチーズを所定の厚さにス
ライスする切断手段及びスライスしたチーズを所定枚数
宛包装する包装機とを順次連結したことを特徴とするス
ライスチーズの製造装置である。また剥皮手段は人力又
は自動機としたものである。次に切断手段は、並列した
ワイヤーに、ブロックチーズを押しつけることによりス
ライスする角形切断機又は丸形切断機としたものであ
る。
【０００６】前記発明によれば、溶解チーズ充填時に余
裕をもって充填し（角型成形）、又は余裕なく充填する
（丸型成形）。
裕をもって充填し（角型成形）、又は余裕なく充填する
（丸型成形）。
【０００７】前記発明によれば、プレス成形後、所定数
（例えば１８本）を通い箱に入れて取扱うので、多数を
能率よく取扱うことができる。また丸形に成形する際に
は、所定内径のパイプ内に静置させる間に成形固化す
る。
（例えば１８本）を通い箱に入れて取扱うので、多数を
能率よく取扱うことができる。また丸形に成形する際に
は、所定内径のパイプ内に静置させる間に成形固化す
る。
【０００８】前記のように、成形後の冷蔵は行う場合
と、行わない場合とがある。冷蔵温度は５℃〜１０℃位
とする。
と、行わない場合とがある。冷蔵温度は５℃〜１０℃位
とする。
【０００９】前記フィルムは、耐熱性（８０℃位で十分
の強度を有する）で、十分の強度を有する合成樹脂フィ
ルム、例えば塩化ビニリデンフィルムを用いる。
の強度を有する）で、十分の強度を有する合成樹脂フィ
ルム、例えば塩化ビニリデンフィルムを用いる。
【００１０】前記フィルムチューブによる包装に際し、
上下部は加圧により内容チーズが漏出しないように、例
えばアルミ線で結束する。
上下部は加圧により内容チーズが漏出しないように、例
えばアルミ線で結束する。
【００１１】
【作用】この発明によれば、成形包装から切断までほぼ
全自動化できると共に、人力を用いる工程がきわめて少
ないので製造能率を向上できる。またフィルムチューブ
に入れてから成形するので、外型により円形又は直方体
の何れでも成形できる。更に１チューブを長大にするこ
とができる。
全自動化できると共に、人力を用いる工程がきわめて少
ないので製造能率を向上できる。またフィルムチューブ
に入れてから成形するので、外型により円形又は直方体
の何れでも成形できる。更に１チューブを長大にするこ
とができる。
【００１２】
【実施例１】この発明の方法の実施例を図１、図２に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【００１３】ニーダー１から８０℃の溶解チーズをポン
プ２によりパイプ３を介して定速移送し、塩化ビニリデ
ンフィルム４により直径５５mm（折径８６mm）のフィル
ムチューブ５を成形し、このフィルムチューブ５内へ溶
解チーズを充填１４し、長さ約６００mm毎にフィルムチ
ューブ５の上下をアルミ線６、６で結束し、その中間で
切断する。この場合に、フィルムチューブ５内には十分
の余裕を保有する如く、８０％位に充填する。ついでチ
ューブ包装チーズ７を長方形トレー８に入れ、チーズが
高温（７０℃位）の間に成形用の内蓋９を介して上方か
ら加圧成形し、角形断面のチューブ包装チーズ７ａを室
温（１０℃〜２０℃）で２時間放置し、固化させる。つ
いで通い箱１０に入れて冷蔵庫１６へ運び５℃〜１０℃
で冷蔵する。
プ２によりパイプ３を介して定速移送し、塩化ビニリデ
ンフィルム４により直径５５mm（折径８６mm）のフィル
ムチューブ５を成形し、このフィルムチューブ５内へ溶
解チーズを充填１４し、長さ約６００mm毎にフィルムチ
ューブ５の上下をアルミ線６、６で結束し、その中間で
切断する。この場合に、フィルムチューブ５内には十分
の余裕を保有する如く、８０％位に充填する。ついでチ
ューブ包装チーズ７を長方形トレー８に入れ、チーズが
高温（７０℃位）の間に成形用の内蓋９を介して上方か
ら加圧成形し、角形断面のチューブ包装チーズ７ａを室
温（１０℃〜２０℃）で２時間放置し、固化させる。つ
いで通い箱１０に入れて冷蔵庫１６へ運び５℃〜１０℃
で冷蔵する。
【００１４】次に冷蔵庫１６から取り出し、次亜塩素酸
ソーダ液槽１１に浸漬して表面殺菌した後、人力又は自
動機でフィルムチューブを剥皮１７し、切断機１２にか
けて所定量宛（例えば１０ｇ、厚さ５mm）スライスし、
所定量宛（例えば１００ｇ、１０枚）包装１９して製品
１３を得る。前記において冷蔵しない場合は、成形後直
ちに殺菌する。
ソーダ液槽１１に浸漬して表面殺菌した後、人力又は自
動機でフィルムチューブを剥皮１７し、切断機１２にか
けて所定量宛（例えば１０ｇ、厚さ５mm）スライスし、
所定量宛（例えば１００ｇ、１０枚）包装１９して製品
１３を得る。前記において冷蔵しない場合は、成形後直
ちに殺菌する。
【００１５】前記において、長方形トレー８に入れる代
りに円形パイプ１５内に静置させると、断面円形のチュ
ーブ包装チーズ７ｂができる。この場合には、フィルム
チューブへほぼ余裕なしに充填する。
りに円形パイプ１５内に静置させると、断面円形のチュ
ーブ包装チーズ７ｂができる。この場合には、フィルム
チューブへほぼ余裕なしに充填する。
【００１６】前記において、断面円形に成形した場合に
は、丸形切断機１８を用いてスライスするが、スライス
後の分割及び包装は角チーズと同様である。
は、丸形切断機１８を用いてスライスするが、スライス
後の分割及び包装は角チーズと同様である。
【００１７】
【実施例２】この発明の装置の実施例を図２、３、４、
５について説明する。
５について説明する。
【００１８】溶解チーズ２０を入れたニーダー１（溶解
槽）は、加熱外槽２１の内側に内槽２２を設置し、その
内側に攪拌羽根２３が架設してあり、この攪拌羽根２３
はモータ２４で回転される。前記ニーダー１の送出口
と、充填機２５とを結ぶパイプ３に、ポンプ２が介装さ
れている。前記充填機２５は、塩化ビニリデンフィルム
４をフィルムロール４ａから引き出し、フィルムチュー
ブ５を成形する為のフィルムチューブ成型機２６と、フ
ィルムチューブ５内へ挿入した充填用のノズル２７と、
フィルムチューブ５の上下部をアルミ線で結束する結束
機２８により構成されており、充填機２５の下方に搬出
用のコンベア２９が敷設してある。コンベア２９の終端
に長方形トレー８が臨ませてある。この発明の成型機３
０は、長方形トレー８の通路上方に、内蓋９をもった流
体圧シリンダ３２のロッド３１が昇降可能に対向してあ
る。
槽）は、加熱外槽２１の内側に内槽２２を設置し、その
内側に攪拌羽根２３が架設してあり、この攪拌羽根２３
はモータ２４で回転される。前記ニーダー１の送出口
と、充填機２５とを結ぶパイプ３に、ポンプ２が介装さ
れている。前記充填機２５は、塩化ビニリデンフィルム
４をフィルムロール４ａから引き出し、フィルムチュー
ブ５を成形する為のフィルムチューブ成型機２６と、フ
ィルムチューブ５内へ挿入した充填用のノズル２７と、
フィルムチューブ５の上下部をアルミ線で結束する結束
機２８により構成されており、充填機２５の下方に搬出
用のコンベア２９が敷設してある。コンベア２９の終端
に長方形トレー８が臨ませてある。この発明の成型機３
０は、長方形トレー８の通路上方に、内蓋９をもった流
体圧シリンダ３２のロッド３１が昇降可能に対向してあ
る。
【００１９】前記成型機３０により成形された包装チー
ズ７ａは通い箱１０へ所定数積み上げられ、人力又は動
力で冷蔵庫１６内へ運び込まれる。
ズ７ａは通い箱１０へ所定数積み上げられ、人力又は動
力で冷蔵庫１６内へ運び込まれる。
【００２０】前記成型機３０は、断面方形に加圧成形す
るものであったが、円形パイプ１５内に静置して成形
し、丸形包装チーズ７ｂとすることもできる。
るものであったが、円形パイプ１５内に静置して成形
し、丸形包装チーズ７ｂとすることもできる。
【００２１】殺菌機５１は、次亜塩素酸ソーダ液５２を
満たした次亜塩素酸ソーダ液槽１１よりなり、包装チー
ズ７ａ、又は７ｂを浸漬できる大きさ形状としてある。
満たした次亜塩素酸ソーダ液槽１１よりなり、包装チー
ズ７ａ、又は７ｂを浸漬できる大きさ形状としてある。
【００２２】包装チーズ７ａのフィルムチューブ５を除
去する剥皮は、人力又は自動機によるが、フィルムチュ
ーブ５の一端と、中央部を長軸に沿って切断し、その一
端側を引張れば、容易に剥皮できる。剥皮機１７によ
り、チューブフィルムを剥脱するには、チューブ包装チ
ーズ７をコンベア５３にセットした後、その両端７ｅを
回転刃５４で切断する（アルミ線による結束部を除去、
図３）。ついでチューブ包装チーズ７の長軸に沿って直
径対称的にチューブフィルムを切断線５６、５６のよう
に切断する（図４）。前記チューブ包装フィルム切断済
のチューブ包装チーズ７を剥皮ドラム５５、５５に挟み
（図５）、フルムを両側へ剥ぎ取る。前記は、剥皮の一
例であるから、この具体的構造に限定される。図中５
７、５７は吸引管である。
去する剥皮は、人力又は自動機によるが、フィルムチュ
ーブ５の一端と、中央部を長軸に沿って切断し、その一
端側を引張れば、容易に剥皮できる。剥皮機１７によ
り、チューブフィルムを剥脱するには、チューブ包装チ
ーズ７をコンベア５３にセットした後、その両端７ｅを
回転刃５４で切断する（アルミ線による結束部を除去、
図３）。ついでチューブ包装チーズ７の長軸に沿って直
径対称的にチューブフィルムを切断線５６、５６のよう
に切断する（図４）。前記チューブ包装フィルム切断済
のチューブ包装チーズ７を剥皮ドラム５５、５５に挟み
（図５）、フルムを両側へ剥ぎ取る。前記は、剥皮の一
例であるから、この具体的構造に限定される。図中５
７、５７は吸引管である。
【００２３】切断機１２は、ピアノ線３３を所定間隔で
並列架設し、前記ピアノ線３３上におかれたブロックチ
ーズ７ｃを、各ピアノ線３３の逃げ溝３４を有する加圧
盤３５で加圧すべく、加圧盤３５に流体圧シリンダ３６
のロッド３７端を連結したものである。前記切断機１２
の下方には、搬出用のコンベア３８が敷設され、前記コ
ンベア３８の終端は包装機３９に臨ませてある。包装機
３９は、分割コンベア４０と、フィルム４１をチューブ
状に成形するフィルム成型機４２、切断溶接機４３より
なり、フィルムチューブ４９の内へ、スライスチーズ７
ｄを所定数宛（例えば１０枚）送り込み、これを１０枚
毎に接着シールして包装した製品１３を得る。製品１３
は外装箱４４に入れて冷蔵保管し、注文に応じ販売店に
配送される。前記実施例において、剥皮から包装までは
無菌室５０内で行う。
並列架設し、前記ピアノ線３３上におかれたブロックチ
ーズ７ｃを、各ピアノ線３３の逃げ溝３４を有する加圧
盤３５で加圧すべく、加圧盤３５に流体圧シリンダ３６
のロッド３７端を連結したものである。前記切断機１２
の下方には、搬出用のコンベア３８が敷設され、前記コ
ンベア３８の終端は包装機３９に臨ませてある。包装機
３９は、分割コンベア４０と、フィルム４１をチューブ
状に成形するフィルム成型機４２、切断溶接機４３より
なり、フィルムチューブ４９の内へ、スライスチーズ７
ｄを所定数宛（例えば１０枚）送り込み、これを１０枚
毎に接着シールして包装した製品１３を得る。製品１３
は外装箱４４に入れて冷蔵保管し、注文に応じ販売店に
配送される。前記実施例において、剥皮から包装までは
無菌室５０内で行う。
【００２４】前記実施例において、ノズル２７からチー
ズが充填されるが、所定量に達すると、フィルムチュー
ブ５は矢示４５の方向へ１本分引き下げられ、下部フィ
ルムチューブ５ａと、上部フィルムチューブ５ｂとの間
で２箇所アルミ線６、６により結束される。そこで結束
部の中間部４６で切断すれば、下部包装チーズ７は案内
板４７に沿って自重落下し、コンベア２９上に移載され
る。この時に、上部フィルムチューブ５ｂ内には、ノズ
ル２７から溶解チーズの充填が継続されている。
ズが充填されるが、所定量に達すると、フィルムチュー
ブ５は矢示４５の方向へ１本分引き下げられ、下部フィ
ルムチューブ５ａと、上部フィルムチューブ５ｂとの間
で２箇所アルミ線６、６により結束される。そこで結束
部の中間部４６で切断すれば、下部包装チーズ７は案内
板４７に沿って自重落下し、コンベア２９上に移載され
る。この時に、上部フィルムチューブ５ｂ内には、ノズ
ル２７から溶解チーズの充填が継続されている。
【００２５】即ちポンプ２により溶解チーズを定量宛送
り、所定時間毎にフィルムチューブ５を引き下げて結束
するので、フィルムチューブ内には定量のチーズが充填
されることになる。
り、所定時間毎にフィルムチューブ５を引き下げて結束
するので、フィルムチューブ内には定量のチーズが充填
されることになる。
【００２６】前記切断機１２は、流体圧シリンダ３６に
よりロッド３７を矢示４８の方向へ押し出すことによ
り、ブロックチーズ７ｃは各ピアノ線３３により、夫々
切断される。切断後は、コンベア３８上へまとまったま
ま載置される。そこで一定数宛分割コンベア４０上へ移
行させれば、各分割数毎に包装を円滑に行うことができ
る。
よりロッド３７を矢示４８の方向へ押し出すことによ
り、ブロックチーズ７ｃは各ピアノ線３３により、夫々
切断される。切断後は、コンベア３８上へまとまったま
ま載置される。そこで一定数宛分割コンベア４０上へ移
行させれば、各分割数毎に包装を円滑に行うことができ
る。
【００２７】
【発明の効果】この発明は、チーズが高温で溶解状態に
ある間にフィルムチューブ内へ密封包装するので、成形
工程で二次汚染の恐れがなく、衛生的に取扱うことがで
きる効果がある。またフィルムチューブ包装であって、
両端はアルミ線結束である為に、使用フィルムを比較的
少なくすることができると共に、フィルムチューブの寸
法によっては、１回の充填量を多くとることができるの
で充填、シールなどが自動的、かつ能率よくできるなど
の諸効果がある。
ある間にフィルムチューブ内へ密封包装するので、成形
工程で二次汚染の恐れがなく、衛生的に取扱うことがで
きる効果がある。またフィルムチューブ包装であって、
両端はアルミ線結束である為に、使用フィルムを比較的
少なくすることができると共に、フィルムチューブの寸
法によっては、１回の充填量を多くとることができるの
で充填、シールなどが自動的、かつ能率よくできるなど
の諸効果がある。
【図１】この発明の方法の実施工程を示すブロック図。
【図２】この発明の装置の実施例を示す各装置の流れ
図。
図。
【図３】同じく自動剥皮におけるチューブ包装チーズの
端切断機の一部正面拡大図。
端切断機の一部正面拡大図。
【図４】同じくチューブ包装チーズの長軸に沿ってフィ
ルムチューブを切断した斜視図。
ルムチューブを切断した斜視図。
【図５】同じくフィルムチューブを吸引除去する図。
【図６】同じく切断機の正面拡大図。
１ ニーダー ４ 塩化ビニリデンフィルム ５ フィルムチューブ ６ アルミ線 ７ チューブ包装チーズ ８ 長方形トレー ９ 内蓋 １０ 通い箱 １１ 次亜塩素酸ソーダ液槽 １２、１８ 切断機 １３ 製品 １５ 円形パイプ １６ 冷蔵庫 １７ 剥皮機 ２５ 充填機 ２８ 結束機 ３０ 成形機 ３９ 包装機 ４３ 切断溶接機 ４９ フィルムチューブ
Claims (7)
- 【請求項１】 溶解チーズをフィルムチューブに密封包
装し、所定形状に成形冷却固化した後、表面殺菌し、つ
いで、前記フィルムチューブを剥ぎ取って、所定厚さに
スライスし、このスライスチーズを所定数宛包装するこ
とを特徴としたスライスチーズの製造方法。 - 【請求項２】 溶解チーズをフィルムチューブに密封包
装し、所定形状に成形冷却固化した後、冷蔵する。前記
冷蔵庫から取り出して表面殺菌し、ついで、前記フィル
ムチューブを剥ぎ取って、所定厚さにスライスし、この
スライスチーズを所定数宛包装することを特徴としたス
ライスチーズの製造方法。 - 【請求項３】 包装フィルムの剥ぎ取り、スライス及び
スライスチーズの包装は無菌室で行うことを特徴とした
請求項１又は２記載のスライスチーズの製造方法。 - 【請求項４】 チーズ溶解槽、溶解チーズを所定量充填
機へ移送するポンプ、溶解チーズをフィルム製の筒状袋
に包装する充填機、充填されたチーズを加圧成形・冷却
する成形機、成形された包装チーズ殺菌する殺菌機、殺
菌した包装チーズの剥皮手段、剥皮したチーズを所定の
厚さにスライスする切断手段及びスライスしたチーズを
所定枚数宛包装する包装機とを順次連結したことを特徴
とするスライスチーズの製造装置。 - 【請求項５】 チーズ溶解槽、溶解チーズを所定量充填
機へ移送するポンプ、溶解チーズをフィルム製の筒状袋
に包装する充填機、充填されたチーズを加圧成形・冷却
する成形機、成形された包装チーズを冷蔵する冷蔵庫、
冷蔵された包装チーズを取り出して殺菌する殺菌機、殺
菌した包装チーズの剥皮手段、剥皮したチーズを所定の
厚さにスライスする切断手段及びスライスしたチーズを
所定枚数宛包装する包装機とを順次連結したことを特徴
とするスライスチーズの製造装置。 - 【請求項６】 剥皮手段は人力又は自動機とした請求項
５記載のスライスチーズの製造装置。 - 【請求項７】 切断手段は、並列したワイヤーに、ブロ
ックチーズを押しつけることによりスライスする角形切
断機又は丸形切断機とした請求項５記載のスライスチー
ズの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17013192A JPH05336883A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | スライスチーズの製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17013192A JPH05336883A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | スライスチーズの製造方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05336883A true JPH05336883A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15899233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17013192A Pending JPH05336883A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | スライスチーズの製造方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05336883A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012519491A (ja) * | 2009-03-06 | 2012-08-30 | クラフト・フーヅ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・インコーポレイテッド | 具入りプロセスチーズのシートを製造するための方法および機器、ならびに具入りプロセスチーズのシート |
| JP2013017406A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Sukeetaa Kk | 固形乳製品の切断兼用保存ケース |
| JP2013090625A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-16 | Meiji Co Ltd | 食品類の切断加工装置 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP17013192A patent/JPH05336883A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012519491A (ja) * | 2009-03-06 | 2012-08-30 | クラフト・フーヅ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・インコーポレイテッド | 具入りプロセスチーズのシートを製造するための方法および機器、ならびに具入りプロセスチーズのシート |
| JP2016019534A (ja) * | 2009-03-06 | 2016-02-04 | クラフト・フーヅ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・インコーポレイテッドＫｒａｆｔ Ｆｏｏｄｓ Ｒ ＆ Ｄ， Ｉｎｃ． | 具入りプロセスチーズのシートを製造するための方法および機器、ならびに具入りプロセスチーズのシート |
| US10701950B2 (en) | 2009-03-06 | 2020-07-07 | Intercontinental Great Brands Llc | Process and a machine for producing a filled sheet of process cheese, as well as a filled sheet of process cheese |
| JP2013017406A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Sukeetaa Kk | 固形乳製品の切断兼用保存ケース |
| JP2013090625A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-16 | Meiji Co Ltd | 食品類の切断加工装置 |
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